JP2009024560A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関でEGR制御を行うときに、吸入空気と排気ガスとを十分に混合した状態で燃焼させることを目的とする。
【解決手段】内燃機関10は、吸気側の可変動弁機構66と、排気側のVVT74とを備える。EGR制御を行うときには、VVT74によって排気バルブ26の閉弁時期を吸気上死点よりも進角側で、かつ吸気バルブ22,24の開弁時期以前に設定する。また、可変動弁機構66によって吸気バルブ22,24の間にリフト量の差を生じさせる。これにより、吸気上死点の手前側では、燃焼室16内の排気ガスを吸気通路30内に逆流させることができる。しかも、この排気ガスを、リフト量の差に応じて偏った向きに噴出させることができる。従って、吸入空気と排気ガスとを均質に混合させた状態で再び気筒12内に吸込むことができ、EGR制御を安定的に行うことができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、内燃機関の運転状態を制御する制御装置に係り、特に、排気ガスの一部を吸気側に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)制御を行う内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開2005−299473号公報)に開示されているように、運転状態に応じてEGR制御を行う構成とした内燃機関が知られている。従来の内燃機関は、EGR制御を行うときに、排気弁の閉弁時期と吸気弁の開弁時期とを制御し、これらの間の時間差を変化させるようにしている。
これにより、従来技術では、気筒内で発生する排気ガスの一部を吸気ポートから吸気通路に逆流させる。そして、この排気ガスを、吸入空気と共に気筒内に再び流入させることにより、EGR制御(所謂、内部EGR)を行う構成としている。また、他の従来技術としては、専用のEGR通路によって排気ガスの一部を排気通路から吸気通路に還流させることにより、EGR制御(外部EGR)を行う構成とした内燃機関もある。
特開2005−299473号公報
上述した従来技術では、気筒内で発生する排気ガスの一部を吸気通路に逆流させることにより、内部EGRを行う構成としている。しかし、吸気通路に逆流した排気ガスは、短時間で再び気筒内に流入する。従って、この排気ガスは、吸入空気と十分に混ざり合っていない状態で気筒内に流れ込むことになり易い。
また、外部EGRを行う場合にも、EGR通路と吸気通路との合流部は、部品レイアウト上の制約等によって吸気ポートの近くに配置されることが多い。このため、EGR通路から吸気通路に流れ込んだ排気ガスは、比較的短時間で気筒内に流入する。従って、この排気ガスは、単に層流状態でのガス拡散によって吸入空気と混ざり合うだけとなり、吸入空気とは十分に混合されることなく、気筒内に流れ込むことになり易い。
このため、従来技術では、内部EGRや外部EGRを行うときに、気筒内で排気ガスの分布が不均質な状態となり、これによってEGR制御の効果が十分に発揮されないばかりか、内燃機関の燃焼状態に悪影響が生じるという問題がある。特に近年では、排気ガス規制の強化に伴ってEGR率を大きく設定する傾向があり、このような状況下では、前述した問題によって排気エミッションを向上させるのが難しくなる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内部EGRや外部EGRを行うときに、吸入空気と排気ガスとを十分に混合した状態で燃焼させることができ、運転性能や排気エミッションを向上させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、内燃機関の燃焼室に設けられた複数の吸気ポートをそれぞれ開,閉する複数の吸気バルブと、
前記燃焼室に設けられた排気ポートを開,閉する排気バルブと、
前記各吸気バルブのうち少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を変化させる吸気側可変動弁機構と、
前記排気バルブの開閉時期を変化させる排気側可変動弁機構と、
前記各吸気バルブの開弁時期を内燃機関の吸気側に排気ガスの吹き返しが生じ得る時期に設定する吸気側開弁時期設定手段と、
前記排気バルブの閉弁時期を前記排気側可変動弁機構によって吸気上死点よりも進角側に設定する早期閉弁制御を行う排気側早期閉弁手段と、
