JP2009018567A - 流体吐出装置、及び、流体吐出方法 - Google Patents

流体吐出装置、及び、流体吐出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009018567A
JP2009018567A JP2008104928A JP2008104928A JP2009018567A JP 2009018567 A JP2009018567 A JP 2009018567A JP 2008104928 A JP2008104928 A JP 2008104928A JP 2008104928 A JP2008104928 A JP 2008104928A JP 2009018567 A JP2009018567 A JP 2009018567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
ink
head
stored
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008104928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009018567A5 (ja
Inventor
Nobuhito Takahashi
宣仁 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008104928A priority Critical patent/JP2009018567A/ja
Priority to CN2008101114146A priority patent/CN101323213B/zh
Priority to US12/139,289 priority patent/US7950787B2/en
Publication of JP2009018567A publication Critical patent/JP2009018567A/ja
Publication of JP2009018567A5 publication Critical patent/JP2009018567A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 使い勝手を向上させる。
【解決手段】 流体吐出装置は、ヘッドと、第1流体貯留部と、第2流体貯留部と、選択供給部とを有する。ヘッドは、流体を吐出するものである。第1流体貯留部は、ヘッドから吐出される流体を貯留するものである。第2流体貯留部は、ヘッドから吐出される流体を貯留するものであって、第1流体貯留部に貯留されるインクと同種の流体を貯留するものである。選択供給部は、第1流体貯留部に貯留された流体と第2流体貯留部に貯留された流体の少なくとも一方を選択し、ヘッドへ供給する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、流体吐出装置、及び、流体吐出方法に関する。
流体吐出装置の一種であるインクジェットプリンタには、複数種類のインクを切り替えてヘッドに供給するものが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−175626号公報
この種のプリンタでは、インクカートリッジに貯留されたインクを、種々の用途に用いている。例えば、用紙に対する印刷の他、ノズルのメンテナンスにも用いている。ここで、前述のプリンタでは、異なる種類のインクの間で切り替えが行われていた。このため、或るカートリッジに貯留されたインクが所定量未満になった場合、同じ色のカートリッジを新たに装着する必要がある。また、使い方によっては、カートリッジに貯留されたインクにおけるメンテナンスで消費されるインクの割合が高くなり、カートリッジの早期の交換を余儀なくされることもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は使い勝手の向上を図ることにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、
(A)流体を吐出するヘッドと、
(B)装置本体に対して交換可能に設けられ、前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第1流体貯留部と、
(C)前記装置本体と一体に設けられ、前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第2流体貯留部であって、前記第1流体貯留部に貯留される流体と同種の流体を貯留する第2流体貯留部と、
(D)前記第1流体貯留部に貯留された前記流体と前記第2流体貯留部に貯留された前記流体の少なくとも一方を選択し、前記ヘッドへ供給する選択供給部と、
(E)を有する、流体吐出装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
すなわち、(A)流体を吐出するヘッドと、(B)前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第1流体貯留部と、(C)前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第2流体貯留部であって、前記第1流体貯留部に貯留される流体と同種の流体を貯留する第2流体貯留部と、(D)前記第1流体貯留部に貯留された前記流体と前記第2流体貯留部に貯留された前記流体の少なくとも一方を選択し、前記ヘッドへ供給する選択供給部と、(E)を有する、流体吐出装置を実現できることが明らかにされる。
このような流体吐出装置によれば、選択供給部が、第1流体貯留部に貯留された流体と第2流体貯留部に貯留された流体とを選択してヘッドに供給するので、使い勝手の向上が図れる。
かかる流体吐出装置であって、前記第1流体貯留部は、装置本体に対して交換可能に設けられ、前記第2流体貯留部は、前記装置本体と一体に設けられていることが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、第1流体貯留部が装置本体に対して交換可能に設けられているので、第1流体貯留部の交換により長期間に亘って流体吐出装置を使用できる。また、第1流体貯留部が装置本体から取り外されていても、第2流体貯留部から同種の流体をヘッドへ供給できる。また、第2流体貯留部に関し、十分な容量を容易に確保できる。
かかる流体吐出装置であって、前記選択供給部は、前記第1流体貯留部からの流体を流す第1流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりする第1バルブと、前記第2流体貯留部からの流体を流す第2流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりする第2バルブと、前記第1バルブ及び前記第2バルブの動作を制御するコントローラと、を有することが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、第1バルブ及び第2バルブの動作をコントローラで制御しているので、流体の供給経路を容易に変更できる。
かかる流体吐出装置であって、前記コントローラは、前記ヘッドを正常な状態にするためのメンテナンス動作に連動して、前記第2バルブを開放するとともに前記第1バルブを遮断し、前記第2流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にすることが好ましい。また、前記コントローラは、前記ヘッドから前記媒体に前記流体を吐出する動作に連動して、前記第1バルブを開放するとともに前記第2バルブを遮断し、前記第1流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にすることが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、流体の用途毎に供給元が選択されるので、管理が容易になる。
