JP4276227B2 - 多層プリント配線板 - Google Patents

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Description

本発明は、電気・電子機器に用いられる多層プリント配線板に関する。より詳細には、電気・電子機器の回路系に使用される多層プリント配線板であって、コア材と、これに積層されるビルドアップ層と、を含むビルドアップ多層プリント配線板に関する。
近年、電子・電気機器に用いられる電子・電気回路の高密度化に対応すべく、電子部品などを実装するためのプリント配線板として、複数の導体層を有する多層プリント配線板が多用されている。多層プリント配線板は、その多層化を実現するための工法の種類によって、大きく2つに分けられる。
その1つは、所定数の銅張積層板を、プリプレグを介して重ね合わせ、所定の加圧条件下で厚み方向にプレスすることにより、複数の層を一括的に一体化する工法を経て製造される多層プリント配線板である。以下、この工法を積層プレス工法と呼ぶ。積層プレス工法で用いられるプリプレグは、樹脂をガラスクロスに含浸させ、当該樹脂が半硬化状態、即ち、いわゆるB−ステージの状態で供給されるものであり、この工法においては、加熱により軟化して、銅張積層板間の接着シートとして機能する。銅張積層板は、一般に、プリプレグを数枚重ね合わせた基材の片方または両方の最外層表面に銅箔を配したものであって、片方または両方の銅箔に対するエッチングにより最外層表面に配線パターンを形成した後、上述の工法に供される。各々に所望の配線パターンが形成された複数の銅張積層板を、プリプレグを介して積層した後、この多層板の最外層表面の所定位置において多層板の厚み方向にドリルを用いて穴明けをし、穴明け箇所にビアを形成して各配線層の電気的接続を図ることにより、配線の多層化が実現される。
もう一方は、強度の比較的高いコア材上において、絶縁材料の積層と、当該絶縁材料層に対するビアの形成と、絶縁材料層の表面における配線パターンの形成とを、各層ごとに順次繰り返す工法を経て製造される多層プリント配線板である。以下、この工法をビルドアップ工法と呼ぶ。コア材としては、一般に、樹脂をガラスクロスに含浸させてなるプリプレグを複数枚積層して構成されたものが用いられる。コア材に対しては、予め、ドリルビアが形成されている。ビルドアップ層においては、各層ごとの所定位置に設けられるビアによって各配線層間の電気的接続が図られ、配線の多層化が実現されている。ビルドアップ工法においてビルドアップ層に形成され得るビアとしては、フォトビア、レーザビア、プラズマビアなどの微小なビアが知られており、これらは、ビアホール形成方法の相違に基づいて分類されている。そして、ビルドアップ工法における絶縁材料は、所望のビアホール形成方法に適したものが用いられる。
多層化工法の相違に基づき2種類に分類される多層プリント配線板のうち、積層プレス工法を経て製造される多層プリント配線板は、各銅張積層板および各プリプレグが硬質なガラスクロスを含んでいるため、一般に、配線板全体の弾性率は高いものとなっている。例えば下記の特許文献1〜4に開示されているように、銅張積層板またはプリプレグなどの多層化に係る部材をガラスクロスで補強する技術は広く知られるところである。しかしながら、この工法により得られる多層プリント配線板は、多層化に係る銅張積層板およびプリプレグが、ガラスクロスを含むことに起因して比較的分厚いため、配線板の薄型化を図るのに不利である。
また、単一配線層ひいては多層配線全体の高密度化を図るのにも不利である。硬質な銅張積層板およびプリプレグにおいては、各配線層間の電気的接続を図るためのビアは、ドリル穴明けと、これに続くメッキによるスルーホール加工を行うことによって形成されるところ、ドリル穴明けによる穴径が、通常0.3mm程度以上と大きくなってしまうためである。配線の高密度化のために穴径を小さくすると、ガラスクロスに起因するドリルの破損の頻度が高くなるという問題を生じてしまう。また、高多層化を図るべく銅張積層板の積層数を増加すると、高多層化された配線板の穴明けに耐え得る程度に、ドリルの径、従って形成される穴径を、更に大きくしなければならず、一層、配線の高密度化が阻害されることとなる。
一方、ビルドアップ工法による多層プリント配線板は、多層化に係るビルドアップ配線層にガラスクロスを有さずに構成することができるため、配線板の薄型化に有利である。また、フォトビア、レーザービア、プラズマビアなどの極微なビアにより各配線層間の接続がなされるため、単一配線層ひいては多層配線全体の高密度化を図るのにも有利である。このように、ビルドアップ工法による多層プリント配線板は、積層プレス工法によるそれと比較して、配線板の薄型化および配線構造の高密度化に適している。このため、ビルドアップ多層プリント配線板は、極めて高密度な配線構造が要求されるMCM(Multi Chip Module)基板などにも利用されている。
