JP2009021470A - 回路基板 - Google Patents

回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2009021470A
JP2009021470A JP2007184071A JP2007184071A JP2009021470A JP 2009021470 A JP2009021470 A JP 2009021470A JP 2007184071 A JP2007184071 A JP 2007184071A JP 2007184071 A JP2007184071 A JP 2007184071A JP 2009021470 A JP2009021470 A JP 2009021470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layers
fibers
prepreg
circuit board
core layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007184071A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Kurashina
守 倉科
Daisuke Mizutani
大輔 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007184071A priority Critical patent/JP2009021470A/ja
Publication of JP2009021470A publication Critical patent/JP2009021470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】弾性率を保ちつつ、ねじれの発生を抑制でき、さらに、現状の基板製造時におけるスケーリング技術をそのまま適用して、容易に形成できる。
【解決手段】繊維11aに樹脂11bを含浸させたプリプレグ11が複数積層された中間層12が、中間層12のねじれ方向に配向させた繊維14aに樹脂14bを含浸させたプリプレグ14に挟持されて、中間層12の最上および最下に形成されたプリプレグ14と中間層12とに生じる応力を相殺するようにした。これにより、現状の基板製造時におけるスケーリング技術をそのまま適用し、かつ回路基板10に生じるねじれによる変形を大幅に抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は回路基板に関し、特に、プリプレグが複数積層して構成される回路基板に関する。
パッケージ基板、放熱部品、コネクタ、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)およびLSI(Large Scale Integrated circuit)などの実装部品を担持する基板として、絶縁樹脂で構成される回路基板が利用されている。回路基板に絶縁樹脂を利用することで、実装部品を電気的に接続する伝送線路(配線)や、層間を接続するビアやスルーホールなどの導体間ならびに実装部品の絶縁を行うことができる。
ところが、絶縁樹脂自体は、弾性率が低く、実装部品を支える構造用材料としては強度が不足しているため、弾性率の高いガラスファイバのような繊維で構成された織布に絶縁樹脂を含浸させることで高い耐久性を実現させたFRP(Fiber Reinforced Plastic)が一般的に利用されている。さらに、FRPを多層化する際に繊維方向を揃えることで、安定した基板特性を実現させることができる。
しかし、FRPでは、繊維の配向に依存して回路基板に強度の斑が生じる。このため、例えば、熱が印加されることにより発生した応力は、クロスで補強されていない方向、つまり回路基板の強度が弱い方向へ開放されて、回路基板にねじれによる変形が発生することにより、回路基板の信頼性を著しく低下させてしまう。
そこで、FRPの最大の特徴である高い弾性率を保ちつつ、繊維の配向に依存したねじれによる回路基板の変形を抑制させるために、回路基板の内層に繊維の配向方向が異なるFRPを交互に配置することなど(例えば、特許文献1,2参照)がこれまでに提案されてきた。
特許第3402392号公報 特許第3821467号公報
しかし、回路基板の内層に繊維の配向方向が異なるFRPを交互に配置することによって、ノウハウとして基板製造メーカで蓄積した高精度な位置合わせ(スケーリング)技術の適用が困難となってしまうため、上記従来技術は実用に至っていないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、弾性率を保ちつつ、ねじれの発生を抑制でき、さらに、現状の基板製造時におけるスケーリング技術をそのまま適用して、容易に形成できる回路基板を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すように、繊維11aに樹脂11bを含浸させたプリプレグ11が複数積層された中間層12と、中間層12のねじれ方向に配向させた繊維14aに樹脂14bを含浸させたプリプレグ14と、を有し、中間層12は、プリプレグ14に挟持されていることを特徴とする回路基板10が提供される。
