JP2009018919A - シート材搬送装置、原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置、原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート材搬送経路内でのシート材の撓みやスキューを抑制し、かつ、シート材を等速で搬送することのできるシート材搬送装置、原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14との間に原稿Sの移動速度を検知する移動速度検知手段150を設け、この移動速度検知手段150の検知結果に基づいて、シート材たる原稿Sが所定の目標値に従った移動速度(読取倍率速度)で駆動するようにステッピングモータ20をフィードバック制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート材搬送装置、原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置に関するものである。
従来、原稿や用紙などのシート材を駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対をシート材搬送経路に複数設けて、シート材を搬送ローラ対に挟んでシート材を搬送するシート材搬送装置が知られている。このようなシート材搬送装置において、移動方向に長いシート材を搬送する際に、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送される。このとき、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の周速が、シート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の周速よりも遅いと、シート材がシート材搬送経路内で撓んだり、スキューしたりしてしまう。そのため、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の周速をシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の周速よりも速めて、シート材にバックテンションを与えて、シート材がシート材搬送経路内で撓んだり、スキューしたりしないようにしている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。
特開平7−157148号公報 特開2002−156802号公報
しかしながら、シート材がシート材搬送方向最上流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときのシート材の移動速度と、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されているときのシート材の移動速度と、シート材がシート材搬送方向最下流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときの移動速度とがそれぞれ異なってしまうという問題である。なお、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されているときは、シート材は、各搬送ローラ対とスリップしながら搬送されるため、シート材の移動速度は、シート材搬送方向最上流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときよりも速く、シート材搬送方向最下流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときよりも遅い。
このため、シート材たる原稿をシート材搬送装置によってスキャナ等の原稿読取装置による読取位置に通して原稿の画像を読み取らせるADF(自動給紙装置)等の原稿搬送装置においては、読み取った画像の副走査線方向の倍率が変動してしまうという問題が生じる。また、シート材たる用紙をシート材搬送装置によって画像形成部の画像形成位置に通して用紙に画像を形成する画像形成装置においては、用紙に形成した画像が副走査線方向に伸び縮みするという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、シート材搬送経路内でのシート材の撓みやスキューを抑制し、かつ、シート材を等速で搬送することのできるシート材搬送装置、原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、シート材搬送方向に回転する駆動ローラと、該駆動ローラに加圧接触して従動回転する従動ローラとのニップにシート材を挟んで搬送する搬送ローラ対をシート材搬送経路に複数有し、各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させる駆動装置を有し、少なくとも前記シート材が、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されるときに、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の回転速度が、シート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の回転速度よりも速くなるように前記駆動装置で各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させるシート材搬送装置において、前記搬送ローラ対間に前記シート材の移動速度を検知するシート材移動速度検知手段を備え、前記シート材移動速度の検知結果に基づいて、前記シート材移動速度が一定となるように、前記駆動装置を制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のシート材搬送装置において、前記シート材移動速度検知手段を、シート材ととも回りする検知ローラと、前記検知ローラの回転速度を検知する回転速度検知手段とで構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のシート材搬送装置において、前記検知ローラを、外周面のすべり摩擦係数が0.6以上の剛体としたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3のシート材搬送装置において、前記検知ローラに接触して、シート材搬送方向に回転する検出用駆動ローラを設け、前記シート材を前記検出用駆動ローラと前記検知ローラとのニップに搬送することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4のシート材搬送装置において、前記検出用駆動ローラの回転速度を、前記検出用駆動ローラよりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対よりも0%以上3%以下遅くしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5のシート材搬送装置において、前記検知駆動ローラに一方向クラッチを設け、前記検知駆動