JP5003370B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置に係り、特に、1本の記録ヘッドに対してインクを供給する複数のインクカートリッジを備えるインクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドのノズルから基材上にインクを吐出して基材に文字や画像等を記録するインクジェット記録装置100には、図8に示すように、記録ヘッド101に供給されるインクを一時的に貯留する中間タンク(サブタンク、サブインクタンク等とも呼ばれる)102や、中間タンク102に補充されるインクを貯留するインクカートリッジ(インクタンク、インクパック等とも呼ばれる)103が設けられたものがある。
この場合、通常、インクカートリッジ103から中間タンク102に送液ポンプ104を介してインクが供給される。また、インクカートリッジ103と送液ポンプ104との間には流路遮断機能を有する連通弁105が設けられる。
この種のインクジェット記録装置100では、インクカートリッジ103の交換の際に記録を中断すると記録の再開時に基材に記録された画像等の色合いが変わり画像品質が低下する等の理由から、記録を中断しないでインクカートリッジ103の切り替えができるように、1つの中間タンク102に対して複数のインクカートリッジ103が備えられる場合が多い(例えば特許文献1〜4等参照)。
また、インクジェット記録装置でカラー画像を記録する場合には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のインクごとに中間タンク102が設けられるが、その場合には、各中間タンク102ごとに同一色のインクが充填された複数のインクカートリッジ103が取り付けられる。
そして、インクカートリッジ103内のインクの残量を図示しないセンサ等で検出し、例えばインクカートリッジ103aが空になったり残量が所定量以下になった場合には、自動的にインクが充填されている別のインクカートリッジ103bへの切り替えが行われ、送液ポンプ104を介した中間タンク102へのインクの供給が継続されるようになっている。
特開平4−10945号公報 特開平7−137275号公報 特開2001−328257号公報 特開2002−52731号公報
ところで、この種のインクジェット記録装置100では、ランニングコスト向上の点から、インクカートリッジ103内のインクをほぼ全量消費することが望まれており、例えばインクカートリッジ103a内がほぼ空になった時点でインクが充填されている別のインクカートリッジ103bに切り替えるようになっている。
しかしながら、インクカートリッジ103a内がほぼ空の状態になると、インクカートリッジ103aからのインクの供給が途絶える。その状態で送液ポンプ104を作動させ続けると、インクカートリッジ103aと連通弁105aとの間のインク流路107a内の圧力や連通弁105aから送液ポンプ104までの間のインク流路106内の圧力が通常の送液時よりも低くなり、インク流路106、107a内の圧力が外気圧を下回る、いわゆる負圧状態になる。
そして、この状態で空になったインクカートリッジ103aの連通弁105aを閉鎖してインクカートリッジ103aを連通弁105aから取り外すと、インク流路107aのインクカートリッジ103aの接続部から外気がインク流路107a内に入り込む。通常のインクジェット記録装置では、送液ポンプ104と連通弁105aと結ぶインク流路106や連通弁105aとインクカートリッジ103aとを結ぶインク流路107aは、フレキシブルチューブ等の弾力性を有する管が用いられていることが多く、内部が負圧になり変形した管の比較的強い復元力によってインク流路107a内に外気が入り込み易くなっている。
インクカートリッジ103が密閉式である場合、その内部に貯留されているインクは脱気されている場合が多いが、上記のようにインク流路107a内に空気が入り込むと、新たなインクカートリッジ103aをインク流路107aの接続部に取り付けた段階でインク流路107aに空気が残留して、インクに空気が混入してしまう。そのため、インクの脱気度が低下してしまい、インクの硬化特性等に大きな影響を与えてしまうという問題があった。
また、図8に示したように、インクへの空気の混入を防止するためにインクジェット記録装置100内部のインク流路全体が密閉型に構成されている場合、インク流路107aに入り込んだ空気が連通弁105aや送液ポンプ104、中間タンク102を介して最終的に記録ヘッド101に送られて、記録ヘッド101からのインクの不吐出等の吐出不良を生じさせてしまうという問題もあった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、インクカートリッジの交換時にインク流路内に外気が混入することを確実に防止可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前述の問題を解決するために、請求項1に記載のインクジェット記録装置は、
インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する中間タンクと、
前記中間タンクにインクを補充する送液ポンプと、
前記中間タンクに補充する同一色のインクを貯留する密閉式の複数のインクカートリッジと、
一端が前記送液ポンプに接続され、他端が分岐してそれぞれの前記インクカートリッジに接続されたインク流路と、
分岐した前記インク流路に設けられ、それぞれの前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを個別に連通させ、流路遮断機能を有する複数の連通弁と、
前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを結ぶインク流路内の圧力を検知する圧力計で構成された圧力検知装置と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記圧力検知装置が出力する情報に基づいて、前記圧力検知装置が検知した前記インク流路内の圧力が所定の圧力未満となった場合に前記連通弁で前記送液ポンプと連通されている前記インクカートリッジと同一色のインクが充填されている他のインクカートリッジの連通弁を開放して、前記インクカートリッジと当該他のインクカートリッジとを同時に前記送液ポンプに連通させた後、前記圧力検知装置が検知した前記インク流路内の圧力が所定の圧力以上となった場合に、前記インクカートリッジの前記連通弁を閉鎖することを特徴とする。
