JP2009019410A - 防音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防音壁の上に簡単に取り付けることの可能な防音装置を提供する。
【解決手段】防音壁12の上部に複数の支柱20を所定間隔で取り付け、防音装置30を支柱20の上側に配置して、係合部材36を溝部27の上側から嵌め込みつつ下側へスライドさせて、防音装置30を防音壁12の上部に載置する。これにより、防音装置30が支柱間空間Rに配置されて、係合部材36が支柱20と係合される。この状態で、係合部材36とH鋼部26とをボルト26Dで固定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、防音装置に関し、特に、鉄道、道路、工場等から発生する騒音の防止対策として設けられる防音壁の上方に配置される防音装置に関するものである。
従来より、鉄道、道路、工場等から発生する騒音の対策として、直接的に騒音が伝播するのを防止する為に防音壁を設置することが、広く行われている。そして、防音壁だけでは防音効果が十分でない場合には、防音壁の上部に防音効果を高める防音装置を設置することが提案されている(特許文献1参照)。
このように、防音装置を防音壁の上側に設置する場合には、防音装置を防音壁に取り付ける必要がある。特許文献1では、本体壁(H鋼)に防音装置を載置可能な金具を取り付け、防音装置と金具とをボルトで固定している。
しかしながら、上記のような取付構造では、ボルト穴などをあわせるために防音壁の延在方向における位置決めを正確に行う必要があり、取り付けが難しかった。
特開2000−8332号公報
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、防音壁の上に簡単に取り付けることの可能な防音装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る防音装置は、音源領域の端部に沿って配設された防音壁の上部に取り付けられ前記防音壁の延在方向に互いに間隔をあけて複数配置され前記防音壁から上方へ向かって延びる支柱の、隣り合う支柱間に構成される支柱間空間に配置される防音装置であって、前記音源領域側に傾斜する音源領域側板と音源領域外側に傾斜する反音源領域側板とに分岐されて上方に延びる一対の分岐壁板と、前記分岐壁板より各々短く形成され且つ、前記一対の分岐壁板の上端部から相互に近づく方向に傾斜しつつ上方に延びる一対の先端壁板と、前記音源領域側板の前記音源領域側に配置され前記分岐壁板よりも下側から傾斜しつつ上方に延びる第1傾斜壁板と、前記第1傾斜壁板の音源領域側に配置され前記第1傾斜壁板よりも下側から傾斜しつつ上方に延びる第2傾斜壁板と、前記延在方向両端に設けられ前記支柱と係合する一対の係合部材と、を有している。
上記構成では、防音壁から上方へ向かって延びる複数の支柱が防音壁の延在方向に互いに間隔をあけて複数取り付けられており、隣り合う支柱間に支柱間空間が構成されている。防音装置は、この支柱間空間に配置され、延在方向両端に設けられた係合部材が、当該支柱間空間を構成する隣り合う2本の支柱と係合されて、防音装置が防音壁に取り付けられる。
なお、支柱の取付穴を延在方向の長穴にすることにより、ある程度の支柱の位置ずれを吸収することができる。
上記構成によれば、防音装置の両端(延在方向)に設けられた係合部材が、防音壁上側に延びる支柱と係合されることにより、防音装置が防音壁に取り付けられる。したがって、金具で防音装置を受けてボルトにより固定する場合と比較して、延在方向において防音装置の位置が支柱に対して正確である必要がなく、簡単に取り付けを行うことができる。
本発明の請求項2に係る防音装置は、隣り合う前記複数の支柱は、互いに向き合うように開口され鉛直方向に延びる一対の溝部を備え、前記防音装置の係合部材は前記溝部に係合されること、を特徴としている。
上記構成によれば、支柱に構成された一対の溝部に防音装置の係合部材を係合させることにより、簡単に取り付けを行うことができる。
本発明の請求項3に係る防音装置は、前記支柱の前記防音壁よりも上側は鉛直方向からみて断面H形状とされ、前記溝部は前記H形状により前記延在方向の両側に各々構成されていること、を特徴とする。
このように、断面H形状の部材、例えばH鋼を用いて、支柱を構成することができる。
本発明の請求項4に係る防音装置は、前記係合部材が、この係合部材が前記支柱と係合された際に、前記防音装置の最も音源領域外側に位置する部分が前記防音壁から音源領域側に配置される位置に固定されていること、を特徴とする。
