JP2009025734A - 防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ - Google Patents
防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009025734A JP2009025734A JP2007191207A JP2007191207A JP2009025734A JP 2009025734 A JP2009025734 A JP 2009025734A JP 2007191207 A JP2007191207 A JP 2007191207A JP 2007191207 A JP2007191207 A JP 2007191207A JP 2009025734 A JP2009025734 A JP 2009025734A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- meth
- film
- acrylate
- active energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0273—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use
- G02B5/0294—Diffusing elements; Afocal elements characterized by the use adapted to provide an additional optical effect, e.g. anti-reflection or filter
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/02—Diffusing elements; Afocal elements
- G02B5/0205—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties
- G02B5/021—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures
- G02B5/0226—Diffusing elements; Afocal elements characterised by the diffusing properties the diffusion taking place at the element's surface, e.g. by means of surface roughening or microprismatic structures having particles on the surface
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】防眩フィルムは、透明基材上に、表面に凹凸部を有する防眩層が設けられて構成される。防眩層は、活性エネルギー線硬化型樹脂、表面に凹凸部を形成するための透光性微粒子及び生体由来脂質成分になじみ性を有する重合体を含む組成物の硬化物により形成される。透光性微粒子の含有量は活性エネルギー線硬化型樹脂に対して0.5〜30質量%である。重合体の含有量は活性エネルギー線硬化型樹脂に対して1〜40質量%である。さらに、重合体により形成される平坦膜のオレイン酸に対する接触角が60°以下である。活性エネルギー線硬化型樹脂はカルボキシル基又は水酸基をもつ単量体を含むことが好ましい。
【選択図】なし
Description
第3の発明の防眩フィルムは、第2の発明において、前記活性エネルギー線硬化型樹脂は、カルボキシル基又は水酸基を有する単量体を含有することを特徴とする。
第1の発明の防眩フィルムは、防眩層が活性エネルギー線硬化型樹脂、表面に凹凸部を形成するための透光性微粒子及び生体由来脂質成分になじみ性を有する重合体を含む組成物の硬化物により形成される。表面に凹凸部を形成する透光性微粒子の含有量は活性エネルギー線硬化型樹脂に対して0.5〜30質量%であるため防眩層の表面に必要な凹凸部を形成することができ、外部からの光を拡散させ、防眩性を発現させることができる。また、重合体により形成される平坦膜のオレイン酸に対する接触角が60°以下に設定されていることから、生体由来脂質成分に対する防眩層の親和性を良好にすることができる。そして、重合体の含有量が活性エネルギー線硬化型樹脂に対して1〜40質量%であることから、生体由来脂質成分に対するなじみ性を発現することができると共に、その含有量が制限されているため、相対的に活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量が増え、該活性エネルギー線硬化型樹脂により、透明基材に対する防眩層の接着性を高めることができる。従って、防眩機能と、表面に付着した指紋を目立ち難くする機能とを併せ持ち、視認性を良好に保持しつつ、透明基材に対する防眩層の密着性を向上させることができる。
本実施形態の防眩フィルムは、透明基材上に、表面に凹凸部を有する防眩層が設けられて構成されている。前記防眩層は、活性エネルギー線硬化型樹脂、表面に凹凸部を形成するための透光性微粒子及び生体由来脂質成分になじみ性を有する重合体を含む組成物(コーティング剤)の硬化物により形成される。防眩フィルムとして具体的には、透明基材の表面に透光性微粒子を含む樹脂によって凹凸部を有する防眩層が形成されるとともに、裏面には粘着剤層が設けられて構成される。防眩層は、表面の凹凸部による防眩機能に加え、防眩層を構成する樹脂が生体由来脂質成分になじみ性を有し、指紋を目立ち難くする機能を発現する。なお、防眩フィルムにおける「フィルム」は、いわゆるフィルムの概念のほか、シート、板などの概念をも含むものである。
・ 本実施形態における防眩フィルムは、防眩層が活性エネルギー線硬化型樹脂、表面に凹凸部を形成するための透光性微粒子及び生体由来脂質成分になじみ性を有する重合体を含む組成物の硬化物により形成される。透光性微粒子の含有量は活性エネルギー線硬化型樹脂に対して0.5〜30質量%であるため防眩層の表面に十分な凹凸部を形成することができ、外部からの光をその凹凸部で拡散させ、防眩性を発現させることができる。また、重合体の接触角が60°以下に設定されていることから、生体由来脂質成分に対する防眩層の親和性を高め、生体由来脂質成分の微小液滴化が抑制される。
(1)指紋視認性
防眩フィルム上に指紋を付着させ、その視認性について下記の4段階にて目視による官能評価を行った。
(2)表面粗さ
(株)小坂研究所製 表面粗さ測定機 サーフコーダSE4000を使用し、走査範囲1.5mm、走査速度0.1mm/sの条件で、JIS B 0601−1994に規定に基づいてRa及びSmを測定した。
(3)接触角
協和界面科学(株)製 DropMaster500を使用し、4μlの液滴により接触角を測定した。
(4)ヘイズ値
日本電飾工業(株)製 NDH−2000を使用し、光学特性としてのヘイズ値(%)を測定した。
(5)ディスプレイ画像の画像視認性評価
防眩フィルムをディスプレイ上に装着し、ディスプレイ画像の視認性について下記の4段階にて目視による官能評価を行った。
(6)密着性
碁盤目剥離試験をJIS K5400の規定に基づいて測定し、評価した。
(実施例1)
6官能ウレタンアクリレート
(日本合成化学工業(株)製、紫光UV−7600B) 80質量部
PMMA(ポリメタクリル酸メチル、質量平均分子量40×103) 5質量部
架橋アクリル樹脂ビーズ
(平均粒子径10μm、綜研化学(株)製、MX−1000) 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
酢酸ブチル 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした(指紋とのなじみを良好とする重合体PMMAの平坦膜におけるオレイン酸の接触角は18°であった)。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、乾燥膜厚が15μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することによって硬化させ凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.19μm、Smは150μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は11%であった。また、密着性は23/25であった。
