JP2015073186A - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の画像を読み取るために原稿を搬送した際、搬送された原稿に重送が発生することがある。しかし、原稿を排出するトレイを1つしか備えていない場合は、重送によって欠落した原稿を容易に特定することができなかった。【解決手段】 搬送された原稿の重送を検知し、重送が検知された第1の原稿の画像を読み取った第1の画像データと、前記第1の原稿に後続して搬送された第2の原稿の画像を読み取った第2の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示し、ユーザに提示することを特徴とする。【選択図】 図5
Description
本発明は、重送を検知し、重送によって欠落した原稿を特定することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関するものである。
従来、原稿の画像を読み取るために原稿を搬送した際、搬送された原稿に重送が発生したことについて、超音波等を利用したセンサによって重送を検知する技術が知られている。そこで、重送を検知した原稿と、重送を検知しなかった原稿とを異なるトレイに排出し、ユーザは、重送を検知した原稿のみを取り出して、重送を検知した原稿のみについて画像の再読み取りを可能とする技術が知られている。(特許文献1参照)
上記特許文献1に記載の技術では、重送を検知した原稿は、重送を検知しなかった原稿とは異なるトレイに排出する必要がある。そのため、原稿を排出するトレイを1つしか備えていない場合は、重送によって欠落した原稿を確認するために、ユーザは、原稿と、読み取った原稿の画像データを一つ一つ照らし合わせる手間がかかっていた。
本発明の目的の一つは、以下のとおりである。搬送された原稿の重送を検知し、重送を検知した第1の原稿の画像データと、第1の原稿に続いて画像を読み取った第2の原稿の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示する。これによって、ユーザは、重送によって欠落した原稿を容易に特定することができるようにした装置や方法等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像読取装置は以下のような構成を備える。即ち、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された原稿の重送を検知する検知手段と、前記搬送手段によって搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、前記検知手段によって重送が検知された第1の原稿の画像を読み取った第1の画像データと、前記第1の原稿に続いて搬送された第2の原稿の画像を読み取った第2の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、搬送された原稿の重送を検知し、重送を検知した第1の原稿の画像データと、第1の原稿に続いて画像を読み取った第2の原稿の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示する。これにより、ユーザは、重送によって欠落した原稿を容易に特定することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムについて図1を用いて説明する。本実施形態に係る印刷システムは、原稿の画像を読み取る画像読取装置としての機能を備えるMFP100と、外部の情報処理装置であるPC101で構成される。なお、MFP(Multi Functional Peripheral)100は、画像読取装置の他に、読み取った画像データをシートに印刷する印刷装置(画像形成装置ともいう)としての機能を更に備えていてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムについて図1を用いて説明する。本実施形態に係る印刷システムは、原稿の画像を読み取る画像読取装置としての機能を備えるMFP100と、外部の情報処理装置であるPC101で構成される。なお、MFP(Multi Functional Peripheral)100は、画像読取装置の他に、読み取った画像データをシートに印刷する印刷装置(画像形成装置ともいう)としての機能を更に備えていてもよい。
MFP100は、ローカルエリアネットワーク等のLAN(Local Area Network)やインターネット等のWAN(Wide Area Network)を介してPC101と接続されており、PC101と通信を行う。また、本実施形態では、MFP100とPC101が有線LANを介して接続される例を説明するが、MFP100とPC101はUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して接続されてもよい。また、MFP100とPC101はWi−Fi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)などの無線通信によって通信可能に構成されてもよい。なお、MFP100は、カラー、或いはモノクロでプリントができればよい。
PC101は、アプリケーションソフトによって画像データを生成し、生成した画像データをMFP100に送信する。なお、本実施形態では、PC101を外部の情報処理装置の例として説明するが、PC101に限らず、PDA(personal digital assistant)やスマートフォンなどの携帯情報端末であってもよい。
本実施形態に係るMFP100は、後述するコントローラ部(制御部)110、リーダ部120、プリンタ部130、外部I/F140、操作部150、HDD160、及び、圧縮展開部170を有する。これらは電気的に接続されており、互いに制御コマンドやデータを送受信する。なお、本実施形態では、MFP100を印刷装置の例として説明するが、印刷機能があれば、SFP(Sigle Functional Peripheral)であってもよい。