しかしながら、従来のビルドアップ多層プリント配線板では、コア材とビルドアップ層の間の熱膨張率の相違などに起因し、積層プレス工法により得られる多層プリント配線板と比較して、配線板製造時や電子部品などを搭載する際の半田リフロー時に生ずる配線板の反りが大きいという問題がある。反り量が大きいと、電気的に接続されるはずの電極パッド間においてバンプの未達部分ができてしまい、接続不良が生じるが、これを防ぐためには、例えば510×340mmの定尺サイズにおいて、配線板の反り量が1mm以内である必要がある。また、配線の積層数を増加するに従って、ビルドアップ層の体積比率が高くなり、配線板の反りの問題は、より深刻となる傾向にある。
また、近年においては、環境対応の観点から、鉛フリーの半田材料やプリント配線板におけるハロゲンフリーの難燃剤の使用が求められているところ、鉛フリーの半田材料により半田リフローを行うには、リフロー温度は従来と比較して高温でなければならない。具体的には、最低リフロー温度は、従来220℃程度であったのに対し、鉛フリーの半田材料では240℃程度の高温が要求される。ビルドアップ多層プリント配線板に対する、より高温での処理は、配線板の反りの程度を更に悪化させる原因となる。このため、ビルドアップ多層プリント配線板における半田リフロー時に生ずる反りを低減することは、以前にも増して重大な課題となっている。
ビルドアップ多層プリント配線板における反りの問題を低減する手段として、例えば特許文献5〜9には、剛質なガラスクロスを含むコア材として比較的厚いものを採用し、比較的厚いコア材に対しても、ドリルによる穴明けの穴径の増大を抑制する技術が開示されている。しかしながら、これらの技術によると、コア材の厚みが増す傾向にあり、配線板の薄型化の要求に応えることができない。
ビルドアップ多層プリント配線板における反りの問題を低減する別の手段として、例えば下記の特許文献10には、ビルドアップ型の多層プリント配線板において、絶縁層の一部にガラスクロスを含むプリプレグを用いる技術が開示されている。しかしながら、プリプレグを含むビルドアップ層を用いると、配線板の厚みが増す傾向にあり、やはり、配線板の薄型化の要求に充分に応えることができない。
ビルドアップ多層プリント配線板における反りの問題を低減する更に別の手段として、例えば下記の特許文献11は、コア材に含まれるガラスクロスのたて糸およびよこ糸の打ち込み数を調整すること、例えば下記の特許文献12は、絶縁材料に所定の無機フィラーを添加すること、例えば下記の特許文献13は、コア材に、捨て基板なる箇所を設けることを開示している。しかしながら、これらの技術は、配線板の反りを充分に低減しつつ、配線板の薄型化および配線の高密度化を充分に図ることができるものではなかった。
特開平4−309284号公報 特開平5−129779号公報 特開平7−314607号公報 特開平10−303556号公報 特開昭53−126164号公報 特開平5−140873号公報 特開平6−97670号公報 特開平7−297511号公報 特開2000−234239号公報 特開平11−233941号公報 特開平11−158752号公報 特開平11−273456号公報 特開2001−7453号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、電子部品を接合する際の、鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフロー、を経ることに起因する反りを解消ないし低減するのに適した、ビルドアップ多層プリント配線板を提供することを目的とする。より具体的には、コア材と絶縁材料の膨張係数のマッチングによって反りを低減するという技術的思想のみならず、絶縁材料に対してコア材を強固なものとして構成することで反りを抑止するという技術的思想を具現化することによって、多層プリント配線板の反り問題に適切に対処する手段を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面によると、ガラスフィラメントを束ねたガラス糸により織られたガラスクロス、及び、これに含浸された樹脂を含むコア材と、当該コア材の片面または両面に積層されるビルドアップ層と、を備え、鉛フリー半田材料を用いた半田リフローを経て電子部品と接合される多層プリント配線板が提供される。この多層プリント配線板では、半田リフロー時の鉛フリー半田材料の溶融温度において、コア材の弾性率は、ビルドアップ層を構成する絶縁材料の弾性率の100倍以上である。ここで、コア材の弾性率は曲げ弾性率をいい、絶縁材料の弾性率は引張り弾性率をいうものとする。
