JP2009015004A - レンズ固定構造及びレンズ固定方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】鏡筒の内部におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようにすると共に、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようにする。
【解決手段】レンズ11を収納する鏡筒12と、開口部を有して鏡筒12の内部にレンズ11を固定する環状の固定部材13とを備え、レンズ11は、固定部材13の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材13と当接する側が凸型の台錐形状に突出した傾斜面Iを有しており、固定部材13は、当該開口部を除くレンズ11と当接する側が凹型の台錐形状に落ち込んだ傾斜面IIを有しており、レンズ11の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材13の凹型の台錐形状の傾斜面IIとが当接されるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルカメラや、ビデオカメラ、携帯電話機、車載用のカメラ等のカメラモジュール用のレンズユニットに適用可能なレンズ固定構造及びレンズ固定方法に関する。詳しくは、レンズを鏡筒内に収納する場合に、凸型の台錐形状の傾斜面を有したレンズと、凹型の台錐形状の傾斜面を有した固定部材とを備え、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とを当接するようにして、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようにすると共に、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようにしたものである。
近年、デジタルカメラや、ビデオカメラ、携帯電話機、車載用のカメラ等のカメラモジュールには、レンズユニットが実装され、このレンズユニットには、レンズ固定構造が採用される場合が多い。この種のレンズ固定構造によれば、鏡筒にレンズを収納した後に固定部材で固定するようになされる。
図11は、従来例に係るレンズ固定構造10の構成例を示す断面図であり、図12は固定部材43の構成例を示す斜視図である。図11に示すレンズ固定構造10は、一般的なカメラモジュールのレンズユニットに採用され、レンズ41、鏡筒42及び固定部材43の3点から構成されている。図中、上方が被写体側であり、下方が撮像素子側である。また、一点鎖線は光軸0の方向(以下光軸方向という)であり、それと直交する波線に示す垂直方向は、レンズ41の径方向である。なお、図中、絞りや遮光等を目的とした部品は省略している。
鏡筒42はつば付き円筒(ハット)状を成しており、レンズ41を収納して保持する。鏡筒42には受光用の開口部42aや、レンズ41を収納する穴部44等が設けられる。固定部材43は図12に示すように環状を成し、鏡筒42の内部に収納されたレンズ41を固定するものである。固定部材43は内側に開口部31を有している。固定部材43は当該開口部31を除くレンズ41と当接する側は、レンズ41の縁部を受け止める平坦なレンズ縁部受止面III’となされている。
図13は、図11の波線円内図に示したレンズ41、鏡筒42及び固定部材43の当接例を示す拡大図であり、3部品が固定された部分を拡大した図である。
図13に示すレンズ41は、鏡筒42に対して、当該レンズ41の径方向に微小クリアランスC3を持って挿入される。レンズ41の固定に関しては、隙間嵌め方法が採られる。ここに隙間嵌め方法とは、鏡筒42に対して、レンズ41の主として光軸方向への位置規制を目的とした固定部材43を圧入又は挿入ネジ締め等により固定することをいう。
レンズ41の隙間嵌め方法によれば、レンズ41の圧入に起因した応力歪みによる光学特性劣化を避けるために採用される。隙間嵌め方法では、固定部材43を緩めた状態でレンズ41が左右に移動可能となされる。図中、Fzはレンズ41を押える力であり、固定部材43を鏡筒42に圧入又は挿入ネジ締め等により固定した時点から発生する。
この種のレンズ固定構造に関連して特許文献1には、レンズ固定方法、レンズ固定装置及びレンズ本体が開示されている。このレンズ固定装置によれば、外径Dを有したレンズ玉と、内径φのレンズ枠を上方に有した鏡筒とを備え、レンズ枠は鏡筒上部における段差dを成し、レンズ玉は外側面がカット形状となされ、そのカット面の高さはdに設定されている。レンズの外径Dとレンズ枠の内径φとはほぼ同等に設定されている。
レンズ固定時、熱収縮性を利用するために外径Dのレンズ玉を冷却し、冷却後、高さdのカット面を有するレンズ玉を段差dを有する鏡筒のレンズ枠に挿入し、その後、レンズ玉及びレンズ枠を含む鏡筒を熱加工して、レンズ玉を鏡筒のレンズ枠に固定するようになされる。このようにすると、高さdを有するレンズ玉のカット面(外側面)が、段差dを有する鏡筒のレンズ枠の内側面に密着して堅固に固定できるというものである。