リーダ部120は、コントローラ部110との通信を制御するスキャナ制御部121、原稿を給紙する原稿給紙ユニット(DFユニット)122、及び、搬送した原稿が重送していることを検知する重送検知センサ123を有する。重送検知センサ123には、例えば、超音波を利用したセンサや、光学センサ等がある。また、リーダ部120での原稿の読取指示はコントローラ部110からスキャナ制御部121を介して行われ、原稿の画像を光学的に読み取り、電気信号としての画像データに変換する。なお、本実施形態では、リーダ部120での原稿の読取指示はコントローラ部110からスキャナ制御部121を介して行われる場合について以降説明するが、このような場合に限らない。リーダ部120にスキャナ制御部121を構成として有さないMFPである場合は、リーダ部120での原稿の読取指示はコントローラ部110のCPU111から直接行われてもよい。
一方、プリンタ部130は、コントローラ部110との通信を制御するプリンタ制御部131を有する。さらに、プリンタ部130は、印刷に使用するシートを収納する複数のシート収納部(給紙段)を備えた給紙ユニット132、及び、印刷物に対してステイプル処理やシフト処理を施す排紙ユニット133を有する。また、プリンタ部130は、コントローラ部110のハードディスク(以下、HDD)160に記憶された印刷対象のジョブの印刷処理を実行する。プリンタ部130での画像データの印刷指示はコントローラ部110からプリンタ制御部131を介して行われ、画像データに基づいて、給紙段から給紙されたシートにトナーを用いて画像を形成(印刷)し、画像データの転写と定着を行う。なお、本実施形態では、プリンタ部130での画像データの印刷指示はコントローラ部110からプリンタ制御部131を介して行われる場合について以降説明するが、このような場合に限らない。プリンタ部130にプリンタ制御部131を構成として有さないMFPである場合は、プリンタ部130での画像データの印刷指示はコントローラ部110のCPU111から直接行われてもよい。
一方、コントローラ部110は、自装置内部に複数の処理対象となるジョブを記憶可能なHDD160等の不揮発メモリを備える。尚、本実施形態では、大容量かつ不揮発な記憶装置としてHDD160を例として説明するが、大容量かつ不揮発な記憶装置であるならば、SSD(Solid State Drive)などの不揮発メモリであってもよい。
コントローラ部110は、複数の機能ブロックを有する。例えば、リーダ部120で読み取った原稿の画像データをHDD160に記憶し、そのHDD160から画像データを読み出して、プリンタ部130で当該画像データをシートに印刷するコピージョブを実行することができる。また、リーダ部120で読み取った原稿の画像データをコードデータに変換し、通信部の一例である外部I/F140を介して、外部装置であるPC101に送信するスキャナ機能を実行することができる。尚、外部I/F140は、外部の装置と画像データの送受信を行うためのインタフェースであり、外部の装置とは、例えば、ファクシミリ、ネットワーク接続機器、外部専用装置などである。また、PC101から外部I/F140を介して受信したプリントジョブをHDD160に記憶し、HDD160から読み出してコードデータを画像データに変換して、プリンタ部130で当該画像データをシートに印刷する印刷機能を実行することができる。
また、コントローラ部110は、CPU111、ROM115、RAM114、リーダI/F112、及びプリンタI/F113を有する。
CPU111は、このMFP100が備える各種ユニットの処理や動作等を制御する。ROM115は、読み出し専用のメモリであり、ブートシーケンスやフォント情報等のプログラムを予め記憶している。一方、RAM114は、読み出し及び書き込み可能なメモリであり、リーダ部120や外部I/F140より送られてきた画像データや、各種プログラムや設定情報等を記憶する。
ROM115又はHDD160には、CPU111により実行される、後述するフローチャートの各種処理等を実行するために必要な各種の制御プログラムが記憶されている。また、ROM115には、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面)を含む、後述する操作部150の表示部に各種のUI画面を表示させるための表示制御プログラムも記憶されている。CPU111がROM115又はHDD160に記憶されているプログラムを読み出してRAM114に展開し、展開されたプログラムを実行することにより、第1の実施形態に係る各種動作をMFP100により実行させる。
また、CPU111が、外部I/F140を介して外部装置から受信したページ記述言語(以下、PDLと略す)データを解釈し、ラスタイメージデータ(ビットマップ画像データ)に展開する動作を実行するプログラム等もROM115に記憶されている。同様に、CPU111が、外部I/F140を介して外部装置から受信した印刷ジョブを解釈して処理するためのプログラム等もROM115に記憶されている。これらは、ソフトウェアによって処理される。
また、HDD160は、システムソフトウェアや、システムバス117上に配置される圧縮展開部170によって圧縮された画像データなどを格納することができる。このHDD160は、処理対象となるジョブのプリントデータ等の複数のデータを保持可能に構成されている。コントローラ部110は、リーダ部120や外部I/F140等の各種入力ユニットを介して入力された処理対象となるジョブを、このHDD160に格納し、HDD160から読み出してプリンタ部130に出力してプリントする。また、コントローラ部110は、HDD160から読み出したジョブを、外部I/F140を介して外部装置へ送信できるようにも制御する。