請求項に記載のインクジェット記録装置は、
インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する中間タンクと、
前記中間タンクにインクを補充する送液ポンプと、
前記中間タンクに補充する同一色のインクを貯留する密閉式の複数のインクカートリッジと、
一端が前記送液ポンプに接続され、他端が分岐してそれぞれの前記インクカートリッジに接続されたインク流路と、
分岐した前記インク流路に設けられ、それぞれの前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを個別に連通させ、流路遮断機能を有する複数の連通弁と、
前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを結ぶインク流路内の圧力が予め設定された閾値未満であることを検知するセンサで構成された圧力検知装置と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記圧力検知装置により前記インク流路内の圧力が前記閾値以下になったことが検知されたことに基づいて、前記連通弁で前記送液ポンプと連通されている前記インクカートリッジと同一色のインクが充填されている他のインクカートリッジの連通弁を開放して、前記インクカートリッジと当該他のインクカートリッジとを同時に前記送液ポンプに連通させた後、所定時間経過後に前記インクカートリッジの前記連通弁を閉鎖することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項または請求項に記載のインクジェット記録装置において、前記制御装置は、前記連通弁を、前記送液ポンプの非動作時に閉鎖することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
作業者に前記インクカートリッジの交換を報知する報知装置を備え、
前記制御装置は、前記インクカートリッジの前記連通弁の閉鎖と同時または閉鎖後に、前記報知装置に前記インクカートリッジの交換を報知させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、インクカートリッジのインクの残量がほぼ0になり、インク流路内の圧力が低下しても、空になったインクカートリッジを連通弁に取り付けた状態のまま、インクが充填されている他のインクカートリッジが取り付けられている連通弁を開放することで、インク流路内の圧力を上昇させることができる。そして、インク流路内の圧力が十分に上昇した時点で空になったインクカートリッジ側の連通弁を閉鎖してインクカートリッジを取り外せば、空になったインクカートリッジが取り付けられていたインク流路内に外気が混入することを確実に防止することが可能となる。
そのため、インクに空気が混入し、インクの脱気度が低下してインクの硬化特性等に影響を与えることを防止することが可能となるとともに、インクジェット記録装置内部のインク流路全体が密閉型に構成されている場合に、混入した空気が記録ヘッドに送られてインクの不吐出等の吐出不良が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、圧力計でインク流路内の圧力を検知し、所定の圧力(後述する第1圧力)を低い圧力値に設定することで使用済みの方のインクカートリッジ内のインクをほぼ全量消費させることが可能となり、ランニングコストが向上される。
さらに、インク流路内の圧力が所定の圧力(後述する第2圧力)以上となった場合に、空になったインクカートリッジの連通弁を閉鎖するように構成すれば、所定の圧力を適切に高い圧力値に設定することで、インクカートリッジを連通弁から取り外しても空になったインクカートリッジが取り付けられていたインク流路内に確実に外気が入り込まないようにすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明の効果に加え、センサでインク流路内の圧力を検知し、センサに設定する圧力の閾値を十分に低い圧力値に設定することで、インクカートリッジ内のインクをほぼ全量消費させることが可能となり、ランニングコストが向上される。
また、所定時間を適切な時間に設定すれば、インクが充填されている他のインクカートリッジの連通弁を開放してインクカートリッジからインク流路にインクが供給されてインク流路内の圧力が十分に上昇した後に、空になったインクカートリッジの連通弁を閉鎖することが可能となり、インクカートリッジを連通弁から取り外しても空になったインクカートリッジが取り付けられていたインク流路内に確実に外気が入り込まないようにすることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、送液ポンプが作動していると、インク流路内の圧力が送液ポンプの回転にあわせて昇降するため、インクカートリッジを取り外す際にインク流路内の圧力が低下していてインク流路内に外気が入り込む可能性がある。そのため、連通弁を閉鎖する前に送液ポンプの作動状況を確認し、送液ポンプが非動作時である場合に連通弁を閉鎖することで、インクカートリッジの取り外しの際にインク流路内に外気が入り込むことをより確実に防止することが可能となり、前記各請求項に記載の発明の効果がより的確に発揮される。
請求項に記載の発明によれば、前記発明の効果に加え、LED(Light Emitting Diode)等の報知装置により作業者に空になったインクカートリッジの交換を報知することが可能となるとともに、空になったインクカートリッジの連通弁の閉鎖と同時または閉鎖後に報知装置にインクカートリッジの交換を報知させることで、連通弁を閉鎖する前にインクカートリッジが取り外されて外気がインク流路内に混入することを確実に防止することが可能となる。
