JP2009023267A - 二材成形用射出成形装置 - Google Patents

二材成形用射出成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転ダイプレートの連れ移動が無く、成形品の剥がれも無い型盤と金型構造を備えた二材成形用射出成形装置を提供する。
【解決手段】異なった樹脂材をそれぞれ可塑化して射出充填する2組の射出ユニットを有する二材成形用射出成形装置において、回転側金型6A,Bと固定側金型4、又は、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2を互いに固着開放可能な着脱手段と、可動ダイプレート9が一定距離離れたことを確認する確認手段とを設けてなり、金型内に樹脂を充填後の離型時に、回転側金型6A、6Bと固定側金型4、又は、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2を前記着脱手段により一時的に固着し、可動ダイプレート3が一定距離離れたことを確認後、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2の固着を開放する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可動ダイプレートの金型と、固定ダイプレートの金型と、両ダイプレートの間に設置された回転ダイプレートの両側面の金型とで形成する2つのキャビティのそれぞれに、2組の射出ユニットから異種の樹脂を射出し、回転ダイプレートを180度回転して二層射出し、二材を一体成形する二材成形用射出成形装置に関し、特に、離型工程で可動ダイプレートが回転ダイプレートから離れる工程において、回転ダイプレートが可動ダイプレート側の成形品の貼り付きにより可動ダイプレートと共に移動することを防止する構造を有する二材成形用射出成形装置に関する。
二材成形用射出成形装置について、特許文献1に示した従来例を説明すると、2組の射出ユニットから可動ダイプレートの金型と固定ダイプレートの金型と両ダイプレートの間に設置された回転ダイプレートの両側面の金型とで形成する2つのキャビティの内一次側に一方の樹脂材を射出成形し、回転ダイプレートを180度回転して二次側のキャビティに他方の樹脂材を射出し二材を一体成形する二材成形用射出成形装置において、回転ダイプレートの移動は固有の油圧シリンダで、可動ダイプレートの開閉は可動ダイプレート、回転ダイプレート、固定ダイプレートを貫通して設けられたタイバーの端部のラムと固定ダイプレートに固設されたシリンダとからなる油圧シリンダで行い、回転ダイプレートの回転は特定しない回転駆動手段で行う。また、可動ダイプレート、回転ダイプレート、固定ダイプレートを型閉後の型締と離型は、固定ダイプレートに内蔵する大径の油圧シリンダとこのシリンダ内を摺動可能なラムとで構成される型締シリンダで行うが、この大径のラムはタイバーと脱着可能な機能を有するものである。
この射出成形装置による成形作用は、回転ダイプレートを固有の油圧シリンダで固定ダイプレート側に引き寄せ、可動ダイプレートをタイバーの端部と固定ダイプレートに設けられた油圧シリンダにより固定ダイプレート側に移動させて型閉し、上記の型締シリンダで可動ダイプレート、回転ダイプレートを共締めして作動油を昇圧し、1つの射出ユニットから一次側のキャビティに一方の樹脂材を射出成形し、回転ダイプレートを180度反転させて再度可動ダイプレート、回転ダイプレートを共締めし、別の射出ユニットから二次側のキャビティに他方の樹脂材を射出し二材を一体成形をする。
特公平3−51207号公報(第1図参照)
特許文献1の従来例は、可動ダイプレート、回転ダイプレートの型開閉移動用の駆動手段は、移動速度を制御できる小型の駆動手段を使用しているが、可動ダイプレートの移動ストロークは機能上、回転ダイプレートの移動ストロークよりも大きい為、可動ダイプレート開閉手段の最大ストロークが、回転ダイプレート駆動手段の最大ストロークよりも大きく、且つ可動ダイプレート側の樹脂成形品が可動ダイプレートと回転ダイプレートの金型に貼り付いたときの離型のために必要な力は大きく、また、可動ダイプレート、回転ダイプレートは重量が大きいため、もし樹脂成形品が可動ダイプレートと回転ダイプレートの金型に貼り付いて、回転ダイプレートが可動ダイプレートと一緒に移動するようなことがあると、小型の駆動手段には大重量の回転ダイプレートが可動ダイプレートと一緒に移動するのを抑止する能力が無いことから、可動ダイプレートの高速移動に連れて回転ダイプレートも高速移動すると、回転ダイプレート用の駆動手段のストローク端に激突し、駆動手段が破損する虞がある。
また、ランダムに可動ダイプレート側の樹脂成形品の金型への貼り付きが生じると、冷却、保持等の成形サイクルが不安定になり、成形品の品質にバラツキを生じる。
本発明は、上記の問題点に対し、標準的な金型を取替え容易な回転ダイプレートと、可動ダイプレート、回転ダイプレートの型開閉を高速作動時でも精度高く安定した稼動運転が可能な型盤駆動手段を備え、可動ダイプレートが先に移動するとき、回転ダイプレートの連れ移動が無く、成形品の剥がれも無い型盤と金型構造を備えた二材成形用射出成形装置を提供することを目的とする。
上記の問題点に対し、本発明は以下の各手段により課題の解決を図る。
(1) 第1の手段の二材成形用射出成形装置は、可動側金型と可動側金型を取付けた可動ダイプレートと、固定側金型と、固定側金型を取付けた固定ダイプレートと、可動ダイプレートと固定ダイプレートの間に可動ダイプレートと同方向に移動可能に設置された反転台と、該反転台上で180度回転可能で両面に前記可動側金型と固定側金型とに嵌合してキャビティを形成する回転側金型と、該回転側金型を取付けた回転ダイプレートと、可動ダイプレートを型開閉する可動ダイプレート型開閉手段と、回転ダイプレートを型開閉する回転ダイプレート型開閉手段と、金型を閉した後で上記3組のダイプレートを同時に型締めする型締手段と、異なった樹脂材をそれぞれ可塑化して射出充填する2組の射出ユニットとを有する二材成形用射出成形装置において、回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートを互いに固着開放可能な着脱手段と、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段を設け、金型内に樹脂を充填後の離型時に、回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートを前記着脱手段により一時的に固着し、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認後、回転ダイプレートと固定ダイプレートの固着を開放するようにしたことを特徴とする。
