JP2011175601A - 透明導電性膜及びタッチパネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1又は複数のポリマーと、1又は複数の硬化した硬化性樹脂前駆体とを含み、かつ相分離構造を有する相分離層の上に、導電性ポリマーを含む透明導電層が形成し、透明導電性膜を製造する。この透明導電性膜は、表面に凹凸構造を有しており、算術平均粗さRaが0.01〜0.1μm、最大高さRtが0.1〜1μmであり、十点平均粗さRzが0.1〜1μmであり、かつ凸部の頂部間平均間隔Smが50〜300μm程度であってもよい。前記相分離層は、セルロース誘導体と、重合性基を有する(メタ)アクリル系樹脂と、3以上の(メタ)アクリロイル基を有する硬化性化合物と、フッ素含有硬化性化合物とで構成されていてもよい。この透明導電性膜は、抵抗膜方式タッチパネルの透明電極として適している。
【選択図】なし
Description
本発明の透明導電性膜は、相分離構造を有する相分離層の上に透明導電層が形成されている。相分離層の相分離構造は、液相からのスピノーダル分解(湿式スピノーダル分解)により形成されている。すなわち、ポリマーと硬化性樹脂前駆体と溶媒とで構成された樹脂組成物を用い、この樹脂組成物の液相(又は均一溶液やその塗布層)から、溶媒を乾燥などにより蒸発又は除去する過程で、濃縮に伴って、スピノーダル分解による相分離が生じ、相間距離が微細で比較的規則的な相分離構造を形成できる。より具体的には、前記湿式スピノーダル分解は、通常、1又は複数のポリマーと1又は複数の硬化性樹脂前駆体と溶媒とを含む混合液又は樹脂組成物(均一溶液)を支持体にコーティングし、形成された塗布層から溶媒を蒸発させることにより行うことができる。前記支持体として剥離性支持体を用いる場合には、硬化した塗布層の上にさらに透明導電層を形成した後、得られた透明導電性膜を支持体から剥離することにより透明導電性膜を得ることができ、支持体として非剥離性支持体(好ましくは透明支持体)を用いることにより、支持体と透明導電性膜とで構成された積層体を得ることができる。このような相分離構造による凹凸構造は、微粒子による凹凸構造と比較して微細であり、かつ硬質な微粒子を用いなくとも凹凸構造を形成できるので打鍵耐久性が向上する。
ポリマー成分としては、通常、熱可塑性樹脂が使用される。熱可塑性樹脂としては、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、有機酸ビニルエステル系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、ハロゲン含有樹脂、オレフィン系樹脂(脂環式オレフィン系樹脂を含む)、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリスルホン系樹脂(ポリエーテルスルホン、ポリスルホンなど)、ポリフェニレンエーテル系樹脂(2,6−キシレノールの重合体など)、セルロース誘導体(セルロースエステル類、セルロースカーバメート類、セルロースエーテル類など)、シリコーン樹脂(ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)、ゴム又はエラストマー(ポリブタジエン、ポリイソプレンなどのジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなど)などが例示できる。これらの熱可塑性樹脂は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
硬化性樹脂前駆体としては、熱や活性エネルギー線(紫外線や電子線など)などにより反応する官能基を有する化合物であり、熱や活性エネルギー線などにより硬化又は架橋して樹脂(特に硬化又は架橋樹脂)を形成可能な種々の硬化性化合物が使用できる。前記樹脂前駆体としては、例えば、熱硬化性化合物又は樹脂[エポキシ基、重合性基、イソシアネート基、アルコキシシリル基、シラノール基などを有する低分子量化合物(例えば、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂など)]、活性光線(紫外線など)により硬化可能な光硬化性化合物(光硬化性モノマー、オリゴマーなどの紫外線硬化性化合物など)などが例示でき、光硬化性化合物は、EB(電子線)硬化性化合物などであってもよい。なお、光硬化性モノマー、オリゴマーや低分子量であってもよい光硬化性樹脂などの光硬化性化合物を、単に「光硬化性樹脂」という場合がある。