以下、本発明に係るインクジェット記録装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の各実施形態では、インクジェット記録装置がいわゆるシリアルヘッド方式の装置である場合について説明するが、インクジェット記録装置がいわゆるラインヘッド方式の装置である場合にも本発明を適用することができる。また、各実施形態では、1種類の色のインクを用いて記録媒体に画像を記録する場合について説明するが、本発明は複数種類の色のインクを用いてカラー画像を記録する場合にも適用される。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の外観構成を示す斜視図であり、図2は、図1のインクジェット記録装置における各記録ヘッドごとのインク流路等の構成を示す概略図である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置1は、支持台2に支持されたプリンタ本体3を備えている。プリンタ本体3には、記録媒体Sを非記録面側から支持するプラテン4や、プラテン4の上方をガイドレール5に沿って図中矢印Xで示される主走査方向に往復移動するキャリッジ6、キャリッジ6に搭載され、記録媒体Sにインクを吐出して画像を記録する複数の記録ヘッド7等で構成される記録部8が設けられている。
本実施形態では、インクジェット記録装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4種類の色のインクにより記録媒体S上にカラー画像を形成するようになっており、キャリッジ6上には1種類の色のインクごとに1本の記録ヘッド7が備えられ、計4本の記録ヘッド7が搭載されている。なお、インクジェット記録装置1で用いるインクの種類や記録ヘッド7の本数は適宜決められる。
また、インクジェット記録装置1の上記記録部8にインクを供給するインク供給系は、以下のような構成となっている。
キャリッジ6上の各記録ヘッド7の近傍には、記録ヘッド7に供給するインクを一時的に貯留する中間タンク9が搭載されており、中間タンク9は対応する記録ヘッド7ごとに1つずつ設けられている。本実施形態では、中間タンク9は、図2に示すように、その一部が膜状に形成されており、インクの貯留量に応じて容積を自在に変えることができるようになっている。
また、中間タンク9の前記膜状部分には、変位センサ10が取り付けられており、変位センサ10で膜状の部分の変位を測定することにより中間タンク9内に貯留されたインクの量を測定することができるようになっている。なお、本実施形態では、中間タンク9は密閉式とされており、内部には空気が混入しないようになっている。
各中間タンク9には、それぞれフレキシブルチューブ11の一端側が接続されており、フレキシブルチューブ11の他端側は送液ポンプ12の吐出口に接続されている。また、送液ポンプ12の吸込口には、インク流路としてフレキシブルチューブ13が接続されている。
本実施形態では、フレキシブルチューブ13は、インクの流れ方向の上流側で2本のフレキシブルチューブ13a、13bに分岐されており、各フレキシブルチューブ13a、13bの最上流端にはそれぞれ連通弁14a、14bが接続されている。また、連通弁14a、14bには、それぞれインク流路であるフレキシブルチューブ15a、15bを介して同一色のインクを貯留するインクカートリッジ16a、16bが取り付けられるようになっている。
連通弁14は、開放状態では、インクカートリッジ16と送液ポンプ12とを連通させるようになっており、インクカートリッジ16内のインクを中間タンク9に供給して中間タンク9にインクを補充するようになっている。また、連通弁14は、閉鎖状態では、インクカートリッジ16からフレキシブルチューブ13へのインクの流入を阻止する流路遮断機能を有している。本実施形態では、連通弁14a、14bのそれぞれの開閉は後述する制御装置19で制御されるようになっている。
インクカートリッジ16a、16bは密閉式とされており、中間タンク9や送液ポンプ12等を介して1本の記録ヘッド7に接続される2本のインクカートリッジ16a、16bには中間タンク9に補充される同一色のインクが貯留されている。すなわち、1本の記録ヘッド7には同一色のインクが充填されたインクカートリッジ16が複数接続されるようになっている。
なお、1本の記録ヘッド7に接続されるインクカートリッジ16の本数は、本実施形態のように2本に限定されず、複数すなわち2本以上の本数であれば本数は制限されない。また、連通弁14は1本のインクカートリッジ16につき1つずつ設けられるとともに、フレキシブルチューブ13はインクカートリッジ16の本数分に分岐される。
各インクカートリッジ16には、それぞれ作業者にインクカートリッジの交換を報知する各報知装置が対応付けられて設けられている。本実施形態では、各報知装置としてLED17が用いられており、各LED17は、図1に示すように、各インクカートリッジ16が収納される位置の上方部に取り付けられている。
また、本実施形態では、フレキシブルチューブ13には、インクカートリッジ16a、16bと送液ポンプ12とを結ぶインク流路、すなわちフレキシブルチューブ13内の圧力を検知する圧力検知装置として圧力計18が取り付けられている。フレキシブルチューブ13内の圧力や、分岐されたフレキシブルチューブ13a、13b内の各圧力、インクカートリッジ16が取り付けられ連通弁14が開放された場合のフレキシブルチューブ15内の圧力は同じ圧力となるため、圧力計18により検知される圧力はフレキシブルチューブ13、13a、13b、連通弁14が開放された側のフレキシブルチューブ15内の圧力を表す。
すなわち、圧力計18はインク流路全体の圧力を検知するものである。なお、圧力検知装置を、圧力低下により変形するフレキシブルチューブ13の変形を検知する変位計等で構成することも可能である。
制御装置19は、本実施形態では、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピュータにより構成されており、中間タンク9の変位センサ10や送液ポンプ12、連通弁14a、14b、LED17a、17b、圧力計18の動作を制御するようになっている。なお、本実施形態では、制御装置19を構成するコンピュータは、記録ヘッド7等の記録部の各部材等の動作をも制御するようになっているが、その点については説明を省略する。
