JP2009026405A - 磁気ヘッドスライダ用材料、磁気ヘッドスライダ、ハードディスク装置、及び磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドスライダ用材料、磁気ヘッドスライダ、ハードディスク装置、及び磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法 Download PDF

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啓 杉浦
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篤志 人見
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Abstract

【課題】磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を抑制することができる磁気ヘッドスライダ用材料を提供する。
【解決手段】本発明の磁気ヘッドスライダ用材料は、Alと、TiCと、AlNとを含み、Alの重量を100質量部とした時に、TiCの重量が20〜150質量部であり、AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料組成物の焼結体からなるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ヘッドスライダ用材料、磁気ヘッドスライダ、ハードディスク装置、及び磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法に関する。
磁気ヘッドスライダは、1979年に初めてハードディスク装置に使用され、当時の磁気ヘッドスライダは一般にミニスライダ(100%スライダ)と呼ばれていた。現在では、ハードディスク装置の記録密度の向上、小型化に伴って、磁気ヘッドスライダの小型化も進み、ミニスライダの約30%の大きさのピコスライダ(30%スライダ)が主流となっており、更に、ミニスライダの約20%の大きさのフェムトスライダ(20%スライダ)へと移行しつつある。
このような小型化に対応し得る磁気ヘッドスライダの一例としては、下記特許文献1に、アルミナ、炭化チタン、炭化珪素及び炭素を含むと共にアルミナの重量を100質量部とした時に炭化チタン及び炭化珪素を合計で20〜150質量部、炭素を0.2〜9質量部含む焼結体から作られた基板と、基板上に形成された、薄膜磁気ヘッドを含む積層体とを備える磁気ヘッドスライダが開示されている。
特開2006−18905号公報
上述のような磁気ヘッドスライダの小型化を更に進めるためには、磁気ヘッドスライダに対する微細加工の精度を向上させることが求められる。具体的には、磁気ヘッドスライダのエアベアリング面を加工して空気導入溝を形成する際に、加工部位におけるチッピング(欠け)を抑制することが求められる。これは、従来の磁気ヘッドスライダでは、若干のチッピングであれば問題とされることが少なかったが、磁気ヘッドスライダを小型化するほど、磁気ヘッドスライダのチッピングがフライハイト(ハードディスクに対する磁気ヘッドの高さ)の制御を阻害する傾向が大きくなり、磁気ヘッドとハードディスクとのクラッシュが発生する可能性が高まっていたからである。
また、ハードディスク装置の記録密度の向上、小型化が進むに連れて、フライハイトの低下も進んでいる。しかし、フライハイトが低下するほどクラッシュが発生し易くなる。よって、更なるフライハイトの低下を可能とするためにも、磁気ヘッドスライダのチッピングを抑制し、フライハイトの制御性を向上させて、クラッシュを防止することが求められる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を抑制することができる磁気ヘッドスライダ用材料、この磁気ヘッドスライダ用材料を用いて形成される磁気ヘッドスライダ、この磁気ヘッドスライダを備えるハードディスク装置、及び磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の磁気ヘッドスライダ用材料は、Alと、TiCと、AlNと、を含み、Alの重量を100質量部とした時に、TiCの含有量が20〜150質量部であり、AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料組成物の焼結体からなることを特徴とする。