圧縮展開部170は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM114、HDD160に記憶されている画像データ等を圧縮したり伸張したりする処理を行い、RAM114に再度格納することが可能な画像処理ブロックを有する。この圧縮展開部170によって圧縮された画像データは、外部I/F140を介して外部装置へ送信することができる。
なお、コントローラ部110は、外部装置から画像データを外部I/F140を介して受信することができる。外部I/F140を介して受信した画像データをHDD160に格納する際において、当該画像データは圧縮展開部170によって圧縮される。一方、HDD160に格納された画像データを印刷する際において、当該画像データは圧縮展開部170によって伸長される。また、コントローラ部110は、HDD160に格納した処理対象のジョブの各種出力処理を実行する。ここではHDD160を例にして説明したが、揮発性のRAMでもよい。
リーダI/F112は画像読取装置であるリーダ部120と接続するためのインタフェースであり、プリンタI/F113は画像出力装置であるプリンタ部130と接続するためのインタフェースである。コントローラ部110は、リーダI/F112やプリンタI/F113を通じて画像データの同期系/非同期系の変換や制御を行う。
また、MFP100は、ユーザインタフェース部の一例に該当する、表示部を有する操作部150も備えている。本実施形態に係るMFP100の操作部150は、不図示の表示部とハードキーとを有する。表示部は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)と、LCD上に貼られた透明電極(静電容量方式でもよい)からなるタッチパネルシートとで構成され、LCDには操作画面やMFP100の状態が表示される。操作部150は、当該操作画面またはハードキーを介して、ユーザからの各種設定を受け付ける機能と、ユーザに情報を提供する機能とを有する。
続いて、図1に示したリーダ部120及びプリンタ部130の断面図について図2を用いて説明する。
リーダ部120における原稿給紙ユニット(DFユニット)122は、原稿台にセットされた原稿を1枚ずつ給紙し、搬送された原稿は重送検知センサ123を通過して、光学ユニット213に到達する。光学ユニット213まで搬送された原稿は排紙トレイ219に排出される。
重送検知センサ123は、原稿給紙ユニット122から給紙された原稿を搬送した際に、当該原稿に重送が発生したことを検知する。例えば、超音波を利用した重送検知センサ123では、上部センサから超音波を発信し、その変化を下部センサが感知することによって重送を検知する。そして、1枚の原稿が搬送されたときの受信強度を基準にして、実際に検出された信号がこの基準値よりも受信強度が低いときに重送として判断する。なお、重送とは、原稿給紙ユニット122から給紙した原稿を搬送した際、2枚以上の原稿の少なくとも一部が重なった状態で搬送されていることを指す。なお、本実施形態では、超音波を利用したセンサを重送検知センサ123の例として説明するが、重送を検知可能であるならば光学センサを利用してもよい。もしくは、原稿の厚みを測定し、その測定データを基準にして、原稿が重送しているかどうか判定してもよい。
原稿が光学ユニット213の上まで搬送されると、リーダ部120は、ランプ212を点灯し、光学ユニット213によって原稿に光を当てる。この時、原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218へ導かれる。そして、原稿の画像はCCD218によって読み取られる。CCD218から出力される画像データは、所定の処理が施された後、コントローラ部110へ転送される。
また、リーダ部120は、原稿給紙ユニット122とプラテンガラス211の間に置かれた原稿の画像を読み取る。その場合、リーダ部120は、ランプ212を点灯し、光学ユニット213を移動させる。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCD218へ導かれる。そして、原稿の画像はCCD218によって読み取られる。CCD218から出力される画像データは、所定の処理が施された後、コントローラ部110へ転送される。なお、反射光を集光するセンサ部は、CCD(Charge Coupled Device)センサである場合について説明したが、このような場合に限らない。センサ部はCIS(Contact Image Sensor)であってもよい。
プリンタ部130において、レーザドライバ321はレーザ発光部322を駆動するものであり、コントローラ部110から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部322に発光させる。このレーザ光は感光ドラム323に照射され、感光ドラム323にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム323の潜像の部分には現像器324によって現像剤が付着される。
また、プリンタ部130は、給紙ユニット132として、引き出し状の形状のカセット311〜314、及び手差しトレイ340を有している。カセット311〜314、及び手差しトレイ340は、複数枚のシートを保持することができる。プリンタ部130は、カセット311〜314、及び手差しトレイ340のいずれかからシートを給紙し、転写部325へ搬送路331を通して搬送する。転写部325は、感光ドラム323に付着された現像剤をシートに転写する。
現像剤が転写されたシートは搬送ベルト326によって、定着部327に搬送される。定着部327は、熱と圧力により現像剤をシートに定着する。その後、定着部327を通過したシートは、搬送路335、搬送路334を通り排出される。シートの印字面を反転して排出する場合、シートは、搬送路336を通して搬送路338まで導かれる。そこからシートは、逆方向に搬送され、搬送路337、搬送路334を通して搬送可能である。