(2) 第2の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)の二材成形用射出成形装置において、回転側金型と固定側金型を互いに固着する着脱手段は、一方の金型の金型合わせ面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、他方の金型に設けられたロッキングロッド嵌合穴と、該嵌合穴を有する方の金型の側面に固設されたロッキング駆動アクチュエータとからなるロッキング装置であり、回転側金型が固定側金型と型閉したとき、ロッキングロッドがロッキングロッド嵌合穴に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータが作動して駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させて両金型をロッキングすることを特徴とする。
(3) 第3の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)の二材成形用射出成形装置において、金型がシールドブロックおよびシールドブロックの駆動手段を備えた圧縮成形用金型であるとき、回転側金型と固定側金型を互いに固着する着脱手段は、一方の金型の金型合わせ面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、他方の金型の外周側のシールドブロックに設けられたロッキングロッド嵌合穴と、同シールドブロックの側面に固設されたロッキング駆動アクチュエータと、シールドブロックを所定位置から離れないように係止めする係止手段とからなるロッキング装置であり、回転側金型が固定側金型と型閉したとき、ロッキングロッドが前記ロッキングロッド嵌合穴に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータが作動して駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させて両金型をロックし、前記係止手段により型開移動をはじめた可動側金型に回転側金型が連れ移動することを防止することを特徴とする。
(4) 第4の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)の二材成形用射出成形装置において、回転ダイプレートと固定ダイプレートを互いに固着する着脱手段は、一方のダイプレートの金型取付面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、他方のダイプレートの金型取付面に取付けられたロッキングロッド嵌合穴を有するロッキング部材と、該ロッキング部材に固設されたロッキング駆動アクチュエータとからなるロッキング装置であり、回転ダイプレートが固定ダイプレートと型閉したとき、ロッキングロッドがロッキング部材に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータの駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させることを特徴とする。
(5) 第5の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(4)の二材成形用射出成形装置において、前記ロッキング装置のロッキングアクチュエータは電動モータであることを特徴とする。
(6) 第6の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(4)の二材成形用射出成形装置において、前記ロッキング装置のロッキング部材は油圧シリンダにより駆動されることを特徴とする。
(7) 第7の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(6)の二材成形用射出成形装置において、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段は、可動ダイプレート離型の始点よりの時間を検出し設定された時間後に上記ロッキングを解く信号を送るタイマー、又は、固定ダイプレートに取付けられ回転ダイプレートの位置を検出する位置センサであることを特徴とする。
(8) 第8の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(5)の二材成形用射出成形装置において、可動ダイプレートの開閉手段が電動モータ駆動であるとき、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段は、可動ダイプレート駆動用電動モータの回転数を検出する回転数センサであることを特徴とする。
(9) 第9の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(8)の二材成形用射出成形装置において、回転側金型を固定側金型から離型させるための離型手段を、金型内部に加設したことを特徴とする。
(10) 第10の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(9)の二材成形用射出成形装置において、前記離型手段が油圧シリンダにより駆動されることを特徴とする。
(11) 第11の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(9)の二材成形用射出成形装置において、前記離型手段が電動モータにより駆動されることを特徴とする。
