JP2016019098A - ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】完了時刻が指定されているジョブが実行待ちの状態であって、且つ、新たに受け付けた後続の印刷ジョブに対して割込印刷や優先印刷を指示された場合であっても、完了時刻が指定されているジョブを指定された時刻までに完了する装置、方法を提供する。【解決手段】ジョブの実行を終了させる時刻が設定された第1のジョブを、ジョブを順次実行するための記憶部に記憶した後に、時刻が設定されていない第2のジョブを第1のジョブより先に実行させるための指示を受け付ける。そして、指示を受け付けたことに従って、前記時刻までに第1のジョブの実行が終了するか否かを判定する。前記時刻までに第1のジョブの実行が終了しないと判定された場合は、第2のジョブを第1のジョブより先に実行させない。【選択図】図10

Description

本発明は、ジョブを実行可能なジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
印刷ジョブを順次実行するためのジョブ管理テーブルに印刷ジョブを登録する印刷装置がある。この印刷装置は、ジョブ管理テーブルに登録されている印刷ジョブに対して、ユーザによって割込印刷が指示された場合、当該印刷ジョブをジョブ管理テーブルの先頭に配置する。また、この印刷装置は、ジョブ管理テーブルに登録されている印刷ジョブに対して、ユーザによって優先印刷が指示された場合、当該印刷ジョブをジョブ管理テーブルの先頭から2番目に配置する。(特許文献1参照)
また、ユーザの所望する時刻にジョブの実行を完了させるために、ユーザによってジョブの完了時刻を指定する画像形成装置がある。この画像形成装置は、完了時刻が指定されているジョブを新たに受け付けた場合、当該ジョブの完了時刻を予測する。そして、この画像形成装置は、指定された時刻までに当該ジョブが完了しないと予測した場合、指定された時刻までに当該ジョブが完了できるようにするために、当該ジョブの実行順序を繰り上げる。(特許文献2参照)
特開2013−129091号公報 特開2010−140284号公報
完了時刻が指定されているジョブが実行待ちの状態であって、且つ、新たに受け付けた後続の印刷ジョブに対して割込印刷や優先印刷を指示された場合であっても、完了時刻が指定されているジョブは、指定された時刻までに完了できなければならない。
上記特許文献2に記載の画像形成装置では、指定された時刻までに当該ジョブが完了できるようにするために、当該ジョブの実行順序を繰り上げた後に、新たに受け付ける後続の印刷ジョブに対して割込印刷等が指示される場合について何ら考慮がされていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。ジョブの実行を終了させる時刻が設定されている第1のジョブに対し、後続する第2のジョブを先に実行させるよう指示を受け付けた場合に、設定された時刻までに第1のジョブの実行を終了できるようにする装置や方法等を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るジョブ処理装置は以下のような構成を備える。即ち、ジョブを順次実行するために記憶する記憶手段と、ジョブの実行を終了させる時刻を設定する設定手段と、前記設定手段によって前記時刻が設定されている第1のジョブを前記記憶手段に記憶した後に、前記設定手段によって前記時刻が設定されていない第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させるための指示を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記設定手段によって設定された前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了しないと判定された場合に、前記第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させないよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ジョブの実行を終了させる時刻が設定されている第1のジョブに対し、後続する第2のジョブを先に実行させるよう指示を受け付けた場合に、設定された時刻までに第1のジョブの実行を終了できるようにすることができる。
本実施形態に係るジョブ処理システムを示すブロック図である。 本実施形態に係るMFPの構成を示す断面図である。 本実施形態に係るMFPの操作部の上面図である。 第1の実施形態に係るジョブのエントリ、及びキューのデータ構造を説明するための図である。 第1の実施形態に係る画面を説明するための図である。 第1の実施形態に係る画面を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る画面を説明するための図である。 第1の実施形態に係る画面を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る画面を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るジョブ処理システムについて図1を用いて説明する。
第1の実施形態では、コントローラ部107のCPU101は、ジョブの実行を終了させる時刻が設定されている第1のジョブに対し、後続する第2のジョブを先に実行させるための指示を受け付ける。そして、CPU101は、当該指示を受け付けた場合に、設定された時刻までに第1のジョブの実行を終了できるようにするために、第2のジョブを第1のジョブよりも先に実行させないよう制御するものである。
以下、詳細に説明する。
本実施形態に係るジョブ処理システムは、ジョブ処理装置の一例であるMFP2001と、外部装置であるPC(コンピュータ)2003、ファクシミリ2004で構成される。尚、MFPとは、Multi Functional Peripheralのことである。
尚、MFP2001は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取機能と、生成した画像データに基づいて画像をシートに印刷する印刷機能(コピー機能)を備えている。また、MFP2001は、PC2003等の外部装置から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブに基づいて文字や画像をシートに印刷する印刷機能(PCプリント機能)を備えている。
即ち、MFP2001はジョブ処理装置としての役割の他に、画像読取装置や印刷装置としての役割を果たしている。尚、画像読取装置は、原稿を読み取って画像データを生成し、生成した画像データをPC2003へ送信するスキャナであってもよい。また、画像読取装置は、生成した画像データをPC2003へ送信するのではなく、USB(Universal Serial Bus)等の着脱可能な外部メモリに保存するスキャナであってもよい。
MFP2001は、PC2003と、ローカルエリアネットワーク等のLAN2005(Local Area Network)を介して接続されており、PC2003と通信を行う。
また、MFP2001は、ファクシミリ2004と、公衆回線2006を介して接続されており、ファクシミリ2004と通信を行う。
PC2003は、LAN2005等のネットワークを介してMFP2001に印刷ジョブを投入する。そして、MFP2001は、LAN2005等のネットワークを介してPC2003から投入された印刷ジョブを処理する。
尚、本実施形態では、MFP2001とPC2003がLAN2005を介して接続されている例を説明するが、MFP2001とPC2003はインターネット等のWANを介して接続されていてもよい。もしくは、MFP2001とPC2003は、USBケーブルを介して接続されてもよい。また、MFP2001とPC2003は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)などの無線通信によって通信可能に構成されてもよい。
また、PC2003は、アプリケーションソフトによって画像データを生成し、生成した画像データをMFP2001に送信する。尚、本実施形態では、外部装置としてPC2003を例に挙げて説明するが、これに限らずに、PDA(personal digital assistant)やスマートフォン等の携帯情報端末、ネットワーク接続機器、又は外部専用装置等であっても良い。
MFP2001は、後述するコントローラ部(制御部)107、スキャナ部111、プリンタ部121、ネットワークI/F140、ハードディスク(HDD)150、操作部160、及び、回線I/F170を有する。これらは電気的に接続されており、互いに制御コマンドやデータを送受信する。
