JP2009040396A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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洋介 平山
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Abstract

【課題】重量物の集中配置を図ることによって車両の操縦性を向上させるバッテリの配置構造を有する鞍乗型車両を提供すること。
【解決手段】上面がヘルメットを出し入りするための開口部22となっているメットインボックス20と、メットインボックス20よりも車両前方側であって、メットインボックス20よりも下方に配置されたエンジン40と、エンジン40の上方に配置された燃料噴霧装置44と、メットインボックス20の車両前方側であって、燃料噴霧装置44よりも上方の位置に配置されたバッテリ収納部10とを備え、バッテリ収納部10にバッテリ12が収納されている、鞍乗型車両100である。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両、特にシート下にバッテリ収納部を備える鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両の中には、シートの真下に物品(例えばヘルメット)を収納するための収納ボックス(所謂メットインボックス)を配置したものがある。また、この収納ボックスに隣接して燃料タンクやバッテリ等の車両備品を配置した車両も多い。例えば特許文献1には、車体フレームに収納ボックスを取り付け、この収納ボックスの後方に燃料タンクを配置し、収納ボックスの後部で且つ燃料タンクの前部にバッテリを収納するバッテリ収納部を設けた自動二輪車が開示されている。
特開2002−225765号公報
上記特許文献1の技術では、収納ボックスの後部にバッテリ収納部を設けることで、燃料タンク周りのスペースをバッテリに占有されずに燃料タンクを前後左右方向に広げてタンク容量を確保することができるが、このようなバッテリの配置構造では、重量が比較的大きくなるバッテリが、同じく重量の大きいエンジンに対して後方へ離れて配置される。つまり、重量物が前後方向に分散して配置されることになる。そのため、自動二輪車の運転性能が悪化し車両の操縦性が悪くなる虞がある。
本発明は懸かる点を鑑みてなされたものであり、その主な目的は、重量物の集中配置を図ることによって車両の操縦性を向上を可能とした鞍乗型車両を提供することである。
本発明の鞍乗型車両は、シート下にヘルメットとバッテリとが配置される鞍乗型車両であって、上面がヘルメットを出し入りするための開口部となっているメットインボックスと、前記メットインボックスの車両前方側であって、前記メットインボックスよりも下方に配置されたエンジンと、前記エンジンの上方に配置された燃料噴霧装置と、前記メットインボックスの車両前方側であって、前記燃料噴霧装置よりも上方の位置に配置されたバッテリ収納部とを備え、前記バッテリ収納部に前記バッテリが収納されている。
ある好適な実施形態において、前記鞍乗型車両は、前記バッテリ収納部には、その底面を貫通する形態の底孔が形成され、前記底孔には、前記バッテリを支持する支持部材が着脱可能に取り付けられている。
ある好適な実施形態では、前記支持部材は、前記バッテリを支持する部分のみが局部的に前記バッテリ収納部の底よりも上方に突出した形状を有している。
ある好適な実施形態において、前記燃料噴霧装置は、キャブレタであり、前記支持部材は、板状をなしていて、その下面のうち前記バッテリを支持する部分が前記キャブレタと対応して凹んだ形態となっている。
ある好適な実施形態では、前記燃料噴霧装置は、フューエルインジェクションであり、前記支持部材は、その上面が前記バッテリ収納部の底面と略同一面上となるように形成されていることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記バッテリ収納部の底には、前記バッテリ収納部内において前記バッテリを支持する高さの異なる複数種類の前記支持部材が選択的に取り付けられるようになっている。
ある好適な実施形態では、前記支持部材は、金属部材である。
ある好適な実施形態では、前記バッテリ収納部と前記メットインボックスとの境界には、前記メットインボックスの内壁の一部を構成する蓋が設けられている。
ある好適な実施形態では、前記メットインボックスの周囲に配置され、前記バッテリと結線された電装品と、前記電装品から延びた配線の端部に接続された第1カプラと、前記第1カプラを固定するカプラ保持部とを備え、前記バッテリ収納部は、前記メットインボックスに連通しており、前記電装品は、前記メットインボックスに連通した電装品収納部に収納されており、前記カプラ保持部に固定された前記第1カプラは、外部部材から延びた配線の端部に接続された第2カプラに接続されることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記電装品は、スタータリレーを含んでおり、前記外部部材は、前記鞍乗型車両のエンジンに設けられたスタータモータである。
ある好適な実施形態では、前記カプラ保持部には、前記第1カプラの筐体後部を押し留める留め爪が形成されている。
ある好適な実施形態において、前記カプラ保持部には、前記第1カプラの筐体中央部を囲んで係止する係止部材を備えており、前記第1カプラの筐体には、突起部位が形成されており、前記係止部材には、前記第1カプラに形成された突起部を嵌め込み、前記第1カプラをガイドする溝が形成されている。