本実施形態では、制御装置19は、圧力計18が検知した情報すなわちフレキシブルチューブ13内の圧力に基づいて、フレキシブルチューブ13内の圧力が予め設定された所定の第1圧力未満となった場合に、現在連通弁14が開放されているインクカートリッジ16とは別のインクカートリッジ16の連通弁14を開放するようになっている。
すなわち、制御装置19は、例えばインクカートリッジ16aの連通弁14aが開放された状態でフレキシブルチューブ13内の圧力が第1圧力未満となった場合に、連通弁14aを開放したまま、同一色のインクが充填されている別のインクカートリッジ16bの連通弁14bを開放して、インクカートリッジ16a、16bをともに送液ポンプ12に連通させるようになっている。
また、制御装置19は、上記のように連通弁14a、14bをともに開放してインクカートリッジ16a、16bを送液ポンプ12に連通させた後、インクカートリッジ16b内のインクがフレキシブルチューブ13、13a、13b、15aに流入してフレキシブルチューブ13内の圧力が上昇し、圧力計18が検知した圧力が予め設定された第2圧力以上となった場合には、後から開放したインクカートリッジ16bの連通弁14bを開放したまま、先に開放されていたインクカートリッジ16aの連通弁14aを閉鎖するようになっている。
制御装置19は、インクカートリッジ16aの連通弁14aを閉鎖すると同時に、或いは連通弁14aを閉鎖した後、閉鎖した連通弁14aに接続されたインクカートリッジ16aに対応するLED17aを点灯させて、作業者にインクカートリッジ16aの交換を報知するようになっている。
なお、本実施形態では、連通弁14bを開放する基準となる第1圧力は、インクカートリッジ16a内のインクがほぼ全量消費されるように低い圧力値に設定されている。また、連通弁14aを閉鎖する基準となる第2圧力は、インクカートリッジ16aをフレキシブルチューブ15aの接続部から取り外しても外気がフレキシブルチューブ15aに入り込まないような第1圧力よりも高い圧力値に設定されている。
また、フレキシブルチューブ15aの接続部の構造等やインクの粘度、表面張力等によっては、フレキシブルチューブ15a内の圧力が外気圧よりも低い場合でも外気がフレキシブルチューブ15a内に入り込まない場合がある。従って、そのような場合には、第2圧力は外気圧より低く設定することが可能である。
以下、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の作用について説明する。
図3は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1のインク供給系における各部材の制御の手順を示すフローチャートである。以下、同図に従って説明する。
初期状態においては、後述する切替フラグFは0に設定され、切替カウンタの値Cはクリアされる(ステップS1)。また、インクカートリッジ16a、16bがフレキシブルチューブ15a、15bを介して連通弁14a、14bに取り付けられた状態で、制御装置19は、LED17a、17bが点灯していれば消灯し、連通弁14aを開放してインクカートリッジ16aからインクを供給できる状態とする。連通弁14bは閉鎖したままとする(ステップS2)。
続いて、制御装置19は、中間タンク9の変位センサ10から出力される値を読み取って中間タンク9にインクを供給すべきか否かを判断する(ステップS3)。この判断は、変位センサ10から出力される値が予め設定された閾値を下回ったか否かで判断される。
制御装置19は、中間タンク9にインクを供給すべきと判断すると(ステップS3;YES)、送液ポンプ12を駆動させてフレキシブルチューブ11、13、13a、15aを介して所定量のインクをインクカートリッジ16aから中間タンク9に供給させる。また、中間タンク9にインクを供給する必要がなければ(ステップS3;NO)、送液ポンプ12は停止させた状態のままとする。なお、このステップS3、S4の処理は、インク供給系で通常行われるルーチン処理である。
続いて、制御装置19は、圧力計18から送信されてくるフレキシブルチューブ13内の圧力が前述した第1圧力以上か否かを判断する(ステップS5)。圧力が第1圧力以上であり(ステップS5;YES)、切替フラグFが0であれば(ステップS6;NO)、フレキシブルチューブ13、15内の圧力は十分に高く、インクカートリッジ16aにはまだ十分にインクが貯留されていると考えられ、インクカートリッジを切り替える必要はない。従って、この場合は、制御装置19は、ルーチン処理であるステップS3の判断に戻る。
一方、密閉式のインクカートリッジ16aが弾力性を有するため、図4に示すように、フレキシブルチューブ13内の圧力Pはインクカートリッジ16a内にインクが残存している間は比較的高い値に保たれるが、インクカートリッジ16a内のインクをほぼ全量消費されると、インクカートリッジ16aからフレキシブルチューブ15aを介してフレキシブルチューブ13aへのインクの供給がなくなるため、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが急激に低下する。
このように、フレキシブルチューブ13内の圧力Pの低下によりインクカートリッジ16aのインクの残量がほぼ0に近くなったことが分かるから、その段階でインクカートリッジを切り替えることが必要となる。
そのため、制御装置19は、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが第1圧力Pth1未満になった場合には(図3のステップS5;NO)、0がセットされている切替フラグF(ステップS7;YES)にインクカートリッジの切り替え動作中であることを表す1をセットし直して、切り替え開始からの時間を計数する切替カウンタの値Cをクリアした後切替カウンタを始動させて(ステップS8)、連通弁14bを開放する(ステップS9)。そして、ルーチン処理であるステップS3の判断に戻る。
連通弁14bが開放されると、図4に示すように、インクが充填されているインクカートリッジ16bからフレキシブルチューブ15bを介して負圧状態となっているフレキシブルチューブ13bにインクが供給され始め、フレキシブルチューブ13内の圧力Pも上昇し始める。