ローラの回転速度よりも、前記検出用駆動ローラと前記検知ローラとのニップに挟まれたシート材の搬送速度の方が速いとき、前記一方向クラッチが切れて、前記検知駆動ローラに駆動力を伝達させないようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかひとつのシート材搬送装置において、前記制御手段は、各搬送ローラ対の駆動ローラを回転駆動させる駆動源が立ち上がって、安定速度となった時点を基準にして、前記シート材移動速度検知手段のシート材移動速度の検知結果に基づく制御を開始することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかひとつのシート材搬送装置において、前記シート材移動速度検知手段は、前記シート材の後端が、前記シート材移動速度検知手段を通過するとき、前記シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されるような位置に配置されており、前記制御手段は、前記シート材の後端が、前記シート材移動速度検知手段を通過した後は、前記シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されているときにおける制御値で、前記駆動装置を制御することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至7いずれかひとつのシート材搬送装置において、前記シート材の後端が前記シート材移動速度検知手段を通過した後の各搬送ローラ対の速度を制御するための制御値を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記シート材の後端が前記シート材移動速度検知手段を通過した後は、前記記憶手段に記憶されている制御値に基づいて、前記駆動装置を制御するものであって、前記記憶手段に記憶する前記制御値を入力する入力手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、原稿載置部と、前記原稿載置部上の原稿を該原稿読取装置による読取位置に通しながら搬送先に向けて搬送する搬送手段とを備えた原稿搬送装置において、前記搬送手段として、請求項1乃至9いずれかひとつのシート材搬送装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、画像形成部における用紙に画像を形成する画像形成位置に通しながら搬送先に向けて用紙を搬送する搬送手段を備えた給紙装置において、前記搬送手段として、請求項1乃至9いずれかひとつのシート材搬送装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項10の原稿搬送装置、請求項11の給紙装置のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とするものである。
請求項1乃至12の発明によれば、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の回転速度が、シート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の回転速度よりも速くなるように駆動装置で各搬送ローラ対を駆動させるので、シート材搬送経路内でのシート材の撓みやスキューを抑制することができる。また、シート材搬送経路内を搬送されているシート材の移動速度をシート材移動速度検知手段で検知して、その検知結果に基づいて、シート材移動速度が一定となるように、駆動装置を制御するので、シート材を一定速度で搬送することができる。すなわち、シート材がシート材搬送方向最上流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときは、シート材移動速度検知手段の検知結果に基づいて、シート材搬送方向最上流側の搬送ローラ対の周速を駆動装置で制御することで、シート材を一定速度で搬送することができる。また、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されているときは、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の周速をシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の周速よりも速くした状態を維持して、シート材移動速度検知手段の検知結果に基づき、各搬送ローラ対の周速を駆動装置で制御することで、シート材にバックテンションを付与した状態で、シート材を一定速度で搬送することができる。また、シート材がシート材搬送方向最下流側の搬送ローラ対のみで搬送されているときは、シート材移動速度検知手段の検知結果に基づいて、シート材搬送方向最下流側の搬送ローラ対の周速を駆動装置で制御することで、シート材を一定速度で搬送することができる。これにより、シート材を一定速度で搬送することができる。従って、シート材搬送装置を、原稿を原稿読取装置による読取位置を通しながら搬送先に向けて搬送する原稿搬送装置に用いれば、読み取った画像の副走査線方向の倍率の変動を抑制することができる。また、シート材搬送装置を、画像形成部における用紙に画像を形成する画像形成位置に通しながら搬送先に向けて用紙を搬送する給紙装置に用いれば、用紙に形成した画像の副走査線方向の伸縮を抑制することができ、良好な画像を得ることができる。
以下、本発明を、画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。
複写機は、本体側の給紙装置たる給紙ユニット95と作像ユニット93と本体上部に装着された原稿搬送装置11とから主に構成される。
原稿搬送装置(以下、ADFともいう)11は、原稿(シート)Sを原稿読取装置たる読取部50の読取位置へ搬送し、読み取り後の原稿Sをa方向に搬送して装置後方の原稿排紙テーブル96に排紙するものである。ADF11は、上部ユニット11aと下部ユニット11bとを有しており、上部ユニット11aは、図示しないヒンジなどの連結部材によってその下部ユニット11bと上下方向に開閉自在に接続されている。なお、ADF11の詳細については、後述する。
上部ユニット11aの上部には、入力手段たる操作表示部250が装置前方に向いて搭載されている。操作表示部250は、スタートキー、テンキー、クリア・ストップキー、初期設定キー、モードキーなどのキー群、および液晶タッチパネルを備え、ユーザの操作で各動作モードの設定や動作開始および停止指示が可能なように構成されている。また、液晶タッチパネルには、画面ごとに適宜出現する機能キーを含む入力操作部と、部数や装置状態(原稿取り忘れを含む)などをメッセージ表示する表示部とを併せ持つ。ユーザ操作による設定内容は、操作表示部250から制御部に送信される。
原稿読取装置たる読取部50は、イメージセンサと、原稿と接触するコンタクトガラスと、シート原稿に光を照射する照明手段と、上記照明手段から照射されシート原稿から反射した光を収束する結像レンズとを備えている。読取部50下部の原稿Sの画像を読取位置には、原稿搬送方向に回転駆動される白色ローラ16が配置されている。そして、装置前方から挿入・搬送されてきた原稿Sが、白色ローラ16によって読取位置でコンタクトガラスに密着され、読取位置における原稿Sに搬送路上方から光を照射し、その反射光をイメージセンサの受光面に結像し、その画像面を順次画像信号(画像データ)に変換する。