ある好適な実施形態では、前記メットインボックスと前記バッテリ収納部との間には第1中蓋が設けられており、前記メットインボックスと前記電装品収納部との間には第2中蓋が設けられている。
ある好適な実施形態において、前記第1中蓋および前記第2中蓋は、それぞれ、締結部材によって前記メットインボックスに固定されている。
ある好適な実施形態では、前記バッテリ収納部は、前記メットインボックスの側面に配置されており、前記電装品収納部は、前記メットインボックスの底面に配置されており、前記第2中蓋のうち前記メットインボックス側の面には、前記ヘルメット用の緩衝部材が設けられている。
本発明の鞍乗型車両によれば、バッテリ収納部をメットインボックスの車両前方側であって、エンジン及び燃料噴霧装置よりも上方の位置に配置しているので、重量が比較的大きな部材であるバッテリと、同じく重量の大きいエンジンとが、車両前後方向において集中して配置される。これにより、重量物が前後方向に分散して配置されることを回避し得、車両の運転性能及び操縦性を向上させることができる。加えて、燃料噴霧装置とシートとの間の空間をバッテリ収納スペースとして活用することができ、これによって従来のバッテリ収納スペースを他の部品スペースとして有効に活用することができる。
また、バッテリ収納部とメットインボックスとの境界には、メットインボックスの内壁の一部を構成している蓋を備えているので、シートを開放して蓋を取り外すことによってメットインボックスの内部からバッテリの点検・交換を容易に行うことができ、バッテリのメンテナンス性を向上させることができる。
また、メットインボックスに連通した電装品収納部内の電装品と、メットインボックスの外側に配置され、電装品と結線された外部部材とを備え、電装品と外部部材との結線は、当該電装品から延びた配線の端部に接続された第1カプラと、当該外部部材から延びた配線の端部に接続された第2カプラとを接続することによって行われている。
このように電装品と外部部材とを接続する配線の途中にカプラを介在させることによって、電装品および外部部材の組み付けが容易となる。即ち、メットインボックスを車体に組み付けた後であっても電装品と外部部材とを結線することができ、その組み付け性が向上する。加えて、電装品から延びた配線の端部に接続された第1カプラは電装品収納部と一体成形されたカプラ保持部に固定されているので、第1カプラをしっかりと固定することができる。したがって、車両走行時の振動等によってカプラが外れる事態を回避することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態1を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1及び図2を参照しながら、本発明の実施形態における鞍乗型車両100(以下、単に「車両」とも称する)について説明する。図1は、本実施形態の鞍乗型車両100の構造を模式的に示す外観側面図である。図2は、本実施形態に係るバッテリ収納部10周りの構成を説明する側面図である。
本実施形態に係る鞍乗型車両100は、所謂アンダーボーン型の自動二輪車である。車両100は、シート下にヘルメットとバッテリとを配置した車両であり、ライダーが着座するシート30と、シート下に配置されたメットインボックス20と、メットインボックス20の車両前方側に配置されたバッテリ収納部10とから構成されている。
本実施形態のシート30は、その長手方向が車両前後方向に沿うように車両の中央付近に配置され、その後部が車両100の後端まで延びて形成されている。シート30の左右側方の斜め下には、一対のボディカバー68が設けられており、このボディカバー68の内部には、シート30によって隠された開口スペースが設けられている。本実施形態のシート30は、その前端がヒンジ32を介して回動自在に車体に取り付けられており、このシート30を上方へ開放することによって、シート下に形成された開口スペースを露出させ得るように構成されている。
シート下の開口スペースには、メットインボックス20が設けられている。本実施形態のメットインボックス20は、シート下の開口スペースの前側に配置されており、後側に隣接して設けられた燃料タンク67の前下方に位置している。メットインボックス20は、ヘルメット(図示せず)を収容するための容器であり、ヘルメットに代えて種々の物品を収容することができる。メットインボックス20の上面は、ヘルメット等を出し入れするための開口部22となっている。この開口部22は、ヘルメット等の出し入れするとき以外は中蓋23によって塞がれている。
メットインボックス20の車両前方側には、バッテリ12を収納するバッテリ収納部10が配置されている。本実施形態のバッテリ収納部10は、メットインボックス20と一体的に形成された樹脂製部材であり、その前部がシート30の前端付近まで延びて配置されている。尚、バッテリ収納部10とメットインボックス20は、互いに別体の部品として製造されたものであってもよい。また、バッテリ収納部10とメットインボックス20との境界には、メットインボックス20の内壁26の一部を構成する蓋24が配置されており、この蓋24によって、バッテリ収納部のスペースとメットインボックスのスペースとが隔離されている。
バッテリ収納部10の配置構成についてさらに説明する。シート30の下方には、エンジン40と、このエンジン40に燃料を供給する燃料噴霧装置44とが配置されている。
