JP2009047744A - 光学系、光源装置、光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

光学系、光源装置、光走査装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源と、回折素子と、を有する構成の場合でも、環境温度変化による変動を抑制することが可能な光学系を提供する。
【解決手段】温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源(1)と、光源(1)からの光束の進行方向を変更する回折素子(3)と、を有する光学系であり、光学系の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、回折素子3の設計射出光束角をθm[rad]、回折素子3の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、光源1の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、回折素子3の構造周期をP[nm]、回折素子3の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする。−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系、光源装置に関し、特に、デジタル複写機、プリンタ等に好適な光学系、光源装置、その光学系、光源装置を有する光走査装置、画像形成装置に関するものである。
SWS(Sub Wavelength Structure:サブ波長構造)、バイナリレンズ等の回折素子は、薄型で、製造も容易で、光線の方向変化、集光、発散、合成や分岐が出来るため、近年、様々な光学系で用いられている。
また、半導体レーザは、小型で安価、低消費電力でレーザ光が得られる光源として、様々な光学系で用いられている。
例えば、画像形成装置を構成する光走査装置において、マルチビーム光源ユニットに応用し、ポリゴンミラーの回転数を上げることなく印字速度の向上や書込密度の向上を達成している技術について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−301113号公報
ところで、半導体レーザは、温度が上昇すると波長が伸びるという特性があり、また、回折素子は、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性がある。
このため、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源を有する光学系に対し、回折素子を用いた場合には、環境温度による変化が大きいと上述した回折素子の特性が問題となる。また、マルチビーム光源ユニットに応用した場合には、像面上でのビーム間隔のばらつきになり、画像を劣化させることになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述した課題である、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源と、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のある回折素子と、を有する構成において、環境温度変化による変動を抑制することが可能な光学系、光源装置、光走査装置、画像形成装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<光学系>
本発明にかかる光学系は、
温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源と、前記光源からの光束の進行方向を変更する回折素子と、を有する光学系であって、
前記光学系の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、前記回折素子の設計射出光束角をθm[rad]、前記回折素子の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、前記光源の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、前記回折素子の構造周期をP[nm]、前記回折素子の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする。
−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
<光源装置>
また、本発明にかかる光源装置は、
温度変化に伴い波長が変化する特性のある少なくとも2つの光源と、前記各光源からの光束をカップリングするカップリングレンズと、使用する光の波長よりも小さい局所的周期構造を有する回折素子と、を有し、前記回折素子は、第2の周期を有し、異なる方向から入射する光束を、その各々の光束の一部がほぼ同一方向となるように出射する光源装置であって、
前記光源装置の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、前記回折素子の設計射出光束角をθm[rad]、前記回折素子の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、前記光源の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、前記第2の周期をP[nm]、前記回折素子の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする。