このような構成によると、鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローを経ることに起因する多層プリント配線板の反りを、解消ないし低減することができる。鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローにおいて実質的に最低温度である当該鉛フリー半田材料の溶融温度(例えば240℃)での弾性率について、多層プリント配線板のコア材と、当該コア材に積層されるビルドアップ層としての絶縁材料との差が大きく、コア材の曲げ弾性率が絶縁材料の引張り弾性率の100倍以上だからである。コア材の曲げ弾性率がビルドアップ絶縁材料の引張り弾性率の100倍以上であれば、コア材とビルドアップ層の熱膨張率が異なる場合であっても、絶縁材料の引張りに対してコア材が強固であり、コア材の曲げないし反りが充分に低減されるのである。
本発明者らは、ビルドアップ多層プリント配線板において鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフロー時に生じていた反り問題の解決を図るのに際して、コア材とこれに積層されるビルドアップ層との間の弾性率の差の程度に着目した。上述のように、積層プレス工法により製造される多層プリント配線板の半田リフロー時における配線板の反りが比較的小さいところ、従来、ビルドアップ多層プリント配線板において半田リフロー時の反りを低減するには、弾性率の高いビルドアップ層を積層することが好ましいと考えられてきた。これに対し、本発明者らは、コア材の弾性率が高く、これとは逆にビルドアップ層の絶縁材料の弾性率が低い場合に、多層プリント配線板における反りが低減する傾向にあることを見出した。具体的には、電子部品を接合する際の、鉛フリーの半田材料を使用して行う半田リフローのリフロー温度に着目し、鉛フリー半田材料の溶融温度(例えば240℃)において、コア材の曲げ弾性率が、ビルドアップ層の引張り弾性率の100倍以上である場合に、半田リフローによる電子部品接合後の多層プリント配線板の反りの低減が顕著であることを見出した。本発明は、このような知見に基づくものである。使用される鉛フリー半田材料の溶融温度は、当該鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローにおける最低リフロー温度であり、当該鉛フリー半田材料を使用する場合は、その溶融温度以上の温度で半田リフローが行われる。当該溶融温度におけるコア材とビルドアップ層の弾性率の差が100倍以上であれば、当該溶融温度以上の温度では両者の弾性率の差は更に大きくなるものと考えられる。
本発明の第1の側面において、好ましくは、鉛フリー半田材料の溶融温度において、コア材の弾性率は14〜25GPaであり、絶縁材料の弾性率は10〜140MPaである。
本発明の第1の側面に係る多層プリント配線板に用いられるコア材としては、ガラスフィラメントを束ねたガラス糸により織られたガラスクロスに樹脂を含浸させてなるプリプレグの片面または両面に銅箔を張り合わせた、いわゆる銅張積層板を用いることができる。
コア材中の樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、マレイミド樹脂、ビスマレイミド樹脂、シアネート樹脂などを用いることができる。コア材中のガラスクロスを構成するガラスとしは、E−ガラス、S−ガラス、Q−ガラスを用いることができる。ここで、E−ガラスは、主な無機成分として、アルミニウム、ケイ素、カルシウムを含む。S−ガラスは、主に、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素を含む。Q−ガラスは、主にケイ素を含む。本発明においては、スルーホール形成の際の加工性の観点から、E−ガラスを用いるのが特に好ましい。
好ましい実施の形態においては、コア材中におけるガラスクロスは、コア材の厚み方向において50〜100μmのピッチで複数枚設けられている。特に好ましくは、ガラスクロスは、そのようなピッチで2〜20層設けられている。ここで、ガラスクロスの積層状態について、ピッチとは、一のガラスクロスにおける厚み方向の中心と、隣接する別のガラスクロスにおける厚み方向の中心との最短距離をいうものとする。また、他の好ましい実施の形態においては、ガラスクロスは、コア材全体の45〜70%の体積を占める。これらのようなガラスクロスの配置態様または体積比率によって、コア材の高弾性率が担保されることとなる。
