JP5020210B2 - 磁気ヘッド用基板および磁気ヘッドならびに磁気記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクドライブやテープドライブ等の磁気記録装置、これに使用される磁気ヘッド、および磁気ヘッドの基材であるスライダを形成するための磁気ヘッド用基板に関する。
近年、磁気記録の高密度化は急速に進んでおり、一般に記録再生用の磁気ヘッドとして磁性薄膜を利用した磁気ヘッドが使用されている。
かかる磁気ヘッドは、耐摩耗性、浮上面における表面平滑性、機械加工性等に優れることが要求されており、以下のような手順で作製されている。
まず、Al−TiC系セラミックスからなる磁気ヘッド用基板上に非晶質状のアルミナからなる絶縁膜をスパッタリング法により成膜して、この絶縁膜上に複数の電磁変換素子を形成する。電磁変換素子は磁気抵抗効果を用いたものであり、たとえばMR(Magnetro Resistive)素子、GMR(Giant Magnetro Resistive)素子、TMR(Tunnel Magnetro Resistive)素子、またはAMR(Anisotropic Magnetro Resistive)素子である。例示した電磁変換素子は、1種または複数種が所望の間隔で絶縁膜上に形成される。
次いで、電磁変換素子が搭載された磁気ヘッド用基板をスライシングマシーンやダイシングソーを用いて短冊状に切断する。このとき、短冊状の磁気ヘッド用基板の厚み方向に平行に切断し、切断面を研磨して鏡面とした後に、イオンミリング加工法や反応性イオンエッチング法によって鏡面の一部を除去する。この後、短冊状に切断された磁気ヘッド用基板をチップ状に分割することにより、スライダに電磁変換素子を搭載した磁気ヘッドが得られる。この磁気ヘッドでは、短冊状の磁気ヘッド用基板の鏡面の一部が除去され、短冊状の磁気ヘッド用基板の除去された部分が流路面となり、除去されずに残った鏡面が浮上面となる。流路面は、空気が流れるところであり、記録媒体との間に形成される狭い空間に空気が流入・流出することによって発生する浮力によって磁気ヘッドが記録媒体と接触しないように保たれる。
このような磁気ヘッドが搭載された磁気記録装置(ハードディスク駆動装置)は、益々その記録容量を増加させることが望まれ、記録密度をさらに高くすることが求められるようになってきている。この要求に応じようとすれば、磁気ヘッドの記録媒体である磁気ディスクからの浮上高さ(浮上量)は10nm以下と極めて小さくしなければならなくなる。
しかしながら、この10nm以下の浮上高さ(浮上量)では、磁気ヘッドが記録媒体に接触しやすく、この接触による衝撃によって磁気ヘッドを構成するスライダの結晶粒子が脱粒して、磁気ヘッドの特性が劣化するという問題が顕在化している。
そのために、磁気ヘッドを構成するスライダの基材である磁気ヘッド用基板に対しては、結晶粒子が容易に脱粒しない材料が求められており、結晶粒子間の結合力の向上、即ち焼結性の向上が要求されている。従来、脱粒を抑制したものとして、アルミナを35質量%以上70質量%以下、炭化チタンを30質量%以上65質量%以下の範囲で含む焼結体からなる磁気ヘッド用基板であって、焼結体の平均結晶粒径を0.25μm以下とした磁気ヘッド用基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−84520号公報
しかしながら、焼結体の平均結晶粒径を小さくすることにより、脱粒を抑制することができるものの、磁気ヘッド用基板(スライダ)自体に歪みや反りが存在すると、磁気ヘッドと記録媒体とが接触し易くなり、磁気ヘッドの特性が劣化する可能性があった。そのため、電磁変換素子が搭載された磁気ヘッド用基板をスライシングマシーンやダイシングソーを用いて短冊状に切断する際の応力の低減と緩和が要求されていた。
すなわち、磁気ヘッド用基板を構成する結晶粒子の微粒化を行うことにより結晶粒界が多くなり、磁気ヘッド用基板を短冊状に切断する際に発生した応力が結晶粒界により吸収、緩和され、短冊状にした磁気ヘッド用基板内における歪みや反りをある程度低減できるものの、未だ、磁気ヘッド用基板自体に発生する歪みや反りが大きかった。そして、このように歪みや反りが大きい短冊状の磁気ヘッド用基板(スライダ)を用いた場合、磁気ヘッドが記録媒体に接触しやすくなり、磁気ヘッドの特性が劣化する可能性があった。