−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
<光走査装置>
また、本発明にかかる光走査装置は、
上記記載の光学系または上記記載の光源装置を有する光走査装置であって、
前記光学系または前記光源装置からの光束を回転多面鏡により偏向し、該偏向した光束を走査光学系により被走査面上に光スポットとして集光し、被走査面の光走査を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる光走査装置は、
前記回折素子の線膨張係数が14E−5[/℃]以上であることを特徴とする。
<画像形成装置>
また、本発明にかかる画像形成装置は、
上記記載の光走査装置を有する画像形成装置であって、
前記光走査装置により像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を可視化して可視画像を形成し、該可視画像を記録媒体上に転写して画像形成を行うことを特徴とする。
本発明によれば、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源と、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のある回折素子と、を有する構成において、環境温度変化による変動を抑制することが可能となる。
<発明の概要>
まず、図1〜図3を参照しながら、本実施形態の光学系及び光源装置の概要について説明する。なお、図1は、本実施形態の光学系の構成を示し、図2は、本実施形態の光源装置の構成を示し、図3は、図2の光源装置を構成する回折素子の構成を示している。
本実施形態における光学系は、図1に示すように、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源(半導体レーザ1に相当)と、光源(1)からの光束の進行方向を変更する回折素子(レリーフ型回折素子3に相当)と、を有する光学系である。
そして、光学系の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、回折素子3の設計射出光束角をθm[rad]、回折素子3の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、光源1の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、回折素子3の構造周期をP[nm]、回折素子3の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする。
−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
これにより、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源1と、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のある回折素子3と、を有する光学系の場合でも、環境温度変化による変動を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における光源装置は、図2に示すように、温度変化に伴い波長が変化する特性のある少なくとも2つの光源(半導体レーザ1a,1bに相当)と、前記各光源(1a,1b)からの光束をカップリングするカップリングレンズ(2a,2b)と、使用する光の波長よりも小さい局所的周期構造を有する回折素子(レリーフ型回折素子3に相当)と、を有し、回折素子(3)は、図3(b)に示すように、第2の周期(P)を有し、異なる方向から入射する光束を、その各々の光束の一部がほぼ同一方向となるように出射する光源装置である。
そして、光源装置の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、回折素子3の設計射出光束角をθm[rad]、回折素子3の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、光源1a,1bの設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、第2の周期(P)をP[nm]、回折素子3の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする。
−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
これにより、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源1a,1bと、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のある回折素子3と、を有する光源装置の場合でも、環境温度変化による変動を抑制することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の光学系、光源装置、その光学系、光源装置を搭載した光走査装置、画像形成装置について詳細に説明する。なお、以下の説明では、温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源として、半導体レーザを適用し、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のある回折素子として、レリーフ型回折素子を適用して説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における光学系について説明する。なお、図1は、本実施形態における光学系の構成を示す図である。