このように、係合部材の位置を設定することにより、防音装置が防音壁から外側にはみ出ることがなく、音源領域外側が他人の土地で使用できない場合等に、容易に対応することができる。
なお、本発明では、前記支柱間空間の前記防音壁と防音装置の間に配置されて、前記延在方向の両側が前記支柱と係合された防音板、をさらに備えるようにしてもよい。
このように、防音板を配置することにより、音源領域からの騒音をより効果的に低減させることができる。また、音源領域側と音源領域の外側との間で視界を確保するために、例えば、鉄道の場合には、車窓から軌道外側の景色が見えるようにするために、防音板として透光パネルを用いることができ、この場合でも、支柱の高さを高くするだけで、容易に透光パネルの上部に、防音装置を設置することができる。
以上説明したように、本発明に係る防音装置によれば、防音壁の上に簡単に取り付けることができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明に係る防音装置の第1実施形態を、この防音装置を防音壁の上に取り付けるための防音装置取付構造と共に説明する。
図1に示すように、防音装置取付構造10は、複数の支柱20と、防音装置30を備えている。複数の支柱20は、防音壁12の上部に取り付けられている。防音壁12は、コンクリート等により構成されており、鉄道用の軌道や、道路、工場等の音源領域の端部に沿って配置されている。図1において、防音壁12の手前側が音源領域Aであり、奥側が反音源領域Bである。防音壁12の配置方向をX方向とし、防音壁12の厚み方向をY方向とする。
支柱20は、脚部22及びH鋼部26を含んで構成されている。脚部22は、図2にも示すように、防音壁12を厚み方向に挟む取付板22A、22B、及び、防音壁12の上面に配置される台板22Cを含んで構成されている。取付板22A、22B、台板22Cは、略コ字状とされ、防音壁12を厚み方向に貫くボルト24により防音壁12に固定されている。
H鋼部26は、台板22C上に固定されており、防音壁12から上方へ向かって延出するように長手方向を鉛直方向として配置されている。図4にも示すように、H鋼部26は、互いに向き合うように所定距離離間して平行に配置された側板26A、26B、及び、側板26A、26Bの間に配置されて両者を連結する中間板26Cで構成されている。側板26A、26Bは、板面がX方向に沿うように配置され、中間板26Cは板面がY方向に沿うように配置されている。側板26A、26Bは、通常、防音壁12の厚みからはみだすことなく、取付板22A、22Bの間に配置されている。側板26Bには、取付孔26H、26Iが構成されている。取付孔26Hは、側板26Bの上端付近に構成され、取付孔26Iは、側板26Bの鉛直方向の中央よりも下側に構成されている。また、取付孔26H、26Iは、防音壁12の配置方向Xに長穴とされている。H鋼部26は、鉛直方向からみた断面がH状とされ、隣り合う支柱20と向き合うように、溝部27が構成される。溝部27は、中間板26Cを挟んでX方向の両側に構成される。防音壁12の上側で隣り合う支柱20の間には、図3に示すように、支柱間空間Rが構成されている。
防音装置30は、図1に示すように、防音壁12の上側の支柱間空間R(図3参照)に配置されている。防音装置30は、図2に示すように、ベース壁板31、分岐壁板32、先端壁板33、第1傾斜壁板34、第2傾斜壁板35、側板38、及び、係合部材36を備えている。ベース壁板31は、X方向からみて、断面が略L字状とされ、L字の内側を音源領域A側に向けて配置されている。分岐壁板32は、ベース壁板31の上端に取り付けられており、音源領域A側に傾斜する音源領域側板32Aと、反音源領域B側に傾斜する反音源領域側板32Bとに分岐されて上方に延びている。先端壁板33は、分岐壁板32より各々短く形成され、音源領域側板32Aの上端部と連続されている音源側先端壁板33A、反音源領域側板32Bの上端部と連続されている反音源側先端壁板33Bとで構成されている。音源側先端壁板33Aと反音源側先端壁板33Bとは、相互に近づく方向に傾斜しつつ上方に延びている。
第1傾斜壁板34は、音源領域側板32Aの音源領域A側に配置され、一端辺がベース壁板31に取り付けられている。第1傾斜壁板34は、分岐壁板32よりも下側から傾斜しつつ上方に延びている。第2傾斜壁板35は、第1傾斜壁板34の音源領域A側に配置され、一端辺がベース壁板31のL字のY方向先端に取り付けられている。第2傾斜壁板35は、第1傾斜壁板よりも下側から傾斜しつつ上方に延びている。
防音装置30のX方向の両端には、側板38が配置され、側板38の外側に係合部材36が固定されている。側板38は、音源領域A側の第2傾斜壁板35の端部から反音源領域B側のベース壁板31及び反音源側先端壁板33Bの端部までを覆うように、防音装置30の端部に配置されている。
