JP2007290325A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの要望や印刷条件等に応じた適切な対処が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】異常データ印刷のフラグが立っていれば(S16で「Y」)、異常データ印刷を実行する。即ち、異常データとして検出された印刷データをそのまま変換した印刷可能なデータを印刷部25に引渡し印刷処理を実行する(S12)。異常データ印刷のフラグが立っていなければ(S16で「N」)、その印刷データに対する印刷処理を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部装置から受信した印刷データに基づき被記録媒体に画像を印刷する印刷装置に関する。
プリンタ等の印刷装置は、例えばパーソナルコンピュータなどの外部装置と通信可能に接続され、この外部装置にて印刷要求された画像の印刷データを受信する形態で用いられることが多い。印刷装置は、受信した印刷データを解析し印刷処理可能なデータに変換しつつプリンタエンジンに引渡し、このプリンタエンジンによって上記変換されたデータに基づく画像を用紙上に印刷する。
ところで、このような形態で用いられる印刷装置では、例えば、プリンタエンジンが暴走したり、外部装置において上記印刷装置に対応しない他の印刷装置用のプリンタドライバで印刷要求がされたり、外部装置と印刷装置との通信接続不良が発生した場合に、上記印刷データに関係なく印刷処理が繰り返し実行されるなどの印刷異常が発生することがある。このような印刷異常が発生すると、これにユーザが気づいて停止操作をするか、或いはセットされた用紙がなくなるまで所望の画像とは異なる異常画像(例えば文字化けした画像)が印刷された用紙が大量に出力されてしまう。
そこで、下記特許文献1では、センサによって印刷処理された用紙の出力枚数をカウントし、このカウント値が印刷データのヘッダ情報に付加された印刷要求ページ数を超えた場合に、当該印刷データに対する印刷動作を強制的に停止させるようにした技術が開示されている。
特開平10−329394号公報
ところで、ユーザの要望や印刷条件(例えば印刷データの種類)等によっては、印刷異常と判定された印刷データであっても印刷処理を続行させるべき場合もある。しかしながら、上記特許文献1の技術は、印刷異常が発生した場合には一律に印刷動作を強制的に停止させる構成になっているため、上記印刷条件等に応じた適切な対処をすることができないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ユーザの要望や印刷条件等に応じた適切な対処が可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る印刷装置は、外部装置から所望の画像に基づき生成された印刷データを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記印刷データに基づき被記録媒体に画像を印刷する第1印刷部と、前記第1印刷部において前記印刷データに対応する前記所望の画像とは異なる異常画像が印刷される印刷異常の有無を判定する判定部と、前記判定部で前記印刷異常と判定された印刷データに対する印刷動作を前記第1印刷部に実行させるか停止させるかを決定する第1決定部と、前記判定部で前記印刷異常と判定された場合に、前記第1決定部での決定結果に応じた指示を前記第1印刷部に与える第1指示部と、を備える。
なお、「印刷装置」は、プリンタ(例えばレーザプリンタ)などの印刷装置だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及び読み取り機能(スキャナ機能)等を備えた複合機であってもよい。また、レーザプリンタに限らず、インクジェット式プリンタであってもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記判定部は、前記印刷データに対するデータ処理によって、当該印刷データが、前記被記録媒体の端部側のみへの画像印刷を行わせるデータであるかどうかに基づき前記印刷異常の有無を判定する構成である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記判定部は、前記印刷データに対するデータ処理によって、当該印刷データが、前記被記録媒体に対して所定割合以下の領域への画像印刷を行わせるデータであるかどうかに基づき前記印刷異常の有無を判定する構成である。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の印刷装置において、前記判定部は、前記印刷データが、前記画像印刷を2以上の基準枚数の被記録媒体に連続して行わせるデータである場合に前記印刷異常と判定する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の印刷装置において、前記基準枚数を変更する変更部を備える。