また、両面印刷が設定されている場合、シートは、定着部327を通過したあと、搬送路336を通って、フラッパ329によって搬送路333に導かれる。その後、シートは逆方向に搬送され、フラッパ329によって、搬送路338に導かれた後、再給紙搬送路332に導かれる。再給紙搬送路332に導かれたシートは、上述したタイミングで搬送路331を通り、転写部325まで搬送され、転写部325によってシートの第2面に現像剤が転写される。そして、シートは、定着部327を通して搬送路334に導かれる。
片面印刷であるか、両面印刷であるかにかかわらず、搬送路334を通して搬送されたシートは排紙ユニット133へ搬送される。
排紙ユニット133へ搬送されたシートは、まず排紙ユニット133のバッファユニット401に送られる。ここでは、場合に応じて搬送されてきたシートを、バッファローラに巻きつけてバッファリングする。例えば、この下流で行われるステイプル等処理に時間がかかる場合は、このバッファユニット401を利用することによって本体から搬送されてくるシートの搬送間隔を調整することができる。
そして、シートは、この後、上流排出ローラ対402、下流排出ローラ対403によって搬送路404を経由し、スタックトレイ405に積まれる。スタックトレイ405に1部数のシート束が積載されたら、積載されたシート束は搬送路408を経由して、排紙トレイ407に排出される。
シフトするよう指定されている場合、スタックトレイ405に積載されたシートの束を、直前に排紙したシートの束に対してずらし、排紙トレイ407に排出することによって部の切れ目が、ユーザにとってわかりやすくなる。
ステイプルするよう指定されている場合、上流排出ローラ対402で搬送され、下流排出ローラ対403によって搬送路404を経由して、スタックトレイ405に積まれたシート束に対してステイプルユニット406によってステイプル処理が行われる。綴じられたシート束は、下流排出ローラ対403により排紙トレイ407に排出される。
なお、本実施形態では、現像器324と感光ドラム323を1つずつ備えるモノクロ機を用いて説明するが、本発明は、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラック用に現像器と感光ドラムを4つずつ備えるカラー機に適用してもよい。また、本実施形態では、電子写真方式で画像をシートに印刷する方法について説明するが、インクジェット方式であってもよい。また、画像を印刷することができるものであれば、その他の方法であってもよい。
以上説明した機能を備えるMFP100において、第1の実施形態では、搬送された原稿の重送を検知した場合に、重送を検知した原稿の画像データと、重送を検知した原稿に続いて画像を読み取った原稿の画像データとを操作部150に並べて表示する。そして、ユーザは、操作部150に表示された双方の画像データを見比べて、重送によって欠落した原稿を容易に特定することができるようにする場合について以降説明を進める。
第1の実施形態に係るMFP100において、原稿の画像の読み取りに係る一連の処理を図3に用いたフローチャートを用いて説明する。図3のフローチャートに示す処理は、操作部150にコピーを実行するための画面が表示されていて、原稿給紙ユニット(DFユニット)122に原稿がセットされた状態で、CPU111によって開始される。なお、図3のフローチャートの各処理は、CPU111が、ROM115又はHDD160から読み出されてRAM114に展開されたプログラムを実行することによって実現される。
まず、S301において、操作部150の不図示のハードキーの押下によって、コピーの実行指示を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定されたならば、S302に進む。一方、コピーの実行指示を受け付けるまでS301に留まる。
S302において、リーダ部120によって読み取った原稿の枚数を表すカウンタの値をゼロに初期化して、S303に進む。なお、カウンタの値はRAM114に記憶される。
S303において、ユーザによって原稿給紙ユニット122にセットされた原稿の搬送を開始して、S304に進む。
S304において、搬送された当該原稿の画像をリーダ部120によって読み取って、S305に進む。
S305において、S304で読み取った当該原稿の画像データをHDD160に記憶して、S306に進む。
S306において、当該原稿が読み取られたことを表すため、カウンタの値を1だけカウントアップして更新し、307に進む。なお、更新後のカウンタの値はRAM114に記憶される。
S307において、重送検知センサ123によって当該原稿の搬送中に原稿の重送を検知したか否かを判定する。検知したと判定されたならば、S308に進む。一方、S検知していないと判定されたならば、S309に進む。
S308において、図6(A)に示す重送箇所テーブル600に対して、重送を検知した箇所としてS306で更新したカウンタの値を登録して、S309に進む。なお、重送箇所テーブル600は、重送を検知した順番を表す番号601と、重送を検知した原稿はS304で読み取った原稿のうちの何枚目に当たるかを表す重送検知箇所602で構成されており、重送箇所テーブル600はRAM114に記憶される。
S309において、S303で搬送を開始した当該原稿を排紙トレイ219に排出して、S310に進む。
S310において、原稿給紙ユニット122にセットされたすべての原稿が排紙トレイ219に排出されたか否かを判定する。すべての原稿が排出されたと判定されたならば、S400に進む。一方、すべての原稿が排出されていないと判定されたならば、S303に戻って以降の処理を進める。
S400において、原稿給紙ユニット122にセットされた原稿のうち、リーダ部120によって読み取られた原稿の画像データの印刷処理を実行する。なお、S400における処理の詳細は図4のフローチャートを用いて後述する。S400の処理の後、原稿の画像の読み取りに係る一連の処理を終了する。