本発明は、磁気ヘッドと記録媒体との接触を抑制することができる磁気ヘッド用基板および磁気ヘッドならびに磁気記録装置を提供することを目的とする。
本発明の磁気ヘッド用基板は、Alを60〜70質量%、TiCを30〜40質量%含有する磁器ヘッド用基板であって、平均結晶粒径が400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子とを有するとともに、任意断面の10μm×8μmの領域に、前記Al結晶粒子に内包された前記TiC結晶粒子が20個以上存在することを特徴とする。
本発明の磁気ヘッドは、スライダに電磁変換素子を設けてなる磁気ヘッドであって、前記スライダは、Alを60〜70質量%、TiCを30〜40質量%含有し、平均結晶粒径が400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子とを有するとともに、任意断面の10μm×8μmの領域に、前記Al結晶粒子に内包された前記TiC結晶粒子が20個以上存在することを特徴とする。
本発明の磁気記録装置は、上記磁気ヘッドと、該磁気ヘッドによって情報の記録および再生を行う磁気記録層を有する記録媒体と、該記録媒体を駆動させるモータとを具備してなることを特徴とする。
本発明の磁気ヘッド用基板によれば、Al結晶粒子およびTiC結晶粒子の個々の結晶粒子が小さいために結晶粒界が多くなり、さらに、任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子が20個以上であることで、Al結晶粒子の内部にも結晶粒界が存在し、結晶粒界がさらに多くなる。また、TiC結晶粒子よりも大きな結晶粒子となり易いAl結晶粒子の内部にも結晶粒界が存在することにより、焼結体全体で見ると結晶粒界がほぼ均一に存在することになる。
従って、磁気ヘッド用基板をスライシングマシーンやダイシングソーを用いて切断する際に、数多く存在し、かつほぼ均一に存在する結晶粒界で切断時の応力の吸収、緩和を向上でき、切断後の短冊状の磁気ヘッド用基板(スライダ)の反り、歪みを小さくでき、この短冊状の磁気ヘッド用基板で磁気ヘッドや磁気記録装置を構成した場合、磁気ヘッドと記録媒体との接触を有効に抑制することができる。
本発明の磁気ヘッドによれば、スライダを形成する磁気ヘッド用基板は、Al結晶粒子およびTiC結晶粒子の個々の結晶粒子が小さいために結晶粒界が多くなり、さらにAl結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子が20個以上であることで、結晶粒界がさらに多くなるとともに、焼結体全体で見ると結晶粒界がほぼ均一に存在することになり、磁気ヘッド用基板を切断してスライダを構成しても反りや歪みが小さく、磁気ヘッドと記録媒体との接触を有効に抑制することができる。
本発明の記録媒体駆動装置によれば、磁気ヘッドと記録媒体との接触を有効に抑制することができるので、磁気ヘッドの特性劣化を抑制し、情報を長期間、正確に記録、再生することができる。
図1(a)、(b)は、本発明の磁気ヘッド用基板7、7′を示すもので、図1(a)に示した磁気ヘッド用基板7は、図1(b)に示した円板状の磁気ヘッド用基板7′にオリエンテーションフラット70を形成したものである。オリエンテーションフラット70は、スライダに電磁変換素子を搭載するとき、あるいは磁気ヘッド用基板7を短冊状に切断するときの位置決めに用いられるものである。このオリエンテーションフラット70は、図1(b)に示した磁気ヘッド用基板7′の一部をダイシングソーで切除することで形成することができる。もちろん、図1(b)に示した磁気ヘッド用基板7′を用いて磁気ヘッドを形成することもできる。
磁気ヘッド用基板7、7′は、たとえば直径Dが102〜153mm、厚みTが1.2〜2mmの焼結体である。この磁気ヘッド用基板7、7′は、主成分としてアルミナ(Al)の結晶粒子、副成分として炭化チタン(TiC)の結晶粒子を含有する複合焼結体である。