本実施形態のエンジン40は、メットインボックス20とバッテリ収納部10との境界の下方、換言すると、メットインボックス20よりも車両前方側であって、メットインボックス20よりも下方の位置に配置されている。エンジン40の動力は、伝動ケース66内の動力伝達装置を介してリアタイヤ65まで伝達され、リアタイヤ65を駆動する。本実施形態のエンジン40は、スイング式エンジンである。すなわち、エンジン40と伝動ケース66とを一体化したもの(動力ユニット)を、エンジン40近傍のピボット軸部を介して車体フレーム60に上下方向に揺動自在に連結し、伝動ケース66の後端部がリアクッションユニット69を介して車体フレーム60の後部に接続されている。この構成では、例えば荒れた路面を走行する場合に生じ得る衝撃を動力ユニットのスイング動作によって吸収することができ、車両の振動を抑制することができる。
燃料噴霧装置44は、エンジン40に燃料を供給する部材であり、例えばキャブレタである。本実施形態の燃料噴霧装置44は、シート30の前端部の下方であって、エンジン40の前方の斜め上に配置されている。燃料噴霧装置44は、上述した動力ユニットの一部を構成しており、該動力ユニットのスイング動作に追従して上下揺動する。
この上下揺動する燃料噴霧装置44とシート30との間の空間にバッテリ収納部10が配置されている。つまり、側面視において、バッテリ収納部10内のバッテリ12は、エンジン40及び燃料噴霧装置44の上方に位置付けられている。
燃料噴霧装置44とシート30との間の空間は、燃料噴霧装置44が上下揺動するため、従来は部品を配置することができないデッドスペースであった。これは、当該空間に部品を配置したとすれば、上下揺動を避けるためにその部品は上方に配置せざるを得ず、すると、シート高が高くなり、その結果、足着き性が悪くなるという結果を招くからである。
本実施形態によれば、車両のレイアウトを工夫することにより、上記燃料噴霧装置44の上方のデッドスペースをバッテリ収納スペースとして活用することができ、これによって従来のバッテリ収納スペースを他の部品スペースとして有効に活用することができる。
また、本実施形態によれば、バッテリ収納部10は、メットインボックス20の車両前方側で、かつ、エンジン40及び燃料噴霧装置44の上方に位置付けされている。そのため、重量が比較的大きくなるバッテリ12と、同じく重量の大きいエンジン40とが、車両前後方向において集中して配置され、車両前後方向の略中央位置において、重量物の集中配置が図られている。その結果、車両の運転性能及び操縦性を向上させることができる。特にスクータ型車両では、後輪荷重が多くなりがちなので、重いバッテリを車両中央付近に配置してマスを集約できるメリットは大きい。
以下、さらに図3及び図4を参照しながら、本実施形態に係るバッテリ収納部10の構成、特に蓋24の構成について説明する。図3は、バッテリ収納部周辺の要部を拡大した上面図である。図4は、図2中の矢印「IV」方向からバッテリ収納部を見た外観図である。なお、図4では蓋24の一部を切り欠いてバッテリ収納部の内部が分かるように示してある。
本実施形態の蓋24は、図3に示すようにメットインボックス20とバッテリ収納部10との境界に配置され、メットインボックス20とバッテリ収納部10とを隔離している。本実施形態の蓋部24は、工具を用いて着脱自在にメットインボックス20にネジ止めされている。すなわち蓋24は、図4に示すように二つのネジ56を介してメットインボックスの内壁上側に設けられた取付部57に締結固定されている。そのため二つのネジ56の締結を工具の使用(例えばドライバ)で解除することで蓋24を取り外すことができる。このように蓋24を取り外した状態では、バッテリ収納部10に収納されたバッテリ12を大きく露出させることができる。
上記構成によれば、シート30を上方に開放し、次いで蓋24を工具を用いて取り外すことによって、バッテリ12の点検・交換をメットインボックス20の内部から容易に行うことができ、バッテリ12のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、メットインボックス20とバッテリ収納部10との境界には、蓋24に加えて上下方向に延びた帯状のベルト58が取り付けられている。すなわち、蓋24を取り外した後、さらにベルト58を取り外すことで上述したバッテリ12のメンテナンス等を実行し得るように構成されている。
さらに図5〜図8を参照しながら、本実施形態に係るバッテリ収納部10の構成について詳述する。図5はバッテリ収納部周りを上方から見た要部拡大図、図6はバッテリ収納部周りを側方から見た要部拡大図、図7はバッテリ収納部10及びメットインボックス20の分解斜視図である。なお、図5ではバッテリ収納部10の下方の状態が分かるように部材の一部を破断して示してある。
バッテリ収納部10は、図5に示すように上方から見ると、メットインボックス20の前方で且つ左右のシートレールフレーム35の間に挟まれた空間に配置され、その下方には燃料噴霧装置44が設けられている。また、バッテリ収納部10は、図6に示すように側方から見ると、その上側部分が下側部分よりも前方へ位置するように前傾して配置されている。そのため、バッテリ収納部10内のバッテリ12は前傾姿勢で支持されるとともに、蓋24を取り外した場合には斜め上方向に向けて露出することとなる。このようにバッテリ12を前傾姿勢で保持すると、バッテリ収納部10の上下方向をコンパクトにでき、その結果、シート高を下げて操作安定性を向上することができる。
