JP6217550B2 - シート搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
複合機などの画像形成装置(シート搬送装置)は、普通紙や特殊紙(たとえば、OHPフィルム)などのシートを搬送し、搬送中のシートに対して印刷を行う。シートの搬送を行うため、画像形成装置にはシート搬送路が設けられる。また、シート搬送路のうち予め定められた検知位置においてシートの有無を検知するためのシート検知センサーも設けられる。
たとえば、シート検知センサーは、検知位置に回動可能に設けられたアクチュエーターを検知対象とする透過型光センサーである。アクチュエーターは、検知位置にシートが無いとき、基準位置に保持され、シート検知センサーの検知領域(発光部と受光部との光路)を遮蔽または開放する。一方で、アクチュエーターは、検知位置にシートが有るとき、シートと当接することにより一方向に一定量回動した状態となり、シート検知センサーの検知領域を解放または遮蔽する。そして、検知位置に到達したシートの後端が検知位置を抜けると、アクチュエーターは一方向とは逆の他方向に回動し、基準位置に戻る。これにより、シート検知センサーは、検知位置にシートが有るときと無いときとで出力値を変化させる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−209172号公報
画像形成装置(シート搬送装置)の制御部は、シート検知センサーの出力値に基づき、検知位置におけるシートの有無(シートの先端到達および後端通過)を検知する。そして、制御部は、シートの有無検知の結果に基づき、搬送中のシートのサイズを判定したり、ジャムが発生したか否かを判断したりする。
たとえば、制御部は、検知位置においてシートの先端到達を検知してから計時を開始する。そして、検知位置においてシートの先端到達を検知した時点から同じ検知位置においてシートの後端通過を検知した時点までの時間が所定時間より短いとき、搬送中のシートのサイズが指定サイズとは異なっているとしてシートの搬送を停止させる。ここで使用される所定時間というのは、検知位置にシート先端が到達してから同じ検知位置をシート後端が通過するまでにかかると予想される時間であり、シートサイズ(シートの搬送方向の長さ)および搬送速度に基づき算出される時間である。なお、制御部は、検知位置においてシートの先端到達を検知してから、所定時間が経過しても同じ検知位置においてシートの後端通過を検知できないときには、ジャムが発生したと判断する。そして、この場合にも、シートの搬送を停止させる。
ここで、場合によっては、検知位置に到達したシートが撓んでいることがある。この場合、アクチュエーターを検知対象としてシートの有無を検知する構成では、シートの撓み部分(部分的に浮き上がっている部分)においてシートとアクチュエーターとの当接が解除され、アクチュエーターが基準位置に戻る方向に回動するので、検知位置にシートが有るにもかかわらず、シート検知センサーの出力値が一時的にシート有りを示す値からシート無しを示す値に変化する。
このように、シートの撓みに起因してシート検知センサーの出力値が一時的にシート無しを示す値に変化すると、シート後端の通過として制御部が検知してしまう。すなわち、誤検知が発生する。これにより、必要ないにもかかわらずシートの搬送が停止される、という不都合が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、シートの撓みに起因してシートの搬送が不必要に停止されるのを抑制することが可能なシート搬送装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、シート搬送路と、シート搬送路に沿ってシートを搬送するシート搬送部と、シート搬送路のうちシートの有無を検知する位置として予め定められた検知位置に配置され、シートが当接することにより回動し、検知位置をシート後端が通過するとシートとの当接が解除されることにより基準位置に戻るアクチュエーターと、アクチュエーターを検知対象とし、アクチュエーターにシートが当接することによりアクチュエーターが回動した状態ではシート有りを示す値を出力する一方、アクチュエーターが基準位置に在る状態ではシート無しを示す値を出力するシート検知センサーと、シート検知センサーの出力値に基づいて、検知位置におけるシートの有無を検知するとともに、搬送中のシートのサイズが指定された指定サイズではないサイズミスマッチが発生しているか否かを判定する制御部と、検知位置におけるシートの先端到達から後端通過までにかかる時間として予め定められたサイズミスマッチ判定時間をシートサイズ毎に記憶する記憶部と、を備える。そして、制御部は、検知位置へのシート先端の到達を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、シート検知センサーの出力値がシート無しを示す値に変化した後、サイズミスマッチ判定時間内にシート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻った場合、シートの搬送を続行させる一方、サイズミスマッチ判定時間内にシート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻らなければ、サイズミスマッチが発生したとしてシートの搬送を停止させる。