Alは、焼結体(磁気ヘッド用基板7、7′)の機械的特性、耐摩耗性および耐熱性を確保するためのものである。焼結体の機械加工性は、たとえばラップ加工における単位時間当たりの研磨量を測定することにより評価することができる。焼結体におけるAlの含有量は、60〜70質量%とされている。
TiCは、焼結体(磁気ヘッド用基板7、7′)の導電性および破壊靱性を調整するものである。焼結体の導電性は、例えば、体積固有抵抗として評価することができる。体積固有抵抗は、JIS C 2141−1992に準拠して測定することができる。焼結体の導電性は、体積固有抵抗として、2×10-3Ω・cm以下であることが好ましく、特に2×10-5Ω・Cm以下であることが好適である。焼結体におけるTiCの含有量は30〜40質量%とされている。焼結体におけるTiCの含有量が30質量%以上であると、高い導電性を確保することができる。そのため、磁気ヘッド用基板7、7′を用いて形成した磁気ヘッドにおいて、電磁変換素子に電荷が帯電したときに、速やかに電荷を除去することができる。
一方、焼結体におけるTiCの含有量が40質量%以下であると、後に説明する焼結工程において、微少な気孔(たとえば直径が100〜500nmの気孔)が焼結体の内部に発生することを抑制することができる。そのため、焼結工程後の加工、たとえば切断、イオンミリング加工法、反応性イオンエッチング法を行なうときに結晶粒子が脱粒するのを抑制することができる。
ここで、Alの含有量を60〜70質量%、TiCの含有量が30〜40質量%と限定したのは、TiCの含有量が30質量%よりも少ない場合(Alの含有量が70質量%よりも多い場合)には、導電性および密度が低下して、脱粒が多くなり、一方、TiCの含有量が40質量%よりも多い場合(Alの含有量が60質量%よりも少ない場合)には、脱粒が多くなるからである。
焼結体におけるAlおよびTiCの比率は、蛍光X線分析法またはICP(Inductivity Coupled Plasma)発光分析法によりAl元素およびTi元素の比率により求めることができる。AlについてはAl元素の比率を酸化物に換算し、TiCについてはTi元素の比率を炭化物に換算することにより求めることができる。
また、本発明の磁気ヘッド用基板は、図2に示すように、TiC結晶粒子77とAl結晶粒子79とからなり、Al結晶粒子の平均結晶粒径は400nm以下であり、TiC結晶粒子の平均結晶粒径は200nm以下とされている。Al結晶粒子の平均結晶粒径が400nmよりも大きいと、結晶粒界が少なくなり、切断時に反りが大きくなるとともに、研削抵抗が大きくなり、TiC結晶粒子の平均結晶粒径が200nmよりも大きいと、結晶粒界が少なくなり、切断時に反りが大きくなるとともに、研削抵抗が大きくなるからである。Al結晶粒子の平均結晶粒径は、切断時における反りを抑制するという観点から、320nm以下、さらには、製造上の観点から200nm以上であることが望ましい。一方、TiC結晶粒子の平均結晶粒径は、切断時における反りを抑制するという観点から、120nm以下、さらには製造上の観点から70nm以上であることが望ましい。
TiC結晶粒子77の平均結晶粒径およびAl結晶粒子79の平均結晶粒径は、以下のような手順で求めることができる。まず、焼結体の任意の面をダイヤモンド砥粒を用いて研磨加工して鏡面とした後、この面を燐酸により数10秒程度エッチング処理する。次に、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、エッチング処理した面のうちで任意の場所を選び、倍率を10,000〜13,000倍程度で撮影した10μm×8μmの範囲の画像(以下、この画像をSEM画像と称す。)を得る。そして、SEM画像を例えば「Image-Pro Plus」という画像解析ソフト(日本ビジュアルサイエンス(株)製)を用いて解析することにより、TiC結晶粒子77の平均結晶粒径およびAl結晶粒子79の平均結晶粒径を求めることができる。