(12) 第12の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(3)、(5)〜(11)の二材成形用射出成形装置において、前記離型手段を前記シールドブロック駆動手段にて兼用することを特徴とする。
(13)第13の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(1)〜(12)の二材成形用射出成形装置において、前記回転側金型内部に成形品を保持する成形品保持手段を持ち、金型離型時に成形品が必ず回転側金型に残るようにしたことを特徴とする。
(14) 第14の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(13)の二材成形用射出成形装置において、前記成形品保持手段は金型合わせ面に垂直に移動するように駆動されるアンダーカットピンであることを特徴とする。
(15) 第15の手段の二材成形用射出成形装置は、上記(3)の二材成形用射出成形装置において、シールドブロックを所定位置から離れないように係止めする係止手段は、シールドブロックに螺合固定された係止ボルトと、前記係止ボルトが特定の小寸法移動可能な段付円筒穴を備えた金型中間板とよりなり、圧縮成形前の特定小寸法型開のときに前記係止めボルトの頭部の肩段が前記金型中間板の円筒穴の肩段に当接して樹脂成型品の圧縮代を決め、型開時にはシールドブロックと回転側金型の連れ移動を制限する係止手段となることを特徴とする。
上記第1〜第8の発明に係わる二材成形用射出成形装置によれば、可動ダイプレートの金型と、固定ダイプレートの金型と、両ダイプレートの間に設置された回転ダイプレートの両側面の金型とを、回転ダイプレートを180度回転しては型締めし、その度に形成された2つのキャビティに、それぞれ2組の射出ユニットから異種の樹脂を射出することにより二層成形し、二材を一体成形する二材成形用射出成形装置において、回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートを固定するロッキング手段を設け、離型工程で可動ダイプレートが回転ダイプレートから離れるときに、回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートが離れないようにしたので、可動ダイプレートが回転ダイプレートから離れた後に固定ダイプレートから離型するべき回転ダイプレートが可動ダイプレート側の成形品の金型への貼り付きにより、可動ダイプレートにより引っ張られた回転ダイプレートが固定ダイプレート側に留まることができずに可動ダイプレートと共に移動を始めることを防止できる。
従って、回転ダイプレート用の型開閉用駆動手段が自身のストローク端に激突する虞が無く、駆動手段が破損することは無い。また、冷却、保持等の成形サイクルが安定し、不良成形品の発生を抑えることができる。
第4に係わる発明では、特に、回転ダイプレートと固定ダイプレートがロックするロッキング手段であるので、金型を別な成形品用の金型に換えたときに、別の金型にロッキング手段の装置を加工する必要が無いので、コスト低減の効果がある。
第9〜12に係わる発明では、回転側金型を固定側金型から離型させるための離型手段を回転ダイプレートの型開閉手段とは別に設けることにより、回転ダイプレートの型開閉手段に型開閉力に比べ過大な力である離型力を掛けることなく、離型が容易にできるので型開閉手段の破損を防止できる。
第13及び14に係わる発明では、回転側金型に成形品保持手段を設置したので、金型離型の途中で成形品が剥離することなく、必ず回転側金型に残る効果を有する。
第15に係わる発明では、上記第3の手段において、シールドブロックと金型取付板とを係止する係止手段は、型開時回転側金型が可動側金型につれ移動を制限すると同時に、圧縮成形時の圧縮代の設定を兼ねた低コストの手段である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1の実施の形態)
この実施の形態において使用する二材成形用射出成形装置は、可動ダイプレートの金型と固定ダイプレートの金型と両ダイプレートの間に設置された回転ダイプレートの両側面の金型とで形成する2つのキャビティのそれぞれに異種の樹脂を射出し、回転ダイプレートを180度回転して二層射出し一体成形する二材成形用射出成形装置である。可動ダイプレートと回転ダイプレートの移動と、回転ダイプレートの回転の駆動には、制御が容易な電動駆動手段を使用している。
本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係わる二材成形用射出成形装置の平面模式図、図2は図1の二材成形用射出成形装置の回転ダイプレートの回転動作を示す平面模式図、図3は図1の二材成形用射出成形装置の側面図である。また、図4は図1の二材成形用射出成形装置の成形工程を示す平面模式図、図5は図1の二材成形用射出成形装置の金型の挙動の正否を示す比較平面模式図である。また、図6−1〜6−2は図1の二材成形用射出成形装置の金型のロッキング工程から二次側射出工程を示す側面模式図である、図6−3は図1の二材成形用射出成形装置のアンダーカットピン引き戻し工程から成形品突き出し工程を示す側面模式図である。
これらの図面に基づいて二材成形用射出成形装置10の構成概略を説明する。図1〜3において、符号1は基台であり、該基台1の一端には固定側金型4を取付けた固定ダイプレート2が固設されている。基台1の上には固定ダイプレート2に対向して回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)を取付けた回転ダイプレート9と、可動側金型5を取付けた可動ダイプレート3が移動可能に載置される。回転ダイプレート9は反転台7上に載せられ、180度正逆回転し、位置決めピン44により固定ダイプレート2、可動ダイプレート3に正対する角度位置で位置決めされる。可動ダイプレート3と、回転ダイプレート9が載っている反転台7は、図示しないリニアベアリングを介して基台1に固設されたガイドレール19にガイドされて移動する。
