JP2009041585A - 摩擦ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】すべり板と摩擦材との間に一定の摩擦力を発生させることで、減衰性能を向上させるようにした。
【解決手段】第1鋼板2の両側に固定されたすべり板4と、すべり板4に重ね合わせるように配置される第2鋼板3と、第2鋼板3のそれぞれに固定されていてすべり板4に対して摺動自在に配置された摩擦材5と、第1鋼板2、第2鋼板3、すべり板4及び摩擦材5を貫通する締付けボルト11と、締付けボルト11に設けられたボルト側座金12と、ボルト側座金12と第2鋼板3Aとの間に介在されるとともに締付けボルト11と同軸に配置された皿ばね15とを備えている。ボルト側座金12と第2鋼板3Aとの間には、皿ばね15の径方向外周部15bに接触していて、締付けボルト11の軸方向に直交する方向への皿ばね15の移動を規制する押さえ部材16が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、制震構造に関し、とくに滑り材と摩擦材との間に作用する摩擦力を利用した摩擦ダンパーに関する。
従来、制震構造物の制震ダンパーとして、滑り材と摩擦材との間の摩擦面に作用する摩擦力を利用した摩擦ダンパーが知られている。摩擦ダンパーは、皿ばねを備えたボルトを締め付けることによって摩擦材に圧縮力(面圧力)を導入させて、摩擦面に摩擦を発生させる構造であり、建物が受ける振動エネルギーを摩擦力のすべりによるエネルギーに変換して吸収し、建物に加わる振動を減衰させることができる。しかも、油圧機構を有するオイルダンパーに比べて単純な機構であるため、低コスト化が図れ、信頼性も高いという利点を有している。このような皿ばねを用いた摩擦ダンパーが、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に示す摩擦ダンパーは、滑り材をその両側から摩擦材で挟み込み、さらにその外側に皿ばねと座金を備えてボルトで貫通させてナットで締め付けた構造をなし、このボルトとナットとの締め付け力(締付けによる軸力)によって導入された圧縮力で皿ばねを圧縮させ、すべり板と摩擦材との間に摩擦力を発生させる構成となっている。
特許第3882325号公報
しかしながら、従来の摩擦ダンパーでは、すべり板と摩擦材とに対して与えられる面圧にばらつきがあると、すべり板と摩擦材との間の摩擦力が一定した状態でなくなり、摩擦力による減衰性能が発揮されず、制震性能が低下するといった問題があった。そのため、摩擦材に面圧(圧縮力)を与える軸力を安定した状態で確実に一定となるように維持する必要があり、その点で改良の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、すべり板と摩擦材との間に一定の摩擦力を発生させることで、減衰性能を向上させるようにした摩擦ダンパーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る摩擦ダンパーでは、すべり板と、すべり板の側面に重ね合わせるように配置されるプレートと、プレートに固定され、すべり板に対して摺動自在に配置された摩擦材と、プレート、すべり板及び摩擦材を貫通する締付けボルトと、締付けボルトの螺合されるナットと、締付けボルト及びナットに設けられた座金と、締付けボルト及びナットの少なくとも一方の座金とプレートとの間に介在されるとともに、締付けボルトと同軸に配置された皿ばねとを備え、座金とプレートとの間には、皿ばねの径方向外周部に接触していて、締付けボルトの軸方向に直交する方向への皿ばねの移動を規制する係止部材が設けられていることを特徴としている。
