JP2009028133A - パチンコ遊技機の回転振分装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技盤の前面に平行な面内で回転する回転盤で振り分けられた当たり球の流下先を遊技者に把握されやすいようにする。
【解決手段】回転盤31がモータによって遊技盤7の前面に平行する面としての垂直面内で回転した状態において、球出口部28から供給され球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれて外れ球として振り分けられ、振り分けられた外れ球は遊技盤7の後方に排出され、球出口部28から供給された球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれて外れ球として振り分けられ、振り分けられた当たり球は当たり球受部33の上に載って回転盤31の回転に伴い回転盤31の回転方向に移動し当たり球受部33が回転盤31を収容した容器35の前面に形成された当たり領域36と対応すると当たり球受部33から当たり領域36を経由して回転盤31から前方に排出される。
【選択図】図1
【解決手段】回転盤31がモータによって遊技盤7の前面に平行する面としての垂直面内で回転した状態において、球出口部28から供給され球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれて外れ球として振り分けられ、振り分けられた外れ球は遊技盤7の後方に排出され、球出口部28から供給された球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれて外れ球として振り分けられ、振り分けられた当たり球は当たり球受部33の上に載って回転盤31の回転に伴い回転盤31の回転方向に移動し当たり球受部33が回転盤31を収容した容器35の前面に形成された当たり領域36と対応すると当たり球受部33から当たり領域36を経由して回転盤31から前方に排出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転する回転盤で振り分けられた当たり球の流下先が把握しやすいパチンコ遊技機の回転振分装置に関する。
図5は、特許文献1で開示されたパチンコ遊技機の回転振分装置を示す。図5において、回転盤71が図外のモータによって遊技盤7の前面に平行する垂直面内で回転された状態において、パチンコ球と呼ばれる球Pが回転盤71を収容した容器72の球入口部73から矢印X3で示すように回転盤71の当たり球受部74に取り込まれるか、または、回転盤71の外れ球受部75に取り込まれることによって、回転盤71が球入口部73から供給された球を当たり球と外れ球とに振り分けるようになっている。しかしながら、回転盤71は、矢印X4または矢印X5の方向に回転することによって、当たり球受部74または外れ球受部75に取り込まれた当たり球または外れ球を回転盤71の直径方向の外側から容器72の球排出孔76;77の一方を経由して容器72の後方に排出する構造であるので、回転盤71で振り分けられた球の動きが平面的であるうえ、遊技者が振り分けられた当たり球の流下先を把握しにくいという欠点がある。
特開2004−113825公報
発明が解決しようとする問題点は、回転盤で振り分けられた球の動きが平面的であるうえ、遊技者が振り分けられた当たり球の流下先を把握しにくいという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の回転振分装置は、遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転する回転盤が上部より供給された球を回転盤に設けられた当たり球受部または回転盤に設けられた外れ球受部に受け取ることによって、上記回転盤が上部より供給された球を当たり球と外れ球とに振り分けるようにしたパチンコ遊技機の回転振分装置において、回転盤を収容する容器の前面には、回転盤によって振り分けられた当たり球を回転盤の回転に伴い当たり球受部から受け取る当たり領域が設けられたことを最も主要な特徴とする。容器の前方に容器の当たり領域から排出された球を下方に誘導する誘導通路が設けられ、当たり領域の球排出側の下縁部が誘導通路の球受入側の下縁部よりも上部に配置されてもよい。