また、本発明の磁気ヘッド用基板は、焼結体の任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子79に内包されたTiC結晶粒子77aが20個以上存在することが重要である。すなわち、TiC結晶粒子77は、Al結晶粒子79の外部に存在するTiC結晶粒子77bと、Al結晶粒子79の内部に存在するTiC結晶粒子77aからなり、TiC結晶粒子77aはTiC結晶粒子77bよりも平均結晶粒径が小さく、20〜40nmとされている。焼結体の任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子79に内包されたTiC結晶粒子77aは40個以下であることが望ましい。
Al結晶粒子79に内包されたTiC結晶粒子77aが20個以上存在するとは、焼結体の任意断面には、Al結晶粒子79内部にTiC結晶粒子77bが存在する場合と、存在しない場合があり、また、一つのAl結晶粒子79内部に複数のTiC結晶粒子77aが存在する場合がある。例えば、1個のAl結晶粒子79内部に2個のTiC結晶粒子77aが存在する場合には、TiC結晶粒子77aは2個として数える。尚、任意断面のAl結晶粒子79内部にTiC結晶粒子77aが存在しない場合であっても、他の断面では、Al結晶粒子79内部にTiC結晶粒子77aが存在する場合がある。
焼結体の任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子79に内包されたTiC結晶粒子77aを20個以上存在せしめたのは、20個よりも少ない場合には、比較的大きな結晶粒子であるAl結晶粒子79内での切断時の応力の吸収、緩和効果が小さく、切断後の短冊状の磁気ヘッド用基板(スライダ)の反り、歪みが大きくなるからである。
TiCの平均結晶粒径は、Al結晶粒子79内部に存在するTiC結晶粒子77aの粒径も考慮して、200nm以下とされている。
焼結体の任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子79に内包されたTiC結晶粒子77aの個数は、上記したSEM画像にて確認できる。
次に、本発明の磁気ヘッド用基板の製造方法について説明する。
本発明の磁気ヘッド用基板を得るには、アルミナ(Al)粉末60〜70質量%、酸化チタン(TiO)粉末0.1〜10質量%、および残部を炭化チタン(TiC)粉末とした原料を、ビーズミル、振動ミル、アトライター、高速ミキサー等に投入して、直径3mm以下の粉砕用ビーズにより平均粒径が0.5μm以下、特には0.3μm以下になるまで均一に混合、粉砕する。尚、原料として、焼結を促進させて焼結体をより緻密にするために、Yb、Y、およびMgOのうち少なくとも1種を全量中合計で0.1〜0.6質量%加えても良い。
また、一般に、粉砕して得られる原料の平均粒径(以下、粉砕粒径という。)は用いる粉砕用ビーズの直径が小さいほど小さくなり、一方、原料に与える衝撃力は粉砕用ビーズの直径が大きいほど強くなる。また、粉砕粒径が小さければ、焼成温度の影響はあるものの、焼成後に得られる焼結体の平均結晶粒径を小さくすることができ、焼結体のTiCとAlの平均結晶粒径を制御することができる。
平均結晶粒径400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子を有する焼結体を得るためには、直径0.2mm以下の粉砕用ビーズを用いることが望ましい。
次に、粉砕した原料に結合剤、分散剤等の成形助剤を添加して均一に混合した後、噴霧乾燥機を用いて、平均粒径100μm以下の造粒粉にする。平均粒径100μm以下の造粒粉としたのは、粉砕された原料が凝集したり、原料を構成する組成が分離したりするのを防止するためであり、特に平均粒径10μm以下の造粒粉とすることがより好適である。
Al粉末とTiC粉末を同時に混合粉砕すると、TiC粉末よりもAl粉末が粉砕されやすいため、Al粉末がTiC粉末よりも微粉に粉砕され、また、添加量はAl粉末がTiC粉末よりも多いため、TiC粉末の周りに多くのAl粉末が付着し、粉砕されたTiC原料の周囲をAl原料が包み込む状態になり、この状態のままで造粒され、後述する2段階焼成により、任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子に内包されるTiC結晶粒子を20個以上とすることができる。