図14はレンズ固定構造10に係るレンズ41の光軸ズレを説明する断面図である。図14に示す光軸ズレを生じたレンズ41によれば、固定部材43によって鏡筒42の光軸方向に押さえ付けられているにも拘わらず、当該レンズ41が、その径方向(垂直方向)に移動したものである。これは、当該鏡筒42に振動や衝撃等が加わった場合、レンズ41の径方向に設定された微小クリアランスΔC3分だけ、当該レンズ41が移動したためである。図中、光軸ズレ量εは光軸ズレを生じていない光軸0と、光軸ズレを生じた光軸0’との差分である。
図15A及びBは、光軸ズレの影響例(その1)を示す被写体映像の概念図である。図15Aに示す被写体映像はカメラ単体によるレンズ41の移動前の撮影映像P1であり、レンズ41が光軸ズレを生じておらず、光軸ズレ量ε=0の場合である。反対に、図15Bに示す被写体映像は、カメラ単体時、レンズ41の移動後の撮影映像P2であり、レンズ41が光軸ズレを生じて光軸ズレ量ε≠0となった場合である。
光軸ズレ量がε≠0となるのは、環境変化に伴う温度等の変化の影響によって、固定部材43の光軸方向の位置が、鏡筒42に対して相対的に変化して、その押さえ力Fzが減少した場合であって、レンズ41が自由に径方向に移動してしまうためである。この結果、撮像素子に対する光軸(レンズ中心)の位置が移動して、モニタ上での撮影映像P2が、移動前の撮影映像P1に対して位置がズレるという現象となる。通常は、このレンズ41の径方向への移動量が数ミクロンから十数ミクロン範囲に収めることができるので、撮影映像の位置ズレ(以下で映像ズレという)としては微小な量であり、1画面単体を見る限りでは、カメラユーザも特に気にはならないものである。
特開2004−317990号公報(第5頁 図1)
ところで、従来例に係るレンズ固定構造及びレンズ固定方法によれば、以下のような問題がある。
i.図13に示したレンズ固定構造10によれば、レンズ41の光軸方向の位置規制を主目的とした固定部材43を備えており、固定部材43は、レンズ41との互いに平行で平坦な面を張り合わせるように接触され、副次的に発生した摩擦力を利用して光軸0と垂直方向へのレンズ位置規制を行なっている。
しかし、図14に示したようなレンズ固定構造10によれば、レンズ41の径方向への積極的な位置規制を行なう仕様になっておらず、当該鏡筒42に振動や衝撃等が加わった場合、レンズ41の径方向に設定された微小クリアランスΔC3分だけレンズ41が移動するおそれがある。
ii.因みに、特許文献1に見られるようなレンズ固定装置であると、熱加工中、レンズ玉が鏡筒のレンズ枠の光軸中心から位置ずれしないように何らかの対策を講ずる必要があり、レンズ固定工程が複雑化することが懸念される。
iii.今後、単一のカメラで撮影した映像(図15A参照)に代わり、映像アプリケーションとして、複数のカメラ#1〜#3等を用いて、それぞれの映像を繋ぎ合わせて利用するような場合が想定され、この場合、映像ズレの許容レベルも数段厳しくなることが予想される。
図16A及びBは、光軸ズレの影響例(その2)を示す被写体映像の概念図であり、3台のカメラ#1〜#3による繋ぎ映像における光軸ズレの影響例を示している。
図16Aに示す被写体映像は、3台のカメラ#1〜#3によるレンズ41の移動前の撮影映像P11であり、3台のカメラ#1〜#3とも、レンズ41が光軸ズレを生じておらず、光軸ズレ量ε=0の場合である。図16Aにおいて、縦方向の矢印は映像の接続部分であり、映像の繋ぎ部分は連続性を保っている。
反対に、図16Bに示す被写体映像は、3台のカメラ#1〜#3によるレンズ41の移動後の撮影映像P12であり、2台のカメラ#1,#2間の各々のレンズ41及び2台のカメラ#1,#3間の各々のレンズ41に、図14に示したような光軸ズレを生じて光軸ズレ量ε≠0となった場合である。図16Bにおいて、縦方向の矢印は映像の接続部分であり、映像の繋ぎ部分には不連続箇所が目立つようになる。この不連続面の箇所に、人物や線画等が配置された場合、特に人物や線画等の連続性が目立ってしまうという問題がある。このように、レンズ固定構造10が適用されるカメラの用途によっては光軸ズレに対しても、相当厳しい保証を求められることが予想される。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようにすると共に、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようにしたレンズ固定構造及びレンズ固定方法を提供することを目的とする。
上述した課題は、レンズと、このレンズを収納する鏡筒と、開口部を有して鏡筒内にレンズを固定する環状の固定部材とを備え、レンズは、固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接する側が凸型の台錐形状に突出した傾斜面を有しており、固定部材は、当該開口部を除くレンズと当接する側が凹型の台錐形状に落ち込んだ傾斜面を有しており、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とが当接されることを特徴とするレンズ固定構造によって解決される。