請求項6の発明は、請求項5に記載の印刷装置において、前記受信部は、互いにデータ受信形式の異なる複数の受信部であって、前記変更部は、前記複数の受信部それぞれに応じて異なる前記基準枚数に変更する。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の印刷装置において、前記印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された印刷データを記憶する記憶部を備える。
請求項8の発明は、請求項7に記載の印刷装置において、前記印刷データが前記記憶部に記憶されたことに基づき報知動作を行う報知部を備える。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8に記載の印刷装置において、前記記憶部に記憶された印刷データに基づき前記被記録媒体に画像を印刷する第2印刷部を備える。
請求項10の発明は、請求項9に記載の印刷装置において、前記第2印刷部による印刷動作の実行中に前記記憶部に記憶された印刷データを消去する消去部を備える。
請求項11の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の印刷装置において、前記印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された場合、受信した前記印刷データの残り部分について前記印刷異常の判定を行うことなく破棄する破棄部を備える。
請求項12の発明は、請求項11に記載の印刷装置において、前記印刷異常と判定された印刷データについて1ジョブ分の受信が終了した後に、前記破棄部による破棄処理を解除する解除部を備える。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載の印刷装置において、前記印刷部による印刷が行われた被記録媒体の枚数をカウントするカウンタ部と、前記印刷異常と判定された印刷データに基づき印刷された被記録媒体の枚数を、前記カウンタ部のカウント値から減算、または前記カウンタ部でカウントすることを禁止するカウント補正部とを備える。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかに記載の印刷装置において、前記判定部による判定処理を実行するかどうかを決定する第2決定部と、前記第2決定部での決定結果に応じた指示を前記判定部に与える第2指示部と、を備える。
請求項15の発明は、請求項1から請求項14のいずれかに記載の印刷装置において、作業者による操作が可能な操作部を備え、前記決定部は、前記操作部での操作に応じた決定を行う。
請求項16の発明は、請求項1から請求項15のいずれかに記載の印刷装置において、受信した前記印刷データがファクシミリデータかどうかを検知する検知部を備え、前記決定部は、前記印刷データが前記ファクリミリデータであるかどうかに応じた決定を行う。
<請求項1の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定された印刷データに対する印刷動作を第1印刷部に実行(既に印刷動作が開始されていれば続行)させるか停止させるかを第1決定部にて決定することができるから、ユーザの要望や印刷条件等に応じた適切な処理を行うことができる。
<請求項2,3の発明>
本構成によれば、印刷データのデータ処理段階で印刷異常の判定を行うため、前述の背景技術欄で挙げた特許文献1の技術とは異なり、印刷要求枚数分の被記録媒体の印刷出力を待つことなく印刷異常の判定を行うことが可能となる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、例えば、端部側のみ、または、所定割合以下の領域への画像印刷が複数枚の被記録媒体に亘って連続的に行われるような印字データであることに基づいて印刷異常を判定することで、その判定結果の信頼性を高めることができる。
<請求項5の発明>
本構成によれば、印刷異常判定時の閾値としての基準枚数を所望の値に設定変更することができる。
<請求項6の発明>
本構成によれば、例えば、印刷異常が発生しやすい受信形式で受信した印刷データについては基準枚数を小さくし、印刷異常が発生し難い受信形式で受信した印刷データについては基準枚数を大きくするなど、受信形式ごとに印刷異常の判定感度を変えることができる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された印刷データが記憶部に記憶されるから、その印刷データについて事後的に印刷処理を行ったり、その印刷データに対応する画像を表示部に表示させ、その表示結果を確認した作業者の判断によって印刷動作を行うかどうかを決定させるようにすることが可能となる。
<請求項8の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定された印刷データが記憶部に記憶されたことを作業者に知らせることができ、これによって作業者に適当な対処を促すことができる。
<請求項9の発明>