任意断面における10μm×8μmの領域に存在するAl結晶に内包されたTiC結晶粒子の数が20個以上の焼結体を得るためには、Alの含有量がTiCの含有量の1.5〜2.3倍であることが望ましい。特にAlの量がTiCの量の1.8〜2倍であることが好適である。
そして、得られた造粒粉を乾式加圧成形、冷間等方静水圧成形等の成形手段で所望の形状に成形して成形体とした後に、加圧焼結装置内に配置する。
図3は、加圧焼結装置内におけるこの成形体の配置状態を示す断面図である。
成形体80は、その両主面よりカーボン質離型材81を介して黒鉛製スペーサ82で挟まれ、段積み状態で配置される。このようにカーボン質離型材81を介することで酸化チタン(TiO)が焼成工程で還元されて発生する二酸化炭素(CO)が容易に排出され、磁気ヘッド用基板7、7′の密度のばらつきを制御することができる。このように配置した後に、アルゴン、ヘリウム、ネオン、窒素、真空等の雰囲気中、1400〜1500℃で1〜2時間保持して、加圧焼結した後に、連続して1600〜1700℃で1〜2時間保持して加圧焼結することで、本発明の図2に示す磁気ヘッド用基板7、7′を得ることができる。加圧焼結を2段階に分けることで1400〜1500℃においてAlがまず結晶成長し、Al結晶粒子79内に一部のTiC結晶粒子77aが取り込まれ、1600〜1700℃において、Al結晶粒子79外部のTiC結晶粒子77bが結晶成長する。これにより、Al結晶粒子79の外部のTiC結晶粒子77bは1600〜1700℃において、Al結晶粒子79の隙間を縫うようにして結晶成長し、Al結晶粒子79とTiC結晶粒子77とが接触する面積が広くなる。
焼結方法のうち、加圧焼結を選択したのは、緻密化を促進し、磁気ヘッド用基板として求められる強度を得るためであり、加圧力は30MPa以上とすることが好適であり、図中矢印はこの加圧力の方向を示す。
なお、加圧焼結後、必要に応じて熱間等法加圧焼結(HIP)を行ってもよく、熱間等法加圧焼結(HIP)を行うことで抗折強度を700MPa以上にすることができる。また、図1(b)に示す磁気ヘッド用基板7′をその厚み方向からダイシングソーで一部切除することで図1(a)に示す磁気ヘッド用基板7を得ることができる。
また、炭素質材料を含む遮蔽材83を成形体80の周囲に配置して加圧焼結することが好適である。このように配置することで、TiC結晶粒子からTiOの変質を防ぎ、機械的特性の優れた磁気ヘッド用基板7、7′とすることができる。
この後、図4示すように、磁気ヘッド用基板7、7′に電磁変換素子72を形成する。電磁変換素子72は、磁気ヘッド用基板7(7′)上に非晶質状のアルミナからなる絶縁膜71をスパッタリング法により成膜した後、絶縁膜71上に形成される。電磁変換素子72は、磁気抵抗効果を用いたMR素子、GMR素子、TMR素子あるいはAMR素子として形成される。
次に、図5(a)に示すように、電磁変換素子72が搭載された磁気ヘッド用基板7(7′)を切断して、図5(b)に示すような短冊片73を得る。磁気ヘッド用基板7(7′)の切断は、スライシングマシーンやダイシングソーを用いて行なうことができる。
次に、図5(b)に示すように、短冊片73は、スライダ21において浮上面22(図11参照)となるべき面を研磨して鏡面とする。この研磨は、たとえば公知のラップ装置を用いて行なうことができる。
次に、図6(a)に示すように、短冊片73の研磨面74に凹部(流路面)75を形成する。凹部75は、磁気ヘッド2を浮上させるための空気を通す流路面23(図11参照)として機能するものである。研磨面74における除去されずに鏡面のままの部分は、磁気ヘッド2において磁気記録媒体に対向させられる浮上面22(図11参照)となるものである。
凹部75は、たとえばイオンミリング加工法や反応性イオンエッチング法により、目的とする形状、深さおよび表面粗さに形成される。凹部75の深さは、研磨面74(浮上面22)(図11参照)に対して、たとえば1.5〜2.5μmとされる。凹部75の表面における算術平均粗さRaは、たとえば15nm以下(0nmを除く)とされる。このような表面粗さに凹部75を形成すれば、磁気ヘッド2における流路面23(図11参照)の平滑性が向上し、空気の流れを適切に制御できるため、磁気ヘッド2の浮上特性を安定化させることができる。
