JP2007317943A - 基板および半導体装置 - Google Patents

基板および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007317943A
JP2007317943A JP2006146974A JP2006146974A JP2007317943A JP 2007317943 A JP2007317943 A JP 2007317943A JP 2006146974 A JP2006146974 A JP 2006146974A JP 2006146974 A JP2006146974 A JP 2006146974A JP 2007317943 A JP2007317943 A JP 2007317943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
layer
signal line
expansion coefficient
linear expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006146974A
Other languages
English (en)
Inventor
Teppei Ito
哲平 伊藤
Hitoshi Kawaguchi
均 川口
Hiroyuki Tanaka
宏之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2006146974A priority Critical patent/JP2007317943A/ja
Publication of JP2007317943A publication Critical patent/JP2007317943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/32221Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/32225Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract


【課題】反りの発生を低減できる基板、この基板を用いた半導体装置を提供すること。
【解決手段】基板3は、樹脂を含有する絶縁層と導体配線層312とが交互に積層され、各導体配線層312が絶縁層のビアホールに形成された導体層で接続されてなるビルドアップ層を有する。導体配線層312のうち基板最表面側に配置される導体配線層312Dは、信号線配置エリアAに形成され、所定の方向に延在する複数本の信号線312D1を有する。信号線312D1が配置された信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-x、略直交方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下である。
線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
【選択図】図2

Description

本発明は、基板および半導体装置に関する。
従来、基板上に半導体素子(半導体チップ)を実装した半導体装置が使用されている。
このような半導体装置に使用される基板としては、コア層と、ビルドアップ層とを有するものが使用されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−191243号公報
このような従来の基板に熱が加わると、基板に反りが生じることがある。基板に反りが生じると、半導体素子との接続信頼性が低下する場合がある。
本発明の目的は、反りの発生を低減できる基板、この基板を用いた半導体装置を提供することである。
本発明者らが、検討した結果、基板の反りの原因として、以下のことを推測した。
基板のビルドアップ層の導体配線層のうち、基板最表面側の導体配線層は、複数の信号線を有する。
本発明者らが検討した結果、前記複数の信号線が配置された信号線配置エリアでは、信号線と平行方向の線膨張係数は比較的小さな値となり、信号線と直交する方向の線膨張係数は比較的大きな値となることがわかった。
信号線平行方向においては、信号線が連続的に延びており、信号線が下層の絶縁層を強く拘束していると考えられる。そのため、信号線と平行方向の線膨張係数は比較的小さな値となると推測される。
一方、信号線直交方向においては、信号線が所定の間隔をあけて不連続に配置されている状態となるので、信号線は下層の絶縁層を強く拘束することができないと考えられる。そのため、信号線と直交する方向の線膨張係数は比較的大きな値となると推測される。
この信号線配置エリアにおける信号線と平行方向の線膨張係数と、信号線直交方向の線膨張係数との違いが基板の反りに大きな影響を与えていると考えられ、半導体素子との接続信頼性に影響を及ぼしていると推測した。
本発明によれば、樹脂を含有する絶縁層と導体配線層とが交互に積層され、前記各導体配線層が前記絶縁層のビアホールに形成された導体層で接続されてなるビルドアップ層を有する基板であって、前記導体配線層のうち基板最表面側に形成される導体配線層は、互いに略平行に延在する複数の信号線を有し、前記複数の信号線が配置された信号線配置エリアの前記信号線と略平行方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-x、前記信号線と略直交方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下である基板。
線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
ここで、信号線配置エリアとは、互いに略平行に延びる信号線が複数配置されている領域である。信号線が配置されているエリアが複数ある場合には、少なくともひとつの信号線配置エリアでの線膨張係数の信号線方向依存率が25以下であればよい。
さらには、信号線配置エリアは、信号線が5本以上略平行に配置されているエリアであることが好ましい。
この発明によれば、線膨張係数の信号線方向依存率が25以下であるため、信号線配置エリアにおける信号線平行方向の線膨張係数と、信号線直交方向の線膨張係数との差を低減することができ、基板の反りを低減させることができる。