かかる流体吐出装置であって、前記コントローラは、前記ヘッドから前記媒体に前記流体を吐出する動作の期間中に、前記第1流体貯留部に貯留された流体の不足が検出された際には、前記第2バルブを開放するとともに前記第1バルブを遮断し、前記第2流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にすることが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、前記ヘッドから前記媒体に前記流体を吐出する実行中の動作を、中止することなく最後まで行わせることができる。
かかる流体吐出装置であって、前記第1流体貯留部からの流体を前記ヘッドへ向けて流す第1流路と、前記第2流体貯留部からの流体を前記ヘッドへ向けて流す第2流路と、を有し、前記選択供給部は、前記第2流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりするバルブと、前記バルブの動作を制御するコントローラであって、前記ヘッドを正常な状態にするためのメンテナンス動作の期間中に亘って前記バルブを開放するコントローラと、を有することが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、メンテナンス時において、第1流体貯留部に貯留された流体の消費を抑制できる。このため、第1流体貯留部の交換頻度を減らすことができる。
かかる流体吐出装置であって、前記第2流路は、その流路抵抗が、前記第1流路の流路抵抗よりも小さいことが好ましい。
このような流体吐出装置によれば、メンテナンス時において、第2流体貯留部に貯留された流体の使用比率を高めることができる。これにより、第1流体貯留部に貯留された流体の消費量を抑制できる。
また、次の流体吐出方法を実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)装置本体に対して交換可能に設けられた第1流体貯留部に貯留された流体、及び、前記装置本体と一体に設けられた第2流体貯留部に貯留され、前記第1流体貯留部に貯留された流体と同種の流体について、ヘッドへ供給すべき流体を選択すること、(B)前記ヘッドへ供給すべき流体の選択結果に応じて、前記第1流体貯留部及び前記第2流体貯留部と前記ヘッドとの間の流体の供給経路を定めること、(C)設定した供給経路を通じ、対象となる流体を前記ヘッドへ供給すること、(D)を有する流体吐出方法を実現できることも明らかにされる。
===第1実施形態===
<プリンタ1の概要>
図1Aは、プリンタ1の構成を説明するブロック図である。図1Bは、プリンタ側コントローラ70が有するメモリ73の一部領域を説明する概念図である。例示したプリンタ1は、流体吐出装置に相当し、用紙、布、フィルム等の媒体に向けて、流体の一種であるインク(インクとは、水性インク及び油性インクの双方を含む概念である。本実施の形態においては、水性インク)を吐出する。このプリンタ1では、ブラック、シアン、マゼンタ、及び、イエローからなる4色のインクを吐出する。媒体は、流体が吐出される対象となる対象物であり、例えば用紙Sである(図2を参照。)。
プリンタ1は、用紙搬送機構10、駆動信号生成回路20、ヘッドユニット30、インク供給機構40、インク回収機構50、検出器群60、及び、プリンタ側コントローラ70を有する。
用紙搬送機構10は、媒体を搬送させる媒体搬送部に相当し、媒体としての用紙Sを所定の搬送方向へ搬送する。用紙搬送機構10は、例えば図2に示すように、用紙供給部11と用紙搬送部12とを有する。用紙供給部11は、ストックされている用紙Sを用紙搬送部12へ供給する部分であり、用紙ストッカ111と、ピックアップローラ112と、フィードローラ113と、ゲートローラ114と、供給モータ(図示せず)とを有する。用紙搬送部12は、図4に示すように、ヘッドユニット30と対向する位置に設けられている。このプリンタ1では、ヘッドユニット30の下方に設けられている。この用紙搬送部12は、図3に示すように、駆動ローラ121と、上流側従動ローラ122と、下流側従動ローラ123と、上流側搬送ベルト124と、下流側搬送ベルト125と、搬送モータ(図示せず)とを有する。用紙搬送部12では、駆動ローラ121が回転されると、上流側搬送ベルト124及び下流側搬送ベルト125が回転する。そして、用紙供給部11から供給された用紙Sが上流側搬送ベルト124に接触すると、この用紙Sは、上流側搬送ベルト124との間の摩擦力によって搬送方向の下流側へ搬送される。また、駆動ローラ121の位置において、用紙Sは下流側搬送ベルト125にも接触する。従って、駆動ローラ121の位置において、用紙Sは、下流側搬送ベルト125との間の摩擦力によっても搬送方向の下流側へ搬送される。
駆動信号生成回路20は、駆動信号生成部として機能し、インクを吐出させる際に使用される駆動信号を生成する。この駆動信号は、ヘッドユニット30が有するヘッド32に供給される。そして、駆動信号が、ヘッド32が有する駆動素子(発熱素子やピエゾ素子,図示せず。)へ印加される。
ヘッドユニット30は、ヘッド制御部31とヘッド32とを有する。ヘッド制御部31は、駆動信号の駆動素子への印加を制御する。本実施形態のヘッド制御部31は、プリンタ側コントローラ70から送信されるヘッド制御信号に基づき、駆動信号における必要部分を駆動素子に印加する。ヘッド32は、インクを吐出させる部分である。図5に示すように、本実施形態のヘッドユニット30は、ノズル列35が紙幅方向の全体に亘って配置されるように取り付けられた複数のヘッド32を有する。なお、ヘッドユニット30については、後で説明する。
インク供給機構40は、ヘッドユニット30が有する複数のヘッド32に対してインクを供給する。図1Aに示すように、インク供給機構40は、2種類のインク貯留部(インクカートリッジ41,内蔵インクタンク43)や流路選択部45等を有する。これらのインクカートリッジ41と内蔵インクタンク43には、ヘッド32から吐出されるインクであって同じ種類のインクが貯留されている。前述したように、このプリンタ1では、4色のインクを用いて印刷を行う。このため、インクカートリッジ41と内蔵インクタンク43には、それぞれ4色のインクが貯留されている。なお、インク供給機構40についても、後で説明する。
インク回収機構50は、複数のヘッド32から排出されるインクを回収する。このインク回収機構50は、キャップユニット51や吸引ポンプ52等を有する。このインク回収機構50についても後で説明する。
検出器群60は、プリンタ1の状況を監視する複数の検出器を有する。複数の検出器の中には、内蔵インクタンク43に貯留されたインクの残量が規定量未満になったことを検出する残インク量センサ61(図4を参照。)が含まれる。この残インク量センサ61は、内蔵インクタンク43に貯留されたインクが規定量以下になった場合にインク残量信号を出力する。そして、各検出器による検出結果は、プリンタ側コントローラ70に出力される。
プリンタ側コントローラ70は、プリンタ1における制御の中心となる部分であり、コンピュータCPから受け取った印刷データや検出器群60による検出結果に基づいて各部を制御し、用紙Sに画像を印刷させる。例えば、用紙搬送機構10に対して搬送信号を出力し、用紙Sを搬送させる。インク供給機構40に対しては加圧信号や選択信号を出力し、インクを各ヘッド32に供給させる。インク回収機構50に対しては、キャッピング信号や吸引信号を出力し、ヘッド32から排出されたインクを回収させる。このプリンタ側コントローラ70は、インク供給機構40が有する流路選択部45等とともに、選択供給部として機能する(後述する)。