続いて、第1の実施形態に係るMFP100において、読み取った原稿の画像データの印刷に係る一連の処理を図4に用いたフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートの各処理は、CPU111が、ROM115又はHDD160から読み出されてRAM114に展開されたプログラムを実行することによって実現される。
まず、S401において、1部目の印刷が終了したか否かを判定する。なお、1部目の印刷が終了したか否かの判定を行う理由は、複数部の印刷を行う設定がされていて、かつ、重送によって欠落した原稿が存在する場合は、すべての部数に対して重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を実行しなければならなくなる。したがって、リカバリ処理を行うためのユーザの負担を最小に抑えるために、1部目の印刷が終了した段階で重送によって欠落したすべての原稿の画像データのリカバリ処理を行う必要がある。S401での判定の結果、1部目の印刷が終了していないと判定されたならば、S402に進む。S402において、リーダ部120によって読み取られて、HDD160に記憶された画像データを1つ取得して、S403に進む。
S403において、プリンタ部130によって、給紙ユニット132から給紙されたシートに対してS402で取得された画像データの印刷を実行して、S404に進む。
S404において、RAM114に記憶された重送箇所テーブル600における重送を検知した順番を表す番号601を参照し、S402で取得された画像データは重送を検知した箇所の画像データであるか否かを判定する。重送の検知箇所の画像データであると判定されたならば、S405に進む。一方、重送の検知箇所の画像データでないと判定されたならば、S401に戻って以降の処理を進める。
S405において、S402で取得された画像データを印刷したシートの後ろに色紙等のユーザが識別可能なシート(挿入紙)を挿入する挿入制御処理を行う。このように挿入紙を挿入することによって、重送を検知した箇所の画像データを印刷したシートを特定可能にし、図5のフローチャートを用いて後述するリカバリ処理(S500)で読み取った画像データを印刷したシートとの丁合を容易に行えるようになる。なお、識別可能なシート(挿入紙)を挿入するのではなく、排紙ユニット133によってシフト制御処理を行うことによって、重送を検知した箇所の画像データを印刷したシートを特定可能にしてもよい。即ち、重送を検知した箇所の画像データを印刷したシートを、重送を検知していない画像データを印刷したシートの束に対してずらした状態で排紙トレイ407に排出することによって、重送を検知した箇所の画像データを印刷したシートを特定可能である。S405における処理の後、S401に戻って以降の処理を進める。
S401での判定の結果、1部目の印刷が終了したと判定されたならば、S406に進む。
S406において、RAM114に記憶された重送箇所テーブル600を参照し、重送箇所テーブル600に重送検知箇所602が登録されているか否かを判定する。登録されていると判定されたならば、S500に進む。一方、登録されてないと判定されたならば、読み取った原稿の画像データの印刷に係る一連の処理を終了する。
S500において、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を実行して、S407に進む。なお、S500における処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて後述する。
S407において、HDD160に記憶されているリカバリした画像データを取得して、S408に進む。
S408において、プリンタ部130によって、給紙ユニット132から給紙されたシートに対してリカバリした画像データの印刷を実行して、読み取った原稿の画像データの印刷に係る一連の処理を終了する。
続いて、第1の実施形態に係るMFP100において、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリに係る一連の処理を図5に用いたフローチャートを用いて説明する。なお、図5のフローチャートの各処理は、CPU111が、ROM115又はHDD160から読み出されてRAM114に展開されたプログラムを実行することによって実現される。
S501において、重送箇所テーブル600に登録された重送検知箇所602の1つについて、HDD160に記憶された重送検知箇所602の原稿の画像データ(以下、「第1の画像データ」と呼ぶ)を取得して、S502に進む。図6(A)の重送箇所テーブル600の例では、重送を検知した順番(No.1)における重送検知箇所が3枚目であるため、読み取った原稿の3枚目の画像データを取得する。
S502において、当該重送検知箇所の原稿の次に読み取った原稿の画像データ(以下、「第2の画像データ」と呼ぶ)を取得して、S503に進む。例えば、当該重送検知箇所が3枚目である場合は、読み取った原稿の4枚目の画像データを取得する。
S503において、S501で取得した第1の画像データと、S502で取得した第2の画像データを、図7(A)に示すように重送が発生したことを示す情報とともに操作部150に表示して、S504に進む。図7(A)の確認画面700の例では、重送が発生したことを示す情報として、メッセージを表示するとともに、701は第1の画像データを、702は第2の画像データをプレビュー表示している。ユーザは、701及び702のプレビュー表示によって、第1の画像データと第2の画像データから重送によって欠落した原稿を特定することが可能である。なお、重送が発生したことを示す情報として、操作部150(確認画面700)上にメッセージを表示する場合について例示したが、これに限らない。メッセージの代わりに、もしくは、メッセージとともに、アイコンや記号等の情報を操作部150(確認画面700)上に表示してもよい。また、情報として、音やランプによって与えられる情報を用いてもよい。