本発明では、ボルト軸力(すなわち、締付けボルトによって導入される押し付け力)は、ボルト側座金が皿ばねを圧縮させて摩擦材を加圧し、摩擦材とすべり板との間に所定の摩擦力を作用させることができる。つまり、地震や風などの外力が建物に入力されると、すべり板とプレートに軸方向(長手方向)への軸力がかかって双方が摩擦材を介して相対的に摺動してすべりが発生するが、両者間に摩擦力が生じてすべりを減衰させ、振動エネルギーを吸収して振動減衰させることができる。そして、係止部材によって皿ばねがボルト軸方向に直交する方向(つまり皿ばねの径方向)へ移動しないように拘束されているため、皿ばねに作用するボルト軸力の変動が少なくなって安定することから、皿ばねが全体にわたって安定した状態で圧縮し、摩擦材に与えられる面圧(圧縮力)が均一となることから、すべり板と摩擦材との間に一定の摩擦力を発生させることができる。
また、本発明に係る摩擦ダンパーでは、係止部材は、座金からプレート側に向けて突出していることが好ましい。
本発明では、座金に固定された係止部材は締付けボルトに対して位置が固定されることから、係止部材が皿ばねの径方向外周部に接触した状態で皿ばねのずれがなくなり、締付けボルトの軸力を安定させることができる。
また、本発明に係る摩擦ダンパーでは、係止部材は、プレートから座金側に向けて突出していることが好ましい。
本発明では、プレートに固定された係止部材は締付けボルトに対して位置が固定されることから、係止部材が皿ばねの径方向外周部に接触した状態で皿ばねのずれがなくなり、締付けボルトの軸力を安定させることができる。
また、本発明に係る摩擦ダンパーでは、係止部材は、皿ばねの径方向外周部に沿った略リング状をなしていることが好ましい。
本発明では、皿ばねをその全周を押さえた状態で固定することができるので、皿ばねの径方向への移動をより一層確実に規制することができる。
本発明の摩擦ダンパーによれば、係止部材によってボルト軸方向に直交する方向への皿ばねの移動を規制して、皿ばねのずれをなくすことで、締付けボルトの軸力を安定させ、摩擦材に与えられる面圧(圧縮力)を均一にすることができることから、すべり板と摩擦材との間に一定の摩擦力を発生させることができ、摩擦ダンパーの減衰性能を発揮させて制震性能の向上を図ることができる。
以下、本発明の第一の実施の形態による摩擦ダンパーについて、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態による摩擦ダンパーの側面図、図2は図1に示す摩擦ダンパーの正面図、図3は図1に示す摩擦ダンパーのA−A線断面図、図4はボルト側座金の図であって(a)はボルト側座金を内側面からみた平面図、(b)は(a)に示すB−B線断面図である。
図1及び図2に示すように、本第一の実施の形態による摩擦ダンパー1は、例えば建物20(図1及び図2参照)の柱と梁とによって囲まれる架構の一部に設けられ、建物20を効果的に制震させるようにしたものである。
図1乃至図3に示すように、摩擦ダンパー1は、建物20(図1、2参照)の一部(梁や柱など)に接合される長尺平板形状の第1鋼板2と、第1鋼板2の両側面側から重ね合わせるように配置されてなる一対の第2鋼板3(3A、3B)(本発明のプレートに相当)と、第1鋼板2に固定されたすべり板4(4A、4B)と、第2鋼板3A、3Bとすべり板4A、4Bとの間に介在された摩擦材5(5A、5B)と、第2鋼板3A、3Bどうしを互いに締め付けてすべり板と摩擦材5とに圧縮力を与えるための締付け部10とから概略構成されている。なお、正確には、摩擦材5A、5Bは、接続板3bを介して第2鋼板3A、3Bに固定されている。
そして、本第一の実施の形態では、締付け部10は、第1鋼板2の長手方向に沿って所定間隔をもって複数設けられている(図1及び図2参照)。
締付け部10は、両第2鋼板3A、3Bをその厚さ方向に挿通させた締付けボルト11と、締付けボルト11に備えられたボルト側座金12と、締付けボルト11に螺合されるナット13と、ナット13に備えられたナット側座金14と、ボルト側座金12と締付けボルト11の頭部側の第2鋼板3Aとの間に介在された皿ばね15とからなる。つまり、摩擦材5A、5Bとすべり板4A、4Bとは、摩擦ダンパー1の軸方向(長手方向)に相対的に摺動自在となっている。
ここで、基本的には、第1鋼板2に対して締付けボルト11の頭部側に位置する部材の符号にはAを付し、同じくナット13側に位置する部材の符号にはBを付すものとする。