このような回路基板によれば、繊維に樹脂を含浸させたプリプレグが複数積層された中間層が、中間層のねじれ方向に配向させた繊維に樹脂を含浸させたプリプレグに挟持されて、中間層の最上および最下に形成されたプリプレグと中間層とに生じる応力を相殺するようになる。
本発明では、繊維に樹脂を含浸させたプリプレグが複数積層された中間層が、中間層のねじれ方向に配向させた繊維に樹脂を含浸させたプリプレグに挟持されて、中間層の最上および最下に形成されたプリプレグと中間層とに生じる応力を相殺するようにした。これにより、現状の基板製造時におけるスケーリング技術をそのまま適用し、かつ回路基板に生じるねじれによる変形を大幅に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されない。
本実施の概要について図面を参照して説明し、その後に、本発明の概要に基づいた実施の形態について、同様に図面を参照して説明する。
では、本発明の概要について図1を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の概要図である。
回路基板10は、図1(A)に示すように、中間層12と、中間層12の最上および最下の表層に形成された一対のプリプレグ14とによって構成されている。なお、図1(A)では、便宜上、中間層12とプリプレグ14とを離して示しているが、実際に中間層12とプリプレグ14とを積層させた回路基板10の断面図は、図1(B)に示すとおり、中間層12の最上および最下の表層に一対のプリプレグ14が形成されている。
中間層12は、プリプレグ11を複数積層して構成させている。なお、プリプレグ11は、配向させた繊維11aを樹脂11bで含浸させており、このプリプレグ11の積層では、プリプレグ11同士の繊維11aが重なるようにしている。
このような構成である中間層12に対して応力が生じた場合、中間層12は繊維11aの配向方向に対して強度を有するため、応力は繊維11aが配向させていない箇所に集中してしまう。例えば、図1(A)では、中間層12は繊維11aの配向方向に対して強度を有するために、中間層12に生じた応力は図中の「ねじれ方向13」に集中して、中間層12にねじれが生じて、歪みの原因となってしまう。
一方、プリプレグ14は、プリプレグ11と同様に、配向させた繊維14aを樹脂14bで含浸させて構成させており、さらに、プリプレグ14の繊維14aはねじれ方向13と同方向に配向させている。ねじれ方向13と同方向に繊維14aを配向させると、中間層12の説明で触れたように、プリプレグ14に応力が生じると、プリプレグ14はねじれ方向13に沿った、繊維14aの配向方向に対して強度を有するようになり、そして、応力は繊維14aが配向させていない箇所に集中してしまう。すなわち、プリプレグ14に生じた応力は、中間層12の繊維11aの配向と同方向に集中し、プリプレグ14にねじれが生じてしまう。
したがって、中間層12の最上および最下の表層に、繊維14aが配向させたプリプレグ14をそれぞれ形成することによって、回路基板10のねじれを制御することができる。すなわち、中間層12の最上および最下の表層に、中間層12のねじれ方向13に沿って繊維14aが配向させたプリプレグ14をそれぞれ形成することによって、回路基板10上の実装部品の熱などにより、中間層12とプリプレグ14とに生じた応力を相殺させることができ、回路基板10へのねじれを抑制することができる。また、このような構成を得るために、中間層12はプリプレグ11を同方向に積層しただけであり、ねじれ方向13と同方向に配向させた繊維14aを備える一対のプリプレグ14を中間層12の表層に形成しただけであるため、現状の製造プロセスをそのまま利用でき、高精度な位置合わせも可能となる。
次に実施の形態について図2〜図5を用いて説明する。
本実施の形態では、本発明の概要に基づいた実施例1〜実施例3を例に挙げて説明する。なお、本実施の形態において用いられるプリプレグを、本発明の概要で触れたように、配向させた繊維に樹脂を含浸させて構成させているとする。
(実施例1)
実施例1では、直交する2方向に繊維を配向させたプリプレグを利用した場合を例に挙げて説明する。
図2は、本実施の形態における実施例1の斜視および断面模式図である。
回路基板20は、図2(A)に示すように、コア層21を中心として、コア層21の上下にビルドアップ層22,23、最表層24,25が順に形成された鏡面構造が構成されている。なお、図2(A)では、便宜上、コア層21、ビルドアップ層22,23および最表層24,25を離して示しているが、実際にコア層21、ビルドアップ層22,23および最表層24,25を積層させた回路基板20の断面図は、図2(B)に示すとおり、コア層21を中心として、コア層21の上下にビルドアップ層22,23および最表層24,25が順に形成されている。