透明導電層は導電性ポリマーで構成されている。本発明では、相分離層の凹凸構造を有する表面に、追従性の高い導電性ポリマーで構成された透明導電層を形成することにより、透明導電層を均一で規則的な凹凸構造とすることができる。その結果、上部透明導電層と下部透明導電層間で形成される空気層厚みを不均一とすることができるため、界面反射光の干渉によるニュートンリングの発生を抑制できる。また、繰り返しの打鍵に対して、相分離層の凹凸構造の耐久性が高い。さらに、追従性の高い導電性ポリマーで均一に被覆できるため、膜表面における導電性の均一性が高い。
透明支持体(又は基材シート)としては、ガラス、セラミックスの他、樹脂シートが例示できる。透明支持体を構成する樹脂としては、前記アンチニュートンリング層と同様の樹脂が使用できる。好ましい透明支持体としては、透明性ポリマーフィルム、例えば、セルロース誘導体[セルローストリアセテート(TAC)、セルロースジアセテートなどのセルロースアセテートなど]、ポリエステル系樹脂[ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアリレート系樹脂など]、ポリスルホン系樹脂[ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなど]、ポリエーテルケトン系樹脂[ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトンなど]、ポリカーボネート系樹脂(ビスフェノールA型ポリカーボネートなど)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、環状ポリオレフィン系樹脂[トパス(TOPAS)(登録商標)、アートン(ARTON)(登録商標)、ゼオネックス(ZEONEX)(登録商標)など]、ハロゲン含有樹脂(ポリ塩化ビニリデンなど)、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂(ポリスチレンなど)、酢酸ビニル又はビニルアルコール系樹脂(ポリビニルアルコールなど)などで形成されたフィルムが挙げられる。透明支持体は1軸又は2軸延伸されていてもよい。
本発明の透明導電性膜は、表面に前記相分離構造に対応した微細な凹凸構造が多量に形成されているため、タッチパネル(特に抵抗膜方式タッチパネル)におけるニュートンリングの発生を有効に予防又は抑制できる。また、透過像の鮮明性も高いため、表示装置の表示部に対して、ギラツキが抑制された鮮明な画像を表示できる。
すなわち、Cの値が100%に近づく程、透明導電性膜による像のボケが小さい[参考文献;須賀、三田村,塗装技術,1985年7月号]。
本発明の透明導電性膜は、ポリマーと硬化性樹脂前駆体と溶媒とを含む液相(又は液状組成物)から、前記溶媒の蒸発に伴うスピノーダル分解により、相分離構造を形成する相分離工程と、前記硬化性樹脂前駆体を硬化させ、相分離層を形成する硬化工程と、相分離層の上に導電性ポリマーと溶媒とを含む液相を塗布又は流延して透明導電層を形成する工程とを経ることによりを得ることができる。
本発明の透明導電性膜は、タッチパネル(特に抵抗膜方式タッチパネル)の透明電極に利用できる。透明電極としては、透明導電層が形成された面の反対面に、さらにハードコート層が形成されていてもよい。ハードコート層としては、慣用の透明樹脂層、例えば、前記硬化性樹脂前駆体の項で例示された光硬化性化合物で形成されたハードコート層の他、透明樹脂中に無機又は有機微粒子を含有する防眩性ハードコート層、アンチニュートンリング層と同様に透明樹脂を相分離させて得られる防眩性ハードコート層などが利用できる。ハードコート層の厚みは、例えば、例えば、0.5〜20μm、好ましくは1〜20μm、さらに好ましくは5〜15μm程度である。
ヘイズメーター(日本電色(株)製、商品名「NDH−5000W」)を用いて、JIS K7136に準拠して測定した。なお、ヘイズの測定は、凹凸構造を有する表面が受光器側となるように配置して測定した。
透明導電性膜の写像鮮明度を、写像測定器(スガ試験機(株)製、商品名「ICM−1T」)を用いて、光学櫛(櫛歯の幅=0.5mm)で、JIS K7105に基づいて測定した。
透明導電性膜を透過した光の角度分布を、図1に示すように、He−Neレーザ光源1と、ゴニオメーターに設置した光受光器4を備えた測定装置(レーザ光散乱自動測定装置、ネオアーク(株)製)を用いて測定した。
JIS B0601に準拠して、接触式表面粗さ計(東京精密(株)製、サーフコム570A)を用いて、走査範囲3mm、走査回数2回の条件で、算術平均粗さRa、最大高さRt、十点平均粗さRz、凸部の頂部間平均間隔Smを測定した。