本発明に係るパチンコ遊技機の回転振分装置は、回転盤によって振り分けられた当たり球が回転盤の回転に伴い当たり球受部から容器の前面の当たり領域を経由して回転盤から前方に排出されるので、遊技者が振り分けられた当たり球の流下先を把握しやすいという利点がある。容器の前方に容器の当たり領域から排出された球を下方に誘導する誘導通路が設けられ、当たり領域の球排出側の下縁部が誘導通路の球受入側の下縁部よりも上部に配置されれば、当たり球が当たり球受部から当たり領域を経由して誘導通路に排出された場合、誘導通路に排出された球が当たり領域の側に戻ることがなく回転中の回転盤と容器や誘導通路との間に挟まれることがないという利点がある。
図1は、遊技盤7に設けられる入賞部品の例として上可変入賞部品13の正面を示す。図2は、上可変入賞部品13を縦方向に切断した断面を示す。図3は、上回転振分装置18を分解して示す。図4は、パチンコ遊技機の正面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図4の状態に遊技機枠1を置いて図4の紙面の表側から見た場合に特定される方向である。
図4を参照し、パチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠1は、遊技盤7を交換可能に入れる容器として、遊技機設置構造体に設置される。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。遊技機枠1の前部には、窓2、窓パネル3、受皿4、発射操作機構5が設けられる。遊技機枠1の内部には、発射機構6が設けられる。遊技盤7の前面には、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14、図外の遊技釘などが設けられる。上可変入賞部品13は、センター役物とも呼ばれ、仕切壁15と開閉体16と球検出器17と上回転振分装置18および下回転振分装置19などを備える。下可変入賞部品14は、アタッカーとも呼ばれ、開閉体20を備える。遊技盤7が遊技機枠1の内部に装着された場合、遊技領域21が発射機構6から発射された球の飛び交う領域として窓パネル3と遊技盤7の前面との間におけるガイドレール8で囲まれた部分として形成され、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14、図外の遊技釘などが、遊技機枠1の前側から窓2および窓パネル3を通して視認可能になる。
パチンコ遊技の一例について説明すると、遊技盤7が遊技機枠1に装着され、遊技者が受皿4にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が発射操作機構5を操作するのに伴い、発射機構6が発射操作機構5の操作量に応じた発射力で駆動し、発射機構6が受皿4から遊技機枠1の内部に取り込まれた球を1個ずつ発射通路9に向けて発射する。発射通路9に発射された球は、発射通路9から遊技領域21の上部に到達する。遊技領域21に到達した球が、遊技領域21を流下する過程において、一般入賞部品11や始動部品12の何れか1つに入賞するごとに、図外の球検出器が入賞信号を図外の制御装置に出力し、図外の制御装置が図外の球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿4に払い出す。開閉体16;20が閉じた状態において、遊技領域21に到達した球が始動部品12に入賞すると、図外の球検出器が制御装置に出力し、制御装置が開閉体16を開閉する駆動源としての電磁ソレノイド22(図2参照)や上回転振分装置18の駆動源としてのモータ32(図2参照)および下回転振分装置19の駆動源としてのモータ42(図2参照)を制御し、開閉体16が開閉し、回転盤31;41(図1参照)が回転する。開閉体16が開いた状態において、遊技領域21を流下する球が、上可変入賞部品13に入賞すると、入賞するごとに、球検出器17が入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿4に払い出す。
上可変入賞部品13に入賞した球が上回転振分装置18で外れ球として振り分けられると、当該外れ球は遊技盤7の後方に排出される。上可変入賞部品13に入賞した球が上回転振分装置18で当たり球として振り分けられると、当該当たり球は下回転振分装置19に供給される。下回転振分装置19に供給された球が下回転振分装置19で外れ球として振り分けられると、当該外れ球は遊技盤7の後方に排出される。下回転振分装置19に供給された球が下回転振分装置19で当たり球として振り分けられると、当該当たり球は遊技盤7の後方に排出される過程において図外の球検出器で検出され、当該球検出器が当たり領域信号を制御装置に出力し、制御装置が下可変入賞部品14の開閉体20の開閉する大当たり遊技を開始する。