上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料は、Al及びTiCに加えてAlNを更に含む原料組成物から形成されるため、例えば、磁気ヘッドスライダの製造において、エアベアリング面を加工して空気導入溝を形成する際に、磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を抑制することができる。したがって、磁気ヘッドスライダを小型化した場合であっても、フライハイトの制御に対するチッピングの影響が軽減され、磁気ヘッドとハードディスクとのクラッシュの発生が抑制される。また、上記本発明においては、得られる磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を向上させることもできる。このように、上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料から形成される磁気ヘッドスライダにおいては、チッピングの抑制と熱伝導率の向上を両立させることができる。
また、上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料の原料に含まれるTiCの重量を上記の好適範囲内とすることによって、磁気ヘッドスライダ用材料の剛性、焼結性、及び強度を向上させることができる。
従来の磁気ヘッドスライダ用材料を形成するための原料組成物には、AlNが含まれず、磁気ヘッドスライダの熱伝導率を向上させるためにSiCが含まれていた。一方、本発明の磁気ヘッドスライダ用材料は、その原料組成物がAlNを含むため、従来の磁気ヘッドスライダ用材料に比べて熱衝撃に強くなる。そのため、本発明の磁気ヘッドスライダ用材料の製造において、原料組成物から形成された成形体を焼結して焼結体を形成し、これを冷却する際に、焼結体にマイクロクラックが発生し難く、このマイクロクラックが磁気ヘッドスライダのチッピングや割れを引き起こすことを抑制できる。
また、上記従来の磁気ヘッドスライダ用材料に含まれていたSiCは、AlやTiCと比べて線熱膨張率がある程度異なっていたため、従来の磁気ヘッドスライダ用材料では若干の内部応力が発生する可能性があったと考えられる。小型の磁気ヘッドスライダを製造する場合は、例えば、磁気ヘッドスライダ用材料を切断する際に内部応力の緩和によってクラックが発生し易くなる等、上記のような内部応力が無視できなくなる場合もある。これに対し、本発明の磁気ヘッドスライダ用材料によれば、このような内部応力の発生を低減することもできるため、従来よりも小型の磁気ヘッドスライダを製造する場合であってもクラックの発生を抑制することができると考える。なお、上述した磁気ヘッドスライダ用材料の内部応力とクラックとの因果関係は、本発明における推測であり、必ずしもこれに限定されるものではない。
上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料では、原料組成物において、Alの含有量を100質量部とした時に、AlNの含有量が2.5〜10質量部であることが好ましく、3.5〜7質量部であることがより好ましい。
AlNの含有量を上記の好適範囲内とすることによって、磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を更に確実に抑制することができ、磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を更に向上させることができると共に、焼結密度を高めることもできる。
上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料の原料組成物は、TiOを更に含むことが好ましく、この原料組成物において、Alの含有量を100質量部とした時に、TiOの重量が0.5〜10質量部であることが好ましい。
磁気ヘッドスライド用材料の原料組成物がTiOを含み、TiOの含有量を上記の好適範囲内とすると、TiOが焼結助剤として機能し、磁気ヘッドスライド用材料の焼結性が高くなると考えられ、これにより磁気ヘッドスライド用材料の高強度化が容易となる。
上記本発明の磁気ヘッドスライダ材料の製造方法は、Al、TiC、及びAlNを含み、Alの重量を100質量部とした時にTiCの重量が20〜150質量部であり、AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料組成物から成形体を形成する工程と、成形体に100kgf/cm(約10MPa)以上、好ましくは100〜500kgf/cm(約10〜50MPa)の単位圧力を加えながら、成形体を1200〜1800℃の非酸化性雰囲気中で焼結させる工程とを備える。