実施例及び比較例で得られた透明導電性膜を、上部透明電極とした。更に、基板としてガラス基板を用い、このガラス基板の上に、InO2及びSnO2の複合酸化物物(ITO)をスパッタリング処理して透明導電層を設けることにより、下部透明電極を作製した。下部透明電極の透明導電層の上に、光硬化性アクリル樹脂(デュポン(株)製、リストン)を塗布して層を設け、パターニングして紫外線露光することによりスペーサーを形成した。このスペーサーは、高さ9μm、直径30μmの円柱で、スペーサー間隔は3mmとした。このようにして作製した上部透明電極と下部透明電極とを透明電極層が対向するように配置することにより、タッチパネルを構成した。上部透明電極と下部透明電極との間の間隔はスペーサーの高さに相当する。タッチパネルの上部透明電極を26g/cmの圧力でペン先によって押圧し、ニュートンリングの発生状況を目視にて確認し、以下の基準で判定した。
○:ニュートンリングの発生が若干あるものの、気にならない程度であった
×:ニュートンリングが発生した。
表示面におけるギラツキの判定は、17インチサイズのLCDモニター(画素数1024×1280;SXGA、解像度96ppi)上に、厚み3mmの透明アクリル板(住友化学(株)製、スミペックス)を載置し、その上に得られた透明導電性膜を配設し、白表示として目視にて以下の基準で評価した。なお、用いたLCDモニターの表層側偏光板は、クリアタイプの偏光板であった。
○:ギラツキが僅かに感じられる
×:ギラツキが感じられる。
表示面における文字ボケの判定は、17インチサイズのLCDモニター(画素数1024×1280;SXGA、解像度96ppi)上に、得られた透明導電性膜を配設し、白背景に黒文字を表示させて目視にて以下の基準で評価した。
○:文字ボケが僅かに感じられる
×:文字ボケが感じられる。
表面抵抗測定装置(ダイアインスツルメンツ社製、商品名「Loresta−GP T610」)を用いて、JIS K7194に準拠して測定した。透明電極の透明導電層側を測定面として、100mm×70mmにカットフィルムの測定面内で任意の9箇所を測定し、それらの平均値を表面抵抗値(単位:Ω/□)とした。また、ばらつきの尺度として標準偏差、変動係数を求めた。
側鎖に重合性不飽和基を有するアクリル樹脂[(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体のカルボキシル基の一部に、3,4−エポキシシクロヘキセニルメチルアクリレートを付加させた化合物;ダイセル化学工業(株)製、商品名「サイクロマーP(ACA)Z321M」、固形分44重量%、溶剤:1−メトキシ−2−プロパノール(MMPG)(沸点119℃)]13.7重量部、セルロースアセテートプロピオネート(アセチル化度=2.5%、プロピオニル化度=46%、ポリスチレン換算数平均分子量75,000;イーストマン社製、商品名「CAP−482−20」)1.4重量部、六官能アクリル系UV硬化モノマー(ダイセルサイテック(株)製、商品名「DPHA」)14.5重量部、三官能アクリル系UV硬化モノマー(ダイセルサイテック(株)製、商品名「PETIA」)14.5重量部、フッ素含有UV硬化性化合物(Omnova Solution社製、商品名「Polyfox3320」)0.11重量部、光開始剤(チバ・ジャパン(株)製、商品名「イルガキュア184」)0.73重量部、光開始剤(チバ・ジャパン(株)製、商品名「イルガキュア907」)0.37重量部を、メチルエチルケトン(MEK)(沸点80℃)38.1重量部、1−ブタノール(BuOH)(沸点113℃)13.3重量部、及び1−メトキシ−2−プロパノール(MMPG)4.4重量部の混合溶媒に溶解した。この溶液を、ワイヤーバー♯28を用いてPETフィルム(東洋紡績(株)製、商品名「A4300」、厚み188μm)上に流延した後、70℃のオーブン内で30秒間放置し、溶媒を蒸発させて厚み約12μmの相分離層を形成した。その後、コートフィルムを紫外線照射装置(ウシオ電機(株)製、高圧水銀ランプ、紫外線照射量:800mJ/cm2)に通して、紫外線硬化処理を行い、ハードコート性及び表面凹凸構造を有する層を形成した。
側鎖に重合性不飽和基を有するアクリル樹脂(サイクロマーP(ACA)Z321M)14.5重量部、セルロースアセテートプロピオネート(CAP−482−20)1.5重量部、六官能アクリル系UV硬化モノマー(DPHA)25.4重量部、三官能アクリル系UV硬化モノマー(PETIA)4.2重量部、フッ素含有UV硬化性化合物(Polyfox3320)0.12重量部、光開始剤(イルガキュア184)0.3重量部、光開始剤(イルガキュア907)0.3重量部を、MEK38.1重量部、BuOH13.3重量部、及びMMPG4.4重量部の混合溶媒に溶解した。この溶液を、ワイヤーバー♯28を用いてPETフィルム(A4300)上に流延した後、65℃のオーブン内で60秒間放置し、溶媒を蒸発させて厚み約12μmの相分離層を形成した。その後、コートフィルムを紫外線照射装置(ウシオ電機(株)製、高圧水銀ランプ、紫外線照射量:800mJ/cm2)に通して、紫外線硬化処理を行い、ハードコート性及び表面凹凸構造を有する層を形成した。