本実施形態における光学系は、半導体レーザ1と、カップリングレンズ2と、レリーフ型回折素子3と、を有して構成している。
なお、半導体レーザ1は、発光点が1つのものの他、アレイ、面発光や複数の半導体レーザを組み合わせた構成も適用可能である。
カップリングレンズ2は、単玉のレンズや、複数のレンズや、他の光学素子がある場合や、ない場合の構成も適用可能である。
レリーフ型回折素子3は、平行平板上に微小な凹凸が刻まれている素子である。なお、レリーフ型回折素子3を構成する材質としては、ガラス、樹脂等、透明な物質などが適用可能である。
なお、本実施形態における光学系は、半導体レーザ1から射出された光線がレリーフ型回折素子3によって所望の方向に曲げられるという構成となっている。
なお、半導体レーザ1の波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、レリーフ型回折素子3の光線の入射角をθi[rad]、レリーフ型回折素子3のピッチをP[nm]、m次回折光の射出角をθm、レリーフ型回折素子3の材料の線膨張係数をα[/℃]、光学系の使用温度範囲を2T[℃]、とする。この場合、基準温度では、回折公式より、以下の式(1)を満たすことになる。
sinθi+mλ/P=sinθm・・・式(1)
ここで、温度がT[℃]上昇したとすると、レリーフ型回折素子3のピッチP'[nm]は、以下の式(2)を満たすことを実験結果から判明した。なお、以下の式(2)は、温度の変化に伴うレリーフ型回折素子3のピッチP'を顕微鏡にて試験することで導き出したものである。
P'=(1+α)P・・・式(2)
従って、m次回折光の射出角θ'mは、回折公式より、以下の式(3)を満たすことになる。
sinθi+m(λ+Δλ)/[(1+α)P]=sinθ'm・・・式(3)
なお、射出角の許容変化値は±Δθm[rad]であるため、射出角θ'mは、式(4)及び式(5)となる。
θ'm≦θm+Δθm・・・式(4)
θ'm≧θm−Δθm・・・式(5)
また、Δθm≪1より、式(6)となる。
sinΔθm=Δθm・・・式(6)
このため、上述した式(1)〜式(6)を基に、以下の式(7)が導かれることになる。
−(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθm cosθm]≦1+αT・・・式(7)
なお、上述した説明では、射出光線が1本の例について説明したが、レリーフ型回折素子3のパターンを変えて、複数次数光線を射出させる構成にすることも可能である。
このように、本実施形態における光学系は、光学系の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、レリーフ型回折素子3の設計射出光束角をθm[rad]、レリーフ型回折素子3の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、半導体レーザ1の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、レリーフ型回折素子3のピッチ(構造周期)をP[nm]、レリーフ型回折素子3の材料の線膨張係数をα[/℃]とした場合、上記式(7)を満たすことで、温度変化に伴い波長が変化する特性のある半導体レーザ1と、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のあるレリーフ型回折素子3と、を有する光学系の場合でも、環境温度変化による変動を抑制することが可能となる。
<光源装置の構成>
次に、図2〜図7を参照しながら、上述した図1に示す光学系と同様の光源装置の構成について説明する。
本実施形態の光源装置は、2つの光源としての半導体レーザ1a、1bと、各々の半導体レーザ1a、1bから出射された発散性の光ビームを収束、平行、または発散性の光ビームに整形するためのカップリングレンズ2と、カップリングレンズ2から出射された2つの光ビームが角度θのなす角で入射するレリーフ型回折素子3と、を有して構成している。
なお、温度25℃での半導体レーザ1a、1bの波長は、655nmであり、波長の温度依存性は0.2[nm/℃]である。
また、レリーフ型回折素子3は、樹脂材料であるZeonexであり、その線膨張係数は6E-5[/℃]である。また、θは30°である。また、半導体レーザ1aからの光束の進行方向は、レリーフ型回折素子3の面の垂線に対して副走査方向に微小角ずれている。
なお、本実施形態の光源装置は、カップリングレンズ2を2つのカップリングレンズ2a、2bで構成しているが、ミラーを用いることも可能であり、また、複数枚の光学素子から構成することも可能である。
角度θで入射する2つの光ビームは、その各々の光ビームの一部が、レリーフ型回折素子3により、半導体レーザ1bからの光束は、レリーフ型回折素子3の面に垂直に、半導体レーザ1aからの光束は、レリーフ型回折素子3への入射方向と変わらず、レリーフ型回折素子3の面の垂線に対して副走査方向に微小角ずれて出射される。