なお、特に不定形サイズのシートの読み取り時は重送検知画像が不明瞭になることがある。そのような場合、重送検知画像である第1の画像データをユーザは正しく認識できないため、重送によって欠落した原稿をそのまま特定できないことがある。そこで、そのような場合は、ユーザは703のボタンを押下し、当該重送検知箇所の原稿の前に読み取った原稿の画像データをプレビュー表示させるよう指示する。これによって、当該重送検知箇所の原稿の前に読み取った原稿の画像データを順次プレビュー表示することができ、重送によって欠落した原稿を特定できるようになる。また、仮に、第1の画像データと第2の画像データが同一もしくは類似であるために、重送によって欠落した原稿をそのまま特定できないことがある。そのような場合は、ユーザは704のボタンを押下し、当該重送検知箇所の原稿の次に読み取った原稿の画像データをプレビュー表示させるよう指示する。これによって、図7(B)に示すように、当該重送検知箇所の原稿の次以降に読み取った原稿の画像データ710を順次プレビュー表示することができる。
S504において、重送によって欠落した原稿の読み取りを行う指示をユーザから受け付けたか否かを判定する。図7(A)の確認画面700の例では、705のボタンは重送エラーを無視する、即ち、重送によって欠落した原稿の読み取りを行わないことを指示する。一方。706のボタンは欠落ページのスキャンを開始する、即ち、重送によって欠落した原稿の読み取りを行うことを指示する。
S504での判定の結果、706のボタンの押下によって、重送によって欠落した原稿の読み取りを行う指示を受け付けたと判定されたならば、S505に進む。一方、705のボタンの押下によって、重送によって欠落した原稿の読み取りを行う指示を受け付けてないと判定されたならば、S507に進む。
S505において、ユーザによって原稿給紙ユニット122にセットされた、重送によって欠落した原稿の搬送を開始して、S506に進む。なお、重送検知画像が不明瞭であった場合は、画像データのリカバリを行うために、重送によって欠落した原稿とともに重送を検知した原稿を原稿給紙ユニット122にセットしてもよい。
S506において、重送によって欠落した原稿の画像をリーダ部120によって読み取って、S507に進む。なお、重送を検知した原稿も原稿給紙ユニット122にセットされていた場合は、重送を検知した原稿の画像もリーダ部120によって読み取られる。
S507において、S501で対象とした重送検知箇所を重送箇所テーブル600から削除して、S508に進む。図6(A)の重送箇所テーブル600の例では、重送を検知した順番(No.1)における重送検知箇所(3枚目)が削除されて、図6(B)に示すように重送を検知した順番(No.1)の重送検知箇所は7枚目に繰り上がる。
S508において、重送箇所テーブル600に重送検知箇所が他に登録されているか否かを判定する。登録されていると判定されたならば、S501に戻って以降の処理を進める。一方、登録されていないと判定されたならば、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリに係る一連の処理を終了する。
以上説明したように第1の実施形態では、搬送した原稿の重送を検知した場合に、重送エラーが発生したことをユーザに通知する。さらに、重送を検知した原稿の画像データと、重送を検知した原稿の次に読み取った原稿の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに操作部150にプレビュー表示する。これによって、原稿を排出するトレイを1つしか備えていない場合であっても、ユーザは、重送によって欠落した原稿を容易に特定することができる。
また、重送を検知してない原稿の画像データの印刷を先に行い、2部目の印刷を開始する前に、ユーザは、重送によって欠落した原稿を再度読み込んでリカバリ処理を行う。そして、重送によって欠落した原稿の画像データのみを後で印刷して、重送を検知していない原稿の画像データを印刷したシートと丁合すればよい。これによって、搬送した原稿の重送を検知した場合であっても印刷動作を止める必要がないため、生産性を向上させることができる。
なお、第1の実施形態では、原稿給紙ユニット122にセットされたすべての原稿が排出された後にS400の印刷処理を実行する場合について説明したが、搬送された原稿の画像を読み取るごとに、読み取った原稿の画像データの印刷処理を順次開始してもよい。
[第2の実施形態]
前述した第1の実施形態では、重送を検知してない原稿の画像データの印刷を先に行い、2部目の印刷を開始する前に、重送によって欠落した原稿の画像データをリカバリした。そして、重送によって欠落した原稿の画像データの印刷を後で行う場合について説明した。
前述した第1の実施形態では、重送を検知してない原稿の画像データの印刷を先に行い、2部目の印刷を開始する前に、重送によって欠落した原稿の画像データをリカバリした。そして、重送によって欠落した原稿の画像データの印刷を後で行う場合について説明した。
一方、両面設定、ページレイアウト設定、もしくは、ステイプル処理等を行う製本設定等がされているジョブでは、原稿給紙ユニット122にセットされた原稿の順番で、原稿の画像データを読み取って印刷を行う必要がある。
そこで、第2の実施形態では、重送を検知したときに印刷を継続するジョブであるか否かを判定する。そして、重送を検知したときに印刷を継続しないジョブでは、重送を検知した都度、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を行う場合について図8を用いて以降説明する。
第2の実施形態である印刷システムの構成は、第1の実施形態と同様に、印刷装置であるMFP100と、外部の情報処理装置であるPC101で構成される。また、第2の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図、及び、MFPの構成を示す断面図は第1の実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