締付けボルト11は、第1鋼板2、第2鋼板3A、3B、すべり板4A、4B、摩擦材5A、5Bのそれぞれを貫通する円孔(第1鋼板2及び摩擦材5A、5Bでは、第1鋼板2の長手方向に延びる長孔)に挿入されている。
図4(a)及び(b)に示すように、ボルト側座金12とナット側座金14とは、それぞれ中央に締付けボルト11の軸部と同径の円孔12a、14aが形成されている。ボルト側座金12には、第2鋼板3A側の内側面12bに突出してなるリング状の押さえ部材16(係止部材)が一体に固定されている。
図3に示すように、押さえ部材16は、内周面16aが皿ばね15の径方向外周部15bに当接、又は接する程度の寸法で形成されるとともに、皿ばね15の位置が締付けボルト11と同軸になるように配置されている。そして、押さえ部材16は、皿ばね15の径方向(ボルト軸方向に直交する方向)への移動、ずれを規制するためのものである。
そして、押さえ部材16におけるボルト側座金12の内側面12bからの突出長D(図3参照)、すなわち押さえ部材16の突出端16bと第2鋼板3Aとの間の寸法は、摩擦材5がすべり板4を加圧するために必要な圧縮力、すなわち皿ばね15のばね剛性により算出される。
皿ばね15は、単体の皿ばねを同軸に複数積層して構成した皿ばね組であり、その平面視中央に円形穴15aが形成された笠状をなしている。つまり、皿ばね15は、その弾性によってボルト軸方向に圧縮力を作用させ、すべり板4と摩擦材5とを押圧してその両者4、5間に摩擦力を発生させるとともに、すべり板4A、4Bが摺動する際に生じる締付けボルト11の軸力の変動を防ぐ構成となっている。
次に、このような構成からなる摩擦ダンパー1の作用について図面に基づいて説明する。
図3に示すように、先ず、摩擦ダンパー1を組み立てる際には、締付けボルト11にナット13を締め込むことで締付けボルト側座金12、ナット側座金14が互いに近づく方向に押され、皿ばね15が圧縮してたわみが生じる。さらに、ナット13を締め付けると、ボルト側座金12を皿ばね15を介して一方の第2鋼板3Aに当接させるとともに、ナット側座金14も他方の第2鋼板3Bに当接させることで、摩擦ダンパー1を組み立てることができる。
本摩擦ダンパー1では、ボルト軸力(すなわち、締付けボルト11とナット13によって導入される押し付け力)は、ボルト側座金12が皿ばね15を圧縮させて摩擦材5を加圧し、摩擦材5とすべり板4との間に所定の摩擦力を作用させることができる。つまり、地震や風などの外力が建物20(図1参照)に入力されると、第1、第2鋼板2、3に軸方向(長手方向)への軸力がかかって双方が摩擦材5A、5Bを介して相対的に摺動してすべりが発生するが、両者4、5間に摩擦力が生じてすべりを減衰させ、振動エネルギーを吸収して振動減衰させることができる。
そして、ボルト側座金12に固定された押さえ部材16によって皿ばね15がボルト軸方向に直交する方向(つまり皿ばね15の径方向)へ移動しないように拘束されているため、皿ばね15に作用するボルト軸力の変動が少なくなって安定することから、皿ばね15が全体にわたって安定した状態で圧縮し、摩擦材5に与えられる面圧(圧縮力)が均一となることから、すべり板4と摩擦材5との間に一定の摩擦力を発生させることができる。
また、締付け部10の締付けボルト11とナット13による締付け力を調整することで、すべり板4と摩擦材5との間の摩擦面に作用する圧縮力を調整することができる。
さらに、押さえ部材16の突出長Dを調整することで、皿ばね15のたわみ量を調節することができる。
なお、ボルト側座金12に固定された押さえ部材16は締付けボルト11に対して位置が固定されることから、押さえ部材16が皿ばね15の径方向外周部15bに接触した状態で皿ばね15のずれがなくなり、締付けボルト11の軸力を安定させることができる。
また、押さえ部材16が皿ばね15の径方向外周部15bに沿った略リング状をなしていることから、皿ばね15をその全周を押さえた状態で固定することができるので、皿ばね15の径方向への移動をより一層確実に規制することができる。