本構成によれば、一旦印刷動作を停止させた印刷データについて印刷動作を行うことができる。
<請求項10の発明>
本構成によれば、第2印刷部による印刷動作を開始して実際の印刷結果を見た後に、印刷データを消去することで印刷動作を中止することができる。
<請求項11の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された時点で、それ以降の印刷データ部分については印刷異常の判定を行うことなくデータを破棄することで、不要な判定処理を省略できる。
<請求項12の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定された印刷データの後、次のジョブとして受信される印刷データについて判定処理を行えるようになる。
<請求項13の発明>
本構成によれば、例えば被記録媒体の印刷枚数に応じて課金する課金システムに利用される印刷装置において、印刷異常が発生した被記録媒体の印刷枚数をカウントから除くことで、正常に印刷された被記録媒体の印刷枚数に応じて課金を行うことができる。
<請求項14の発明>
ユーザの要望や印刷条件等に応じて印刷異常判定の実行を行うかどうを決定することができる。
<請求項15の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定された印刷データに対する印刷動作を実行させるか停止させるかについての第1決定部での決定や、判定部による判定処理を実行するかどうかについての第2決定部での決定を、作業者の要望に応じて行うことができる。
<請求項16の発明>
本構成によれば、印刷異常と判定された印刷データに対する印刷動作を実行させるか停止させるかについての第1決定部での決定や、判定部による判定処理を実行するかどうかについての第2決定部での決定を、印刷データがファクシミリデータかどうかに応じて行うことができる。
本発明の一実施形態1を図1、図2を参照しつつ説明する。
1.本実施形態の全体構成
印刷装置としてのレーザプリンタ10は、ファクリミリ装置11(本発明の「外部装置」の一例)に交換機12を介して接続されるファクシミリ通信部13と、パーソナルコンピュータ14(本発明の「外部装置」の一例)にネットワークを介して接続されるネットワークインターフェース15と、パーソナルコンピュータ16(本発明の「外部装置」の一例)にUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して接続されるUSBコネクタ部17とを備え、これらの受信部13,15,17から受信したファクシミリデータやPCデータ(本発明の「印刷データ」の一例)に基づき被記録媒体としての用紙に画像を印刷する。
図1には、レーザプリンタ10の電気的構成を概念的に示すブロック図が示されている。同図に示すように、レーザプリンタ10は、CPU18、ROM19、RAM20、制御部21によって各構成要素を制御する制御装置22が備えられている。さらに、制御部21と電気的に接続される形態にて、メインモータ23、スキャナモータ24、印刷データに基づいて用紙に画像を印刷する印刷部25、入力パネルなどからなる操作部26、各種ランプなどからなる表示部27、各種センサなどからなる検出部28などが設けられ、これらにより制御系が構成されている。
ROM19、RAM20はCPU18に接続されており、CPU18は、ROM19に記憶された処理手順に従って、その処理結果をRAM20に記憶させながら、制御部21を介して各構成要素を制御する。
メインモータ23は、レーザプリンタ1にセットされた用紙を給紙する給紙機構などを回転させるモータである。また、スキャナモータ24は、図示しないスキャナユニット内のポリゴンミラー等を回転させるモータである。
CPU18は、予めROM19に格納されたプログラムに基づいて、メインモータ23やスキャナモータ24の駆動制御を行う。
制御部21は、CPU18からの指令に従い印刷部25を制御する。具体的には、印刷部25の制御において、スキャナユニットを構成する各部により図示しない感光ドラム表面を露光する露光制御を行ったり、この感光ドラムから用紙にトナー像を転写する際の転写バイアスの制御等を行う。
また、制御装置22には、制御部21に、上述したネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)15、ファクリミリ通信部13及びUSBコネクタ部17が接続された構成になっている。なお、ファクリミリ通信部13は、電話回線29を介して交換機12に接続されているとともに、電話回線29に接続され回線制御を行うためのNCUと、画情報を変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのモデムと、相手側通信機としてのファクシミリ装置11との間で送受信される符号化された画情報を含むデータ(ファクシミリデータ)を一時的に格納するためのバッファなどを備えている。NCUは、交換機12から送信される呼出信号や相手側通信機の電話番号等を受信すると共に、上記操作部26上に設けられたボタンの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機12へ送信したりする。更に、NCUは、通話時におけるアナログ音声信号の送受信及びファクシミリ信号の送受信を行うものである。