前記吸気側可変動弁機構によって前記各吸気バルブのうち少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を他の吸気バルブのリフト量と異なる大きさに設定するリフト量偏差制御を行う吸気側リフト量偏差手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、前記排気ポートから排出される排気ガスの一部を内燃機関の吸気側に還流させてEGR制御を行うためのEGR手段を備え、
前記排気側早期閉弁手段と前記吸気側リフト量偏差手段は、前記EGR制御が行われているときに、前記早期閉弁制御と前記リフト量偏差制御とを実行する構成としている。
第3の発明によると、前記吸気側開弁時期設定手段は、前記各吸気バルブを吸気上死点よりも進角側で開弁させる構成とし、前記排気側早期閉弁手段は、前記排気バルブを前記各吸気バルブの開弁時期と同時期に閉弁させる構成としている。
第4の発明によると、前記吸気側開弁時期設定手段は、前記各吸気バルブを吸気上死点よりも進角側で開弁させる構成とし、前記排気側早期閉弁手段は、前記排気バルブを前記各吸気バルブの開弁時期よりも進角側で閉弁させる構成としている。
第5の発明によると、前記吸気側リフト量偏差手段は、前記他の吸気バルブを最大リフト量に保持した状態で、前記少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を前記最大リフト量よりも小さく設定する構成としている。
第1の発明によれば、内燃機関の運転時には、吸気上死点となる前に、排気側早期閉弁手段によって排気バルブを閉弁することができる。また、吸気バルブは、内燃機関の燃焼室から吸気側(吸気通路)に排気ガスの吹き返しが生じ得るような時期(例えば吸気上死点の近傍、好ましくは吸気上死点よりも進角側となる時期)に開弁することができる。このため、吸気バルブが開弁したときには、燃焼室内に残留した排気ガスを吸気ポートから吸気通路に逆流(吹き返し)させることができる。
しかも、この吹き返しが生じるときには、吸気側リフト量偏差手段によって少なくとも1つの吸気バルブと他の吸気バルブとの間にリフト量の差をつけることができる。これにより、吸気ポート全体の流路面積を必要に応じて通常時よりも減少させることができる。従って、吸気ポートから吹き返す排気ガスの流速を増大させることができ、この排気ガスを吸気通路内に勢いよく噴出させることができる。
また、吸気バルブのリフト量に差をつけることができるので、吸気通路では、このリフト量の差に応じて排気ガスを偏った向きに噴出させることができる。このように、偏った向きに噴出した排気ガスは、吸気通路の壁面等で向きを変えることにより、吸気通路内に排気ガスの乱流を形成することができる。
従って、この排気ガスは、吸気通路内を流れる吸入空気に対して乱流状態で十分に混ざり合うことができ、これらの吸入空気と排気ガスとによって均質な混合ガスを形成することができる。そして、この均質な混合ガスは、内部EGRガスとなって燃焼室内に流入する。このため、均質な内部EGRガスを効率よく生成することができ、内部EGR制御を円滑に行うことができる。これにより、EGR制御の効果を十分に発揮させることができ、運転性能や排気エミッションを向上させることができる。
第2の発明によれば、EGR手段は、排気ポートから排出される排気ガスの一部を吸気通路に還流させて外部EGR制御を行うことができる。この場合、吸気ポートから吸気通路内に逆流する排気ガスの乱流は、EGR手段によって吸気通路内に流入してくる排気ガスと、吸入空気とを効率よく攪拌することができる。このため、外部EGR制御を行う場合でも、吸入空気と排気ガスとを良好に混合させることができ、これによって均質な外部EGRガスを生成することができる。従って、内部EGRと外部EGRの両方において、EGR制御の効果を十分に発揮させることができ、運転性能や排気エミッションを向上させることができる。
第3の発明によれば、吸気上死点よりも進角側で排気バルブが閉弁するときに、吸気バルブを一緒に開弁させることができる。これにより、燃焼室内の排気ガスは、排気バルブが閉じた時点から吸気通路内に速やかに逆流することができる。このため、燃焼室内では、排気ガスに対して無駄な圧縮動作を行わずに済むから、この圧縮動作によるポンピングロスを防止することができ、内燃機関を効率よく運転することができる。
第4の発明によれば、排気バルブが閉弁してから時間が経過した後に、吸気バルブを開弁させることができる。この時間中には、吸気側と排気側のバルブが両方とも閉弁した状態となるので、燃焼室内に残留している排気ガスをピストンの上昇動作によって圧縮することができる。そして、吸気バルブが開弁したときには、圧縮状態の排気ガスを吸気ポートから吸気通路内に勢いよく噴出させることができる。従って、吸気通路内に逆流する排気ガスの流れをより一層強くすることができ、吸入空気と排気ガスとを効率よく混合させることができる。