ここで、αsig-yは、2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下であることが好ましい。
信号線配置エリアの線膨張係数の信号線方向依存率を25以下とし、αsig-yの値を2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下と小さくすることで、αsig-xも小さくすることができる。信号線配置エリアの信号線直交方向の変動量、信号線平行方向の変動量を抑えることができる。これにより、より確実に基板の反りを低減させることができる。
また、本発明にかかる基板は、ビルドアップ層のみを有する基板であってもよく、また、前記絶縁層の内部に導体層が設けられたスルーホールが形成され、このスルーホール中の前記導体層が、前記ビルドアップ層の前記導体配線層に接続されるコア層を有する基板であってもよい。
さらには、前記ビルドアップ層の絶縁層の樹脂は、シアネート樹脂を含むことが好ましい。また、絶縁層の内部に導体層が設けられたスルーホールが形成され、このスルーホール中の前記導体層が、前記ビルドアップ層の前記導体配線層に接続されるコア層を有し、
前記コア層の前記絶縁層の樹脂は、シアネート樹脂を含むことが好ましい。
さらには、前記シアネート樹脂は、ノボラック型シアネート樹脂であることが好ましい。
絶縁層の樹脂をシアネートを含む樹脂、なかでもノボラック型シアネート樹脂とすることで、線膨張係数の信号線方向依存率を確実に低減させることができる。
また、前記基板の厚みが、800μm以下であることが好ましい。
さらに、本発明によれば、基板と、前記基板上に実装された半導体素子と、前記基板と前記半導体素子とを接続するバンプ、および、前記バンプの周囲に充填されたアンダーフィルとを備え、前記基板は、上述したいずれかの基板であり、前記アンダーフィルは、室温における弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料からなるものである半導体装置を提供することができる。
さらに、前記半導体素子は、シリコン基板と、このシリコン基板上に設けられた比誘電率3.3以下の低誘電率膜を含む絶縁膜と、前記絶縁膜中に設けられた配線とを含むことが好ましい。
従来、基板上に半導体素子を実装した状態で熱が加えられると、基板が反り、バンプと基板との界面等にクラックが発生することがあった。
そこで、バンプの周囲に高弾性率のアンダーフィルを充填することが提案されていたが、高弾性率のアンダーフィルは、半導体素子のLow−k膜を損傷させるおそれがあった。
これに対し、本発明の半導体装置では、反りが低減された基板を使用することができるので、バンプと基板との界面等でのクラックの発生を抑制できる。そのため、高弾性率のアンダーフィルを使用する必要がなく、弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料からなる低弾性率のアンダーフィルを使用することができ、半導体素子のLow−k膜の損傷を防止できる。
本発明によれば、反りの発生を低減できる基板、この基板を用いた半導体装置が提供される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態にかかる基板3が示されている。
この基板3は、樹脂を含有する絶縁層311と導体配線層312とが交互に積層され、各導体配線層312が絶縁層311のビアホールに形成された導体層313で接続されてなるビルドアップ層31を有する基板である。
図2に示すように、導体配線層312のうち基板最表面側に配置される導体配線層312Dは、信号線配置エリアAに形成され、所定の方向に延在する複数本の信号線312D1を有している。
この信号線312D1が配置された信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行方向(X方向)の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-x、略直交方向(Y方向)の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下である。
線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
次に、より詳細に基板3について説明する。
基板3は、バンプ5を介して、半導体素子(半導体チップ)4がフリップチップ実装されるものである(図7参照)。
この基板3は、図1に示すように、樹脂を含有する絶縁層311と導体配線層312とが交互に積層されたビルドアップ層31を有している。例えば、本実施形態では、ビルドアップ層31は、複数(5層)の絶縁層311と、複数(6層)の導体配線層312とが交互に積層されたものとなっている。この基板3は、コア層は有していない。
この、基板3の厚みは800μm以下、好ましくは、500μm以下である。
絶縁層311は、本実施形態では、炭素繊維、ガラス繊維の織物もしくは一方向に引き揃えた繊維に各種樹脂を含浸したプリプレグではなく、樹脂組成物のみからなる。すなわち、絶縁層311は、炭素繊維、ガラス繊維等の繊維による補強がなされていないものである。
ここで、絶縁層311を構成する樹脂としては、エポキシ樹脂、BTレジン、シアネート樹脂等が挙げられる。なかでも、シアネート樹脂を使用することが好ましい。シアネート樹脂としては、ノボラック型シアネート樹脂、ビスフェノールA型シアネート樹脂、ビスフェノールE型シアネート樹脂、テトラメチルビスフェノールF型シアネート樹脂等があげられる。なかでも、ノボラック型シアネート樹脂を使用することが好ましい。
ノボラック型シアネート樹脂としては、以下の化学式で挙げられるものを使用することができる。式中、nは整数を示す。
Figure 2007317943
このようなノボラック型のシアネート樹脂は、例えば、ノボラック型フェノールと、塩化シアン、臭化シアン等の化合物とを反応させることにより、得ることができる。
また、ノボラック型シアネート樹脂の重量平均分子量としては、例えば、500〜4500であることが好ましい。さらには、600〜3000であることが好ましい。
重量平均分子量が500未満である場合には、機械的強度が低下することがある。また、重量平均分子量が4500を超えると、樹脂組成物の硬化速度が速くなるため、保存性が低下する場合がある。