また、検出部28は、給紙機構によって給紙された用紙を検出する用紙検出センサ及び各種センサによって構成されており、これらセンサが、制御部21に電気的に接続されている。
CPU18は、ネットワークインターフェイス15やUSBコネクタ部17を介してパーソナルコンピュータ14,16から受信される印刷データ(以下、「プリンタデータ」という)、ファクシミリ通信部13を介してファクシミリ装置11から受信されるファクシミリデータに基づく画像を、上述のように印刷部25の各部の駆動制御を行うことにより用紙(記録面)上に形成する処理を行う。
2.CPUの制御
さて、本実施形態のレーザプリンタ1においても、例えば、プリンタエンジンが暴走したり、各パーソナルコンピュータ14,16において上記レーザプリンタ1に対応しない他の印刷装置用のプリンタドライバで印刷要求がされたり、外部装置との通信接続不良が発生したりした場合に、印刷データに関係なく印刷処理が繰り返し実行されるなどの印刷異常が発生することがある。
そこで、本実施形態では、CPU18が次に示す処理を実行する。まず、ユーザは、上記操作部26にて、後述する『印刷異常の判定』(後述のS10参照)を行うかどうか、『印刷異常データ印刷』(後述のS16参照)を行うかどうか、『異常データ記憶』(後述のS19)を行うかどうかについて設定を行うことができる。そして、外部装置から印刷データが受信されると、CPU18は、図2のフローチャートに示す処理を実行する。
CPU18は、まずS1で異常データがRAM20に記憶されているかどうかを判定する。初期段階ではRAM20に記憶された異常データがなく(S1で「N」)、S3で印刷指示する異常データがないので「N」となってS7に進み、ここで現在処理中のジョブにおいて未処理頁の印刷データがあるかどうかを判定する。未処理頁の印刷データがあれば(S7で「Y」)、S8で後述するデータ読み捨てモードのフラグが立っているかどうかを判定する。初期段階ではデータ読み捨てモードのフラグは立っていないから(S8で「N」)、S9で印刷異常判定のフラグが立っているかどうかを判定する。このフラグが立っていなければ(S9で「N」)、S12で現在処理中の1頁分の印刷データを変換した印刷可能なデータを印刷部25に引渡して用紙への印刷処理を実行させ、当該頁分の印刷データをRAM20から消去する。そして、S13で印刷処理を実行した用紙の枚数を示す印刷頁枚数のカウント値に「1」を加えて上記S7に戻る。
(1)印刷異常判定
上記操作部26での操作によってこのフラグが立っていれば(S9で「Y」)、S10,S11で印刷異常判定を行う。このとき、CPU18は、本発明の「第2決定部、第2指示部、判定部」として機能する。
この印刷異常判定は、まずS10で、受信した印刷データを解析し印刷可能なデータに変換する処理過程で、現在処理中の1頁分の印刷データに基づき展開した画像が、用紙の搬送方向先端のみに印刷される画像であるかどうかによって判定を行う。これは、上記印刷異常が実際に発生した場合、印刷データとは無関係な文字化けした異常画像が用紙の先端部分のみに印刷される動作が繰り返されることが多いため、この先端部分のみ画像印刷を行わせる印刷データを異常データとして検出するようにしている。
S10で異常データが検出されない場合には(S10で「N」)、S14で異常データが検出された連続頁数(以下、「異常データ連続頁数」という)のカウント値を「ゼロ」にクリアして上記S12への進む。一方、異常データが検出された場合には(S10で「Y」)、S15で異常データ連続頁数のカウント値に「1」を加え、S11で異常データ連続頁数のカウント値が、基準枚数(2枚以上)を超えたかどうかを判断する。
そして、異常データ連続枚数のカウント値が基準枚数を超えていない場合には(S11で「N」)、上記S12へ進む。一方、異常データ連続枚数のカウント値が基準枚数を超えた場合に、初めて現在処理中の印刷データが印刷異常を起こすデータであると判定する。
ここで、上記基準枚数については、受信部であるネットワークインターフェース15、ファクリミリ通信部13及びUSBコネクタ部17それぞれに対応した複数の設定値が例えばRAM20に予め記憶されている。本実施形態では、最も印刷異常を起こし易いのは、ネットワークインターフェース15による受信であり、次に、USBコネクタ部17による受信であり、最も印刷異常が起こり難いのがファクリミリ通信部13による受信であるとし、ネットワークインターフェース15に対応する設定値が最も小さく、それよりもUSBコネクタ部17に対応する設定値が大きく、ファクリミリ通信部13に対応する設定値が最も大きい値とされている。