画像形成部たる作像ユニット93は、ドラム状の感光体33を中心とし、この感光体33の周囲には、電子写真プロセスの工程順に、帯電チャージャ31、図示しない書込ユニット、現像ユニット32、転写チャージャ36、分離チャージャ37などが配設されている。書込ユニットは、レーザ出力ユニット(レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを具備)、結像レンズ、ミラーなどによるレーザ書込光学系を構成している。
また、給紙装置たる給紙ユニット95は、給紙部と排紙部とを備えている。
給紙部95cは、第1、第2、第3のロール転写紙78、79、94が装置本体に対して引き出し自在に装着された図示しない用紙カセット、搬送ローラ対71〜75、カッタ76、77、レジストローラ対70などを有している。また、排紙部95bは、排紙ローラ38、39、排紙トレイ41、42などを有している。
第1、第2、第3のロール転写紙78、79、94は、ADF11側で検出した原稿長さに応じ、選択および切断され、給紙部95cにより画像形成部の画像形成位置である感光体33の転写位置まで搬送される。一方、副走査方向に回転駆動される感光体33側では書込ユニットによる主走査方向の光書込みを受けて静電潜像が形成され、現像ユニット32による現像を受けてトナー像が形成される。給紙部95cにより搬送されたカット済み用紙は、このトナー像先端と同期を取りながら搬送され、トナー像の転写を受ける。転写後の用紙は定着ユニットによる定着処理を受けた後、転写紙サイズに応じ、排紙ローラ38、39を介して排紙トレイ41、42上に排紙される。
次に、ADF11について詳細する。
図2は、ADF11の要部拡大構成図であり、図3は、ADF11に設けられたシート材搬送装置の概略斜視図である。
ADF11は、原稿載置部たる原稿載置台92、原稿排紙テーブル96、原稿載置台上の原稿を読取部50による読取位置に通しながら原稿排紙テーブル96に向けて搬送するシート材搬送装置100などを備えている。
シート材搬送装置100は、原稿載置台92に載置された原稿Sを読取部へ搬送するための挿入搬送ローラ対13、読み取りが終了した原稿Sを原稿排紙テーブル96に向けて搬送する排出搬送ローラ対14、などを有している。
挿入搬送ローラ対13は、回転軸131aに3個のゴムローラ131bが等間隔で配設された挿入駆動ローラ131と、従動軸132aに配設され、挿入駆動ローラ131のゴムローラ131bにそれぞれ加圧接触する3個のゴムローラ132bを供えた挿入従動ローラ132とからなっている。挿入従動ローラ132は、ゴムローラ132bが、挿入駆動ローラ131のゴムローラ131bに加圧接触するように、図示しないスプリングなどの等の押圧手段によって挿入駆動ローラ131側へ押圧されている。
また、排出搬送ローラ対14は、回転軸141aに3個のゴムローラ141bが等間隔で配設された排出駆動ローラ141と、従動軸142aに配設され、排出駆動ローラ141のゴムローラ141bにそれぞれ加圧接触する3個のゴムローラ142bを供えた排出従動ローラ142とからなっている。排出従動ローラ142は、ゴムローラ142bが、排出駆動ローラ141のゴムローラに加圧接触するように、図示しないスプリングなどの等の押圧手段によって排出駆動ローラ141側へ押圧されている。
また、シート材搬送装置100は、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14との間に原稿Sの移動速度を検知する移動速度検知手段150を備えている。本実施形態においては、移動速度検知手段150を挿入搬送ローラ対13の近傍に配置している。移動速度検知手段150は、検出用駆動ローラ151および検出用従動ローラ152からなる検出ローラ対15、検出用従動ローラ152の回転速度を検知する回転速度検知手段たるエンコーダ153を備えている。エンコーダ153は、検出用従動ローラ152の従動軸152aに固定され透過部材で形成されたディスク153bと、受光素子と発光素子とを有する透過型センサ153aとで構成されている。透過型センサ153aの発光素子は、ディスク153bの一方の面と対向し、受光素子は、ディスク153bの他方の面と対向するように透過型センサ153aが配置されている。ディスク153bには、透過型センサ153aの発光素子からの光を遮断する放射状にラインが描かれている。これにより、検出用従動ローラ152が回転してディスク153bが回転すると、透過型センサ153aの発光素子からの光をディスク153bが透過・遮断を順次繰返し、それに従い透過型センサ153aの受光素子がその光を順じ受光する。これにより、検出用従動ローラ152の回転量に応じてパルス状のON/OFF信号を得ている。このパルス状のON/OFF信号を用いて検出用従動ローラ152の回転速度を検知する。
検出用従動ローラ152は、図示しないスプリングなどの等の押圧手段によって検出用駆動ローラ151側へ押圧されている。また、検出用従動ローラ152は、外周面のすべり摩擦係数が0.6以上の樹脂や金属などの剛体で形成されている。剛体とすることで、押圧手段によって検出用駆動ローラ151側へ押圧されても、変形することがなく、原稿Sの移動速度を正しく検知することができる。また、外周面のすべり摩擦係数が0.6以上とすることによって、検出用従動ローラ152が、原稿Sに対してスリップするのを抑制し、原稿Sの移動速度を正しく検知することができる。
挿入駆動ローラ131、排出駆動ローラ141、検出用駆動ローラ151を駆動させるシート材搬送装置100の駆動装置200は、駆動源たるステッピングモータ20、原動プーリ21、第1プーリ23、第2プーリ24、第3プーリ25、第4プーリ26、第1タイミングベルト22、第2タイミングベルト27などを有している。第1タイミングベルト22は、ステッピングモータ20の駆動軸に固定された原動プーリ21と、挿入駆動ローラ131の回転軸131aの図中右側の端部付近に図示しない電磁クラッチを介して取り付けられた第1プーリ23と、排出駆動ローラ141の回転軸141aの一端に固定された第2プーリ24とに張架されている。また、挿入駆動ローラ131の図中右側の端部には、第3プーリ25が固定されており、検出用駆動ローラ151の回転軸151aの一端に1方向クラッチ軸受28を介して第4プーリ26が固定されている。第3プーリ25と第4プーリ26とには、第2タイミングベルト27が張架されている。本実施形態においては、挿入搬送ローラ対13の周速が、排出搬送ローラ対14の周速よりも遅くなるように、第1、第2プーリ23、24の径が設定されている。また、挿入搬送ローラ対13の周速が、検出用駆動ローラ151よりも0〜0.3%速くなるように、第3、第4プーリ25、26の径が設定されている。すなわち、本実施形態のシート材搬送装置100においては、検出用駆動ローラ151の周速≦挿入搬送ローラ対13の周速<排出搬送ローラ対14の周速となるように、駆動装置200を構成している。挿入搬送ローラ対13の周速<排出搬送ローラ対14の周速となるように構成することで、原稿Sにバックテンションがかかって、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14とによって搬送されるとき、原稿Sが撓んだり、スキューしたりするのを抑制することができる。その結果、原稿のしわや、ジャム、読み取った画像が副走査線方向に傾斜するなどの不具合を抑制できる。