本発明の構成では、制御部は、検知位置へのシート先端の到達を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、シート検知センサーの出力値がシート無しを示す値に変化した後、サイズミスマッチ判定時間内にシート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻った場合、シートの搬送を続行させる一方、サイズミスマッチ判定時間内にシート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻らなければ、サイズミスマッチが発生したとしてシートの搬送を停止させる。これにより、検知位置に到達したシートが撓み、それによってシート検知センサーの出力値が一時的にシート有りを示す値からシート無しを示す値に変化しても、シートの搬送は続行される。その結果、シートの撓みに起因してシートの搬送が不必要に停止されるのを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、シートの撓みに起因してシートの搬送が不必要に停止されるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による複合機の全体構成を示した概略図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を示したブロック図 本発明の一実施形態による複合機において用紙検知センサーの検知対象となるアクチュエーターの挙動を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において用紙検知センサーの検知対象となるアクチュエーターの挙動を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において用紙検知センサーの検知対象となるアクチュエーターの挙動を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において行われるサイズミスマッチ判定を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において搬送中の用紙が撓んだときのアクチュエーターの挙動を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において搬送中の用紙が撓んだときのアクチュエーターの挙動を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において行われる撓み判定を説明するための図 本発明の一実施形態による複合機において行われる撓み判定を説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置において行われる撓み判定の流れを説明するためのフローチャート
本発明の一実施形態によるシート搬送装置およびそれを備えた画像形成装置について、複合機を例にとって説明する。
(複合機の全体構成)
図1に示すように、複合機100は、画像読取部1を備える。画像読取部1には、原稿搬送ユニット11が装着される。原稿搬送ユニット11は、搬送読取用コンタクトガラス1a上に原稿Dを搬送する。そして、画像読取部1は、搬送読取用コンタクトガラス1a上を通過する原稿Dを読み取り、原稿Dの画像データを生成する。あるいは、画像読取部1は、載置読取用コンタクトガラス1b上に載置された原稿Dを読み取り、原稿Dの画像データを生成する。
また、複合機100は、印刷部2を備える。印刷部2は、用紙搬送路21に沿って用紙Pを搬送する。用紙Pは本発明の「シート」に相当し、用紙搬送路21は本発明の「シート搬送路」に相当する。さらに、印刷部2は、画像データ(たとえば、画像読取部1による原稿Dの読み取りによって得られた画像データ)に基づきトナー像を形成し、そのトナー像を搬送中の用紙Pに転写して定着させる。そして、印刷部2は、トナー像が転写され定着された印刷済みの用紙Pを排出トレイ22に排出する。
なお、用紙搬送路21は、メイン搬送路23および反転搬送路24を含む。メイン搬送路23は、片面印刷時および両面印刷時の両方で使用されるものであり、転写ニップおよび定着ニップを経由して排出トレイ22に至る。反転搬送路24は、両面印刷時に使用されるものであり、後述する定着ローラー対71の搬送方向下流側においてメイン搬送路23から分岐し、後述するレジストローラー対42の搬送方向上流側においてメイン搬送路23に接続される。
印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5、転写部6および定着部7によって構成される。
給紙部3は、ピックアップローラー31および給紙ローラー対32を含み、用紙カセット33に収容された用紙Pを用紙搬送路21(メイン搬送路23)に供給する。用紙カセット33には、用紙Pの側面に当接して用紙Pを位置決めする規制ガイド34が設けられる。規制ガイド34はスライド可能となっており、規制ガイド34をスライドさせることにより、用紙カセット33に収容可能な用紙サイズを変更することができる。なお、規制ガイド34は、用紙Pの後端の位置決めを行うための後端ストッパー34aと、用紙Pの幅方向(搬送方向と直交する方向)の位置決めを行うためのカーソル34bとを含む。
