JP2006016820A - パネル柵 - Google Patents
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Abstract
【課題】傾斜部に取り付けた場合でも別部材や傾斜部用パネルを必要とすることなく、良好な外観を得ることができ且つ交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能を低下させることのないパネル柵を提供する。
【解決手段】支柱1の側面に相対向して取着されたコ字形の保持部材2の溝部に、両端部を挿入してパネル3を取付けることで、パネル3の両端部をコ字形の保持部材2により隠すことができるため、傾斜部に取り付けた場合でも、パネルの端部が見えたり隙間が開いたりするのを防止するのに別部材や傾斜部用パネルを必要とせず、外観は良好なものとなり、且つ交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能が低下するのを防ぐことができる。
【選択図】図1
【解決手段】支柱1の側面に相対向して取着されたコ字形の保持部材2の溝部に、両端部を挿入してパネル3を取付けることで、パネル3の両端部をコ字形の保持部材2により隠すことができるため、傾斜部に取り付けた場合でも、パネルの端部が見えたり隙間が開いたりするのを防止するのに別部材や傾斜部用パネルを必要とせず、外観は良好なものとなり、且つ交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能が低下するのを防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、支柱間にパネルを取り付けて形成され、道路及びその周辺や敷地境界線上等、あるいは公園や遊歩道等に沿って設置され、交通騒音の低減や泥はね防止や目隠し等の機能を備えたパネル柵に関するものである。
支柱間にパネルを取り付けて形成されるパネル柵としては、例えば特許文献1に、支柱には、遮音パネルが取り付けられる側面に、上下方向に遮音パネルを挿入することが可能な溝が設けられ、前記溝の中にパネル支持用のブラケットが固定して設けられており、遮音パネルの端面には、支柱の前記溝へ嵌めることが可能な接続部が凸状に設けられ、該接続部に包含される部位であって支柱の前記ブラケットと対応する位置に、同ブラケットへ上方から載って嵌合状態に連結される取付け金具が設けられている市街地道路用の遮音壁が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の市街地道路用遮音壁では、水平部に設置するパネルを用いて、傾斜部に設置すると、支柱とパネルとの間に隙間が空いて外観が見苦しくなることのみならず、交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能が低下する。かかる不具合を改善するには、傾斜部の勾配に対応したパネルを水平部用パネルとは別に製作したり、隙間を別部材で塞いだりする必要があり、材料や作業に係わる手間が嵩むこととなる。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、傾斜部に取り付けた場合でも別部材や傾斜部用パネルを必要とすることなく、良好な外観を得ることができ且つ交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能を低下させることのないパネル柵を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わるパネル柵は、地表に適宜間隔をおいて立設された支柱間にパネルが取着されてなるパネル柵であって、前記支柱側面に相対向して保持部材がそれぞれ取着され、前記保持部材は上下方向に溝部が形成された断面コ字形となされ、この保持部材の溝部内に両端部が挿入されてパネルが取付けられていることを特徴とするものである。
また、前記パネルが上下に亘って複数段設けられていてもよい。
本発明に係わるパネル柵によれば、支柱側面に相対向して取着されたコ字形の保持部材の溝部に、両端部を挿入してパネルを取付けることで、パネルの両端部をコ字形の保持部材により隠すことができるため、傾斜部に取り付けた場合でも、パネルの端部が見えたり隙間が開いたりするのを防止するのに別部材や傾斜部用パネルを必要とせず、外観は良好なものとなり、且つ交通騒音の低減や泥はね防止、また目隠し等の機能が低下するのを防ぐことができる。またコ字形の保持部材が支柱に取り付けられていることで、パネル柵の延設方向が屈曲した場合でも対応が容易なものとなり得る。
また前記パネルを上下に亘って複数段設けるようにすれば、傾斜部に取り付けた場合に、一枚当たりのパネルの上下方向の長さを小さくして、傾斜させた際の上下角部のずれ幅を小さくでき、パネルの端部や角部を隠すための保持部材の面積を小さくすることができ、傾斜部に取り付ける場合に、各々のパネルの当接部が摺動することで、現地の傾斜角度の変化に対してパネルの取り付けが容易であり、また微調整も容易に行うことができ好ましい。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わるパネル柵の、実施の一形態を示す正面図である。まずイ)において、パネル柵10は地平面に立設された二体の支柱1と、支柱1間に相対向して取着され相対向する支柱1方向に突設された平面コ字形で且つ正面台形状の保持部材2と、当該保持部材2の溝部に両端部が挿入されて取り付けられたパネル3から構成されている。亜鉛めっき鋼板からなる保持部材2は、亜鉛めっき鋼管からなる支柱1の相対向する支柱1の側に向かってボルトにより固着され、保持部材2の溝部に落とし込まれ上下二段に亘ってパネル3が取り付けられる。
図1は、本発明に係わるパネル柵の、実施の一形態を示す正面図である。まずイ)において、パネル柵10は地平面に立設された二体の支柱1と、支柱1間に相対向して取着され相対向する支柱1方向に突設された平面コ字形で且つ正面台形状の保持部材2と、当該保持部材2の溝部に両端部が挿入されて取り付けられたパネル3から構成されている。亜鉛めっき鋼板からなる保持部材2は、亜鉛めっき鋼管からなる支柱1の相対向する支柱1の側に向かってボルトにより固着され、保持部材2の溝部に落とし込まれ上下二段に亘ってパネル3が取り付けられる。