また、シアネート樹脂として、シアネート樹脂のプレポリマーを使用してもよい。シアネート樹脂や、プレポリマーを単独で使用してもよく、シアネート樹脂およびプレポリマーを併用してもよい。ここで、プレポリマーとは、通常、シアネート樹脂を加熱反応などにより、例えば、3量化することで得られるものである。プレポリマーとしては、特に限定されないが、たとえば、3量化率が20〜50重量%であるものを用いることができる。この3量化率は、例えば、赤外分光分析装置を用いて求めることができる。
また、シアネート樹脂に対し、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等を添加してもよい。エポキシ樹脂としては、ビフェニルアルキレン骨格を有するものが好ましい。
導体配線層312のうち、最表面側に配置された導体配線層312Dは、例えば、銅製の配線層である。この導体配線層312Dは、図2に示すように、X方向に沿って延在する複数(5本以上)の信号線312D1を有する。複数の信号線312D1は、互いに略平行に延びている。
なお、複数の信号線312D1のうち、一部の信号線312D1の先端は、Y方向に屈曲している。信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行な方向とは、信号線312D1の先端を除く、信号線312D1の延出方向と平行な方向のことである。換言すると、信号線312D1の長さの半分以上を占める信号線312D1の一部と平行な方向である。
また、導体配線層312Dは、Y軸方向に延在する複数の信号線312D2も有する。信号線312D1の本数は、信号線312D2よりも多く、導体配線層312D1は、信号線312D2よりも密集して配置されている。
さらに、導体配線層312Dには、中央に半導体素子4を実装するための実装部312D3が形成されている。この実装部312D3に信号線312D1,312D2が接続されることとなる。
導体配線層312のうち、最下層の導体配線層312Aは、例えば、銅製の配線層であり、図3に示すような構造となっている。図3のうち、黒い部分が銅の配線を示している。
この導体配線層312Aの残銅率(絶縁層311を被覆する導体配線層312Aの占める割合)は、80%である。
導体配線層312A上に配置された導体配線層312Bも、例えば、銅製の配線層であり、図4に示すような平面形状である。複数の略円形状の開口部312B1が形成されている。なお、図4の右下の図は、導体配線層312Bの拡大図である。
開口部312B1の径は、例えば、500μmである。また。この導体配線層312Aの残銅率は、60〜90%であり、好ましくは、75〜85%である。
ここで、絶縁層311を挟んで配置される一対の導体配線層312は、絶縁層311のビアホール311Aに形成された銅製の導体層313で接続されている。
前述したように、このような基板3の信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行方向(X方向)の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-x、略直交方向(Y方向)の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下、0以上である。
線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
さらに、前記線膨張係数の信号線方向依存率は15以下であることがより好ましい。信号線方向依存率を15以下とすることで基板3の表面の反りを確実に低減させることができる。
また、αsig-yは、2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下であることが好ましい。なかでも、4ppm/℃以上であることが好ましく、また、22ppm/℃以下であることが好ましい。
αsig-yを2.5ppm/℃以上、特に4ppm/℃以上とすることで半導体素子搭載時の反りをより低減させることができる。
さらに、αsig-xは、2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下であることが好ましい。なかでも、4ppm/℃以上であることが好ましく、また、22ppm/℃以下であることが好ましい。
αsig-xを2.5ppm/℃以上、特に4ppm/℃以上とすることで半導体素子搭載時の反りをより低減させることができる。
ここで、信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行方向(X方向)の線膨張係数αsig-x、略直交方向(Y方向)の線膨張係数αsig-yは、次のようにして測定することができる。
ここでは、レーザスペックル法を用いて線膨張係数αsig-x、線膨張係数αsig-yを測定する。
基板3を25℃から260℃に昇温しながら、レーザスペックル測定装置(DNTEC ETTEMEYER社製商品名3D-ESPI System Q-300)のArレーザ光源からのレーザ光を基板3の信号線配置エリアAに照射する。次に、信号線配置エリアAから反射した光からスペックルパターンを取得する。このスペックルパターンの変動から、基板3の信号線配置エリアAにおける変位量を算出する。そして、横軸を温度、縦軸をX方向の変位量あるいはY方向の変位量とし、温度−変位量を示すグラフを、室温(25℃)と、260℃とをつなぐ直線に近似し、線膨張係数αsig-x、線膨張係数αsig-yをそれぞれ算出する。
以上のような基板3は、次のようにして製造される。
図5、図6を参照して説明する。
まず、所定の厚みの銅板Cの表面に所定のパターンの導体配線層312Cを形成する。
この導体配線層312Cは、2層構成であり、第一金属層312C1と、この第一金属層312C1上に積層され、前述した導体配線層312Aを構成する第二金属層312Aとを有する。
第一金属層312C1は、例えば、ニッケル製であり、第二金属層312Aは、前述したように銅製である。なお、導体配線層312Cのパターンは、図3に示したパターンである。
次に、銅板Cの表面および導体配線層312Cを薬液により粗化し、導体配線層312C上に絶縁層311をラミネートする(ラミネート工程)。