上述のように本第一の実施の形態による摩擦ダンパーでは、押さえ部材16によってボルト軸方向に直交する方向への皿ばね15の移動を規制して、皿ばね15のずれをなくすことで、締付けボルト11の軸力を安定させ、摩擦材5に与えられる面圧(圧縮力)を均一にすることができることから、すべり板4と摩擦材5との間に一定の摩擦力を発生させることができ、摩擦ダンパー1の減衰性能を発揮させて制震性能の向上を図ることができる。
次に、本発明の第一の実施の形態の変形例、第二の実施の形態、及び第二の実施の形態の変形例について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第一の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第一の実施の形態と異なる構成について説明する。
図5は第一の実施の形態の第1変形例による摩擦ダンパーのボルト側座金を示す平面図であって、図4(a)に対応する図、図6は第一の実施の形態の第2変形例による摩擦ダンパーのボルト側座金を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図、図7は第二の実施の形態による摩擦ダンパーを示す図であって、図3に対応する図、図8は第二の実施の形態の変形例による摩擦ダンパーを示す図であって、図7に対応する図である。
図5に示すように、第一の実施の形態の第1変形例は、第一の実施の形態のリング状に形成される押さえ部材16(図4(a)参照)に代えて、そのリング状の位置においてその周方向に所定間隔をあけて部分的(3箇所)に配置され、ボルト側座金12の内側面12bから突出してなる押さえ部材17(17A、17B、17C)が設けられた構成となっている。つまり、3箇所の押さえ部材17A、17B、17Cによって皿ばね15の径方向外周部15bが押さえられることになり、締付けボルト11(図3参照)の軸方向に直交する方向への皿ばね15の移動が規制され、上述した第一の実施の形態と同様にボルト軸力を安定させることができる。
図6(a)、(b)に示すように、第一の実施の形態の第2変形例は、上述した第1変形例の、ボルト側座金12から部分的に突出した押さえ部材17に代えて、複数(本変形例では3個)の係止ボルト19(係止部材)をボルト側座金12の内側面12bに取り付けた構成をなしている。係止ボルト19として、六角穴付きボルトなどを採用することができる。係止ボルト19は、皿ばね15の外周部に当接するように位置され、その周方向に所定間隔をあけて配置されている。つまり、上述した第1変形例と同様に、3箇所の係止ボルト19によって皿ばね15の径方向外周部が押さえられることになり、締付けボルト11(図3参照)の軸方向に直交する方向への皿ばね15の移動が規制され、ボルト軸力を安定させることができる。
次に、図7に示すように、第二の実施の形態の摩擦ダンパー1は、第一の実施の形態では押さえ部材16(図3参照)をボルト側座金12の内側面12bに固定させているが、これに代えて固定箇所を締付けボルト11側の第2鋼板3Aの外周面3aに押さえ部材18を固定させたものである。このとき、ボルト側座金12の内側面12bは、平面状に形成されている。押さえ部材18は、平面視リング状、或いは上述した変形例のように部分的に突出したものであってもよい。本押さえ部材18もまた、第一の実施の形態と同様に皿ばね15のボルト軸方向に直交する方向への移動が規制される構成となるので、ボルト軸力を安定させることができ、すべり板4と摩擦材5との間に一定の摩擦力を発生させることができる。
また、上述した第二の実施の形態では押さえ部材18の突出端18aが締付けボルト11とナット13との締め付けにしたがって、ボルト側座金12の内側面12bに当接する構成となっているが、図8に示す本第二の実施の形態の変形例ではボルト側座金12の外径寸法を小さくしたものであって、押さえ部材18の突出端18aがボルト側座金12の内側面12bに当接しない形状となっている。そのため、本変形例では、皿ばね15のたわみの限界まで締付けボルト11とナット13で締め付けることができる構成となっている。