(実施例2)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PCHMA
(ポリメタクリル酸シクロヘキシル、質量平均分子量30×103) 7質量部
架橋アクリル樹脂ビーズ
(平均粒子径5μm、綜研化学(株)製、MX−500) 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした(指紋とのなじみを良好とする重合体PCHMAの平坦膜におけるオレイン酸の接触角は16°であった)。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が6μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することによって硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.18μm、Smは80μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は9%であった。また、密着性は20/25であった。
(実施例3)
UV―7600B 80質量部
PMMA 10質量部
架橋ポリスチレンビーズ
(平均粒子径1.3μm、綜研化学(株)製、SX−130H) 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
酢酸ブチル 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が6μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することによって硬化させ凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.13μm、Smは90μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は9%であった。また、密着性は21/25であった。
(実施例4)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PCHMA 15質量部
MX−500 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が10μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.17μm、Smは90μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は9%であった。また、密着性は20/25であった。
(実施例5)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PCHMA 20質量部
架橋アクリル樹脂ビーズ
(平均粒子径3μm、綜研化学(株)製、MX−300) 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MEK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が10μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.15μm、Smは90μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は7%であった。また、密着性は18/25であった。
(実施例6)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PiBoMA
(ポリメタクリル酸イソボニル、質量平均分子量30×103) 25質量部
MX−500 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした(指紋とのなじみを良好とする重合体PiBoMAの平坦膜におけるオレイン酸の接触角は17°であった)。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が10μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.15μm、Smは110μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は8%であった。また、密着性は15/25であった。
(実施例7)
UV―7600B 80質量部
PCHMA 28質量部
架橋アクリル樹脂ビーズ
(平均粒子径1.5μm、綜研化学(株)製、MX−150) 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MEK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が6μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.13μm、Smは100μmであり、本フィルムのヘイズ値は6%であった。また、密着性は22/25であった。
(実施例8)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PiBoMA 25質量部
2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸 0.2質量部
MX−300 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が5μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.17μm、Smは80μmであり、本フィルムのヘイズ値は10%であった。また、密着性は25/25であった。
(実施例9)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PiBoMA 25質量部
新中村化学工業(株)製、NKエステルCBX−0 0.5質量部
MX−300 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
なお、上記NKエステルCBX−0は、2,2,2−トリスアクリロイロキシメチルエチルコハク酸であり、カルボキシル基を有している。
(実施例10)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PiBoMA 25質量部
新中村化学工業(株)製、NKエステルCBX−1N 1質量部
MX−500 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
なお、上記NKエステルCBX−1Nは、2,2,2−トリスアクリロイロキシメチルエチルフタル酸であり、カルボキシル基を有している。
(実施例11)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PCHMA 20質量部
2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸 3質量部
MX−300 10質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が10μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することによって硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.16μm、Smは90μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は8%であった。また、密着性は25/25であった。