そして、CPU18は、現在処理中の印刷データをネットワークインターフェース15、ファクリミリ通信部13及びUSBコネクタ部17のいずれから受けたかを判断し、それに対応する基準枚数の設定値に基づき上記印刷異常判定を実行するようになっている。なお、各基準枚数の設定値は、ユーザによる操作部26での操作によって任意の値に設定変更できるようになっている。
(2)印刷異常であると判定された後の処理
CPU18は、S16で異常データ印刷のフラグが立っているかどうかを判断し、操作部26での操作によってそのフラグが立っていれば(S16で「Y」)、異常データ印刷を実行する。即ち、異常データとして検出された印刷データをそのまま変換した印刷可能なデータを印刷部25に引渡し印刷処理を実行する(S12)。このとき、CPU18は、本発明の「第1決定部」及び「第1指示部」として機能し、印刷部25は本発明の「第1印刷部」として機能する。
なお、本実施形態では、CPU18は、印刷データをネットワークインターフェース15、ファクリミリ通信部13、USBコネクタ部17のいずれから受けたかを判断し、異常データ印刷のフラグが立っていた場合でも、印刷データがファクリミリ通信部13から受けたファクリミリデータであると判断した場合には異常データ印刷を実行し、ネットワークインターフェース15やUSBコネクタ部17から受けたPCデータであると判断した場合に異常データ印刷を実行しないように設定されている。ファクリミリデータについては通常レーザプリンタ1から離れた場所から送信されるものであり、一般的に印刷異常の有無にかかわらず印刷処理を実行することが好ましく、PCデータは通常レーザプリンタ1の近傍に配置されたパーソナルコンピュータ14,16から送信されることが多く、印刷異常になることを通知して再度印刷要求すれば済むため印刷処理を実行しないようにするのが好ましい。
異常データ印刷のフラグが立っていなければ(S16で「N」)、その印刷データに対する印刷処理を停止し、S18で印刷頁枚数のカウント値から上記基準枚数分減算し、S19へ進む。このように減算処理を行うのは、印刷頁枚数から、異常データに基づき印刷処理された用紙の枚数分を除外することで、正規に印刷を行った用紙の枚数を正確に記録するためである。これにより、レーザプリンタ1での印刷用紙枚数に応じて課金する課金システムが構成された場合に、正常に印刷された用紙の枚数に応じた課金を行うことができる。このとき、CPU18は、本発明の「カウンタ部」及び「カウント補正部」として機能する。
CPU18は、S19で異常データ記憶フラグが立っているかどうかを判断する。異常データ記憶フラグが立っていなければ(S19で「N」)、S20でデータ読み捨てモードのフラグを立てるとともに異常データをRAM20から破棄しS7に戻る。データ読み捨てモードのフラグが立てられることで、これ以降、現在処理中のジョブにおける未処理の印刷データについて印刷処理を実行せずにデータ読み捨てる処理が開始される(S8参照)。このとき、CPU18は本発明の「破棄部」として機能する。一方、上記操作部26での操作によって異常データ記憶フラグが立っていれば(S19で「Y」)、S21でRAM20の所定領域(本発明の「記憶部」の一例)に異常データを記憶しS7に戻る。
(3)RAM20に記憶された異常データに対する処理
CPU18は、再びS7に戻り、現在処理中の印刷データがなくなったときには(S7で「N」)、S22で処理済みの印刷データをRAM20から消去しS1に戻る。印刷データがまだあるときは(S7で「Y」)、データ読み捨てモードのフラグが立っていなければ(S8で「N」)S9へ進む。一方、データ読み捨てモードのフラグが立っていれば(S8で「Y」)、S23で現在処理中の印刷データがジョブの最終頁のデータかどうかを判断し、最終頁でなければ(S23で「N」)S22へ進む。これに対して、最終頁であれば(S23で「Y」)S24でデータ読み捨てモードのフラグをクリアし、S25で異常データ連続頁数のカウント値をクリアした後にS22へと進む。このように一旦立てられたデータ読み捨てモードのフラグをクリアすることにより、次のジョブに対してそのままデータ読み捨て処理が続行されることを防止できる。このとき、CPU18は、本発明の「解除部」として機能する。
CPU18は、再びS1に戻り、RAM20に記憶された異常データがあれば(S1で「Y」)、S2で異常データが記憶されていることを示すメッセージ等を例えば上記表示部27に表示させることでユーザに通知する。また、印刷データがPCデータである場合には、上記通知情報を例えばメール等によって各パーソナルコンピュータ14,16に送信する構成であってもよい。このとき、CPU18や表示部27は、本発明の「報知部」として機能する。
操作部26または各パーソナルコンピュータ14,16での操作によってRAM20に記憶された異常データを強制的に印刷する指示がされると(S3で「Y」)、CPU18は、RAM20に記憶された異常データがあれば(S4で「Y」)、その異常データを印刷可能なデータに変換し印刷部25に引き渡して用紙への印刷を実行させた後に当該異常データをRAM20から消去するとともに、これにより印刷された用紙の枚数分だけ印刷頁枚数のカウント値に加算しS1へ戻る。RAM20に記憶された異常データがなければ(S4で「N」)、異常データがないことを示すメッセージ等を上記表示部27に表示させたり、各パーソナルコンピュータ14,16に返信したりしてS1に戻る。