用紙搬送部4は、搬送ローラー対41を複数含み、用紙搬送路21に沿って用紙を搬送する。用紙搬送部4は、本発明の「シート搬送部」に相当する。複数の搬送ローラー対41のうち転写ニップの搬送方向上流側に位置する搬送ローラー対42は、レジストローラー対(以下、レジストローラー対42と称する)である。このレジストローラー対42は、レジストローラー対42に到達した用紙Pを一旦停止させ、用紙Pの斜行を矯正する。また、複数の搬送ローラー対41のうち排出トレイ22の近傍に位置する搬送ローラー対43は、正逆回転可能となっている。そして、搬送ローラー対43は、両面印刷時に所定のタイミングで回転方向を切り替える(詳細は後述する)。
画像形成部5は、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応する機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mに分類される。各機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mは、それぞれ、感光体ドラム51、帯電装置52、現像装置53およびドラム清掃装置54を1つずつ含み、後述する中間転写ベルト61の周面に感光体ドラム51の周面が接するように配置される。また、画像形成部5は、各色共通で使用する露光装置55を含む。そして、画像形成部5は、各色のトナー像を対応する感光体ドラム51の周面上に形成する。
転写部6は、中間転写ベルト61、1次転写ローラー62および2次転写ローラー63を含む。中間転写ベルト61は、駆動ローラー64および従動ローラー65によって張架される。1次転写ローラー62は、中間転写ベルト61の内側に配置され、感光体ドラム51との間で中間転写ベルト61を挟み込む。2次転写ローラー63は、中間転写ベルト61を挟んで駆動ローラー64と対向するように配置され、中間転写ベルト61との間で転写ニップを形成する。そして、転写部6は、まず、画像形成部5により形成された各色のトナー像(感光体ドラム51の周面上のトナー画像)が重なるように各色のトナー像を中間転写ベルト61の表面上に1次転写し、その後、転写ニップに進入した用紙Pに2次転写する。
定着部7は、定着ニップを形成する定着ローラー対71を含む。定着ローラー対71のうち、一方ローラーは発熱源を内蔵し、他方ローラーは一方ローラー71に圧接する。この定着部7は、定着ニップに進入した用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pにトナー像を定着させる。
ここで、片面印刷時には、片面印刷された用紙P(定着ニップを抜けた用紙P)はそのまま排出トレイ22に排出される。一方で、両面印刷時には、片面印刷された用紙Pは反転搬送路24に送られる。このように両面印刷時に用紙Pの搬送経路を切り替えるため、メイン搬送路23と反転搬送路24との分岐点(定着ニップの搬送方向下流側の位置)には切替爪SCが設けられる。
両面印刷を行う場合、切替爪SCは、まず、定着ローラー対71から送られる片面印刷された用紙Pを排出トレイ22に導く。また、正逆回転可能な搬送ローラー対43は、ひとまず正回転する。その後、搬送ローラー対43は、用紙Pの後端が切替爪SCの設置位置を通過すると、その用紙Pの後端が搬送ローラー対43を通過し切る前に逆回転し、片面印刷された用紙Pを逆送させる。そして、切替爪SCは、用紙Pの搬送経路を切り替えるために回動し、逆送する用紙Pを反転搬送路24に導く。反転搬送路24に供給された用紙Pは、反転搬送路24に沿って搬送されることにより、レジストローラー対42の搬送方向上流側に至る(メイン搬送路23に再供給される)。このときには、用紙Pの表裏面は反転している。したがって、メイン搬送路23に再供給された用紙Pが転写ニップおよび定着ニップを通過するとき、その用紙Pの未印刷面(裏面)にトナー像が転写され定着される。両面印刷された用紙P(定着ニップを抜けた用紙P)は、片面印刷時と同様、そのまま排出トレイ22に排出される。これにより、両面印刷が完了する。
また、複合機100は、操作パネル8を備える。操作パネル8は、タッチパネル付きの液晶表示パネル81を含む。液晶表示パネル81は、各種設定を受け付けるためのソフトキーやメッセージなどを表示する。さらに、操作パネル8には、テンキーやスタートキーなどのハードキー82も設けられる。
(複合機のハードウェア構成)
図2に示すように、複合機100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU111、画像処理部112および記憶部113を含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICなどからなり、画像データに対して画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROMおよびRAMなどからなり、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。そして、制御部110は、記憶部113に記憶されたプログラムおよびデータに基づいて、装置各部の動作を制御する。
具体的には、制御部110は、画像読取部1に接続され、画像読取部1の読取動作を制御する。また、制御部110は、印刷部2(給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5、転写部6および定着部7)に接続され、印刷部2の印刷動作を制御する。さらに、制御部110は、操作パネル8に接続され、操作パネル8の表示動作を制御したり、操作パネル8に対して行われた操作を検知したりする。
(用紙の有無検知)