防音装置30上部には、補強板37が配置されている。補強板37は、Y方向に配置され、先端壁板33から第2傾斜壁板35まで架け渡されて、これらを連結している。
なお、ベース壁板31、分岐壁板32、先端壁板33、第1傾斜壁板34、補強板37、及び側板38は、鋼板、アルミなどの軽量金属、樹脂等で構成することができる。また、第2傾斜壁板35は、防音効果を高めるため、所定の厚みの吸音材を含んで構成することが好ましい。
係合部材36は、図4にも示すように、溝部27に対応するとともにX方向の側板38と逆側が開口された直方体枠形状とされ、防音装置30の鉛直方向の上端から下端に亘って配置されている。係合部材36の、直方体枠の反音源領域B側面は、ベース壁板31と略面一となる位置に配置されている。係合部材36の上側には、側板38の上端から突出するように、取付部36Aが形成され、反音源領域B側に取付孔36Hが構成されている。取付孔36Hは、H鋼部26の取付孔26Hと対応する位置に構成されている。また、係合部材36の反音源領域B側で、H鋼部26の取付孔26Iに対応する位置には、取付孔36Iが構成されている。取付孔36Iの内側には、予めナット36Nが取り付けられている。係合部材36は、H鋼部26の溝部27に嵌め込まれ、ベース壁板31が防音壁12上に配置された状態で、係合部材36と支柱20とが互いに係合される。
なお、係合部材36についても、鋼板、アルミなどの軽量金属、樹脂等で構成することができる。
本実施形態の防音装置30を防音壁12に取り付ける際には、まず、防音壁12の上部に複数の支柱20を所定間隔で取り付ける。取り付けは、脚部22で防音壁12の上端部を挟み込むようにして、ボルト24で固定することにより行う。
次に、防音装置30を支柱20の上側に配置して、係合部材36を溝部27の上側から嵌め込みつつ下側へスライドさせて、防音装置30を防音壁12の上部に載置する。これにより、防音装置30が支柱間空間Rに配置されて、係合部材36が支柱20と係合される。この状態で、係合部材36とH鋼部26とをボルト26Dで固定する。
このようにして、防音装置30を防音壁12上に取り付けることができる。なお、支柱20のH鋼部26には、両側に溝部27が構成されており、1本の支柱20が、隣接する他の防音装置を支持する支柱を兼ねる。
本実施形態の防音装置30によれば、防音装置30の両端に配置される支柱20と防音装置30の係合部材36とを係合させることにより防音壁12に取り付けるので、防音装置30の下側のみを防音壁12に取り付ける場合と比較して、安定して防音装置30を支持することができる。
また、X方向における防音装置30の長さが支柱間空間Rの長さと正確に一致していなくても、係合部材36を溝部27へ係合させることができ、容易に取り付けを行うことができる。
また、防音装置30のベース壁板31が防音壁12上に配置されるので、防音装置30を安定して、防音壁12に取り付けることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る防音装置と、この防音装置を防音壁の上に取り付けるための防音装置取付構造の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の防音装置取付構造40は、図5に示すように、複数の支柱20と、防音装置42を備えている。複数の支柱20の構成及び配置については、第1実施形態と同様である。
防音装置42は、図6に示すように、ベース壁板31、分岐壁板32、先端壁板33、第1傾斜壁板34、第2傾斜壁板35、側板46、及び、係合部材44を備えている。ベース壁板31、分岐壁板32、先端壁板33、第1傾斜壁板34、及び第2傾斜壁板35の構成については、第1実施形態と同様である。以下、これらを「防音装置本体43」という。
防音装置42のX方向の両端には、側板46が配置され、側板46の外側に係合部材44が固定されている。側板46は、音源領域A側の第2傾斜壁板35の端部から反音源側板32Bの先端部近傍で最も反音源領域B側の端部までを覆うように、防音装置42の端部に配置されている。したがって、第1実施形態の側板38よりも、Y方向の幅が長く構成されている。
係合部材44は、図8にも示すように、溝部27に対応するとともに側板46と逆側が開口された直方体枠形状とされ、防音装置42の鉛直方向の上端から下端に亘って配置されている。係合部材44の、直方体枠の反音源領域B側面は、反音源側板32Bの最も反音源領域B側よりもやや音源領域A側に配置されている。したがって防音装置本体43との関係で、係合部材44は第1実施形態の係合部材36よりも反音源領域B側に配置されている。