コア層21はプリプレグ27で構成されていて、プリプレグ27は繊維27aに樹脂27bを含浸させて構成させている。このようなコア層21には、所望の回路配線などが形成される。なお、プリプレグ27の繊維27aはプリプレグ27の縦および横の各辺にそれぞれ平行な2方向に配向させている。また、繊維27aに適用される材料としては、ガラスクロス、アラミドまたは炭素繊維などが考えられる。
ビルドアップ層22,23は、コア層21の上下にそれぞれ形成されている。また、ビルドアップ層22,23はそれぞれ2層のプリプレグ27で構成されている。なお、プリプレグ27同士の繊維27aがそれぞれ重なるように、コア層21およびビルドアップ層22,23のプリプレグ27を積層している。
最表層24,25は、ビルドアップ層22,23の外側にそれぞれ形成されている。また、最表層24,25はプリプレグ26で構成されている。なお、プリプレグ26は、プリプレグ27と同様に、繊維26aに樹脂26bを含浸させて構成させており、さらに、プリプレグ26の繊維26aは、コア層21およびビルドアップ層22,23のねじれ方向、すなわち、プリプレグ26の繊維26aを45度回転させた方向に配向させている。
このように、繊維27aが各辺と平行に配向させたプリプレグ27から構成されるコア層21およびビルドアップ層22,23にて、コア層21の上下にビルドアップ層22,23を形成し、さらに、繊維27aに対して45度回転させた繊維26aを備えたプリプレグ26から構成される最表層24,25をそれぞれ形成することで、回路基板20上の実装部品の熱などにより、コア層21およびビルドアップ層22,23と、最表層24,25とに生じた応力を相殺させることができ、回路基板20へのねじれを抑制することができる。また、このような構成は、コア層21およびビルドアップ層22,23はプリプレグ27を同方向に積層させただけであり、そして、繊維27aに対して45度回転させた繊維26aを備える一対の最表層24,25をコア層21およびビルドアップ層22,23の表層に形成しただけであるため、現状の製造プロセスをそのまま利用でき、高精度な位置合わせも可能となる。
次に、実施例1を利用した回路基板の具体例について以下に説明する。
図3は、本実施の形態における実施例1を利用した回路基板の断面模式図である。
回路基板30は、コア層31を中心として、コア層31の上下にビルドアップ層32,33、最表層34,35が順に形成された鏡面構造が構成されている。さらに、最表層34,35には、ソルダーレジスト36,37が形成されて、回路基板30のショートを防ぎ、絶縁性が保たれて保護されている。
このような回路基板30は以下のような工程によって形成することができる。
まず、コア基板(横×縦×厚さ:510mm×340mm×400μm)として、日立化成製のMCL−E−679FGを用い、回路配線をエッチングにより形成して、その後に2層のコア基板を積層熱プレスして、コア層31を作製した。
次に、コア層31の上下両側に、2方向に繊維が配向させたプリプレグ(横×縦×厚さ:510mm×340mm×60μm)として日立化成製のGEA−679FGを積層プレスして、2層のビルドアップ層32,33をそれぞれ形成した。その後に、炭酸ガスレーザー加工により開口したブラインドビアホール(IVH:Inner Via Hole)にビアフィルによる銅めっきによりビア38aを形成した。
ビルドアップ層32,33を形成した後、さらに、最表層34,35としてGEA−679FGを、ビルドアップ層32,33のGEA−679FGに対して45度回転させて貼り合わせる。最表層34,35を貼り合わせた後、配線およびビア形成加工を行う。
配線およびビア形成加工後、ソルダーレジスト36,37として太陽インキ製のPSR−4000・AM01NBを塗布して、露光・現像・硬化させた。そして、ソルダーレジスト36,37の所定の位置に開口部を設け、スルーホールをドリル加工により形成し、無電解および電解めっきを施して、スルーホール面にスルービア38bを形成し、ソルダーレジスト36,37の表面のパターンと電気的な接続を形成する。そして、このようにして形成された回路基板30に対して、例えば、LSI回路30aなどを実装し、LSI回路30aに対して電源を供給できる。
以上、回路基板30は、コア層31とビルドアップ層32,33とを、配向させた繊維が重なるように積層させて、さらにビルドアップ層32,33の表面に、ビルドアップ層32,33と45度回転させて最表層34,35をそれぞれ形成することで、回路基板30上の実装部品の熱などにより、コア層31およびビルドアップ層32,33と、最表層34,35とに生じた応力を相殺させることができ、回路基板30へのねじれを抑制することができる。また、このような構成は、コア層31およびビルドアップ層32,33はプリプレグを同方向に積層させただけであり、そして、ビルドアップ層32,33に対して45度回転させた最表層34,35をコア層31およびビルドアップ層32,33の表層に形成しただけであるため、現状の製造プロセスをそのまま利用でき、高精度な位置合わせも可能となる。