通信部の一例であるネットワークI/F140は、PC2003と制御コマンドや画像データの送受信を行うためのインタフェースである。一方、通信部の一例である回線I/F170は、コントローラ部107を公衆回線2006に接続するためのインタフェースである。
コントローラ部107は、複数の機能ブロックとして、CPU101、ROM102、画像処理部103、RAM104、圧縮展開部108、スキャナI/F110、プリンタI/F120、及び、I/O制御部130を有する。これらは、バスコントローラ105を介して電気的に接続されており、互いに制御コマンドやデータを送受信する。
CPU101は、MFP2001が備える、スキャナ部111、プリンタ部121、及び、各種ユニット(給送ユニット123等)の処理や動作等を制御する。
ROM102は、読み出し専用のメモリであり、ブートシーケンスやフォント情報等のプログラムを予め記憶している。
RAM104は、読み出し及び書き込み可能なメモリであり、スキャナ部111やネットワークI/F140より送られてきた画像データや、各種プログラムや設定情報等を記憶する。尚、RAM104は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ROM102又はHDD150には、CPU101により実行される、後述するフローチャートの各種処理等を実行するために必要な各種の制御プログラムが記憶されている。また、ROM102又はHDD150には、ユーザインタフェース画面(以下、UI画面)を含む、後述する操作部160の表示部に各種のUI画面を表示させるための表示制御プログラムも記憶されている。CPU101が、ROM102又はHDD150に記憶されているプログラムを読み出して、RAM104に当該プログラムを展開することにより、本実施形態に係る各種動作を実行する。
また、CPU101が、ネットワークI/F140を介してPC2003から受信したページ記述言語データを解釈し、ラスタイメージデータ(ビットマップ画像データ)に展開する動作を実行するプログラム等もROM102又はHDD150に記憶されている。これらは、ソフトウェアによって処理される。尚、ページ記述言語(Page Description Language)は、PDLと略す。
スキャナI/F110は画像読取装置であるスキャナ部111と接続するためのインタフェースである。一方、プリンタI/F120は画像出力装置であるプリンタ部121と接続するためのインタフェースである。コントローラ部107は、スキャナI/F110やプリンタI/F120を通じて画像データの同期系/非同期系の変換や制御を行う。
また、MFP2001は、記憶部の一例として、実行対象のジョブを記憶するHDD150等の不揮発性メモリを備えている。HDD150は、システムソフトウェアや、ジョブのプリントデータや、後述する画像処理部112によってRGBの信号に変換された画像データや、後述する圧縮展開部108によって圧縮された画像データ等の複数のデータを格納する。尚、本実施形態では、大容量かつ不揮発な記憶装置の例としてHDD150について説明したが、これに限らない。大容量かつ不揮発な記憶装置であるならば、SSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリであってもよい。
コントローラ部107は、複数の機能を有する。例えば、コントローラ部107は、スキャナ部111で読み取った原稿203の画像データをHDD150に記憶する。そして、コントローラ部107は、HDD150から画像データを読み出す。もしくは、コントローラ部107は、PC2003からネットワークI/F140を介して受信した印刷ジョブをHDD150に記憶する。そして、コントローラ部107は、HDD150からコードデータを読み出して、画像データに変換する。
更に、コントローラ部107は、プリンタ部121で当該画像データに基づいて画像をシート201に印刷するプリント機能を実行する。もしくは、コントローラ部107は、スキャナ部111で読み取った原稿203の画像データをコードデータに変換し、ネットワークI/F140を介して、PC2003に送信するスキャナ送信機能を実行する。
スキャナ部111は、画像処理部112、A/D変換部113、CCDセンサ部114、原稿検知センサ115、CPU116、モータ制御部117、及びモータ118を有する。また、スキャナ部111は、I/O制御部130におけるシリアル通信コントローラ131を介して電気的に接続されている。
原稿検知センサ115は、原稿給送トレイ202上に原稿203が載置されていることを検知する。尚、原稿検知センサ115による検知信号は、コントローラ部107のスキャナI/F110及びバスコントローラ105を介して、CPU101に伝達される。
モータ118は、スキャナ部111の後述する原稿給送ローラ204、搬送ローラ206、大ローラ208、ローラ209、ローラ210、ローラ211、及び原稿排出ローラ対207の回転を行うために駆動される。また、モータ118は、スキャナ部111の後述する露光部213、及びミラーユニット214の移動を行うために駆動される。
尚、モータ118による原稿給送ローラ204、搬送ローラ206、大ローラ208、ローラ209、及び原稿排出ローラ対207等の回転指示は、CPU101からモータ制御部117を介して行われる場合について説明するが、これに限らない。モータ118による原稿給送ローラ204、搬送ローラ206、大ローラ208、ローラ209、及び原稿排出ローラ対207等の回転指示は、スキャナ部111のCPU116から直接行われてもよい。
同様に、モータ118による露光部213、及びミラーユニット214等の移動指示は、CPU101からモータ制御部117を介して行われる場合について説明するが、これに限らない。モータ118による露光部213、及びミラーユニット214等の移動指示は、スキャナ部111のCPU116から直接行われてもよい。
CCDセンサ部114で読み取られた原稿203の画像データは、A/D変換部113によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。その後、デジタル信号は画像処理部112によってRGBの信号に変換される。RGBの信号は、コントローラ部107のスキャナI/F110、及びバスコントローラ105を介して、RAM104に一時格納される。そして、コントローラ部107のCPU101の制御により、画像データはI/O制御部130を介してHDD150に保存される。
HDD150に保存された画像データを印刷する場合、コントローラ部107のCPU101の制御によって、HDD150に保存された画像データはRAM104に一時保存される。一時保存された画像データは、その後、画像処理部103によってRGB→CMYK変換などの色空間変換などが行われた後、プリンタI/F120を介してプリンタ部121へ転送される。尚、プリンタ部121は、コントローラ部107との通信を制御するプリンタ制御部122を有する。さらに、プリンタ部121は、印刷に使用するシート201を収納する複数のカセットや手差しトレイを備えた給送ユニット(シート収納部)123を有する。また、プリンタ部121は、I/O制御部130におけるシリアル通信コントローラ131を介して電気的に接続されている。
プリンタ部121では、HDD150に記憶された印刷対象のジョブの印刷処理を実行する。なお、HDD150に記憶された印刷対象のジョブは、当該ジョブの実行指示を受け付けることによって、ジョブを順次実行するためのキュー(通常キュー410、又は、割込キュー420)に投入される。尚、通常キュー410及び割込キュー420の詳細については、それぞれ図4(B)及び図4(C)で後述する。
プリンタ部121での画像データの印刷指示はコントローラ部107からプリンタ制御部122を介して行われる。プリンタ部121は、給送ユニット123から給送されたシート201に画像データに基づいて形成されたトナー(現像剤)画像の転写と定着を行い、シート201にトナーを用いて画像を形成(印刷)する。尚、転写と定着の詳細は、図2で後述する。
圧縮展開部108は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM104、HDD150に記憶されている画像データ等を圧縮したり伸張したりする処理を行い、RAM104に再度格納する画像処理ブロックを有する。圧縮展開部108によって圧縮された画像データは、ネットワークI/F140を介してPC2003へ送信する。