(実施例12)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PiBoMA 25質量部
MX−1000 10質量部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5質量部
MIBK 150質量部
上記原料を混合してコーティング剤とした。このコーティング剤をロールコーターにて、厚さ100μmのPETフィルム上に、乾燥膜厚が15μmとなるように塗布し、70℃で60秒間乾燥した。その後、120W高圧水銀灯(日本電池(株)製)により窒素気流下紫外線を照射(積算光量250mJ/cm2)することにより硬化させ、凹凸部を有する防眩層を形成した。該凹凸部のRaは0.18μm、Smは130μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は11%であった。また、密着性は25/25であった。
(実施例13)
UV―7600B 80質量部
PNIPAM
(ポリN−イソプロピルアクリルアミド、質量平均分子量25×103)10質量部
共栄社化学(株)製、エポキシエステル80MFA 0.5質量部
MX−500 5質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
なお、上記エポキシエステル80MFAは、グリセリンジグリシジルエーテルアクリル酸付加物であり、水酸基を有している。
(実施例14)
UV―7600B 80質量部
PSt(ポリスチレン、質量平均分子量150×103) 10質量部
共栄社化学(株)製、エポキシエステル3000A 1質量部
MX−500 17質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
酢酸ブチル 150質量部
なお、上記エポキシエステル3000Aは、ビスフェノールAジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物であり、水酸基を有している。
(実施例15)
トリメチロールプロパントリアクリレート 80質量部
PCHMA 20質量部
共栄社化学(株)製、エポキシエステル3002A 1質量部
MX−500 21質量部
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン 2質量部
MIBK 150質量部
なお、上記エポキシエステル3002Aは、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物ジグリシジルエーテルアクリル酸付加物であり、水酸基を有している。
実施例6のMX−500を5質量部から0.2質量部に変更する以外は実施例6に従ったところ、凹凸部のRaは0.03μm、Smは10μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は1%であった。また、密着性は17/25であった。
(比較例2)
実施例6のMX−500を5質量部から28質量部に変更する以外は実施例6に従ったところ、凹凸部のRaは0.30μm、Smは70μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は23%であった。また、密着性は11/25であった。
(比較例3)
実施例6のPiBoMAを25質量部から0.2質量部に変更する以外は実施例6に従ったところ、凹凸部のRaは0.18μm、Smは100μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は9%であった。また、密着性は23/25であった。
(比較例4)
実施例6のPiBoMAを25質量部から35質量部に変更する以外は実施例6に従ったところ、凹凸部のRaは0.13μm、Smは110μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は8%であった。また、密着性は8/25であった。
(比較例5)
実施例6のPiBoMA25質量部をポリメタクリル酸メチル-b-ポリアクリル酸(パーフロロオクチルエチル)(質量平均分子量100×103、平坦膜におけるオレイン酸の接触角は75°であった)すなわちブロック共重合体0.1質量部に変更する以外は実施例6に従ったところ、凹凸部のRaは0.16μm、Smは90μmであり、防眩フィルムのヘイズ値は7%であった。また、密着性は18/25であった。
・ 前記重合体として、生体由来脂質成分になじみ性を有する複数の重合体を用い、広範囲の生体由来脂質成分に対応できるように構成することもできる。
・ 活性エネルギー線硬化型樹脂、透光性微粒子及び重合体について、それらの平坦膜の接触角を整合させるように小さく設定し、生体由来脂質成分に対するなじみ性を一層良好にすることもできる。
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
Claims (5)
- 透明基材上に、表面に凹凸部を有する防眩層が設けられて構成された防眩フィルムであって、
前記防眩層が活性エネルギー線硬化型樹脂、表面に凹凸部を形成するための透光性微粒子及び生体由来脂質成分になじみ性を有する重合体を含む組成物の硬化物により形成され、透光性微粒子の含有量が活性エネルギー線硬化型樹脂に対して0.5〜30質量%であると共に、重合体の含有量が活性エネルギー線硬化型樹脂に対して1〜40質量%であり、かつ重合体により形成される平坦膜のオレイン酸に対する接触角が60°以下であることを特徴とする防眩フィルム。 - 前記重合体の含有量は活性エネルギー線硬化型樹脂に対して5〜35質量%であることを特徴とする請求項1に記載の防眩フィルム。
- 前記活性エネルギー線硬化型樹脂は、カルボキシル基又は水酸基を有する単量体を含有することを特徴とする請求項2に記載の防眩フィルム。
- 前記防眩層表面の凹凸部は、JIS B 0601−1994に規定される算術平均粗さ(Ra)として0.05〜5μmであり、かつ凹凸部の平均間隔(Sm)として5〜500μmであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防眩フィルム。
- 表面に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防眩フィルムが配置されて構成されていることを特徴とするディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191207A JP2009025734A (ja) | 2007-07-23 | 2007-07-23 | 防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191207A JP2009025734A (ja) | 2007-07-23 | 2007-07-23 | 防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009025734A true JP2009025734A (ja) | 2009-02-05 |
Family
ID=40397563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007191207A Pending JP2009025734A (ja) | 2007-07-23 | 2007-07-23 | 防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009025734A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244016A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-10-28 | Toppan Printing Co Ltd | 防眩フィルム、偏光板、透過型液晶ディスプレイ |
WO2010140594A1 (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | 株式会社ツジデン | 指紋消失性硬化膜、及び、その製造方法、並びに、それを用いたディスプレイ、タッチパネル、それらを用いた電子機器 |