本発明に係る第1のレンズ固定構造によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とが接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようになる。
本発明に係る第1のレンズ固定方法は、開口部を有した環状の固定部材を使用して鏡筒内にレンズを固定する方法であって、固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接するレンズの側に凸型に突出する台錐形状の傾斜面を形成する工程と、当該開口部を除くレンズと当接する固定部材の側に凹型に落ち込む台錐形状の傾斜面を形成する工程と、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とが当接するように当該レンズを鏡筒内に収納する工程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る第1のレンズ固定方法によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、レンズの光軸を鏡筒の幾何学中心軸に自己整合的に合わせ込むことができ、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようになる。
本発明に係る第2のレンズ固定構造は、レンズと、このレンズを収納する鏡筒と、開口部を有して鏡筒内にレンズを固定する環状の固定部材とを備え、レンズは、固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接する側が凸型の台錐形状に突出した傾斜面を有しており、固定部材は、開口部を除くレンズと当接する側が凹型の円形状に落ち込んだ段差部を有し、かつ、当該段差部の外周縁上には凸状の突起部が設けられ、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とが当接されることを特徴とするものである。
本発明に係る第2のレンズ固定構造によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、例えば、段差部外周縁上に略等間隔に凸状の突起部が3箇所ほど設けられた環状の固定部材が使用され、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とが接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようになる。
本発明に係る第2のレンズ固定方法は、開口部を有した環状の固定部材を使用して鏡筒内にレンズを固定する方法であって、固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接するレンズの側に凸型に突出する台錐形状の傾斜面を形成する工程と、開口部を除くレンズと当接する固定部材の側に凹型の円形状に落ち込む段差部を形成すると共に、当該段差部外周縁上に凸状の突起部を形成する工程と、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とが当接するように当該レンズを鏡筒内に収納する工程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る第2のレンズ固定方法によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の段差部外周縁上の、例えば、3箇所の凸状の突起部とが接触する安定化構造を採ることができる。
本発明に係る第1のレンズ固定構造及びレンズ固定方法によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、凸型の台錐形状の傾斜面を有したレンズと、凹型の台錐形状の傾斜面を有した固定部材とを備え、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とを当接するようになされる。
この構成によって、傾斜面同士が接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようになる。しかも、傾斜面同士の接触構造によって、レンズの光軸を鏡筒の幾何学中心軸に自己整合的に合わせ込むことができ、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようになる。
本発明に係る第2のレンズ固定構造及びレンズ固定方法によれば、レンズを鏡筒内に収納する場合に、凸型の台錐形状の傾斜面を有したレンズと、段差部の外縁部上に凸状の突起部を有した固定部材とを備え、レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とを当接するようになされる。