好ましくは、ガラスクロスのガラスフィラメントの直径は、3〜7μmであり、特に好ましくは、3〜5μmである。このような細いフィラメントによると、コア材中の樹脂とガラスクロスとの接触面積を拡大することが可能となり、従って、樹脂とガラスクロスとの密着性を向上することが可能となる。また、ガラスフィラメントの直径が5〜7μm程度の細さであると、コア材に対するビア形成の際の加工性が良好となるという利点を得ることもできる。好ましくは、ガラス糸は、平均400〜600本のガラスフィラメントの束である。また、好ましくは、ガラスクロスは、たて糸としてのガラス糸とよこ糸としてのガラス糸により織られ、当該たて糸およびよこ糸の25.4mm(1inch)あたりの打ち込み数は、各々、35〜60本の範囲である。これらの構成は、いずれも、ガラスクロスの補強材としての機能を担保するのに特に好ましい構成である。
本発明で用いられるビルドアップ層形成用の絶縁材料としては、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シアネート樹脂、マレイミド樹脂などを用いることができる。絶縁材料の形態としては、シート状、液状のいずれを用いてもよい。使用される鉛フリー半田材料の溶融温度におけるコア材の弾性率が絶縁材料の弾性率の100倍以上であれば、本発明は、その効果を奏することができるのであるが、ビルドアップ層形成用の絶縁材料として、このような熱硬化性樹脂材料を用いる場合には、コア材の弾性率は、絶縁材料の弾性率の2500倍以下という技術的制約を受ける。
本発明の第2の側面によると、別の多層プリント配線板が提供される。この多層プリント配線板は、コア材と、当該コア材の片面または両面に積層されるビルドアップ層と、を備え、コア材は、50〜100μmのピッチで配される2〜20層のガラスクロスと、これに含浸される樹脂とを含み、ガラスクロスは、平均400〜600本のガラスフィラメントを束ねた、たて糸としてのガラス糸およびよこ糸としてのガラス糸により織られ、当該たて糸およびよこ糸の25.4mmあたりの打ち込み数は、各々、35〜60本の範囲であることを特徴とする。
このような構成によると、多層プリント配線板の厚み方向へ変位する反りを解消ないし低減することができるとともに、配線板の薄型化および配線の高密度化の要求に応えることもできる。織り込み状態が密なガラスクロスが、従来よりも低ピッチで、コア材内に設けられているからであり、その結果、コア材の部材厚の上昇を回避することができ、よって比較的小径のドリルにより、コア材に対して、ビア形成用の穴明けを行うことができるからである。
好ましくは、ガラスフィラメントは、3〜7μmの直径を有する。また、好ましくは、ガラスクロスは、コア材全体の45〜70%の体積を占める。
本発明の第2の側面に係る多層プリント配線板に用いられる樹脂、ガラスクロス、及びビルドアップ層形成用の絶縁材料の種類としては、本発明の第1の側面に係る多層プリント配線板に関して上述したのと同様のものを使用することができる。
本発明の第1および第2の側面に係る多層プリント配線板において、好ましい実施の形態では、ビルドアップ層の積層数は、コア材の片面または両面において、片面あたり1〜10層である。また、別の好ましい実施の形態においては、ビルドアップ層は両面に設けられており、各面における積層数は同一である。そして、好ましくは、ビルドアップ層は、一層あたり20〜60μmの厚みを有する。
第1および第2の側面の多層プリント配線板において、好ましくは、コア材は、更に、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムからなる群より選択される金属水酸化物フィラーを含む。特に好ましくは、金属水酸化物フィラーの粒径は、0.05〜15μmの範囲である。金属水酸化物フィラーを含む構成により、コア材の難燃性を担保することができる。また、金属酸化物フィラーの存在は、コア材の弾性率の向上にも寄与する。
本発明の第3の側面によると、上述のいずれかの構成を備える多層プリント配線板を製造するための方法が提供される。
本発明の第3の側面の好ましい実施の形態では、コア材またはビルドアップ層の表面に形成された回路配線面にビルドアップ層形成用の絶縁材料シートを重ね、当該絶縁材料シートを回路配線面に対して押圧して密着させる工程を含むこと特徴とする。
他の好のましい実施の形態では、コア材またはビルドアップ層の表面に形成された回路配線面にビルドアップ層形成用の絶縁材料シートを重ね、当該絶縁材料シートを加熱により軟化させ、絶縁材料シート自身の重量を利用して回路配線面に対して密着させる工程を含むことを特徴とする。
他の好ましい実施の形態では、コア材またはビルドアップ層の表面に形成された回路配線面にビルドアップ層形成用の絶縁材料シートを重ね、当該絶縁材料シートを回路配線面に対して密着させた後、当該絶縁材料シートを平坦化研磨する工程を含むことを特徴とする、多層プリント配線板の製造方法。