プリンタ側コントローラ70は、インタフェース部71と、CPU72と、メモリ73とを有する。インタフェース部71は、コンピュータCPとの間でデータの受け渡しを行う。CPU72は、プリンタ1における全体的な制御を行う演算処理装置である。例えば、CPU72は、ヘッドユニット30に対してヘッド制御信号を送信したり、駆動信号生成回路20に対して駆動信号の生成命令を送信したりする。メモリ73は、CPU72に用いられる各種の情報を記憶する。
図1Bに示すように、このプリンタ1では、メモリ73の一部領域が、コンピュータプログラムを記憶するプログラム記憶領域として用いられている。また、他の一部の領域が、インクの吐出回数をカウントするための吐出カウンタ領域、及び、吐出量テーブルとして用いられている。この吐出カウンタ領域は、インクの色毎(流体の種類毎)に設けられ、インクカートリッジ41からのインクがヘッド32に供給可能な状態において、インクの吐出回数をインクの色毎にカウントする。
吐出量テーブルは、インクの吐出回数とインクの吐出量の関係を示す吐出量情報を記憶する。吐出量情報としては種々のものを用いることができる。例えば、1回のインク吐出動作で吐出されるインク量の情報が用いられる。また、1000回のインク吐出動作で吐出されるインク量の情報であってもよい。要するに、インクの吐出回数とインクの吐出量の関係を表す情報であればよい。
プリンタ側コントローラ70(CPU72)は、吐出カウンタ領域に記憶されたカウント数の情報と吐出量テーブルに記憶された吐出量情報とに基づき、インクの消費量をインクの色ごとに認識できる。そして、インクカートリッジ41における初期の貯留量は既知である。このため、プリンタ側コントローラ70は、インクの消費量に基づいて、インクカートリッジ41に貯留されているインク量(残りの流体量)を認識することができる。
===プリンタ1の要部===
<ヘッドユニット30について>
図4に示すように、ヘッドユニット30はフレーム33を有しており、図5に示すように、複数のヘッド32は取り付け基板34に取り付けられている。そして、フレーム33には、複数のヘッド32が取り付けられた状態の取り付け基板34が取り付けられる。ヘッドユニット30が有する各ヘッド32は、複数のノズルを有している。このノズルは、インクが吐出される部分である。複数のノズルは、吐出されるインクの種類毎にグループ化されており、所定方向に所定ピッチで設けられてノズル列35を構成している。なお、図5では、ノズル列35を記載している。このノズル列35は、例えば色毎に設けられる。取り付け基板34をフレーム33に取り付けた状態において、或るノズル列35に属する複数のノズルは、用紙Sの幅方向(紙幅方向)に設けられる。なお、用紙Sの幅方向は、用紙Sの搬送方向に対して交差する交差方向に相当する。このプリンタ1では、搬送方向に対して直交する方向に定められている。
このプリンタ1では4色のインクが吐出されるので、1つのヘッド32には、4つのノズル列35が設けられている。そして、1つのヘッド32が有する複数のノズル列35は、搬送方向に間隔を空けて設けられる。また、各ヘッド32は、用紙Sの幅方向の全体に亘ってノズルが等間隔で配置されるように位置をずらして配置されている。このため、用紙Sの1回の搬送によって、この用紙Sにおける所望の位置に画像を印刷できる。このプリンタ1では、複数のヘッド32を用いてラインヘッドを作製しているといえる。
<インク供給機構40について>
図1Aに示すように、インク供給機構40は、インクカートリッジ41と、カートリッジ用加圧ポンプ42と、内蔵インクタンク43と、タンク用加圧ポンプ44と、流路選択部45とを有する。
インクカートリッジ41は、インクを貯留するインク貯留部であって、ユーザによって交換できるような形態で設けられている。便宜上、インクカートリッジ41を除いた部分をプリンタ1の本体部ともいう。この本体部は、流体吐出装置における装置本体に相当する。図4に示すように、インクカートリッジ41は、ケース411と、ケース411の内部に収容されたインクパック412とを有する。そして、ケース411内は気密に設けられており、ケース411に設けた弁体(図示せず)を通じてインクパック412が加圧されるようになっている。また、インクカートリッジ41は、吐出されるインクの種類毎に設けられている。従って、インクカートリッジ41としては、図6にも示すように、ブラックインクを貯留するブラックインクカートリッジ41bkと、シアンインクを貯留するシアンインクカートリッジ41cと、マゼンタインクを貯留するマゼンタインクカートリッジ41mと、イエローインクを貯留するイエローインクカートリッジ41yとが用いられる。なお、これらのインクカートリッジ41bk〜41yは、装置本体に対して交換可能に設けられ、ヘッド32から吐出される流体を貯留する第1流体貯留部に相当する。
各インクカートリッジ41には、第1インクチューブ46の一端が連通される。第1インクチューブ46は、4つのインクカートリッジ41bk〜41yのそれぞれに対応して設けられている。すなわち、インクの色毎(流体の種類毎)に設けられている。この第1インクチューブ46の内部に設けられるインク流路は、第1流体貯留部に貯留された流体を流す第1流路に相当する。なお、第1インクチューブ46の他端は、共通インクチューブ48の一端に接続されている。そして、共通インクチューブ48の他端がヘッドユニット30に接続されている。この共通インクチューブ48については、後で説明する。
カートリッジ用加圧ポンプ42は、インクカートリッジ41内のインクを加圧するためのものである。このプリンタ1では、第1インクチューブ46や共通インクチューブ48を介して、インクカートリッジ41に貯留されたインクをヘッドユニット30に供給している。このように第1インクチューブ46や共通インクチューブ48を介してインクを供給する場合、十分な圧力差を与えることでインクをヘッドユニット30に確実に供給できる。カートリッジ用加圧ポンプ42は、インクの供給圧力を確保すべく、インクカートリッジ41のケース411内を空気で加圧する。なお、カートリッジ用加圧ポンプ42は、プリンタ側コントローラ70からの加圧信号によって動作する。
内蔵インクタンク43は、インクを貯留するインク貯留部であって、本体部に対して一体的に設けられている。内蔵インクタンク43もまた、インクカートリッジ41と同様に、ケース431と、ケース431内に収容されたインクパック432とを有し、ケース431内を加圧することでインクパック432を加圧する。また、インクパック432は、図6にも示すように、インクの色毎に用意されている。すなわち、ブラックインクを貯留するブラックインクパック432bkと、シアンインクを貯留するシアンインクパック432cと、マゼンタインクを貯留するマゼンタインクパック432mと、イエローインクを貯留するイエローインクパック432yとが用いられる。
内蔵インクタンク43には、インクカートリッジ41に貯留されたインクと同じ種類のインク(代替可能なインク)が貯留されている。そして、内蔵インクタンク43のインクパック432は工場にて装着される。このため、ユーザによっては交換できないが、プリンタ1の有する空きスペースを用いて配置できるため、十分な容量を容易に確保することができる。
このような内蔵インクタンク43は、装置本体と一体的に設けられ、ヘッド32から吐出される流体であって、第1流体貯留部に貯留された流体と同じ種類の流体を貯留する第2流体貯留部に相当する。
図6にも示すように、内蔵インクタンク43が有する各インクパック432bk〜432yには、第2インクチューブ47の一端が連通される。この第2インクチューブ47の内部に設けられるインク流路は、第2流体貯留部に貯留された流体を流す第2流路に相当する。なお、第2インクチューブ47の他端も、第1インクチューブ46の他端と同じく、共通インクチューブ48の一端に接続されている。従って、共通インクチューブ48が有するインク流路は、第1流路として機能するとともに第2流路としても機能する。言い換えれば、共通流路として機能する。