図1に示すように、複合機100は、用紙搬送路21のうち予め定められた複数の検知位置DPにおいて用紙Pの有無を検知するための用紙検知センサーSを複数備える。用紙検知センサーSは、本発明の「シート検知センサー」に相当する。なお、用紙検知センサーSにより用紙Pの有無を検知する位置は特に限定されず、任意に定めることができる。たとえば、用紙搬送路21のうち、給紙ローラー対32の搬送方向下流側、レジストローラー対42の搬送方向上流側、および、メイン搬送路23と反転搬送路24との分岐点付近、などの各位置が用紙検知センサーSにより用紙Pの有無検知を行う検知位置DPとされてもよい。
用紙検知センサーSは、発光部および受光部を有する透過型の光センサーである。そして、用紙検知センサーSの出力値は、対応する検知位置DPに用紙Pが有るときと無いときとで変化する。以下に、図3A〜図3Cを参照して具体的に説明する。
図3Aに示すように、用紙搬送路21の検知位置DPには、アクチュエーター9が回動可能に設置される。このアクチュエーター9は、回動軸9aを支点とし、一方向(A方向)および一方向とは逆の他方向(B方向)に回動可能となっている。また、アクチュエーター9は、用紙搬送路21の内側に突出した部分9bを有する。アクチュエーター9の部分9bは、検知位置DPに到達した用紙Pと当接する部分である。そして、アクチュエーター9のうち、部分9bとは反対側の部分9cが用紙検知センサーSの検知対象となる。以下、部分9bを当接部分9bと称し、部分9cを被検知部分9cと称する。なお、図3Aに示すアクチュエーター9の位置は、検知位置DPに用紙Pが無いときにアクチュエーター9が保持される位置(基準位置)である。
また、図示しないが、アクチュエーター9は、付勢部材(バネなど)により、B方向に回動するよう常に付勢される。ただし、アクチュエーター9のB方向への回動は規制部材により規制されており、アクチュエーター9が基準位置に対してさらにB方向に回動することはない。なお、アクチュエーター9を付勢する付勢部材の付勢力は、アクチュエーター9に用紙Pが当接したときに、アクチュエーター9がA方向に回動するように設定される。
検知位置DPに用紙Pが無いとき、アクチュエーター9は、付勢部材(図示せず)の付勢力により基準位置に保持される(図3Aの状態)。そして、用紙Pの先端が検知位置DPに到達し、その用紙Pが検知位置DPを通過するとき、図3Bに示すように、当接部分9bが用紙Pによって押され、アクチュエーター9がA方向に一定量以上回動する。その後、用紙Pの後端が検知位置DPを通過し切ると、図3Cに示すように、当接部分9bに対する用紙Pの当接が解除され、アクチュエーター9がB方向に回動する。これにより、アクチュエーター9が元の位置(基準位置)に戻り、図3Aに示した状態となる。
ここで、用紙検知センサーSの発光部と受光部との間の光路(検知領域)の位置は、アクチュエーター9が基準位置に保持されているときに、被検知部分9cが用紙検知センサーSの検知領域を遮蔽し、かつ、アクチュエーター9が基準位置からA方向に回動したときに、被検知部分9cが用紙検知センサーSの検知領域から外れるように設定される。このため、用紙検知センサーSは、対応する検知位置DPに原稿Dが有るときと無いときとで出力値を変化させる。すなわち、用紙検知センサーSは、アクチュエーター9がA方向に一定量以上回動した状態では用紙Pの有りを示す値を出力する一方、アクチュエーター9が基準位置に在る状態では用紙Pの無しを示す値を出力する。
用紙検知センサーSの出力値は、制御部110に入力される(図2参照)。そして、制御部110は、用紙検知センサーSの出力値に基づき、対応する検知位置DPにおける用紙Pの有無(用紙Pの先端到達および後端通過)を検知する。たとえば、制御部110は、用紙Pの有無を検知することにより、ジャムが発生したか否かを判断したり、用紙Pの搬送タイミングを計ったりする。
制御部110は、ジャムが発生したか否かを判断するため、検知位置DPにおいて用紙Pの先端到達を検知してから計時を開始する。そして、制御部110は、検知位置DPにおいて用紙Pの先端到達を検知してから所定時間が経過しても同じ検知位置DPにおいて用紙Pの後端通過を検知できなければ、ジャムが発生したと判断する。この場合の所定時間というのは、検知位置DPに用紙Pの先端が到達してから同じ検知位置DPを用紙Pの後端が通過するのにかかる時間にマージンを加えた時間であり、用紙サイズ(用紙Pの搬送方向の長さ)および搬送速度に基づき算出される。そして、制御部110は、ジャムが発生したと判断すると、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を停止させる。
(サイズミスマッチ判定)
給紙部3には、用紙カセット33に収容された用紙Pのサイズを検知するためのサイズ検知センサーSS(図2参照)が設けられる。このサイズ検知センサーSSは、規制ガイド34(後端ストッパー34aおよびカーソル34b)の位置に応じて出力値を変化させるセンサーである。そして、制御部110は、サイズ検知センサーSSの出力値に基づき、用紙カセット33に収容された用紙Pのサイズを検知する。すなわち、用紙Pのサイズ検知は、後端ストッパー34aおよびカーソル34bの各位置に基づき検知される。
また、制御部110は、ジョブ実行に際して、印刷に使用する用紙Pのサイズ指定の受け付けを操作パネル8に行わせる。このとき、操作パネル8は、複数の用紙カセット33のうち指定サイズの用紙Pが収容された用紙カセット33の選択を受け付ける。そして、制御部110は、用紙カセット33が選択されると、選択された用紙カセット33に収容された用紙Pのサイズを指定サイズ(ユーザーが指定した用紙サイズ)として認識する。