しかし、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが第1圧力Pth1以上にならないうちは(図3のステップS5;NO)、切替フラグFは1であるから(ステップS7;NO)、制御装置19は、切替カウンタの値Cをインクリメントする(ステップS10)。
なお、連通弁14bを開放してもインクカートリッジ16bが空であればフレキシブルチューブ13内の圧力Pは上昇しない。また、この場合は、インクカートリッジ16a、16bの両方ともインクがないことを作業者に報知する必要がある。そのため、本実施形態では、切替カウンタの値Cに閾値Cthを設けておき、切替カウンタの値Cが閾値Cthを越えないうちは(ステップS11;NO)、上記の処理を繰り返すが、切替カウンタの値Cが閾値Cthを越えた場合には(ステップS11;YES)、制御装置19は、インクカートリッジ16bも空であると判断して、連通弁14a、14bをともに閉鎖し、LED17a、17bをともに点灯させて(ステップS12)、作業者にインクカートリッジ16a、16bがともに空であることを報知する。そして、切替フラグFを0に戻し(ステップS13)、インクジェット記録装置1の記録動作を停止させる(ステップS14)。
インクカートリッジ16bにインクが充填されていれば、インクカートリッジ16bからインクがフレキシブルチューブ15b、13bを介してフレキシブルチューブ13、13a、15aに充填されるため、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが上昇し、第1圧力Pth1を越える(ステップS5;YES)。
しかし、インクカートリッジの切り替え動作中であり、切替フラグFは1であるから(ステップS6;YES)、制御装置19は、続いて、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが、前述した第2圧力Pth2まで回復したか否かを判断し(ステップS15)、まだ第2圧力Pth2まで回復していなければ(ステップS15;NO)、ステップS10以下の処理を続行する。
また、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが第2圧力Pth2まで回復していればインクカートリッジ16aを取り外しても外気がフレキシブルチューブ15aには入り込まないから、制御装置19は、圧力Pが第2圧力Pth2以上であると判断すると(ステップS15;YES)、連通弁14aを閉鎖して、作業者にインクカートリッジ16aの交換を報知するためにLED17aを点灯させる(ステップS16)。
制御装置19は、切替フラグFを0に戻し(ステップS17)、ルーチン処理であるステップS3の判断に戻る。これ以降の処理では、今度はインクカートリッジ16b内のインクが消費される。また、フレキシブルチューブ15aの接続部にはインクが十分に充填された新たなインクカートリッジが取り付けられ、その状態で待機する。このように、インクカートリッジ16a、16bの立場が逆転する。
そのため、以降の処理においては、図3のフローチャートにおける連通弁14aを連通弁14bに、連通弁14bを連通弁14aに読み替え、また、LED17a、17bをそれぞれLED17b、17aに読み替えて処理が実行される。
なお、ステップS12やステップS16における処理は、連通弁14が閉鎖される前にインクカートリッジ16が取り外されてしまうことを防止するために、連通弁14を閉鎖した後、若しくは少なくとも連通弁14の閉鎖と同時にLED17を点灯させることが望ましい。
また、上記の実施形態では、インクが充填されているインクカートリッジ16から負圧状態となっているフレキシブルチューブ13にインクが供給されると、連通弁14を介してフレキシブルチューブ13側からフレキシブルチューブ15を介して空になったインクカートリッジ16内にインクが入り込み、インクカートリッジ16とともに取り外されてインクが無駄になる可能性がある。
しかし、インクにはある程度の粘性があり、また、インクがフレキシブルチューブ13やフレキシブルチューブ15内を流れる際にはフレキシブルチューブ13、15からある程度の抵抗を受ける。そのため、インクが充填されている側のインクカートリッジ16からフレキシブルチューブ13、15を介して空になったインクカートリッジ16側にインクが流入しなくてもフレキシブルチューブ13内の圧力Pは十分に上昇する。
実際には、インクが充填されているインクカートリッジ16の連通弁14が開放されてインクカートリッジ16からフレキシブルチューブ13、15内にインクが供給されてから、空になったインクカートリッジ16側にインクが漏れ出る前に、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが急速に上昇する。
そのため、インクが充填されているインクカートリッジ16側の連通弁14が開放され、フレキシブルチューブ13、15内がインクで満たされた後、短時間で空になったインクカートリッジ16側の連通弁14が閉鎖される。従って、事実上、空になったインクカートリッジ16にインクが漏れ出ることはなく、漏れ出たとしてもごく微量に抑えることができる。
以上のように、本実施形態に係るインクジェット記録装置1によれば、インクカートリッジ16のインクの残量がほぼ0になり、インク流路であるフレキシブルチューブ13、15内の圧力が低下しても、空になったインクカートリッジ16をフレキシブルチューブ15に取り付けた状態のまま、インクが充填されている他のインクカートリッジ16が取り付けられている連通弁14を開放することで、フレキシブルチューブ13、15内の圧力を上昇させることができる。
そして、フレキシブルチューブ15内の圧力が十分に上昇した時点で空になったインクカートリッジ16側の連通弁14を閉鎖してインクカートリッジ16を取り外せば、空になったインクカートリッジ16側のフレキシブルチューブ15内に外気が混入することを確実に防止することが可能となる。