回転ダイプレート9の両面には回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)を取付け、可動側金型5と固定側金型4とに型締めしてキャビティを形成する。型締手段により固定ダイプレート2、回転ダイプレート9、可動ダイプレート3を同時に型締めしたときに形成された2つのキャビティに、2組の射出ユニットA(11)、射出ユニットB(12)からそれぞれ異なった樹脂材がそれぞれ射出充填される。
射出ユニットA(11)は、固定ダイプレート2側に設置されて固定側金型4と回転側金型A(6A)(または、回転側金型B(6B))とで形成するキャビティへの樹脂射出に用いられ、射出ユニットB(12)は可動ダイプレート3側に設置されて可動側金型5と回転側金型B(6B)(または、回転側金型A(6A))とで形成するキャビティへの樹脂射出に使用される。また、図3に示すように、射出ユニットB(12)は可動ダイプレート3と繋ぎ部材68で連結され、可動ダイプレート3の開閉移動に伴って移動するようになっている。
二材成形用射出成形装置10の中心軸に対し両側に対称に一対設置される可動ダイプレート開閉手段14は、基台1又は固定ダイプレート2に固設されたサーボモータA(21)と、ボールねじ軸A(22)と、固定ダイプレート2に固設されボールねじ軸A(22)を回転自在に軸方向を拘束して支える支え台26と、ボールねじ軸A(22)のボールねじ(22a)と螺合するボールねじナットA(24)と、ボールねじナットA(24)を取付け、可動ダイプレート3に固設されたナット支持台25と、サーボモータA(21)の回転力をボールねじ軸A(22)に伝える動力伝達機構23(例えば、歯車プーリーと歯付きベルト、歯車減速機等)とにより構成され、一対のサーボモータA(21)は同調運転され、可動ダイプレート3は平行に開閉移動することができる。
二材成形用射出成形装置10の中心軸に対し両側に対称に一対設置される回転ダイプレート開閉手段15は、基台1に取付けられたサーボモータB(31)と、動力伝達機構36と、動力伝達機構36を介してサーボモータB(31)に駆動されるボールねじ軸B(32)と、基台1、または、固定ダイプレート2に固設されボールねじ軸B(31)を回転自在に軸方向を拘束して支える支え台34と、ボールねじ軸B(32)のボールねじ(32a)と螺合するボールねじナットB(33)と、ボールねじナットB(33)を取付け、反転台7に固設されたナット支持台35と、により構成されている。
回転ダイプレート9の回転手段16は、反転台7に取付けられた、図示しないサーボモータに駆動されるピニオン42と、ピニオン42と噛み合う回転ダイプレート9に一体に設けられた大歯車43と、回転ダイプレート9が固定ダイプレート2(または、可動ダイプレート3)と正対した位置と、その位置から180度回転した位置とで位置決めする位置決めピン44とで構成されている。
本発明では、ダイプレート同士の衝突を防止するには、可動ダイプレート3と固定ダイプレート2が一定距離離れたことを確認する確認手段(図示せず)を設けている。具体的には、可動ダイプレート3、又は、回転ダイプレート9が載った反転台7が停止するのに必要な距離を衝突防止距離とし、固定ダイプレート2と可動ダイプレート3と回転ダイプレート9のそれぞれの位置を図示せぬ検出手段により、位置センサ、タイマー、電動モータの回転数等で監視し、お互いの相対位置が衝突防止距離に入ったら自動的に近づく方を減速、あるいは停止させて可動ダイプレート3と回転ダイプレート9の開閉移動時の衝突防止をするようにしている。
油圧型締め手段は、固定ダイプレート2に内蔵する4個の油圧シリンダ2aとシリンダ2aのラム18bに結合され、可動ダイプレート3を突き通すように設けられた4個の先端にリング溝18a付きタイバー18と、可動ダイプレート3の外側に備えられタイバー18のリング溝18aと係合できる4組の割ナット17とで構成されていて、3組の固定ダイプレート2、可動ダイプレート3及び回転ダイプレート9を同時に型締めする油圧型締め手段である。
二材成形用射出成形装置10の成形工程について図4を参照しつつ説明する。先ず、二材成形用射出成形装置10は、油圧シリンダ2aによる型締後、図4中、工程(I)に示すように、回転側金型A(6A)と固定側金型4とで形成するキャビテイに射出ユニットA(11)から溶融樹脂を射出充填し、一次成形品51を成形する。同時に、回転側金型B(6B)に貼り付いている一次成形品51と可動側金型5とで形成するキャビテイに射出ユニットB(12)から溶融樹脂を射出充填し、二次成形品52を成形する。一次成形品51と二次成形品52の二材が重なった二層成形品53を成形する。
その後、この状態を一定時間保持して冷却し、二次成形品52が固化する時間を見計らって、図4中、工程(II)に示すように、先ず、可動ダイプレート3を型開移動し(二層成形品53は回転側金型B(6B)に残し)、次に、回転ダイプレート9を載せた反転台7を型開移動する。なお、このとき一次成形品(51)は回転側金型A(6A)に残す。
次に、図4中、工程(III)に示すように、各固定ダイプレート2、可動ダイプレート3及び回転ダイプレート9の間隔を充分に開き、回転側金型B(6B)に貼り付いている二層(二材)成形品53を機外に取り出し、その後、回転ダイプレート9を180度回転する。
この時点以降の可動ダイプレート3と回転ダイプレート9と固定ダイプレート2の型閉、成形工程は上記の成形工程の繰り返しとなる。
回転ダイプレート開閉手段15は小型低出力であって、重量が大きい回転ダイプレート9を急速に抑止する能力は無く、且つ可動ダイプレート3の移動ストロークは、機能上、回転ダイプレート9の移動ストロークより大きい為、可動ダイプレート開閉手段14の最大ストロークが、回転ダイプレート開閉手段15の最大ストロークよりも大きい。
この為、可動ダイプレート3側の二層成形品53が可動側金型5と回転側金型A(6A)又は回転側金型B(6B)に貼り付いて、図5に示すように、回転ダイプレート9が可動ダイプレート3と一緒に移動するようなことがあると、可動ダイプレート3の高速移動に連れて回転ダイプレート9も高速移動すると、回転ダイプレート開閉手段15のストローク端に激突し、回転ダイプレート開閉手段15が破損する虞がある。