なお、用紙カセット33の選択が自動で行われるように設定することもできる。このような設定がなされた場合、制御部110は、原稿Dのサイズを検知し、検知した原稿Dのサイズに合致するサイズの用紙Pが収容された用紙カセット33を選択する。そして、制御部110は、選択した用紙カセット33に収容されている用紙Pのサイズを指定サイズとする。
ここで、搬送中の用紙Pのサイズ(用紙Pの搬送方向の長さ)が指定サイズではないサイズミスマッチが発生する場合がある。たとえば、用紙カセット33を選択したときに、その用紙カセット33に収容された用紙Pの中に指定サイズとは異なるサイズの用紙Pが混ざっている場合などに、サイズミスマッチは起こり得る。このため、制御部110は、用紙Pの搬送時に、サイズミスマッチが発生しているか否かの判定(サイズミスマッチ判定)を行う。
サイズミスマッチ判定を行うため、記憶部113には、サイズミスマッチ判定時間が用紙サイズ毎に記憶される。このサイズミスマッチ判定時間は、同一の検知位置DPにおける用紙Pの先端到達から後端通過までにかかる時間として、用紙サイズおよび搬送速度に基づき予め定められたものである。なお、用紙Pが反り無く搬送されていると、用紙Pの先端がアクチュエーター9と当接し、このときにアクチュエーター9がA方向に回動する(用紙Pの先端が検知される)。しかし、たとえば、用紙Pの先端部分が上方向に反っていると、用紙Pの先端はアクチュエーター9に当接せず、用紙Pの先端より上流側の部分(用紙Pの下面)が先ずアクチュエーター9に当接する。すなわち、用紙Pの先端検知のタイミングが遅れる。したがって、用紙Pに反りなどが発生していると、同一の検知位置DPにおける用紙Pの先端検知から後端検知までにかかる実際の時間が短くなる。このため、サイズミスマッチ判定時間は、用紙Pに反りなどが発生した場合を考慮して、実際の用紙サイズおよび搬送速度に基づき算出される時間より短い時間に設定される。たとえば、サイズミスマッチ判定時間の基となる用紙サイズは、実際の用紙サイズより数十mm(たとえば、約50mm)ほど短いサイズとされる。
そして、制御部110は、複数の用紙検知センサーSのうちいずれかの用紙検知センサーS(ここでは、便宜上、所定検知センサーSと称する)の検知位置DPにおいて用紙Pの有り(先端到達)を検知したときに計時を開始し、指定サイズに対応する用紙サイズ判定時間が経過するまでの所定検知センサーSの出力値に基づき、サイズミスマッチ判定を行う。
具体的には、所定検知センサーSの検知位置DPに到達した用紙Pのサイズが指定サイズより小さければ、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、所定検知センサーSの検知位置DPを用紙Pの後端が通過する。すなわち、図4に示すように、制御部110が時点Peで用紙Pの有りを検知したとすると、制御部110が次に用紙Pの無しを検知する時点Pnは、時点Peを起点とするサイズミスマッチ判定時間Ts内の時点となる。
そこで、制御部110は、所定検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pの有り(先端到達)を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、同じ検知位置DPにおいて用紙Pの無しを検知すると、サイズミスマッチと判定する。この場合、制御部110は、ジャムが発生したとして、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を停止させる。
(撓み判定)
図5に示すように、用紙検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pが撓むと、アクチュエーター9がB方向に回動する。このため、制御部110が用紙Pの有り(先端到達)を検知した後、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過する前に、制御部110が用紙Pの無しを検知することがある。この場合、従来であれば、用紙検知センサーSの検知位置DPを用紙Pの後端が通過していないにもかかわらず、サイズミスマッチと判定され、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)が停止してしまう。すなわち、誤検知が発生する。
ここで、用紙検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pが撓んでも、そのまま用紙Pを搬送していれば、図5の状態になった後、図6に示すように、用紙Pの撓みが小さくなる(無くなる)。このように用紙Pの撓みが小さくなると、アクチュエーター9がA方向に回動するので、用紙検知センサーSの出力値は用紙Pの有りを示す値に戻る。
このため、制御部110は、用紙検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pの有り(先端到達)を検知した後、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過する前に同じ検知位置DPにおいて用紙Pの無しを検知しても、その時点ではサイズミスマッチと判定せず、用紙Pが撓んでいるか否かの判定(撓み判定)を開始する。そして、制御部110は、撓み判定の結果、用紙Pが撓んでいると判定すれば、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を続行させる。以下に、制御部110により行われる撓み判定について、図7Aおよび図7Bを参照して詳細に説明する。