なお、凹部75の算術平均高さ(Ra)を15nm以下にするには、イオンミリング加工法や反応性イオンエッチング法で適宜加工条件を選択すればよい。たとえば、イオンミリング加工法により凹部75を形成する場合には、Arイオンを用いて、加速電圧を600V、ミリングレートを18nm/分として75〜125分間加工すればよい。一方、反応性イオンエッチング法により凹部75を形成する場合には、たとえばArガスおよびCFガスを用いて、それぞれの流量を3.4×10−2Pa・m/sおよび1.7×10−2Pa・m/sとして混合したガス雰囲気中で、このガスの圧力を0.4Paにして加工すればよい。
最後に、図6(b)に示すように、凹部75を形成した短冊片73を切断することにより、図11に示したようなチップ状の磁気ヘッド2を得ることができる。
従って、磁気ヘッド用基板7、7′をスライシングマシーンやダイシングソーを用いて切断する際に、数多く存在し、かつほぼ均一に存在する結晶粒界で切断時の応力の吸収、緩和を向上でき、切断後の短冊状の磁気ヘッド用基板7、7′(短冊片73)の反り、歪みを小さくでき、この短冊状の磁気ヘッド用基板7、7′で磁気ヘッド2や磁気記録装置を構成した場合、磁気ヘッド2と記録媒体との接触を有効に抑制することができる。
図7ないし図9に示したハードディスクドライブ1は、磁気記録装置の一例に相当するものであり、ケース10の内部に、磁気ヘッド2、磁気ディスク3A、3B、および回転駆動機構4を収容したものである。
磁気ヘッド2は、任意のトラックにアクセスし、情報の記録および再生を行なうためのものである。磁気ヘッド2は、アクチュエータ5に対して、サスペンションアーム50を介して支持されており、磁気ディスク3A、3B上を非接触状態で移動するようになっている。より具体的には、磁気ヘッド2は、アクチュエータ5を中心として、磁気ディスク3A、3Bの半径方向に回転可能であるとともに、上下方向に往復移動可能とされている。磁気ヘッド2は、電磁変換素子72および短冊状の磁気ヘッド用基板7、7′(短冊片73)を切断したものからなるスライダ21を備えている。
図10および図11に示すように、電磁変換素子72は、磁気抵抗効果を発揮するものであり、たとえばMR(Magnetro Resistive)素子、GMR(GIANT Magnetro Resistive)素子、あるいはTMR(Tunnel Magnetro Resistive)素子として構成されている。電磁変換素子72は、スライダ21の端面に設けられた絶縁膜71の表面に形成されている。
スライダ21は、磁気ヘッド2の基材となるものであり、浮上面22および流路面23を備えている。浮上面22は、磁気ディスク3A、3Bに対向する面であり、鏡面として形成されている。磁気ヘッド2を駆動させたときの浮上面22の浮上量は、たとえば10nm以下とされる。流路面23は、磁気ヘッド2を浮上させるための空気を通す流路として機能する。流路面23は、イオンミリング加工法や反応性イオンエッチング法によって目的とする深さ(たとえば1.5〜2.5μm)および形状に形成されており、表面における算術平均高さRaは、たとえば15nm以下(0nmを除く)とされている。
磁気ヘッド2は、スライダ21に形成された流路面23の表面性状により、浮上特性が影響される。表面性状の指標の1つである算術平均高さ(Ra)を基準に考えると、流路面23の算術平均高さ(Ra)が小さいと、流路面23で空気の乱流が発生しにくく浮上特性が安定する。そのため、流路面23における算術平均高さ(Ra)を15nm以下と微小なものにすることで、流路面23での乱流の発生を抑制し、磁気ヘッド2の浮上特性を安定させることができる。
ここで、磁気ヘッド2の浮上特性とは、磁気ヘッド2のローリングおよびピッチングを指す。ローリングとは、図10に矢印θに示す方向の浮上特性である。ピッチングとは、図10に矢印θに示す方向の浮上特性である。
流路面23の算術平均高さ(Ra)は、原子間力顕微鏡を用いて、JIS B 0601−2001に準拠して測定することができる。