本実施形態においては、検出用従動ローラ152が加圧接触するローラを検出用駆動ローラ151として、原稿Sの移動方向に回転駆動させる。このように構成することで、原稿Sの先端が、検出ローラ対15のニップに当接したときに、検出用駆動ローラ151が原稿Sの移動方向に回転しているため、抵抗なく検出ローラ対15のニップに原稿Sの先端を挟み込むことができる。よって、原稿Sの先端が、検出ローラ対15のニップに当接したときに原稿Sが撓んで、原稿Sにしわが生じたり、ジャムになったりするのを抑制できる。なお、検出用駆動ローラ151の周速は、挿入駆動ローラ131の周速よりも0〜0.3%遅く設定するのが好ましい。0.3%よりも遅くすると、検出ローラ対15のニップに当接したとき抵抗が大きくなって、原稿Sの先端が、検出ローラ対15のニップに当接したときに原稿が撓だり、スキューが生じたりするおそれがある。
また、上述したように、第4プーリ26は、1方向クラッチ軸受28を介して、検出用駆動ローラ151の回転軸151aに固定されている。この1方向クラッチ軸受28は、回転軸151a(検出用駆動ローラ151)の原稿移動方向の周速が、第4プーリ26の原稿移動方向の周速よりも遅い場合は、クラッチが繋がって、検出用駆動ローラ151が、ステッピングモータ20の駆動力によって回転し、検出用駆動ローラ151の原稿移動方向の周速が、第4プーリ26の原稿移動方向の周速よりも速い場合に、クラッチが切れるようになっている。本実施形態においては、ステッピングモータ20の駆動による検出用駆動ローラ151の周速を挿入駆動ローラの周速よりも遅くしている。よって、検出ローラ対15が原稿Sを挟み込んだときは、検出用駆動ローラ151と第4プーリ26との連結が切れて、原稿Sの移動速度で回転する。これにより、シート材の搬送に、検出用駆動ローラ151の回転駆動力の影響を受けることがなくなる。よって、シート材が撓んだり、スキューしたりするのを抑制することができる。また、このとき、検出用駆動ローラ151は、原稿Sの腰の強さで押しまわすこととなるため、図2に示すように、検出ローラ対15を挿入搬送ローラ対13の近傍に配置するのが好ましい。
また、駆動装置200は、伝達手段である第1プーリや第2プーリなどで、挿入搬送ローラ対13の周速を排出搬送ローラ対14の周速よりも遅くし、一つの駆動源で各搬送ローラ対を駆動するように構成している。これにより、各搬送ローラ対をそれぞれ別の駆動源で駆動するものに比べて、装置を安価にすることができる。
図4は、本複写機を制御する制御部60の機能ブロック図である。この制御部60は、実際には本複写機全体の制御を統括して行なうものであるが、原稿を搬送するときに必要な機能のみ表示している。
図に示すように、制御部60は、複写機全体の制御を司る制御手段であり、各種演算や各部の駆動制御を実行するCPU(Central Processing Unit)50aにバスラインを介して、コンピュータプログラム等の固定的データを予め記憶する記憶手段たるROM(Read Only Memory)60bと各種データを書き換え自在に記憶するワークエリア等として機能する記憶手段たるRAM(Random Access Memory)60cとが接続されて構成されている。
次に、ADF11のシート搬送について説明する。
原稿面を上側にしてシート原稿Sを原稿載置台92にセットすると、挿入搬送ローラ対13よりも原稿Sの移動方向上流側に配置された、サイズ検知センサ17は原稿挿入検知センサ19によって、原稿載置台92に原稿Sがセットされたことを検知して検知信号を制御部60へ送信する。制御部60は、検知信号を受信したら、電磁クラッチ29をONにして、第1プーリ23と挿入駆動ローラ131の回転軸131aとを連結し、かつ、ステッピングモータ20を回転駆動して、各搬送ローラ対13、14、15を回転駆動する。各搬送ローラ対13、14、15が回転すると、挿入搬送ローラ対13のニップに原稿載置台92の原稿Sの先端が挟みこまれ、挿入搬送ローラ対13によって原稿Sが搬送される。挿入搬送ローラ対13によって搬送される原稿Sは、検出ローラ対15のニップに挟み込まれる。このとき、検出用駆動ローラ151が原稿Sの移動方向に回転しているので、抵抗なく検出ローラ対15のニップに挟み込むことができる。挿入搬送ローラ対13と検出ローラ対15のニップとに挟み込まれた原稿Sの先端がレジスト検知センサ18の手前まできたら、制御部60は、ステッピングモータ20を一端停止する。そして、任意に設定された待機時間が経過したら、制御部60は、ステッピングモータ20を再起動し、スローアップテーブルに基づいてステッピングモータ20を所定の読取倍率速度まで加速させて、原稿Sの先端が読取位置に到達するまでの間に所定の読取倍率速度でステッピングモータ20を安定駆動させる。安定した読取倍率速度によって搬送されている原稿Sの先端は、コンタクトガラスと白色ローラ16との間に挟み込まれて、原稿Sが読取位置を通過する。なお、等倍率(100%)のにおける読取倍率速度(ステッピングモータ20のパルスレート)は、挿入駆動ローラ131の径と伝達手段の減速率より導き出されたものである。一方、変倍時における読取倍率速度(ステッピングモータ20のパルスレート)は、
変倍時の読取倍率速度=等倍時の読取倍率速度÷変倍率
によって算出することができる。
一方、ステッピングモータ20の駆動が再開して、原稿Sが挿入搬送ローラ対13による搬送が再開されると、レジスト検知センサ18が原稿Sの先端を検知し、検知信号が制御部60へ送られる。制御部60は、レジスト検知センサ18からの検知信号を受信したら、ステッピングモータ20のパルス数を計測して、所定パルス数経過したら、制御部60は、読取部50を制御して、原稿Sの原稿面の読取を開始する。読取部50は、その反射光をイメージセンサの受光面に結像し、その画像面を画像信号(画像データ)に変換する。そして、挿入搬送ローラ対13によって原稿Sが搬送され、原稿Sの原稿面が順次読取位置を通過していき、その原稿面を順次画像信号に変換する。
読取位置で画像を読み取られながら挿入搬送ローラ対13によって搬送されている原稿Sの先端が、排出搬送ローラ対14に到達すると、原稿Sの先端が排出搬送ローラ対14のニップに挟み込まれ、原稿Sが、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14とによって搬送される。原稿Sの先端が排出搬送ローラ対14を通過後、原稿Sの後端が原稿挿入検知センサ19を抜けるまでの所定任意位置で図示しない電磁クラッチ29をOFFにして、第1プーリ23と挿入駆動ローラ131の回転軸131aとの連結を切る。これにより、挿入搬送ローラ対13が、原稿Sと供回りするようになり、原稿Sが排出搬送ローラ対14により搬送される。原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対13を抜けると挿入搬送ローラ対13の回転が停止して、原稿Sが原稿排紙テーブル96に排出されるまで、次の原稿Sが搬送されないようにする。なお、電磁クラッチ29をOFFにした瞬間に搬送抵抗が増してショックジターが発生するので、原稿Sの後端が原稿挿入検知センサ19を抜ける瞬間(原稿の後端が挿入搬送ローラ対13を抜ける瞬間)に電磁クラッチ29をOFFにするのが好ましい。