タンク用加圧ポンプ44は、内蔵インクタンク43内のインクを加圧するためのものである。インクを加圧する理由は、インクカートリッジ41内のインクを加圧する理由と同じであるため省略する。そして、タンク用加圧ポンプ44は、インクの供給圧力を確保すべく、内蔵インクタンク43の内部空間を空気で加圧する。この内蔵インクタンク43もまた、プリンタ側コントローラ70からの加圧信号によって動作する。
流路選択部45は、インクカートリッジ41に貯留されたインクと、内蔵インクタンク43に貯留されたインクの少なくとも一方を選択し、選択したインクがヘッドユニット30へ供給されるように、インクの流路を定める部分である。図6及び図7に示すように、流路選択部45は、共通インクチューブ48よりも上流側、すなわち、インクカートリッジ41や内蔵インクタンク43側に設けられている。すなわち、第1流路や第2流路における個別流路の部分に設けられている。
図7に示すように、流路選択部45は、各インクチューブ46,47の途中に設けられた複数のバルブ451を有する。これらのバルブ451は、インクの流れを遮断したり許容したりするものである。このプリンタ1において、インクカートリッジ41側には、インクの色毎に4個のバルブ451が設けられている。同様に、内蔵インクタンク43側についても各第2インクチューブ47の途中にバルブ451が設けられている。以下の説明において、第1インクチューブ46(第1流路)の途中に設けられた4つのバルブ451を第1バルブ群45Aともいい、第2インクチューブ47(第2流路)の途中に設けられた4つのバルブ451を第2バルブ群45Bともいう。
そして、第1バルブ群45Aと第2バルブ群45Bの状態を制御することで、ヘッドユニット30へ供給されるインクを選択することができる。例えば、或る色のインクに対応する第1バルブ群45Aを開放状態にし、第2バルブ群45Bを遮断状態にすると、インクカートリッジ41に貯留されたインクをヘッドユニット30側へ供給することができる。一方、第1バルブ群45Aを遮断状態にし、第2バルブ群45Bを開放状態にすると、内蔵インクタンク43に貯留されたインクをヘッドユニット30側へ供給することができる。また、第1バルブ群45Aと第2バルブ群45Bをともに開放状態にすると、インクカートリッジ41に貯留されたインクと内蔵インクタンク43に貯留されたインクの両方を、ヘッドユニット30側へ供給することができる。加えて、第1バルブ群45Aと第2バルブ群45Bをともに遮断状態にすると、インクカートリッジ41に貯留されたインクと内蔵インクタンク43に貯留されたインクのいずれもヘッドユニット30側へ供給しないようにできる。
これらの第1バルブ群45A及び第2バルブ群45Bは、その動作を外部から制御できる。このプリンタ1において各バルブ451は、図1Aに示すように、プリンタ側コントローラ70からの選択信号によって動作が制御される。すなわち、開放状態と遮断状態との間で切り替えられる。従って、プリンタ側コントローラ70は、第1バルブ群45A及び第2バルブ群45Bの動作を制御するコントローラに相当する。
また、インクの流路を形成する流路選択部45(第1バルブ群45A,第2バルブ群45B)と、インクを供給するための圧力差を付与する加圧ポンプ(カートリッジ用加圧ポンプ42,タンク用加圧ポンプ44)と、インクの流路を定めるための制御や加圧ポンプの制御をするプリンタ側コントローラ70は、インクカートリッジ41(第1流体貯留部)に貯留されたインクと内蔵インクタンク43(第2流体貯留部)に貯留されたインクの少なくとも一方を選択し、ヘッドユニット30へ供給する選択供給部に相当する。
なお、前述したとおり、インクカートリッジ41が、本体部に対して交換可能に設けられている一方で、内蔵インクタンク43は、本体部と一体に、すなわち、ユーザによっては交換できないように設けられている。そのため、内蔵インクタンク43の容量は、インクカートリッジ41の容量よりも大きくなっている(なお、図4、図6等においては、図を分かり易くするために、便宜上、内蔵インクタンク43とインクカートリッジ41を、それらの容量が同程度であるように表している)。具体的には、インクカートリッジ41の容量が約15mlなのに対し、内蔵インクタンク43の容量は約250mlとなっている。
また、詳細については後述するが、内蔵インクタンク43に貯留されたインクは、主として、ノズルに対するメンテナンス動作(吸引クリーニングやフラッシング)のために用いられる。そのため、内蔵インクタンク43の容量(250ml)は、プリンタ1の寿命までのメンテナンス動作の想定回数に応じた量(プリンタ1の寿命までのメンテナンス動作による想定インク消費量)となっている。
なお、内蔵インクタンク43の容量は想定量に基づくため、プリンタ1の寿命が来る前に、内蔵インクタンク43がインクエンドとなる可能性もある。そして、内蔵インクタンク43がインクエンドとなった際には、当該インクエンドが前述した残インク量センサ61により検出され、検出信号を受け取ったプリンタ側コントローラ70は、エラーメッセージをユーザに伝える。このメッセージは、例えば、コンピュータCPにインストールされているプリンタドライバを通じてユーザに伝えられる。また、プリンタ1の表示装置(図示せず)を通じてユーザに伝えてもよい。そして、かかる際に、内蔵インクタンク43については、ユーザによる交換ができないため、メーカーにて保守サービスで、内蔵インクタンク43の交換又は内蔵インクタンク43へのインクの補充が行われることとなる。
<インク回収機構50について>
図1Aに示すように、インク回収機構50は、キャップユニット51と、吸引ポンプ52と、インク回収部53とを有する。
キャップユニット51は、複数のキャップ511を有する。図2から図4に示すように、各キャップ511は、ヘッド32のノズル面に対向する位置に配置されている。このプリンタ1では、用紙搬送機構10が有する搬送ベルト124,125の間に配置されている。各キャップ511は、ノズルとの対向面が開口した箱状の部材であり、ヘッド32から排出されたインクを内側の空間で受ける。キャップユニット51は、例えば、ヘッド32が有するノズルのメンテナンス時(ヘッド32を正常な状態にするためのメンテナンス時)に用いられる。すなわち、各キャップ511は、ノズル内のインクを強制的に吐出させるフラッシング時において、吐出されたインクを受ける。また、各キャップ511は、ヘッド32内のインクを強制的に吐出させる吸引クリーニング時にてノズル面に当接され、吸い出されたインクを受ける。このため、キャップユニット51は、ヘッドユニット30に対して近接する方向と、離隔する方向とに移動可能に設けられている。なお、フラッシングや吸引クリーニングは、主に増粘インクをヘッド32から除去するために行われる。また、気泡を排出する場合にも行われる。
吸引ポンプ52は、前述した吸引クリーニングに用いられるものであり、キャップ511の内側空間に負圧を発生させる。この吸引ポンプ52としては、例えばチューブポンプが用いられる。本実施形態では、図4に示すように、キャップ511の数に応じた数の吸引ポンプ52が設けられている。
インク回収部53は、各キャップ511が受けたインクを回収する部分であり、例えば流体の吸収体と、この吸収体を収納するケースとを有する(何れも図示せず。)。そして、各キャップ511との間は、チューブによって接続されている。
