JP2009024656A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内燃機関(1)は、シリンダブロック(2)と、シリンダヘッド(3)と、クランクケース(4)と、移動機構(5)と、を備えている。この内燃機関(1)は、移動機構(5)によってシリンダブロック(2)及びシリンダヘッド(3)とクランクケース(4)とを相対移動させることで、圧縮比を変更可能に構成されている。この内燃機関(1)は、シリンダブロック(2)とクランクケース(4)との温度差を調整する調整機構をさらに備えている。
【選択図】 図1
Description
図1及び図2は、本発明の内燃機関の一実施形態であるエンジン1の概略構成を示す側断面図である。図3は、図1及び図2に示されているエンジン1の分解斜視図である。ここで、図1は、図3におけるI−I断面図に相当する。また、図2は、図3におけるII−II断面図に相当する。以下、図1ないし図3を参照しつつ、エンジン1の概略構成について説明する。
シリンダブロック2は、アルミニウム合金からなり、略直方体状に形成されている。シリンダブロック2の内部には、シリンダ21が形成されている。シリンダ21は、略円柱形状の貫通孔である。シリンダ21の内部には、ピストン22が、シリンダ中心軸CCAに沿って往復移動可能に収容されている。
図1を参照すると、シリンダブロック2の前記上端面には、シリンダヘッド3が接合されている。シリンダヘッド3は、アルミニウム合金によって一体に形成されている。
図1ないし図3を参照すると、クランクケース4は、筒状のフレーム41を備えている。このクランクケース4は、アルミニウム合金によって一体に形成されている。
上述のように、本実施形態のエンジン1においては、シリンダブロック2の摺動面27は、クランクケース4におけるフレーム41の内壁面によって囲まれている。この内壁面と、シリンダブロック2の摺動面27とは、シリンダブロック2とクランクケース4との相対移動の際に摺動するようになっている。
図1ないし図3を参照すると、一対の可変圧縮比機構5が、フレーム41の気筒配列方向ADに沿った両側壁及びその近傍に設けられている。一方の可変圧縮比機構5と、他方の可変圧縮比機構5とは、すべてのシリンダ21におけるシリンダ中心軸CCAが通る平面に関してほぼ対称に配置及び構成されている。
可変圧縮比機構5は、カムシャフト51の回転駆動によって、シリンダブロック2とクランクケース4とをシリンダ中心軸CCAに沿って相対的に移動(スライド)させ得るように構成されている。カムシャフト51は、機械構造用炭素鋼(S45C等)からなり、ジャーナル部51aと、円形カム部51bと、偏心軸部51cと、ウォームホイール51dと、から構成されている。
図1ないし図3を参照すると、円形カム部51bは、ブロック側支持部52によって回転可能に支持されている。ブロック側支持部52は、ブロック状の部材であって、軸受鋼によって一体(シームレス)に形成されている。ブロック側支持部52には、軸受孔52aが形成されている。この軸受孔52aは、円形カム部51bの外径に対応する(円形カム部51bの表面51b1と摺動し得るような)内径を有する貫通孔である。
フレーム41には、複数のフレーム側支持部54が形成されている。図3に示されているように、各フレーム側支持部54は、開口部53に隣接するように設けられている。すなわち、複数のフレーム側支持部54が、各開口部53の両側に設けられ、且つ気筒配列方向ADに沿って配列されている。
図8ないし図10は、図1に示されているエンジン1における圧縮比変更動作の様子を示す図である。以下、これらの図を参照しつつ、可変圧縮比機構5による圧縮比変更動作について説明する。
以下、本実施形態の構成による効果について、各図面を参照しつつ説明する。
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が本願の出願時点において最良であると考えた本発明の具体的構成例を単に例示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態によって何ら限定されるべきものではない。よって、上述の実施形態に示された具体的構成に対して、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、種々の変形が施され得ることは、当然である。
22…ピストン 23…ウォータージャケット 24…オイル環流路
27…摺動面 271…コーティング層 272…熱伝導シール
3…シリンダヘッド 4…クランクケース 41…フレーム
41a…シリンダブロック収容部 42…クランクシャフト
44…ウォータージャケット 5…可変圧縮比機構
AD…気筒配列方向 CC…燃焼室 CCA…シリンダ中心軸
M…モータ W…ウォーム
Claims (7)
- ピストンを往復移動可能に収容するシリンダが形成された、シリンダブロックと、
前記ピストンの上死点側の端部にて、前記シリンダブロックと接合された、シリンダヘッドと、
前記ピストンの往復移動に基づいて回転駆動されるクランクシャフトを、回転可能に支持するように構成された、クランクケースと、
前記シリンダブロックと前記クランクケースとを、前記シリンダの中心軸に沿って相対移動させ得るように構成された、移動機構と、
前記シリンダブロックと前記クランクケースとの温度差を調整し得るように構成された、調整機構と、
を備えていて、
前記移動機構により、前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドと、前記クランクケースと、を相対移動させることで、圧縮比を変更可能に構成されたことを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項1に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記調整機構は、
前記シリンダヘッドから前記クランクケース側に、潤滑用のオイルを環流させ得るように設けられた、オイル環流路を備えていて、
前記オイル環流路を通過する前記オイルを介して、前記シリンダブロックと前記クランクケースとの温度差を調整し得るように構成されていることを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項2に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記シリンダブロックには、冷却媒体が通過し得る空間であるウォータージャケットが設けられ、
前記オイル環流路は、前記ウォータージャケットに近接するように、前記シリンダブロックに設けられていることを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記クランクケースは、前記シリンダブロックを収容し得るように前記中心軸方向に沿って設けられた空間であるシリンダブロック収容部が内部に形成された、筒状のフレームを備え、
前記移動機構は、前記フレーム内にて前記シリンダブロックを前記中心軸方向に沿って移動させ得るように構成されたことを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項4に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記調整機構は、
前記シリンダブロックと前記クランクケースとの相対移動によって前記フレームの内壁面と前記シリンダブロックの外壁面とが摺動する部分に設けられていて、熱伝導性の高い材料によって形成された、伝熱層を備えていることを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項5に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記伝熱層は、前記内壁面と前記外壁面との摩擦を低減する固体潤滑膜から構成されていることを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1項に記載の、可変圧縮比内燃機関であって、
前記調整機構は、前記クランクケースに設けられた冷却媒体通路を備えていることを特徴とする、可変圧縮比内燃機関。
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