大当たり遊技は、開閉体20の開閉の開始からの経過時間がラウンド規定時間に到達するかまたは下可変入賞部品14への球の入賞個数が入賞規定個数に到達するかのいずれか1つが成立したら開閉体20を閉じて1ラウンドを終了し、開閉体20の開閉を再開し、最大ラウンド数まで繰り返される遊技形態である。一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14の何れかに入賞した球は、遊技盤7の後方に排出される。一般入賞部品11や始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14のいずれにも入らないで、遊技領域21の最下部に到達した球は、アウト口10から遊技盤7の後方に排出される。
図1および図2を参照し、上可変入賞部品13について説明する。図1において、上可変入賞部品13は、筐体24を備える。筐体24は、前方に開放した奥行の有る内部空間を構成する。筐体24の前部には、仕切壁15および取付部25が設けられる。仕切壁15は、遊技盤7の前面から筐体24で囲まれた内部空間への球の侵入を阻止する部分として、筐体24の前方に突出する。取付部25は、上可変入賞部品13を遊技盤7に取り付けるための部分として、筐体24から遊技盤7の前面に平行するように外側に突出する。そして、図外のねじ釘が取付部25に設けられた取付孔を経由して遊技盤7に締結されることによって、取付部25が遊技盤7の前面に接触し、上可変入賞部品13が遊技盤7に取り付けられる。
仕切壁15の上部には、開閉体16と球検出器17および球入口部26が設けられる。開閉体16が仮想線で示す開放位置から実線で示す閉鎖位置に閉じた場合、球が遊技盤7の前面から球入口部26に入らなくなる。開閉体16が実線で示す閉鎖位置から仮想線で示す開放位置に開いた場合、球が遊技盤7の前面から球入口部26に入る可能性がある。図2にも示すように、開閉体16から球入口部26に入った球が球検出器17の球検出孔を上方から下方に通過する過程において、球検出器17が当該球を電気的に検出して入賞信号を出力する。球入口部26は、球検出器17を通過した球を筐体24の内部空間の上部を奥に誘導し、筐体24における内部空間の奥を閉鎖する後壁部27に形成された球出口部28に排出する。球出口部28は、球を後壁部27よりも後方に誘導した後に上回転振分装置18の上に排出する。
図1に戻り、上回転振分装置18は、遊技盤7の前面に平行する垂直面内で回転する回転盤31を有する回転振分装置を構成し、球出口部28よりも下部に位置し、後壁部27に設けられる。回転盤31は、筐体24の上部に設けられたモータ32(図2参照)によって遊技盤7の前面と平行な方向に回転した状態において、回転盤31が球出口部28から供給された球を外れ球と当たり球とに振り分ける。つまり、球出口部28から供給された球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれることによって、回転盤31が球出口部28から供給された球を外れ球として振り分ける。振り分けられた外れ球は、外れ球受部34の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、外れ球受部34が上回転振分装置18における回転盤31を収容した容器35の周面に形成された外れ領域37と対応すると、外れ球受部34から外れ領域37を経由して回転盤31から側方と後壁部27の後方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
球出口部28から供給された球が回転盤31の当たり球受部33に取り込まれることによって、回転盤31が球出口部28から供給された球を当たり球として振り分ける。振り分けられた当たり球は、当たり球受部33の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、当たり球受部33が容器35の前面に形成された当たり領域36と対応すると、当たり球受部33から当たり領域36を経由して回転盤31から前方に排出されるので、遊技者が振り分けられた当たり球の流下先を把握しやすいという利点がある。
回転盤31から前方に排出された当たり球は、容器35の前面および後壁部27の前面に設けられた誘導通路38に取り込まれる。誘導通路38は、球を筐体24の内部空間の下方に形成された通路出口39に排出する。通路出口39は、球を下回転振分装置19の誘導通路43の上に排出する。