また、可動ダイプレート3側の二層成形品53が固定側金型4か、可動側金型5か、回転側金型A(6A)、B(6B)の各金型へランダムに貼り付きが生じると、工程が乱れ、成形品の冷却、保持等の成形サイクルが不安定になり、成形不良が発生するケースも想定される。
そこで、本発明では、このようなケースを防止する手段として、離型工程で可動ダイプレート3が型開のため離れるときに、回転ダイプレート9(回転側金型6)と固定ダイプレート2(固定側金型4)が離れないように固着解放可能にロックするロッキング手段50を設けるようにしている(図6−1〜6−2参照)。また、回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)に金型保持手段としてアンダーカットピン58を備えるようにしている(図6−3参照)。
本実施形態では、ロッキング手段50により、回転側金型6A、6Bと固定側金型4、又は回転ダイプレート9と固定ダイプレート2とを互いに固着開放可能な着脱手段として機能している。
図6−1〜6−2は、回転側金型6と、固定側金型4と、ロッキング手段50と、アンダーカットピン58の構成と工程を示す模式図である。この模式図により構成部品と各工程順の要素部品の動きを説明する。
図6−1〜6−2において、固定ダイプレート2に取付けられた固定側金型4の側面に複数のロック用油圧シリンダ56が固設される。同油圧シリンダ56にロックピン57が内蔵されて、金型面に平行にロック駆動される。回転側金型A(6A)に固設された固定ピン55には、溝55aが形成されている。そして、型閉工程において、回転側金型A(6A)が固定側金型4に接近するとき、固定ピン55が固定側金型4のピン穴4bに嵌合し、回転側金型A(6A)と固定側金型4が当接したとき、油圧シリンダ56によりロックピン57が押出されて固定ピン55の溝55aに係合し、回転側金型A(6A)と固定側金型4がロックされる。なお、ロック用油圧シリンダ56に代えて、電動モータを採用することも可能である。
固定側金型4には複数の押出用油圧シリンダ4aが設けられている。この押出用油圧シリンダ4aは離型用押出ピン59を押出駆動する。また、回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)に設けられた複数の油圧シリンダ6aは一次成形品51、又は、ニ層成形品53が離型時に剥がれないように保持するアンダーカットピン58の駆動用であり、回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)の保持の必要がなくなったときは、回転側金型A(A)、又は、回転側金型B(6B)内に引き込むようにしている。なお、押出用油圧シリンダ4aに代えて、ボールねじ等の電動モータ駆動装置を採用することも可能である。
以上は、ロッキング手段50を固定側金型4に、固定ピン55を回転側金型A(6A)に夫々設けた場合を示したが、これらを逆に配置することも可能である。
次に、図6−1〜6−2を参照しつつ金型のロック、離型、回転側金型反転、成形品突き出し等の各工程を順次説明する。
この図6−1〜6−2においては、回転側金型A(6A)により形成されるキャビティ(A)に射出された樹脂の成形工程を示している。このキャビティ(A)の各成型工程と同時に行われる回転側金型B(6B)側のキャビティ(B)の各成形工程は「記号[]」内で示す。
(I)固定側金型ロック工程
この固定側金型ロック工程(I)では、回転側金型A(6A)と固定側金型4が型締めされ[同時に、可動側金型5と回転側金型B(6B)も型締めされる。]、一次射出により一次成形品51が成形され[同時に、キャビティ(B)側は二次射出により前に成形された一次成形品51に重ねて別の樹脂が射出され二層成形品53が成形され、冷却後、離型が始まる]、冷却、固化されつつある状態を示している。
このとき、回転側金型A(6A)は固定側金型にロックされ、可動側金型5は可動ダイプレート開閉手段14により先行して開に移行している。
(II)ロック解除工程
このロック解除工程(II)では、ロッキングピン57が引き戻されて固定ピン55の溝55aとの係合を解かれた状態となる[一方、キャビティ(B)側は型開する。]。
(III)離型工程
この離型工程(III)では、押出用油圧シリンダ4aにより離型用押出ピン59が回転側金型A(6A)を押し出す[キャビティ(B)側は型開する。]。
(IV)型開工程
この型開工程(IV)では、回転ダイプレート開閉手段1が回転側金型A(6A)を移動させ回転側金型A(6A)、B(6B)と回転ダイプレート9を設定された回転位置で停止させる。この間に、押出用油圧シリンダ4aが離型用押出ピン59を元に戻す[一方、キャビティ(B)側は型開後、成形品を取出す。]。
(V)反転工程
この反転工程(V)では、回転ダイプレート回転手段16により、回転ダイプレート9を180度回転する。ここで、回転側金型A(6A)は、可動側金型5に正対し、回転側金型B(6B)が固定側金型4に正対する。
(VI)型閉工程
この型閉工程(VI)では、回転ダイプレート開閉手段15と可動ダイプレート開閉手段14が共に型閉駆動し、回転側金型A(6A)は可動側金型5に型閉する[一方、回転側金型B(6B)は固定側金型(4)に型閉し、回転側金型B(6B)に備えた固定ピン55は固定側金型4に明けられたピン穴4Bに挿入される。]。回転側金型A(6A)の固定ピン55は可動側金型5に明けられたピン穴4bに挿入され、可動側金型5と回転側金型A(6A)の位置決めをする。
(VII)二次側射出工程
この二次側射出工程(VII)では、固定ダイプレート2に設けられた油圧シリンダ2aに油圧が掛けられ、タイバー18、タイバー18の複数のリング溝18a、割ナット17を経て)回転側金型A(6A)は可動側金型5に、回転側金型B(6B)は固定側金型4に同時に型締めされる。回転側金型A(6A)と可動側金型5によって形成されたキャビティ(A)に二次射出が行われ、冷却、保持、固化して二層成形品53が成形される[一方、回転側金型B(6B)と固定側金型4によって形成されたキャビティ(B)に一次射出が行われ一次成形品51が成形される]。
(VIII)アンダーカットピン引き戻し工程