電磁クラッチ29がOFFにされると、原稿Sは、排出搬送ローラ対14によって搬送されて、切り替え機構94によって、後方の原稿排紙テーブル96aまたは上方の原稿排紙テーブル96bに排出される。
次に、本実施形態の特徴点について説明する。
上述したように、原稿Sは、原稿Sの先端が排出搬送ローラ対14のニップに挟み込まれるまでの間は、挿入搬送ローラ対13によって搬送され、原稿Sの先端が排出搬送ローラ対14のニップに挟み込まれて、電磁クラッチ29がOFFになるまでの間は、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14によって搬送され、電磁クラッチ29がOFFになったら、排出搬送ローラ対14によって搬送される。
駆動装置200は、原稿Sの撓みやスキューを抑制するために挿入搬送ローラ対13の周速<排出搬送ローラ対14の周速となるように構成している。このため、挿入搬送ローラ対13で搬送されているときの原稿Sの移動速度と、排出搬送ローラ対14で搬送されているときの原稿Sの移動速度とが異なってしまう。また、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14とによって搬送されているときは、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14とによって原稿Sを引張り合いながら搬送されており、挿入駆動ローラ131と原稿Sおよび排出駆動ローラ141と原稿Sとがスリップしながら搬送される。このため、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14によって原稿Sが搬送されているときは、挿入搬送ローラ対13で搬送されているときのよりも速く、排出搬送ローラ対14で搬送されているときよりも遅くなっている。その結果、読取位置での原稿の移動速度が順次速まっていき、読み取られた画像情報が副走査線方向で段階的に画像の副走査線方向の倍率が縮小されてしまう。
そこで、本実施形態においては、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14との間に原稿Sの移動速度を検知する移動速度検知手段150を設け、この移動速度検知手段150の検知結果に基づいて、制御部60によって原稿Sが所定の目標値に従った移動速度(読取倍率速度)で駆動するようにステッピングモータ20を制御する所謂フィードバック制御を行う。
図5は、ステッピングモータ20の駆動制御フロー図である。
図に示すように、制御部60は、スローアップテーブルに基づいてステッピングモータ20を所定の読取倍率速度まで立ち上げた後、速度振動が減衰してステッピングモータが読取倍率速度で安定駆動したら(S1のYES)、フィードバック制御を開始する(S2)。すなわち、制御部60は、エンコーダ153で検出用従動ローラ152の回転速度を検出し、エンコーダ153の検出結果に基づいて、検出用従動ローラ152が読取倍率速度で回転するように、ステッピングモータ20の回転駆動制御値(パルスレート)に補正をかけるのである。
次に、制御部60は、電磁クラッチ29がOFFになったか否かをチェックする(S3)。電磁クラッチ29がOFFになってから、原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜ける前に、エンコーダ153の検知結果によるフィードバック制御を停止する(S4)。具体的には、電磁クラッチ29がOFFになったら、ステッピングモータのパルス数をカウントし、所定値となったら、フィードバック制御を停止する(S4)。ステッピングモータのパルス数は、原稿Sの移動距離に比例するので、パルス数をカウントすることで、原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜ける前に、エンコーダ153の検知結果によるフィードバック制御を停止することができる。フィードバック制御を停止したら、フィードバック制御を停止する時点での回転駆動制御値(パルスレート)でステッピングモータ20を回転駆動する(S5)。
このように制御することで、原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜ける前に、フィードバック制御を停止することができる。原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜ける前に、フィードバック制御を停止する理由は、以下のとおりである。原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜けると検出用従動ローラ152の回転速度が減速してしまう。このとき、エンコーダ153の検知結果によるフィードバック制御を行っていると、原稿Sは、所定の目標値に従った移動速度(読取倍率速度)よりも速い速度で回転しまい、読み取られた画像情報の副走査線方向の倍率が縮小されてしまうからである。すなわち、原稿Sの後端が検出ローラ対15を抜ける前に、フィードバック制御を停止することによって、誤制御を防止することができるのである。
また、フィードバック制御を停止する時点での回転駆動制御値(パルスレート)は、排出搬送ローラ対14のみで、原稿Sを読取倍率速度で搬送させるときの制御値である。従って、フィードバック制御停止後、フィードバック制御を停止する時点での回転駆動制御値(パルスレート)でステッピングモータ20を回転駆動することで、原稿Sを読取倍率速度で搬送することができる。
また、本実施形態においては、挿入搬送ローラ対13のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)、挿入搬送ローラ対13と排出搬送ローラ対14とで原稿を搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)、排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を、それぞれエンコーダ153の検知結果に基づいて補正する。これにより、挿入駆動ローラ131や排出駆動ローラ141の加工寸法公差による外径のばらつきによる副走査線方向の倍率誤差も補正することができる。
次に、ADF11の変形例について説明する。
[変形例1]
まず、変形例1について説明する。
変形例1は、挿入従動ローラ132の従動軸132aにエンコーダ153を設けて、挿入従動ローラ132の回転速度に基づいて、ステッピングモータ20の回転駆動制御値(パルスレート)を補正するものである。