そのため、インクに空気が混入し、インクの脱気度が低下してインクの硬化特性等に影響を与えることを防止することが可能となるとともに、本実施形態のようにインクジェット記録装置1内部のインク流路全体が密閉型に構成されている場合に、混入した空気が記録ヘッド7に送られてインクの不吐出等の吐出不良が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、前記第1圧力を高い圧力値に設定すると、インクカートリッジ16内にまだインクが残存しているにもかかわらずインクが充填されている他のインクカートリッジ16に切り替えられてしまい、インクカートリッジ16内に残存したインクが無駄になるが、第1圧力を低い圧力値に設定することで、インクカートリッジ16内のインクをほぼ全量消費させることが可能となり、ランニングコストが向上される。
さらに、前記第2圧力を低い圧力値に設定すると、連通弁14を閉鎖して空になったインクカートリッジ16を取り外した際にインクカートリッジ16が取り付けられていたフレキシブルチューブ15内に外気が流入してしまうが、第2圧力を適切に高い圧力値に設定することで、空になったインクカートリッジ16をフレキシブルチューブ15から取り外してもフレキシブルチューブ15内に外気が入り込まないようにすることが可能となる。
[第2の実施の形態]
上記の第1の実施形態では、インク流路であるフレキシブルチューブ13内の圧力Pを検知する圧力検知装置として圧力計18を用い、インクが充填されているインクカートリッジ16の連通弁14を開放する際に基準となるフレキシブルチューブ13内の圧力すなわち第1圧力Pth1と、空になったインクカートリッジ16の連通弁14を閉鎖する際に基準となる圧力すなわち第2圧力Pth2とを設定して制御する場合について説明した。
一方、前述したように、インクが充填されているインクカートリッジ16の連通弁14が開放されてインクカートリッジ16からフレキシブルチューブ13、15内にインクが供給されると、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが急速に上昇する(図4参照)。そのため、インクが充填されているインクカートリッジ16の連通弁14が開放されてから一定の時間を経過した段階では、フレキシブルチューブ13、15内の圧力Pが十分に上昇しているものとみなすことができる。
従って、この場合は、圧力検知装置として高価な圧力計18を用いる必要はなく、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが予め設定された閾値以下になったことを検知できるセンサを用いればよい。また、その後の時間経過を切替カウンタの値Cを計数することで監視することができる。本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録装置は、以上の技術的思想に基づいて構成されたものである。
第2の実施形態に係るインクジェット記録装置の外観構成は、図1に示した第1の実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様であり、図示を省略する。なお、以下では、本実施形態に係るインクジェット記録装置のうち、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置1における部材と同様の部材については同じ符号を付して説明する。
図5は、第2の実施形態に係るインクジェット記録装置における各記録ヘッドごとのインク流路等の構成を示す概略図である。本実施形態に係るインクジェット記録装置20では、圧力検知装置として、インク流路であるフレキシブルチューブ13内の圧力Pが予め設定された閾値Pth3未満であることを検知するセンサ21が用いられている点で第1の実施形態に係るインクジェット記録装置1と異なっており、また、制御装置22における制御構成が異なっている。
以下、図6のフローチャートに基づいて制御装置22における制御構成を示すとともに、本実施形態に係るインクジェット記録装置20の作用について説明する。
制御装置22の初期状態における処理(ステップS21、S22)および通常のルーチン処理(ステップS23、S24)については、第1の実施形態における制御装置19の処理(ステップS1〜S4)と同様であり、説明を省略する。
続いて、制御装置22は、センサ21から信号が送信されてこなければ、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが設定された閾値Pth3以上であると判断し(ステップS25;YES)、切替フラグFが0であれば(ステップS26;NO)、フレキシブルチューブ13、15内の圧力は十分に高く、インクカートリッジを切り替える必要はないため、ルーチン処理であるステップS23の判断に戻る。
しかし、図7に示すように、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが低下して、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが閾値Pth3より低くなり(図6のステップS25;NO)、センサ21から信号が送信されてくると、制御装置22は、インクカートリッジの切り替え処理に移る。
制御装置22は、0がセットされている切替フラグF(ステップS27;YES)にインクカートリッジの切り替え動作中であることを表す1をセットし直して、切り替え開始からの時間を計数する切替カウンタの値Cをクリアした後切替カウンタを始動させて(ステップS28)、連通弁14bを開放する(ステップS29)。そして、ルーチン処理であるステップS23の判断に戻る。
連通弁14bが開放されると、インクカートリッジ16bにインクが充填されていれば、図7に示すように、インクカートリッジ16bからフレキシブルチューブ15bを介して負圧状態となっているフレキシブルチューブ13bにインクが供給され始め、フレキシブルチューブ13内の圧力Pも上昇し始める。
しかし、インクカートリッジ16bが空であればフレキシブルチューブ13内の圧力Pは上昇しない。この場合には、連通弁14bが開放されてもフレキシブルチューブ13内の圧力Pは閾値Pth3より低い状態が続き(図6のステップS25;NO)、切替フラグFはステップS28の処理で1にセットされた状態が維持されているから(ステップ7;NO)、制御装置22は、切替カウンタの値Cをインクリメントさせ続ける(ステップS30)。