第5の発明によれば、吸気側リフト量偏差手段は、少なくとも1つの吸気バルブを最大リフト量よりも小さなリフト量に設定しつつ、他の吸気バルブを最大リフト量に保持することができる。これにより、他の吸気バルブを大きく開弁させた状態で、吸気系統への要求等に応じて少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を変化させることができる。そして、この吸気バルブのリフト量を変化させたとしても、他の吸気バルブとの間には、可能な限り大きなリフト量の差を設けることができ、排気ガスが逆流するときに偏った流れを効率よく形成することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
以下、図1ないし図9を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。ここで、図1は、実施の形態1のシステム構成を説明するための図を示し、図1に示す内燃機関10は、例えば4気筒型のディーゼルエンジンによって構成されている。また、図2は、内燃機関10を構成する1つの気筒12の断面図を示している。
まず、図2を参照して、個々の気筒12について説明すると、これらの気筒12内には、ピストン14との間に燃焼室16が画成されている。また、燃焼室16には、2つの吸気ポート18と、2つの排気ポート20とが開口している(それぞれ1つのみ図示)。
これら2つの吸気ポート18のうち、一方の吸気ポート18は、第1吸気バルブ22によって開,閉され、他方の吸気ポート18は第2吸気バルブ24(図4参照)によって開,閉される。また、2つの排気ポート20も同様に、排気バルブ26によってそれぞれ開,閉される。さらに、各気筒12には、燃焼室16内に燃料を噴射する燃料噴射弁28が設けられている。
次に、図1を参照して、全体のシステム構成について説明する。内燃機関10の吸気側には、各気筒12内に空気(吸入空気)を吸込む吸気通路30が設けられている。吸気通路30は、当該吸気通路30の一部を構成する吸気マニホールド32を介して各気筒12の吸気ポート18に接続されている。また、吸気通路30には、内燃機関10の吸入空気量を調整するスロットル弁34が設けられている。
一方、内燃機関10の排気側には、各気筒12内で生じた排気ガスを外部に排出する排気通路36が設けられている。排気通路36は、当該排気通路36の一部を構成する排気マニホールド38を介して各気筒12の排気ポート20に接続されている。また、排気通路36の途中には、排気浄化触媒40が設けられている。排気浄化触媒40は、排気ガス中に含まれるNOx等の成分を浄化したり、排気ガス中の微粒子(PM)を捕集する。
また、内燃機関10には燃料ポンプ42が設けられている。この燃料ポンプ42は、内燃機関10によって駆動され、コモンレール44を介して各気筒12の燃料噴射弁28に燃料を供給する。また、燃料ポンプ42には、燃料通路46を介して燃料添加弁48が接続されている。この燃料添加弁48は、排気マニホールド38内を流れる排気ガスに燃料を添加し、これによって排気浄化触媒40の還元処理等を行う。
さらに、吸気通路30と排気通路36(排気マニホールド38)との間には、排気ガスが流れるEGR通路50と、このEGR通路50を流れる排気ガスの流量を調整するEGR弁52とが設けられている。これらのEGR通路50とEGR弁52とは、各気筒12の排気ポート20から排出される排気ガスの一部を吸気通路30側に還流させるEGR制御を行うためのEGR手段を構成している。また、吸気通路30と排気通路36との間には、排気ガスの圧力を利用して吸入空気を過給するターボチャージャ54が設けられている。
また、内燃機関10は、その運転状態を制御するECU(Electronic Control Unit)56を備えている。このECU56の入力側には、例えば内燃機関10の吸入空気量を検出するエアフロメータ58と、内燃機関10の機関回転数に応じた信号を出力する回転センサ60とを含むセンサ系統が接続されている。ECU52の出力側には、各気筒12の燃料噴射弁28、燃料添加弁48、EGR弁52等からなる各種のアクチュエータが接続されている。
このアクチュエータには、後述の吸気側可変動弁機構66及びVVT74にそれぞれ付設された油圧制御回路(図示せず)も含まれている。そして、ECU56は、内燃機関10の運転状態に応じて燃料噴射制御、EGR制御、吸気バルブ22,24のリフト量制御、排気バルブ26の位相制御等を含む各種の制御を行うものである。