(実施例2)
実施例2では、1方向に繊維を配向させたプリプレグを利用した場合を例に挙げて説明する。
図4は、本実施の形態における実施例2の斜視模式図である。
回路基板40は、コア層41を中心として、コア層41の上下にビルドアップ層42,43、最表層44,45が順に形成された鏡面構造が構成されている。なお、図4では、便宜上、コア層41、ビルドアップ層42,43および最表層44,45を離して示しているが、実際にコア層41、ビルドアップ層42,43および最表層44,45を積層させた回路基板40の断面図は、図2(B)に示したような、コア層41を中心とした鏡面構造が形成される。
コア層41はプリプレグ47で構成されていて、プリプレグ47は繊維47aに樹脂47bを含浸させて構成させている。このようなコア層41には、所望の回路配線などが形成される。なお、プリプレグ47の繊維47aはプリプレグ47の縦(または横)の辺にそれぞれ平行な1方向に配向させている。また、繊維47aに適用される材料としては、ガラスクロス、アラミドまたは炭素繊維などが考えられる。
ビルドアップ層42,43は、コア層41の上下にそれぞれ形成されている。また、ビルドアップ層42,43はそれぞれ2層のプリプレグ47で構成されている。なお、プリプレグ47同士の繊維47aがそれぞれ重なるように、コア層41およびビルドアップ層42,43のプリプレグ47を積層している。
最表層44,45は、ビルドアップ層42,43の外側にそれぞれ形成されている。また、最表層44,45はプリプレグ46で構成されている。なお、プリプレグ46は、プリプレグ47と同様に、繊維46aに樹脂46bを含浸させて構成させており、さらに、プリプレグ46の繊維46aは、コア層41およびビルドアップ層42,43のねじれ方向、すなわち、プリプレグ46の繊維46aを90度回転させた方向に配向させている。
このように、繊維47aが縦(または横)の辺と平行に配向させたプリプレグ47から構成されるコア層41およびビルドアップ層42,43にて、コア層41の上下にビルドアップ層42,43を形成し、さらに、繊維47aに対して90度回転させた繊維46aを備えたプリプレグ46から構成される最表層44,45をそれぞれ形成することで、回路基板40上の実装部品の熱などにより、コア層41およびビルドアップ層42,43と、最表層44,45とに生じた応力を相殺させることができ、回路基板40へのねじれを抑制することができる。また、このような構成は、コア層41およびビルドアップ層42,43はプリプレグ47を同方向に積層させただけであり、そして、繊維47aに対して90度回転させた繊維46aを備える一対の最表層44,45をコア層41およびビルドアップ層42,43の表層に形成しただけであるため、現状の製造プロセスをそのまま利用でき、高精度な位置合わせも可能となる。
(実施例3)
実施例3では、最表層が複数積層したプリプレグから構成される場合を例に挙げて説明する。
図5は、本実施の形態における実施例3の斜視模式図である。
回路基板50は、コア層51を中心として、コア層51の上下にビルドアップ層52,53、最表層54,55が順に形成された鏡面構造が構成されている。なお、図5では、便宜上、コア層51、ビルドアップ層52,53および最表層54,55を離して示しているが、実際にコア層51、ビルドアップ層52,53および最表層54,55を積層させた回路基板50の断面図は、図2(B)に示したような、コア層51を中心とした鏡面構造が形成される。また、図5に示す実施例3では、実施例1(図2)の2方向に配向させたプリプレグを利用した場合に適用させた例を挙げて説明するが、実施例2(図4)の1方向に配向させたプリプレグを利用した場合にも適用させると、同様の効果を得ることできる。
コア層51はプリプレグ57で構成されていて、プリプレグ57は繊維57aに樹脂57bを含浸させて構成させている。このようなコア層51には、所望の回路配線などが形成される。なお、プリプレグ57の繊維57aはプリプレグ57の縦および横の各辺にそれぞれ平行な2方向に配向させている。また、繊維57aに適用される材料としては、ガラスクロス、アラミドまたは炭素繊維などが考えられる。
ビルドアップ層52,53は、コア層51の上下にそれぞれ形成されている。また、ビルドアップ層52,53はそれぞれ2層のプリプレグ57で構成されている。なお、プリプレグ57同士の繊維57aがそれぞれ重なるように、コア層51およびビルドアップ層52,53のプリプレグ57を積層している。
最表層54,55は、ビルドアップ層52,53の外側にそれぞれ形成されている。また、最表層54,55は、実施例1,2と異なり、2層のプリプレグ56で構成されている。なお、プリプレグ56は、プリプレグ57と同様に、繊維56aに樹脂56bを含浸させて構成させており、さらに、プリプレグ56の繊維56aは、コア層51およびビルドアップ層52,53のねじれ方向、すなわち、プリプレグ57の繊維57aを45度回転させた方向に配向させている。また、最表層54,55は、プリプレグ56同士の繊維56aが重なるように、それぞれ積層している。