下回転振分装置19は、遊技盤7の前面に交差する水平面内で回転する回転盤41を有する回転振分装置を構成し、通路出口39よりも下部に位置し、筐体24の内部空間の底を閉鎖する底壁部29に設けられる。回転盤41は、筐体24の下部に設けられたモータ42(図2参照)によって水平な方向に回転した状態において、回転盤41が誘導通路43の前部に形成された通路出口44から供給された球を外れ球と当たり球とに振り分ける。つまり、通路出口44から供給された球が回転盤41の外れ球受部46に取り込まれることによって、回転盤41が通路出口44から供給された球を外れ球として振り分ける。振り分けられた外れ球は、下回転振分装置19における回転盤41を収容した容器47の底部の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、外れ球受部46が容器47の底部に形成された外れ領域49と対応すると、外れ球受部46から外れ領域49を経由して回転盤31から下方と底壁部29の下方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
通路出口44から供給された球が回転盤41の当たり球受部45に取り込まれることによって、回転盤41が通路出口44から供給された球を当たり球として振り分ける。振り分けられた当たり球は、当たり球受部45の上に載って、回転盤41の回転に伴い、回転盤41の回転方向に移動し、当たり球受部45が容器47の外周面に形成された当たり領域48と対応すると、当たり球受部45から当たり領域48を経由して回転盤41から側方と誘導通路43よりも下方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
回転盤41には、フィギュア50が上方に突出する。フィギュア50は、回転盤41の上面に固定され、誘導通路38に接触しないように、回転盤41と一緒に回転する。
上可変入賞部品13は、開いた開閉体16から筐体24の内部空間に取り込まれた球を後壁部27に設けられた上回転振分装置18で当たり球と外れ球とに振り分け、上回転振分装置18で振り分けられた当たり球を底壁部29に設けられた下回転振分装置19で当たり球と外れ球とに振り分ける構造であるので、下可変入賞部品14が小形でありながら当たりの発生する確率を低確率に設定することができるという利点がある。
その理由は、例えば、上回転振分装置18の回転盤31が1個の当たり球受部33と2個の外れ球受部34とを備えるというように、上回転振分装置18が1/3の当たりの発生する確率を持ち、下回転振分装置19の回転盤41が2個の当たり球受部45と6個の外れ球受部46とを備えるというように、下回転振分装置19が1/4の当たりの発生する確率を持つことによって、下可変入賞部品14における当たりの発生する確率は、1/12になる。これに対し、下可変入賞部品14が1つの回転振分装置を備えて当たりの発生する確率を1/12に設定する場合、回転盤31が少なくとも1個の当たり球受部33と11個の外れ球受部34とからなる合計12個の球受部を備える必要があり、回転盤31の直径が大きくなり、回転振分装置が大形になり、下可変入賞部品14が大形になるからである。
上回転振分装置18の当たりの発生する確率は、1/3に限定されるものでなく、1/2または1/4以上でもよい。下回転振分装置19の当たりの発生する確率は、1/4に限定されるものでなく、1/2または、1/3または1/5以上でもよい。
図2において、上回転振分装置18において、当たり領域36の球排出側の下縁部が誘導通路38の球受入側の下縁部よりも上部に配置されるように構成されているので、当たり球が当たり球受部33から当たり領域36を経由して誘導通路38に排出された場合、誘導通路38に排出された球が当たり領域36の側に戻ることがなく回転中の回転盤31と容器35や誘導通路38との間に挟まれることがない。つまり、当たり球受部33から誘導通路38に排出された当たり球による球噛みが発生しないという利点がある。遊技盤7には、部品逃避孔64が前後方向への貫通孔として設けられる。部品逃避孔64は、上回転振分装置18が遊技盤7に取り付けられる場合、電磁ソレノイド22や筐体24およびモータ32;42などの部品を逃げる孔であって、取付部25によって遊技盤7の前側から見えないように覆い隠される。
