JP2009036054A - オイルストレーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルストレーナの全体の変更ではなく、その一部の変更で車種変更等に対応することができるオイルストレーナを提供する。
【解決手段】エンジンへの取付部17及び流出口15が形成された筒状の流出側管部9と、一端が流出側管部9に接続され、他端に流入口23が形成された筒状の流入側管部11とを有し、流出口15へ向かって流れるオイルを濾過するフィルタ7が流出側管部9内に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのオイルパン内に配設されるオイルストレーナに関する。
一般に、車両等のエンジンにおいては、シリンダブロックの下部にオイルパンが配置され、オイルパンに貯留したオイルを、オイルポンプにより前記オイルパン内のオイルストレーナの流入口から吸い上げて、エンジン内の摺動部へ供給した後、オイルパン内に落下させることで再びオイルパンに戻すようになっている。
そして、オイルポンプにより吸い上げるオイルに途切れが生じないように、オイルストレーナの流入口は、車両の旋回時や急発進時等においても、オイルパン内のオイルに浸っている必要がある。このため、従来より、オイルパンの底面には前記車両の旋回時等においてもオイルを貯留可能な凹みが形成され、該凹み内にオイルストレーナの流入口が配置されている。
ここで、オイルパンに配置されるオイルストレーナとして、特許文献1には、上下半割の2つの分割体が重合一体化されることで内部に流路が構成されたオイルストレーナが開示されている。このオイルストレーナでは、上側分割体に流出口が形成され、下側分割体に流入口が形成されており、流路内を通過するオイルを濾過するためのフィルタが、上側分割体と下側分割体との間に挟み込まれるようにして配置されている。
特許第2912557号公報
ところで、一般に、車種やエンジンの種類に応じてオイルパンの設置スペースや、オイルパンの周囲の補機の配置が異なるから、オイルパンの形状も変更せざるを得ない場合が多い。その場合には、オイルストレーナの流入口を凹部内に位置させるべく、流入口をオイルパン内の適切な位置に配置するために、オイルストレーナの形状も変更しなければならない。これに対して、特許文献1のオイルストレーナは上下半割の分割体によって構成されていることから、流入口の位置等を変更するには、上側及び下側分割体のいずれについても形状を変更しなければならない。また、フィルタについても、上側分割体と下側分割体との間に挟み込まれるようにしてオイルトレーナに配置されていることから、前記上側及び下側分割体の形状が変更されることに応じて、フィルタの形状も変更しなければならず、これではコスト高になる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オイルストレーナの全体の変更ではなく、その一部の変更で車種変更等に対応することができるオイルストレーナを提供することにある。
請求項1の発明は、エンジンへの取付部及び流出口が形成された筒状の流出側管部と、
一端が前記流出側管部に接続され、他端に流入口が形成された筒状の流入側管部とを有し、前記流出側管部内に前記流出口へ向かって流れるオイルを濾過するフィルタが配設されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フィルタは、前記流出側管部の長手方向への移動が規制されるように、前記流出側管部と前記流入側管部とによって挟持されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、流入口を有する流入側管部の一端が流出口を有する流出側管部に接続されている。すなわち、流入口側の流路が流入側管部によって構成され、流出口側の流路が流出側管部によって構成されていることから、流入側管部又は流出側管部の長さなどその形状の一部を変更することで、オイルパンに対応した流入口の位置を容易に変更することができる。
また、フィルタの大半が流出側管部内に配設され、その一部が流入側管部内に突出している場合には、流入側管部の形状を変更するにあたってフィルタの形状を変更しないように設計することも可能であり、フィルタ自体を共通に使用することができる。