なお、この場合にも、H鋼部26は、防音壁12の厚みからはみだすことなく、取付板22A、22Bの間に配置されている。
係合部材44の上側には、側板46の上端から突出するように、取付部36Aが形成され、反音源領域B側に取付孔36Hが構成されている。取付孔36Hは、H鋼部26の取付孔26Hと対応する位置に構成されている。また、係合部材44の反音源領域B側で、H鋼部26の取付孔26Iに対応する位置には、取付孔36Iが構成されている。取付孔36Iの内側には、予めナット36Nが取り付けられている。係合部材44は、H鋼部26の溝部27に嵌め込まれ、ベース壁板31が防音壁12上に配置された状態で、係合部材44と支柱20とが互いに係合される。
本実施形態の防音装置42を防音壁12に取り付ける際には、第1実施形態と同様にして、防音壁12の上部に複数の支柱20を所定間隔で取り付ける。次に、防音装置42を支柱20の上側に配置して、係合部材44を溝部27の上側から嵌め込みつつ下側へスライドさせて、防音装置42を防音壁12の上部に載置する。これにより、防音装置42が支柱間空間Rに配置されて、係合部材44が支柱20と係合される。この状態で、係合部材44とH鋼部26とをボルト26Dで固定する。
このとき、防音装置42のY方向の位置は、図6に示すように、防音壁12から反音源領域B側へ突出することなく、すべての部分が防音壁12から音源領域A側に配置される。これは、係合部材44を防音装置本体43に対して反音源領域B側へ配置したためである。このように係合部材のY方向の位置を移動させることにより、防音装置本体43の防音壁12に対するY方向の位置を容易に移動させることができる。したがって、反音源領域B側が他人の領地で、進入することができない場合でも、第2実施形態のような構成にして、簡単に防音装置42の取り付けを行うことができる。
なお、本実施形態では、防音装置の全体が防音壁12から内側へ配置されるような位置に、係合部材44を配置したが、係合部材のY方向の位置は、適宜変更することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る防音装置と、この防音装置を防音壁の上に取り付けるための防音装置取付構造の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1、第2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の防音装置取付構造50は、図9に示すように、複数の支柱52、透光パネル54、及び、防音装置42を備えている。防音装置42の構成については、第2実施形態と同様である。
支柱52は、脚部22及びH鋼部56を含んで構成されている。脚部22は、第1実施形態と同一である。H鋼部56は、図10に示すように、第1実施形態よりも透光パネル54分の高さだけ鉛直方向に長い構成とされている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。H鋼部56は、図11に示すように、側板56A、56B、中間板56Cを含んで構成されている。側板56A、56B、中間板56Cは、各々、H鋼部26の側板26A、26B、中間板26Cに対応している。側板56Bには、取付孔56H、56Iが構成されている。支柱52の防音壁12上への配置については、第1実施形態と同様である。隣り合う支柱52間には、支柱間空間R3が構成される。
透光パネル54は、枠体54A及び透光板54Bを備えている。透光板54Bは、光を透過可能な板部材で、反対側を透視可能とされている。枠体54Aは、透光板54Bの外周に配置され、X方向の両端部は、溝部27に係合可能とされている。透光パネル54のX方向の長さは、隣り合うH鋼部56の中間板56C間の距離よりもわずかに短い長さとされており、透光パネル54の両端は、溝部27に係合されて、2本の支柱52間に嵌め込むことができる。透光パネル54は、音源領域A側からの視界を遮ることなく、列車や車などから外の景色を楽しめるようにするためなどに用いられる。
本実施形態の防音装置42を防音壁12に取り付ける際には、図11に示すように、第1実施形態と同様にして、防音壁12の上部に複数の支柱52を所定間隔で取り付ける。次に、図12に示すように、透光パネル54を支柱52の上側から枠体54Aを溝部27に係合させつつ嵌め込んで下側へスライドさせ、透光パネル54を防音壁12の上部に載置する。これにより、透光パネル54が支柱間空間R3の下側に配置される。この状態で、バネ54C等により溝部27内に透光パネル54を固定する。