図1は、本発明に係る多層プリント配線板1の断面図である。多層プリント配線板1は、鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローにより電子部品(図示略)が実装ないし接合されるものであり、コア材10と、ビルドアップ層20,30,40,50を含む。コア材10は、第1の面10A、及び、これに対向する第2の面10Bを有し、これらの上には、各々、内層配線10aおよび内層配線10bがパターン形成されている。第1の面10A側には、ビルドアップ層20,40が積層されており、第2の面10B側には、ビルドアップ層30,50が積層されている。これらビルドアップ層20,30,40,50は絶縁材料よりなる。また、ビルドアップ層20,30,40,50の配線面20A,30A,40A,50Aには、ビルドアップ配線20a,30a,40a,50aが所定のパターンで設けられている。
コア材10においては、第1の面10Aに設けられた内層配線10aと第2の面10Bに設けられた内層配線10bとの間がビアホール11に形成されたビア12を介して電気的に接続されている。内層配線10aとビルドアップ配線20aは、ビルドアップ層20のビアホール21a,21bに形成されたビア22a,22bを介して電気的に接続されている。同様に、ビルドアップ配線20aとビルドアップ配線40aは、ビルドアップ層40のビアホール41a,41bに形成されたビア42a,42bを介して導通されている。一方、内層配線10bとビルドアップ配線30aは、ビルドアップ層30のビアホール31に形成されたビア32を介して導通されている。同様に、ビルドアップ配線30aとビルドアップ配線50aは、ビルドアップ層50のビアホール51に形成されたビア52を介して導通されている。また、内層配線10bとビルドアップ配線50aは、ビルドアップ層30およびビルドアップ層50にわたって穴明けされたビアホール61に形成されたビア62を介して導通されている。
本実施形態では、電子部品接合の際の半田リフロー時の鉛フリー半田材料の溶融温度(例えば240℃)において、コア材10の弾性率(曲げ弾性率)は、各ビルドアップ層20,30,40,50を構成する絶縁材料の弾性率(引張り弾性率)の100倍以上に設定される。例えば、使用される鉛フリー半田材料の溶融温度において、コア材10の弾性率は14〜25GPaであり、各ビルドアップ層20,30,40,50の絶縁材料の弾性率は10〜140MPaである。
図2から図5は、図1に示す多層プリント配線板1の製造工程を表す。多層プリント配線板1の製造においては、まず、図2(a)〜(d)に示すように、コア材10が作製される。本実施形態では、図2(a)に示すように、樹脂13をガラスクロス14に含浸させた後、当該樹脂をB−ステージの状態とした、厚さ50〜100μmのプリプレグ10’を5枚用意する。本実施形態のガラスクロス14は、直径3〜9μmのガラスフィラメントを平均400〜600本束ねてなるガラス糸を用いて平織したもので、たて糸およびよこ糸の25.4mmあたりの打ち込み数は、各々35〜60の範囲である。次に、図2(b)に示すように、これらプリプレグ10’を重ね合わせ、120〜220℃の温度で20〜60分間プレスして、図2(c)に示すように一体化させる。そして、図2(d)に示すように、一体化プリプレグ10’の両面に厚さ9〜18μmの銅箔10a′,10b′を張り合わせることにより、未加工状態のコア材10が作製される。ただし、本発明のコア材10は、このような形態に限らず、所望の弾性率を達成できるものであれば、プリプレグ10’の枚数を増減してもよいし、異なる形態のプリプレグを用いてもよい。なお、簡潔化の観点から、図2以外においては、コア材10内のガラスクロス14の描写を省略する。
次に、図3(a)〜(d)に示すように、コア材10に対して内層回路が形成される。内層回路の形成においては、まず、図3(a)に示す未加工状態のコア材10に対して、図3(b)に示すように、ドリルなどによりビアホール11を形成する。次いで、図3(c)に示したように無電解めっきなどによりビアホール11の内面にビア12を形成した後、図3(d)に示したようにエッチング処理により内層配線10a,10bをパターン形成する。
次に、図4(a)〜(d)に示すように、コア材10に対してビルドアップ層20,30を積層する。ビルドアップ層20,30の積層形成に際しては、まず、図4(a)に示すように、コア材10の第1の表面10Aおよび第2の表面10Bに形成された内層配線10a,10bを覆うように、コア材10に対してビルドアップ層形成用の絶縁材料シート20’,30’を重ね、当該絶縁材料シート20’,30’をコア材10の第1の面10Aおよび第2の面10Bに対して100〜200℃の温度環境下で押圧して密着させる。ただし、絶縁材料シート20’,30’を加熱により軟化させ、絶縁材料シート20’,30’自身の重量を利用して第1の面10Aおよび第2の面10Bに対して密着させてもよい。また、液状の絶縁材料を第1の面10Aおよび第2の面10B上でロールコート又はスクリーン印刷した後、これを加熱硬化させることによって、ビルドアップ層20,30を積層形成してもよい。このようにしてコア材10に積層されたビルドアップ層20,30の配線面を、次に行う配線形成の前に平坦化研磨する。