以上のことから、オイルストレーナの一部の変更で、オイルパンの変更に容易に対応することができるため、コスト低減が可能となる。
請求項2の発明によれば、前記フィルタは前記流出側管部の長手方向への移動が規制されるように、前記流出側管部と前記流入側管部とによって挟持された構成としたから、オイルの脈動によってフィルタが移動することがないため、フィルタと流出側管部及び流入側管部との衝突音の発生を防止することができるとともに、フィルタ挟持部の摩耗を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施形態におけるオイルストレーナの側面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。
オイルストレーナ1は内部に流路3を有するケーシング5と、流路3内に配置された板状のフィルタ7とを有している。ケーシング5は共に筒状を呈する流出側管部9と流入側管部11とが接続されることで構成され、流出側管部9、流入側管部11、及びフィルタ7は共に樹脂製である。
流出側管部9は、流出口15に連通する流路3が形成され、下流端(上端)の流出口15側から鉛直下方へ延びた後、屈曲部13で屈曲して緩やかに下降傾斜する形状を呈しており、その上流端にエンジン取付部17が形成されている。エンジン取付部17には、オイルストレーナ1をエンジン(図示せず)に取り付けるためのボルト挿通孔19が流出口15を挟むように形成されている。
流入側管部11は下流端(上端)から緩やかに下降傾斜して延びた後、屈曲部21で屈曲して略鉛直下方へ延び、内部に流路3を有しており、上流端(下端)に流路3に連通する流入口23が形成されている。また、流入側管部11の内径は流出側管部9の外径と略同一に形成されており、流出側管部9の上流端部(下端部)10が流入側管部11の下流端部(上端部)12内に挿入されることで、流出側管部9と流入側管部11とは接続されている。なお、流出側管部9の上流端部10が流入側管部11の下流端部12内に挿入された状態では、流出側管部9の上流端部10は流入側管部11内で屈曲部21より下流側に位置している。
また、流出側管部9と流入側管部11とが接続されてケーシング5が構成された状態では、流出側管部9の屈曲部13から流入側管部11の屈曲部21に至る略直線状部分25の内面に溝部27が形成されている。溝部27は、板状のフィルタ7が前記略直線状部分25の管部中心を通るように長手方向に形成され、流出側管部9の内面に形成された溝部27aと、流入側管部11の内面に形成された溝部27bとが連なることで構成されている。溝部27aは屈曲部13の下側内面13aから流出側管部9の上流端部10に至るように形成され、溝部27bは流入側管部11内に挿入された流出側管部9の上流端部10の位置から屈曲部21の上側内面21aに至るように形成されている。
フィルタ7は流路3内を流出口15に向かって流れるオイルを濾過するためのものであって、図2に示すように、枠部7aと、該枠部7aの内側に一体に形成されたメッシュ部7bと、枠部7a外面から外側に一体に突出する突出部7cとから構成され、突出部7cが溝部27内に嵌め込まれることで流路3内に配置されている。また、フィルタ7は、図1に示すようにその大部分(半分以上の部分)が流出側管部9内に配設されている。
図3はフィルタ7の平面図である。このフィルタ7の流入側管部11側の枠部7aは、略半円状に形成された半円部31を有し、該半円部31に形成された突出部7cが流入側管部11の溝部27bに嵌め込まれる。なお、半円部31以外の部分の方が、半円部31よりもフィルタ7の長手方向長さが長くなっており、半円部31以外の部分が流出側管部9内に配設されることで、フィルタ7はその大部分が流出側管部9内に配設される。また、流入側管部11の内径が流出側管部9の内径よりも大きいことから、半円部31の幅は半円部31以外の部分の幅よりも大きくなっており、これに伴い、半円部31と半円部31以外の部分とにおいては、枠部7aとメッシュ部7bとは連続して形成されているのに対して、突出部7cは連続して形成されてはいない。