上記本発明の磁気ヘッドスライダ材料の製造方法によれば、成形体に加える単位圧力を上記の好適範囲内とすることよって、成形体の反応性が高まり、焼結性が向上するため、充分な密度を有する磁気ヘッドスライダ用材料を得ることができる。また、成形体を、真空、Ar等の希ガス、あるいはN2等の非酸化性雰囲気中で焼結させることによって、TiC及びAlNの酸化、分解、又は揮発を抑制できる。また、非酸化性雰囲気の温度を1200℃以上とすることによって、原料組成物を充分に焼結させ、且つ、得られる磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を向上させることができる。また、非酸化性雰囲気の温度を1800℃以下とすることによって、磁気ヘッドスライダ用材料中に熱伝導率の低いAlO層(x+y=1)が生成すること抑制し、磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率の低下を抑制できる。
本発明の磁気ヘッドスライダは、上記本発明の磁気ヘッドスライダ用材料から形成される。また、本発明のハードディスク装置は、上記本発明の磁気ヘッドスライダを備える。このような本発明の磁気ヘッドスライダは、上述の如く、加工時等に生じるチッピングによる欠けが少ないため、フライハイトの制御が容易なものとなる。したがって、かかる磁気ヘッドスライダを備えるハードディスク装置は、フライハイトを低く設定することが可能であり、記録密度の向上及び小型化が良好に図れるものとなる。
本発明によれば、磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を抑制することができる磁気ヘッドスライダ材料を提供することが可能となる。また、このような磁気ヘッドスライダ材料からなる磁気ヘッドスライダ、及び、かかる磁気ヘッドスライダを備えており、小型化、高記録密度化が可能なハードディスク装置を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な一実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
(磁気ヘッドスライダ用材料)
まず、本実施形態に係る磁気ヘッドスライダ用材料について説明する。
本実施形態の磁気ヘッドスライダ用材料は、Al(アルミナ)と、TiC(炭化チタン)と、AlN(窒化アルミニウム)と、を含む原料組成物の焼結体からなる。また、この磁気ヘッドスライダ用材料の原料組成物に含まれるAlの含有量を100質量部とした時に、TiCの含有量は20〜150質量部であり、AlNの含有量は0質量部より大きく10質量部以下である。
本実施形態では、磁気ヘッドスライダ用材料の原料組成物が、Al及びTiCに加えてAlNを更に含む。その結果、例えば、磁気ヘッドスライダ用材料から形成される磁気ヘッドスライダ11のエアベアリング面Sを加工して空気導入溝11aを形成する際に、空気導入溝11aのエッジ等においてチッピングが発生することを抑制できる(図1参照)。したがって、磁気ヘッドスライダ11を小型化した場合であっても、フライハイトの制御に対するチッピングの影響が軽減され、磁気ヘッドとハードディスクとのクラッシュの発生が抑制される。また、磁気ヘッドスライダ用材料の原料にAlNを含有させることによって、得られる磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を向上させることができる。
また、本実施形態では、原料組成物におけるTiCの含有量を20質量部以上とすることによって、磁気ヘッドスライダの剛性及び強度が低下することを抑制することができ、TiCの含有量を150質量部以下とすることによって、原料組成物の焼結性や磁気ヘッドスライダの強度が低下することを抑制できる。よって、本実施形態の磁気ヘッドスライダ用材料から得られる磁気ヘッドスライダは、充分な剛性、焼結性、及び強度を有することができる。
磁気ヘッドスライダ用材料の原料組成物に含まれるAlの含有量を100質量部とした時に、この原料組成物に含まれるAlNの含有量は2.5〜10質量部であることが好ましく、3.5〜7質量部であることがより好ましい。
AlNの含有量を上記の好適範囲内とすることによって、得られる磁気ヘッドスライダにおけるチッピングの発生を更に確実に抑制することができ、また、得られる磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を更に向上させることができ、さらには、磁気ヘッドスライダ用材料の焼結密度を高めることができる。AlNの含有量が2.5質量部未満である場合、AlNの添加によって熱伝導率が向上する効果が小さくなる傾向がある。一方、AlNの重量が10質量部を超える場合、チッピングが発生する傾向があり、また、得られる磁気ヘッドスライダ用材料中に熱伝導率の小さいAlO層が生成し、磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率が低下する傾向がある。