なお、インク回収部53は、前記内蔵インクタンク43と同様、本体部と一体に、すなわち、ユーザによっては交換できないように設けられている。そして、インク回収部53には、ノズルに対するメンテナンス動作(吸引クリーニングやフラッシング)のために用いられたインクが回収されることとなるから、インク回収部53の容量は、内蔵インクタンク43の容量と同様、プリンタ1の寿命までのメンテナンス動作の想定回数に応じた量(プリンタ1の寿命までのメンテナンス動作による想定インク消費量)となっている。ただし、インク回収部53は、色毎には設けられていないので(各色のインクが共通のインク回収部53に回収されるので)、インク回収部53の容量は、内蔵インクタンク43の容量の色数倍(本実施の形態においては、4倍)、つまり、約1000mlとなっている。
このように、インク回収部53の容量は、内蔵インクタンク43がインクエンドとなる際に満杯となるように設定されていると言える。そのため、内蔵インクタンク43がインクエンドとなって、メーカーにて保守サービスで、内蔵インクタンク43の交換又は内蔵インクタンク43へのインクの補充が行われる際には、インク回収部53の交換も行われる。
なお、インクが蒸発することを見込めば、インク回収部53の容量をさらに小さくすることも可能である。インクの半分は蒸発するので、例えば、インク回収部53の容量を、内蔵インクタンク43の容量の半分の色数倍(本実施の形態においては、4倍)、つまり、約500mlとしてもよい。インク回収部53の容量を約1000mlとする場合と約500mlとする場合とを比較した場合には、前者は、インクの蒸発程度によらず確実にインク回収部53によるインク回収が可能となる点で優位性を有し、後者は、設置スペースの節約が可能となる点で優位性を有する。
===プリンタ1の動作===
<概要について>
このプリンタ1では、同じ種類のインクを、インクカートリッジ41と内蔵インクタンク43のそれぞれで貯留している。そして、プリンタ側コントローラ70や流路選択部45等(選択供給部)は、所定の条件に従って、インクカートリッジ41に貯留されたインクや内蔵インクタンク43に貯留されたインクを選択し、ヘッドユニット30へ供給している。
例えば、プリンタ側コントローラ70等は、印刷時において、インクカートリッジ41に貯留されたインクをヘッドユニット30側へ供給する。また、プリンタ1のメンテナンス動作(フラッシング,吸引クリーニング)において、内蔵インクタンク43のインクをヘッドユニット30側へ供給する。さらに、印刷時であっても、インクカートリッジ41のインク量が交換を要する規定量以下になった場合には、内蔵インクタンク43のインクをヘッドユニット30側へ供給する。以下、これらの点を中心に説明をする。
<動作について>
図8は、プリンタ1の動作の一例を示す図である。この動作は、プリンタ側コントローラ70のCPU72が、メモリ73に記憶されたコンピュータプログラムに従って各部を制御することで行われる。このため、コンピュータプログラムは、これらの処理を行うためのコードを有する。
例示した動作では、プリンタ1の電源をオンにすると(t1)、イニシャライズ動作が行われる(t2−t3)。このイニシャライズ動作では、プリンタ1における初期設定などが行われる。例えば、プログラムの読み込みや、各部に対する通電チェックが行われる。イニシャライズ動作の後、吸引クリーニングが行われる(t3−t4)。吸引クリーニングは、ヘッド32内のインクを吸い出す動作であり、ノズルに対するメンテナンス動作の一種である。この吸引クリーニングにおいて、プリンタ側コントローラ70は、各キャップ511をヘッド32のノズル面に当接させ、吸引ポンプ52を動作させる。吸引クリーニングの後、フラッシングが行われる(t4−t5)。フラッシングは、ノズルからインクを吐出させる動作であり、ノズルに対するメンテナンス動作の一種である。このフラッシングにおいて、プリンタ側コントローラ70は、ヘッド32が有する駆動素子にフラッシング用の駆動信号を印加する。これにより、駆動素子がインクを吐出させるための動作をし、各ノズルからインクが吐出される。
フラッシングの終了によって用紙Sに対する印刷準備が整う。このため、プリンタ側コントローラ70は、コンピュータCPからの印刷命令を待つ。そして、印刷命令を受信すると(t6,t11)、印刷動作を行う(t6−t7,t8−t10,t11−)。
<インクの選択について>
以上の動作において、ヘッドユニット30側に供給されるインクは、プリンタ1で行われている動作に応じて選択される。以下、インクの選択について説明する。吸引クリーニング及びフラッシングは、ノズルに対するメンテナンス動作であるため、ここで消費されるインクはプリンタ本来の用途である画像の印刷には用いられない。このようなメンテナンス動作にインクカートリッジ41に貯留されたインクを用いると、インクカートリッジ41の交換間隔を短くすることになり、使い勝手が悪くなる。特に、このプリンタ1では、図5に示すように、多数のヘッド32を取り付けている。このため、消費されるインクの量も、ヘッド32の数に比例して多くなる。特に、交換用のインクカートリッジ41はユーザが購入するため、インクカートリッジ41の交換間隔が過度に短くなることは、極力避けることが求められる。
そこで、このプリンタ1では、ノズルに対するメンテナンス動作の期間中において、内蔵インクタンク43に貯留されたインクを用いることとしている。図8の動作例では、電源オンから印刷命令を受信するまでの期間(t1−t6)において、内蔵インクタンク43に貯留されたインクがヘッドユニット30側に供給されるようにしている。この場合、例えば図9Aに示すように、プリンタ側コントローラ70は、選択信号を流路選択部45に送信し、第2バルブ群45Bを開放状態にするとともに、第1バルブ群45Aを遮断状態にする。これにより、図中に太線で示す経路で、メンテナンス動作で消費されたインクと同じ量のインクが、内蔵インクタンク43から供給されるようになる。
また、ノズルに対するメンテナンス動作は、印刷動作を行っている最中にも行われる。例えば、複数枚の用紙Sに対する印刷を行う場合においては、或る用紙Sに対する印刷が終了した後であって次の用紙Sに対する印刷の開始前のタイミングで行われる。図8の動作例では、タイミングt7からt8の期間に亘って、フラッシングが行われている。そして、このプリンタ1では、フラッシングの期間中に亘って、内蔵インクタンク43に貯留されたインクがヘッドユニット30側に供給されるように、インクの流路を切り替えている。
そして、用紙Sに対する印刷期間(画像等の印刷というプリンタ本来の用途にインクを使用している期間)においては、インクカートリッジ41に貯留されたインクがヘッドユニット30側に供給されるようにしている。図8の動作例では、タイミングt6からt7の期間、タイミングt8からt9の期間、及び、タイミングt11以降の期間に亘って、インクカートリッジ41に貯留されたインクがヘッドユニット30側に供給される。この場合、例えば図9Bに示すように、プリンタ側コントローラ70は、選択信号を流路選択部45に送信し、第1バルブ群45Aを開放状態にするとともに、第2バルブ群45Bを遮断状態にする。これにより、図中に太線で示す経路で、印刷動作で消費されたインクと同じ量のインクがインクカートリッジ41から供給される。
ところで、用紙Sへの印刷期間中においてインクカートリッジ41内のインクが不足してしまうことがある。このような場合、従来のプリンタでは、印刷を中止し、インクカートリッジの交換を促すメッセージをユーザに伝えていた。ここで、印刷の中止は、印刷物を早く入手したいユーザにとっては好ましくない。特に、インクカートリッジの買い置きがなかった場合には、インクカートリッジを購入し、装着するまで印刷をすることができないため、問題が大きい。
そこで、このプリンタ1では、用紙Sへの印刷期間中においてインクカートリッジ41内のインクが不足した場合、インクの流路を切り替えて内蔵インクタンク43のインクをヘッドユニット30側に供給するようにしている。図8の例では、タイミングt9でインクの残量不足が検出されている。前述したように、インクの残量は、吐出カウンタ領域に記憶されたカウント数(吐出回数の情報)と吐出量テーブルに記憶された吐出量情報とに基づき、プリンタ側コントローラ70(CPU72)が認識する。このため、印刷動作を行っている最中であっても、任意のタイミングで取得することができる。