図3を参照し、上回転振分装置18の構成部品について説明する。回転盤31の周縁部には、当たり球受部33および外れ球受部34が設けられる。当たり球受部33は、回転盤31の直径方向外側と前後方向とに開口し、回転盤31の外周面から中心部の方向に窪み、1個の球を受け取れるものの、複数の球を同時に受け取れない、凹部として構成される。当たり球受部33には、球前方誘導突起51が設けられる。球前方誘導突起51は、当たり球受部33に取り込まれた当たり球を当たり球受部33から前方に排出するように誘導する。外れ球受部34は、回転盤31の直径方向外側と前後方向とに開口し、回転盤31の外周面から中心部の方向に窪み、1個の球を受け取れるものの、複数の球を同時に受け取れない、凹部として構成される。外れ球受部34には、球前方阻止突起52が設けられる。球前方阻止突起52は、外れ球受部34に取り込まれた外れ球を外れ球受部34から前方に排出しないように阻止する。回転盤31の中心部には、軸受孔53が前後方向への貫通孔として設けられる。回転盤31の後面には、嵌合部54が回転盤31の後面から後方に突出した突起として設けられる。
回転盤31の後部に装着される後面盤55には、軸受孔56、歯車57、嵌合部58が設けられる。軸受孔56は、後面盤55の中心部に前後方向への貫通孔として形成される。歯車57は、軸受孔56を中心とする1つの円周上に位置する平歯車として形成される。嵌合部58は、後面盤55の周縁部に前後方向への貫通孔として設けられる。容器35は、回転盤31を回転可能に収容する収容室を前方に開放した奥行の有る内部空間として構成する。容器35における収容室の前部を塞ぐ前壁59には、当たり領域36および軸受孔60が設けられる。容器35における収容室の周縁部を塞ぐ周壁61には、外れ領域37および球入口62が設けられる。
嵌合部54が後方に向けられ、回転盤31が容器35の後方から収容部に収容され、歯車57が後方に向けられ、回転盤31の嵌合部54と後面盤55の嵌合部58とが互いに嵌め合わされ、後面盤55が当たり球受部33の後方の開口および外れ球受部34の後方の開口を塞ぎ、軸63が軸受孔53;56;60にわたり装着され、回転盤31と容器35および後面盤55が互いに組み合わせられると、当たり球受部33が取り込んだ当たり球を回転盤31の前方に排出する機能を備え、外れ球受部34が取り込んだ外れ球を回転盤31の直径方向の外側に排出する機能を備える。
回転盤31と容器35および後面盤55が互いに組み合わせられた状態において、球が
球出口部28から球入口62に到達し、回転盤31の外周面が球入口62と対向している場合、当該球は回転盤31の外周面で受け止められて球入口62に留まる。そして、上回転振分装置18を前方から見た場合において、回転盤31が矢印X1で示すように時計回りの方向に回転し、当たり球受部33が球入口62と対向すると、球が球入口62から当たり球受部33に取り込まれる。回転盤31の矢印X1で示す方向への回転が進行し、当たり球受部33が当たり領域36と対向すると、当たり球が当たり球受部33から前方の当たり領域36に排出される。当たり球が球入口62から当たり球受部33に取り込まれた状態において、回転盤31が矢印X1で示す方向と逆向きの方向(上回転振分装置18を前方から見た場合において、回転盤31が反時計回りの方向)に回転し、当たり球受部33が外れ領域37と対向すると、当たり球が当たり球受部33から側方の外れ領域37に排出されるので、回転盤31の回転方向は、矢印X1で示すように、当たり球受部33が当たり領域36から外れ領域37の方向に移動する方向に特定され、回転盤31が矢印X1で示す方向と逆向きの方向に回転しないように、図外の制御装置が図2のモータ32の回転方向を規制している。
球出口部28から球入口62に到達し、回転盤31の外周面が球入口62と対向している場合、当該球は回転盤31の外周面で受け止められて球入口62に留まる。そして、上回転振分装置18を前方から見た場合において、回転盤31が矢印X1で示すように時計回りの方向に回転し、当たり球受部33が球入口62と対向すると、球が球入口62から当たり球受部33に取り込まれる。回転盤31の矢印X1で示す方向への回転が進行し、当たり球受部33が当たり領域36と対向すると、当たり球が当たり球受部33から前方の当たり領域36に排出される。当たり球が球入口62から当たり球受部33に取り込まれた状態において、回転盤31が矢印X1で示す方向と逆向きの方向(上回転振分装置18を前方から見た場合において、回転盤31が反時計回りの方向)に回転し、当たり球受部33が外れ領域37と対向すると、当たり球が当たり球受部33から側方の外れ領域37に排出されるので、回転盤31の回転方向は、矢印X1で示すように、当たり球受部33が当たり領域36から外れ領域37の方向に移動する方向に特定され、回転盤31が矢印X1で示す方向と逆向きの方向に回転しないように、図外の制御装置が図2のモータ32の回転方向を規制している。
