JPH10103160A - 多気筒エンジンのegr装置 - Google Patents
多気筒エンジンのegr装置Info
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- JPH10103160A JPH10103160A JP8272859A JP27285996A JPH10103160A JP H10103160 A JPH10103160 A JP H10103160A JP 8272859 A JP8272859 A JP 8272859A JP 27285996 A JP27285996 A JP 27285996A JP H10103160 A JPH10103160 A JP H10103160A
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- valve
- stroke
- engine
- intake
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、吸気行程中に排気バルブを開放し
てシリンダ内に排気ガスを送り込んでEGRを実行する
多気筒エンジンのEGR装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、カムシャフト21,22とそ
のカム41,42によって揺動作動するロッカアーム2
3,24を有する動弁機構を有する吸気行程、圧縮行
程、爆発行程及び排気行程で一サイクルを行う多気筒エ
ンジンにおいて、油圧発生プランジャ2によって吸気バ
ルブ9のカムシャフト22のカム運動に応答して所定の
油圧を発生させ、油圧発生プランジャ2の発生油圧に応
答してバルブリフトプランジャ1を作動し、ロッカアー
ム23を作動させて排気バルブ8をリフトさせ、所定の
気筒の吸気行程中に排気バルブ8を開放して排気ガスを
シリンダ10内に還流させる。
てシリンダ内に排気ガスを送り込んでEGRを実行する
多気筒エンジンのEGR装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、カムシャフト21,22とそ
のカム41,42によって揺動作動するロッカアーム2
3,24を有する動弁機構を有する吸気行程、圧縮行
程、爆発行程及び排気行程で一サイクルを行う多気筒エ
ンジンにおいて、油圧発生プランジャ2によって吸気バ
ルブ9のカムシャフト22のカム運動に応答して所定の
油圧を発生させ、油圧発生プランジャ2の発生油圧に応
答してバルブリフトプランジャ1を作動し、ロッカアー
ム23を作動させて排気バルブ8をリフトさせ、所定の
気筒の吸気行程中に排気バルブ8を開放して排気ガスを
シリンダ10内に還流させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気筒内にEGR
用排気ガスを還流させてNOX の発生を低減する多気筒
エンジンのEGR装置に関する。
用排気ガスを還流させてNOX の発生を低減する多気筒
エンジンのEGR装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンから排気される排気ガス
による環境汚染が問題になり、特に、NOX の発生を抑
制するため、種々の排気ガス再循環装置即ちEGR(exh
ausutgas recirculation)装置が開発され、実施されて
いる。従来、EGR装置は、シリンダから排出された排
気ガスの一部をシリンダ内に再度吸入して、吸気に排気
ガスの一部を混合して燃焼させ、NOX の発生を抑制す
ることは、良く知られていることである(例えば、特開
平4−166656号公報参照)。
による環境汚染が問題になり、特に、NOX の発生を抑
制するため、種々の排気ガス再循環装置即ちEGR(exh
ausutgas recirculation)装置が開発され、実施されて
いる。従来、EGR装置は、シリンダから排出された排
気ガスの一部をシリンダ内に再度吸入して、吸気に排気
ガスの一部を混合して燃焼させ、NOX の発生を抑制す
ることは、良く知られていることである(例えば、特開
平4−166656号公報参照)。
【0003】この種のEGR装置において、所定の気筒
にEGRを適量実施するための方法は種々開発されてお
り、例えば、排気管と吸気管とをパイプで連結し、該パ
イプの中間に開閉弁を設け、エンジンの運転条件に合わ
せて開閉弁の開度を制御するものが知られている。
にEGRを適量実施するための方法は種々開発されてお
り、例えば、排気管と吸気管とをパイプで連結し、該パ
イプの中間に開閉弁を設け、エンジンの運転条件に合わ
せて開閉弁の開度を制御するものが知られている。
【0004】また、ターボコンパウンドエンジンとして
は、特開昭63−9617号公報に開示されたものがあ
る。該ターボコンパウンドエンジンは、エンジンの主排
気通路に直列にターボチャージャとタービンを接続し、
該ターボチャージャとタービン間の主排気通路に、該主
排気通路より遅れて開放される副排気通路を接続し、該
副排気通路にエンジンの運転状態に基づいて開度調節さ
れる開閉弁を設けたものである。
は、特開昭63−9617号公報に開示されたものがあ
る。該ターボコンパウンドエンジンは、エンジンの主排
気通路に直列にターボチャージャとタービンを接続し、