その絶縁層311の所定の位置にレーザによりビアホール311Aを形成する(ビアホール形成工程)。
次に、セミアディティブ工法により、ビアホール311A中の導体層313、さらには、図4に示すような導体配線層312Bを形成する。
具体的には、無電解めっきにより、絶縁層311全面に銅膜(シード膜)を1μm程度形成する。次に、絶縁層311上に所定のパターンのフォトレジスト(マスク)を形成する。その後、電解めっきにより、マスクが形成されていない部分(例えば、ビアホール311A等)にめっき皮膜を形成する。これにより、ビアホール311A中に導体層313が形成され、さらには、導体配線層312Bが形成されることとなる(導体層313および導体配線層312B形成工程)。
その後、マスクを除去するとともに、マスクを除去することにより、露出したシード膜を除去する。
次に、導体配線層312Bを粗化し、前述したラミネート工程、ビアホール形成工程、導体層313および導体配線層312B形成工程を行う。この操作を繰り返した後、導体層313および導体配線層312B形成工程と同様の方法で、導体層313および導体配線層312Dを形成する。
これにより、図6に示すように、複数(5層)の絶縁層311と、複数(6層)の導体配線層312とを有するビルドアップ層31が得られる。
その後、最上層の導体配線層312D上にエッチングレジスト膜(図示略)を形成する。そして、銅板Cをエッチングにより除去する。
さらに、ニッケル除去液により、第一金属層312C1を除去する。これにより、図1に示したような基板3が得られる。
このようにして得られた基板3は、図7に示すように半導体装置1に使用される。
[半導体装置]
この半導体装置1は、基板3と、基板3上に実装された半導体素子4と、基板3と前記半導体素子4とを接続するバンプ5、および、バンプ5の周囲に充填されたアンダーフィル6と、を備えている。
アンダーフィル6は、室温における弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料からなるものである。
[半導体チップ]
半導体チップ4は、図7に示すように、シリコン基板41上に、いわゆるlow−k膜からなる配線層42を備えるものである。その機能は特に限定されず、ロジックデバイス、メモリデバイスあるいはこれらの混載等が挙げられる。
low−k膜は、層間絶縁膜として設けられている。ここで、low−k膜とは、比誘電率が3.3以下の膜をいう。low−k膜としては、たとえば、SiOC、MSQ(メチルシルセスキオキサン)、ベンゾシクロブテン等の有機膜や、HSQ(ヒドロキシシルセスキオキサン)等の無機膜が挙げられ、これらを多孔質化した膜も好ましく用いられる。
[バンプ]
半田バンプ5としては、例えば、Pbフリー半田等があげられる。本実施形態では、錫−銀系はんだを用いている。バンプの構成材料は、これに限られず、たとえば、錫−ビスマス系、錫−亜鉛系等を用いることができる。半田バンプ5としては、たとえば、線膨張率が10ppm/℃以上、25ppm/℃以下のものを用いることができる。
[アンダーフィル]
アンダーフィル6は、基板3と半導体チップ4とを接合する半田バンプ5の周囲に充填されている。
アンダーフィル6の構成材料としては、液状の熱硬化性樹脂やフィルム状の熱硬化性樹脂を用いることができる。このうち、液状の熱硬化性樹脂が好ましい。基板3と半導体チップ4との間の間隙を効率良く埋めることができるからである。本実施形態では、アンダーフィル6を、室温における弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料で構成している。
弾性率は、アンダーフィル6のペーストを幅10mm、長さ約150mm、厚さ4mmに成形し、200℃オーブン中30分間硬化した後、テンシロン試験機で速度1mm/分にて、室温下にて測定し得られた応力―ひずみ曲線の初期勾配より弾性率を算出する。
アンダーフィル6に用いられる樹脂材料としては、種々のものを用いることができる。たとえば、エポキシ樹脂、BTレジン、シアネート樹脂等を用いることもできる。シアネート樹脂としては、基板材料の項で述べたノボラック型シアネート樹脂が好ましく用いられる。
アンダーフィル6を構成する樹脂材料は、多官能エポキシ樹脂を含むことが好ましい。これにより、樹脂硬化体の架橋密度が向上し、高い弾性率を実現することができる。
アンダーフィル6は、シリカ粒子等、無機フィラーを含有していてもよい。こうすることにより、線膨張率を低減し、半導体チップ4や、半導体チップ4と基板3との間の損傷をより効果的に低減することができる。
アンダーフィル6は、カップリング剤を含むものとしてもよい。こうすることにより、バンプや無機フィラーとアンダーフィルとの密着性を向上させ、こうすることにより、線膨張率を低減し、半導体チップや、半導体チップと基板3との間の損傷をより効果的に低減することができる。カップリング剤としては、エポキシシラン、アミノシラン等のシランカップリング剤や、チタネート系カップリング剤等を用いることができる。これらを複数種類用いてもよい。カップリング剤は、アンダーフィルのバインダー部分に分散する形態であってもよいし、シリカ粒子等の無機フィラーの表面に付着した形態であってもよい。あるいは、これらの形態が混在していてもよい。たとえばシリカ粒子を配合する場合は、シリカ表面をあらかじめカップリング剤により処理してもよい。
アンダーフィルの線膨張率(25℃〜ガラス転移点)は、40ppm/℃以下であることが好ましく、30ppm/℃以下であることがより好ましい。low−k膜の損傷の抑制と、バンプ5周辺部分の損傷の抑制をより効果的に図ることができる。
なお、アンダーフィルの線膨張率は以下のようにして測定できる。
液状注入封止アンダーフィル材料を150℃×120分で硬化後、切削により5×5×10mmの試験片を得る。このものをセイコー株式会社製TMA/SS120を用いて圧縮荷重5g、昇温速度10℃/分の条件で測定する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
信号線配置エリアAの信号線312D1と略平行方向(X方向)の線膨張係数をαsig-x、略直交方向(Y方向)の線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下である。