図4は流出側管部9と流入側管部11とが分離した状態を示す側面図であり、図5は図4のV−V線断面図である。
流出側管部9の上流端部10の外面には、2つの管回り止め用係合部33が一体に形成されている。図5に示すように、係合部33は、流出側管部9の外面から外側に延びる2つの延伸部33aと、該2つの延伸部33aの先端をつなぐ連結部33bとによって略四角形状の係合孔35を形成している。そして、流出側管部9における係合部33よりも上流端部10が、流入側管部11の下流端部12内に挿入された状態では、流入側管部11の下流端部12の端面39(図4参照)が、係合部33の上流側端面37(図4参照)に当接するようになっている。また、流出側管部9の係合部33より上流側外周面には、凸状隆起部41が外周全体に亘って形成されている。
また、流入側管部11の下流端部12の端面39には2つの略四角柱状の突起43が突設されている。この突起43は、前記流出側管部9の上流端部10が流入側管部11の下流端部12内に挿入された状態で係合部33の係合孔35内に係合するものであって、係合孔35よりも小さな断面を有するとともに、係合孔35に対応した位置に形成されている。また、前記流出側管部9の上流端部10が流入側管部11の下流端部12内に挿入された状態で、凸状隆起部41の外側に位置する流入側管部11の下流端部12内面には、凸状隆起部41が係合する溝部45が内周全体に亘って形成されている。このように凸状隆起部41と溝部45とが係合することにより、流出側管部9と流入側管部11とは液密に接続される。
次に、オイルストレーナ1を組み立てる手順について説明する。
まず、図3に示すフィルタ7の半円部31以外の部分における突出部7cを流出側管部9の溝部27aに嵌め込んだ状態で、突出部7cを溝部27aに沿ってスライドさせてフィルタ7を流出側管部9内に挿入する。この挿入が完了した状態では、図4に示すように流出側管部9の上流端部10から半円部31が突出した状態となっている。
次いで、流出側管部9の上流端部10を流入側管部11の下流端部12内に挿入する。この際には、流出側管部9の上流端部10から突出した半円部31の突出部7cを流入側管部11の溝部27bに嵌め込んだ状態で、突出部7cを溝部27bに沿ってスライドさせる。
これにより、図1に示すように、内部に流路3を有するケーシング5と、流路3内に配置されたフィルタ7とからなるオイルストレーナ1が構成される。この状態において、フィルタ7は、ケーシング5の略直線状部分25における流路3を上下に2分し、屈曲部13の下側内面13aと屈曲部21の上側内面21aとの間に挟み込まれること、すなわち流出側管部9と流入側管部11とで挟み込まれることで流出側管部9の長手方向への移動が規制されている。また、凸状隆起部41が溝部45内に嵌め込まれることで、流出側管部9が流入側管部11内から抜け出ることが規制されるとともに、流出側管部9と流入側管部11とはオイルが漏れないように液密に接続される。また、突起43が係合部33の係合孔35に係合することで、流入側管部11は流出側管部9に対して回転することが規制されている。また、流入側管部11の下流端部12の端面39が係合部33の上流側端面37に当接することで、流出側管部9が、さらに流入側管部11内に挿入されることが規制されている。
そして、このように構成されたオイルストレーナ1は、ボルト挿通孔19に通した図外のボルトをエンジン側のボルト孔に挿通することにより、エンジンに締結される。この状態では、流出口15はエンジンのオイルポンプに接続され、オイルストレーナ1は、前記流出口15を上端として、図外のオイルパン内を斜め下方に延びて、オイルストレーナ1の下端に流入口23が位置し、該流入口23はオイルパンの凹部内に配置される。
以上のようにオイルストレーナ1がオイルパン内に配置された状態で、エンジンが始動してオイルポンプが作動すると、オイルポンプの吸引力によりオイルパン内に貯留しているオイルが流入口23から流路3内に流入し、流出口15に向かって流れ、この間、オイルはフィルタ7のメッシュ部7bを通過することで濾過される。そして、メッシュ部7bにより濾過されたオイルは、流出口15からエンジンの摺動部へ供給される。