該ターボチャージャとタービン間の主排気通路に、該主
排気通路より遅れて開放される副排気通路を接続し、該
副排気通路にエンジンの運転状態に基づいて開度調節さ
れる開閉弁を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エンジンのEGR装置では、排気管と吸気管とをパイプ
で連通し、排気ガスをシリンダへ還流させりタイプが大
半であり、EGRのタイムラグ、排気ガス温度の低下等
が発生し、EGRの応答性が悪化し、装置自体が大型に
なり、しかも、エンジン負荷の条件に応じてEGR量を
容易に適正に調整できず、種々の問題を有していた。例
えば、エンジンの部分負荷時には、空燃比は大きく即ち
燃料がリーンの状態になっており、その時の燃料の燃焼
では、未燃燃料を含むHC等の生成物が発生する。低温
時には、燃焼も不完全となり、未燃ガス発生の現象は大
きく現れ、排ガス中に含まれる炭化水素が多くなり、且
つ着火性即ち始動性が悪くなる。応答性が悪い装置で
は、例えば、エンジンの負荷が大きい条件から小さい条
件に急速に変化した場合、CO2 濃度の大きい多量のE
GRガスがシリンダに流入するので、燃焼が悪化し、多
量のHCが排出されることになる。
エンジンのEGR装置では、排気管と吸気管とをパイプ
で連通し、排気ガスをシリンダへ還流させりタイプが大
半であり、EGRのタイムラグ、排気ガス温度の低下等
が発生し、EGRの応答性が悪化し、装置自体が大型に
なり、しかも、エンジン負荷の条件に応じてEGR量を
容易に適正に調整できず、種々の問題を有していた。例
えば、エンジンの部分負荷時には、空燃比は大きく即ち
燃料がリーンの状態になっており、その時の燃料の燃焼
では、未燃燃料を含むHC等の生成物が発生する。低温
時には、燃焼も不完全となり、未燃ガス発生の現象は大
きく現れ、排ガス中に含まれる炭化水素が多くなり、且
つ着火性即ち始動性が悪くなる。応答性が悪い装置で
は、例えば、エンジンの負荷が大きい条件から小さい条
件に急速に変化した場合、CO2 濃度の大きい多量のE
GRガスがシリンダに流入するので、燃焼が悪化し、多
量のHCが排出されることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、多気
筒エンジンにおいて、吸気バルブが開放している吸気行
程の期間中にその気筒の排気バルブを開放できれば、排
気管や排気ポートからEGRガスがシリンダ内に流れ込
み、速やかに自動的にEGRを実行できることを考慮
し、所定の気筒の吸気バルブの開閉を行う動弁機構のカ
ムシャフトの運動を利用して吸気行程中の他の気筒の排
気バルブを開放して排気ガスを気筒に還流し、NOX の
発生を抑制する多気筒エンジンのEGR装置を提供する
ことである。
筒エンジンにおいて、吸気バルブが開放している吸気行
程の期間中にその気筒の排気バルブを開放できれば、排
気管や排気ポートからEGRガスがシリンダ内に流れ込
み、速やかに自動的にEGRを実行できることを考慮
し、所定の気筒の吸気バルブの開閉を行う動弁機構のカ
ムシャフトの運動を利用して吸気行程中の他の気筒の排
気バルブを開放して排気ガスを気筒に還流し、NOX の
発生を抑制する多気筒エンジンのEGR装置を提供する
ことである。
【0007】この発明は、多気筒を構成するシリンダブ
ロックに固定されたシリンダヘッド、前記シリンダヘッ
ドに設けた吸排気ポートに配置された吸排気バルブ、及
びカムシャフトとそのカムによって揺動運動するロッカ
アームを有する動弁機構を有する吸気行程、圧縮行程、
爆発行程及び排気行程で一サイクルを行う多気筒エンジ
ンにおいて、吸気行程にある気筒の排気バルブをこの同
一期間に作動する多気筒の前記バルブの前記カムシャフ
トのカム運動に応答して所定の油圧を発生させる油圧発
生プランジャ、及び前記油圧発生プランジャの発生油圧
に応答して前記ロッカアームを作動させて吸気行程中の
前記排気バルブをリフトさせるバルブリフトプランジャ
を有し、所定の気筒の吸気行程中に前記排気バルブを開
放して排気ガスを前記気筒内に還流させることを特徴と
する多気筒エンジンのEGR装置に関する。
ロックに固定されたシリンダヘッド、前記シリンダヘッ
ドに設けた吸排気ポートに配置された吸排気バルブ、及
びカムシャフトとそのカムによって揺動運動するロッカ
アームを有する動弁機構を有する吸気行程、圧縮行程、
爆発行程及び排気行程で一サイクルを行う多気筒エンジ
ンにおいて、吸気行程にある気筒の排気バルブをこの同
一期間に作動する多気筒の前記バルブの前記カムシャフ
トのカム運動に応答して所定の油圧を発生させる油圧発
生プランジャ、及び前記油圧発生プランジャの発生油圧
に応答して前記ロッカアームを作動させて吸気行程中の
前記排気バルブをリフトさせるバルブリフトプランジャ
を有し、所定の気筒の吸気行程中に前記排気バルブを開
放して排気ガスを前記気筒内に還流させることを特徴と
する多気筒エンジンのEGR装置に関する。
【0008】また、この多気筒エンジンのEGR装置で
は、爆発行程中に多気筒エンジンの他の吸気行程になる
前記気筒同志における前記油圧発生プランジャと前記バ
ルブリフトプランジャとを油圧路を通じて連通してい
る。
は、爆発行程中に多気筒エンジンの他の吸気行程になる
前記気筒同志における前記油圧発生プランジャと前記バ