尚、コントローラ部107は、ネットワークI/F140を介して、PC2003から画像データを受信する。そして、コントローラ部107は、ネットワークI/F140を介して受信した画像データをHDD150に格納する際に、当該画像データを圧縮展開部108によって圧縮する。一方、コントローラ部107は、HDD150に格納された画像データに基づいて画像をシート201に印刷する際に、当該画像データを圧縮展開部108によって伸張する。
操作部160は、ユーザインタフェース部の一例に該当する。尚、操作部160の上面図を図3に示す。図3に示されるように、操作部160は、表示部301とキー入力部302とを有する。また、操作部160は、表示部301又はキー入力部302を介して、ユーザからの各種設定を受け付ける機能を有する。また、操作部160は、表示部301を介して、ユーザに情報を提供する機能を有する。
尚、表示部301は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)と、LCD上に貼られた透明電極(静電容量方式でもよい)とを有するタッチパネルシートとで構成される。LCDには、操作画面が表示される他、MFP2001の状態が表示される。
キー入力部302は、ハードキーで構成される。ハードキーには、例えば、ジョブの実行を指示するためのスタートキー303がある。
続いて、図1に示したスキャナ部111及びプリンタ部121の断面図を図2に示す。尚、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)によって原稿203の画像の読み取り動作(以降、スキャンと呼ぶ)を行う場合について以降説明する。尚、原稿検知センサ115によって原稿給送トレイ202上に原稿203が載置されていることが検知されている場合に、スキャンの実行指示をユーザから受け付けたことに従って、スキャンが開始される。
原稿給送トレイ202上に載置された原稿203は、対になっている原稿給送ローラ204と分離パッド205によって1枚ずつ搬送されて、搬送ローラ206で装置内に送られる。搬送ローラ206により搬送された原稿203は、原稿通過検知センサ216によって検出される。そして、検出時間に基づいて1枚目の原稿203の通過が終了したか否かを判定する。
搬送ローラ206で装置内に送られた原稿203は、大ローラ208とローラ209によって搬送され、更に、大ローラ208とローラ210によって搬送される。そして、原稿ガラス212に接触する形で原稿ガイド板217との間を通って搬送された原稿203は、ジャンプ台218を経由した後、大ローラ208とローラ211によって更に搬送されて、原稿排出ローラ対207により原稿排出トレイ237に排出される。
尚、原稿給送ローラ204、搬送ローラ206、大ローラ208、ローラ209、ローラ210、ローラ211、及び原稿排出ローラ対207は、モータ118による駆動によってそれぞれ回転される。
尚、原稿203が原稿ガラス212上を通過する際に、原稿ガラス212に接している面が露光部213によって露光されて、原稿203の画像が主走査方向、及び、副走査方向に対して読み取られる。その結果得られる原稿203からの反射光が複数のミラーを介してミラーユニット214に伝達される。そして、伝達された反射光はレンズ215を通過し、集光されて、CCD(Charge Coupled Device)センサ部114によって電気信号に変換される。CCDセンサ部114から出力される画像データは、前述した所定の処理が施された後、コントローラ部107へ転送される。
尚、本実施形態では、スキャナ部111が備える光学系は、原稿203からの反射光をCCDセンサ上に結像する縮小光学系である場合について説明したが、これに限らない。スキャナ部111が備える光学系は、原稿203からの反射光をCIS(Contact Image Sensor)上に結像する等倍光学系であってもよい。
尚、スキャナ部111によって実行される原稿203の画像の読み取り動作は、光学系の位置を固定し、ADFによって原稿203を搬送させながら、原稿203の画像を読み取る場合(ADF読みと呼ぶ)について説明したが、これに限らない。原稿220をプラテンガラス221(原稿台)に載置し、原稿220の位置を固定させ、モータ118の駆動により光学系を移動させることによって原稿220の画像を読み取ってもよい(圧板読みと呼ぶ)。
続いて、プリンタ部121に転送された画像データに基づいて画像をシート201に出力する動作について以降説明する。
プリンタ部121に転送された画像データは、レーザユニット222によって画像データに応じたレーザ光への変換が行われる。そして、このレーザ光は感光体ドラム223〜226に照射され、感光体ドラム223〜226にはレーザ光に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム223〜226の潜像の部分には、現像ユニット227〜230によってトナー(現像剤)が付着される。尚、カラー機では、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラック用に、感光体ドラム及び現像ユニットは4つずつ備えている。
また、プリンタ部121は、給送ユニット123を備え、給送ユニット123は、シート収納部として、カセット251〜254、及び、手差しトレイ250を有している。尚、カセット251〜254は、引き出し式の形状になっており、複数枚(例えば、600枚)のシート201を収納することができる。一方、手差しトレイ250は、差し込み式の形状になっており、複数枚(例えば、100枚)のシート201を収納することができる。尚、プリンタ部121は、カセット251〜254、及び手差しトレイ250を複数備えていてもよく、カセット251〜254、又は手差しトレイ250のうち、少なくともいずれか一つを備えていればよい。尚、本実施形態におけるMFP2001では、例えば、4つのカセット251〜254と、1つの手差しトレイ250を備えているものとして以降説明を進める。
尚、カセット251〜254は、カセット251〜254に収納されているシート201の残量を検知するための残量検知センサ124を備えている。尚、残量検知センサ124は、カセット251〜254の各々に設けられており、カセット251〜254の各々に収納されているシート201の残量を検知することができる。尚、残量検知センサ124によって検知される各カセットのシートの残量の情報は、HDD150に記憶される。
残量検知センサ124は、例えば、カセット251〜254に収納されているシート201の残量を3段階(フル:100%、残量小:25%、残量極めて小:5%未満、残量なし:0%)で検知する。フル(100%)とは、例えば、600枚のシート201が収納された状態である。残量小(25%)とは、例えば、150枚のシート201が収納された状態である。残量極めて小(5%未満)とは、例えば、30枚未満のシート201が収納された状態である。残量なし(0%)とは、例えば、カセット251〜254にシート201が収納されていない状態、つまり、0枚を意味する。尚、残量検知センサ124による残量検知の精度を上げることによって、例えば、カセット251〜254に収納されているシート201の残量を25枚単位で検知できるようにしてもよい。
プリンタ部121は、カセット251〜254、及び、手差しトレイ250のいずれかからシート201を給送する。そして、給送されたシート201に対して、感光体ドラム223〜226に付着したトナー(現像剤)をシート201に転写した後、当該シート201を定着器233に搬送する。そして、熱と圧力によりトナー(現像剤)をシート201に定着する。定着器233を通過したシート201は、搬送ローラ234、235によって排出トレイ236に排出される。
尚、本実施形態に係るMFP2001は、感光体ドラム及び現像ユニットを4つずつ備えるカラー機である場合について説明したが、これに限らない。MFP2001は、感光体ドラムと現像ユニットを1つずつ備えるモノクロ機であっても、本発明を同様に適用できる。また、本実施形態に係るMFP2001では、電子写真方式で画像をシート201に印刷する方法について説明したが、これに限らない。画像をシート201に印刷することができるものであれば、例えばインクジェット方式等であってもよく、その他の方法(例えば、熱転写方式等)であってもよい。
続いて、HDD150に記憶される実行対象のジョブのデータ構造について図4(A)を用いて説明する。尚、HDD150に記憶される実行対象のジョブとは、例えば、「コピージョブ」、「PDLジョブ」、「ファクス受信ジョブ」、及び「データ送信ジョブ」等である。