図2(a)のA視(紙面に平行な方向)から見た様子を図2(b)に示す。2つの半導体レーザ1a、1b及び2つのカップリングレンズ2a、2bは、図2(a)において紙面に平行な面内に配置されており、図2(b)においては重なっている。厳密には角度θをもって配置されているため、半導体レーザ1b及びカップリングレンズ2bの一部分は、半導体レーザ1a及びカップリングレンズ2aの紙面奥側に見えるはずであるが省略している。
次に、図3を参照しながら、本実施形態の光源装置を構成するレリーフ型回折素子3について説明する。レリーフ型回折素子3の光ビームが透過する光学素子表面には、使用する半導体レーザ1の波長よりも小さい局所的周期構造4が形成され、図3(b)に示すように、それがさらに周期Pで並んでいる。図3において、局所的周期構造4はレリーフ型回折素子3の基板5と同じ材質で構成されている。
半導体レーザ1の波長をλ、局所的周期構造4の周期(ピッチ)をΛとしたとき、λ>Λの関係が成り立つように局所的周期構造4が形成されている。なお、周期Pは、温度25℃で1.31[μm]である。
使用する光の波長よりも小さい局所的周期構造4を有するレリーフ型回折素子3は、1つの例として、電子ビーム描画とドライエッチング等を組み合わせた既知の微細加工プロセスによって製作することができる。また、近年では、微細加工プロセスによって作製された金型を用いて安価で大量生産が可能なナノインプリントと呼ばれる複製プロセスが出現している。これにより、レリーフ型回折素子3は偏向ビームスプリッタやビーム合成プリズムよりも安価に作成することが可能となる。
次に、図4を参照しながら、光ビームの少なくとも一部が合成される場合について説明する。即ち、レリーフ型回折素子3によって合成されない『不要な光ビーム』について説明する。図4において、半導体レーザ1aから出射される光ビーム(図では実線で示す)は、レリーフ型回折素子3に垂直に入射され、光学素子界面でのフレネル反射を除いて100%透過している。
一方で、半導体レーザ1bから出射される光ビーム(図では破線で示す)は、レリーフ型回折素子3に対して角度θをなして入射し、レリーフ型回折素子3による回折効果により、その光ビームの一部が、半導体レーザ1aからの光ビームと合成されている。従って、100%の回折効率が得られない限り、不要な光ビームが発生する。
反射光成分や、所望の回折次数以外に回折する透過光成分の光ビームが不要な光ビーム(反射、透過)となる。しかし、これらの不要な光ビームは、アパーチャなどのメカ部品や、その他の光学部品によって除去すれば良く、マルチビーム光源ユニットを構成する上で問題となることはない。また、複数の光ビームの光量差については、各々の半導体レーザ1a、1bの発光パワー調整により等しくすることができる。
レリーフ型回折素子3は、複屈折結晶などの特別な結晶を用いずに、一般的な媒質の形状によって複屈折性を表す光学素子である。ここで、偏光方向について図5、図6に示すように表す。
レリーフ型回折素子3が有する局所的周期構造4の溝に平行な方向をTE偏光方向、それに垂直な方向をTM偏光方向とする。
レリーフ型回折素子3は、入射する偏光方向によって局所的周期構造4部の屈折率が異なり、光の振る舞いが異なってくる。これについて図7を用いて説明する。
レリーフ型回折素子3の基板5の屈折率をnとする。用いる光の波長より小さい局所的周期構造4を持つ部分の屈折率は、有効屈折率で表すことが可能であり、図7(a)に示すように、空気(屈折率1)と基板5(屈折率n)の周期構造を周期Λ、基板5と同じ媒質で形成される構造物の幅をfΛ(f:フィリングファクター)で形成する場合、その偏光方向による屈折率n(TE)、n(TM)は以下のようになる。
n(TE)=√{fn2+(1−f)}
n(TM)=√[n2/{f+(1−f)n2}]
従って、図7(b)に示すように、TM偏光の光ビームに対しては屈折率n(TM)からなるバイナリー型の周期P(ここでP>λ)の回折素子となり、図7(c)に示すように、TE偏光の光ビームに対しては屈折率n(TE)からなるバイナリー型の周期Pの回折素子となる。
ここで、一般に、n(TE)>n(TM)となることから、TE偏光に対して、回折素子の格子部(厚さをdとする)と空気部との位相差を2πとすることにより、回折効果は発生せず、光ビームは100%透過することになる。
2π{n(TE)−1}d/λ=2π
この格子部の厚さdにおいて、TM偏光に対しては、回折格子の格子部と空気部との位相差は2πではないので、バイナリー型の周期Pの回折格子として振舞う。
周期Pを回折の式から適切に選ぶことにより、角度θで入射したとき、1次回折光を0°(レリーフ型回折素子3に垂直方向)の角度で出射することができ、以下の式(8)で表すことが可能となる。
sinθ=λ/P・・・式(8)
以上より、レリーフ型回折素子3によって、TE偏光の光ビームは透過し、TM偏光の光ビームは回折効果が生じ、周期Pを選択することにより、その光ビームの一部を、TE偏光の光ビームとほぼ同一方向に回折することが可能となる。
ゆえに、図5に示すように、異なる2つの方向から入射する光ビームの偏光状態を90°異なる直線偏光して、偏光状態を分離することで、2つの光ビームを独立に制御することが可能となるため、半導体レーザ1a,1b及びカップリングレンズ2a,2bをこの状態となるように配置することが可能となる。