第2の実施形態に係るMFP100による処理を説明するための一連のフローチャートは第1の実施形態で説明した図3、図4、図5と同様であるため詳細は省略し、第2の実施形態において第1の実施形態と差分となる処理を中心に以降説明する。
第2の実施形態において、読み取った原稿の画像データの印刷に係る一連の処理(S400)、及び、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリに係る一連の処理(S500)は、第1の実施形態で説明した図4及び図5と同様であるため詳細は省略する。
一方、第2の実施形態に係るMFP100において、原稿の画像の読み取りに係る一連の処理は、第1の実施形態で説明した図3のフローチャートとは差分となる処理を中心に、図8に示したフローチャートを用いて説明する。なお、図8において、第1の実施形態で説明した図3のフローチャートと同様の処理を行うステップは同じステップ番号を付しており、同様の処理を行うステップの説明は省略する。
第2の実施形態では、S310でNOと判定された場合に、S303に戻るのではなく、S801に進む。
S801において、重送を検知したときに印刷を継続するジョブであるか否かを判定する。なお、重送を検知したときに印刷を継続するジョブとは、原稿給紙ユニット122にセットされた原稿の順番(即ち、原稿の画像を読み取った順番)で、印刷を行う必要がないジョブのことを指す。一方、重送を検知したときに印刷を継続しないジョブとは、両面設定、ページレイアウト設定、製本設定など、原稿給紙ユニット122にセットされた原稿の順番(即ち、原稿の画像を読み取った順番)で、印刷を行う必要があるジョブのことを指す。
S801での判定の結果、重送を検知したときに印刷を継続するジョブであると判定されたならば、S303に戻って以降の処理を進める。一方、S801でNOと判定されたならば、S500に進む。
S500において、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を実行した後、S303に戻って以降の処理を進める。
以上が、原稿の画像の読み取りに係る一連の処理において、第1の実施形態とは差分となる処理の詳細である。
以上説明したように第2の実施形態では、重送を検知したときに印刷を継続するジョブであるか否かを考慮した上で、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理、及び、重送によって欠落した原稿の画像データの印刷を行う。これによって、重送の発生が原因によるユーザの意図しない印刷物が出力されてしまうことを防ぐことができる。
なお、第2の実施形態では、重送を検知したときに印刷を継続するジョブであるか否かを判定した。そして、印刷を継続するジョブであると判定された場合は、読み取った原稿の画像データの印刷処理を実行した後に、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を行った。
一方、印刷を継続しないジョブであると判定された場合は、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を実行した後に、原稿の搬送を再開し、搬送された原稿の画像の読み取りを再開する場合について説明したが、このような場合に限らない。
例えば、重送を検知したときに原稿の搬送を継続し、搬送された原稿の画像の読み取りを継続するか否かをユーザが予め設定できるようにし、当該ユーザの設定に基づいて、搬送された原稿の読み取り処理を制御してもよい。即ち、原稿の画像の読み取りを継続する設定がされていると判定された場合は、原稿給紙ユニット122にセットされたすべての原稿が排出された後に、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を行う。一方、原稿の画像の読み取りを継続しない設定がされていると判定された場合は、重送によって欠落した原稿の画像データのリカバリ処理を実行した後に、原稿の搬送を再開し、搬送された原稿の画像の読み取りを再開する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、本実施形態では、MFP100のコントローラ部110のCPU111が上記各種制御の主体となっていたが、MFP100と別筐体の外付けコントローラ等の印刷制御装置によって、上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
(その他の実施形態)
本実施形態におけるフローチャートに示す機能は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をコンピュータパソコン等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。また、複数のCPUで分散処理をすることでも実現できる。
本実施形態におけるフローチャートに示す機能は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をコンピュータパソコン等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。また、複数のCPUで分散処理をすることでも実現できる。
Claims (14)
- 原稿を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送された原稿の重送を検知する検知手段と、