磁気ヘッドスライダ用材料の原料組成物は、TiO(チタニア)を更に含むことが好ましく、Alの含有量を100質量部とした時に、TiOの含有量が0.5〜10質量部であることが好ましい。磁気ヘッドスライド用材料の原料組成物がTiOを含み、TiOの重量を上記の好適範囲内とすることによって、TiOが焼結助剤として機能し、原料組成物の焼結性が高くなり、磁気ヘッドスライド用材料の高強度化が容易となる。
なお、磁気ヘッドスライダ用材料は、上述した各成分を含む原料組成物の焼結体からなるものであり、組成中にAl及びTiCを含む、いわゆるアルティック焼結体である。このような焼結体においては、上記の原料組成物の各成分の組成をそのまま維持している場合もあり、また、一部の成分が焼結により反応等を生じて変化している場合もある。なお、磁気ヘッドスライダ材料は、上述した原料組成物の各成分に由来するものに加え、上記特性を損なわない程度であれば、他の成分を更に含んでいてもよい。
例えば、磁気ヘッドスライダ用材料は、C(炭素)を更に含んでもよい。この場合、磁気ヘッドスライダ用材料における炭素の濃度は、アルミナの含有量を100質量部とした時に0.2〜9質量部であることが好ましい。この炭素の含有量が0.2質量部よりも小さくなると、従来のアルティック焼結体に比べて研磨速度が十分に高くならない傾向がある。一方、炭素の含有量が9質量部よりも大きくなると、材料の強度が弱くなる傾向がある。
(磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法)
続いて、上述した磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法の好適な実施形態について説明する。
本実施形態の磁気ヘッドスライダ材料の製造方法は、Al、TiC、及びAlNを含み、Alの重量を100質量部とした時にTiCの重量が20〜150質量部であり、AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料から成形体を形成する工程と、成形体に100kg/cm(約10MPa)以上、好ましくは100〜500kg/cm(約10〜50MPa)の単位圧力を加えながら、成形体を1200〜1800℃の非酸化性雰囲気中で焼結させる工程と、を備える。以下、各工程について説明する。
まず、Al粉末、TiC粉末、及びAlN粉末を含む原料組成物の粉末(原料粉末)を用意する。Al粉末の重量を100質量部とした時に、TiC粉末の重量は20〜150質量部とする。また、AlN粉末の重量は、Al粉末100質量部に対して、0質量部より大きく10質量部以下とし、2.5〜10質量部とすることが好ましく、3.5〜7質量部とすることがより好ましい。
上記原料粉末は、TiO粉末を更に含むことが好ましく、Al粉末の重量を100質量部とした時に、TiO粉末の重量が0.5〜10質量部であることが好ましい。
また、磁気ヘッドスライダ用材料が、上述の如く炭素を含む場合、上記原料粉末は、炭素の原料として、炭素粉末を更に含んでもよい。炭素粉末としては、例えば、カーボンブラック、エチレンブラック等の炭素からなる粉末を使用することができる。炭素粉末の平均粒子径は20〜100nmであることが好ましい。また、炭素の原料としては、炭素粉末の代わりに、熱処理後に炭化する有機物を用いてもよい。有機物としては、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等が例示される。
次に、上述の原料粉末を、例えば、エタノール、IPA、95%変性エタノール等の有機溶剤中で混合し、混合粉末を得る。なお、原料粉末と混合させる液体として水を使用すると、水とTiC粉末とが化学反応を起こしてTiC粉末が酸化することが多いので、水は使用しないことが望ましい。
混合粉末を得るための混合は、ボールミルやアトライターを用いて行うことが好ましい。また、混合時間は、10〜100時間程度とすることが好ましい。なお、ボールミルやアトライターでの混合に用いるメディアとしては、例えば、直径1〜20mm程度のアルミナボール等を使用することが好ましい。
次に、混合粉末をスプレー造粒する。スプレー造粒では、例えば、酸素をほとんど含まない窒素やアルゴン等の不活性ガスからなる温風中で混合粉末を噴霧乾燥することによって、混合粉末の造粒物を得る。なお、造粒物の粒径が50〜200μm程度となるようにスプレー造粒を行うことが好ましい。また、噴霧乾燥のための温風の温度は60〜200℃程度であることが好ましい。
次に、必要に応じて上述したような有機溶剤を造粒物に添加して、造粒物の液体含有量を調節し、造粒物中に0.1〜10質量%程度の有機溶剤を含ませる。なお、造粒物の液体含有量を調節する際も、液体として水は使用しないことが望ましい
次に、造粒物を所定の型内に充填し、冷間プレス法により一次成形を行って、成形体を形成する。型としては、例えば、金属製あるいはカーボン製であり、内径150mm程度の円板形成用型を用いればよい。また、冷間プレスにおいて造粒物に加える単位圧力は、50〜150kgf/cm(約5〜15MPa)程度とすればよい。