このアンダーカットピン引き戻し工程(VIII)では、二層成形品53が冷却、固化した後、回転側金型A(6A)に設けられた複数の油圧シリンダ6aが作用してアンダーカットピン58が引き戻され、二層成型品53は離型容易となる[一方、回転側金型B(6B)は型締位置で固定側金型4とロックする。]。
(IX)型開工程
この型開工程(IX)では、型締めシリンダ2aの油圧が離型側に送られ、可動側金型5が離型し、続いて、可動ダイプレート開閉手段14により型開に移行する。このとき、二層成形品53はアンダーカットピン58の拘束を離れ、冷却により収縮するので、回転側金型A(6A)からは離れやすくなり、可動側金型5に残る。回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)は、回転側金型B(6B)と固定側金型4がロックしているので、固定金型4側に留まったままである。可動側金型5が設定距離離れたとき、回転側金型B(6B)と固定側金型4のロックを外し、回転側金型A(6A)、回転側金型B(6B)も型開する。
(X)成形品突き出し工程
この成形品突き出し工程(X)では、可動側金型5が充分に開いたとき、可動側金型5に設けられた押し出しシリンダ5aが押出しピン69を押出して二層成形品53を可動側金型5から突き出して外し、図示しない取り出し機が成形品53を機外に運び出す。この後、回転側金型B(6B)が回転側金型A(6A)に交代して工程(VI)の型閉の工程に戻り、同じ工程サイクルを繰り返す。
本実施形態によれば、可動ダイプレート3の可動側金型5と、固定ダイプレート2の固定側金型4と、両ダイプレート2、3の間に設置された回転ダイプレート9の両側面の回転側金型6A、6Bとを、回転ダイプレート9を180度回転しては型締めし、その度に形成された2つのキャビティに、それぞれ2組の射出ユニット11,12から異種の樹脂を射出することにより二層成形し、二材を一体成形して二層成型品53を形成する二材成形用射出成形装置において、回転側金型6A,6Bと固定側金型4、又は、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2を固定するロッキング手段である着脱手段を設けている。これにより、離型工程で可動ダイプレート3が回転ダイプレート9から離れるときに、回転側金型6A、6Bと固定側金型4、又は、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2が離れないようにすることができる。この結果、可動ダイプレート3が回転ダイプレート9から離れた後に、固定ダイプレート2から離型するべき回転ダイプレート9が可動ダイプレート3側の成形品の金型への貼り付きにより、可動ダイプレート3により引っ張られ、回転ダイプレート9が固定ダイプレート2側に留まることができずに可動ダイプレート3と共に移動を始めることを防止することができることとなる。
この結果、回転ダイプレート9用の型開閉用駆動手段である回転ダイプレート開閉手段15のストローク端に激突する虞が無く、駆動手段の破損を防止することとなる。また、二層成型品53の冷却、保持等の成形サイクルが安定し、不良成形品の発生を抑えることができる。
(第2の実施の形態)
この実施の形態の金型は、厚さの薄い成型品の圧縮成形用の金型であり、第1の実施の形態と同じような回転側金型と固定側金型とをロックするロッキング手段80を取付けたものである。図7は圧縮成形用金型を示す側面断面図、図8は図7の金型の圧縮成形の過程を示す部分側面断面図である。
これらの図面において、圧縮成形用金型70は、図示しない固定ダイプレート2に固設された取付板71と、取付板71に固定された中間板71aと、中間板71aに取り付けられた固定側金型72と、回転ダイプレート9に取り付けられた回転側金型73と、固定側金型72の周囲に設置され固定側金型72に摺動可能に外装しているシールドブロック75とにより構成されている。
取付板71に複数の油圧シリンダ71bが内蔵され、油圧シリンダ71bに内嵌する油圧ラム78は、ロッド74とシールドブロック75を介して、回転側金型73を射出圧縮成形品76の外周形状を変えずに、圧縮代cだけ突き出すことができる(寸開と称する)。この圧縮代cは電磁スケール82と位置検出電磁センサ81とで検出することができ、その検出値により油圧ラム78のストロークを制御することができる。
複数の係止ピン77はシールドブロック75にねじ止され、図8に示すように、この係止ピン77の頭の内側が中間板71aの穴71cの段71dに当たることにより圧縮成形時の圧縮代cを決める。
回転側金型73に複数固設された固定ピン85にはロックピン86と係合する係止溝85aが設けてある。ロックピン86はシールドブロック75に取付けられたロック用油圧シリンダ88と、同油圧シリンダ88に内装するラム87により駆動され、固定ピン85の係止溝85aに嵌入してシールドブロック75と回転側金型73をロックする(なお、回転側金型73は回転ダイプレート9の両側に対称に回転側金型A(73A)と同金型B(73B)とが取付けられるが両金型は同じ構成であるので図では金型(73)としている)。図7中、符号84はシールドブロック75の位置決めをする位置決めピンであり、複数の位置決めピン84が中間板71aに対称に取り付けられ、シールドブロック75の固定ピン85の嵌入孔75の延長部分に嵌め込まれている。
回転側金型73に摺動可能に設けられたアンダーカットピン83は、型開時に射出圧縮成形品76が必ず回転側金型73に残されるように係止する役割を有し、回転側金型73に備えられた油圧シリンダ73aにより往復(掛かり、外し)駆動される。
なお、以上に述べたこと以外は第1の実施の形態と同じであるので、他の構成と作用の説明は省略する。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態の回転側金型と固定側金型のロッキング手段を固定ダイプレートと回転ダイプレートに設置する構成であり、サイズが異なる成形品用の金型に取り替えてもそのまま使用できる効果がある。図9は第3の実施の形態に係わるロッキング装置の概略構成とロッキング工程を示す模式図である。