また、図6に示すように、バッテリ収納部10の上側には、シート30を回動自在に支持するヒンジ32が設けられている。ヒンジ32は、図3に示すように、支軸34と、該支軸34を嵌入する一対の取付片33a及び33bとから構成されており、シート30は、ボルト及びナットを介して該ヒンジ32に締結固定されている。このようにバッテリ収納部10と一体成形されたヒンジ32をバッテリ収納部10の上側に設けることにより、シート開放時にヒンジ32にかかる荷重をバッテリ収納部10で支えることができ、シート30の十分な取付強度を確保することができる。
ヒンジがシートの前方に配置される場合には、ライダーの重量を支えるために大きなリブを下方に設ける必要がある。これに対し、本実施形態では、バッテリ収納部の上側にヒンジを配置することにより、当該バッテリ収納部でライダーの重量を支えることができる。そのため別途リブを設ける必要はなく、車両の部品点数を削減することができる。なお、バッテリ収納部の形状は、ライダーの重量を支え得る強度を有する形状であればよく、その典型例として箱型のバッテリ収納部を好適に使用することができる。またヒンジ32をバッテリ収納部10の上側に設けることにより、バッテリ収納部10の前方にヒンジがある場合に比べてコンパクトに配置することができる。
さらに、図6及び図7に示すように、バッテリ収納部10の底には支持部材14が配置されている。具体的には、樹脂材料からなるバッテリ収納部10には、その下面を上下に貫通した形態の底孔15が形成されており、この底孔15にバッテリ収納部10の底面を構成する板状の支持部材14が着脱可能に取り付けられている。この支持部材14は、ボルト17を介してバッテリ収納部10の外壁に固定されるとともに底孔15を下側から塞いでいる。この構成により、バッテリ収納部10に収納されたバッテリ12は、支持部材14の上面によって支持されることとなる。
支持部材14の材質は、バッテリ12を支持し得る強度を持つ材料であれば特に制限されないが、金属材料(例えば板金部品)の支持部材14を好適に使用することができる。バッテリ収納部10は上述したように開放時のシート30の荷重を支えており、樹脂よりも高い強度を持つ金属製の支持部材14を用いることで強度部材として活用することができる。
また、支持部材14はバッテリ12の高さを変更し得るように2種類のものが用意されている。本実施形態では、ボルト17を取り外すことで支持部材14を取り替えることができ、形状の異なる支持部材14を交換することによってバッテリ収納部10の収納体積を適宜調節し得るように構成されている。例えば、図8(a)の支持部材14aは、その上面のうちバッテリ12を載置させて支持する部分のみが局部的にバッテリ収納部10の底面よりも上方に突出し、下面(キャブレタ44aとの対向面)のうちキャブレタ44aとの対応部分が局部的に凹んだ形態であるのに対し、図8(b)の支持部材14bは、その上面がバッテリ収納部10の底面とほぼ同一平面上になる形状を有している。換言すれば、支持部材14aは、バッテリ収納部10の底からバッテリ12の底面を上方へ持ち上げる構造を有しているのに対し、支持部材14bは、バッテリ収納部10の底の方へバッテリ12の底を近づけてバッテリ収納部10の収納体積を大きくする構造を有している。そのため支持部材14aを支持部材14bに交換することによって、バッテリ収納部10の収納体積を増大することができ、延いては大きなバッテリを搭載することが可能となる。このように支持部材14を取替え可能とすることにより、搭載するバッテリのサイズに合わせて好適な支持部材14を適宜選択することが可能となり、同一の外装の車両であって仕様違いのためにバッテリサイズを変更したい場合でもレイアウトをわざわざ変更しなくてもよい。
なお、本実施形態では、上面高さの異なる支持部材14を交換することによってバッテリ収納部10の収納体積を可変としたが、支持部材14はバッテリ収納部10の底の高さを適宜調節し得るように構成されていればよく、例えば支持部材14自体にバッテリ収納部10の底の高さを調節する機能を付与することもできる。この場合、支持部材14を交換する手間を省くことができる。
また、本実施形態のバッテリ収納部10は、上述したように燃料噴霧装置44の上方に配置されているので、搭載する燃料噴霧装置44のサイズ等に合わせて適宜好適な支持部材14の形状を選択することもできる。例えば燃料噴霧装置44としてキャブレタを使用する場合には、フューエルインジェクション(FI)と比べて装置全体の体積が比較的大きくなる一方でバッテリ容量(バッテリサイズ)はFIよりも比較的小さくなる。したがって、キャブレタ44aを搭載する場合には、図8(a)に示すようにキャブレタ44aと対向する下面のうちキャブレタ44aとの対応領域のみが局部的に凹んだ形態の支持部材14aを用いることによって、比較的小さなバッテリ12aを収納しつつ、バッテリ収納部10の下方スペースを広く取ってキャブレタ44aの配置スペースを大きく確保することができる。
これに対し、燃料噴霧装置44としてフューエルインジェクション(FI)44bを搭載する場合には、図8(b)に示すようにバッテリ収納部10の底と略同一面上となる上面を持つ支持部材14bを用いることによってバッテリ収納部10の収納体積を大きくし、大きなバッテリ12bを収納することができる。
次に、図9及び図10を参照しながら、本発明の実施形態2における鞍乗型車両200(以下、単に「車両」とも称する)について説明する。図9は、本実施形態に係る鞍乗型車両200の構造を模式的に示す外観側面図である。図10は、車両200のシート下の構造を説明する側面模式図である。