ここで、オイルパンの形状が変更された場合には、オイルパンにおける凹部の位置も変わってくる。このため、流入口23を凹部内に位置させるべく流入口23の位置を適切に調整するために、オイルストレーナ1の形状を変更しなければならない。以下、本実施形態において、オイルストレーナ1の形状を変更する方法について説明する。なお、以下の説明では、流出口15(エンジン取付部17)がエンジンに接続される位置からオイルパンの凹部が水平方向に遠ざかるようにオイルパンの形状が変更されたことで、流入口23を流出口15から水平方向に遠ざけるようにオイルストレーナ1の形状を変形する場合について説明する。また、図1〜5と同じ構造のものは同一符号を付しその説明を省略する。
図6は、図1に示す流入側管部11とは異なる流入側管部47が流出側管部9に接続された状態を示す側面図である。
図6に示す流入側管部47は、上記のようにオイルパンの形状が変更された場合に、図1,4に示す流入側管部11に変えて流出側管部9に接続されるものであって、下流端(上端)から緩やかに下降傾斜した後、第1屈曲部49で屈曲して鉛直下方に降下し、さらにこの後、第2屈曲部51で屈曲して緩やかに下方傾斜した後、第3屈曲部53で屈曲して鉛直下方に降下する形状を呈し、その上流端(下端)に流路3に連通する流入口23が形成されている。このように、流入側管部47は、下流端から上流端の流入口23に至る途中で最初の屈曲により鉛直下方に降下する部分55が流入側管部11のように直接流入口23には至らず、前記鉛直降下部分55が第2屈曲部51で屈曲することで、緩やかに下降傾斜し(図6に示す57に対応)、さらに再び第3屈曲部53で屈曲することで鉛直下方に降下して流入口23に至っているため、水平方向長さが、図1,4に示す流入側管部11に比して下降傾斜部57の部分だけ長くなっている。
そして、流入側管部47は、図1,4に示す流入側管部11と同様に、その内径が流出側管部9の外径と略同一となっており、その下流端部12内に、流出側管部9の上流端部10が挿入されるようになっている。なお、流出側管部9の上流端部10が流入側管部47の下流端部12内に挿入された状態では、流出側管部9の上流端は、流入側管部47内で第1屈曲部49の下流側に位置するようになり、第1屈曲部49の内面には、流出側管部9の溝部27aに連なる溝部27cが流出側管部9の上流端位置から第1屈曲部49の上側内面49aに至って形成されている。この溝部27cはフィルタ7の半円部31における突出部7cを嵌め込むために形成されたものであって、溝部27cの高さ位置における第1屈曲部49内部の横断面は、フィルタ7の半円部31が第1屈曲部49内に挿入されるように半円部31と略同一の略半円状を呈している。これにより、フィルタ7は変更することなく、図1〜5に示した実施形態のフィルタ7を使用することができる。このように形成したオイルストレーナ2では、流入側管部47の水平方向長さが、図1,4に示す流入側管部11の水平方向長さよりも長いことから、図1に示すオイルストレーナ1に比して、流入口23と流出口15との水平方向における離隔距離が大きくなっている。
そして、図6に示すオイルストレーナ2が、ボルト挿通孔19(図1参照)に通したボルトによりエンジンに締結された状態では、オイルストレーナ2は、図1に示すオイルストレーナ1と同様に、流出口15を上端として、オイルパン内を斜め下方に延びて、その下端に流入口23が位置するが、流入口23と流出口15との水平方向における離隔距離がオイルストレーナ1に比して大きくなっていることから、流入口23は、形状が変更されたオイルパンの凹部内に位置するようになる。これにより、オイルストレーナ2がオイルパン内に配置された状態では、凹部内に貯留したオイルを流入口23からオイルストレーナ2の流路内に取り込むことができる。
以上のように、本実施形態によれば、流入口23側の流路3が流入側管部11によって構成され、流出口15側の流路3が流出側管部9によって構成されるようにしたことから、流入側管部11の長さなどその形状を変更することで、オイルパンに対応した流入口23の位置を容易に変更することができる。
また、フィルタ7の大部分が流出側管部9内に配設されていることで、フィルタ7の残りの部分をなす半円部31が流入側管部11内に突出していたとしても、流入側管部11,47の形状を変更することでフィルタ7自体を共通に使用することができる。