この変形例1においては、電磁クラッチ29のOFFのタイミングを、原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対13を抜ける瞬間にしてしまうと、排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を、エンコーダ153の検知結果に基づいて補正することができない。よって、この場合においては、電磁クラッチ29のOFFのタイミングを早めて、挿入従動ローラ132の回転速度に基づいて、排出搬送ローラ対14のみで原稿を搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を補正できるようにする。
また、記憶手段たるRAM60cに予め排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を記憶しておき、フィードバック制御を停止したときは、RAM60cから、排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を読み出して、この制御値でステッピングモータを制御してもよい。このようにすることで、電磁クラッチ29のOFFのタイミングを、原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対13を抜ける瞬間にして、排出搬送ローラ対14のみで原稿を搬送するときの制御値(パルスレート)をエンコーダ153の検知結果に基づいて補正することができなかったとしても、原稿Sを読取倍率速度で搬送することができる。また、電磁クラッチ29のOFFのタイミングを、原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対13を抜ける瞬間にすることで、ショックジターも抑制することができる。
上記排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)は、次のようにして、RAM60cに記憶する。すなわち、出荷前の複写機に対して、テスト用原稿を複写して、複写した画像の副走査線方向の倍率を検知する。その検知結果に基づいて、作業者は、SPモードにより、入力手段たる操作表示部250上での入力により、排出搬送ローラ対14のみで原稿を搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を補正する。制御部60は、入力された回転駆動制御値(パルスレート)をRAM60cに記憶する。このようにすることで、排出駆動ローラ141径の外径公差のバラツキによる倍率誤差も補正することができる。また、サービスマンが、プーリや排出駆動ローラなどを交換した場合も、同様な処理を行って、RAM60cに記憶されている排出搬送ローラ対14のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を補正する。
[変形例2]
次に、変形例2について説明する。
変形例2は、排出従動ローラ142の従動軸142aにエンコーダ153を設けた例である。この場合、挿入搬送ローラ対13のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)は、エンコーダ153の検知結果に基づいて補正することができないので、RAM60cに挿入搬送ローラ対13のみで原稿Sを搬送するときの回転駆動制御値(パルスレート)を記憶しておく。
[変形例3]
次に、変形例3について説明する。
変形例3は、検出用駆動ローラ151の回転速度を、排出駆動ローラ141の回転速度よりも遅く、挿入駆動ローラ131よりも速くした例である。
この変形例3においては、挿入搬送ローラ対13と検出ローラ対15との間および検出ローラ対15と排出搬送ローラ対14との間の原稿Sにバックテンションがかかるので、原稿Sの搬送経路内で、原稿Sが撓んだり、スキューしたりするのを抑制することができる。
この変形例3では、原稿Sは、まず、1.挿入搬送ローラ対13にのみによって搬送され、次に、2.挿入搬送ローラ対13と検出ローラ対15とによって搬送され、次に、3.挿入搬送ローラ対13と検出ローラ対15と排出搬送ローラ対14とによって搬送され、4.検出ローラ対15と排出搬送ローラ対14とによって搬送され、5.排出搬送ローラ対14によって搬送される。検出ローラ対15を挿入搬送ローラ対13と読取位置との間に配置しているので、原稿Sが読取位置を通過するときは、原稿Sの搬送状態は、上述2〜5である。よって、原稿Sが上述の2〜5の搬送状態のときに、原稿Sを読取倍率速度で搬送されるようにフィードバック制御すればよい。また、図3に示すように、検出用駆動ローラ151の駆動力を、挿入駆動ローラ131の回転軸131aを介して伝達しているので、電磁クラッチ29をOFFにすると、検出用駆動ローラ151の回転駆動と挿入駆動ローラの回転駆動が停止して、原稿Sが、排出搬送ローラ対のみで搬送されるようになる。電磁クラッチ29をOFFにするタイミングは、上述したように、原稿Sの後端が挿入搬送ローラを抜ける瞬間であるので、電磁クラッチをOFFにしたときは、検出ローラ対のニップに原稿が挟まっている。よって、検出用従動ローラの従動軸に取り付けられたエンコーダで、搬出搬送ローラ対のみで原稿Sを搬送しているときの原稿Sの搬送速度を検知することができ、回転駆動制御値(パルスレート)を補正することができる。
また、例えば、検出用駆動ローラ151の駆動力を、排出駆動ローラの回転軸を介して伝達する場合など、電磁クラッチ29のOFFによって検出用駆動ローラ151の回転駆動が停止しないような構成であっても、上述したような一方向クラッチを設けることで、検出用従動ローラの従動軸に取り付けられたエンコーダで、排出搬送ローラ対のみで原稿Sを搬送しているときの原稿Sの移動速度を検知することができる。これは、原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対を抜けると、原稿Sは、検出ローラ対15のニップと排出搬送ローラ対14のニップとに挟まれて搬送されるが、このときの原稿Sの移動速度は、検出用駆動ローラの回転駆動速度よりも速くなるため、検出用駆動ローラが、原稿Sとともまわりするようになる。その結果、原稿Sの後端が挿入搬送ローラ対を抜けると、原稿Sは、排出搬送ローラ対14のみによって搬送されることとなる。従って、検出用従動ローラの従動軸に取り付けられたエンコーダで、搬出搬送ローラ対のみで原稿Sを搬送しているときの原稿Sの移動速度を検知することができ、回転駆動制御値(パルスレート)を補正することができる。
なお、上述では、ADF11に本発明を適用した例について説明したが、給紙装置たる給紙ユニット95に本発明を適用することもできる。カッター76、77によってシート状にカットされた用紙が、撓んだり、スキューしたりしないように、レジストローラ対70の周速より、定着ローラ35と加圧ローラ34とのローラ対の周速を速くしている。この場合、用紙がレジストローラ対70によって搬送されているときと、レジストローラ対70と定着ローラ35および加圧ローラ34のローラ対とによって搬送されているときと、定着ローラ35および加圧ローラ34によって搬送されているときとで、転写位置における用紙の移動速度が異なってしまう。このように、転写位置での用紙の移動速度が異なってしまうと、用紙に形成された画像が副走査線方向に段階的に伸びが生じてしまう。