次に、図3を参照して、内燃機関10のバルブ駆動系統について説明する。まず、吸気側のカムシャフト62には、各気筒12の吸気バルブ22,24を駆動する複数の駆動カム64が設けられている。そして、個々の気筒12の駆動カム64と吸気バルブ22,24との間には、後述の図4及び図5に示す吸気側可変動弁機構66が設けられている(1気筒分のみ図示)。なお、個々の駆動カム64は、図4に示すように、それぞれ2つの駆動カム64a,64bによって構成されている(図3では省略)。また、カムシャフト62の一端側には、スプロケット68が取付けられている。
一方、排気側のカムシャフト70には、各気筒12の排気バルブ26を開,閉駆動する複数の駆動カム72が設けられている。この駆動カム72と排気バルブ26との間には、例えばロッカローラアーム、ラッシュアジャスタ等を備えた一般的な動弁機構(図示せず)が設けられている。
また、カムシャフト70の一端側には、排気側可変動弁機構を構成する後述の可変バルブタイミング機構(以下、VVTと称す)74と、スプロケット76とが設けられている。ここで、VVT74は、例えば特開2004−137901号公報に記載されている公知の位相可変機構等を用いて構成されている。そして、VVT74は、ECU56からVVT74の油圧制御回路に出力される制御信号に応じて、クランクシャフトの回転角に対する排気バルブ26の開閉時期(位相)を変化させることができる。
さらに、内燃機関10のクランクシャフトには、クランクスプロケット78が連結されている。このクランクスプロケット78と、吸気側及び排気側の各スプロケット68,76との間にはチェーン80が巻装されている。これにより、内燃機関10の運転時には、クランクスプロケット78の回転がチェーン80を介して各スプロケット68,76に伝達され、各カムシャフト62,70が回転駆動される。
なお、本実施の形態において、燃料ポンプ42は、吸気側のカムシャフト62の他端側に連結され、内燃機関10によりカムシャフト62等を介して駆動される構成となっている。これにより、燃料ポンプ42を、VVT74の取付部位とは異なるカムシャフト62に配置することができ、またスプロケット68に対しても軸方向の反対側に配置することができる。従って、内燃機関10のシステムをコンパクトに構成することができる。
(吸気側可変動弁機構の構成)
次に、図4及び図5を参照して、吸気側可変動弁機構66について説明する。図4は、吸気側可変動弁機構66の全体構成を説明するための図である。この可変動弁機構66は片側固定式の可変動弁機構であり、2つの吸気バルブ22,24のリフト量を変化させる機能と、第1吸気バルブ22を最大リフト量に保持(固定)した状態で、第2吸気バルブ24のリフト量のみを変化させる機能とを有している。
また、可変動弁機構66は、制御軸82、可変機構84、揺動アーム86,88、動弁機構90,92を備えている。ここで、制御軸82は、ECU56によって回転駆動されるものであり、可変機構84は、制御軸82の回動角に応じて各吸気バルブ22,24のリフト量を変化させるものである。そして、可変機構84は、図5に示すように、基端側が制御軸82の外周側に揺動可能に取付けられたアーム部84aと、このアーム部84aの先端側に回転可能に設けられた3つのローラ84b,84c,84dとを備えている。
この場合、中央のローラ84bは、吸気側の駆動カム64を構成する2つの駆動カム64a,64bのうち、一方の駆動カム64aに当接する。両側のローラ84c,84dは、揺動アーム86,88にそれぞれ当接している。揺動アーム86,88は、基端側が制御軸82の外周側に揺動可能に取付けられている。
また、動弁機構90,92は、図4に示すように、基端側がロッカーシャフト94によって揺動可能に支持されたアーム部90a,92aと、このアーム部90a,92aの先端側に設けられたバルブ押圧部90b,92bと、アーム部90a,92aに回転可能に設けられた入力ローラ90c,92cとを備えている。この場合、バルブ押圧部90b,92bは、ラッシュアジャスタ(図示せず)等を介して吸気バルブ22,24を押圧する。また、入力ローラ90c,92cには揺動アーム86,88がそれぞれ当接する。
さらに、可変動弁機構66は、図5に示すように、第1吸気バルブ22を最大リフト量で固定するための固定機構96を備えている。そして、固定機構96は、制御軸82の外周側に回動可能に取付けられるアーム部96aと、このアーム部96aの先端側に回転可能に設けられた入力ローラ96bと、アーム部96aを一方の揺動アーム86に固定することが可能な固定ピン96cとを備えている。