前記搬送手段によって搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記検知手段によって重送が検知された第1の原稿の画像を読み取った第1の画像データと、前記第1の原稿に続いて搬送された第2の原稿の画像を読み取った第2の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記検知手段によって重送が検知された場合に、原稿の重送によって読み取られなかった原稿の画像の読み取りを更に行うよう指示する指示手段を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記表示手段は、前記第1の原稿の前に読み取った原稿の画像データを表示するよう指示されたことに従って、前記第1の原稿の前に読み取った原稿の画像データを表示する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記表示手段は、前記第2の原稿の後に読み取った原稿の画像データを表示するよう指示されたことに従って、前記第2の原稿の後に読み取った原稿の画像データを表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記読取手段によって読み取った原稿の画像データをシートに印刷する印刷手段を更に有し、
前記表示手段は、前記印刷手段によって1部目の印刷が終了した後に、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを表示する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記検知手段によって重送が検知された場合に、前記読取手段による原稿の画像の読み取りを継続するか否かを判定する判定手段を更に有し、
前記表示手段は、前記判定手段によって継続すると判定された場合に、前記読取手段によって前記第1の原稿の画像及び前記第2の原稿の画像を読み取った後に、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを表示し、前記判定手段によって継続しないと判定された場合に、前記検知手段によって重送が検知されたことに従って、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを表示する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記読取手段によって読み取った原稿の画像データをシートに印刷する印刷手段を更に有し、
前記表示手段は、前記判定手段によって継続すると判定された場合に、前記印刷手段によって1部目の印刷が終了した後に、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。 - 前記判定手段は、前記読取手段によって原稿の画像を読み取った順番で印刷する必要があるジョブである場合に、前記読取手段による原稿の画像の読み取りを継続しないと判定する
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像読取装置。 - 前記読取手段によって原稿の画像を読み取った順番で印刷する必要があるジョブとは、両面設定、ページレイアウト設定、又は、製本設定のいずれかの設定を含むジョブである
ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。 - 前記検知手段によって重送が検知された場合に、前記印刷手段によって前記第1の画像データを印刷したシートと前記第2の画像データを印刷したシートとの間に識別可能なシートを挿入するよう制御する挿入制御手段を更に有する
ことを特徴とする請求項5又は7に記載の画像読取装置。 - 前記検知手段によって重送が検知された場合に、前記印刷手段によって前記第1の画像データを印刷したシートと前記第2の画像データを印刷したシートとをシフトさせた状態で排出するよう制御するシフト制御手段を更に有する
ことを特徴とする請求項5又は7に記載の画像読取装置。 - 原稿を搬送する搬送工程と、
前記搬送工程によって搬送された原稿の重送を検知する検知工程と、
前記搬送工程によって搬送された原稿の画像を読み取る読取工程と、
前記検知工程によって重送が検知された第1の原稿の画像を読み取った第1の画像データと、前記第1の原稿に続いて搬送された第2の原稿の画像を読み取った第2の画像データとを、重送が発生したことを示す情報とともに表示する表示工程と、
を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - 請求項12に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項13に記載のプログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013207424A JP2015073186A (ja) | 2013-10-02 | 2013-10-02 | 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013207424A JP2015073186A (ja) | 2013-10-02 | 2013-10-02 | 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11375076B2 (en) | 2020-03-31 | 2022-06-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Reading device conveying and reading original document including a plurality of original sheets set in stacked state and detecting occurrence of a double-feed of double-fed sheets |
-
2013
- 2013-10-02 JP JP2013207424A patent/JP2015073186A/ja active Pending
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