レジストローラ対70と定着ローラ35および加圧ローラ34のローラ対との間に、検出ローラ対15を設け、用紙の移動速度を検知して、用紙が所定の目標速度で駆動するようにレジストローラ対70や定着ローラ35および加圧ローラ34を駆動する駆動装置をフィードバック制御する。このように構成することで、転写位置における用紙の移動速度を一定にすることができ、用紙に良好な画像を形成することができる。
以上、本実施形態のシート材搬送装置100によれば、用紙や原稿などのシート材のシート材搬送方向に回転する駆動ローラと、駆動ローラに加圧接触して従動回転する従動ローラとのニップにシート材を挟んで搬送する搬送ローラ対をシート材搬送経路に複数備える。また、各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させる駆動装置200を有し、少なくとも、シート材が複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されるとき、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の周速が、シート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の周速よりも速くなるように駆動装置200で、各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させる。このように構成することで、シート材が複数の搬送ローラ対によって搬送されるときに、シート材にバックテンションをかけることができ、シート材搬送経路内でシート材が撓んだり、スキューしたりするのを抑制することができる。
また、搬送ローラ対間にシート材の移動速度を検知するシート材移動速度検知手段150を備え、シート材移動速度の検知結果に基づいて、シート材移動速度が一定となるように、駆動装置200を制御する制御手段たる制御部60を備えている。これにより、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の周速を上流側の搬送ローラ対の周速よりも速くしていても、シート材搬送装置を一定速度で搬送することができる。
また、シート材搬送速度検知手段150を、シート材ととも回りする検知ローラたる検出用従動ローラと、検出用従動ローラの回転速度を検知する回転速度検知手段たるエンコーダ153とで構成する。このように構成することで、簡単な構成でシート材の移動速度を正確に検知することが可能となる。
また、検出用従動ローラ152を、外周面のすべり摩擦係数が0.6以上の剛体とすることで、検出用従動ローラ152の変形を抑制するとともに、シート材と検出用従動ローラとのスリップを抑制することができ、エンコーダ153によって正確にシート材の移動速度を検知することができる。
また、検出用従動ローラ152に接触して、シート材搬送方向に回転する検出用駆動ローラ151を設けて、検出用駆動ローラ151と検出用従動ローラ152とで構成される検出ローラ対15のニップにシート材搬送する。このように構成することで、シート材の先端が、検出ローラ対15のニップに当接したとき、検出用駆動ローラ151のシート材搬送方向の回転によって、シート材の先端を検出ローラ対15のニップに抵抗なく挟込むことが可能となる。よって、シート材の先端が検出ローラ対15のニップに挟み込まれるときのシート材先端の移動速度の低下を抑制することができ、シート材搬送経路内でシート材が撓んだり、スキューしたりするのを抑制することができる。
また、検出用駆動ローラ151の回転速度は、検出用駆動ローラ151よりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対よりも0%以上3%以下遅くするのが好ましい。0.3%よりも遅くすると、検出ローラ対15のニップにシート材の先端がスムーズに挟み込まれなくなり、原稿が撓だり、スキューが生じたりするおそれがある。
また、上述のように、検出用駆動ローラ151の回転速度を、検出用駆動ローラ151よりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対よりも遅くすると、検出ローラ対15のニップとこの検出ローラ対15よりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対のニップとにシート材が挟まれて搬送されているときに、検出ローラ対15と上述の搬送ローラ対との間でシート材が撓んでしまったり、スキューしたりするおそれがある。
そこで、検出用駆動ローラ151に一方向クラッチたる一方向クラッチ軸受28を設け、検知駆動ローラの回転速度よりも、検出ローラ対15のニップに挟まれたシート材の移動速度の方が速いとき、一方向クラッチ軸受28よって、検知駆動ローラへの駆動力の伝達が切れる。これにより、検出用駆動ローラは、シート材の移動速度で回転するようになり、検出ローラ対15のニップに挟まれたシート材が、検出用駆動ローラの回転駆動の影響を受けることがない。従って、検出ローラ対15のニップとこの検出ローラ対15よりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対のニップとにシート材が挟まれて搬送されているときに、検出ローラ対15と上述の搬送ローラ対との間でシート材が撓んでしまったり、スキューしたりするのを抑制することができる。
また、制御部60は、各搬送ローラ対の駆動ローラを回転駆動させる駆動源たるステッピングモータ20が立ち上がって、安定速度となった時点を基準にして、シート材移動速度検知手段のシート材移動速度の検知結果に基づく制御であるフィードバック制御を開始する。これにより、ステッピングモータ20が安定速度となる前にフィードバック制御を行うものに比べて、早期にシート材を一定の速度で搬送することができる。
また、シート材移動速度検知手段は、シート材の後端が、シート材移動速度検知手段を通過するとき、シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されるような位置に配置されており、制御部60は、シート材の後端が、シート材移動速度検知手段を通過した後は、シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されているときにおける制御値たるパルスレートで、駆動装置200を制御する。これにより、シート材の後端が、シート材移動速度検知手段を通過して、フィードバック制御を行えなくなっても、シート材を一定速度で搬送することができる。
また、シート材の後端がシート材移動速度検知手段を通過した後の各搬送ローラ対の速度を制御するための制御値(パルスレート)を記憶する記憶手段たるRAM60cを備えている。そして、制御部60は、シート材の後端がシート材移動速度検知手段を通過した後は、RAM60cに記憶されている制御値(パルスレート)に基づいて、駆動装置200を制御する。このような装置において、RAM60cに記憶する制御値を入力する入力手段たる操作表示部250を備えている。このように構成することによって、駆動装置200に備えた駆動源たるステッピングモータの駆動力を各搬送ローラ対に伝達する伝達手段が交換されて、減速比などが変わった場合でも、操作表示部250にその減速比に対応したパルスレートを入力することができ、シート材を一定速度で搬送することが可能となる。