そして、プリンタ側コントローラ70は、インクの残量不足を検出した場合(t9)、印刷を中止せずに流路選択部45へ選択信号を出力する。ここでの選択信号は、第2バルブ群45Bを開放状態にするとともに、第1バルブ群45Aを遮断状態にするためのものである。これにより、内蔵インクタンク43に貯留されたインクが印刷に用いられる。その後、印刷命令に対応する印刷動作が終了したら、プリンタ側コントローラ70は、インクカートリッジ41の交換を促すメッセージをユーザに伝える。このメッセージは、例えば、コンピュータCPにインストールされているプリンタドライバを通じてユーザに伝えられる。また、プリンタ1の表示装置(図示せず)を通じてユーザに伝えてもよい。
このように、インクカートリッジ41に貯留されたインクの残量不足が検出されても、内蔵インクタンク43に貯留されたインクで代替するようにしているので、実行中の印刷を中止することなく最後まで行わせることができる。これにより、ユーザは印刷物を早期に入手でき、使い勝手の向上が図れる。また、このプリンタ1では、インクカートリッジ41に貯留されたインクが不足していると判断するインク量を、従来のプリンタよりも少なく定めることができる。これは、ヘッドユニット30側に供給されるインクの切り替えを、第1バルブ群45Aや第2バルブ群45Bに対する制御で行っていることに起因する。すなわち、第1インクチューブ46と第2インクチューブ47とがインクで満たされていれば、インクの供給経路を支障なく切り替えられるからである。
そして、インクカートリッジ41が交換された後、次の印刷命令を受信したならば、プリンタ側コントローラ70は、インクの供給元をインクカートリッジ41に切り替えて印刷を行う(t11−)。
<まとめ>
このプリンタ1においてプリンタ側コントローラ70は、インクカートリッジ41に貯留されたインク、及び、内蔵インクタンク43に貯留されたインクを対象にして、ヘッドユニット30へ供給すべきインクを定めている。そして、供給すべきインクに応じて第1バルブ群45A及び第2バルブ群45Bを制御して供給経路を設定し、設定した供給経路を通じてインクを供給している。
このように、このプリンタ1では、インクカートリッジ41に貯留されたインクと、内蔵インクタンク43に貯留されたインクとを選択し、ヘッドユニット30側に供給しているので、使い勝手を向上させることができる。例えば、印刷を途中で中止させることなく行わせたり、インクカートリッジ41に貯留されたインクを本来の印刷用途に使用させたりできる。
インクカートリッジ41は、プリンタ1の本体部に対して脱着可能に取り付けられ、内蔵インクタンク43は、この本体部に一体的に設けられている。このため、インクカートリッジ41を交換することでプリンタ1を長期間に亘って使用することができる。また、内蔵インクタンク43は、形状の制約がインクカートリッジ41よりも小さいので、プリンタ1の空きスペースを使うなどすることにより、十分な容量を容易に確保することができる。
インクカートリッジ41に貯留されたインクの流れを制御する第1バルブ群45Aと、内蔵インクタンク43に貯留されたインクインクの流れを制御する第2バルブ群45Bは、それぞれプリンタ側コントローラ70によってその動作が制御される。このため、インクの供給経路を容易に変更できる。
プリンタ側コントローラ70は、ノズルのメンテナンス時において内蔵インクタンク43からインクが供給されるように、第1バルブ群45Aや第2バルブ群45Bを制御する。すなわち、インクの供給元毎に主たる用途が定められる。例えば、インクカートリッジ41に貯留されたインクは主に印刷等のプリンタ本来の用途に用いられ、内蔵インクタンク43に貯留されたインクは主にプリンタ1のメンテナンス等の用途に用いられる。これにより、プリンタ1の動作と消費されるインクとに関連性を持たせることができ、インクの管理が容易になる。また、メンテナンス時においては、インクカートリッジ41に貯留されたインクの消費を抑制できる。このため、インクカートリッジ41の交換頻度を減らすこともできる。
===その他の実施形態===
前述した実施形態は、プリンタ1について記載されているが、その中には、流体吐出装置や流体吐出方法の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<流路選択部45について>
第1実施形態の流路選択部45は、第1インクチューブ46に設けられた第1バルブ群45Aと、第2インクチューブ47に設けられた第2バルブ群45Bとを有していた。この流路選択部45に関し、図10に示すように、第1バルブ群45Aを設けず、第2バルブ群45Bだけを設けるようにしてもよい。このようにした場合、プリンタ側コントローラ70は、印刷期間(プリンタ本来の用途にインクが消費される期間)にて第2バルブ群45Bを遮断状態にし、メンテナンス期間(他の用途にインクが消費される期間)にて第2バルブ群45Bを開放状態にする。
これにより、メンテナンス期間にて、インクカートリッジ41と内蔵インクタンク43のそれぞれからインクが供給される。言い換えれば、メンテナンス期間に消費されるインクの一部が内蔵インクタンク43から供給される。従って、メンテナンス期間において、インクカートリッジ41に貯留されたインクの消費を抑制でき、インクカートリッジ41の交換頻度を少なくすることができる。
このように構成した場合には、第2インクチューブ47の流路抵抗を、第1インクチューブ46の流路抵抗よりも小さくすることが好ましい。例えば、内径の大きなチューブを用いたり、内壁に撥水加工を施したチューブを用いたりすることが好ましい。こうすることで、メンテナンス期間において、内蔵インクタンク43に貯留されたインクの使用比率を高めることができ、このインクを積極的に使用させることができる。その結果、インクカートリッジ41に貯留されたインクの消費を抑制でき、インクカートリッジ41の交換頻度をより少なくすることができる。
<流路選択を実現するための部材について>
第1実施形態の流路選択部45は、第1インクチューブ46に設けられ、当該第1インクチューブ46の開閉を行うための第1バルブ群45Aと、第2インクチューブ47に設けられ、当該第2インクチューブ47の開閉を行うための第2バルブ群45Bと、を有しており、第1バルブ群45A及び第2バルブ群45Bの各々を個別に動作させることにより、流路の選択が行われていた。流路選択を実現するための部材に関しては、これに限定されるものではなく、例えば、第1インクチューブ46の開閉と第2インクチューブの開閉とを同時に(共通に)駆動することが可能な部材(例えば、三方弁)を用いて、流路選択を行うようにしてもよい。
<インクチューブについて>
第1実施形態のインク供給機構40では、第1インクチューブ46と第2インクチューブ47のそれぞれを共通インクチューブ48に接続し、共通インクチューブ48をヘッドユニット30(各ヘッド32)に接続していた。インクチューブに関しては、この形態に限定されるものではない。例えば、図11に示すように、第1インクチューブ46と第2インクチューブ47のそれぞれを各ヘッド32に接続するようにしてもよい。
<インクカートリッジ41の交換について>
第1実施形態のプリンタ1では、印刷の終了時(t10)で交換を促すメッセージを出力するようにしていたが、インク不足の検出時(t9)でメッセージを出力してもよい。このプリンタ1では、第2バルブ群45Bが開放されているとき、第1バルブ群45Aによって第1流路が遮断されている。このため、インクカートリッジ41の交換中であっても、印刷を継続して行わせることができる。従って、印刷中であってもインクカートリッジ41の交換ができ、使い勝手がよい。