このため、本実施形態における光源装置は、図2に示すように、温度変化に伴い波長が変化する特性のある少なくとも2つの半導体レーザ1a,1bと、各半導体レーザ1a,1bからの光束をカップリングするカップリングレンズ2a,2bと、使用する光の波長よりも小さい局所的周期構造4を有するレリーフ型回折素子3と、を有し、レリーフ型回折素子3は、図3(b)に示すように、第2の周期(P)を有し、異なる方向から入射する光束を、その各々の光束の一部がほぼ同一方向となるように出射する光源装置において、図1に示すように、光源装置の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、レリーフ型回折素子3の設計射出光束角をθm[rad]、レリーフ型回折素子3の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、半導体レーザ1a,1bの設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、第2の周期(P)をP[nm]、レリーフ型回折素子3の材料の線膨張係数をα[/℃]とした場合、上記式(7)を満たすことで、温度変化に伴い波長が変化する特性のある半導体レーザ1a,1bと、光波長が変化すると光線の方向が変わってしまう特性のあるレリーフ型回折素子3と、を有する光源装置の場合でも、環境温度変化による変動を抑制することが可能となる。
(光走査装置)
次に、図8を参照しながら、上述した本実施形態の光学系、または、光源装置を光走査装置に用いた場合について説明する。
図8に示す1A,Bは、半導体レーザであり、2A,Bは、カップリングレンズである。これらは副走査方向にずれており、主走査方向には重なっているので、図8では、一方のみ記載している。
2つの光束はレリーフ型回折素子3によって合成される。レリーフ型回折素子3を射出した光束はアパーチュア4を通過してビーム整形されたのち、シリンドリカルレンズ5により副走査方向に集束されつつ、防塵ガラス6を介して回転多面鏡7の偏向反射面に入射し、偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像する。
偏向反射面に反射された光ビームは『走査結像光学系』を構成する走査レンズ8、9と光走査装置のケーシングの防塵ガラス10を透過し、走査レンズ8、9の作用により被走査面11に向かって集光され、被走査面11上に光スポットを形成する。
回転多面鏡7が矢印方向(時計回り)に等速回転すると、反射された光ビームは等角速度的に偏向する偏向光ビームとなり、光スポットが被走査面11を主走査する。
半導体レーザ1Aからの光束と、半導体レーザ1Bからの光束と、は、レリーフ型回折素子3からの射出時に副走査方向に微小角ずれているので、被走査面11で副走査方向に微小に位置がずれており、同時に2本の走査が出来ることになる。
Figure 2009047744
なお、上記表において「*」を付された面は共軸非球面であり、以下の式(9)で表される。
X={(Y^2)/[1+√{1−(1+K)(Y/R)^2}]+A・Y^4+B・Y^6+C・Y^8+D・Y^10・・・式(9)
なお、上記式(9)の表記で、例えば「Y^2」は「Y2」を表している。即ち、「記号:^」はべき乗を表している。
面番号1の面(走査レンズ8の入射側面)では、
K=2.667,A=1.79E−07,B=−1.08E−12,C=−3.18E−14,D=3.74E−18,となる。
面番号2の面(走査レンズ8の射出側面)では、
K=0.02,A=2.50E−07,B=9.61E−12,C=4.54E−15,D=−3.03E−18,となる。
この表記で、例えば「2.50E−07」は「2.50×10-7」を表す。
なお、上記表において「**」を付された面は、主走査方向の形状が非円弧形状であり、副走査方向の曲率半径は主走査方向に連続的に変化する面である。
面番号3の面(走査レンズ9の入射側面)における主走査方向の形状は式(9)で表現され、
K=−71.73,A=4.33E−08,B=−5.97E−13,C=−1.28E−16,D=5.73E−21,である。
副走査方向の曲率半径は、主走査方向における光軸からの距離:Yを変数とする(主走査方向に直交する仮想的な平断面内)曲率半径:Rs(Y)に対応する曲率:Cs(Y)を、多項式:Cs(Y)=(1/Rs(0))+Σbj・Y^j(j=1,2,3,・・)で表す。
面番号3の面(走査レンズ9の入射側面)は、主走査対応方向において光軸対称で、副走査方向の曲率変化は、Rs(0)=−47.7,b2=1.60E−03,b4=−2.32E−07,b6=1.60E−11,b8=−5.61E−16,b10=2.18E−20,b12=−1.25E−24で特定される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、レリーフ型回折素子3の材料として、低密度ポリエチレンを適用したことを特徴とする。なお、低密度ポリエチレンの線膨張係数は17E-5[/℃]である。
これにより、温度が2℃上昇し、17℃になった場合でも、レリーフ型回折素子3を射出後の半導体レーザ1A,Bからの光束は0.0078°しか角度変化しないことになる。
なお、一般的に、温度が2℃上昇し、17℃になると、半導体レーザ1A,Bの波長は655.4[nm]、周期Pは1.3102[μm]となり、レリーフ型回折素子3を射出後の半導体レーザ1A,Bからの光束は0.014°も角度変化してしまうことになる。
ここで、半導体レーザ1A,Bでの角度変化0.014°は、被走査面11上で副走査方向に34[μm]にもなる。これは、温度が変わると2光束の走査する副走査位置関係がずれてしまうことを示しており、著しく画像を悪化させることになる。
このため、本実施形態の光走査装置は、レリーフ型回折素子3の材料として、低密度ポリエチレンを適用することで、環境温度が変化しても、射出角変動を許容範囲に抑えることができ、必要性能を満たすことが可能となる。