このように、繊維57aが各辺と平行に配向させたプリプレグ57から構成されるコア層51およびビルドアップ層52,53にて、コア層51の上下にビルドアップ層52,53を形成し、さらに、繊維57aに対して45度回転させた繊維56aを備えた複数のプリプレグ56から構成される最表層54,55をそれぞれ形成することで、実施例1および実施例2と同様に、回路基板50上の実装部品の熱などにより、コア層51およびビルドアップ層52,53と、最表層54,55とに生じた応力を相殺させることができ、回路基板50へのねじれを抑制することができる。さらに、実施例3では最表層54,55を複数のプリプレグ56から構成させているために、最表層54,55の繊維56aの配向方向への応力に対する強度が大きくなる。このため、コア層51およびビルドアップ層52,53に大きな応力が生じる場合、最表層54,55のプリプレグ56の積層数を増加させることで、互いの応力を相殺させることができる。また、このような構成は、コア層51およびビルドアップ層52,53はプリプレグ57を同方向に積層させただけであり、そして、繊維57aに対して45度回転させた繊維56aを備える一対の最表層54,55をコア層51およびビルドアップ層52,53の表層に形成しただけであるため、現状の製造プロセスをそのまま利用でき、高精度な位置合わせも可能となる。
本発明の概要図である。 本実施の形態における実施例1の斜視および断面模式図である。 本実施の形態における実施例1を利用した回路基板の断面模式図である。 本実施の形態における実施例2の斜視模式図である。 本実施の形態における実施例3の斜視模式図である。
符号の説明
10 回路基板
11,14 プリプレグ
11a,14a 繊維
11b,14b 樹脂
12 中間層
13 ねじれ方向

Claims (5)

  1. 第1の繊維に樹脂を含浸させた第1のプリプレグが複数積層された中間層と、
    前記中間層のねじれ方向に配向させた第2の繊維に樹脂を含浸させた第2のプリプレグと、を有し、前記中間層は、前記第2のプリプレグに挟持されていることを特徴とする回路基板。
  2. 前記第1のプリプレグが、互いに交わる2方向に配向した前記第1の繊維を備え、前記第2のプリプレグが、前記第1の繊維に対して45度回転し、かつ互いに交わる2方向に配向した前記第2の繊維を備えることを特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 前記第1のプリプレグが、1方向に配列した前記第1の繊維を備え、前記第2のプリプレグが、前記第1の繊維に対して直交した前記第2の繊維を備えることを特徴とする請求項1記載の回路基板。
  4. 前記繊維は、ガラスクロス、アラミドおよび炭素繊維であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回路基板。
  5. 前記第2のプリプレグを複数積層させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回路基板。
JP2007184071A 2007-07-13 2007-07-13 回路基板 Pending JP2009021470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184071A JP2009021470A (ja) 2007-07-13 2007-07-13 回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007184071A JP2009021470A (ja) 2007-07-13 2007-07-13 回路基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009021470A true JP2009021470A (ja) 2009-01-29

Family

ID=40360838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007184071A Pending JP2009021470A (ja) 2007-07-13 2007-07-13 回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009021470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086143A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 京セラサーキットソリューションズ株式会社 配線基板およびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206196A (ja) * 1989-01-11 1990-08-15 Trw Inc 多層プリント回路板