ルブリフトプランジャとを油圧路を通じて連通してい
る。
【0009】また、前記油圧発生プランジャは爆発行程
における前記気筒のカム運動に応答して油圧を発生さ
せ、前記バルブリフトプランジャは前記油圧発生プラン
ジャの発生油圧に応答して作動して所定気筒の吸気行程
中に前記排気バルブを開放するものである。
における前記気筒のカム運動に応答して油圧を発生さ
せ、前記バルブリフトプランジャは前記油圧発生プラン
ジャの発生油圧に応答して作動して所定気筒の吸気行程
中に前記排気バルブを開放するものである。
【0010】また、この多気筒エンジンのEGR装置で
は、前記多気筒エンジンは第1気筒、第5気筒、第3気
筒、第6気筒、第2気筒、次いで第4気筒の順で前記爆
発行程が実行される6気筒エンジンであり、前記第1気
筒と前記第6気筒、前記第2気筒と前記第5気筒及び前
記第3気筒と前記第4気筒が対に構成されている。
は、前記多気筒エンジンは第1気筒、第5気筒、第3気
筒、第6気筒、第2気筒、次いで第4気筒の順で前記爆
発行程が実行される6気筒エンジンであり、前記第1気
筒と前記第6気筒、前記第2気筒と前記第5気筒及び前
記第3気筒と前記第4気筒が対に構成されている。
【0011】又は、この多気筒エンジンのEGR装置で
は、前記多気筒エンジンは第1気筒、第3気筒、第4気
筒、次いで第2気筒の順で前記爆発行程が実行される4
気筒エンジンであり、前記第1気筒と前記第4気筒、及
び前記第2気筒と前記第3気筒が対に構成されている。
は、前記多気筒エンジンは第1気筒、第3気筒、第4気
筒、次いで第2気筒の順で前記爆発行程が実行される4
気筒エンジンであり、前記第1気筒と前記第4気筒、及
び前記第2気筒と前記第3気筒が対に構成されている。
【0012】また、コントローラは、エンジン負荷に応
答して前記油圧路に発生する油圧を調整して前記バルブ
リフトプランジャのリフト量を制御し、前記気筒へのE
GRの供給量を調整することができる。
答して前記油圧路に発生する油圧を調整して前記バルブ
リフトプランジャのリフト量を制御し、前記気筒へのE
GRの供給量を調整することができる。
【0013】この多気筒エンジンのEGR装置は、上記
のように構成されているので、吸気バルブを開閉させる
カムシャフトのカムが吸気バルブの弁開度最大値と全く
逆側に180°ずれている行程は爆発行程の期間である
ので、その時のカムを利用して、爆発行程中の吸気バル
ブを開閉する動弁機構のカムシャフトのカム運動によっ
て油圧発生プランジャを押し上げて駆動し、油圧を負荷
して油圧源として油圧信号を発生させ、該油圧信号に基
づいて吸気行程中の他の気筒の排気バルブを開放させ、
排気ポートから排気ガスを気筒内に還流させてEGRを
実行することができ、NOX 、HC、スート等のパティ
キュレートの発生を低減できる。
のように構成されているので、吸気バルブを開閉させる
カムシャフトのカムが吸気バルブの弁開度最大値と全く
逆側に180°ずれている行程は爆発行程の期間である
ので、その時のカムを利用して、爆発行程中の吸気バル
ブを開閉する動弁機構のカムシャフトのカム運動によっ
て油圧発生プランジャを押し上げて駆動し、油圧を負荷
して油圧源として油圧信号を発生させ、該油圧信号に基
づいて吸気行程中の他の気筒の排気バルブを開放させ、
排気ポートから排気ガスを気筒内に還流させてEGRを
実行することができ、NOX 、HC、スート等のパティ
キュレートの発生を低減できる。
【0014】この多気筒エンジンのEGR装置を用いれ
ば、負荷の条件に応じて油圧を制御するのみでEGR量
を容易に調整でき、適正なEGR量を実施できる。例え
ば、エンジンの高負荷時には、コントローラの指令で油
圧を下げて、バルブリフトプランジャの押し下げ力を小
さくし、排気バルブの押し下げ量を小さくしてEGR量
を適正量に制御し、また、エンジンの部分負荷時には、
コントローラの指令で油圧を上げて、バルブリフトプラ
ンジャの押し下げ力を大きくし、排気バルブの押し下げ
量を大きくして、排気バルブの押し下げ量を大きくして
EGR量を適正量に制御する。
ば、負荷の条件に応じて油圧を制御するのみでEGR量
を容易に調整でき、適正なEGR量を実施できる。例え
ば、エンジンの高負荷時には、コントローラの指令で油
圧を下げて、バルブリフトプランジャの押し下げ力を小
さくし、排気バルブの押し下げ量を小さくしてEGR量
を適正量に制御し、また、エンジンの部分負荷時には、
コントローラの指令で油圧を上げて、バルブリフトプラ
ンジャの押し下げ力を大きくし、排気バルブの押し下げ
量を大きくして、排気バルブの押し下げ量を大きくして
EGR量を適正量に制御する。
【0015】即ち、エンジンに対してEGRを実行して
EGR量を多くすれば、NOX 、HC、スート等のパテ
ィキュレートの発生は少なくなるが、所定のEGR量で
は、NOX の発生とスート等のパティキュレートの発生
とは相反する関係にある。そこで、NOX とパティキュ
レートとの発生を低減させるために、EGR量を適正に
決定する方法として、NOX の発生を規制の範囲内の所
定値に維持するように設定し、パティキュレートの発生
を低減させるように、適正なEGR量を決定すれば、パ
ティキュレートの発生を所定量以下に低減させることが
できる。
EGR量を多くすれば、NOX 、HC、スート等のパテ
ィキュレートの発生は少なくなるが、所定のEGR量で