続いて、成形体をホットプレス法により焼結させることによって、原料組成物の焼結体からなる磁気ヘッドスライダ用材料を得る。得られる磁気ヘッドスライダ用材料の形状は、特に限定されないが、例えば、直径6インチ、厚み2.5mm程度の円板状の基板、あるいは矩形状の基板とすると、後述する磁気ヘッドスライダの製造に良好に適用することができる。
上述のホットプレス法では、成形体に100kgf/cm(約10MPa)以上、好ましくは100〜500kgf/cm(約10〜50MPa)の単位圧力を加えながら、成形体を焼結させる。
成形体に加える単位圧力を上記の好適範囲内とすることよって、成形体の反応性が高まり、焼結性が向上する。そのため、充分な密度を有する磁気ヘッドスライダ用材料を得ることができる。
また、上述のホットプレス法では、成形体を非酸化性雰囲気中で焼結させる。非酸化性雰囲気としては、例えば、真空、あるいは、ArやNガス等の不活性ガス雰囲気が挙げられる。また、非酸化性雰囲気の温度は、1200〜1800℃とする。
成形体を非酸化性雰囲気中で焼結させることによって、TiC及びAlNの酸化、分解、又は揮発を抑制できる。また、非酸化性雰囲気の温度を1200℃以上とすることによって、充分な焼結性が得られ、且つ、磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率を向上させることができる。また、非酸化性雰囲気の温度を1800℃以下とすることによって、磁気ヘッドスライダ用材料中に熱伝導率の低いAlO層が生成すること抑制し、磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率が低下することを抑制できる。このようなより有効に得る観点からは、非酸化性雰囲気の温度は、1550〜1750℃とすることがより好ましい。
また、上述のホットプレス法では、成形体の焼結時間を1〜3時間程度とすることが好ましい。
(磁気ヘッドスライダ)
次に、上述の磁気ヘッドスライダ用材料から形成される磁気ヘッドスライダについて、主に図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の磁気ヘッドスライダ11は薄膜磁気ヘッド10を備えるものであり、例えば、図6に示すようなハードディスク200を備えたハードディスク装置202に搭載されるものである。ハードディスク装置202において、磁気ヘッドスライダ11は、ジンバル12に搭載され、ヘッドジンバルアセンブリ206を構成している。このヘッドジンバルアセンブリ206は、サスペンションアーム204に接続されており、ハードディスク200に対する薄膜磁気ヘッド10の位置を移動できるようになっている。このハードディスク装置202は、高速回転するハードディスク200の記録面に対し、薄膜磁気ヘッド10によって磁気情報を記録及び再生する。
本発明の実施形態に係る磁気ヘッドスライダ11は略直方体形状をなしている。図1において、磁気ヘッドスライダ11における手前側の面は、ハードディスク200の記録面に対向配置される記録媒体対向面であり、エアベアリング面(ABS:Air Bearing Surface)Sと称される。また、エアベアリング面Sには、トラック幅方向と直交する方向に空気導入溝11aが形成されている。エアベアリング面Sに空気導入溝11aを形成することによって、フライハイト(ハードディスク200に対する薄膜磁気ヘッド10の高さ)の制御性を向上させることができる。なお、空気導入溝11aの形成位置及び形状は、図1に示すものに限定されない。
ハードディスク200が回転する際、この回転に伴う空気流によって磁気ヘッドスライダ11が浮上し、エアベアリング面Sはハードディスク200の記録面から離隔する。エアベアリング面Sには、DLC(Diamond Like Carbon)等のコーティングを施してもよい。
この磁気ヘッドスライダ11は、上述した磁気ヘッドスライド用材料から作られた基板13と、この基板13上に形成される積層体14とを備えている。この積層体14は薄膜磁気ヘッド10を含む。本実施形態では、基板13は直方体形状を有し、この基板13の側面上に積層体14が形成されている。
積層体14の上面14aは、磁気ヘッドスライダ11の端面を形成しており、この積層体14の上面14aには薄膜磁気ヘッド10に接続された記録用パッド18a,18b及び再生用パッド19a,19bが取り付けられている。また、薄膜磁気ヘッド10は、積層体14内に設けられており、その一部がエアベアリング面Sから外部に露出している。なお、図1において、積層体14内に埋設されている薄膜磁気ヘッド10を、認識しやすさを考慮して実線で示している。