コピージョブとは、ユーザによって設定されたコピー設定と、スキャナ部111によってスキャンされた原稿203の画像データとを取得し、取得したコピー設定及び画像データに従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷するジョブのことである。尚、コピー設定は、表示部301に表示される不図示のコピー実行画面を介して任意に設定される。
一方、PDLジョブとは、ネットワークI/F140を介してPC2003からPDLデータを受信し、受信したPDLデータを解析することで展開された画像データ及び印刷設定に従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷するジョブのことである。
一方、ファクス受信ジョブとは、ファクシミリ2004から回線I/F170を介して画像データを受信し、受信した画像データに従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷するジョブのことである。
一方、データ送信ジョブとは、スキャナ部111によってスキャンされた原稿203の画像データをHDD150に記憶した後、ネットワークI/F140を介して当該画像データをPC2003に送信するジョブのことである。
尚、HDD150に記憶される実行対象のジョブは、図4(A)に示すエントリ400の構造をしている。尚、HDD150に記憶されている実行対象のジョブの数だけエントリ400が存在する。エントリ400は、ジョブID401、ジョブ名402、ジョブ属性403、及びジョブデータ404等から構成される。ジョブID401、ジョブ名402、ジョブ属性403、及びジョブデータ404は、エントリ400のそれぞれに対応づけてHDD150に記憶される。
エントリ400内のジョブID401には、ユニークなIDが記憶される。CPU101は、ジョブID401によってジョブを識別し、ジョブを一意に特定する。
一方、エントリ400内のジョブ名402には、ユーザによって任意に設定されたファイル名等のジョブの名称が記憶される。
一方、エントリ400内のジョブ属性403には、当該ジョブで定義されている各種のジョブの属性値(ジョブ種)が記憶される。例えば、ジョブ属性403として、例えば、「コピー」、「PDL」、「ファクス受信」、及び「データ送信」等のジョブの種別に関する属性値が記憶される。
また、ジョブ属性403として、例えば、「ジョブ実行中」、「ジョブ実行待ち」、及び「ジョブ中断中」等のジョブのステータスに関する属性値が記憶される。
また、ジョブ属性403として、例えば、ジョブを終了させる時刻として任意に指定された時刻(以降、指定終了時刻と呼ぶ)に関する属性値が記憶される。尚、ユーザは、表示部301に表示される図5に示す設定画面500によって、指定終了時刻を任意に設定可能である。尚、図5に示す設定画面500の例では、指定終了時刻として「2013年12月1日の13時00分」に設定されている。即ち、当該時刻に終了するよう設定されたジョブは、2013年12月1日の13時00分までにジョブの実行を完了すべきことを表している。尚、図5に示す設定画面500による指定終了時刻の設定の仕方として、ユーザは、例えば「2時間後」といったように現在時刻に対する相対的な時間を設定してもよい。尚、設定画面500上でユーザによって設定された指定終了時刻は、HDD150に保存される。
また、ジョブ属性403として、例えば、ジョブの実行に係る所要時間に関する属性値が記憶される。尚、ジョブの実行に係る所要時間は、ページサイズ、色空間、解像度ごとに平均的な1ページあたりの所要時間に対して、ジョブの実行によって処理されるジョブデータのページサイズや色空間等の情報を照合することによって、予測値として算出される。
尚、HDD150に記憶される実行対象のジョブが「コピージョブ」や「PDLジョブ」等の印刷が行われるジョブである場合、ジョブ属性403として、ジョブの実行によって使用されるシートの枚数やトナー量に関する属性値が更に記憶される。
続いて、通常キュー410及び割込キュー420のデータ構造について、それぞれ図4(B)及び図4(C)を用いて説明する。尚、図4(B)の例では、記憶領域4101が通常キュー410の先頭である。また、図4(C)の例では、記憶領域4201が割込キュー420の先頭である。
尚、図4(B)の例では、記憶領域4101〜4105に示すように、5つのジョブのための記憶領域があるが、HDD150の記憶容量に従って適切な数の記憶領域が用意される。また、図4(C)の例では、記憶領域4201〜4205に示すように、5つのジョブのための記憶領域があるが、HDD150の記憶容量に従って適切な数の記憶領域が用意される。
CPU101は、実行指示を受け付けたジョブに関して、当該ジョブに係る設定を解析した後、当該ジョブを通常キュー410に投入する。尚、通常キュー410に新規に投入されたジョブは、通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックされる。
仮に、通常キュー410にジョブが1つもスタックされていない場合、通常キュー410に新規に投入されたジョブは、通常キュー410の先頭の記憶領域4101にスタックされる。そして、通常キュー410に続いて投入されたジョブは、通常キュー410の記憶領域4102にスタックされる。尚、図4(B)の例では、通常キュー410の記憶領域4101〜4104にジョブがスタックされている。CPU101は、通常キュー410の記憶領域4101にスタックされているジョブから順番にジョブを実行する。
尚、記憶領域4101に、例えば、コピージョブがスタックされている場合、CPU101は、スキャンした画像データをHDD150から取得し、当該画像データ及びコピー設定に従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷する。
一方、記憶領域4101に、例えば、PDLジョブがスタックされている場合、CPU101は、PDLデータを解析する。そして、CPU101は、PDLデータの解析によって展開した画像データ及び印刷設定に従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷する。
一方、記憶領域4101に、例えば、ファクス受信ジョブがスタックされている場合、CPU101は、ファクシミリ2004から回線I/F170を介して受信された画像データに従って、プリンタ部121によってシートに画像を印刷する。
一方、記憶領域4101に、例えば、データ送信ジョブがスタックされている場合、CPU101は、HDD150に記憶されている画像データを、ネットワークI/F140を介してPC2003に送信する。
尚、記憶領域4101にスタックされているジョブのステータスが「ジョブ実行中」である場合、記憶領域4102〜4104にスタックされているそれぞれのジョブのステータスは「ジョブ実行待ち」となる。尚、実行中であったジョブの実行が終了することによって、当該ジョブは通常キュー410から削除される。そのため、通常キュー410内のジョブは順番が繰り上がる(例えば、記憶領域4102に前回スタックされていたジョブは、記憶領域4101に今回スタックされる)。そして、後続のジョブ(即ち、記憶領域4101に今回スタックされているジョブ)の実行が開始されることになる。
尚、通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブに対して、ユーザは、当該ジョブを実行する順番を前に割り込むよう指示することが可能である。通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブに対して割り込み実行指示がなされた場合、CPU101は、当該ジョブを割込キュー420に新規に投入する。尚、割込キュー420の記憶領域4201にスタックされているジョブがある場合(即ち、割り込み指示されたジョブが実行中である場合)、割込キュー420に新規に投入されたジョブは、割込キュー420の末尾の記憶領域にスタックされる。一方、割込キュー420の記憶領域4201にスタックされているジョブがない場合、割込キュー420に新規に投入されたジョブは、割込キュー420の先頭の記憶領域4201にスタックされる。
尚、図4(B)の例では、割込キュー420の記憶領域4201〜4202にジョブがスタックされている。CPU101は、割込キュー420の記憶領域4201にスタックされているジョブから順番にジョブを実行する。そして、記憶領域4201にスタックされているジョブの実行が終了することによって、当該ジョブは割込キュー420から削除される。そのため、割込キュー420内のジョブは順番が繰り上がる(例えば、記憶領域4202に前回スタックされていたジョブは、記憶領域4201に今回スタックされる)。そして、後続のジョブ(即ち、記憶領域4201に今回スタックされているジョブ)の実行が開始されることになる。