は、NOX の発生とスート等のパティキュレートの発生
とは相反する関係にある。そこで、NOX とパティキュ
レートとの発生を低減させるために、EGR量を適正に
決定する方法として、NOX の発生を規制の範囲内の所
定値に維持するように設定し、パティキュレートの発生
を低減させるように、適正なEGR量を決定すれば、パ
ティキュレートの発生を所定量以下に低減させることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による多気筒エンジンのEGR装置の一実施例を説明す
る。図1はこの発明による多気筒エンジンのEGR装置
の一実施例を示す説明図、図2は多気筒エンジンの作動
サイクルを示す説明図、図3は多気筒エンジンの油圧回
路を示す説明図、及び図4は図3の油圧回路に設けたア
クチュエータの制御装置を示す説明図である。
による多気筒エンジンのEGR装置の一実施例を説明す
る。図1はこの発明による多気筒エンジンのEGR装置
の一実施例を示す説明図、図2は多気筒エンジンの作動
サイクルを示す説明図、図3は多気筒エンジンの油圧回
路を示す説明図、及び図4は図3の油圧回路に設けたア
クチュエータの制御装置を示す説明図である。
【0017】この多気筒エンジンは、カムシャフト2
1,22とそのカム41,42によって揺動作動するロ
ッカアーム23,24を有する動弁機構を有する吸気行
程、圧縮行程、爆発行程及び排気行程で一サイクルを行
うものである。この多気筒エンジンは、シリンダブロッ
ク6に固定したシリンダヘッド5、シリンダブロック6
に形成した孔部に配置されたシリンダ10を構成するシ
リンダライナ14、シリンダヘッド5に形成されたキャ
ビティ13に配置された燃焼室4を形成する燃焼室部材
15、及びシリンダ10内を往復運動するピストン7を
有している。シリンダヘッド5及び燃焼室部材15には
排気ポート11,16と吸気ポート12,17が形成さ
れ、排気ポート16には排気バルブ8が配置され、ま
た、吸気ポート17には吸気バルブ9が配置されてい
る。シリンダヘッド5に形成した排気ポート11は、例
えば、排気マニホルドを通じてターボチャージャのター
ビンに連結されている。シリンダヘッド5に形成した吸
気ポート12は、例えば、吸気マニホルドを通じてター
ボチャージャのコンプレッサに連結されている。
1,22とそのカム41,42によって揺動作動するロ
ッカアーム23,24を有する動弁機構を有する吸気行
程、圧縮行程、爆発行程及び排気行程で一サイクルを行
うものである。この多気筒エンジンは、シリンダブロッ
ク6に固定したシリンダヘッド5、シリンダブロック6
に形成した孔部に配置されたシリンダ10を構成するシ
リンダライナ14、シリンダヘッド5に形成されたキャ
ビティ13に配置された燃焼室4を形成する燃焼室部材
15、及びシリンダ10内を往復運動するピストン7を
有している。シリンダヘッド5及び燃焼室部材15には
排気ポート11,16と吸気ポート12,17が形成さ
れ、排気ポート16には排気バルブ8が配置され、ま
た、吸気ポート17には吸気バルブ9が配置されてい
る。シリンダヘッド5に形成した排気ポート11は、例
えば、排気マニホルドを通じてターボチャージャのター
ビンに連結されている。シリンダヘッド5に形成した吸
気ポート12は、例えば、吸気マニホルドを通じてター
ボチャージャのコンプレッサに連結されている。
【0018】燃焼室部材15は、シリンダヘッド5のキ
ャビティ13との間に遮熱空気層51を形成するよう
に、ガスケット37を介在してキャビティ13内に配置
されている。燃焼室部材15は、シリンダ10の一部を
形成するライナ上部35と、ライナ上部35に一体構造
に形成され且つ吸排気ポート16,17が形成されてい
るヘッド下面部47から構成されている。燃焼室部材1
5のヘッド下面部47のシリンダ中央には貫通孔19が
形成されている。貫通孔19には、燃焼室4に噴孔を開
口する燃料噴射ノズル18が挿入されている。
ャビティ13との間に遮熱空気層51を形成するよう
に、ガスケット37を介在してキャビティ13内に配置
されている。燃焼室部材15は、シリンダ10の一部を
形成するライナ上部35と、ライナ上部35に一体構造
に形成され且つ吸排気ポート16,17が形成されてい
るヘッド下面部47から構成されている。燃焼室部材1
5のヘッド下面部47のシリンダ中央には貫通孔19が
形成されている。貫通孔19には、燃焼室4に噴孔を開
口する燃料噴射ノズル18が挿入されている。
【0019】ピストン7は、セラミックスや耐熱合金等
の耐熱材から成るピストンヘッド49とAl合金等の金
属から成るピストンスカート36から構成されている。
ピストンヘッド49は、ピストンスカート36に形成さ
れたキャビティ38との間に遮熱空気層39を形成する
ように、ガスケット48を介在してキャビティ38内に
配置されている。ピストンヘッド49には、その中央に
副室20が形成されている。ピストンヘッド49のピス
トン頂部40には、副室20と燃焼室4とを連通する連
絡口34とピストン上死点近傍で副室20内に燃料噴射
ノズル18が突入できるノズル挿入孔33が形成されて
いる。
の耐熱材から成るピストンヘッド49とAl合金等の金
属から成るピストンスカート36から構成されている。
ピストンヘッド49は、ピストンスカート36に形成さ