本実施形態に係る鞍乗型車両200は、所謂アンダーボーン型の自動二輪車であり、シート下にヘルメットを収納可能な車両である、車両200は、ライダーが着座するシート130と、シート下に配置されたメットインボックス120と、メットインボックス120の車両前方側に配置されたバッテリ収納部140と、メットインボックス120の下方に配置された電装品収納部110とから構成されている。
本実施形態のシート130は、その長手方向が車両前後方向に沿うように車両の中央付近に配置され、その後部が車両200の後端まで延びて形成されている。シート130の左右側方の斜め下には、一対のボディカバー168が設けられており、このボディカバー168の内部には、シート130によって隠された開口スペースが設けられている。本実施形態のシート130は、その前端がヒンジ132を介して回動自在に車体に取り付けられており、このシート130を上方へ開放することによって、シート下に形成された開口スペースを露出させ得るように構成されている。
シート下の開口スペースには、メットインボックス120が設けられている。本実施形態のメットインボックス120は、シート下の開口スペースの前側に配置されており、後側に隣接して設けられた燃料タンク167の前下方に位置している。メットインボックス120は、ヘルメット(図示せず)を収容するための容器であり、ヘルメットに代えて種々の物品を収容することができる。メットインボックス120の上方には、ヘルメット等を出し入れするための開口部22が設けられている。この開口部22は、ヘルメット等の出し入れするとき以外は蓋123によって塞がれている。
さらに図11も加えてメットインボックス120周りの構造について説明する。図11はメットイン収容部周りを拡大した要部拡大図であり、(a)がその上面図、(b)がその側面図である。
メットインボックス120の側面には、バッテリ142を収納するバッテリ収納部140が配置されている。本実施形態のバッテリ収納部140は、メットインボックス120と一体的に形成された樹脂製部材であり、該メットインボックス120の前側に設けられている。尚、バッテリ収納部140とメットインボックス120は、互いに別体の部品として製造されたものであってもよい。バッテリ収納部140とメットインボックス120との境界には、中蓋146(第1中蓋146)が配置されており、この中蓋146によって、バッテリ収納部の収納スペースとメットイン収容部の収納スペースとが隔離されている。
一方、メットインボックス120の底面には電装品収納部110が配置されている。本実施形態の電装品収納部110は、メットインボックス120と一体成形された樹脂製部材であり、メットインボックス120の底面の略中央付近に設けられている。電装品収納部110は、その上部が開口端となっており、この開口端を介してメットインボックス120の内部に繋がっている。また、電装品収納部110とメットインボックス120との境界には、中蓋116(第2中蓋116)が配置されており、この中蓋116によって、電装品収納部110の収納スペースとメットインボックス120の収納スペースとが隔離されている。
次に、図12を参照しながら電装品収納部110の内部の構成について説明する。電装品収納部110には電装品112が収納されている。電装品112は、例えばスタータリレーやヒューズである。電装品112は、典型的な鞍乗型車両に搭載される電装品と同じであればよく特に制限はないが、この例ではスタータリレー一体型ヒューズが搭載されている。スタータリレー112aは、スタータモータ(不図示)とバッテリ142との間に介在し、ハンドルにあるスタータスイッチの入力を受けてスタータモータを作動する実質的なスイッチとしての機能を持つ。そのため、スタータリレー112aは配線152を介してバッテリ142と電気的に接続し、配線154を介してスタータモータと電気的に接続している。なお、本実施形態のスタータモータは、典型的な鞍乗型車両に搭載されるスタータモータと同様にエンジン162(図10参照)に設けられており、電装品収納部110(メットインボックス120)の外部に配置された「外部部材」の典型例である。
スタータモータ(外部部材)に接続する配線154は、その途中にカプラが介在している。即ち、スタータリレー112aから延びた配線154aの端部に接続された第1カプラ170aと、スタータモータ(外部部材)から延びた配線154b(不図示)の端部に接続された第2カプラ(不図示)とが設けられている。そして、第1カプラ170aと第2カプラとを嵌合することでスタータリレー112aとスタータモータ(外部部材)とは電気的に接続されている。第1カプラ170aは、電装品収納部110の底面に一体成形されたカプラ保持部172に固定されている。この例では、カプラ保持部172は、電装品収納部110の底面右側に設けられるとともに第1カプラ170aが動かないように固定している。
本発明の鞍乗型車両200によれば、メットインボックス120に連通した電装品収納部110内のスタータリレー112a(電装品)と、メットインボックス120の外部に配置されたスタータモータ(外部部材)との結線は、スタータリレー112a(電装品)から延びた配線154aの端部に接続された第1カプラ170aと、スタータモータ(外部部材)から延びた配線の端部に接続された第2カプラとを接続することによって行われている。そのため、メットインボックス120を車体に組み付けた後に電装品112(スタータリレー112a)と外部部材(スタータモータ)とを結線することができ、その組み付け性が向上する。