尚、CPU101は、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブを、通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブよりも先に実行する。CPU101は、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブを順次実行する。そして、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブの実行が終了し、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブが無くなった場合に、CPU101は、続いて通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブを順次実行する。
一方、通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブに対して、ユーザは、当該ジョブを実行する順番を優先するよう指示することが可能である。通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブに対して優先実行指示がなされた場合、CPU101は、通常キュー410の先頭から2番目(即ち、通常キュー410の記憶領域4102)に当該ジョブをスタックする。
尚、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域にスタックされる各々のジョブは、ジョブを識別するためのIDを持つ。CPU101は、ジョブID401をキーとして、記憶領域にスタックされているジョブのIDの値と同じ値を持つジョブID401から特定されるエントリ400のジョブ属性403やジョブデータ404を取得する。
尚、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域には、ジョブデータ404が存在しないものとして以降説明を進めるが、これに限らない。エントリ400内のジョブデータ404のコピー等により、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域にジョブデータ404が存在していても良い。
尚、割り込み実行指示や優先実行指示は、通常キュー410の記憶領域にスタックされているジョブに対して行われる場合について説明したが、これに限らない。ジョブ投入時に割り込み実行指示が行われることによって、当該ジョブを通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックすることなしに、直接、当該ジョブを割込キュー420の記憶領域にスタックしてもよい。また、ジョブ投入時に優先実行指示が行われることによって、当該ジョブを通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックすることなしに、直接、当該ジョブを通常キュー410の先頭から2番目(即ち、記憶領域4102)にスタックしてもよい。
尚、ユーザは、通常キュー410又は割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブ(例えば、コピージョブ)のステータスを、表示部301に表示される図6に示すステータス画面600によって確認することができる。尚、ステータス画面600は、例えば、表示部301に表示される不図示のコピー実行画面を介して呼び出すことが可能である。
ステータス画面600には、例えば、ジョブ種601、指定終了時刻602、ステータス603、及び、実行待ち時間604等が表示される。
尚、ジョブ種601は、前述したジョブのエントリ400内のジョブ属性403から参照される値である。即ち、ジョブ種601は、「コピー」、「PDL」、「ファクス受信」、及び「データ送信」等のジョブの種別に関する属性値のことである。
また、指定終了時刻602は、エントリ400内のジョブ属性403から参照される値である。即ち、指定終了時刻602は、図5に示す設定画面500によってユーザが任意に設定した指定終了時刻のことである。
また、ステータス603は、エントリ400内のジョブ属性403から参照される値である。即ち、ステータス603は、「ジョブ実行中」、「ジョブ実行待ち」、及び「ジョブ中断中」等のジョブのステータスに関する属性値のことである。
また、実行待ち時間604は、現在時刻に対して何分後にジョブが実行されるかを表す時間のことである。尚、CPU101は、エントリ400内のジョブ属性403を参照し、実行待ちのジョブのそれぞれの実行に係る所要時間の総和を算出することによって、実行待ち時間604を決定する。
尚、ステータス画面600上で網かけ表示(605)されているジョブは、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブであることを表している。
尚、ユーザによって、ステータス画面600上でジョブが選択されて、且つ、割込実行ボタン610が押下されることによって、割込キュー420への当該ジョブの投入が受け付けられる。尚、ステータス画面600上で網かけ表示(605)されているジョブが選択されている場合、割込実行ボタン610はグレイアウトされるため、ユーザは割込実行ボタン610を押下することができない。なぜなら、当該ジョブは、既に割込キュー420の記憶領域にスタックされているからである。
尚、割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブの実行中は、更にジョブを割り込ませることができない。そのため、割込実行ボタン610がグレイアウトされて、ユーザは割込実行ボタン610を押下することができない。また、ユーザは、ステータス画面600上でジョブを選択し、優先実行ボタン620を押下することによって、通常キュー410の先頭から2番目(即ち、通常キュー410の記憶領域4102)に当該ジョブをスタックさせることが可能となる。尚、ステータス画面600上で網かけ表示(605)されているジョブが選択されている場合、優先実行ボタン620はグレイアウトされるため、ユーザは優先実行ボタン620を押下することができない。なぜなら、当該ジョブは、既に割込キュー420の記憶領域にスタックされているからである。
また、ユーザは、ステータス画面600上の閉じるボタン630を押下することによって、ステータス画面600を閉じて不図示のコピー実行画面の表示に戻すよう指示することができる。
第1の実施形態では、コントローラ部107のCPU101は、ジョブの実行を終了させる時刻が設定されている第1のジョブ(時刻指定ジョブと呼ぶ)に対し、後続する第2のジョブを先に実行させるための指示(割込実行指示又は優先実行指示)を受け付ける。そして、CPU101は、割込実行指示又は優先実行指示を受け付けた場合に、設定された時刻までに第1のジョブの実行を終了できるようにするために、第2のジョブを第1のジョブよりも先に実行させないよう制御するものである。
以下にその詳細を説明する。
第1の実施形態に係るMFP2001において、時刻指定ジョブとしてコピージョブの実行指示を受け付けて、実行指示を受け付けたコピージョブを通常キュー410の記憶領域にスタックする一連の処理の詳細を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。この処理は、コントローラ部107のCPU101が、ROM102又はHDD150から読み出してRAM104に展開された制御プログラムを実行することで行われる。尚、この処理は、例えば、表示部301に図5に示す設定画面500が表示されている状態で開始される。
S701で、CPU101は、時刻指定ジョブとしてコピージョブの実行指示を受け付けたか否かを判定する。尚、ユーザは、図5に示す設定画面500によって指定終了時刻を設定し、キー入力部302上のスタートキー303を押下することによって、時刻指定ジョブの実行を指示することが可能である。
CPU101は、実行指示を受け付けたと判定した場合(S701でYES)、S702に処理を進める。一方、CPU101は、実行指示を受け付けたと判定するまで、S701の処理を繰り返す。