WO2011105594A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 帝人デュポンフィルム株式会社 | ハードコートフィルムおよびその製造方法 |
JP2011175601A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Daicel Chemical Industries Ltd | 透明導電性膜及びタッチパネル |
JP2011191428A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Arisawa Mfg Co Ltd | 映り込み防止フィルム |
WO2013015039A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | 株式会社きもと | 静電容量式タッチパネルおよび防眩性フィルム |
WO2013054869A1 (ja) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 太陽光反射用ミラー及び太陽熱発電用反射装置 |
JP2020049562A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 国立大学法人 熊本大学 | 凹凸体製造方法及び凹凸体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058162A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Nof Corp | ディスプレイ用表面材及びそれを備えたディスプレイ |
-
2007
- 2007-07-23 JP JP2007191207A patent/JP2009025734A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058162A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Nof Corp | ディスプレイ用表面材及びそれを備えたディスプレイ |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244016A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-10-28 | Toppan Printing Co Ltd | 防眩フィルム、偏光板、透過型液晶ディスプレイ |
WO2010140594A1 (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | 株式会社ツジデン | 指紋消失性硬化膜、及び、その製造方法、並びに、それを用いたディスプレイ、タッチパネル、それらを用いた電子機器 |
JP5634398B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2014-12-03 | 株式会社ツジデン | 指紋消失性硬化膜、及び、その製造方法、並びに、それを用いたディスプレイ、タッチパネル、それらを用いた電子機器 |
US9782794B2 (en) | 2009-06-01 | 2017-10-10 | Tsujiden Co., Ltd. | Fingerprint-erasing cured film, method for manufacturing same, display and touch panel using same, and electronic device using these |
JP2011175601A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Daicel Chemical Industries Ltd | 透明導電性膜及びタッチパネル |
WO2011105594A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 帝人デュポンフィルム株式会社 | ハードコートフィルムおよびその製造方法 |
JP2011191428A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Arisawa Mfg Co Ltd | 映り込み防止フィルム |
WO2013015039A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | 株式会社きもと | 静電容量式タッチパネルおよび防眩性フィルム |
WO2013054869A1 (ja) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 太陽光反射用ミラー及び太陽熱発電用反射装置 |
JP2020049562A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 国立大学法人 熊本大学 | 凹凸体製造方法及び凹凸体 |
JP7274690B2 (ja) | 2018-09-25 | 2023-05-17 | 国立大学法人 熊本大学 | 凹凸体製造方法及び凹凸体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI425459B (zh) | 顯示器用表面材料及具備該表面材料之顯示器 | |
TWI429957B (zh) | 高畫質顯示器用之表面材料及以該材料製備之高畫質顯示器和觸控面板 | |
JP2010128363A (ja) | ディスプレイ用表面材及びそれを備えた高精細ディスプレイ | |
TWI281890B (en) | Fingerprint-erasable film | |
JP2009025734A (ja) | 防眩フィルム及びそれを備えたディスプレイ | |
TW202111486A (zh) | 觸控面板筆用書寫片、觸控面板、觸控面板系統、顯示裝置及觸控面板筆用書寫片之揀選方法 | |
JP2009151476A (ja) | ペン入力装置用表面材及びそれを備えたペン入力装置 | |
TWI702416B (zh) | 防眩性硬塗薄膜 | |
JP2021157199A (ja) | 反射防止光学フィルム | |
US20180016405A1 (en) | Hard coat film | |
TW201640148A (zh) | 透明積層薄膜 | |
WO2020203759A1 (ja) | 転写シート及びその製造方法、並びに、該転写シートを用いた成形体の製造方法及び成形体、並びに、該成形体を用いた前面板及び画像表示装置 | |
TW201700280A (zh) | 透明積層薄膜 | |
KR101271284B1 (ko) | 표시 화면용 기능 필름 및 그 제조법 | |
JP6790524B2 (ja) | タッチパネルペン用筆記シート、タッチパネル、表示装置、及びタッチパネルペン用筆記シートの選別方法 | |
WO2019225130A1 (ja) | 防眩フィルムならびにその製造方法および用途 | |
TW201819189A (zh) | 提高書寫感的薄膜 | |
TWI773702B (zh) | 提高書寫感的薄膜 | |
JP2003296008A (ja) | ペン入力装置用表面材およびペン入力装置 | |
TWI787634B (zh) | 觸控面板筆用書寫片、觸控面板、觸控面板系統及顯示裝置,以及觸控面板筆用書寫片之揀選方法 | |
TWI740932B (zh) | 觸控面板、顯示裝置、光學片及光學片的篩選方法 | |
KR20180055702A (ko) | 필기감 향상 필름 | |
JP7166056B2 (ja) | ハードコートフィルムの製造方法 | |
JP2006163081A (ja) | 防眩性保護基板及びその製造方法 | |
JPH08115645A (ja) | タブレットの表面材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120131 |