また、上回転振分装置18を前方から見た場合において、回転盤31が矢印X1で示すように時計回りの方向に回転し、回転盤31が矢印X1で示すように時計回りの方向に回転し、外れ球受部34の1つが球入口62と対向すると、球が球入口62から外れ球受部34に取り込まれる。回転盤31の矢印X1で示す方向への回転が進行し、外れ球受部34が当たり領域36と対向しても、外れ球受部34が球前方阻止突起52を備えているので、外れ球が外れ球受部34から当たり球受部33に排出されることがない。引き続き、回転盤31の矢印X1で示す方向への回転がさらに進行し、外れ球受部34が外れ領域37と対向すると、外れ球が外れ球受部34から側方の外れ領域37に排出される。
球前方阻止突起52は、外れ球受部34の前部を覆い隠すように形成されてもよいが、図3に示すように、外れ球受部34に取り込まれた外れ球を外れ球受部34から前方に排出しない範囲で、外れ球受部34の前部から内部に突出した構造であり、容器35や誘導通路38が透明な合成樹脂で構成されているので、回転盤31が不透明な材料から構成されても、外れ球受部34に取り込まれた球が回転盤31の前側から見えるという利点がある。球前方阻止突起52が外れ球受部34に取り込まれた球を見せないように外れ球受部34の前部を塞ぎ、その外れ球受部34の前部を塞いだ球前方阻止突起52にスリットや溝あるいは貫通孔を設けたり、または、回転盤31や容器35および誘導通路38を透明な合成樹脂で構成したりすることによって、外れ球受部34に取り込まれた球が回転盤31の前側から見えるようにしてもよい。
図1において、上可変入賞部品13は下回転振分装置19が設けられていない構造でもよい。
1は遊技機枠、2は窓、3は窓パネル、4は受皿、5は発射操作機構、6は発射機構、7は遊技盤、8はガイドレール、9は発射通路、10はアウト口、11は一般入賞部品、12は始動部品、13は上可変入賞部品、14は下可変入賞部品、15は仕切壁、16は開閉体、17は球検出器、18は上回転振分装置、19は下回転振分装置、20は開閉体、21は遊技領域、22は電磁ソレノイド、23は欠番、24は筐体、25は取付部、26は球入口部、27は後壁部、28は球出口部、29は底壁部、30は欠番、31は回転盤、32はモータ、33は当たり球受部、34は外れ球受部、35は容器、36は当たり領域、37は外れ領域、38は誘導通路、39は通路出口、40は欠番、41は回転盤、42はモータ、43は誘導通路、44は通路出口、45は当たり球受部、46は外れ球受部、47は容器、48は当たり領域、49は外れ領域、50はフィギュア、51は球前方誘導突起、52は球前方阻止突起、53は軸受孔、54は嵌合部、55は後面盤、56は軸受孔、57は歯車、58は嵌合部、59は前壁、60は軸受孔、61は周壁、62は球入口、63は軸、64乃至70は欠番、71は回転盤、72は容器、73は球入口部、74は当たり球受部、75は外れ球受部、76は球排出孔、77は球排出孔。
Claims (2)
- 遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転する回転盤が上部より供給された球を回転盤に設けられた当たり球受部または回転盤に設けられた外れ球受部に受け取ることによって、上記回転盤が上部より供給された球を当たり球と外れ球とに振り分けるようにしたパチンコ遊技機の回転振分装置において、回転盤を収容する容器の前面には、回転盤によって振り分けられた当たり球を回転盤の回転に伴い当たり球受部から受け取る当たり領域が設けられたことを特徴とするパチンコ遊技機の回転振分装置。
- 容器の前方に容器の当たり領域から排出された球を下方に誘導する誘導通路が設けられ、当たり領域の球排出側の下縁部が誘導通路の球受入側の下縁部よりも上部に配置されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機の回転振分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007193131A JP2009028133A (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | パチンコ遊技機の回転振分装置 |
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2007
- 2007-07-25 JP JP2007193131A patent/JP2009028133A/ja active Pending
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