S702で、CPU101は、S701で実行指示を受け付けたコピージョブの実行によって使用されるシートの枚数、及び、当該コピージョブの実行に係る所要時間を取得して、S703に処理を進める。尚、CPU101は、ページサイズ、色空間、解像度ごとに平均的な1ページあたりの所要時間に対して、当該コピージョブの実行によって処理されるジョブデータのページサイズや色空間等の情報を照合する。そして、CPU101は、当該コピージョブの実行に係る所要時間を予測値として算出する。
S703で、CPU101は、S701で実行指示を受け付けたコピージョブを指定された時刻までに終了させることが可能か否かを判定する。尚、指定された時刻までに当該コピージョブを終了可能か否かは、実行中のジョブの実行に係る所要時間、実行待ちのジョブの実行に係る所要時間、S702で取得された当該コピージョブの実行に係る所要時間、及び、現在時刻に基づいて判断される。尚、CPU101は、実行中のジョブに係る所要時間、及び、実行待ちのジョブの実行に係る所要時間を、HDD150に記憶されているエントリ400内のジョブ属性403から取得可能である。
CPU101は、終了させることが可能であると判定した場合(S703でYES)、S704に処理を進める。一方、CPU101は、S703でNOと判定した場合、S711に処理を進める。
S704で、CPU101は、カセット251〜254に収納されているシート201の枚数をHDD150から取得して、S705に処理を進める。尚、カセット251〜254に収納されているシート201の枚数は、カセット251〜254の各々に設けられている残量検知センサ124によって検知可能である。
S705で、CPU101は、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブがシートに画像を印刷する動作を伴うジョブである場合、これらのジョブの実行によって使用されるシートの枚数を取得して、S706に処理を進める。尚、シート201に画像を印刷する動作を伴うジョブとは、ジョブの種別として、例えば「コピージョブ」、「PDLジョブ」、「ファクス受信ジョブ」等のことである。
尚、CPU101は、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブの実行によって使用されるシートの枚数を、HDD150に記憶されているエントリ400内のジョブ属性403から取得可能である。
S706で、CPU101は、S704で取得されたシートの枚数、及びS705で取得されたシートの枚数に基づいて、シートの残量が充分であるか否かを判定する。尚、シートの残量が充分であるとは、通常キュー410や割込キュー420の記憶領域にスタックされているジョブの実行の途中で、シートの残量無しの発生によりジョブの実行が中断されることはないと予測されることを意味する。
CPU101は、シートの残量が充分であると判定した場合(S706でYES)、S710に処理を進める。一方、CPU101は、S706でNOと判定した場合、S707に処理を進める。
S707で、CPU101は、シートの残量が不足するためにカセット251〜254にシートを補充するようユーザに通知するための図8に示す警告画面800を表示部301に表示して、S708に処理を進める。尚、このようにカセット251〜254にシートを補充するようユーザに促すのは、シートの残量無しの発生によりジョブの実行が中断されたことが原因で、指定された時刻までに時刻指定ジョブが終了しなくなることを防ぐためである。
S708で、CPU101は、警告画面800が表示部301に表示されてから、所定時間が経過したか否かを判定する。尚、所定時間が経過したか否かは、コントローラ部107が備える不図示のタイマによって判断可能である。尚、所定時間は、固定の値であってもよく、不図示の設定画面によってユーザが任意に設定可能であってもよい。CPU101は、所定時間が経過したと判定した場合(S708でYES)、S711に処理を進める。一方、S708でNOと判定した場合、S709に処理を進める。
S709で、CPU101は、カセット251〜254にシートが充分に補充されたか否かを判定する。尚、カセット251〜254にシートが補充された場合は、残量検知センサ124によってカセット251〜254に収納されているシートの枚数が再度検知される。そして、CPU101は、S704で取得されたシートの枚数の情報、及びS705で取得されたシートの枚数の情報に基づいて、シートの残量が充分であるか否かを再度判定することになる。
CPU101は、シートが充分に補充されたと判定した場合(S709でYES)、S710に処理を進める。一方、CPU101は、S709でNOと判定した場合、S708に処理を戻す。
S710で、CPU101は、S701で実行指示を受け付けたコピージョブを時間指定ジョブとして、通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックする。そして、S710の処理の後、図7に係る一連の処理を終了する。
S711で、CPU101は、表示部301に図9に示す警告画面900を表示して、S712に処理を進める。尚、図9に示す警告画面900は、指定された時刻までにジョブを終了することができないために、終了時刻の指定がない通常のジョブとして実行されることをユーザに通知するための画面である。
S712で、CPU101は、S701で実行指示を受け付けたコピージョブを、終了時刻の指定がない通常のジョブとして、通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックする。そして、S712の処理の後、図7に係る一連の処理を終了する。
尚、S710、又はS712によって、通常キュー410の末尾の記憶領域にスタックされた当該コピージョブは、通常キュー410内の順番が繰り上がって、通常キュー410の先頭の記憶領域にスタックされた際に実行される。
以上が、第1の実施形態において、時刻指定ジョブとしてコピージョブの実行指示を受け付けて、実行指示を受け付けたコピージョブを通常キュー410の記憶領域にスタックする一連の処理の詳細である。
例えば、現在時刻が8時57分である場合に、終了時刻を「9時00分」に指定された時刻指定ジョブとしてコピージョブの実行指示を受け付けたとする。仮に、このコピージョブの実行に係る所要時間が「5分間」である場合は、指定された時刻である9時00分までに当該コピージョブを完了することができない。そこで、表示部301に警告画面900を表示することによって、指定された時刻が無効であることをユーザに促すことができる。また、指定された時刻が無効である場合は、終了時刻の指定がない通常のジョブとしてコピージョブが実行されるため、当該コピージョブを再度投入し直すためのユーザの手間を省くことができる。
また、指定時刻までに当該コピージョブの実行を終了することができると予測されても、当該コピージョブの実行によってシートの残量が不足すると予測される場合、ジョブの中断が原因で、指定時刻までに当該コピージョブの実行を終了することができなくなる。そこで、当該コピージョブの実行によってシートの残量が不足すると予測される場合は、表示部301に警告画面800を表示することによって、カセット251〜254にシートを補充するようユーザに促すことができる。そして、ユーザによって、カセット251〜254にシートが補充されることにより、シートの残量の不足が原因でジョブが中断することを回避できる。そのため、指定された時刻までに当該コピージョブの実行を終了することができるようになる。
また、所定時間が経過してもシートの残量が未だに不足する場合は、ユーザがMFP2001の前から離れている可能性が高い。そこで、所定時間が経過した場合は、実行指示を受け付けた当該コピージョブを、終了時刻の指定がない通常のジョブとして自動的に変更することができる。
続いて、第1の実施形態に係るMFP2001おいて、コピージョブの割り込み実行を指示し、割り込み指示されたコピージョブを割込キュー420の記憶領域にスタックする一連の処理の詳細について、図10に示したフローチャートを用いて説明する。この処理は、コントローラ部107のCPU101が、ROM102又はHDD150から読み出してRAM104に展開された制御プログラムを実行することで行われる。尚、この処理は、例えば、不図示のコピー実行画面が表示部301に表示され、且つ、通常キュー410の先頭にある(即ち、通常キュー410の記憶領域4101にスタックされている)コピージョブが実行されている状態で開始される。
S1001で、CPU101は、不図示のコピー実行画面に表示される不図示のボタンがユーザによって押下されることによって、図6に示すステータス画面600の表示指示を受け付けたか否かを判定する。
CPU101は、表示指示を受け付けたと判定した場合(S1001でYES)、S1002に処理を進める。一方、CPU101は、表示指示を受け付けたと判定するまで、S1001の処理を繰り返す。