図2は、磁気ヘッドスライダ11におけるエアベアリング面Sに対して垂直かつトラック幅方向に垂直な方向の概略断面図(図1のII−II概略断面図)である。上述のように、磁気ヘッドスライダ11は、略矩形板状の基板13と、この基板13の側面上に積層された積層体14とを有している。積層体14は、薄膜磁気ヘッド10と、この薄膜磁気ヘッド10を取り囲むコート層50と、を有している。
薄膜磁気ヘッド10は、基板13に近い側から順に、ハードディスク200の磁気情報を読取る読取素子としてのGMR(巨大磁気抵抗効果;Giant Magneto Resistive)素子40と、ハードディスク200に磁気情報を書込む書込素子としての誘導型の電磁変換素子60と、を有しており、複合型薄膜磁気ヘッドとなっている。
電磁変換素子60は、いわゆる面内記録方式を採用したものであり、基板13側から順に下部磁極61及び上部磁極64を備えると共に、さらに薄膜コイル70を備えている。
下部磁極61及び上部磁極64のエアベアリング面S側の端部は、エアベアリング面Sに露出しており、下部磁極61及び上部磁極64の各露出部は所定距離離間されていて記録ギャップGを形成している。一方、上部磁極64におけるエアベアリング面Sとは離れた側の端部64Bは下部磁極61に向かって折り曲げられており、この端部64Bは下部磁極61におけるエアベアリング面Sとは離れた側の端部と磁気的に連結している。これにより、上部磁極64と下部磁極61とによってギャップGを挟む磁気回路が形成される。
薄膜コイル70は、上部磁極64の端部64Bを取り囲むように配置されており、電磁誘導により記録ギャップG間に磁界を発生させ、これによりハードディスク200の記録面に磁気情報を記録させる。
GMR素子40は、図示は省略するが多層構造を有してエアベアリング面Sに露出しており、磁気抵抗効果を利用してハードディスク200からの磁界の変化を検出し、磁気情報を読み出す。
GMR素子40と電磁変換素子60との間、上部磁極64と下部磁極61との間はそれぞれ絶縁性のコート層50により離間されている。また、薄膜磁気ヘッド10自体もエアベアリング面Sを除いてコート層50に覆われている。コート層50は、主として、アルミナ等の絶縁材料により形成されている。具体的には、通常、スパッタリング等により形成されたアルミナ層が用いられる。このようなアルミナ層は、通常アモルファス構造を有する。
なお、薄膜磁気ヘッド10を面内記録方式ではなく、垂直記録方式としてもよい。また、GMR素子40の代わりに、異方性磁気抵抗効果を利用するAMR(Anisotropic Magneto Resistive)素子、トンネル接合で生じる磁気抵抗効果を利用するTMR(Tunnel-typeMagneto Resistive)素子等を利用してもよい。
さらに、コート層50内には、更に、GMR素子40と電磁変換素子60との間を磁気的に絶縁する磁性層等を含んでもよい。
続いて、以上のような磁気ヘッドスライダ11の製造方法について説明する。
まず、前述のようにして、図3に示すように、上述の磁気ヘッドスライダ用材料を円板ウェハ状に形成した基板13を用意する。次に、図4(a)に示すように、この基板13上に、薄膜磁気ヘッド10及びコート層50を含む積層体14を周知の手法によって積層する。ここでは、積層体14中に、薄膜磁気ヘッド10が行列状に多数並ぶように積層体14を形成する。
次に、積層体14が積層された基板13を、所定の形状、大きさに切断する。本実施形態では、例えば、図4(a)中の点線で示したように切断することにより、図4(b)に示すように、複数の薄膜磁気ヘッド10が一列に並び、且つ、これらの薄膜磁気ヘッド10が側面100BSにそれぞれ露出するように配置されたバー100Bを形成する。
バー100Bを形成した後、ラッピング工程において、バー100Bの側面100BSを研磨してエアベアリング面Sを形成する。このラッピング工程では、基板13とその上に積層された積層体14とを、同時にかつ積層方向と交差する方向(図2の矢印Xの方向)に研磨する。エアベアリング面Sを形成した後、イオンミリング法等によって、エアベアリング面Sに空気導入溝11aを形成する。次に、バー100Bを切断加工することによって、薄膜磁気ヘッド10を有する磁気ヘッドスライダ11を複数得る。
本実施形態では、基板13が、Al及びTiCに加えてAlNを更に含む原料組成物を焼成して得られる磁気ヘッドスライダ用材料から作られているため、基板13から形成される磁気ヘッドスライダ11のエアベアリング面Sに空気導入溝11aを形成する際に、エアベアリング面Sでのチッピングの発生を抑制することができる。その結果、磁気ヘッドスライダ11を小型化した場合であっても、チッピングが磁気ヘッドスライダ11の制御性に及ぼす影響が軽減され、磁気ヘッドスライダ11の制御性が向上する。そのため、磁気ヘッド10とハードディスク200とのクラッシュの発生を抑制することができる。また、ハードディスク装置202の作動時においても、エアベアリング面Sでチッピングが発生することが抑制されるため、チッピングによってエアベアリング面Sから脱落したサブミクロンスケールの微粒子がハードディスク200を傷つけることを防止できる。