次に、図4(b)に示すように、レーザやプラズマなどにより、ビルドアップ層20,30の所定の箇所にビアホール21a,21b,31を形成する。ただし、ビルドアップ層形成用の絶縁材料20’,30’として感光性樹脂を用いた場合には、フォトビアを形成することもできる。そして、図4(c)に示すように、ビルドアップ層20,30の表面、及び、ビアホール21a,21b,31の表面に対してメッキや蒸着などにより、導体層20a’,30a’、及び、ビア22a,22b,32を形成する。次に、図4(d)に示すように、導体層20a’,30a’をエッチングして、ビルドアップ配線20a,30aをパターン形成する。ビルドアップ配線20a,30aのパターン形成に際しては、パネルメッキ法、セミアディティブ法、フルアディティブ法を採用することができる。このようにして、コア材10の内層配線10a,10bとビルドアップ配線20a,30aとの間が、ビア22a,22b,32を介して電気的に接続される。
次に、図5(a)に示すように、絶縁材料シート40’,50’をビルドアップ層20,30に対して積層し、ビルドアップ層40,50を形成する。具体的な工法は、ビルドアップ層20,30の積層に関して上述したのと同様である。次に、図5(b)に示すように、ビルドアップ層40,50の所定の箇所にビアホール41a,41b,51を形成する。また、このとき、ビルドアップ層50およびビルドアップ層30にわたってビアホール61を形成する。ただし、ビルドアップ層形成用の絶縁材料30’,40’,50’として感光性樹脂を用いた場合には、フォトビアを形成することもできる。そして、図5(c)に示すように、ビルドアップ層40,50の表面、及び、ビアホール41a,41b,51,61に対してメッキや蒸着などにより導体層40a’,50a’、及び、ビア42a,42b,52,62を形成する。次に、図5(d)に示すように、ビルドアップ配線20a,30aに関して説明したのと同様に、ビルドアップ配線40a,50aをパターン形成する。このようにして、ビルドアップ配線20a,30bと、ビルドアップ配線40a,50aとの間がビア42a,42b,52を介して電気的に接続されるとともに、内層配線10bとビルドアップ配線50aとがビア62を介して電気的に接続される。
以上のようにして製造することのできる多層プリント配線板1に対しては、鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローにより、最外層のビルドアップ層30,50上に所望の電子部品が実装ないし接合されることとなる。
多層プリント配線板1においては、電子部品を接合するうえで行われる半田リフローを経ることに起因する、多層プリント配線板1の厚み方向へ変位する反りを、解消ないし低減することができる。鉛フリー半田材料を使用して行う半田リフローにおいて実質的に最低温度である当該鉛フリー半田材料の溶融温度(例えば240℃)での弾性率について、多層プリント配線板1のコア材10と、当該コア材10に積層形成されるビルドアップ層20,30,40,50を構成する絶縁材料との差異が大きく、コア材10の曲げ弾性率が当該絶縁材料の引張り弾性率の100倍以上に設定されているからである。コア材10の曲げ弾性率がビルドアップ絶縁材料の引張り弾性率の100倍以上であれば、ビルドアップ絶縁材料の引張りに対してコア材10が強固であり、コア材10の曲げないし反りが充分に低減されるのである。
次に、本発明の実施例を比較例とともに説明する。
〔実施例1〕
<弾性率測定>
平均粒径3.8μmの水酸化アルミニウムが分散するエポキシ樹脂をフィラメント径5μmのガラスクロス(E−ガラス)に含浸させて構成したプリプレグの両面に、厚さ18μmの銅を張り合わせてなる、厚さ0.4mmでワークサイズ340×510mmのコア材であって、全体に対するガラスクロスの体積比率を50%としたコア材(商品名:H−32、昭和電工製)を用意した。また、ビルドアップ用絶縁材料として、エポキシ系樹脂よりなる厚さ50μmの樹脂シート材(商品名:ABF−SH、味の素製)を用意した。弾性率測定装置(商品名:UCT−30T、オリエンテック社製)により、3点曲げ様式でコア材について曲げ弾性率を測定したところ、240℃における曲げ弾性率は16GPaであった。測定条件は、クロスヘッド速度を1.0mm/分とし、測定試料数を3とし、板厚0.8mm、支点間距離22mmで測定した。一方、別の弾性率測定装置(商品名:テンシロンVCT−5T、オリエンテック社製)により、クロスヘッド移動量法で樹脂シートについて引張り弾性率を測定したところ、240℃における引張り弾性率は55MPaであった。測定条件は、引張り速度を5mm/分とし、測定試料数を3とし、膜厚50μm、掴み具間距離45mmで測定した。測定結果を表1に掲げる。同様に、以下の弾性率測定の結果も表1に掲げる。なお、以下の実施例および比較例における弾性率測定の条件は、本実施例と同一である。