3.本実施形態の効果
(1)印刷異常判定は、受信した印刷データの処理過程で、現在処理中の1頁分の印刷データに基づき展開した画像が、用紙の搬送方向先端のみに印刷される画像であるかどうかによって行われる。従って、印刷データに付加された印刷要求枚数を実際の印刷出力枚数が超えたときに印刷異常と判定する構成に比べて早期に印刷異常の判定を行うことができる。
(2)本実施形態では、受信した印刷データが印刷異常を引き起こすデータであるかどうかの印刷異常判定について、1頁分の印刷データについて異常データであることを検出しただけでは印刷異常であると判定せず、連続する複数頁分の印刷データについてそれぞれ異常データが検出された場合に初めて印刷異常であると判定する構成とすることで、印刷異常判定の信頼性を向上させることができる。
(3)印刷異常と判定し、その異常データ印刷が実行された場合には、印刷頁枚数のカウント値から基準枚数分だけ減算する処理を行う構成なので、正常に印刷された用紙枚数に応じた課金を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態における印刷異常判定は、先端部分のみ画像印刷を行わせる印刷データを異常データとして検出する構成としたが、これに限らず、用紙の側端部分のみ画像印刷を行わせる印刷データや、後端部分のみ画像印刷を行わせる印刷データを異常データとして検出する構成であってもよい。更に、受信した印刷データを解析し印刷可能なデータに変換する処理過程で、現在処理中の1頁分の印刷データに基づき展開した画像の印刷範囲が、用紙上の印刷可能範囲に対して所定割合以下である場合に、その印刷データを異常データとして検出する構成であってもよい。印刷異常が発生した場合、例えば文字化けした異常画像が用紙上において先端部分ではなく、他の一部の箇所に印刷されることもあるが、上記構成によれば、このような印刷異常を起こす印刷データも異常データとして検出することができる。
(2)上記実施形態では、印刷異常判定を行うかどうかの決定を操作部26での操作によって行う構成としたが、これに限らず、図2のS9で、CPU18が、印刷データをネットワークインターフェース15、ファクリミリ通信部13、USBコネクタ部17のいずれから受けたものかを判断し、印刷データがファクリミリ通信部13から受けたファクリミリデータである場合には印刷異常判定を行わず、ネットワークインターフェース15やUSBコネクタ部17から受けたPCデータである場合に印刷異常判定を行うようにしてもよい。ファクリミリ通信部13による受信では印刷異常が発生する可能性は低く、このように印刷異常判定を行わないようにする構成とすることも有効である。
(3)上記実施形態とは異なり、1頁部の印刷データについて異常データが検出された場合に、印刷異常と判定する構成であってもよい。但し、上記実施形態の構成であれば印刷異常判定の信頼性を向上させることができる。
(4)上記実施形態では、異常データ記憶を行うかどうかを操作部26での操作に応じて決定する構成であったが、これに限らず、CPU18が、印刷データをネットワークインターフェース15、ファクリミリ通信部13、USBコネクタ部17のいずれから受けたかを判断し、印刷データがファクリミリ通信部13から受けたファクリミリデータであると判断した場合には異常データ記憶を実行し、ネットワークインターフェース15やUSBコネクタ部17から受けたPCデータであると判断した場合に異常データ記憶を実行しないようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、レーザプリンタ1を例に挙げて説明したが、インクジェットプリンタにも適用できる。この場合、印刷異常判定としては、所定時間内において印刷動作が実行された被記録媒体の枚数が所定枚数よりも多いかどうかに基づき行う構成であってもよい。印刷異常が発生した場合には用紙上の一部にしか印刷されないため、各用紙に対するインクヘッドの動作時間が正常印刷時に比べて短くなるため、所定時間内に印刷動作が実行された被記録媒体の枚数が所定枚数よりも多い場合に印刷異常と判定することが可能となる。なお、これら以外に上記特許文献1に開示された印刷異常判定であってもよい。
(6)上記実施形態において、図2のS5中に、操作部26での操作によってRAM20に記憶された異常データを消去して強制的に印刷処理を停止させる構成を加えてもよい。このような構成であれば、一旦異常データの印刷を開始させた後、実際に印刷された用紙上の印刷結果を見た上で、それ以降の異常データの印刷を停止させることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの電気的構成を概念的に示すブロック図 CPUの処理内容を示すフローチャート
符号の説明
10…レーザプリンタ(印刷装置)
11…ファクリミリ装置(外部装置)
13…ファクシミリ通信部(受信部)
14,16…パーソナルコンピュータ(外部装置)