線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
このように、線膨張係数の信号線方向依存率を25以下とすることで、基板3の表面の反りを低減させることができる。
基板3表面の反りが低減することで、バンプ5と基板3との界面等でのクラックの発生を防止することができ、半導体素子4との接続信頼性を向上させることができる。
また、信号線配置エリアAの線膨張係数の信号線方向依存率を25以下とし、さらに、αsig-yの値を2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下と小さくすることで、αsig-xも小さくすることができる。そのため、信号線配置エリアAの信号線と直交方向の変動量、平行方向の変動量を抑えることができる。これにより、より確実に基板3の表面の反りを低減させることができる。
さらに、基板3の下層側の導体配線層312Bは絶縁層311に対する被覆率が高いため、下層側の絶縁層311を強く拘束していると考えられ、基板3の下層部分の線膨張係数は小さい値となっていると考えられる。従って、基板3の下層部分では、熱履歴による反りが発生しにくい状態となっている。これにより、本実施形態では、基板3表面の反りだけでなく、基板3全体の反りの発生も確実に低減することができる。
また、本実施形態では、絶縁層311の樹脂をシアネート、特にノボラック型シアネートを含む樹脂としているため、線膨張係数の信号線方向依存率を確実に低減させることができる。
従来、基板上に半導体素子を実装した状態で熱が加えられると、基板が反り、バンプと基板との界面等にクラックが発生することがあった。
そこで、バンプの周囲に高弾性率のアンダーフィルを充填することが提案されていたが、高弾性率のアンダーフィルは、半導体素子のLow−k膜を損傷させるおそれがあった。
これに対し、本実施形態の半導体装置では、反りが低減された基板3を使用することができるので、バンプ5と基板3との界面等でのクラックの発生を抑制できる。そのため、高弾性率のアンダーフィル6を使用する必要がなく、室温における弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料からなる低弾性率のアンダーフィル6を使用することができ、半導体素子のLow−k膜の損傷を防止できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、基板3は、ビルドアップ層31のみを有するものであったが、これに限らず、例えば、図8に示すような基板7であってもよい。この基板7は、前記実施形態と同様のビルドアップ層31と、内部に導体層711が設けられるスルーホール712が形成され、このスルーホール712中の導体層711が、導体配線層312に接続されるコア層71とを有するものであってもよい。
ここで、コア層71は、プリプレグ(図示略)を積層した絶縁層を有する。プリプレグは、エポキシ樹脂や、シアネート樹脂(例えば、ノボラック型のシアネート樹脂)を含有する樹脂組成物をガラスクロスに含浸させたものである。絶縁層中には、スルーホール712が形成されている。
なお、基板7では、一対のビルドアップ層31が、コア層71を挟むようにして配置されている。コア層71の一方の側に配置されるビルドアップ層31(ビルドアップ層31A)は、絶縁層311と、導体配線層312Bと、導体配線層312Dとを有している。コア層71の他方の側に配置されるビルドアップ層31(ビルドアップ層31B)は、絶縁層311と、導体配線層312Bと、導体配線層312Aとを有する。
なお、コア層71の絶縁層を構成する樹脂としては、シアネート樹脂に限らず、他の樹脂を使用してもよい。例えば、エポキシ樹脂、BTレジン等が挙げられる。
さらに、前記実施形態では、基板3の厚みが800μm以下、好ましくは500μm以下であるとしたが、これに限らず、800μmを超えるものであってもよい。
また、前記実施形態では、基板3と半導体チップ4とを半田バンプ5により接続したが、これに限られるものではない。例えば、基板3と半導体チップ4とを金属製のワイヤ(接合部)で接続してもよい。
さらに、前記実施形態では、絶縁層311は、繊維による補強がなされていないものであるとしたが、これに限らず、絶縁層311をガラス繊維等を含むものとしてもよい。このようにすることで、線膨張係数の信号線方向依存率を確実に25以下とすることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本実施例では、前記実施形態と略同様の基板を作成した。ここで、本実施例の基板は、コア層を有しない基板であり、導体配線層を8層、絶縁層を7層有している。
導体配線層のうち、最表層の導体配線層は、前記実施形態の導体配線層312Dと同様であり、最下層の導体配線層は、導体配線層312Aと同じである。また、その他の導体配線層は、導体配線層312Bと同様である。
基板の製造方法は、前記実施形態と同様である。
なお、絶縁層としては、表1に示すものを採用した。
Figure 2007317943
なお、絶縁層の製造方法は以下の通りである。
シアネート樹脂A25重量部、エポキシ樹脂25重量部、フェノキシ樹脂A5重量部、フェノキシ樹脂B5重量部、硬化触媒0.4重量部をメチルエチルケトンに溶解、分散させた。さらに、無機充填材40重量部とカップリング剤0.2重量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分間攪拌して、固形分50重量%の樹脂ワニスを調製した。
上記で得られた樹脂ワニスを、厚さ38μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの片面に、コンマコーター装置を用いて乾燥後の絶縁フィルムの厚さが40μmとなるように塗工し、これを160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、基材付き絶縁シートを製造し、PETフィルムを剥離して絶縁層を得た。
(実施例2)
シアネート樹脂A30重量部、エポキシ樹脂30重量部、無機充填材30重量部にかえた以外は実施例1と同様にした。
(実施例3)