<ビルドアップ>
コア材の所定箇所に直径0.25mmのドリルでスルーホールを形成するとともに、両面の銅箔に対するエッチングによりコア材上に内層回路を形成した。両面の内層回路上に、各々、上記樹脂シート材を重ね、130℃に保持したまま当該樹脂シート材を回路配線面に対して垂直に加圧することによりビルドアップ層を圧着させた。樹脂シート材の硬化を促進させるため、180℃で60分の熱処理を行った。同様にして、更に、両面ともに2層ずつの絶縁材料を積層した。
<反り量の測定>
このようにして作製した両面ビルドアップ多層プリント配線板について、接触型3次元測定機RV304(ミツトヨ製)により、測定範囲を300×450mmとして、定盤上で凹面を上にして載置し、定盤と配線板との間に生ずる最大隙間を反り量として測定したところ、0.485mmであった。また、温度環境240〜250℃でのリフロー炉に、一回につき1分間、10回通した後に、多層プリント配線板に生じていた反り量は、0.615mmであった。測定結果を表1に掲げる。同様に、以下の反り量の測定の結果も表1に掲げる。なお、以下の実施例および比較例における反り量の測定における条件は、本実施例と同一である。
〔比較例1〕
<弾性率測定>
エポキシ樹脂をフィラメント径5μmのガラスクロスに含浸させて構成されたプリプレグの両面に、厚さ18μmの銅を張り合わせてなる、厚さ0.4mmでワークサイズ340×510mmのコア材であって、全体に対するガラスクロスの体積比率を40%としたコア材(商品名:CS−3355(FR−4)、利昌工業製)を用意した。このコア材の240℃における弾性率を測定したところ、その値は4GPaであった。
<反り量の測定>
このコア材と実施例1で用いた樹脂シートを用いて、実施例1と同様の工法により、コア材の両面に片面あたり3層のビルドアップ層を設けたビルドアップ多層プリント配線板を作製した。この配線板について、実施例1と同様の方法で反り量を測定したところ、2.730mmであった。リフロー炉に10回通した後の反り量は、4.755mmであった。
〔実施例2〕
<弾性率測定>
平均粒径3μmの水酸化マグネシウムフィラーと平均粒径4μmのシリカフィラーとが分散するエポキシ樹脂をフィラメント径7μmのガラスクロスに含浸させて構成されたプリプレグの両面に、厚さ18μmの銅を張り合わせてなる、厚さ0.4mmでワークサイズ340×510mmのコア材であって、全体に対するガラスクロスの体積比率を45%としたコア材を用意した。また、ビルドアップ用絶縁材料として、ポリイミド系樹脂よりなる厚さ30μmの樹脂シート材を用意した。コア材の240℃における曲げ弾性率は14GPaであり、樹脂シートの240℃における引張り弾性率は80MPaであった。
<ビルドアップ>
コア材の所定箇所に直径0.25μmのドリルでスルーホールを形成するとともに、両面の銅箔に対するエッチングによりコア材上に内層回路を形成した。両面の内層回路上に、各々、上記樹脂シート材を重ね、170℃に保持したまま当該樹脂シート材を回路配線面に対して垂直に加圧することによりビルドアップ層を圧着させた。樹脂シート材の硬化を促進させるため、210℃で1時間の熱処理を行った。同様にして、更に、両面ともに2層ずつの絶縁材料を積層した。
<反り量の測定>
このようにして作製した両面ビルドアップ多層プリント配線板を、実施例1に関して説明したのと同様の方法で、反り量としての最大隙間を測定したところ、0.335mmであった。また、実施例1と同一の条件のリフロー炉に10回通した後に多層プリント配線板に生じていた反り量は、0.550mmであった。
〔実施例3〕
<弾性率測定>
エポキシ樹脂を、径5μmのガラスフィラメント(E−ガラス)を平均400本束ねたガラス糸により織られたガラスクロス(MIL規格:たて糸ECD450-1/2、よこ糸ECD450-1/2、打ち込み数40×39本/インチ)に含浸させて構成した、厚さ0.1mmのプリプレグを5層積層し、両面に厚さ18μmの銅箔を張り合わせてなる、厚さ0.5mmでワークサイズ340×510mmのコア材(商品名:CS−3665S、利昌工業製)を用意した。また、ビルドアップ用絶縁材料として、エポキシ系樹脂よりなる厚さ50μmのエポキシシート材(商品名:ABF−H、味の素製)を用意した。コア材の240℃における曲げ弾性率は17GPaであり、エポキシシート材の240℃における引張り弾性率は35MPaであった。
<ビルドアップ>