ここで、入力ローラ96bは、2つの駆動カム64a,64bのうち、他方の駆動カム64bに当接する。この場合、入力ローラ96bと駆動カム64bの形状、及び両者の位置関係は、アーム部96aと揺動アーム86とが固定ピン96cによって連結されたときに、例えば第1吸気バルブ22が最大リフト量で作動するように予め設定されている。また、固定ピン96cは、アーム部96aの側面に穿設されたピン穴96d内に摺動可能に挿嵌される。このピン穴96d内には、例えば制御軸82とアーム部96aとに設けられた油路(図示せず)等を経由して油圧が供給可能となっている。また、一方の揺動アーム86の側面には係合穴96eが穿設され、この係合穴96e内には、ピン押さえ96fが摺動可能に挿嵌されると共に、戻しばね96gが配置される。
(吸気側可変動弁機構の動作)
このように構成される吸気側可変動弁機構66の作動時には、まず駆動カム64aの入力が中央のローラ84bに伝達される。この入力は、両側のローラ84c,84dから揺動アーム86,88を介して動弁機構90,92に伝達され、これによって吸気バルブ22,24が開,閉動作を行う。
また、ローラ84b,84c,84dは、制御軸82の回動角に応じて揺動アーム86,88の基端側から先端側に変位する。各ローラ84b〜84dが揺動アーム86,88の基端側にあるときには、駆動カム64aの入力が大きな振幅で揺動アーム86,88に伝達される。このため、吸気バルブ22,24のリフト量が大きく設定される。一方、各ローラ84b〜84dが揺動アーム86,88の先端側にあるときには、駆動カム64aの入力が小さな振幅で揺動アーム86,88に伝達される。このため、吸気バルブ22,24のリフト量は小さく設定される。
このように、制御軸82の回動角に応じて各吸気バルブ22,24のリフト量を変化させることができる。なお、上記動作中には、固定機構96のピン穴96dへの油圧供給を停止した状態としておく。これにより、固定ピン96cは、戻しばね96gによって係合穴96eから離脱した位置に保持される。この結果、揺動アーム86は、固定機構96に関係なく自由に揺動することができる。
また、第1吸気バルブ22のリフト量を固定したいときには、固定機構96のピン穴96d内に油圧を供給する。これにより、固定ピン96cは、揺動アーム86の係合穴96e内に係合した状態となるため、揺動アーム86は、固定機構96と一緒に揺動するようになる。この結果、揺動アーム86は、可変機構84のローラ84cの位置に関係なく、固定機構96のアーム部96aを介して駆動カム64bの入力を受けるようになり、これによって大きな振幅で揺動する状態に保持される。
このとき、他方の揺動アーム88には、駆動カム64aの入力がローラ84dを介して伝達される。このため、第2吸気バルブ24のリフト量は、ローラ84dの位置に応じて設定される。従って、可変動弁機構66は、第1吸気バルブ22を最大リフト量に保持した状態で、第2吸気バルブ24のリフト量を第1吸気バルブ22よりも小さく設定することができる。
(バルブタイミング制御)
次に、図6ないし図8を参照しつつ、本実施の形態におけるバルブタイミング制御について説明する。図6は、内燃機関10の負荷等に応じて制御されるEGR率、過給圧およびバルブタイミングの状態を示している。
まず、低負荷領域(A)では、ECU56によってEGR率が高く設定され、中負荷領域(B)や高負荷領域(C)と比較して多量の排気ガスが吸気側に還流される。また、中負荷領域(B)及び高負荷領域(C)では、吸気上死点を跨いで吸気バルブ22,24と排気バルブ26とのバルブオーバーラップを増大させることにより、運転性能を向上させるようにしている。
そして、本実施の形態では、外部EGR制御が実行されている低負荷領域(A)において、VVT74を用いて早期閉弁制御を行うことにより、排気バルブ26の閉弁時期を、吸気上死点よりも進角側で、かつ吸気バルブ22,24の開弁時期と同時期に設定する構成としている(図7参照)。
この場合、吸気バルブ22,24の開弁時期は、吸気ポート18から吸気通路30内に排気ガスの吹き返しが生じ得る時期に設定されている。ここで、排気ガスの吹き返しが生じ得る時期とは、例えば吸気上死点の近傍、好ましくは吸気上死点よりも進角側の時期であり、本実施の形態では、吸気上死点よりも進角側に設定されている。このような吸気バルブ22,24の開弁時期は、吸気側開弁時期設定手段を構成する駆動カム64によって実現されるものである。
また、低負荷領域(A)では、吸気側可変動弁機構66の固定機構96を作動させてリフト量偏差制御を行うことにより、第1吸気バルブ22を最大リフト量に保持した状態で、第2吸気バルブ24のリフト量を前記最大リフト量よりも小さく設定する構成としている(図8参照)。
これにより、吸気上死点の近傍では、気筒12内でピストン14が上死点に達する前に、排気バルブ26を閉弁することができ、このときに吸気バルブ22,24を一緒に開弁させることができる。このため、吸気バルブ22,24が開弁してからピストン14が吸気上死点に達するまでの間には、燃焼室16内に残留した排気ガスを吸気ポート18から吸気通路30内に逆流(吹き返し)させることができる。