れたキャビティ38との間に遮熱空気層39を形成する
ように、ガスケット48を介在してキャビティ38内に
配置されている。ピストンヘッド49には、その中央に
副室20が形成されている。ピストンヘッド49のピス
トン頂部40には、副室20と燃焼室4とを連通する連
絡口34とピストン上死点近傍で副室20内に燃料噴射
ノズル18が突入できるノズル挿入孔33が形成されて
いる。
【0020】この多気筒エンジンでは、吸排気バルブ
8,9は、カムシャフト21,22、ロッカアーム2
3,24及びタペット25を有する動弁機構によって開
閉作動される。ロッカアーム23,24は、シリンダヘ
ッド5に螺入してナット28で固定されたスタッド27
によって枢支されている。スタッド27にはアジャスタ
26が設けられ、アジャスタ26によってロッカアーム
23,24の揺動領域が調整される。カムシャフト2
1,22の回転運動によってカムシャフト21,22に
設けたカム41,42がロッカアーム23,24を押し
下げ、ロッカアーム23,24は揺動する。ロッカアー
ム23,24の下方への運動はタペット25を介して吸
排気バルブ8,9をリフトさせる。
8,9は、カムシャフト21,22、ロッカアーム2
3,24及びタペット25を有する動弁機構によって開
閉作動される。ロッカアーム23,24は、シリンダヘ
ッド5に螺入してナット28で固定されたスタッド27
によって枢支されている。スタッド27にはアジャスタ
26が設けられ、アジャスタ26によってロッカアーム
23,24の揺動領域が調整される。カムシャフト2
1,22の回転運動によってカムシャフト21,22に
設けたカム41,42がロッカアーム23,24を押し
下げ、ロッカアーム23,24は揺動する。ロッカアー
ム23,24の下方への運動はタペット25を介して吸
排気バルブ8,9をリフトさせる。
【0021】この発明によるEGR装置は、特に、上記
多気筒エンジンにおいて、吸気側の動弁機構における吸
気バルブ9のカムシャフト22のカム42の運動に応答
して所定の油圧を発生させる油圧発生プランジャ2を設
け、また、油圧発生プランジャ2の発生油圧に応答して
排気側の動弁機能におけるロッカアーム23を作動させ
て排気バルブ8をリフトさせるバルブリフトプランジャ
1を設けたものである。吸気行程において、吸気バルブ
9が開放すると、排気ポート11,16に存在する排気
ガスが燃焼室4に還流し、EGRが行われることにな
る。この実施例では、油圧発生プランジャ2とバルブリ
フトプランジャ1は、同様の構造を有しており、ケーシ
ング45内に形成され且つ油圧路29,30がそれぞれ
連通する油圧室43、及びケーシング45内に配置され
且つ油圧室43の油圧によって出入する作動ピストン4
4から構成されている。
多気筒エンジンにおいて、吸気側の動弁機構における吸
気バルブ9のカムシャフト22のカム42の運動に応答
して所定の油圧を発生させる油圧発生プランジャ2を設
け、また、油圧発生プランジャ2の発生油圧に応答して
排気側の動弁機能におけるロッカアーム23を作動させ
て排気バルブ8をリフトさせるバルブリフトプランジャ
1を設けたものである。吸気行程において、吸気バルブ
9が開放すると、排気ポート11,16に存在する排気
ガスが燃焼室4に還流し、EGRが行われることにな
る。この実施例では、油圧発生プランジャ2とバルブリ
フトプランジャ1は、同様の構造を有しており、ケーシ
ング45内に形成され且つ油圧路29,30がそれぞれ
連通する油圧室43、及びケーシング45内に配置され
且つ油圧室43の油圧によって出入する作動ピストン4
4から構成されている。
【0022】この多気筒エンジンのEGR装置は、油圧
信号に基づいて吸気行程の気筒の排気バルブ8を開放さ
せ、排気ポート11,16から排気ガスを気筒内に還流
させてEGRを実行し、NOX の発生を低減するもので
あり、爆発行程中に吸気行程になる気筒同志における油
圧発生プランジャ2とバルブリフトプランジャ1とが油
圧路29,30及び油圧調整室31を通じて連通されて
いる。油圧路29は、油圧調整室31と、排気バルブ8
のロッカアーム23に対向して設けられた油圧発生プラ
ンジャ2とを連通している。油圧路30は、油圧調整室
31と、吸気バルブ9のカムシャフト22に対向して設
けられたバルブリフトプランジャ1とを連通している。
油圧調整室31には、その内部の油圧を調整する油圧調
整ピストン50が設けられている。油圧調整ピストン5
0は、コントローラ3の指令でアクチュエータ3Aによ
って作動される。
信号に基づいて吸気行程の気筒の排気バルブ8を開放さ
せ、排気ポート11,16から排気ガスを気筒内に還流
させてEGRを実行し、NOX の発生を低減するもので
あり、爆発行程中に吸気行程になる気筒同志における油
圧発生プランジャ2とバルブリフトプランジャ1とが油
圧路29,30及び油圧調整室31を通じて連通されて
いる。油圧路29は、油圧調整室31と、排気バルブ8
のロッカアーム23に対向して設けられた油圧発生プラ
ンジャ2とを連通している。油圧路30は、油圧調整室
31と、吸気バルブ9のカムシャフト22に対向して設
けられたバルブリフトプランジャ1とを連通している。
油圧調整室31には、その内部の油圧を調整する油圧調
整ピストン50が設けられている。油圧調整ピストン5
0は、コントローラ3の指令でアクチュエータ3Aによ