図7ないし図9に示した磁気ディスク3A、3Bは、記録媒体の一例に相当するものであり、磁気記録層(図示略)を備えている。これらの磁気ディスク3A、3Bは、貫通孔30A、30Bを有する円板状に形成されている。
回転駆動機構4は、磁気ディスク3A、3Bを回転させるためのものであり、モータ40および回転軸41を備えている。モータ40は、回転軸41に対して回転力を付与するためのものであり、ケース10の底壁11に固定されている。回転軸41は、モータ40により回転させられるものであるとともに、磁気ディスク3A、3Bを支持するためのものである。この回転軸41に対しては、ハブ42が固定されている。ハブ42は、回転軸41とともに回転するものであり、挿入部43およびフランジ部44を有するものである。
磁気ディスク3A、3Bは、磁気ディスク3A、3Bの貫通孔30A、30Bが挿入部43に挿入された状態で、スペーサ45、46、47を介して、フランジ部44に積層されている。磁気ディスク3A、3Bはさらに、クランプ49をネジ48によりスペーサ47に固定することにより、ハブ42ひいては回転軸41に固定されている。このような回転機構4では、モータ40により回転軸41を回転させることにより、ハブ42ひいては磁気ディスク3A、3Bが回転させられる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
先ず、Al粉末、TiC粉末、TiO粉末、Yb粉末、成形用バインダー、分散剤、および0.2〜3mmの粉砕用ビーズを所定量ビーズミルに投入して混合、粉砕し、スラリーを作製した。粉砕粒径は、遠心沈降光透過法を用いて測定し、その測定値を表1に示した。
作製した各スラリーを噴霧乾燥法で造粒粉とした後、乾式加圧成形にて成形体を得た。次に、これら成形体を図3に示すような加圧焼結装置を用いて、加圧力40MPaの真空雰囲気中、1400〜1500℃の中間保持温度で表1に示す時間保持した後、1600〜1700℃の最高保持温度で1時間保持して加圧焼結した後、アルゴン雰囲気中で熱間等法加圧焼結(HIP)を行い、直径が102mm、厚みが2mmの磁気ヘッド用基板を作製した。
試料中におけるアルミナ(Al)および炭化チタン(TiC)の比率は、ICP(Inductivity Coupled Plasma)発光分析装置(島津製作所製、ICPS−8100)を用いてAl、Tiの各比率を求め、Alについては酸化物に、Tiについては炭化物に換算し、その値を表1に示した。なお、酸化イッテルビウム(Yb)については、いずれの試料においても1質量%未満の微量であったため、表1には記載していない。
また、上記各試料のTiC結晶粒子の平均結晶粒径、およびAl結晶粒子の平均結晶粒径は、以下のような手順で求めた。
まず、焼結体の任意の面をダイヤモンド砥粒を用いて研磨加工して鏡面とした後、この面を燐酸により数10秒程度エッチング処理した。次に、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、エッチング処理した面のうちで任意の場所を選び、倍率10000倍で撮影した10μm×8μmの範囲のSEM画像を得た。そして、SEM画像を「Image-Pro Plus」という画像解析ソフト(日本ビジュアルサイエンス(株)製)を用いて解析することにより、試料のTiC結晶粒子の平均結晶粒径およびAl結晶粒子の平均結晶粒径を求め、表1に記載した。
さらに、上記SEM画像を用いて、任意断面の10μm×8μmの領域に存在するAl結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子の個数を算出し、表1に記載した。
上記各試料の導電性については、JIS C 2141−1992に準拠して体積固有抵抗を測定することにより評価し、表2に記載した。
また、上述と同様の方法で作製した磁気ヘッド用基板を準備し、磁気ヘッド用基板の中心部から長さ70mm、幅3mm、厚み2mmの短冊状の試料20本をダイヤモンドブレードを備えたスライシングマシンで切り出し、その切り出すときの切削抵抗を歪みゲージで検出し、その検出された切削抵抗を荷重で示し、研削抵抗として表2に記載した。なお、ダイヤモンドブレードはSD1200を用い、このダイヤモンドブレードの回転数を10000rpm、送り速度を100mm/分、1回の切り込み量を2mmとして切り出した。