まず、複数の用紙検知センサーSのうちいずれかの用紙検知センサーS(ここでは、便宜上、所定検知センサーSと称する)の検知位置DPに用紙Pの先端が到達したことにより、時点Peにおいて所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値になったとする。そして、その後、時点Peを起点とするサイズミスマッチ判定時間Ts内の時点Pnにおいて所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値になったとする。
この場合、用紙Pの撓みに起因して所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したとすれば、図7Aに示すように、時点Peを起点とするサイズミスマッチ判定時間Ts内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻る。なお、図7Aでは、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻った時点を時点Pe1とする。一方で、サイズミスマッチによって所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したとすれば、図7Bに示すように、時点Peを起点とするサイズミスマッチ判定時間Ts内では所定検知センサーSの出力値は用紙Pの有りを示す値に戻らない。
そこで、所定検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pの有り(先端到達)を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化した後、サイズミスマッチ判定時間内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻った場合、制御部110は、用紙Pの撓みに起因して所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したと判定する。この場合には、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)が続行される。一方で、サイズミスマッチ判定時間内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻らなければ、制御部110は、サイズミスマッチと判定する。この場合には、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)が停止される。
図7Bに示した例では、サイズミスマッチに起因して、所定検知センサーSの出力値が時点Pnにおいて用紙Pの無しを示す値に変化している。この例において、サイズミスマッチ判定時間Tsが経過するまで撓み判定が行われるようになっていると、その間はサイズミスマッチと判定されないので、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)の停止タイミングが遅れてしまう。
したがって、サイズミスマッチ判定時間Tsが経過する前に、撓み判定を終了させてもよい。このように構成する場合、撓み判定を行うのに必要な時間として予め定められた撓み判定時間が用紙サイズ毎に記憶部113に記憶される。この撓み判定時間は、対応する用紙サイズのサイズミスマッチ判定時間Tsより短い時間とされる。なお、撓み判定時間の定め方については後述する。
そして、所定検知センサーSの検知位置DPにおいて用紙Pの有り(先端到達)を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間Tsが経過するまでの間に、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したとき、制御部110は、撓み判定を開始する。その後、制御部110は、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間Tsが経過する前に、撓み判定を終了させる。以下に、図7Aおよび図7Bを参照して詳細に説明する。
図7Aに示す例では、所定検知センサーSが用紙Pの無しを示す値に変化した時点Pnを起点とする指定サイズに対応した撓み判定時間Tb内に、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻っている。したがって、この場合には、制御部110は、用紙Pの撓みに起因して所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したと判定する。
一方で、図7Bに示す例では、所定検知センサーSが用紙Pの無しを示す値に変化した時点Pnを起点とする指定サイズに対応した撓み判定時間Tb内に、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻っていない。この場合、制御部110は、撓み判定時間Tbが経過したとき、すなわち、サイズミスマッチ判定時間Tsが経過する前に、サイズミスマッチと判定し、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を停止させる。