S1002で、CPU101は、表示部301に図6に示すステータス画面600を表示して、S1003に処理を進める。
S1003で、CPU101は、ステータス画面600上の閉じるボタン630がユーザによって押下されたか否かを判定する。CPU101は、押下されたと判定した場合(S1003でYES)、図10に係る一連の処理を終了する。一方、CPU101は、NOと判定した場合、S1004に処理を進める。
S1004で、CPU101は、ユーザによって、ステータス画面600上でコピージョブが選択されて、選択された当該コピージョブに対して割込実行ボタン610が押下されたか否かを判定する。尚、ステータス画面600上で網かけ表示(605)されているジョブが選択されている場合、割込実行ボタン610はグレイアウトされて、ユーザによって押下できないようになっている。CPU101は、押下されたと判定した場合(S1004でYES)、S1005に処理を進める。一方、CPU101は、NOと判定した場合、S1003に処理を戻す。
S1005で、CPU101は、ジョブの割り込みによって実行順が遅くなるジョブに、時刻指定ジョブがあるか否かを判定する。CPU101は、時刻指定ジョブがあると判定した場合(S1005でYES)、S1006に処理を進める。一方、CPU101は、S1005でNOと判定した場合、S1011に処理を進める。
S1006で、CPU101は、割り込み指示されたコピージョブの実行に係る所要時間に基づいて、割り込み指示された当該コピージョブを先に実行した場合であっても、時刻指定ジョブは指定された時刻までに終了することができるか否かを判定する。尚、CPU101は、割り込み指示された当該コピージョブの実行に係る所要時間を、HDD150に記憶されているエントリ400内のジョブ属性403から取得可能である。
CPU101は、指定された時刻までに終了可能であると判定した場合(S1006でYES)、S1007に処理を進める。一方、CPU101は、S1006でNOと判定した場合、S1014に処理を進める。
S1007で、CPU101は、割り込み指示された当該コピージョブを先に実行した場合であっても、時刻指定ジョブの実行によって使用されるシートの残量は充分であるか否かを判定する。尚、CPU101は、シートに画像を印刷する動作を伴うジョブである場合、当該ジョブの実行によって使用されるシートの枚数と、カセット251〜254の各々に収納されているシートの枚数に基づいて、シートの残量が充分であるか否かを判断可能である。尚、シート201に画像を印刷する動作を伴うジョブとは、ジョブの種別として、例えば「コピージョブ」、「PDLジョブ」、「ファクス受信ジョブ」等のことである。
CPU101は、シートの残量が充分であると判定した場合(S1007でYES)、S1011に処理を進める。一方、CPU101は、S1007でNOと判定した場合、S1008に処理を進める。
S1008で、CPU101は、シートの残量が不足するためにカセット251〜254にシートを補充するようユーザに通知するための図8に示す警告画面800を表示部301に表示して、S1009に処理を進める。尚、このようにカセット251〜254にシートを補充するようユーザに促すのは、シートの残量無しの発生によりジョブの実行が中断されたことが原因で、指定された時刻までに時刻指定ジョブが終了しなくなることを防ぐためである。
S1009で、CPU101は、警告画面800が表示部301に表示されてから、所定時間が経過したか否かを判定する。尚、所定時間が経過したか否かは、不図示のタイマによって判断可能である。尚、所定時間は、固定の値であってもよく、不図示の設定画面によってユーザが任意に設定可能であってもよい。CPU101は、所定時間が経過したと判定した場合(S1009でYES)、S1012に処理を進める。一方、S1009でNOと判定した場合、S1010に処理を進める。
S1010で、CPU101は、カセット251〜254にシートが充分に補充されたか否かを判定する。尚、カセット251〜254にシートが補充された場合は、残量検知センサ124によってカセット251〜254に収納されているシートの枚数が再度検知される。そして、CPU101は、シートに画像を印刷する動作を伴うジョブの実行によって使用されるシートの枚数と、カセット251〜254の各々に収納されているシートの枚数に基づいて、シートの残量が充分であるか否かを再度判定することになる。
CPU101は、シートが充分に補充されたと判定した場合(S1010でYES)、S1011に処理を進める。一方、CPU101は、S1010でNOと判定した場合、S1009に処理を戻す。
S1011で、CPU101は、割り込み指示された当該コピージョブを割込キュー420の記憶領域4201にスタックする。そして、S1011の処理の後、図10に係る一連の処理を終了する。
尚、通常キュー410の先頭の記憶領域4101にスタックされているジョブが実行中であった場合、S1011によって、割込キュー420の先頭の記憶領域4201に当該コピージョブがスタックされたことに従って、実行中のジョブは中断される。
尚、仮に、割込キュー420の先頭の記憶領域4201にスタックされているジョブが実行中であった場合、S1011によって、割込キュー420の末尾の記憶領域に当該コピーコピージョブがスタックされる。そして、割込キュー420の末尾の記憶領域にスタックされた当該コピージョブは、割込キュー420の先頭の記憶領域4201にスタックされた際に実行される。
S1012で、CPU101は、終了時刻が指定されたジョブがあるためにジョブを割り込ませることができないことをユーザに通知するための図11に示す警告画面を表示部301に表示して、S1013に処理を進める。
S1013で、CPU101は、割り込み指示された当該コピージョブについて、割り込み指示をキャンセルする(即ち、ジョブの実行順を変更しない)。そして、S1013の処理の後、図10に係る一連の処理を終了する。
以上が、第1の実施形態において、コピージョブの割り込み実行を指示し、割り込み指示されたコピージョブを割込キュー420の記憶領域にスタックする一連の処理の詳細である。
例えば、終了時刻を「9時00分」に指定された時刻指定ジョブが通常キュー410の記憶領域4102にスタックされているとする。そして、例えば、通常キュー410の記憶領域4105にスタックされているジョブに対して、ジョブの割り込みが指示された場合、この時刻指定ジョブの実行順は2番目から3番目に変更される。仮に、この時刻指定ジョブを9時00分までに終了することができないと予測される場合は、表示部301に警告画面900を表示することによって、ジョブの割り込み指示が無効であることをユーザに促すことができる。一方、仮に、時刻指定ジョブを9時00分までに終了することができると予測される場合は、現在実行しているジョブを中断し、割り込み指示されたジョブを先に実行させることができる。
このように、時刻指定ジョブに対し、後続するジョブの割り込みを実行する場合は、ジョブの実行を終了すべき時刻までに時刻指定ジョブを終了することをユーザに保証することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
尚、図7で説明したフローチャートでは、時刻指定ジョブとしてコピージョブの実行指示を受け付けて、実行指示を受け付けたコピージョブを通常キュー410の記憶領域にスタックする場合について説明したが、これに限らない。時刻指定ジョブとしてPDLジョブやファクス受信ジョブ等の印刷動作が含まれるジョブの実行指示を受け付けて、実行指示を受け付けたジョブを通常キュー410の記憶領域にスタックする場合についても、本発明を適用した第1の実施形態を同様に説明できる。尚、時刻指定ジョブとして印刷動作が含まれないジョブ(データ送信ジョブ等)の実行指示を受け付けて、実行指示を受け付けたジョブを通常キュー410の記憶領域にスタックする場合は、前述したS706〜S709の処理を省略する事で、同様に説明できる。