15…ネットワークインターフェース(受信部)
17…USBコネクタ部(受信部)
18…CPU(第1決定部、第1指示部、判定部、第2決定部、第2指示部、カウンタ部、カウント補正部、破棄部、解除部、報知部)
26…操作部
20…RAM(記憶部)
25…印刷部(第1印刷部、第2印刷部)
27…表示部(報知部)

Claims (16)

  1. 外部装置から所望の画像に基づき生成された印刷データを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記印刷データに基づき被記録媒体に画像を印刷する第1印刷部と、
    前記第1印刷部において前記印刷データに対応する前記所望の画像とは異なる異常画像が印刷される印刷異常の有無を判定する判定部と、
    前記判定部で前記印刷異常と判定された印刷データに対する印刷動作を前記第1印刷部に実行させるか停止させるかを決定する第1決定部と、
    前記判定部で前記印刷異常と判定された場合に、前記第1決定部での決定結果に応じた指示を前記第1印刷部に与える第1指示部と、を備える印刷装置。
  2. 前記判定部は、前記印刷データに対するデータ処理によって、当該印刷データが、前記被記録媒体の端部側のみへの画像印刷を行わせるデータであるかどうかに基づき前記印刷異常の有無を判定する構成である請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記判定部は、前記印刷データに対するデータ処理によって、当該印刷データが、前記被記録媒体に対して所定割合以下の領域への画像印刷を行わせるデータであるかどうかに基づき前記印刷異常の有無を判定する構成である請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記判定部は、前記印刷データが、前記画像印刷を2以上の基準枚数の被記録媒体に連続して行わせるデータである場合に前記印刷異常と判定する請求項2または請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記基準枚数を変更する変更部を備える請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記受信部は、互いにデータ受信形式の異なる複数の受信部であって、
    前記変更部は、前記複数の受信部それぞれに応じて異なる前記基準枚数に変更する請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された印刷データを記憶する記憶部を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 前記印刷データが前記記憶部に記憶されたことに基づき報知動作を行う報知部を備える請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記記憶部に記憶された印刷データに基づき前記被記録媒体に画像を印刷する第2印刷部を備える請求項7または請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記第2印刷部による印刷動作の実行中に前記記憶部に記憶された印刷データを消去する消去部を備える請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷異常と判定され、かつ、その印刷動作が停止された場合、受信した前記印刷データの残り部分について前記印刷異常の判定を行うことなく破棄する破棄部を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
  12. 前記印刷異常と判定された印刷データについて1ジョブ分の受信が終了した後に、前記破棄部による破棄処理を解除する解除部を備える請求項11に記載の印刷装置。
  13. 前記印刷部による印刷が行われた被記録媒体の枚数をカウントするカウンタ部と、
    前記印刷異常と判定された印刷データに基づき印刷された被記録媒体の枚数を、前記カウンタ部のカウント値から減算、または前記カウンタ部でカウントすることを禁止するカウント補正部とを備える請求項1から請求項12のいずれかに記載の印刷装置。
  14. 前記判定部による判定処理を実行するかどうかを決定する第2決定部と、
    前記第2決定部での決定結果に応じた指示を前記判定部に与える第2指示部と、を備える請求項1から請求項13のいずれかに記載の印刷装置。
  15. 作業者による操作が可能な操作部を備え、
    前記決定部は、前記操作部での操作に応じた決定を行う請求項1から請求項14のいずれかに記載の印刷装置。
  16. 受信した前記印刷データがファクシミリデータかどうかを検知する検知部を備え、
    前記決定部は、前記印刷データが前記ファクリミリデータであるかどうかに応じた決定を行う請求項1から請求項15のいずれかに記載の印刷装置。
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