加えて、スタータリレー112a(電装品)から延びた配線154aの端部に接続された第1カプラ170aは電装品収納部110と一体成形されたカプラ保持部172に固定されているので、第1カプラ170aをしっかりと固定することができる。したがって、車両走行時の振動等によってカプラが外れる事態を回避することができる。
さらに、本実施形態では、メットインボックス120の側面にバッテリ収納部140を配置し、メットインボックス120の底面に電装品収納部110を配置しているので、バッテリ142と電装品112(スタータリレー112a)とを比較的近接して配置することができる。これによりバッテリ142と電装品112との間の電圧の低下を防止することができる。加えて、メットインボックス120の底面に電装品収納部110を配置することにより、スタータリレー112a(電装品)とエンジン162(特にスタータモータ)との距離も近づくため(図9参照)、両者を接続する配線154を簡素化することができる。
なお、電装品収納部110の前側の側面には、スタータモータ(外部部材)からの第2カプラの引き入れ口となる引入用開口部が開口しており、該引入用開口部を介して第2カプラは電装品収納部110内に引き入れられる。引入用開口部をカプラ保持部172の近傍に設けることで第1カプラ170aと第2カプラとの結線作業は容易となる。
また、バッテリ用の配線152は、上記引入用開口部から電装品収納部110(メットインボックス120)の外部に引き出され、バッテリ収納部側の開口部147を介してバッテリ142と接続している。このようにバッテリ用の配線152をメットインボックス120の外側に引き出すことにより、メットイン収容部の内装を良好にすることができる。なお、バッテリ用の配線152は高電圧を印加するため、バッテリ142と電装品112との間の結線は途中にカプラを介在させないことが好ましい。
次に、図13〜図16を参照しながら本実施形態に係る電装品収納部110の内部構造、特にカプラ保持部172のカプラ固定構造について詳細に説明する。まず、図13を参照しながら、第1カプラ170aの構造について説明する。図13は、第1カプラ170aを備えた電装品112aの外観斜視図である。
図13に示すように、電装品112の一部であるスタータリレー112aからは、バッテリ142と接続する配線152と、スタータモータと接続する配線154のスタータリレー側の配線154aとが延びている。そして、配線154aの端部には第1カプラ170aが取り付けられている。本実施形態の第1カプラ170aは、その先端が第2カプラを嵌入可能に開口した所謂メス型カプラである。
第1カプラ170aは、略直方体形状の筐体であり、その本体部分を構成する筐体中央部174と、その筐体中央部174の上面に形成された突起部173とから構成されている。また、筐体中央部174の上面には、突起部173以外にも、傾斜した段差179が形成されている。
次に、図14を参照しながら、カプラ保持部172の構造について説明する。図14(a)はカプラ保持部172の上面図、(b)はカプラ保持部172の外観斜視図である。図14(a)および(b)に示すように、カプラ保持部172は、第1カプラ170aの筐体中央部174を囲んで係止する係止部材175を備えている。本実施形態の係止部材175は、一対の突設片177a及び177bと、留め爪178とから構成されている。
突設片177a及び177bは、電装品収納部110の上面から上方へ突出した一対の部材である。本実施形態の突設片177a及び177bは、筐体中央部174を挿通し得る程度に離間して配置されている。また、突設片177a及び177bの上部は、内側(互いに向き合う方向)に折れ曲がり、幅狭となったガイド溝176が形成されている。このガイド溝176は、第1カプラ170aの突起173を挿通し得る溝幅を有している。また、各突設片177a及び177bの折曲部位の下面には、傾斜した段差171aおよび171bがそれぞれ形成されている。
留め爪178は、電装品収納部110の上面に設けられ、突設片177a及び177bの後方に配置されている。本実施形態の留め爪178は樹脂材料からなる線状の突起であり、その長手方向が車両の左右方向に沿うように形成されている。
続けて、図15(a)〜(c)及び図16(a)〜(c)を参照しながら、第1カプラ170aをカプラ保持部172に固定する手順について説明する。図15(a)〜(c)は、第1カプラ170aをカプラ保持部172に固定する手順を説明する外観斜視図であり、図16(a)〜(c)は、その断面模式図である。まず、図15(a)及び図16(a)に示すように、第1カプラ170aの突起部173をガイド溝176に嵌め込む。
次いで、図15(b)及び図16(b)に示すように、一対の突設片177a及び177bの折曲部位の下側に第1カプラ170aの筐体中央部174を嵌め込み、当該筐体中央部174を前方へとスライドさせる。このように、一対の突設片177a及び177bの間を通すことで第1カプラ170aの車両左右方向の位置決め固定がなされる。
続いて、図15(c)及び図16(c)に示すように、筐体中央部174をさらに前方へとスライドさせ、第1カプラ70aの段差179と各突設片の段差171aおよび171bとを当接させる。この当接によって、第1カプラ170aの前方への移動が規制される。また、このとき、筐体中央部174の背面には、留め爪178が回り込む。この留め爪178によって、第1カプラ170aの後方への移動が規制される。このようにして、第1カプラの車両前後方向の位置決め固定がなされる。