しかも、この吹き返しが生じるときには、第1吸気バルブ22を最大リフト量で開弁させ、第2吸気バルブ24は、最大リフト量よりも小さなリフト量で開弁させることができる。これにより、吸気ポート全体の流路面積を必要に応じて通常時よりも減少させることができる。従って、吸気ポート18から逆流する排気ガスの流速を増大させることができ、この排気ガスを吸気通路30内に勢いよく噴出させることができる。
また、吸気バルブ22,24のリフト量に差をつけることができるので、これらのリフト量の差に応じて排気ガスを偏った向きに噴出させることができる。このように、偏った向きに噴出した排気ガスは、吸気通路30の壁面等で向きを変えることにより、吸気通路30内に排気ガスの乱流を形成することができる。
従って、この排気ガスは、吸気通路30内を流通する吸入空気に対して乱流状態で十分に混ざり合うことができ、これらの吸入空気と排気ガスとによって均質な混合ガスを形成することができる。そして、この均質な混合ガスは、内部EGRガスとなって気筒12内に流入する。このため、本実施の形態によれば、内部EGR制御だけに着目した場合でも、均質な内部EGRガスを効率よく生成することができ、内部EGR制御を円滑に行うことができる。
一方、吸気通路30内に乱流状態で勢いよく逆流する排気ガスは、EGR通路50から吸気通路30内に流入してくる排気ガスと、吸入空気とを効率よく攪拌することができる。このため、外部EGR制御に着目した場合にも、吸入空気と排気ガスとを良好に混合させることができ、これによって均質な外部EGRガスを生成することができる。
このように、本実施の形態では、排気ガスを吸気通路30内に乱流状態で勢いよく逆流させることができる。これにより、例えばEGR率が大きく設定される低負荷領域(A)でも、内部EGRと外部EGRの両方において、良好な燃焼状態を実現することができる。従って、EGR制御の効果を十分に発揮させることができ、運転性能や排気エミッションを向上させることができる。
しかも、本実施の形態では、排気バルブ26の閉弁時期と、吸気バルブ22,24の開弁時期とを同時期に設定している。これにより、燃焼室16内の排気ガスは、排気バルブ26を閉じた時点から吸気通路30内に速やかに逆流することができる。このため、ピストン14が排気ガスに対して無駄な圧縮動作を行わずに済むから、この圧縮動作によるポンピングロスを防止することができ、内燃機関10を効率よく運転することができる。
また、本実施の形態では、片側固定式の吸気側可変動弁機構66を用いることにより、第1吸気バルブ22を最大リフト量に保持しつつ、第2吸気バルブ24のリフト量を最大リフト量よりも小さく設定する構成とした。これにより、第1吸気バルブ22を大きく開弁させた状態で、例えば吸気系統への要求等に応じて第2吸気バルブ24のリフト量を変化させることができる。そして、第2吸気バルブ24のリフト量を変化させたとしても、吸気バルブ22,24の間には、可能な限り大きなリフト量の差を設けることができ、排気ガスが逆流するときに偏った流れを効率よく形成することができる。
さらに、本実施の形態では、吸気バルブ22,24の駆動系統として、図8(a),(b)に示すように、バルブ開弁時期が任意の作用角時に固定される位相可変とバルブリフト可変(付随的に作用角可変となる)とを備えるタイプの吸気側可変動弁機構66を搭載している。そして、排気バルブ26の駆動系統としては、位相のみ可変となる位相可変機構(VVT)74を搭載する構成としている。これにより、図6中に示す低負荷領域(A)では、上述したように、排気側の早期閉弁と吸気側のリフト量偏差制御とによってEGRの効果を促進することができる。
図8(a)は、連続可変機構において吸気開弁時期を作用角可変に対してほぼ一定の位相連成とする場合である。また、図8(b)は、本考案の作用角に対して開弁時期が遅角する場合を示している。どちらの場合でも、上述のリフト量偏差制御は可能である。また、本考案の図8(b)に示す位相連成の場合、吸気行程初期の空気流入を速やかに行うことができるため、ポンピングロスを低減することが可能となり、排気エミッションの低減と共に燃費改善がさらに可能となる。
また、他の運転領域(B)では、可変動弁機構66とVVT74とを組み合わせることにより、内燃機関10の排気エミッションと燃費を良好に保持することができる。運転領域(C)では、バルブオーバーラップを設けることで掃気効率を向上させ、吸入空気量を増大させるため、トルク・出力を向上させることができる。
[実施の形態1を実現するための具体的な処理]
図9は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU56が燃料噴射制御中に実行するルーチンのフローチャートである。なお、図9に示すルーチンは、内燃機関10の始動時に開始され、一定の時間毎に繰返し実行されるものである。