また、本実施形態では、基板13が、Al及びTiCに加えてAlNを更に含む原料組成物を焼成して得られる磁気ヘッドスライダ用材料から作られているため、基板13から形成される磁気ヘッドスライダ11の熱伝導率を、従来のアルティック焼結体から形成される磁気ヘッドスライダの熱伝導率よりも大きくすることができる。その結果、薄膜磁気ヘッド10に書き込み電流又は読み出し電流が通電された際に薄膜磁気ヘッド10に発生する熱が、熱伝導率が大きい磁気ヘッドスライダ11全体へ放熱され、薄膜磁気ヘッド10の熱膨張が抑制される。そのため、熱膨張した薄膜磁気ヘッド10とハードディスク200とのクラッシュの発生を抑制することができ、これによってもフライハイトを小さくすることができる。
以上、本発明に係る磁気ヘッドスライダ用材料、磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法、磁気ヘッドスライダ、磁気ヘッドスライダの製造方法、及びハードディスク装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、磁気ヘッドスライダ11のエアベアリング面Sにおいて、トラック幅方向と略平行な方向に空気導入溝11aが形成されていてもよく、更に空気導入溝11aが一部屈曲していてもよい。磁気ヘッドスライダ11のトラック幅方向と略平行な方向に空気導入溝11aが貫通しているような場合、磁気ヘッドスライダ11の側面のうちトラック幅方向に面する側面において、特にクラックが発生し易い傾向があるが、本発明においては、このような場合においてもクラックの発生を抑制することができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[磁気ヘッドスライダ用材料の製造]
(実施例1)
まず、Al粉末(平均粒径0.5μm)、TiC粉末(平均粒径0.5μm)、及びAlN粉末(平均粒径0.5μm)を含む原料粉末を準備した。なお、原料粉末に含まれる各粉末の質量比は、Al粉末が77.6質量%、TiC粉末が19.4質量%、AlN粉末が3.0質量%であった。すなわち、表1に示すように、原料粉末に含まれるAl粉末の含有量を100質量部とした時のTiC粉末の含有量を25.0質量部とし、AlNの含有量を3.9質量部とした。
上述の原料粉末をボールミル中でIPA(イソプロピルアルコール;沸点82.4℃)と共に30分粉砕して混合した後、窒素雰囲気において150℃でスプレー造粒し、造粒物を得た。
次に、得られた造粒物を冷間プレス法により一次成形した。冷間プレス法では、造粒物に約5MPa(50kgf/cm)の圧力を加えた。
次に、一次成形された造粒物をホットプレス法によって焼結させて、実施例1の磁気ヘッドスライダ用材料を得た。なお、ホットプレス法では、焼結雰囲気を真空とし、焼結時間を1時間とし、焼結温度を1600℃とし、一次成形された造粒物に加えるプレス圧力を約30MPa(約300kgf/cm2)とした。
(実施例2〜13、比較例1〜5)
原料粉末に含まれるAl粉末、TiC粉末、及びAlN粉末の各重量を表1に示す値としたこと以外は実施例1と同様の方法で、実施例2〜13、及び比較例1〜5の磁気ヘッドスライダ用材料をそれぞれ作製した。
なお、比較例4の原料粉末には、18.9質量%のSiC粉末、2.9質量%のC粉末、及び2.6質量%のTiO粉末を更に含有させた。また、比較例5の原料粉末には、6.7質量%のSiC粉末、1.0質量%のC粉末、及び2.7質量%のTiO粉末を更に含有させた。
[特性評価]
(チッピングの評価)
実施例1〜13、および比較例1〜5の各磁気ヘッドスライダ用材料について、以下に示す方法によってチッピングの評価を行った。まず、各磁気ヘッドスライダ用材料から57.6mm×10mm×1.2mm程度の試料切片を切り出した。次に、DISCO社製ダイシングブレード(外径54mm×内径40mm×厚さ0.2mm)を用い、10000rpm、おくり100mm/minの条件で試料切片を切断後、切断された試料切片を光学顕微鏡により2000倍で観察し、試料切片の切断面近傍に10μm以上の大きさのチッピングが発生しているか否かを確認した。チッピングの評価結果を表1に示す。なお、表1においては、10μm以上の大きさのチッピングが発生している磁気ヘッドスライダ用材料を×と判定し、10μm未満の大きさのチッピングが発生している磁気ヘッドスライダ用材料、あるいはチッピングが発生しなかった磁気ヘッドスライダ用材料を○と判定した。