この切断されたバーを、平面上に切断面を上にして置き、その凹凸を三次元測定装置で測定し、凹凸差の最大値を反りの最大値とし、凹凸差の最小値を反りの最小値として求め、表2に記載した。
これらの表1、2から、任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子の個数が20個よりも少ない場合(試料No.2、10)には、反りの最大値が10.23μm以上と大きく、Al結晶粒子およびTiC結晶粒子の平均結晶粒径が大きい場合(試料No.10)には、研削抵抗が大きく、反りの最大値が10.28μmと大きいことがわかる。さらに、Al量が少ない場合(試料No.1)には、研削抵抗が大きく、反りの最大値が大きく、Al量が多い場合(試料No.12)には、体積固有抵抗が大きいことがわかる。
一方、Alを60〜70質量%、TiCを30〜40質量%含有し、平均結晶粒径が400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子を有し、さらに、任意断面の10μm×8μmの領域に、Al結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子が20個以上存在する本発明の試料では、体積固有抵抗が大きく、研削抵抗が小さく、さらに反りの最大値が9.71μm以下と小さいことがわかる。
(a)(b)は本発明の磁気ヘッド用基板の例を示す全体斜視図である。 本発明の磁気ヘッド用基板の断面写真である。 加圧焼結装置に成形体を配置した状態を示す加圧焼結装置の要部を示す断面図である。 本発明の磁気ヘッド用基板に電磁変換素子を形成する工程を説明するための斜視図である。 (a)(b)は本発明の磁気ヘッド用基板を切断して短冊片を得る工程を説明するための斜視図である。 (a)(b)は短冊片から磁気ヘッドを得る工程を説明するための斜視図である。 本発明の磁気記録装置の一例を示す平面図である。 図7のII−II線に沿う断面図である。 図7のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の磁気記録装置における磁気ヘッドの周りを拡大して示した斜視図である。 本発明の磁気ヘッドの一例を裏面側から見た全体斜視図である。
符号の説明
1 ハードディスクドライブ(磁気記録装置)
2 磁気ヘッド
7、7′ 磁気ヘッド用基板
21 (磁気ヘッドの)スライダ
23 (スライダの)流路面
3A、3B 磁気ディスク(記録媒体)
72 電磁変換素子
77 TiC結晶粒子
77a Al結晶粒子に内包されたTiC結晶粒子
77b Al結晶粒子外部のTiC結晶粒子
79 Al結晶粒子

Claims (3)

  1. Alを60〜70質量%、TiCを30〜40質量%含有する磁器ヘッド用基板であって、平均結晶粒径が400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子とを有するとともに、任意断面の10μm×8μmの領域に、前記Al結晶粒子に内包された前記TiC結晶粒子が20個以上存在することを特徴とする磁気ヘッド用基板。
  2. スライダに電磁変換素子を設けてなる磁気ヘッドであって、前記スライダは、Alを60〜70質量%、TiCを30〜40質量%含有し、平均結晶粒径が400nm以下のAl結晶粒子と平均結晶粒径が200nm以下のTiC結晶粒子とを有するとともに、任意断面の10μm×8μmの領域に、前記Al結晶粒子に内包された前記TiC結晶粒子が20個以上存在することを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 請求項2に記載の磁気ヘッドと、該磁気ヘッドによって情報の記録および再生を行う磁気記録層を有する記録媒体と、該記録媒体を駆動させるモータとを具備してなることを特徴とする磁気記録装置。
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