ロッキング手段60は、回転ダイプレート9の金型取付面に垂直に固設した溝67aを有するロッキングロッド67と、溝67aに係合してロッキングロッド67をロックするロックピン66と、固定ダイプレート2の金型取付面に取付けられロッキングロッド嵌合穴61bとロックピン66をガイドする横孔61cとを有するロッキング部材61と、ロッキング部材61に固設されたロックピン駆動油圧シリンダ65と、ロッキングロッド押出し軸63と、ロッキング部材61に内臓されロッキングロッド押出し軸63を駆動する油圧シリンダ61aとで構成されている。
回転ダイプレート9が固定ダイプレート2と型閉したとき、ロッキングロッド67がロッキング部材61のロッキングロッド嵌合穴61bに挿入し、ロックピン駆動油圧シリンダ65によりロックピン66がロッキングロッド67の溝67aに横方向から係合することにより、回転ダイプレート9と固定ダイプレート2を互いに固着する。可動ダイプレート3を離型し、型開移動し、可動側金型5が可動側を向いている回転側金型B(6B)から離れたことを確認した後、ロックピン駆動油圧シリンダ65を逆駆動してロックピン66とロッキングロッド67との係合を解き、押出し軸駆動用の油圧シリンダ61aによりロッキングロッド押出し軸63を押出して回転側金型A(6A)を離型する。
以上に述べたこと以外は第1の実施の形態と同じであるので、他の構成と作用の説明は省く。
以上のように、本発明に係る二材成形用射出成形装置は、可動ダイプレートが先に移動するとき、回転ダイプレートの連れ移動が無く、成形品の剥がれも無い型盤と金型構造を提供でき、二材成形用の射出成形に用いて適している。
本発明の第1の実施の形態に係わる二材成形用射出成形装置の平面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置の回転ダイプレートの回転動作を示す平面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置の側面図である。 図1の二材成形用射出成形装置の成形工程を示す平面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置の金型の挙動の正否を示す比較平面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置の金型のロッキング工程から二次側射出工程を示す側面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置の金型のロッキング工程から二次側射出工程を示す側面模式図である。 図1の二材成形用射出成形装置のアンダーカットピン引き戻し工程から成形品突き出し工程を示す側面模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる圧縮成形用金型を示す側面断面図である。 図7の金型の圧縮成形の過程を示す部分側面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係わるロッキング装置の概略構成とロッキング工程を示す模式図である。
符号の説明
2 固定ダイプレート
3 可動ダイプレート
4、72 固定側金型
4b ピン穴
5 可動側金型
6A 回転側金型A
6B 回転側金型B
7 反転台
9 回転ダイプレート
10 二材成形用射出成形装置
11 射出ユニットA
12 射出ユニットB
14 可動ダイプレート開閉手段
15 回転ダイプレート開閉手段
16 回転ダイプレート回転手段
50、60、80 ロッキング手段
51 一次成形品
52 二次成形品
53 二層成形品
55、85 固定ピン
55a、67a 溝
56、88 ロック用油圧シリンダ
57、66、86 ロックピン
58、83 アンダーカットピン
59 離型用押出ピン
61 ロッキング部材
61a、71b 油圧シリンダ
61b ロッキングロッド嵌合穴
63 ロッキングロッド押出し軸
65 ロックピン駆動用油圧シリンダ
67 ロッキングロッド
70 圧縮成形用金型
73 回転側金型
74 ロッド
75 シールドブロック
75a 嵌入穴
76 射出圧縮成形品
77 係止ピン
78 油圧ラム
85a 係止溝

Claims (15)

  1. 可動側金型と、
    可動側金型を取付けた可動ダイプレートと、
    固定側金型と、固定側金型を取付けた固定ダイプレートと、
    可動ダイプレートと固定ダイプレートの間に可動ダイプレートと同方向に移動可能に設置された反転台と、
    該反転台上で180度回転可能で両面に前記可動側金型と固定側金型とに嵌合してキャビティを形成する回転側金型と、該回転側金型を取付けた回転ダイプレートと、
    可動ダイプレートを型開閉する可動ダイプレート型開閉手段と、
    回転ダイプレートを型開閉する回転ダイプレート型開閉手段と、
    金型を閉した後で上記3組のダイプレートを同時に型締めする型締手段と、異なった樹脂材をそれぞれ可塑化して射出充填する2組の射出ユニットとを有する二材成形用射出成形装置において、
    回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートを互いに固着開放可能な着脱手段と、
    可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段とを設けてなり、
    金型内に樹脂を充填後の離型時に、回転側金型と固定側金型、又は、回転ダイプレートと固定ダイプレートを前記着脱手段により一時的に固着し、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認後、回転ダイプレートと固定ダイプレートの固着を開放するようにしたことを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  2. 請求項1に記載する二材成形用射出成形装置において、
    回転側金型と固定側金型を互いに固着する着脱手段は、
    一方の金型の金型合わせ面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、他方の金型に設けられたロッキングロッド嵌合穴と、該嵌合穴を有する方の金型の側面に固設されたロッキング駆動アクチュエータとからなるロッキング装置であり、