まず、ECU56は、ステップ100において、エアフロメータ58、回転センサ60等の検出信号を用いて、内燃機関10の負荷状態を検出する。そして、ステップ102では、例えば負荷状態の検出結果と、ECU56に予め記憶された判定値とを比較することにより、内燃機関10が図6中に示す低負荷領域(A)で運転中であるか否かを判定する。さらに、ステップ104では、EGR制御が実行されているか否かを判定する。
そして、ステップ102,104の両方で「YES」と判定したときには、ステップ106において、VVT74を制御することにより、前述した排気側の早期閉弁制御を実行する。また、ステップ108では、可変動弁機構66を制御することにより、吸気側のリフト量偏差制御を実行する。一方、ステップ102,104の少なくとも何れかで「NO」と判定したときには、そのままリターンする。
以上詳述した通り、本実施の形態によれば、内部EGRと外部EGRの両方において、EGR制御の効果を十分に発揮させることができ、運転性能や排気エミッションを向上させることができる。
実施の形態2.
次に、図10を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。ここで、本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様に、図1ないし図5に示すシステム構成を採用している。
[実施の形態2の特徴部分]
図10は、本実施の形態において、低負荷領域(A)における吸気バルブと排気バルブのバルブタイミングを示している。この図10から判るように、本実施の形態では、排気バルブ26を、各吸気バルブ22,24の開弁時期よりも早く(進角側で)閉弁させる構成としている。この場合、排気バルブ26が閉弁してから吸気バルブ22,24が開弁するまでの間には、クランク角度で角度θとなる所定の間隔が設定されている。即ち、吸気バルブ22,24は、排気バルブ26が閉弁してから角度θに相当する時間が経過した後に開弁する。
これにより、角度θに相当する時間中には、両方のバルブ22,24,26が閉弁した状態となるので、燃焼室16内に残留している排気ガスをピストン14の上昇動作によって圧縮することができる。そして、吸気バルブ22,24が開弁したときには、圧縮状態の排気ガスを吸気ポート18から吸気通路30内に勢いよく噴出させることができる。
従って、本実施の形態によれば、実施の形態1の作用効果に加えて、吸気通路30内に逆流する排気ガスの流れをより一層強くすることができ、吸入空気と排気ガスとを効率よく混合させることができる。なお、角度θの具体値は、排気ガスの逆流を強くする効果と、ポンピングロスによる効率低下との兼ね合いに応じて設定されるものである。
なお、前記実施の形態1では、図9中のステップ106が排気側早期閉弁手段の具体例を示し、ステップ108は吸気側リフト量偏差手段を示している。
また、実施の形態1,2では、第1吸気バルブ22を最大リフト量に固定した状態で、第2吸気バルブ24のリフト量を小さくする構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、第1吸気バルブ22と第2吸気バルブ24との間にリフト量の差が生じればよいものである。即ち、例えば第1吸気バルブ22を一定のリフト量に固定した状態で、第2吸気バルブ24のリフト量を第1吸気バルブ22よりも大きく設定してもよい。また、両方の吸気バルブ22,24のリフト量を固定することなく、これらのリフト量を異ならしめる構成としてもよい。さらには、第2吸気バルブ24を一時的に閉弁状態に保持してもよいものである。
また、実施の形態1,2では、外部EGRと内部EGRの両方を実施する場合を例に挙げて述べた。しかし、本発明はこれに限らず、例えばEGR通路50等を搭載していないタイプの内燃機関に対して、本発明を適用してもよい。即ち、本発明は、外部EGRを行わず、内部EGRだけを行う内燃機関でも、前述した効果を奏することができる。
さらに、実施の形態1,2では、2つの吸気バルブ22,24を備えた内燃機関10を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば3つまたは4つ以上の吸気バルブを備えた内燃機関に適用してもよい。