そして、制御装置22は、切替カウンタの値Cが閾値Cth1を越えないうちは(ステップS31;NO)、上記の処理を繰り返すが、切替カウンタの値Cが閾値Cth1を越えた場合には(ステップS31;YES)、インクカートリッジ16bも空であると判断して、連通弁14a、14bをともに閉鎖し、LED17a、17bをともに点灯させて(ステップS32)、作業者にインクカートリッジ16a、16bがともに空であることを報知する。そして、切替フラグFを0に戻し(ステップS33)、インクジェット記録装置1の記録動作を停止させる(ステップS34)。
一方、インクカートリッジ16bにインクが充填されていれば、連通弁14bが開放されると(ステップS29)、インクカートリッジ16bからインクがフレキシブルチューブ15b、13bを介してフレキシブルチューブ13、13a、15aに充填され、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが上昇して閾値Pth3以上となり、センサ21からの信号の送信が停止する。
制御装置22は、センサ21からの信号の送信が停止したことで、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが閾値Pth3以上になったと判断し(ステップS25;YES)、切替フラグFが1であるから(ステップS26;YES)、続いて、切替カウンタの値Cが閾値Cth2を越えたか否かを判断する(ステップS27)。
閾値Cth2は、図7に示すように、前述したインクが充填されているインクカートリッジ16bの連通弁14bが開放された後フレキシブルチューブ13、13a、15a内の圧力Pが十分に上昇しているものとみなすことができる一定の時間Tth、すなわち第1の実施形態に則して言えばフレキシブルチューブ13内の圧力Pが第2圧力Pth2以上になるまでの時間Tthに対応する切替カウンタの値として設定されるものである。一定の時間Tthは、フレキシブルチューブ15の内径やインクカートリッジ16の接続部の構造などインクジェット記録装置20のインク供給系の構成や用いられるインクの粘度や表面張力等によって種々の時間となるため、装置ごとに予め適宜設定される。
制御装置22は、切替カウンタの値Cがまだ閾値Cth2を越えていないと判断した場合には(図6のステップS35;NO)、ステップS10以下の処理を続行する。また、切替カウンタの値Cが閾値Cth2を越えて前記一定の時間Tthが経過したと判断すると(ステップS35;YES)、連通弁14aを閉鎖して、作業者にインクカートリッジ16aの交換を報知するためにLED17aを点灯させる(ステップS36)。
そして、制御装置22は、切替フラグFを0に戻し(ステップS37)、ルーチン処理であるステップS23の判断に戻る。なお、これ以降の処理において、図6のフローチャートにおける連通弁14a、14bを連通弁14b、14aに読み替え、LED17a、17bをそれぞれLED17b、17aに読み替えて処理が実行されることは第1の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態に係るインクジェット記録装置20によれば、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置1と同様に、インクカートリッジ16のインクの残量がほぼ0になり、インク流路であるフレキシブルチューブ13、15内の圧力が低下しても、空になったインクカートリッジ16をフレキシブルチューブ15に取り付けた状態のまま、インクが充填されている他のインクカートリッジ16が取り付けられている連通弁14を開放することで、フレキシブルチューブ13、15内の圧力を上昇させることができる。
そして、フレキシブルチューブ15内の圧力が十分に上昇した時点で空になったインクカートリッジ16側の連通弁14を閉鎖してインクカートリッジ16を取り外せば、空になったインクカートリッジ16側のフレキシブルチューブ15内に外気が混入することを確実に防止することが可能となる。
そのため、インクに空気が混入し、インクの脱気度が低下してインクの硬化特性等に影響を与えることを防止することが可能となるとともに、本実施形態のようにインクジェット記録装置20内部のインク流路全体が密閉型に構成されている場合に、混入した空気が記録ヘッド7に送られてインクの不吐出等の吐出不良が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、センサ21に設定する圧力の閾値Pth3を十分に低い圧力値に設定することで、インクカートリッジ16内のインクをほぼ全量消費させることが可能となり、ランニングコストが向上される。
さらに、切替カウンタの値Cの閾値Cth2を適切に設定し、閾値Cth2に相当する一定の時間Tthを適切な時間に設定することで、インクが充填されているインクカートリッジ16からインクが供給されてフレキシブルチューブ13、15内の圧力が十分に上昇した後、空になったインクカートリッジ16の連通弁14を閉鎖することが可能となり、空になったインクカートリッジ16をフレキシブルチューブ15から取り外してもフレキシブルチューブ15内に外気が入り込まないようにすることが可能となる。
なお、上記の第1および第2の実施形態では、図3のステップS16や図6のステップS36の処理で、連通弁14aの閉鎖と同時または閉鎖後にLED17aを点灯させるようになっているが、その際、送液ポンプ12が動作中であると、フレキシブルチューブ13内の圧力Pが送液ポンプ12の回転にあわせて昇降する。そして、圧力Pが下がった際に空になったインクカートリッジ16aが取り外されると、フレキシブルチューブ15a内の圧力が下がっていてフレキシブルチューブ15a内に外気が入り込む可能性がある。
そこで、図3のステップS16や図6のステップS36の処理において、連通弁14aを閉鎖する前に送液ポンプ12の作動状況を確認し、送液ポンプ12が非動作時である場合に連通弁14aを閉鎖するように構成することも可能である。このように構成すれば、インクカートリッジ16aが取り外される際にフレキシブルチューブ15a内に外気が入り込むことを確実に防止することが可能となる。
また、第1および第2の実施形態では、1本の記録ヘッド7に2本ずつインクカートリッジ16a、16bが接続される場合について説明したが、前述したように、インクカートリッジの本数は2本以上であれば制限されない。