以上、本発明による摩擦ダンパーの第一、第二の実施の形態および変形例について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、押さえ部材16、17、18を固定させる箇所、その突出長はとくに限定されることはない。要は、皿ばね15を締付けボルト11と同軸に配置できるように、皿ばね15の径方向外周部15bに接触させ、皿ばね15が外周側から押さえ付けられていればよいのである。
そして、本第一の実施の形態の変形例では押さえ部材17A〜17Cを3箇所としているが、要は皿ばね15がボルト軸方向に直交する方向にずれないように確実に押さえられていればよく、押さえる箇所数は3箇所であることに限定されず、4箇所以上であってもかまわない。
また、例えば第一の実施の形態で押さえ部材16とボルト側座金12とが溶接などの固着手段によって固定されているが、ボルト側座金16の製造段階において予め一体成形させて加工したものであってもよい。
さらに、本第一、第二の実施の形態及び変形例では、皿ばね15を締付けボルト11の頭部側の座金12と締付けボルト11の頭部側の第2鋼板3Aとの間に介在させているが、これに制限されることなく、ナット側座金14に押さえ部材16を固定し、ナット側座金14とナット13の第2鋼板3Bとの間に皿ばね15を介在させるようにしてもかまわない。
本発明の第一の実施の形態による摩擦ダンパーの側面図である。 図1に示す摩擦ダンパーの正面図である。 図1に示す摩擦ダンパーのA−A線断面図である。 ボルト側座金の図であって(a)はボルト側座金を内側面からみた平面図、(b)は(a)に示すB−B線断面図である。 第一の実施の形態の変形例による摩擦ダンパーのボルト側座金を示す平面図であって、図4(a)に対応する図である。 第一の実施の形態の第2変形例による摩擦ダンパーのボルト側座金を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 第二の実施の形態による摩擦ダンパーを示す図であって、図3に対応する図である。 第二の実施の形態の変形例による摩擦ダンパーを示す図であって、図6に対応する図である。
符号の説明
1 摩擦ダンパー
2 第1鋼板
3、3A、3B 第2鋼板(プレート)
4、4A、4B すべり板
5、5A、5B 摩擦材
10 締付け部
11 締付けボルト
12 ボルト側座金
13 ナット
14 ナット側座金
15 皿ばね
16、17、18 押さえ部材(係止部材)
19 係止ボルト(係止部材)

Claims (4)

  1. すべり板と、
    すべり板の側面に重ね合わせるように配置されるプレートと、
    該プレートに固定され、前記すべり板に対して摺動自在に配置された摩擦材と、
    前記プレート、前記すべり板及び前記摩擦材を貫通する締付けボルトと、
    前記締付けボルトの螺合されるナットと、
    前記締付けボルト及び前記ナットに設けられた座金と、
    前記締付けボルト及び前記ナットの少なくとも一方の座金と前記プレートとの間に介在されるとともに、前記締付けボルトと同軸に配置された皿ばねと、
    を備え、
    前記座金と前記プレートとの間には、前記皿ばねの径方向外周部に接触していて、前記締付けボルトの軸方向に直交する方向への前記皿ばねの移動を規制する係止部材が設けられていることを特徴とする摩擦ダンパー。
  2. 前記係止部材は、前記座金から前記プレート側に向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の摩擦ダンパー。
  3. 前記係止部材は、前記プレートから前記座金側に向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の摩擦ダンパー。
  4. 前記係止部材は、前記皿ばねの径方向外周部に沿った略リング状をなしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の摩擦ダンパー。
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