この構成によって、傾斜面と突起部とが接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒内におけるレンズの姿勢を精度良く保持できるようになる。しかも、傾斜面突起接触構造によって、レンズの光軸を鏡筒の幾何学中心軸に自己整合的に合わせ込むことができ、従来方式のレンズ固定構造に比べて光軸ズレを防止できるようになる。これにより、高信頼度のレンズ組み込み部品を提供することができ、当該部品を実装したカメラの信頼性の向上に寄与するところが大きい。
続いて、この発明に係るレンズ固定構造及びレンズ固定方法の一実施例について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、本発明に係る第1の実施例としてのレンズ固定構造1の構成例を示す一部破砕の斜視図である。図2は、その固定部材13の構成例を示す斜視図である。
図1に示すレンズ固定構造1は、カメラモジュール用のレンズ鏡筒に適用して好適であり、レンズ11、鏡筒12及び固定部材13を備えて構成される。この例では、鏡筒12に対して、固定部材13以外の全てのレンズ11が、光軸0と垂直方向(以下径方向ともいう)に対して微小クリアランスを確保しながら挿入されている。
レンズ11は光学部材の一例を構成し円形状を成している。光学部材にはレンズ11の他に絞り部品や、アパーチャ(遮光)部品等が含まれる。レンズ11にはガラスやプラスティック(樹脂)等を素材とする凹レンズや凸レンズが使用される。レンズ11は、固定部材13の開口部31と対峙する側であって、当該固定部材13と当接させる側が凸型に突出した状態を有すると共に台錐形状を成しており、その台錐形状の外周部が傾斜面Iを成している。傾斜面Iは、固定部材13の開口部31と対峙する部分を除く部位に設けられる。
鏡筒12はつば付き円筒(ハット)状を成しており、レンズ11を収納して保持する。鏡筒12には受光用の開口部12aや、レンズ11を収納する穴部14等が設けられる。鏡筒12の材質には、アルミダイキャストや、黄銅、SUS等の金属又は合金が使用される。
固定部材13は環状を成し、鏡筒12の内部に収納されたレンズ11を固定するものである。固定部材13は図2に示すように内側に開口部31を有している。固定部材13は当該開口部31を除くレンズ11と当接する側が凹型の逆向き台錐形状(すり鉢状)に落ち込んだ傾斜面IIを成している。傾斜面IIの下方は、レンズ11の縁部を受け止めるレンズ縁部受止面IIIとなされている。固定部材13には樹脂成形部品や炭素繊維含有の樹脂成形部品等が使用される。
図3は、レンズ固定構造1の構成例を補足する断面図である。この実施例では、鏡筒12に挿入されるレンズ11(光学部材)等は一様な傾斜形状を形成しており、レンズ11の傾斜面Iを固定部材13の傾斜面IIで押し当てるという、面と面とで押さえる傾斜面保持構造を採っている。
図3に示すレンズ固定構造1によれば、鏡筒12に対して、光軸0と垂直方向に位置規制された固定部材13を用いて、それが押し込まれた時に光軸中心へ力が働く方向に傾斜面Iを持ったレンズ11を固定し、光軸0と同時にそれと垂直方向の遊びを抑制する。
上述の鏡筒12には、レンズ11及び固定部材13を収納する凹状の穴部14が設けられる。ここに穴部14の内径をφ1とし、レンズ11及び/又は固定部材13の外径をφ2としたとき、この例では、穴部14の内径φ1と、レンズ11及び/又は固定部材13の外径φ2とが略等しく設定される。
この例で、レンズ11の凸型の台錐形状と固定部材13の凹型の台錐形状とがレンズ11の光軸0を中心にして回転対称となっている。このように構成すると、鏡筒12の幾何学中心軸がレンズ11の光軸0に一致する位置で落ち着くようになる。
図4は、図3の波線円内図に示したレンズ11、鏡筒12及び固定部材13の当接例を示す拡大図であり、3部品が固定された部分を拡大した図である。
図4に示すレンズ11、鏡筒12及び固定部材13の当接例によれば、鏡筒12内において、レンズ11の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材13の凹型の台錐形状の傾斜面IIとが当接される。
この例で、レンズ11の上方外周部はカット形状を有している。このカット形状を成した面(以下カット面という)と、固定部材13の最上方における外周面延長線との間には第1の微小クリアランスΔC1(隙間)が設定されている。また、固定部材13のレンズ縁部受止面IIIとレンズ11の下方面との間には、第2の微小クリアランスΔC2が設定されている。微小クリアランスΔC1は、レンズ光軸調整時、レンズ11のカット面の径方向への逃げに利用され、微小クリアランスΔC2は、その下方面の光軸方向への逃げに利用される。
図中、θは固定部材13の傾斜角であり、固定部材13の傾斜面と、レンズ縁部受止面IIIの延長線とが成す角度である。このように構成すると、傾斜面I,IIが相互に摺り合わされて傾斜面同士が接触する傾斜面保持構造を採ることができ、レンズ11は、傾斜面Iとレンズ縁部受止面IIIとで保持されるようになる。