シアネート樹脂を含むコア層及び実施例1と同様の絶縁層、導体配線層を用い、基板を作成した(図8)。ここで、本実施例の基板は、コア層を有する基板であり、前記コア層はビルドアップ層によって上下対象に挟まれている構造を有する。なお、本基板はコア層を中心にビルドアップ層を上下に3層組み上げているため、導体配線層は8層、絶縁層は7層有している。
前記コア層の製造方法は以下の通りである。
ノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン社製、プリマセット PT−60、重量平均分子量約2,600)15重量%(以下、%と略す)、ビフェニルジメチレン型エポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000P、エポキシ当量275)8%、ビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851−S、水酸基当量203)7%、エポキシシラン型カップリング剤(日本ユニカー社製、A−187)を後述する無機充填材100重量部に対して0.3重量部(以下、部と略す)をメチルエチルケトンに常温で溶解し、無機充填材として球状溶融シリカSFP−10X(電気化学工業社製、平均粒径0.3μm)20%および球状溶融シリカSO−32R(アドマテックス社製、平均粒径1.5μm)50%を添加し、高速攪拌機を用いて10分攪拌して樹脂ワニスを調製した。
上述の樹脂ワニスをガラス織布(Eガラスで構成されている平織りの基材、厚さ100μm、縦糸の織密度60本/インチ、横糸の織密度58本/インチ、日東紡績社製、WEA−116E、室温から250℃での熱膨張係数6ppm/℃)に含浸し、120℃の加熱炉で2分間乾燥してワニス固形分(プリプレグ中に樹脂とシリカの占める割合)が約50%のプリプレグを得た。
上述のプリプレグを1枚、両面に12μmの銅箔を重ねて、圧力4MPa、温度200℃で2時間加熱加圧成形することによって0.1mmのコア層を得た。
(比較例1)
実施例1において、シアネート樹脂Aの全量をエポキシ樹脂にかえた以外は、実施例1と同様にした。
(実施例1〜3および比較例1の評価)
実施例及び比較例で得られた基板について、以下の評価を行なった。
レーザスペックル測定装置(DNTEC ETTEMEYER社製、商品名3D-ESPI System Q-300)を使用し、信号線配置エリアのαsig-x、αsig-yを算出した。
線膨張係数は、図9に示すように、横軸を温度、縦軸をX方向の変位割合あるいはY方向の変位割合とし、温度−変位割合を示すグラフを、室温(25℃)と、260℃とをつなぐ直線に近似することで算出した。
結果を表2に示す。
Figure 2007317943
上記基板の反り量を、温度可変レーザー三次元測定機(日立テクノロジーアンドサービス社製 形式LS220−MT100MT50)を用いて高さ方向の変位を測定し、変位差の最も大きい値を反り量とした。測定温度は常温(25℃)で行った。各符号は、以下の通りである。
◎:反りの値が、100μm以下
○:反りの値が、100μmを超え、150μm以下
×:反りの値が、150μmを超える
結果を表3に示す。
Figure 2007317943
実施例1〜3では、基板の反り量を小さくすることができたのに対し、比較例1では基板の反り量が大きくなってしまった。これにより、本発明によれば基板の反りの発生を低減できることが確認された。
本発明の一実施形態にかかる基板を示す断面図である。 基板の平面図である。 基板の導体配線層を示す平面図である。 基板の他の導体配線層を示す平面図である。 基板の製造工程を示す断面図である。 基板の製造工程を示す断面図である。 半導体装置を示す模式図である。 本発明の変形例を示す断面図である。 基板の信号線配置エリアにおける温度−変位割合を示す図である。
符号の説明
1 半導体装置
3 基板
4 半導体チップ(半導体素子)
5 半田バンプ
6 アンダーフィル
7 基板
31 ビルドアップ層
31A ビルドアップ層
31B ビルドアップ層
41 シリコン基板
42 配線層
71 コア層
311 絶縁層
311A ビアホール
312 導体配線層
312A 導体配線層(第二金属層)
312B 導体配線層
312B1 開口部
312D 導体配線層
312D1 信号線
312D2 信号線
312D3 実装部
313 導体層
711 導体層
712 スルーホール
A 信号線配置エリア
C 銅板

Claims (9)

  1. 樹脂を含有する絶縁層と導体配線層とが交互に積層され、前記各導体配線層が前記絶縁層のビアホールに形成された導体層で接続されてなるビルドアップ層を有する基板であって、
    前記導体配線層のうち基板最表面側に形成される導体配線層は、互いに略平行に延在する複数の信号線を有し、
    前記複数の信号線が配置された信号線配置エリアの前記信号線と略平行方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-x、前記信号線と略直交方向の線膨張係数であり、レーザスペックル法で測定された線膨張係数をαsig-yとした場合、下記の式で表される線膨張係数の信号線方向依存率が25以下である基板。
    線膨張係数の信号線方向依存率=((αsig-y−αsig-x)/αsig-x)×100
  2. 請求項1に記載の基板において、
    前記αsig-yが2.5ppm/℃以上、26ppm/℃以下である基板。
  3. 請求項1または2に記載の基板において、
    前記絶縁層の内部に導体層が設けられたスルーホールが形成され、このスルーホール中の前記導体層が、前記ビルドアップ層の前記導体配線層に接続されるコア層を有する基板。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の基板において、
    前記ビルドアップ層の絶縁層の樹脂は、シアネート樹脂を含む基板。
  5. 請求項4に記載の基板において、
    前記絶縁層の内部に導体層が設けられたスルーホールが形成され、このスルーホール中の前記導体層が、前記ビルドアップ層の前記導体配線層に接続されるコア層を有し、
    前記コア層の前記絶縁層の樹脂は、シアネート樹脂を含む基板。
  6. 請求項4または5に記載の基板において、