JPH03138137A (ja) * 1989-10-25 1991-06-12 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性積層板の製造方法及びプリント配線板
JPH0664095A (ja) * 1992-08-25 1994-03-08 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 積層板
JPH08321679A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Nec Corp 多層プリント配線板
JP2004289114A (ja) * 2003-03-03 2004-10-14 Fujitsu Ltd 実装基板及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206196A (ja) * 1989-01-11 1990-08-15 Trw Inc 多層プリント回路板
JPH03138137A (ja) * 1989-10-25 1991-06-12 Hitachi Chem Co Ltd 難燃性積層板の製造方法及びプリント配線板
JPH0664095A (ja) * 1992-08-25 1994-03-08 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 積層板
JPH08321679A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Nec Corp 多層プリント配線板
JP2004289114A (ja) * 2003-03-03 2004-10-14 Fujitsu Ltd 実装基板及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086143A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 京セラサーキットソリューションズ株式会社 配線基板およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4689375B2 (ja) 積層基板および該積層基板を有する電子機器
WO2010007704A1 (ja) フレックスリジッド配線板及び電子デバイス
WO2010013366A1 (ja) フレックスリジッド配線板及びその製造方法
JP2007149870A (ja) 回路基板及び回路基板の製造方法。
JP4536010B2 (ja) 二重織りガラスクロス、並びに該ガラスクロスを使用したプリプレグ及びプリント配線板用基板
US20140318834A1 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
JP2010034199A (ja) プリント配線板
JP2017017307A (ja) プリント回路基板及びプリント回路基板の製造方法
US20090098391A1 (en) Core member and method of producing the same
JP2018018936A (ja) 配線基板
JP4924871B2 (ja) 複合基板および配線板
US20110030207A1 (en) Multilayer printed wiring board and manufacturing method thereof
KR20100012814A (ko) 빌드업 기판
JP4954246B2 (ja) 銅張積層板及びその製造方法
KR20080045824A (ko) 인쇄 회로 기판을 위한 탄소 섬유 보강재
JP2009021470A (ja) 回路基板
JP6866229B2 (ja) リジッド・フレックス多層プリント配線板
JP2002208763A (ja) 回路基板とその製造方法
JP4961180B2 (ja) プリント配線板
WO2015041245A1 (ja) 配線基板
JP6256741B2 (ja) 半導体素子搭載用パッケージ基板
JP4892924B2 (ja) 多層プリント配線基板及びその製造方法
JP4276227B2 (ja) 多層プリント配線板
JP5318393B2 (ja) 半導体装置
JP5100429B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100416

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120104

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120522