<インクカートリッジ41及び内蔵インクタンク43について>
第1実施形態では、プリンタ1の本体部に対して交換可能なインクカートリッジ41と、この本体部に一体的に設けられた内蔵インクタンク43とを有するプリンタ1について説明した。ここで、同じ種類のインクを貯留するインクカートリッジ41を2つ設けてもよく、内蔵インクタンク43を2つ設けてもよい。すなわち、第1流体貯留部と第2流体貯留部のそれぞれを交換可能に設けてもよいし、第1流体貯留部と第2流体貯留部のそれぞれを装置本体と一体的に設けてもよい。この場合、一方の流体貯留部を優先的に使用することが好ましい。これは、それぞれの流体貯留部における流体の貯留量が、ともに規定量未満になってしまうと、その後の装置の使用に支障を来すからである。
<他の装置について>
前述の第1実施形態では、いわゆるラインプリンタを例に挙げて説明したが、ヘッドを取り付けたキャリッジを用紙の幅方向に移動させて印刷を行ういわゆるシリアルプリンタであってもよい。
また、流体吐出装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体吐出装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出する液状体吐出装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を例とする固体を吐出する粉体吐出式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の吐出装置に本発明を適用することができる。
図1Aは、プリンタの構成を説明するブロック図である。図1Bは、プリンタ側コントローラが有するメモリの一部領域を説明する概念図である。 用紙搬送機構を説明する図である。 用紙搬送部等を説明する図である。 ヘッドユニット及びその周辺部を説明する斜視図である。 ヘッドの取り付け状態を説明する図である。 インク供給機構を説明する図である。 流路選択部を説明するブロック図である。 プリンタの動作を説明する図である。 図9Aは第2バルブ群の開放状態を模式的に説明する図である。図9Bは第1バルブ群の開放状態を模式的に説明する図である。 他の実施形態を説明する図である。 さらに他の実施形態を説明する図である。
符号の説明
30 ヘッドユニット,32 ヘッド,35 ノズル列,
40 インク供給機構,41 インクカートリッジ,412 インクパック
42 カートリッジ用加圧ポンプ,43 内蔵インクタンク,
432 インクパック,44 タンク用加圧ポンプ,45 流路選択部,
45A 第1バルブ群,45B 第2バルブ群,
46 第1インクチューブ,47 第2インクチューブ,
48 共通インクチューブ,70 プリンタ側コントローラ

Claims (8)

  1. (A)流体を吐出するヘッドと、
    (B)装置本体に対して交換可能に設けられ、前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第1流体貯留部と、
    (C)前記装置本体と一体に設けられ、前記ヘッドから吐出される流体を貯留する第2流体貯留部であって、前記第1流体貯留部に貯留される流体と同種の流体を貯留する第2流体貯留部と、
    (D)前記第1流体貯留部に貯留された前記流体と前記第2流体貯留部に貯留された前記流体の少なくとも一方を選択し、前記ヘッドへ供給する選択供給部と、
    (E)を有する、流体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の流体吐出装置であって、
    前記選択供給部は、
    前記第1流体貯留部からの流体を流す第1流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりする第1バルブと、
    前記第2流体貯留部からの流体を流す第2流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりする第2バルブと、
    前記第1バルブ及び前記第2バルブの動作を制御するコントローラと、
    を有する、流体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の流体吐出装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ヘッドを正常な状態にするためのメンテナンス動作に連動して、前記第2バルブを開放するとともに前記第1バルブを遮断し、前記第2流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にする、流体吐出装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の流体吐出装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ヘッドから前記媒体に前記流体を吐出する動作に連動して、前記第1バルブを開放するとともに前記第2バルブを遮断し、前記第1流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にする、流体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の流体吐出装置であって、
    前記コントローラは、
    前記ヘッドから前記媒体に前記流体を吐出する動作の期間中に、前記第1流体貯留部に貯留された流体の不足が検出された際には、
    前記第2バルブを開放するとともに前記第1バルブを遮断し、前記第2流体貯留部に貯留された流体が前記ヘッド側へ供給される状態にする、流体吐出装置。
  6. 請求項1に記載の流体吐出装置であって、
    前記第1流体貯留部からの流体を前記ヘッドへ向けて流す第1流路と、
    前記第2流体貯留部からの流体を前記ヘッドへ向けて流す第2流路と、を有し、
    前記選択供給部は、
    前記第2流路に設けられ、前記流体の流れを許容したり遮断したりするバルブと、
    前記バルブの動作を制御するコントローラであって、前記ヘッドを正常な状態にするためのメンテナンス動作の期間中に亘って前記バルブを開放するコントローラと、
    を有する流体吐出装置。
  7. 請求項6に記載の流体吐出装置であって、
    前記第2流路は、
    その流路抵抗が、前記第1流路の流路抵抗よりも小さい、流体吐出装置。
  8. (A)装置本体に対して交換可能に設けられた第1流体貯留部に貯留された流体、及び、前記装置本体と一体に設けられた第2流体貯留部に貯留され、前記第1流体貯留部に貯留された流体と同種の流体について、ヘッドへ供給すべき流体を選択すること、
    (B)前記ヘッドへ供給すべき流体の選択結果に応じて、前記第1流体貯留部及び前記第2流体貯留部と前記ヘッドとの間の流体の供給経路を設定すること、
    (C)設定した供給経路を通じ、対象となる流体を前記ヘッドへ供給すること、
    (D)を有する流体吐出方法。
JP2008104928A 2007-06-14 2008-04-14 流体吐出装置、及び、流体吐出方法 Pending JP2009018567A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104928A JP2009018567A (ja) 2007-06-14 2008-04-14 流体吐出装置、及び、流体吐出方法
CN2008101114146A CN101323213B (zh) 2007-06-14 2008-06-12 流体喷出装置及流体喷出方法