さらに図17〜図19を参照しながらバッテリ収納部140及び電装品収納部110の構成について説明する。図17に示すように、電装品収納部110とメットインボックス120との境界には、中蓋116(第2中蓋116)が配置されている。本実施形態の中蓋116は、締結部材としてのネジ115を介して着脱自在にメットインボックス120にネジ止めされている。これにより、通常時には電装品を中蓋116で隠すことができ、メットインボックスの内装を良好にすることができる。また、中蓋116のメットイン収容部側の面には、ヘルメット用の緩衝部材118が設けられている。本実施形態の緩衝部材118は、略円形状のスポンジからなり、中蓋116の略中央部に配置されている。また、緩衝部材118の一部には切欠き113が設けられており、この切欠き113を介して中蓋116を把持し得るように構成されている。このように緩衝部材118に中蓋116の取手部としての機能を付加することにより、中蓋116に別途取手部を設けなくてもよく、メットインボックスの内部をすっきりとした内装にすることができる。なお、中蓋は、上述した切欠きに限らず、他の手段で把持されてもよい。例えば、図18に示すように、緩衝部材118に突起114を設け、当該突起114を把持し得るように構成することができる。
また、図18に示すようにメットインボックス120とバッテリ収納部140との境界に中蓋146(第1中蓋)が配置され、メットインボックス120とバッテリ収納部140とを隔離している。本実施形態の中蓋146は、工具を用いて着脱自在にメットインボックス120にネジ止めされている。すなわち中蓋146は、図19に示すように二つのネジ148(締結部材)を介してメットイン収容部の内壁上側に設けられた取付部149に締結固定されている。そのため二つのネジ148の締結を工具の使用(例えばドライバ)で解除することで中蓋146を取り外すことができる。このように中蓋146を取り外した状態では、バッテリ収納部140に収納されたバッテリ142を大きく露出させることができる。
上記構成によれば、シート130を上方に開放し、次いで中蓋146を工具を用いて取り外すことによって、バッテリ142の点検・交換をメットインボックス120の内部から容易に行うことができ、バッテリ142のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、メットインボックス120とバッテリ収納部140との境界には、蓋123に加えて上下方向に延びた帯状のベルト145が取り付けられている。すなわち、中蓋146を取り外した後、さらにベルト145を取り外すことで上述したバッテリ142のメンテナンス等を実行し得るように構成されている。
なお、本明細書でいう「鞍乗型車両」とは、ライダーがシートに跨って着座するタイプの車両だけに限らず、ライダーが両脚を閉じて着座する車両タイプ(典型的にはスクータ型の車両)も含まれる。また、図1に示した鞍乗型車両100及び図9に示した鞍乗型車両200は、アンダーボーン型の自動二輪車であるが、これに限らず、シート下にバッテリ収納部を有する鞍乗型車両であれば適用することができる。例えば、アンダーボーン型の自動二輪車以外に、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両))や、スノーモービルに適用することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本発明によれば、重量物の集中配置を図ることによって車両の操縦性を向上させるバッテリの配置構造を有する鞍乗型車両を提供することができる。
また、本発明によれば、シート下に収納された電装品と外部部材との結線が容易な鞍乗型車両を提供することができる。
実施形態1の鞍乗型車両100の構造を模式的に示す外観側面図。 実施形態1に係るバッテリ収納部10周りの構成を説明する側面図。 バッテリ収納部周辺の要部を拡大した上面図。 図2中の矢印「IV」方向からバッテリ収納部を見た外観図。 バッテリ収納部周りを上方から見た要部拡大図。 バッテリ収納部周りを側方から見た要部拡大図。 バッテリ収納部及びメットインボックスの分解斜視図。 (a)は燃料噴霧装置がキャブレタのときの側面模式図。(b)は燃料噴霧装置がフューエルインジェクションのときの側面模式図。 実施形態2の鞍乗型車両の構造を模式的に示す外観側面図。 車両のシート下の構造を説明する側面模式図。 メットインボックス周りを拡大した要部拡大図であり、(a)がその上面図、(b)がその側面図。 電装品収納部の内部の構成について説明する図。 電装品および配線の外観斜視図。 (a)はカプラ保持部の上面図、(b)は外観斜視図。 (a)〜(c)は、第1カプラをカプラ保持部に固定する手順について説明する図。 (a)〜(c)は、第1カプラをカプラ保持部に固定する手順について説明する図。 (a)は、中蓋取り外し時の電装品収納部の要部拡大図。(b)は、中蓋装着時の電装品収納部の要部拡大図。 本実施形態の改変例を示す図。 中蓋装着時のバッテリ収納部周辺の要部を拡大した図。 メットインボックス側からバッテリ収納部を見た外観図。
符号の説明
10 バッテリ収納部
12 バッテリ
14 支持部材
15 底孔
17 ボルト
20 メットインボックス
22 開口部
23 中蓋
24 蓋
26 内壁
30 シート
32 ヒンジ