ここで、撓み判定時間の定め方について説明する。用紙Pの撓み易さは用紙Pの搬送方向の長さによって異なり、用紙Pの搬送方向の長さが長いほど撓み易くなる傾向にある。そして、用紙検知センサーSの検知位置DPに到達した用紙Pが撓んでいる場合、撓みが大きいほど、用紙検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値から用紙Pの有りを示す値に戻るまでに時間がかかる。このため、撓み判定時間は、対応する用紙Pの長さが長いほど長く設定される。
また、用紙Pの撓み易さは用紙Pの腰の強さ(紙種)によっても異なり、用紙Pの腰の強さが弱いほど撓み易くなる傾向にある。たとえば、普通紙は腰の強さが弱いので撓み易いが、OHPフィルムなどの特殊紙は腰の強さが強いので撓み難い。このため、撓み判定時間は、用紙Pの腰の強さ毎にさらに分類され、対応する用紙Pの搬送方向の長さが同じ場合、対応する用紙Pの腰の強さが弱いほど長く設定される。たとえば、特殊紙に対する印刷時には、図示しない手差トレイに特殊紙がセットされ、特殊紙に関する情報(紙種やサイズ)を示す情報が操作パネル8を介して入力される。そして、制御部110は、入力された特殊紙に関する情報に基づき、対応する撓み判定時間を判別する。
なお、撓み判定は、複数の用紙検知センサーSのうち、いずれか1つの用紙検知センサーSの検知位置DPだけで行ってもよいし、2つ以上(全てを含む)の用紙検知センサーSの検知位置DPにおいて行ってもよい。たとえば、両面印刷時には、用紙Pが部分的に排出トレイ22に一旦排出され、その後、逆送してメイン搬送路23から反転搬送路24に導かれる。そして、このときに、用紙Pが撓み易くなる。このため、少なくとも、メイン搬送路23と反転搬送路24との分岐点付近の検知位置DPにおいて撓み判定を行うのが好ましい。
以下に、図8に示すフローチャートを参照して、撓み判定の流れについて説明する。このフローチャートのスタートは、複数の用紙検知センサーSのうちいずれかの用紙検知センサーS(ここでは、便宜上、所定検知センサーSと称する)の検知位置DPに用紙Pの先端が到達したときである。すなわち、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値になったときである。なお、図8に示すフローチャートでは、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値になることを「センサーオン」と記し、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値になることを「センサーオフ」と記す。
ステップS1において、制御部110は、サイズミスマッチ判定を開始する。そして、サイズミスマッチ判定を開始すると、ステップS2において、制御部110は、サイズミスマッチ判定時間内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化したか否か(センサーオフになったか否か)を判断する。その結果、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化していれば、ステップS3に移行する。
ステップS3において、制御部110は、撓み判定を開始する。そして、撓み判定を開始すると、ステップS4において、制御部110は、撓み判定時間内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に変化したか否か(センサーオンになったか否か)を判断する。その結果、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に変化していれば、ステップS5に移行し、制御部110は、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を続行させる。すなわち、制御部110は、サイズミスマッチと判定しない。なお、ステップS2において、サイズミスマッチ判定時間内に所定検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化していないと制御部110が判断した場合にも、ステップS2からステップS5に移行する。
ステップS4において、所定検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に変化していないと制御部110が判断した場合には、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、制御部110は、サイズミスマッチと判定する。そして、ステップS7において、制御部110は、用紙Pの搬送(用紙Pに対する印刷)を停止させる。
本実施形態では、上記のように、制御部110は、検知位置DPへの用紙Pの先端到達を検知してから、指定サイズに対応するサイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、用紙検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化した後、サイズミスマッチ判定時間内に用紙検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻った場合、用紙Pの搬送を続行させる一方、サイズミスマッチ判定時間内に用紙検知センサーSの出力値が用紙Pの有りを示す値に戻らなければ、サイズミスマッチが発生したとして用紙Pの搬送を停止させる。