なお、線膨張係数が14E-5[/℃]の材質を用いても0.0094°しか角度変化しない。更に、線膨張係数が38.5E-5[/℃]の大日本インキ化学工業株式会社製光学用UV硬化型樹脂OP-38Zを用いれば0.0046°しか角度変化しない。
この光学系を走査光学系に適用した場合、低密度ポリエチレンなら19[μm]で許容できる量である。
また、線膨張係数が14E-5[/℃]の材質では23[μm]でぎりぎり許容できる量である。また、線膨張係数が38.5E-5[/℃]の大日本インキ化学工業株式会社製光学用UV硬化型樹脂OP-38Zなら11[μm]しか変化しない。
このため、レリーフ型回折素子3の線膨張係数が14E-5[/℃]以上であることで、環境温度が変化してもビーム間隔のずれが少ない光走査装置を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、上述した光走査装置を画像形成装置に搭載したことを特徴とするものである。これにより、環境温度が変化しても画像劣化が少ない画像形成装置を実現することが可能となる。以下、図9を参照しながら、本実施形態の画像形成装置について詳細に説明する。
本実施形態における画像形成装置100は、上述した光走査装置900、走査対象物としての感光体ドラム901、帯電チャージャ902、現像ローラ903、トナーカートリッジ904、クリーニングブレード905、給紙トレイ906、給紙コロ907、レジストローラ対908、転写チャージャ911、定着ローラ909、排紙ローラ912、及び排紙トレイ910等を有して構成している。
帯電チャージャ902、現像ローラ903、転写チャージャ911及びクリーニングブレード905は、それぞれ感光体ドラム901の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム901の回転方向に関して、帯電チャージャ902,現像ローラ903,転写チャージャ911,クリーニングブレード905の順に配置されている。
感光体ドラム901の表面には、感光層が形成されている。ここでは、感光体ドラム901は、図9における面内で時計回り(矢印方向)に回転するようになっている。
帯電チャージャ902は、感光体ドラム901の表面を均一に帯電させるためのものである。なお、光走査装置900は、上述した光走査装置が使われており、帯電チャージャ902で帯電された感光体ドラム901の表面に、図9に示す上位装置(例えばパソコン)からの画像情報に基づいて変調された光を照射する。これにより、感光体ドラム901の表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム901の表面に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム901の回転に伴って現像ローラ903の方向に移動する。
トナーカートリッジ904にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ903に供給される。このトナーカートリッジ904内のトナー量は、電源投入時や印刷終了時などにチェックされ、残量が少ないときには不図示の表示部に交換を促すメッセージが表示される。
現像ローラ903は、回転に伴ってその表面にトナーカートリッジ904から供給されたトナーが帯電されて薄く均一に付着される。また、この現像ローラ903には、感光体ドラム901における帯電している部分(光が照射されなかった部分)と帯電していない部分(光が照射された部分)とで互いに逆方向の電界が生じるような電圧が印加されている。そして、この電圧によって、現像ローラ903の表面に付着しているトナーは、感光体ドラム901の表面の光が照射された部分にだけ付着する。すなわち、現像ローラ903は、感光体ドラム901の表面に形成された潜像にトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着された潜像は、感光体ドラム901の回転に伴って転写チャージャ911の方向に移動する。
給紙トレイ906には転写対象物としての記録紙913が格納されている。この給紙トレイ906の近傍には給紙コロ907が配置されており、該給紙コロ907は、記録紙913を給紙トレイ906から1枚づつ取り出し、レジストローラ対908に搬送する。該レジストローラ対908は、転写ローラ911の近傍に配置され、給紙コロ907によって取り出された記録紙913を一旦保持するとともに、該記録紙913を感光体ドラム901の回転に合わせて感光体ドラム901と転写チャージャ911との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ911には、感光体ドラム901の表面上のトナーを電気的に記録紙913に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム901の表面の潜像が記録紙913に転写される。ここで転写された記録紙913は、定着ローラ909に送られる。
この定着ローラ909では、熱と圧力とが記録紙913に加えられ、これによってトナーが記録紙913上に定着される。ここで定着された記録紙913は、排紙ローラ912を介して排紙トレイ910に送られ、排紙トレイ910上に順次スタックされる。