って作動される。
【0023】この多気筒エンジンのEGR装置では、コ
ントローラ3には、負荷センサ32及び回転センサ46
からの検出信号が入力される。エンジン負荷は、負荷セ
ンサ32によって燃料噴射ポンプ又は燃料供給装置の燃
料流量を測定することによって検出できる。また、重点
的に所定の回転数で排気ガスを低減できれば、効果的に
排気ガスを低減できる場合には回転センサ46に応答し
てEGR量を決定することもできる。コントローラ3
は、エンジン負荷に応答して油圧路29,30に発生す
る油圧を調整してバルブリフトプランジャ1のリフト量
を制御し、吸気行程中の気筒へのEGR用排気ガスの供
給量を調整するように設定されている。即ち、油圧調整
室31内の油圧は、コントローラ3の指令でアクチュエ
ータ3Aの油圧調整ピストン50によって調整される。
ントローラ3には、負荷センサ32及び回転センサ46
からの検出信号が入力される。エンジン負荷は、負荷セ
ンサ32によって燃料噴射ポンプ又は燃料供給装置の燃
料流量を測定することによって検出できる。また、重点
的に所定の回転数で排気ガスを低減できれば、効果的に
排気ガスを低減できる場合には回転センサ46に応答し
てEGR量を決定することもできる。コントローラ3
は、エンジン負荷に応答して油圧路29,30に発生す
る油圧を調整してバルブリフトプランジャ1のリフト量
を制御し、吸気行程中の気筒へのEGR用排気ガスの供
給量を調整するように設定されている。即ち、油圧調整
室31内の油圧は、コントローラ3の指令でアクチュエ
ータ3Aの油圧調整ピストン50によって調整される。
【0024】コントローラ3は、上記のように、エンジ
ン負荷やエンジン回転等の検出信号に応答してEGRの
ための排気バルブ8のリフト量を決定することができ
る。例えば、エンジンの部分負荷時には、EGRを多量
に実施するため、排気バルブ8のリフト量を大きくする
ため、バルブリフトプランジャ1への油圧を高くし、バ
ルブリフトプランジャ1によるロッカアーム23の押し
下げ量を大きくする。また、エンジンの全負荷(高負
荷)時には、EGRを少量だけ実施するため、排気バル
ブ8のリフト量を変更して小さくするため、バルブリフ
トプランジャ1への油圧を低くし、バルブリフトプラン
ジャ1によるロッカアーム23の押し下げ量を小さくす
る。
ン負荷やエンジン回転等の検出信号に応答してEGRの
ための排気バルブ8のリフト量を決定することができ
る。例えば、エンジンの部分負荷時には、EGRを多量
に実施するため、排気バルブ8のリフト量を大きくする
ため、バルブリフトプランジャ1への油圧を高くし、バ
ルブリフトプランジャ1によるロッカアーム23の押し
下げ量を大きくする。また、エンジンの全負荷(高負
荷)時には、EGRを少量だけ実施するため、排気バル
ブ8のリフト量を変更して小さくするため、バルブリフ
トプランジャ1への油圧を低くし、バルブリフトプラン
ジャ1によるロッカアーム23の押し下げ量を小さくす
る。
【0025】この多気筒エンジンのEGR装置では、吸
気行程で所定の気筒の吸気バルブ9がカムシャフト22
のカム42によってロッカアーム24を下方へ揺動させ
て開放する場合に、爆発行程になっている他の気筒が存
在し、その爆発行程では、吸気バルブ9のカムシャフト
22のカム42はロッカアーム24に作用せずにフリー
になっている。そこで、フリー状態のカムシャフト22
のカム42を利用して油圧発生プランジャ2を駆動して
油圧を発生させることができる。油圧発生プランジャ2
で発生した油圧は、油圧路30を通じてアクチュエータ
3Aによって調整され、その調整された油圧は油圧路2
9を通じて吸気行程中の排気バルブ8の動弁機構のロッ
カアーム23を作動させるバルブリフトプランジャ1に
作用し、バルブリフトプランジャ1を駆動して吸気行程
中の排気バルブ8をリフトさせる。排気バルブ8がリフ
トすれば、排気ポート11,16に存在する排気ガスが
燃焼室4へ逆流してEGRが実行される。
気行程で所定の気筒の吸気バルブ9がカムシャフト22
のカム42によってロッカアーム24を下方へ揺動させ
て開放する場合に、爆発行程になっている他の気筒が存
在し、その爆発行程では、吸気バルブ9のカムシャフト
22のカム42はロッカアーム24に作用せずにフリー
になっている。そこで、フリー状態のカムシャフト22
のカム42を利用して油圧発生プランジャ2を駆動して
油圧を発生させることができる。油圧発生プランジャ2
で発生した油圧は、油圧路30を通じてアクチュエータ
3Aによって調整され、その調整された油圧は油圧路2
9を通じて吸気行程中の排気バルブ8の動弁機構のロッ
カアーム23を作動させるバルブリフトプランジャ1に
作用し、バルブリフトプランジャ1を駆動して吸気行程
中の排気バルブ8をリフトさせる。排気バルブ8がリフ
トすれば、排気ポート11,16に存在する排気ガスが
燃焼室4へ逆流してEGRが実行される。
【0026】図2、図3及び図4を参照して、このEG
R装置を多気筒エンジンとして6気筒エンジンに適用し
た一実施例について説明する。6気筒エンジンでは、第
1気筒、第5気筒、第3気筒、第6気筒、第2気筒、第
4気筒の順で爆発行程が実行されるものであり、所定の
気筒が吸気行程である時に、爆発行程になる他の気筒と
の組み合わせは、第1気筒と第6気筒、第2気筒と第5