以上のことから、オイルストレーナの一部の変更でオイルパンの変更に容易に対応することができるため、コスト低減が可能となる。
また、フィルタ7は流出側管部9と流入側管部11,47との間に挟み込まれて、流出側管部9の長手方向への移動が規制される構成としたことから、オイルの脈動によってフィルタ7が移動することがないため、フィルタ7と流出側管部及び流入側管部との衝突音の発生を防止することができるとともに、フィルタ挟持部の摩耗を防止することができる。
なお、図5に示す係合部33における連結部33bは設けずに、2つの延伸部33aだけを設けても良い。この場合には、流入側管部11,47が流出側管部9に接続された状態において、流入側管部11,47の突起43が2つの延伸部33aの間に挟み込まれることで、流入側管部11,47の回動が規制される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は第2の実施形態におけるオイルストレーナ4の一部破断側面図であり、以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
オイルストレーナ4は内部に流路3を有するケーシング59と、流路3内に配置された袋状のフィルタ61とを有している。ケーシング59は共に筒状を呈する流出側管部63と流入側管部65とが接続されることで構成され、流出側管部63、流入側管部65、及びフィルタ61は、共に樹脂製である。
流入側管部65には、図1に示す流入側管部11のように溝部27bは設けられていない。また、屈曲部21よりも下流端部67の内径は、流出側管部63の外径と略同一に形成されており、下流端部67内に流出側管部63の上流端部73が挿入されるようになっている。また、屈曲部21から上流側の部分における内径は、流出側管部63の内径と略同一に形成されており、流入側管部65内側では、下流端部67と屈曲部21との境に段差面部69が形成されている。
フィルタ61は、一端に開口77を有し、オイルを濾過するメッシュ状の袋部79と、袋部79の開口77側の端部に形成されたフランジ部81とを有している。袋部79の外径は、流出側管部63の内径よりも小さく形成されている。また、フランジ部81は前記開口77の全周を取り巻く環状を呈しており、該フランジ部81の外径は流出側管部63の外径と略同一になっている。
次に、オイルストレーナ4を組み立てる手順について説明する。
まず、フィルタ61の袋部79を流出側管部63内に挿入するとともに、フランジ部81の袋部79側の端面が流出側管部63の上流端の端面に当接するようにフィルタ61を流出側管部63にセットする。
次いで、フランジ部81における袋部79と反対側の端面が流入側管部65の段差面部69に当接するまで、流出側管部63の上流端部73を流入側管部65の下流端部67内に挿入する。この際、流入側管部65の突起43が係合部33の係合孔35に挿入係合されるとともに、流出側管部63の凸状隆起部41が流入側管部65の溝部45に嵌め込まれる。
この結果、内部に流路3を有するケーシング59と、流路3内に配置されたフィルタ61とからなるオイルストレーナ4が構成され、この状態において、フィルタ61はそのフランジ部81が流出側管部63上流端の端面と流入側管部65の段差面部69との間に挟み込まれることで流路3内に固定され、また、フィルタ61の袋部79は、流入側管部65の屈曲部21内部に開口するように流出側管部63内に配設されている。また、凸状隆起部41が溝部45内に嵌め込まれていることで、流出側管部63と流入側管部65とはオイルが漏れないように液密に接続されている。また、前記凸状隆起部41が溝部45内に嵌め込まれていることに加え、流入側管部65の突起43が流出側管部63の係合孔35に挿入係合されていることで、流入側管部65の流出側管部63からの脱落が防止されるとともに、流入側管部65の流出側管部63に対する回転を防止することができる。