その際、フレキシブルチューブ13の圧力Pが低下した場合に、空になったインクカートリッジの連通弁以外の全て或いは複数の連通弁を開放するように構成することも可能であるが、インクカートリッジの使用効率等の点からみて、複数のインクカートリッジに予め順番を付けておき、その順番に従ってインクカートリッジを1本ずつ消費していくように構成することが好ましい。
さらに、第1および第2の実施形態では、報知装置としてLEDを用いる場合について説明したが、作業者にインクカートリッジの交換を報知できるものであればLEDに限定されず、例えば音声によって報知するように構成することも可能である。また、図1等では、報知装置を対応するインクカートリッジの近傍に設ける場合について説明したが、この他にも、例えばコンピュータのディスプレイ上に表示するように構成することも可能である。
第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置における各記録ヘッドごとのインク流路等の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係るインクジェット記録装置のインク供給系における各部材の制御の手順を示すフローチャートである。 フレキシブルチューブ内の圧力の時間変化および第1、第2圧力を説明するグラフである。 第2の実施形態に係るインクジェット記録装置における各記録ヘッドごとのインク流路等の構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係るインクジェット記録装置のインク供給系における各部材の制御の手順を示すフローチャートである。 フレキシブルチューブ内の圧力の時間変化、閾値および一定の時間を説明するグラフである。 従来のインクジェット記録装置における各記録ヘッドごとのインク流路等の構成を示す概略図である。
符号の説明
1、20 インクジェット記録装置
7 記録ヘッド
9 中間タンク
12 送液ポンプ
13、13a、13b、15、15a、15b フレキシブルチューブ(インク流路)
14、14a、14b 連通弁
16、16a、16b インクカートリッジ
17、17a、17b LED(報知装置)
18 圧力計(圧力検知装置)
19、22 制御装置
21 センサ(圧力検知装置)
P 圧力
Pth1 第1圧力(所定の圧力)
Pth2 第2圧力(所定の圧力)
Pth3 閾値
Tth 所定時間

Claims (4)

  1. インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する中間タンクと、
    前記中間タンクにインクを補充する送液ポンプと、
    前記中間タンクに補充する同一色のインクを貯留する密閉式の複数のインクカートリッジと、
    一端が前記送液ポンプに接続され、他端が分岐してそれぞれの前記インクカートリッジに接続されたインク流路と、
    分岐した前記インク流路に設けられ、それぞれの前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを個別に連通させ、流路遮断機能を有する複数の連通弁と、
    前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを結ぶインク流路内の圧力を検知する圧力計で構成された圧力検知装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記圧力検知装置が出力する情報に基づいて、前記圧力検知装置が検知した前記インク流路内の圧力が所定の圧力未満となった場合に前記連通弁で前記送液ポンプと連通されている前記インクカートリッジと同一色のインクが充填されている他のインクカートリッジの連通弁を開放して、前記インクカートリッジと当該他のインクカートリッジとを同時に前記送液ポンプに連通させた後、前記圧力検知装置が検知した前記インク流路内の圧力が所定の圧力以上となった場合に、前記インクカートリッジの前記連通弁を閉鎖することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する中間タンクと、
    前記中間タンクにインクを補充する送液ポンプと、
    前記中間タンクに補充する同一色のインクを貯留する密閉式の複数のインクカートリッジと、
    一端が前記送液ポンプに接続され、他端が分岐してそれぞれの前記インクカートリッジに接続されたインク流路と、
    分岐した前記インク流路に設けられ、それぞれの前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを個別に連通させ、流路遮断機能を有する複数の連通弁と、
    前記インクカートリッジと前記送液ポンプとを結ぶインク流路内の圧力が予め設定された閾値未満であることを検知するセンサで構成された圧力検知装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記圧力検知装置により前記インク流路内の圧力が前記閾値以下になったことが検知されたことに基づいて、前記連通弁で前記送液ポンプと連通されている前記インクカートリッジと同一色のインクが充填されている他のインクカートリッジの連通弁を開放して、前記インクカートリッジと当該他のインクカートリッジとを同時に前記送液ポンプに連通させた後、所定時間経過後に前記インクカートリッジの前記連通弁を閉鎖することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記制御装置は、前記連通弁を、前記送液ポンプの非動作時に閉鎖することを特徴とする請求項または請求項に記載のインクジェット記録装置。
  4. 作業者に前記インクカートリッジの交換を報知する報知装置を備え、
    前記制御装置は、前記インクカートリッジの前記連通弁の閉鎖と同時または閉鎖後に、前記報知装置に前記インクカートリッジの交換を報知させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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