クリーニングブレード905は、感光体ドラム901の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。なお、除去された残留トナーは、再度利用されるようになっている。残留トナーが除去された感光体ドラム901の表面は、再度帯電チャージャ902の位置に戻る。
このように、本実施形態における画像形成装置100は、光走査装置900として、上述した光走査装置が使われているので、温度が変化しても画像劣化が少ない画像形成装置を実現することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記実施形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することは可能である。
例えば、上述した実施形態における光走査装置、画像形成装置における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
なお、ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送したりし、コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。また、上記実施形態で説明した光走査装置、画像形成装置は、複数の装置の論理的集合構成にしたり、各構成の装置が同一筐体内に存在する構成にしたりするように構築することも可能である。
本発明にかかる光学系、光源装置、光走査装置、画像形成装置は、デジタル複写機、プリンタ等に好適である。
本実施形態の光学系の構成例を示す図である。 本実施形態の光源装置の構成例を示す図であり、(a)は、側面図、(b)は、平面図を示す。 本実施形態の光源装置を構成するレリーフ型回折素子3の拡大図であり、(a)は、側面図、(b)は、平面図を示す。 レリーフ型回折素子3による光ビームの合成機能を示す図である。 レリーフ型回折素子3の偏向機能を示す図である。 レリーフ型回折素子3の偏向方向の定義を示す図である。 レリーフ型回折素子3の偏向特性を示す図である。 本実施形態の光学系または光源装置を搭載した光走査装置の構成例を示す図である。 本実施形態の光走査装置を搭載した画像形成装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 半導体レーザ
2 カップリングレンズ
3 レリーフ型回折素子
4 局所的周期構造
5 基板
1a,1b 半導体レーザ
2a,2b カップリングレンズ
1A,B 半導体レーザ
2A,B カップリングレンズ
4 アパーチュア
5 シリンドリカルレンズ
6 防塵ガラス
7 回転多面鏡
8、9 走査レンズ
10 防塵ガラス
11 被走査面

Claims (5)

  1. 温度変化に伴い波長が変化する特性のある光源と、前記光源からの光束の進行方向を変更する回折素子と、を有する光学系であって、
    前記光学系の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、前記回折素子の設計射出光束角をθm[rad]、前記回折素子の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、前記光源の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、前記回折素子の構造周期をP[nm]、前記回折素子の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする光学系。
    −(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
  2. 温度変化に伴い波長が変化する特性のある少なくとも2つの光源と、前記各光源からの光束をカップリングするカップリングレンズと、使用する光の波長よりも小さい局所的周期構造を有する回折素子と、を有し、前記回折素子は、第2の周期を有し、異なる方向から入射する光束を、その各々の光束の一部がほぼ同一方向となるように出射する光源装置であって、
    前記光源装置の使用温度範囲を2T[℃]、光束の回折次数をm、前記回折素子の設計射出光束角をθm[rad]、前記回折素子の射出角の許容変化値を±Δθm[rad]、前記光源の設計波長をλ[nm]、1℃当たりの波長変化量をΔλ[nm]、前記第2の周期をP[nm]、前記回折素子の線膨張係数をα[/℃]とした場合、以下の式を満たすことを特徴とする光源装置。
    −(1+αT)≦mT(Δλ−αλ)/[PΔθmcosθm]≦1+αT・・・式
  3. 請求項1記載の光学系または請求項2記載の光源装置を有する光走査装置であって、
    前記光学系または前記光源装置からの光束を回転多面鏡により偏向し、該偏向した光束を走査光学系により被走査面上に光スポットとして集光し、被走査面の光走査を行うことを特徴とする光走査装置。
  4. 前記回折素子の線膨張係数が14E−5[/℃]以上であることを特徴とする請求項3記載の光走査装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の光走査装置を有する画像形成装置であって、
    前記光走査装置により像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を可視化して可視画像を形成し、該可視画像を記録媒体上に転写して画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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