また、原稿載置部たる原稿載置台92と、原稿載置台92上の原稿を原稿読取装置たる読取部50による読取位置に通しながら搬送先に向けて搬送する搬送手段を備えた原稿搬送装置において、搬送手段として、上述のシート材搬送装置を用いることで、読み取った画像の副走査線方向の倍率の変動を抑制することができる。
また、画像形成部たる作像ユニット93における用紙に画像を形成する画像形成位置たる感光体33の転写位置に通しながら搬送先に向けて用紙を搬送する搬送手段を備えた給紙装置において、搬送手段として、上述のシート材搬送装置を用いることで、用紙に形成した画像の副走査線方向の伸縮を抑制することができ、良好な画像を得ることができる。
また、本実施形態の画像形成によれば、上述のシート材搬送装置を備えた原稿搬送装置たるDF11、上述のシート材搬送装置を備えた給紙装置のうち、少なくとも一つを備えることで、良好な画像を得ることができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機のADFの要部拡大構成図。 ADFに設けられたシート材搬送装置の概略斜視図。 複写機を制御する制御部の機能ブロック図。 ステッピングモータの駆動制御フロー図。
符号の説明
11:原稿搬送装置
13:挿入搬送ローラ対
14:排出搬送ローラ対
15:検出ローラ対
16:白色ローラ
20:ステッピングモータ
29:電磁クラッチ
33:感光体
34:加圧ローラ
35:定着ローラ
50:読取部
60:制御部
70:レジストローラ対
92:原稿載置台
93:作像ユニット
95:給紙ユニット
100:シート材搬送装置
131:挿入駆動ローラ
132:挿入従動ローラ
141:排出駆動ローラ
142:排出従動ローラ
150:搬送速度検知手段
151:検出用駆動ローラ
152:検出用従動ローラ
153:エンコーダ
200:駆動装置
250:操作表示部

Claims (12)

  1. シート材搬送方向に回転する駆動ローラと、該駆動ローラに加圧接触して従動回転する従動ローラとのニップにシート材を挟んで搬送する搬送ローラ対をシート材搬送経路に複数有し、
    各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させる駆動装置を有し、
    少なくとも前記シート材が、複数の搬送ローラ対に挟まれて搬送されるときに、シート材搬送方向下流側の搬送ローラ対の回転速度が、シート材搬送方向上流側の搬送ローラ対の回転速度よりも速くなるように前記駆動装置で各搬送ローラ対の駆動ローラを駆動させるシート材搬送装置において、
    前記搬送ローラ対間に前記シート材の移動速度を検知するシート材移動速度検知手段を備え、
    前記シート材移動速度の検知結果に基づいて、前記シート材移動速度が一定となるように、前記駆動装置を制御する制御手段を備えたことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 請求項1のシート材搬送装置において、
    前記シート材移動速度検知手段を、シート材ととも回りする検知ローラと、前記検知ローラの回転速度を検知する回転速度検知手段とで構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 請求項2のシート材搬送装置において、
    前記検知ローラを、外周面のすべり摩擦係数が0.6以上の剛体としたことを特徴とするシート材搬送装置。
  4. 請求項2または3のシート材搬送装置において、
    前記検知ローラに接触して、シート材搬送方向に回転する検出用駆動ローラを設け、前記シート材を前記検出用駆動ローラと前記検知ローラとのニップに搬送することを特徴とするシート材搬送装置。
  5. 請求項4のシート材搬送装置において、
    前記検出用駆動ローラの回転速度を、前記検出用駆動ローラよりもシート材搬送方向上流側の搬送ローラ対よりも0%以上3%以下遅くしたことを特徴とするシート材搬送装置。
  6. 請求項5のシート材搬送装置において、
    前記検知駆動ローラに一方向クラッチを設け、
    前記検知駆動ローラの回転速度よりも、前記検出用駆動ローラと前記検知ローラとのニップに挟まれたシート材の搬送速度の方が速いとき、前記一方向クラッチが切れて、前記検知駆動ローラに駆動力を伝達させないようにしたことを特徴とするシート材搬送装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかひとつのシート材搬送装置において、
    前記制御手段は、各搬送ローラ対の駆動ローラを回転駆動させる駆動源が立ち上がって、安定速度となった時点を基準にして、前記シート材移動速度検知手段のシート材移動速度の検知結果に基づく制御を開始することを特徴とするシート材搬送装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかひとつのシート材搬送装置において、
    前記シート材移動速度検知手段は、前記シート材の後端が、前記シート材移動速度検知手段を通過するとき、前記シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されるような位置に配置されており、
    前記制御手段は、前記シート材の後端が、前記シート材移動速度検知手段を通過した後は、前記シート材が最下流の搬送ローラ対のみで搬送されているときにおける制御値で、前記駆動装置を制御することを特徴とするシート材搬送装置。
  9. 請求項1乃至7いずれかひとつのシート材搬送装置において、
    前記シート材の後端が前記シート材移動速度検知手段を通過した後の各搬送ローラ対の速度を制御するための制御値を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記シート材の後端が前記シート材移動速度検知手段を通過した後は、前記記憶手段に記憶されている制御値に基づいて、前記駆動装置を制御するものであって、前記記憶手段に記憶する前記制御値を入力する入力手段を備えたことを特徴とするシート材搬送装置。
  10. 原稿載置部と、前記原稿載置部上の原稿を該原稿読取装置による読取位置に通しながら搬送先に向けて搬送する搬送手段とを備えた原稿搬送装置において、
    前記搬送手段として、請求項1乃至9いずれかひとつのシート材搬送装置を用いたことを特徴とする原稿搬送装置。
  11. 画像形成部における用紙に画像を形成する画像形成位置に通しながら搬送先に向けて用紙を搬送する搬送手段を備えた給紙装置において、
    前記搬送手段として、請求項1乃至9いずれかひとつのシート材搬送装置を用いたことを特徴とする給紙装置。
  12. 請求項10の原稿搬送装置、請求項11の給紙装置のうち、少なくとも一つを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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