ここで、流出口15(エンジン取付部17)がエンジンに接続される位置からオイルパンの凹部が水平方向に遠ざかるように、オイルパンの形状が変更された場合には、本実施形態においても、流出側管部63に接続する流入側管部65を取り替えることで、流入口23を凹部内に配置することができる。すなわち、流出側管部63に接続される流入側管部として、図7に示す流入側管部65の屈曲部21から上流側部分が、図6に示す流入側管部47における第1屈曲部49から上流側部分のように、3段階に屈曲した形状の流入側管部を準備し、流出側管部63内にフィルタ61の袋部79を配設した状態で、該流入側管部の下流端部内に流出側管部63の上流端部73を挿入することで、オイルストレーナの流入口23と流出口15との水平方向における離隔距離を大きくできる。これにより、オイルストレーナ4の流入口23を、形状の変更されたオイルパンの凹部内に配置することができるため、凹部内に貯留したオイルを流入口からオイルストレーナの流路内に吸入することができる。
以上、本実施形態においても、流入口23側の流路3が流入側管部65によって構成され、流出口15側の流路3が流出側管部63によって構成されるようにしたことから、流入側管部65の形状を変更することで、オイルパンに対応した流入口23の位置を容易に変更することができる。
また、フィルタ61の大部分をなす袋部79が流出側管部内に配設されていることから、流入側管部の形状を変更する際には、図7に示す段差面部69を流入側管部に形成することで、該段差面部69と流出側管部63上流端との間にフランジ部81を挟み込んでフィルタ61をオイルストレーナ内に配置することができる。これにより、フィルタ61自体は共通に使用することができる。
以上のことから、本実施形態においても、オイルストレーナの一部の変更でオイルパンの変更に容易に対応することができるため、コスト低減が可能となる。
また、フィルタ61のフランジ部81が流出側管部63上流端と流入側管部65の段差面部69とに挟み込まれることで、フィルタ61は流出側管部63の長手方向への移動が規制されることから、オイルの脈動によってフィルタ61が移動することがないため、フィルタ61と流出側管部63及び流入側管部65との衝突音の発生を防止することができるとともに、フィルタ挟持部の摩耗を防止することができる。
なお、第1及び第2の実施形態では、オイルパンの形状が変更された場合、流入側管部11,65を変更するようにしたが、流入側管部11,65は変更することなく、流出側管部9,63を変更するようにしてもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、フィルタ7,61は変更しない構造としたが、該フィルタ7,61は必要に応じて変更するようにしてもよい。
さらに、第1及び第2の実施形態では、流入側管部11,65の回転防止として、流入側管部11,65に突起43を形成し、該突起43を流出側管部9,63の係合部33に挿入係合させるようにしたが、このような形状に限定することなく、流入側管部11,65に係合孔35を有する係合部33を設け、該係合孔35に流出側管部9,63に設けた突起を挿入係合するようにしてもよく、他の回転防止構造であってもよい。
第1の実施形態におけるオイルストレーナの側面図である。 図1のII−II線断面図である。 フィルタの平面図である。 流出側管部と流入側管部との分解側面図である。 図4のV−V線断面図である。 流入側管部を変更した図1相当図である。 第2の実施形態におけるオイルストレーナの側面図である。
符号の説明
1,2,4 オイルストレーナ、
7,61 フィルタ、
9,63 流出側管部、
11,47,65 流入側管部、
15 流出口、
17 エンジン取付部、
23 流入口。

Claims (2)

  1. エンジンへの取付部及び流出口が形成された筒状の流出側管部と、
    一端が前記流出側管部に接続され、他端に流入口が形成された筒状の流入側管部とを有し、
    前記流出側管部内に前記流出口へ向かって流れるオイルを濾過するフィルタが配設されていることを特徴とするオイルストレーナ。
  2. 前記フィルタは、前記流出側管部の長手方向への移動が規制されるように、前記流出側管部と前記流入側管部とによって挟持されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルストレーナ。
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