コア材の所定箇所に直径0.3mmのドリルでスルーホールを形成するとともに、両面の銅箔に対するエッチングによりコア材上に内層回路を形成した。両面の内層回路上に、各々、エポキシシート材を重ね、130℃に保持したままエポキシシート材を回路配線面に対して、30秒間、垂直に加圧することによりビルドアップ層を圧着させた。樹脂シート材の硬化を促進させるため、170℃で90分の熱処理を行った。
<反り量の測定>
このようにして作製した両面ビルドアップ多層プリント配線板について、反り量としての最大隙間を測定したところ、0.42mmであった。また、温度環境240〜250℃での実施例1と同様の条件でリフロー炉に10回通した後に多層プリント配線板に生じていた反り量は、0.56mmであった。
〔実施例4〜12〕
実施例3と同様の方法により、片面あたりの積層数2〜10の両面ビルドアップ多層プリント配線板を作製した。そして、これらについて実施例3と同様に、10回のリフロー処理前における反り量としての最大隙間と、リフロー処理後の最大隙間を測定した。積層数2〜10に対応して実施例4〜12とし、その結果を表1に示す。
〔比較例2〕
径7μmのガラスフィラメント(E−ガラス)を平均200本束ねたガラス糸により織られたガラスクロス0.1mm間隔で5層積層され、両表面に厚さ18μmの銅箔を張り合わされた、厚さ0.5mmでワークサイズ340×510mmのFR−4基板を用意した。また、ビルドアップ用絶縁材料としては、実施例3と同様の、エポキシ系樹脂よりなる厚さ50μmのエポキシシート材(商品名:ABF−H、味の素製)を用意した。コア基板の240℃における曲げ弾性率は3.2GPaであった。ビルドアップ前のBTコア基板の反り量としての最大隙間は、0.65mmであった。また、実施例3と同様に、両面にビルドアップ層を各1層積層した配線板の反り量は1.48mmであった。
〔比較例3,4〕
比較例2と同様の方法により、片面あたりの積層数2および3の両面ビルドアップ多層プリント配線板を作製した。そして、これらについて比較例2と同様に、10回のリフロー処理前における反り量としての最大隙間と、リフロー処理後の最大隙間を測定した。積層数2および3に対応して実施例3および4とし、その結果を表1に示す。
〔実施例13〕
実施例3と同様にして、コア材を作製した。当該コア材を2枚重ね合わせ、これに対して径0.25mmのドリルで穴明けした。ドリル回転数を100,000rpmとし、送り速度を25μm/回転とした。その結果、穴位置精度は、ドリル進入側ばらつきは平均6.6μmで、抜け側ばらつきは平均9.6μmであり、充分な位置精度であることを確認した。また、2000穴の穴加工を行ったが、ドリルの破損は見られなかった。
Figure 0004276227
〔評価〕
表1に示したように、本発明の多層プリント配線板では、コア材の弾性率を絶縁材料の弾性率の100倍以上に構成することによって、ビルドアップ層を多層にした場合においても、製造時およびリフロー時における反り量を低減できる。また、ガラスクロスを低ピッチで設けたコア材を用いれば、多層プリント配線板全体における薄型化を達成することができるとともに、当該コア材に対して微小なスルーホールを形成することができるので、配線密度の高い多層プリント配線板を製造することができる。
本発明に係る多層プリント配線板の断面図である。 図1に示す多層プリント配線板の製造工程を説明するための断面図である。 図1に示す多層プリント配線板の製造工程を説明するための断面図である。 図1に示す多層プリント配線板の製造工程を説明するための断面図である。 図1に示す多層プリント配線板の製造工程を説明するための断面図である。
符号の説明
1 多層プリント配線板
10 コア材
10a,10b 内層配線
13 樹脂
14 ガラスクロス
20,30,40,50 ビルドアップ層
ビルドアップ配線 20a,30a,40a,50a
11,21a,21b,31,41a,41b,51,61 ビアホール
12,22a,22b,32,42a,42b,52,62 ビア

Claims (2)

  1. E−ガラスよりなるガラスフィラメントを束ねたガラス糸により織られたガラスクロス、及び、当該ガラスクロスに含浸された樹脂を含むコア材と、当該コア材の片面または両面に積層されるビルドアップ層とを備え、鉛フリー半田材料を用いた半田リフローを経て電子部品と接合される多層プリント配線板であって、
    前記半田リフロー時の前記鉛フリー半田材料の溶融温度において、前記コア材の弾性率は、前記ビルドアップ層を構成する絶縁材料の弾性率の100倍以上であり、
    前記コア材には貫通孔が形成されている、多層プリント配線板。
  2. 前記鉛フリー半田材料の溶融温度において、前記コア材の弾性率は14〜25GPaであり、前記絶縁材料の弾性率は10〜140MPaである、請求項1に記載の多層プリント配線板。
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