そして、第2実施形態と同様にして、防音装置42を支柱52の上側に配置して、係合部材44を溝部27の上側から嵌め込みつつ下側へスライドさせて、防音装置42を透光パネル54の上部に載置する。これにより、防音装置42が支柱間空間R3の上側に配置される。この状態で、係合部材44とH鋼部56とをボルト26Dで固定する。
本実施形態によれば、第1、第2実施形態と同様に、簡易に防音装置42の取付を行うことができると共に、透光パネル54も容易に取り付けることができる。
なお、本実施形態では、透光パネル54の上に第2実施形態で説明した防音装置42を配置した例について説明したが、第1実施形態の防音装置30を配置することもできることはいうまでもない。
また、透光パネル54に代えて一般的な防音板を配置することもできる。
第1実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す斜視図である。 第1実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す側断面図である。 第1実施形態に係る防音装置が支柱に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る防音装置の取付部分の拡大斜視図である。 第2実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す斜視図である。 第2実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す側断面図である。 第2実施形態に係る防音装置が支柱に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る防音装置の取付部分の拡大斜視図である。 第3実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す斜視図である。 第3実施形態に係る防音装置を、防音壁に取り付けるための防音装置取付構造と共に示す側断面図である。 第3実施形態に係る透光パネルが支柱に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る防音装置が支柱に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 防音装置取付構造
12 防音壁
20 支柱
22 脚部
26 H鋼部
27 溝部
30 防音装置
32 分岐壁板
32A 音源領域側板
32B 反音源領域側板
34 第1傾斜壁板
35 第2傾斜壁板
36 係合部材
40 防音装置取付構造
42 防音装置
44 係合部材
50 防音装置取付構造
52 支柱
54 透光パネル(防音板)
56 H鋼部
R 支柱間空間
R3 支柱間空間

Claims (4)

  1. 音源領域の端部に沿って配設された防音壁の上部に取り付けられ前記防音壁の延在方向に互いに間隔をあけて複数配置され前記防音壁から上方へ向かって延びる支柱の、隣り合う支柱間に構成される支柱間空間に配置される防音装置であって、
    前記音源領域側に傾斜する音源領域側板と音源領域外側に傾斜する反音源領域側板とに分岐されて上方に延びる一対の分岐壁板と、前記分岐壁板より各々短く形成され且つ、前記一対の分岐壁板の上端部から相互に近づく方向に傾斜しつつ上方に延びる一対の先端壁板と、前記音源領域側板の前記音源領域側に配置され前記分岐壁板よりも下側から傾斜しつつ上方に延びる第1傾斜壁板と、前記第1傾斜壁板の音源領域側に配置され前記第1傾斜壁板よりも下側から傾斜しつつ上方に延びる第2傾斜壁板と、前記延在方向両端に設けられ前記支柱と係合する一対の係合部材と、を有する防音装置。
  2. 隣り合う前記複数の支柱は、互いに向き合うように開口され鉛直方向に延びる一対の溝部を備え、前記防音装置の係合部材は前記溝部に係合されること、を特徴とする請求項1に記載の防音装置。
  3. 前記支柱の前記防音壁よりも上側は鉛直方向からみて断面H形状とされ、前記溝部は前記H形状により前記延在方向の両側に各々構成されていること、を特徴とする請求項2に記載の防音装置。
  4. 前記係合部材は、この係合部材が前記支柱と係合された際に、前記防音装置の最も音源領域外側に位置する部分が前記防音壁から音源領域側に配置される位置に固定されていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防音装置。
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