気筒、及び第3気筒と第4気筒が対に構成されることに
なる。
R装置を多気筒エンジンとして6気筒エンジンに適用し
た一実施例について説明する。6気筒エンジンでは、第
1気筒、第5気筒、第3気筒、第6気筒、第2気筒、第
4気筒の順で爆発行程が実行されるものであり、所定の
気筒が吸気行程である時に、爆発行程になる他の気筒と
の組み合わせは、第1気筒と第6気筒、第2気筒と第5
気筒、及び第3気筒と第4気筒が対に構成されることに
なる。
【0027】次に、図5を参照して、このEGR装置を
多気筒エンジンとして4気筒エンジンに適用された別の
実施例を説明する。4気筒エンジンでは、第1気筒、第
3気筒、第4気筒、第2気筒の順で爆発行程が実行され
るものであり、所定の気筒が吸気行程である時に、爆発
行程になる他の気筒との組み合わせは、第1気筒と第4
気筒、及び第2気筒と第3気筒が対に構成されることに
なる。
多気筒エンジンとして4気筒エンジンに適用された別の
実施例を説明する。4気筒エンジンでは、第1気筒、第
3気筒、第4気筒、第2気筒の順で爆発行程が実行され
るものであり、所定の気筒が吸気行程である時に、爆発
行程になる他の気筒との組み合わせは、第1気筒と第4
気筒、及び第2気筒と第3気筒が対に構成されることに
なる。
【0028】又は、図示していないが、このEGR装置
を多気筒エンジンとして、1気筒に吸排気バルブを2個
ずつ有する4又は6気筒エンジンに適用することもでき
る。その場合には、多気筒エンジンにおける上記の気筒
の順で爆発行程が実行される場合に、所定の気筒が吸気
行程である時に、爆発行程になる他の気筒との組み合わ
せは、上記と同様に構成することによってEGRを達成
することができる。
を多気筒エンジンとして、1気筒に吸排気バルブを2個
ずつ有する4又は6気筒エンジンに適用することもでき
る。その場合には、多気筒エンジンにおける上記の気筒
の順で爆発行程が実行される場合に、所定の気筒が吸気
行程である時に、爆発行程になる他の気筒との組み合わ
せは、上記と同様に構成することによってEGRを達成
することができる。
【0029】
【発明の効果】この発明による多気筒エンジンのEGR
装置は、上記のように構成されており、EGRのタイム
ラグが発生せず、EGRの応答性が良好になり、装置自
体が大型にならずに極めて構造が簡単であってコンパク
トに構成でき、しかも、負荷の条件に応じて油圧を制御
するのみでEGR量を容易に調整でき、適正なEGR量
を、容易に且つ確実に制御することができ、NOX の発
生を低減できる。しかも、コントローラの指令でエンジ
ン負荷に応じてバルブリフトプランジャの油圧を調整す
るのみで、排気バルブのリフト量をコントロールでき、
EGR量を容易に調整して適正なEGRを行うことがで
きる。
装置は、上記のように構成されており、EGRのタイム
ラグが発生せず、EGRの応答性が良好になり、装置自
体が大型にならずに極めて構造が簡単であってコンパク
トに構成でき、しかも、負荷の条件に応じて油圧を制御
するのみでEGR量を容易に調整でき、適正なEGR量
を、容易に且つ確実に制御することができ、NOX の発
生を低減できる。しかも、コントローラの指令でエンジ
ン負荷に応じてバルブリフトプランジャの油圧を調整す
るのみで、排気バルブのリフト量をコントロールでき、
EGR量を容易に調整して適正なEGRを行うことがで
きる。
【図1】この発明による多気筒エンジンのEGR装置の
一実施例を示す概略断面図である。
一実施例を示す概略断面図である。
【図2】多気筒エンジンの作動サイクルを示す説明図で
ある。
ある。
【図3】多気筒エンジンとして6気筒エンジンに適用し
た実施例における油圧回路を示す説明図である。
た実施例における油圧回路を示す説明図である。
【図4】図3の油圧回路に設けたアクチュエータの制御
装置を示す説明図である。
装置を示す説明図である。
【図5】多気筒エンジンとして4気筒エンジンに適用し
た実施例における油圧回路を示す説明図である。
た実施例における油圧回路を示す説明図である。
1 バルブリフトプランジャ 2 油圧発生プランジャ 3 コントローラ 4 燃焼室 5 シリンダヘッド 6 シリンダブロック 7 ピストン 8 排気バルブ 9 吸気バルブ 10 シリンダ 11,16 排気ポート 12,17吸気ポート 21,22 カムシャフト 23,24 ロッカアーム 29,30 油圧路 32 負荷センサ 34 油圧作動ピストン 41,42 カム
Claims (6)
- 【請求項1】 多気筒を構成するシリンダブロックに固
定されたシリンダヘッド、前記シリンダヘッドに設けた
吸排気ポートに配置された吸排気バルブ、及びカムシャ
フトとそのカムによって揺動運動するロッカアームを有
する動弁機構を有する吸気行程、圧縮行程、爆発行程及
び排気行程で一サイクルを行う多気筒エンジンにおい
て、吸気行程にある気筒の排気バルブをこの同一期間に
作動する多気筒の前記バルブの前記カムシャフトのカム
運動に応答して所定の油圧を発生させる油圧発生プラン
ジャ、及び前記油圧発生プランジャの発生油圧に応答し
て前記ロッカアームを作動させて吸気行程中の前記排気
バルブをリフトさせるバルブリフトプランジャを有し、
所定の気筒の吸気行程中に前記排気バルブを開放して排
気ガスを前記気筒内に還流させることを特徴とする多気