(熱伝導率の測定)
実施例1〜13、および比較例1〜5の各磁気ヘッドスライダ用材料の熱伝導率(単位:Wm−1−1)を、JIS R1611(1991、1997)に基づいて測定した。熱伝導率の測定結果を表1に示す。なお、熱伝導率は、従来の磁気ヘッドスライダ材料(AlN及びSiCを含まない原料粉末から形成されるAlTiC焼結体)の熱伝導率19Wm−1−1より大きいことが好ましい。
(焼結性の評価)
実施例1〜13、および比較例1〜5の各磁気ヘッドスライダ用材料について、以下に示す方法によって焼結性の評価を行った。まず、アルキメデス法により各磁気ヘッドスライダ用材料の実際の密度を測定した。また、各磁気ヘッドスライダ用材料の組成から各磁気ヘッドスライダ用材料の理論密度を算出した。そして、理論密度に対する実際の密度の割合を相対密度(単位:%)として算出した。焼結性の評価結果を表1に示す。なお、相対密度は95%以上であることが好ましい。
Figure 2009026405

表1に示すように、Alと、TiCと、AlNと、を含む原料から形成され、Alの重量を100質量部とした時に、TiCの重量が20〜150質量部であり、AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である実施例1〜13の各磁気ヘッドスライダ用材料では、比較例1〜5の各磁気ヘッドスライダ用材料に比べて、チッピングが抑制され、また熱伝導率が従来よりも向上していることが確認された。
また、AlNの含有量を2.5〜10質量部とすることによって、チッピングが抑制されるのみならず、熱伝導率が更に向上して24Wm−1−1以上となると共に、焼結密度も向上して95%以上となることが確認された。更に、AlNの含有量を3.5〜7質量部とすることによって、熱伝導率が更に向上して27Wm−1−1以上となり、焼結密度も更に向上して98%以上となることが確認された。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気ヘッドスライダの斜視図である。 図2は、図1の磁気ヘッドスライダにおけるII−II矢視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る磁気ヘッドスライダの製造方法を説明するための斜視図である。 図4(a)、図4(b)は、本発明の一実施形態に係る磁気ヘッドスライダの製造方法を説明するための図3に続く斜視図である。 図5は、図4(b)のバーを研磨した状態を示す断面概念図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るハードディスク装置の構造を示す模式図である。
符号の説明
10…薄膜磁気ヘッド、11…磁気ヘッドスライダ、13…基板、14…積層体、50…コート層、202…ハードディスク装置、S…エアベアリング面。

Claims (7)

  1. Alと、TiCと、AlNと、を含み、前記Alの含有量を100質量部とした時に、前記TiCの含有量が20〜150質量部であり、前記AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料組成物の焼結体からなる磁気ヘッドスライダ用材料。
  2. 前記原料組成物において、前記Alの含有量を100質量部とした時に、前記AlNの含有量が2.5〜10質量部である請求項1に記載の磁気ヘッドスライダ用材料。
  3. 前記原料組成物において、前記Alの含有量を100質量部とした時に、前記AlNの含有量が3.5〜7質量部である請求項1に記載の磁気ヘッドスライダ用材料。
  4. 前記原料組成物がTiOを更に含み、且つ、
    前記原料組成物において、前記Alの含有量を100質量部とした時に、前記TiOの含有量が0.5〜10質量部である請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁気ヘッドスライダ用材料。
  5. Al、TiC、及びAlNを含み、前記Alの含有量を100質量部とした時に前記TiCの含有量が20〜150質量部であり、前記AlNの含有量が0質量部より大きく10質量部以下である原料組成物から成形体を形成する工程と、
    前記成形体に100kgf/cm以上の単位圧力を加えながら、前記成形体を1200〜1800℃の非酸化性雰囲気中で焼成する工程と、を備える磁気ヘッドスライダ用材料の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の磁気ヘッドスライダ用材料から形成される磁気ヘッドスライダ。
  7. 請求項6に記載の磁気ヘッドスライダを備えるハードディスク装置。
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