このように構成すれば、用紙検知センサーSの検知位置DPに到達した用紙Pが撓み、それによって用紙検知センサーSの出力値が一時的に用紙Pの有りを示す値から用紙Pの無しを示す値に変化しても、用紙Pの搬送は続行される。その結果、用紙Pの撓みに起因して用紙Pの搬送が不必要に停止されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、用紙検知センサーSの出力値が用紙Pの無しを示す値に変化した時点を起点とする、指定サイズに対応した撓み判定時間内での用紙検知センサーSの出力値に基づき撓み判定を行う。このように構成すれば、サイズミスマッチ判定時間が経過する前に、撓み判定が終了する。したがって、サイズミスマッチが発生している場合には、撓み判定時間が経過したとき、すなわち、サイズミスマッチ判定時間が経過する前に、サイズミスマッチと判定される。これにより、速やかに用紙Pの搬送が停止される。
なお、用紙Pの撓み易さは、用紙Pの搬送方向の長さや腰の強さ(厚さ)によって異なる。したがって、撓み判定時間は、対応する用紙Pの搬送方向の長さが短いほど短く設定される。さらに、撓み判定時間は、用紙Pの腰の強さ毎にさらに分類され、対応する用紙Pの搬送方向の長さが同じ場合、対応する用紙Pの腰の強さが強いほど短く設定される。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
4 用紙搬送部(シート搬送部)
9 アクチュエーター
21 用紙搬送路(シート搬送路)
110 制御部
113 記憶部
DP 検知位置
S 用紙検知センサー(シート検知センサー)

Claims (4)

  1. シート搬送路と、
    前記シート搬送路に沿ってシートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送路のうちシートの有無を検知する位置として予め定められた検知位置に配置され、シートが当接することにより回動し、前記検知位置をシート後端が通過するとシートとの当接が解除されることにより基準位置に戻るアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターを検知対象とし、前記アクチュエーターにシートが当接することにより前記アクチュエーターが回動した状態ではシート有りを示す値を出力する一方、前記アクチュエーターが前記基準位置に在る状態ではシート無しを示す値を出力するシート検知センサーと、
    前記シート検知センサーの出力値に基づいて、前記検知位置におけるシートの有無を検知するとともに、搬送中のシートのサイズが指定された指定サイズではないサイズミスマッチが発生しているか否かを判定する制御部と、
    前記検知位置におけるシートの先端到達から後端通過までにかかる時間として予め定められたサイズミスマッチ判定時間をシートサイズ毎に記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知位置へのシート先端の到達を検知してから、前記指定サイズに対応する前記サイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、前記シート検知センサーの出力値がシート無しを示す値に変化した後、前記サイズミスマッチ判定時間内に前記シート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻った場合、シートの搬送を続行させる一方、前記サイズミスマッチ判定時間内に前記シート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻らなければ、前記サイズミスマッチが発生したとしてシートの搬送を停止させ
    前記記憶部は、前記検知位置に到達したシートが撓んでいるか否かを判定するのに必要な時間として予め定められた撓み判定時間をシートサイズ毎に記憶し、
    前記撓み判定時間は、前記シート検知センサーの出力値がシート無しを示す値に変化した時点を起点とする時間であるとともに、前記サイズミスマッチ判定時間より短い時間であり、
    前記制御部は、前記検知位置へのシート先端の到達を検知してから、前記指定サイズに対応する前記サイズミスマッチ判定時間が経過するまでの間に、前記シート検知センサーの出力値がシート無しを示す値に変化した場合、前記指定サイズに対応した前記撓み判定時間内に、前記シート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻ると、シートの搬送を続行させ、前記シート検知センサーの出力値がシート有りを示す値に戻らなければ、前記サイズミスマッチが発生したとしてシートの搬送を停止させることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記撓み判定時間は、対応するシートの搬送方向の長さが短いほど短く設定されることを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  3. 前記撓み判定時間は、シートの腰の強さ毎にさらに分類され、対応するシートの搬送方向の長さが同じ場合、対応するシートの腰の強さが強いほど短く設定されることを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えた画像形成装置。
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