33 取付片
34 支軸
40 エンジン
44 燃料噴霧装置
44a キャブレタ
44b フューエルインジェクション
56 ネジ
57 取付部
58 ベルト
60 車体フレーム
65 リアタイヤ
66 伝動ケース
67 燃料タンク
68 ボディカバー
69 リアクッションユニット
100 鞍乗型車両

Claims (16)

  1. シート下にヘルメットとバッテリとが配置された鞍乗型車両であって、
    上面がヘルメットを出し入りするための開口部となっているメットインボックスと、
    前記メットインボックスの車両前方側であって、前記メットインボックスよりも下方に配置されたエンジンと、
    前記エンジンの上方に配置された燃料噴霧装置と、
    前記メットインボックスの車両前方側であって、前記燃料噴霧装置よりも上方の位置に配置されたバッテリ収納部とを備え、
    前記バッテリ収納部に前記バッテリが収納されている、鞍乗型車両。
  2. 前記バッテリ収納部には、その底面を貫通する形態の底孔が形成され、
    前記底孔には、前記バッテリを支持する支持部材が着脱可能に取り付けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記支持部材は、前記バッテリを支持する部分のみが局部的に前記バッテリ収納部の底よりも上方に突出した形状を有していることを特徴とする、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記燃料噴霧装置は、キャブレタであり、
    前記支持部材は、板状をなしていて、その下面のうち前記バッテリを支持する部分が前記キャブレタと対応して凹んだ形態となっている、請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記燃料噴霧装置は、フューエルインジェクションであり、
    前記支持部材は、その上面が前記バッテリ収納部の底面と略同一面上となるように形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記バッテリ収納部の底には、前記バッテリ収納部内において前記バッテリを支持する高さの異なる複数種類の前記支持部材が選択的に取り付けられるようになっている、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記支持部材は、金属部材である、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記バッテリ収納部の上側には、前記シートを回動自在に支持するヒンジが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記バッテリ収納部と前記メットインボックスとの境界には、前記メットインボックスの内壁の一部を構成する蓋が設けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記メットインボックスの周囲に配置され、前記バッテリと結線された電装品と、
    前記電装品から延びた配線の端部に接続された第1カプラと、
    前記第1カプラを固定するカプラ保持部とを備え、
    前記バッテリ収納部は、前記メットインボックスに連通しており、
    前記電装品は、前記メットインボックスに連通した電装品収納部に収納されており、
    前記カプラ保持部に固定された前記第1カプラは、外部部材から延びた配線の端部に接続された第2カプラに接続されることを特徴とする、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記電装品は、スタータリレーを含んでおり、
    前記外部部材は、前記鞍乗型車両のエンジンに設けられたスタータモータである、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記カプラ保持部には、前記第1カプラの筐体後部を押し留める留め爪が形成されている、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記カプラ保持部には、前記第1カプラの筐体中央部を囲んで係止する係止部材を備えており、
    前記第1カプラの筐体には、突起部が形成されており、
    前記係止部材には、前記第1カプラに形成された突起部を嵌め込み、前記第1カプラをガイドする溝が形成されている、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記メットインボックスと前記バッテリ収納部との間には第1中蓋が設けられており、
    前記メットインボックスと前記電装品収納部との間には第2中蓋が設けられている、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  15. 前記第1中蓋および前記第2中蓋は、それぞれ、締結部材によって前記メットインボックスに固定されている、請求項14に記載の鞍乗型車両。
  16. 前記バッテリ収納部は、前記メットインボックスの側面に配置されており、
    前記電装品収納部は、前記メットインボックスの底面に配置されており、
    前記第2中蓋のうち前記メットインボックス側の面には、前記ヘルメット用の緩衝部材が設けられている、請求項14に記載の鞍乗型車両。
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