    前記シアネート樹脂は、ノボラック型シアネート樹脂である基板。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の基板において、
    前記基板の厚みが、800μm以下である基板。
  8. 基板と、
    前記基板上に実装された半導体素子と、
    前記基板と前記半導体素子とを接続するバンプ、および、前記バンプの周囲に充填されたアンダーフィルとを備え、
    前記基板は、請求項1乃至7のいずれかに記載の基板であり、
    前記アンダーフィルは、室温における弾性率が1.5GPa以上、12GPa以下の樹脂材料からなるものである半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記半導体素子は、シリコン基板と、
    このシリコン基板上に設けられた比誘電率3.3以下の低誘電率膜を含む絶縁膜と、
    前記絶縁膜中に設けられた配線とを含む半導体装置。

JP2006146974A 2006-05-26 2006-05-26 基板および半導体装置 Pending JP2007317943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146974A JP2007317943A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 基板および半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146974A JP2007317943A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 基板および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007317943A true JP2007317943A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38851531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146974A Pending JP2007317943A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 基板および半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007317943A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072164A1 (ja) * 2007-12-05 2009-06-11 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. 基板および半導体装置
JP2012002780A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Shinko Electric Ind Co Ltd 形状計測装置、形状計測方法、および半導体パッケージの製造方法
JP2012009606A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432289A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フレキシブルプリント回路用基板及びその製造方法
JPH04132944A (ja) * 1990-09-25 1992-05-07 Rikagaku Kenkyusho 熱膨張係数測定方法と装置
JPH05347461A (ja) * 1992-06-12 1993-12-27 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリアミック酸フィルムおよびその製造方法
JPH08186376A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Hitachi Ltd 高密度薄膜多層配線基板並びにその実装構造体及びその製造方法
JPH10303556A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Matsushita Electric Works Ltd プリント配線板の製造方法
JPH10335389A (ja) * 1997-04-02 1998-12-18 Nitto Denko Corp 半導体装置およびそれに用いるシート状封止材料
JPH11142319A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Natl Res Inst For Metals 表面皮膜の剥離・密着性測定方法
JP2002299834A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 多層プリント配線板用銅箔付き絶縁シートおよびそれを用いたプリント配線板
JP2004087810A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Ngk Spark Plug Co Ltd 多層プリント配線基板
JP2005017062A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Hitachi Ltd 立体形状計測装置、加工装置、および半導体デバイス製造方法
JP2005033025A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Seiko Epson Corp 配線基板及びその製造方法、半導体装置、電子モジュール並びに電子機器
JP2005217292A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法
JP2006093732A (ja) * 2005-11-09 2006-04-06 Fujitsu Ltd 多層プリント配線板

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432289A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd フレキシブルプリント回路用基板及びその製造方法