    回転側金型が固定側金型と型閉したとき、ロッキングロッドがロッキングロッド嵌合穴に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータが作動して駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させて両金型をロッキングすることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  3. 請求項1に記載する二材成形用射出成形装置において、
    金型がシールドブロックおよびシールドブロック駆動手段を備えた圧縮成形用金型であるとき、
    回転側金型と固定側金型を互いに固着する着脱手段は、
    一方の金型の金型合わせ面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、他方の金型の外周側のシールドブロックに設けられたロッキングロッド嵌合穴と、同シールドブロックの側面に固設されたロッキング駆動アクチュエータと、シールドブロックを所定位置から離れないように係止めする係止手段とからなるロッキング装置であり、
    回転側金型が固定側金型と型閉したとき、
    ロッキングロッドが前記ロッキングロッド嵌合穴に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータが作動して駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させて両金型をロックし、前記係止手段により型開移動をはじめた可動側金型に回転側金型が連れ移動することを防止することを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  4. 請求項1に記載する二材成形用射出成形装置において、
    回転ダイプレートと固定ダイプレートを互いに固着する着脱手段は、
    一方のダイプレートの金型取付面に垂直に固設した係り止め溝又は穴を有するロッキングロッドと、
    他方のダイプレートの金型取付面に取付けられたロッキングロッド嵌合穴を有するロッキング部材と、該ロッキング部材に固設されたロッキング駆動アクチュエータとからなるロッキング装置であり、
    回転ダイプレートが固定ダイプレートと型閉したとき、
    ロッキングロッドがロッキング部材に挿入し、ロッキング駆動アクチュエータの駆動ロッドの先端を前記ロッキングロッドの係り止め溝又は穴に横方向から係合させることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記ロッキング装置のロッキング駆動アクチュエータは電動モータであることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    ロッキング駆動アクチュエータは油圧シリンダであることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段は、可動ダイプレート離型の始点よりの時間を検出し設定された時間後に上記ロッキングを解く信号を送るタイマー、又は、固定ダイプレートに取付けられ可動ダイプレートの位置を検出する位置センサであることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  8. 請求項5に記載する二材成形用射出成形装置において、
    可動ダイプレートの開閉手段が電動モータ駆動であるとき、可動ダイプレートが一定距離離れたことを確認する確認手段は、可動ダイプレート駆動用電動モータの回転数を検出する回転数センサであることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    回転側金型を固定側金型から離型させるための離型手段を、金型内部に加設したことを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記離型手段が油圧シリンダにより駆動されることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記離型手段が電動モータにより駆動されることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  12. 請求項3、5〜11のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記離型手段を前記シールドブロック駆動手段にて兼用することを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか一つに記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記回転側金型内部に成形品を保持する成形品保持手段を持ち、金型離型時に成形品が必ず回転側金型に残るようにしたことを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  14. 請求項13に記載する二材成形用射出成形装置において、
    前記成形品保持手段は金型合わせ面に垂直に移動するように駆動されるアンダーカットピンであることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
  15. 請求項3に記載する二材成形用射出成形装置において、
    シールドブロックを所定位置から離れないように係止めする係止手段は、シールドブロックに螺合固定された係止ボルトと、前記係止ボルトが特定の小寸法移動可能な段付円筒穴を備えた金型中間板とよりなり、圧縮成形前の特定小寸法型開のときに前記係止めボルトの頭部の肩段が前記金型中間板の円筒穴の肩段に当接して樹脂成型品の圧縮代を決め、型開時にはシールドブロックと回転側金型の連れ移動を制限する係止手段となることを特徴とする二材成形用射出成形装置。
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