次に、ロ)に傾斜部に設置した状態を示すが、支柱1は水平面と垂直に立設され、パネル3の長手方向は傾斜部の勾配に併せて傾斜されるが、かかる状態で支柱1とパネル3とが取り付けられると、従来では、二個のパネル3の端部がそれぞれ露出し、パネル3間に段差Dが生じると共に、支柱1の側面とパネル3の端部との間に三角形の隙間Sが生じ外観が見苦しいものとなるが、本形態においては、三角形の隙間Sを隠すような幅寸法となされた保持部材2の溝部内に、傾斜した二個のパネル3の両端部が挿入されて取付けられており、この保持部材2によりパネル柵10の外観は良好なものとなり、また隙間Sによる交通騒音低減や泥はね防止、また目隠し等の機能が低下するのを防止できる。更に、水平部に取り付ける場合に用いられる保持部材2及びパネル3と同一のものを用いて、傾斜部に設置することができるため、傾斜部の角度毎に保持部材2及びパネル3を設計・製作する必要がなく、別部材を設計・製作する手間が低減できるのみならず、納期も短縮でき好ましい。
ここで保持部材2は、上下辺の角部が同じ角度θだけ切り欠かれた台形状となされていることで、傾斜部に取り付けた場合でも保持部材2の下辺の角部と地平面とが接触することがないようになされている。また、上下辺の角部が切り欠かれる角度θは7度となされることで、12%までの勾配に対応可能となされている。
支柱1及び保持部材2はそれぞれ別体で作成され、パネル3を支持できるものであれば特に限定されるものではなく、合成樹脂材料、無機材料等を用いて形成できるが、道路の周辺等に設置されることから強度が高く衝撃に強い、鉄、ステンレス、アルミニウム、等の金属材料により形成されたものを好適に用いることができる。また、めっきや塗装を施して、美観、耐食性を備えさせてもよい。尚、保持部材2の幅は傾斜部に設置した際にパネルの端部が露出せず隠蔽されるだけの寸法であればよい。従って、傾斜が緩やかな所に設置する場合に用いる保持部材2の幅は狭く、傾斜が急な所に用いる場合は幅が広いものを用いればよいことから、幅の異なる保持部材2を複数種類用意し、設置する傾斜に合わせて適宜それらを選択して使用するようにしてもよいし、最大の場合の傾斜、例えば12%に設定し、この傾斜にてパネルの端部が露出せず隠蔽される幅の保持部材2を全ての傾斜の場合に共通に使用するようにしてもよい。いずれにしても支柱1と保持部材2とがそれぞれ別体で作成されているので、保持部材2のみを傾斜に対応させればよい。
パネル3は合成樹脂、金属、またはそれらを組み合わせた複合材料等を用いて形成でき、保持部材2に取着され、風圧等に耐えうるものであれば、特に限定されるものではないが、軽量且つ耐食性及び美観を兼ね備えた、合成樹脂の発泡芯材にアルミニウム箔を挟着したアルミ−樹脂積層板を二枚間隔をおいて設け、二体のアルミ−樹脂積層板の間隔を保持する上下枠材を側面の固定部材で固定することにより、前面側及び背面側に間隔をおいて設けたアルミ−樹脂積層板を挟持するパネル構成とし、泥はね防止や目隠しの機能を持たせている。また、アルミ−樹脂積層板にパンチング加工を施したものをパネル3の前面若しくは背面のいずれか一方に設け、その間にグラスウール等の吸音材を挟み込み、交通騒音の低減機能を持たせることもできる。
また、上段に位置するパネル3の上辺部に、人が乗り掛かることで荷重がかかってパネル3が変形したり、歩行者が接触してパネル3により怪我をしたりする恐れなどが考え得ることから、図2に示すように、保持部材2の上端付近にボルト孔21を穿設し、ボルト孔21を用いて上段のパネル3の、長手方向の上端全体を覆うように笠木材4を保持部材2間に差し渡して取り付けて、パネル3の上辺部の保護と強度向上を図ってもよい。また、傾斜部に設置されることを考慮し、保持部材2の上辺の角部は斜め下向きに切り欠かれており、笠木材4の下面と保持部材2の上辺の角部とが接触することがないようになされている。
また図3に示す如く、支柱1への保持部材2の取り付けに際し、保持部材2に長孔22が設けられ、長孔22が路面と平行方向に長くなるようになされると共に、支柱1及び長孔22にボルトBが挿通されてナットNを緊結して取り付けられていることで、ボルトBが長孔22内で自在に摺動でき、保持部材2の取付方向が長孔22の範囲内で自在なものとなり、パネル柵10の延設方向を屈曲させる必要がある場合でも容易に対応することができる。
1 支柱
2 保持部材
3 パネル
4 笠木材
10 パネル柵
2 保持部材
3 パネル
4 笠木材
10 パネル柵
Claims (2)
- 地表に適宜間隔をおいて立設された支柱間にパネルが取着されてなるパネル柵であって、前記支柱側面に相対向して保持部材がそれぞれ取着され、前記保持部材は上下方向に溝部が形成された断面コ字形となされ、この保持部材の溝部内に両端部が挿入されてパネルが取付けられていることを特徴とするパネル柵。
- 前記パネルが上下に亘って複数段設けられ、この全てのパネルの両端部が保持部材の溝部内に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004194365A JP2006016820A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | パネル柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004194365A JP2006016820A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | パネル柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006016820A true JP2006016820A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35791348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004194365A Pending JP2006016820A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | パネル柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006016820A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11066846B1 (en) * | 2019-06-13 | 2021-07-20 | Aluminm Architectural Solutions, Inc. | Fence system |
-
2004
- 2004-06-30 JP JP2004194365A patent/JP2006016820A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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