六官能アクリル系UV硬化モノマー(DPHA)15.4重量部、三官能アクリル系UV硬化モノマー(PETIA)15.4重量部を、MEK52.0重量部、及びMMPG13.0重量部の混合溶媒に溶解し、平均粒径4μmのポリスチレンビーズ4.2重量部を添加した。この塗布液に、光開始剤(イルガキュア184)0.2重量部、光開始剤(イルガキュア907)0.2重量部を溶解させた。この溶液を、ワイヤーバー♯24を用いてPETフィルム(A4300)上に流延した後、60℃のオーブン内で30秒間放置し、溶媒を蒸発させて厚み約10μmのコート層を形成した。その後、コートフィルムを紫外線照射装置(ウシオ電機(株)製、高圧水銀ランプ、紫外線照射量:800mJ/cm2)に通して、紫外線硬化処理を行い、ハードコート性及び表面凹凸構造を有する層を形成した。
市販のニュートンリング防止フィルム((株)きもと製、商品名「G1−LA」)(導電性ポリマーを塗布する前のフィルム)の表面をレーザー顕微鏡で観察した結果を図5に示す。図5から、凸部は独立した島が大部分であり、一部は島が凝集した構造であり、実施例1の凹凸構造に比べて不均一で偏りを有する構造である様子が観察できる。この凹凸構造は、特に周期性がなく、散乱光も極大が認められない。
2…NDフィルター
3…試料
4…検出器
10…タッチパネル
11…上部透明電極
12…スペーサー
13…下部透明電極
11a,13a…透明導電層
11b…相分離層(アンチニュートンリング層)
11c,13c…透明基板
11d,13d…ハードコート層
20…液晶パネル
Claims (12)
- 表面に凹凸構造を有しており、1又は複数のポリマーと、1又は複数の硬化した硬化性樹脂前駆体とを含み、かつ相分離構造を有する相分離層の上に、導電性ポリマーを含む透明導電層が形成された透明導電性膜。
- JIS B 0601に準拠した算術平均粗さRaが0.01〜0.1μm、最大高さRtが0.1〜1μmであり、十点平均粗さRzが0.1〜1μmであり、かつ凸部の頂部間平均間隔Smが50〜300μmである凹凸構造を有する請求項1記載の透明導電性膜。
- 入射光を等方的に透過して散乱し、かつ散乱光強度の極大値を示す散乱角が0.1〜10°であるとともに、全光線透過率が70〜100%である請求項1又は2記載の透明導電性膜。
- 全光線透過率が80〜100%であり、0.5mm幅の光学櫛を用いた写像性測定器で測定した透過像鮮明度が50〜100%であり、散乱光強度の極大値を示す散乱角が0.5〜3°であり、かつヘイズが1〜20%である請求項1〜3のいずれかに記載の透明導電性膜。
- ポリマーが、液相からのスピノーダル分解により相分離可能な複数のポリマーで構成されるとともに、複数のポリマーのうち、少なくとも1つのポリマーが、硬化性樹脂前駆体の硬化反応に関与する官能基を有し、かつ硬化性樹脂前駆体が、複数のポリマーのうち、少なくとも一種のポリマーと相溶性を有する請求項1〜4のいずれかに記載の透明導電性膜。
- 液相からのスピノーダル分解により相分離する複数のポリマーが、セルロース誘導体と、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂及びポリエステル系樹脂から選択された少なくとも一種の樹脂とで構成され、前記ポリマーのうち少なくとも1つのポリマーが、重合性基を有するとともに、硬化性樹脂前駆体が、少なくとも2つの重合性不飽和結合を有する多官能単量体で構成されている請求項5記載の透明導電性膜。
- 相分離層が、セルロース誘導体と、重合性基を有する(メタ)アクリル系樹脂と、3以上の(メタ)アクリロイル基を有する硬化性化合物と、フッ素含有硬化性化合物とで構成されている請求項1〜6のいずれかに記載の透明導電性膜。
- 相分離層が、ポリマーと硬化性樹脂前駆体とを5/95〜60/40(重量比)の割合で含む請求項1〜7のいずれかに記載の透明導電性膜。
- 導電性ポリマーがポリチオフェン系重合体を含む請求項1〜8のいずれかに記載の透明導電性膜。
- 抵抗膜方式タッチパネルの透明電極である請求項1〜9のいずれかに記載の透明導電性膜。
- 指又は押圧部材と接触する側に位置する上部透明電極である請求項10記載の透明導電性膜。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の透明導電性膜を備える抵抗膜方式タッチパネル。
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