JPH04132944A (ja) * 1990-09-25 1992-05-07 Rikagaku Kenkyusho 熱膨張係数測定方法と装置
JPH05347461A (ja) * 1992-06-12 1993-12-27 Sumitomo Bakelite Co Ltd ポリアミック酸フィルムおよびその製造方法
JPH08186376A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Hitachi Ltd 高密度薄膜多層配線基板並びにその実装構造体及びその製造方法
JPH10335389A (ja) * 1997-04-02 1998-12-18 Nitto Denko Corp 半導体装置およびそれに用いるシート状封止材料
JPH10303556A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Matsushita Electric Works Ltd プリント配線板の製造方法
JPH11142319A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Natl Res Inst For Metals 表面皮膜の剥離・密着性測定方法
JP2002299834A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 多層プリント配線板用銅箔付き絶縁シートおよびそれを用いたプリント配線板
JP2004087810A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Ngk Spark Plug Co Ltd 多層プリント配線基板
JP2005017062A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Hitachi Ltd 立体形状計測装置、加工装置、および半導体デバイス製造方法
JP2005033025A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Seiko Epson Corp 配線基板及びその製造方法、半導体装置、電子モジュール並びに電子機器
JP2005217292A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法
JP2006093732A (ja) * 2005-11-09 2006-04-06 Fujitsu Ltd 多層プリント配線板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072164A1 (ja) * 2007-12-05 2009-06-11 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. 基板および半導体装置
JP2012002780A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Shinko Electric Ind Co Ltd 形状計測装置、形状計測方法、および半導体パッケージの製造方法
JP2012009606A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5771987B2 (ja) 多層回路基板、絶縁シート、および多層回路基板を用いた半導体パッケージ
CN103298612B (zh) 绝缘性基板、覆金属箔层压板、印刷线路板及半导体装置
JP5533657B2 (ja) 積層板、回路板および半導体装置
US8704378B2 (en) Semiconductor device
JP6098372B2 (ja) 半導体装置
JPWO2003018675A1 (ja) 樹脂組成物、プリプレグ、積層板および半導体パッケージ
JPWO2008096540A1 (ja) 積層体、積層体を含む回路基板、半導体パッケージおよび積層体の製造方法
WO2012140907A1 (ja) 積層板、回路基板、半導体パッケージおよび積層板の製造方法
JP5230059B2 (ja) プリプレグ、回路基板および半導体装置
WO2008099940A1 (ja) 回路基板の製造方法、半導体製造装置、回路基板及び半導体装置
JP5056787B2 (ja) 積層板、多層プリント配線板および半導体装置
JP2008088280A (ja) プリプレグ、回路基板および半導体装置
JP2007317943A (ja) 基板および半導体装置
JP2004277671A (ja) プリプレグおよびそれを用いたプリント配線板
JP2012102169A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板および半導体装置
US20110207866A1 (en) Halogen-Free Dielectric Composition For use As Dielectric Layer In Circuitized Substrates
JP5109258B2 (ja) 半導体装置
JP2009067852A (ja) ガラス繊維織布入り絶縁樹脂シート、積層板、多層プリント配線板、及び半導体装置
JP5696302B2 (ja) インターポーザ用の金属張積層板とそれを用いた半導体パッケージ
JP2009094217A (ja) 半導体装置、半導体装置用プリント配線板及び銅張積層板
US20100258938A1 (en) Substrate and semiconductor device
JP2009070891A (ja) 半導体装置
JP6972522B2 (ja) プリプレグ、金属張積層板、プリント配線基板および半導体パッケージ
JP2011173985A (ja) 硫酸バリウム粒子含有エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板及び半導体装置
JP4385555B2 (ja) インターポーザ、半導体パッケージおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111101