また、図10で説明したフローチャートでは、コピージョブの割り込み実行を指示し、割り込み指示されたコピージョブを割込キュー420の記憶領域にスタックする場合について説明したが、これに限らない。PDLジョブやファクス受信ジョブ等の印刷動作が含まれるジョブの割り込み実行を指示し、割り込み指示されたジョブを割込キュー420の記憶領域にスタックする場合についても、本発明を適用した第1の実施形態を同様に説明できる。尚、印刷動作が含まれないジョブ(データ送信ジョブ等)の割り込み実行を指示し、割り込み指示されたジョブを割込キュー420の記憶領域にスタックする場合は、S1007〜S1010の処理を省略する事で、同様に説明できる。また、コピージョブ、PDLジョブ、ファクス受信ジョブ等の印刷動作が含まれるジョブの優先実行を指示し、優先指示されたジョブを通常キュー410の記憶領域4102にスタックする場合についても、本発明を適用した第1の実施形態を同様に説明できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、本実施形態では、印刷動作が含まれるジョブの実行によって使用されるシートの不足によって、ジョブの実行が途中で止まらないようにする為に、CPU101は、シートの残量は充分であるか否かを判定する場合について説明したが、これに限らない。印刷動作が含まれるジョブの実行によって使用されるトナーの不足によって、ジョブの実行が途中で止まらないようにするために、CPU101は、トナーの残量は充分であるか否かを判定しても良い。この場合においても本発明を同様に適用することができる。
また、印刷動作が含まれるジョブの実行によって使用されるシート又はトナーのいずれかの不足によって、ジョブの実行が途中で止まらないようにするために、CPU101は、シート及びトナーのいずれの残量も充分であるか否かを併せて判定しても良い。尚、印刷動作が含まれるジョブの実行によって使用されるトナー量は、ジョブの実行によって使用されるシートの枚数と同様に、CPU101は、HDD150に記憶されているジョブのエントリ400内のジョブ属性403を参照する事によって取得可能である。また、トナーの残量については、プリンタ部121が備える不図示のトナー残量検知センサによって取得可能である。
また、例えば、本実施形態では、原稿給送トレイ202上に載置された原稿203の画像を原稿ガラス212上で読み取る場合について説明したが、これに限らない。原稿台に載置された原稿220の画像をプラテンガラス221上で読み取る場合についても同様に本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、外部装置としてPC2003を例に挙げて説明したが、PDAやスマートフォン等の携帯情報端末、ネットワーク接続機器、又は外部専用装置等であっても良い。
また、本実施形態では、MFP2001のコントローラ部107のCPU101が上記各種制御の主体となっていたが、MFP2001と別筐体の外付けコントローラ等の印刷制御装置によって、上記各種制御の一部又は全部を実行可能に構成しても良い。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
2001 MFP
101 CPU
107 コントローラ部
150 HDD
410 通常キュー
420 割込キュー
500 設定画面
610 割込実行ボタン
620 優先実行ボタン

Claims (11)

  1. ジョブを順次実行するために記憶する記憶手段と、
    ジョブの実行を終了させる時刻を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって前記時刻が設定されている第1のジョブを前記記憶手段に記憶した後に、前記設定手段によって前記時刻が設定されていない第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させるための指示を受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段によって前記指示を受け付けたことに従って、前記設定手段によって設定された前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了しないと判定された場合に、前記第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させないよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするジョブ処理装置。
  2. 前記判定手段によって前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了しないと判定された場合に、前記時刻までに前記第1のジョブの実行を終了できない旨をユーザに通知する通知手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段によって前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了すると判定された場合に、前記第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させるよう制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のジョブ処理装置。
  4. 前記第1のジョブ及び前記第2のジョブで使用されるシートの枚数を取得する第1の取得手段と、
    シート収納部に収納されているシートの枚数を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段によって取得されたシートの枚数が前記第1の取得手段によって取得されたシートの枚数よりも少ない場合に、前記シート収納部にシートを収納するようユーザに促す通知手段と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
  5. 前記第1のジョブ及び前記第2のジョブで使用されるトナーの量を取得する第1の取得手段と、
    前記ジョブ処理装置が備えるトナーの量を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段によって取得されたトナーの量が前記第1の取得手段によって取得されたトナーの量よりも少ない場合に、トナーを補充するようユーザに促す通知手段と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
  6. 前記記憶手段に記憶されているジョブを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されているジョブを選択する選択手段と、を更に有し、
    前記受け付け手段は、前記選択手段によって選択されたジョブに対して、前記設定手段によって前記時刻が設定されたジョブより先に実行させるための指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
  7. 前記ジョブは、コピージョブ、PDLジョブ、又は、ファクス受信ジョブのいずれかである
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
  8. ジョブの実行を終了させる時刻を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって前記時刻が設定されたジョブが前記時刻までに終了するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記時刻までに終了すると判定された場合に、前記ジョブを前記時刻が指定されたジョブとして実行し、前記判定手段によって前記時刻までに終了しないと判定された場合に、前記ジョブを前記時刻が指定されていないジョブとして実行するよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするジョブ処理装置。
  9. ジョブを順次実行するために記憶する記憶手段を有するジョブ処理装置の制御方法であって、
    ジョブの実行を終了させる時刻を設定する設定工程と、
    前記設定工程によって前記時刻が設定されている第1のジョブを前記記憶手段に記憶した後に、前記設定工程によって前記時刻が設定されていない第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させるための指示を受け付ける受け付け工程と、
    前記受け付け工程によって前記指示を受け付けたことに従って、前記設定工程によって設定された前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって前記時刻までに前記第1のジョブの実行が終了しないと判定された場合に、前記第2のジョブを前記第1のジョブより先に実行させないよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とするジョブ処理装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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