また、実施の形態1,2では、吸気バルブ22,24の開弁時期を、吸気上死点よりも進角側に設定し、かつ排気バルブ26の閉弁時期以降に設定する構成とした。しかし、本発明において、吸気バルブ22,24は、排気ガスの吹き返しが生じる時期に開弁させればよいものである。即ち、本発明では、例えば吸気バルブ22,24の開弁時期を吸気上死点に設定してもよい。また、排気圧の方が吸気負圧よりも高いことを考慮して、吸気バルブ22,24の開弁時期を吸気上死点よりも若干遅角側に設定してもよい。また、吸気バルブ22,24の開弁時期を、排気バルブ26の閉弁時期よりも進角側に設定する構成としてもよい。
本発明の実施の形態1による内燃機関の制御装置を示す全体構成図である。 内燃機関の一つの気筒を破断して示す断面図である。 内燃機関のバルブ駆動系統を示す説明図である。 内燃機関に搭載された吸気側可変動弁機構を示す分解斜視図である。 図4中の吸気側可変動弁機構の一部を示す分解斜視図である。 内燃機関の負荷等に応じて制御されるEGR率、過給圧およびバルブタイミングの状態を示す説明図である。 図6中の低負荷領域(A)における吸気バルブと排気バルブのバルブタイミングを拡大して示す説明図である。 第1,第2吸気バルブのリフト量及び開閉タイミングを比較して示す説明図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2による吸気バルブと排気バルブのバルブタイミングを示す図7と同様の説明図である。
符号の説明
10 内燃機関
12 気筒
16 燃焼室
18 吸気ポート
20 排気ポート
22 第1吸気バルブ
24 第2吸気バルブ
26 排気バルブ
30 吸気通路
32 吸気マニホールド
36 排気通路
38 排気マニホールド
42 燃料ポンプ
50 EGR通路(EGR手段)
52 EGR弁(EGR手段)
54 ターボチャージャ
56 ECU
58 エアフロメータ
60 回転センサ
62,70 カムシャフト
64(64a,64b) 駆動カム(吸気側開弁時期設定手段)
66 吸気側可変動弁機構
74 VVT(排気側可変動弁機構)
82 制御軸
84 可変機構
86,88 揺動アーム
90,92 動弁機構
96 固定機構

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室に設けられた複数の吸気ポートをそれぞれ開,閉する複数の吸気バルブと、
    前記燃焼室に設けられた排気ポートを開,閉する排気バルブと、
    前記各吸気バルブのうち少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を変化させる吸気側可変動弁機構と、
    前記排気バルブの開閉時期を変化させる排気側可変動弁機構と、
    前記各吸気バルブの開弁時期を内燃機関の吸気側に排気ガスの吹き返しが生じ得る時期に設定する吸気側開弁時期設定手段と、
    前記排気バルブの閉弁時期を前記排気側可変動弁機構によって吸気上死点よりも進角側に設定する早期閉弁制御を行う排気側早期閉弁手段と、
    前記吸気側可変動弁機構によって前記各吸気バルブのうち少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を他の吸気バルブのリフト量と異なる大きさに設定するリフト量偏差制御を行う吸気側リフト量偏差手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記排気ポートから排出される排気ガスの一部を内燃機関の吸気側に還流させてEGR制御を行うためのEGR手段を備え、
    前記排気側早期閉弁手段と前記吸気側リフト量偏差手段は、前記EGR制御が行われているときに、前記早期閉弁制御と前記リフト量偏差制御とを実行する構成としてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記吸気側開弁時期設定手段は、前記各吸気バルブを吸気上死点よりも進角側で開弁させる構成とし、前記排気側早期閉弁手段は、前記排気バルブを前記各吸気バルブの開弁時期と同時期に閉弁させる構成としてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記吸気側開弁時期設定手段は、前記各吸気バルブを吸気上死点よりも進角側で開弁させる構成とし、前記排気側早期閉弁手段は、前記排気バルブを前記各吸気バルブの開弁時期よりも進角側で閉弁させる構成としてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記吸気側リフト量偏差手段は、前記他の吸気バルブを最大リフト量に保持した状態で、前記少なくとも1つの吸気バルブのリフト量を前記最大リフト量よりも小さく設定する構成としてなる請求項1ないし4の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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