筒エンジンのEGR装置。 - 【請求項2】 爆発行程中に多気筒エンジンの他の吸気
行程になる前記気筒同志における前記油圧発生プランジ
ャと前記バルブリフトプランジャとを油圧路を通じて連
通していることを特徴とする請求項1に記載の多気筒エ
ンジンのEGR装置。 - 【請求項3】 前記油圧発生プランジャは爆発行程にお
ける前記気筒のカム運動に応答して油圧を発生させ、前
記バルブリフトプランジャは前記油圧発生プランジャの
発生油圧に応答して作動して所定気筒の吸気行程中に前
記排気バルブを開放することを特徴とする請求項1又は
2に記載の多気筒エンジンのEGR装置。 - 【請求項4】 前記多気筒エンジンは第1気筒、第5気
筒、第3気筒、第6気筒、第2気筒、次いで第4気筒の
順で前記爆発行程が実行される6気筒エンジンであり、
前記第1気筒と前記第6気筒、前記第2気筒と前記第5
気筒及び前記第3気筒と前記第4気筒が対に構成されて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載の多気筒エンジンのEGR装置。 - 【請求項5】 前記多気筒エンジンは第1気筒、第3気
筒、第4気筒、次いで第2気筒の順で前記爆発行程が実
行される4気筒エンジンであり、前記第1気筒と前記第
4気筒、及び前記第2気筒と前記第3気筒が対に構成さ
れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の多気筒エンジンのEGR装置。 - 【請求項6】 コントローラは、エンジン負荷に応答し
て前記油圧路に発生する油圧を調整して前記バルブリフ
トプランジャのリフト量を制御し、前記気筒へのEGR
の供給量を調整することを特徴とする請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の多気筒エンジンのEGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272859A JPH10103160A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 多気筒エンジンのegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272859A JPH10103160A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 多気筒エンジンのegr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103160A true JPH10103160A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17519776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8272859A Pending JPH10103160A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 多気筒エンジンのegr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10103160A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380074B1 (ko) * | 2000-09-15 | 2003-04-14 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배기가스 재순환 장치 |
KR100394617B1 (ko) * | 2000-09-15 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배기가스 재순환 장치 |
DE102018104096B4 (de) | 2018-02-23 | 2022-11-10 | Rolls-Royce Solutions GmbH | Motor, Verfahren zum Betreiben eines Motors |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8272859A patent/JPH10103160A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380074B1 (ko) * | 2000-09-15 | 2003-04-14 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배기가스 재순환 장치 |
KR100394617B1 (ko) * | 2000-09-15 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 차량의 배기가스 재순환 장치 |
DE102018104096B4 (de) | 2018-02-23 | 2022-11-10 | Rolls-Royce Solutions GmbH | Motor, Verfahren zum Betreiben eines Motors |
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