US12/139,289 US7950787B2 (en) 2007-06-14 2008-06-13 Liquid ejection apparatus and method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007157880 2007-06-14
JP2008104928A JP2009018567A (ja) 2007-06-14 2008-04-14 流体吐出装置、及び、流体吐出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009018567A true JP2009018567A (ja) 2009-01-29
JP2009018567A5 JP2009018567A5 (ja) 2011-05-26

Family

ID=40186980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008104928A Pending JP2009018567A (ja) 2007-06-14 2008-04-14 流体吐出装置、及び、流体吐出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009018567A (ja)
CN (1) CN101323213B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071281A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2016052756A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 セイコーエプソン株式会社 液体供給装置、液体噴射装置及び液体供給方法
JP2016068341A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ローランドディー.ジー.株式会社 インク供給システム、インクジェットプリンタ、インクの充填方法、およびインク供給システムの使用方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018051478A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 セイコーエプソン株式会社 流体吐出装置および流体を吐出する方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138157A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット装置におけるメンテナンス方法および装置
JPH1044468A (ja) * 1996-08-05 1998-02-17 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2002029041A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2004209896A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2005096227A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットプリンタ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138157A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット装置におけるメンテナンス方法および装置
JPH1044468A (ja) * 1996-08-05 1998-02-17 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2002029041A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2004209896A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2005096227A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットプリンタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071281A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2016052756A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 セイコーエプソン株式会社 液体供給装置、液体噴射装置及び液体供給方法
JP2016068341A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 ローランドディー.ジー.株式会社 インク供給システム、インクジェットプリンタ、インクの充填方法、およびインク供給システムの使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101323213A (zh) 2008-12-17
CN101323213B (zh) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477829B2 (ja) 流体吐出装置のクリーニング方法
JP5261340B2 (ja) 液滴吐出装置
US20090002467A1 (en) Fluid ejecting apparatus and method for controlling the same
JP2016043604A (ja) インクジェット記録装置およびインクタンクのインク量制御方法
JP4905411B2 (ja) 液滴吐出装置
US9168751B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP5787193B2 (ja) インクカートリッジ及び記録装置
JP4940809B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5003370B2 (ja) インクジェット記録装置
US20170008293A1 (en) Liquid ejecting apparatus and liquid supply method
JP2009018567A (ja) 流体吐出装置、及び、流体吐出方法
US8459774B2 (en) Liquid jetting apparatus
US20110025789A1 (en) Image forming apparatus
JP2013086440A (ja) インクジェット記録装置
US7950787B2 (en) Liquid ejection apparatus and method
JP5040478B2 (ja) 流体吐出装置
JP2010064464A (ja) インク供給ユニット、及び記録装置
JPH0445953A (ja) インクジェット記録装置
JP2018008379A (ja) 液体噴射装置
JP4292510B2 (ja) 液体噴射装置
JP7427920B2 (ja) 液体吐出装置
JP7415668B2 (ja) 液体吐出装置
JP2009012347A (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法
JP2022018222A (ja) 液体吐出装置の制御方法
JP2019072889A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130507