この例では、傾斜面IIをもつ固定部材13を鏡筒12に挿入した時、レンズ11を押える力Fが発生する。レンズ11及び固定部材13の相互に傾斜面I,IIを形成していることから、レンズ中心方向への力をFxとし、光軸方向への力をFzとし、傾斜面IIに垂直な方向、すなわち、レンズ押さえ力をFとしたとき、レンズ押さえ力Fは、レンズ中心方向への力Fx及び光軸方向への力Fzに分解される。力Fzはレンズ11等の光学部品の光軸方向ズレを抑制し、画ボケ等の光学特性劣化を抑るようになる。同時に、力Fxは光学部品の光軸ズレを抑制し、映像ズレを抑えるようになる。
次に、本発明に係る第1のレンズ固定方法について説明する。図5A〜Cは、レンズ固定例を示す工程図である。
この実施例では、開口部31を有した環状の固定部材13を使用して鏡筒12の内部にレンズ11を固定する場合を前提とする。
まず、図5Aに示す鏡筒12と、図5Bに示すレンズ11と、図5Cに示す固定部材13とを準備する。レンズ11に関しては、レンズ部材の所定の側、この例では、固定部材13の開口部31と対峙させる側であって、当該固定部材13と当接させる部分を凸型に突出させると共に台錐形状に傾斜面Iを形成する。レンズ部材にはガラスやプラスティックを使用する。この例では、所定のレンズ用の型枠を形成し、この型枠にレンズ材料を流し込んでレンズ11を形成する。
この例では、レンズ11の外周側を研磨してカット面を形成し、レンズ11の外径をφ2に仕上げる。これにより、鏡筒12の穴部14への挿入方向側が末広がり状に成し、外周面に傾斜面Iを有した形状のレンズ11を形成するようになされる。
鏡筒12に関しては、アルミダイキャスト等の本体部材をつば付き円筒(ハット)状に加工し、受光用の開口部12aや、レンズ11を収納する内径φ1の穴部14を形成する。例えば、アルミダイキャスト等の原料を型枠に入れて成型し、その後、孔開け加工機で開口部12a等を形成する。
固定部材13に関しては、外径φ2を有した樹脂成形部材の本体中央に開口部31を形成し、この開口部31を除くレンズ11と当接する側に、凹型に落ち込む台錐形状の傾斜面IIを形成する。もちろん、固定部材13を象ったコア及びキャビティから成る金型を作成し、当該金型に所望の樹脂部材を封入して当該固定部材13を形成してもよい。
レンズ11、鏡筒12及び、固定部材13が準備できたら、図5Bに示すレンズ11の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材13の凹型の台錐形状の傾斜面IIとが当接するように組み合わせて、図5Aに示す鏡筒12の内部に当該レンズ11及び固定部材13を収納(挿入)する。このとき、固定部材13は鏡筒12に対して圧入またはネジ締め等の手段で確実に固定するようになされる。特に、レンズ11への突き当て時に、固定部材13の傾斜面IIにより、光軸中心方向に力Fxが働き、固定部材13は光軸0と垂直方向の径方向に対して確実に固定される。これにより、図1に示した第1のレンズ固定構造1を提供することができる。
このように、第1の実施例としてのレンズ固定構造1及びレンズ固定方法によれば、レンズ11を鏡筒12の内部に収納する場合に、レンズ11の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材13の凹型の台錐形状の傾斜面IIとが接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒12の内部におけるレンズ11の姿勢を精度良く保持できるようになる。しかも、レンズ11の光軸0を鏡筒12の幾何学中心軸に自己整合的に合わせ込むことができ、従来方式のレンズ固定構造に比べて撮像素子に対する光軸ズレを防止できるようになる。これにより、高信頼度のレンズ組み込み部品を提供することができ、当該部品を実装したカメラの信頼性の向上に寄与するところが大きい。
図6は、本発明に係る第2の実施例としてのレンズ固定構造2の構成例を示す一部破砕の斜視図である。図7は、固定部材23の構成例を示す斜視図である。
図6に示す第2のレンズ固定構造2は、レンズ21、鏡筒22及び固定部材23を備えて構成される。レンズ21は光学部材の一例を構成し、円形状を成している。光学部材にはレンズ21の他に絞り部品や、アパーチャ(遮光)部品等が含まれる。レンズ21には第1の実施例と同様にしてガラスやプラスティック等を素材とする凹レンズや凸レンズが使用される。レンズ21は、固定部材23の開口部31と対峙する側であって、当該固定部材23と当接させる側が凸型に突出した形状を有すると共に台錐形状を成しており、その台錐形状の外周部が傾斜面Iを成している。傾斜面Iは、固定部材23の開口部31と対峙する部分を除く部位に設けられる。
鏡筒22は第1の実施例と同様にしてつば付き円筒(ハット)状を成しており、レンズ21を収納して保持する。鏡筒22には受光用の開口部22aや、レンズ21を収納する穴部24等が設けられる。鏡筒22の材質には、アルミダイキャストや、黄銅、SUS等の金属又は合金が使用される。固定部材23は環状を成し、内側に開口部31を有している。固定部材23は鏡筒22の内部に収納されたレンズ21を固定するものである。
これまでは第1の実施例と同様であるが、固定部材23は、図7に示すように開口部31を除くレンズ21と当接する側が、凹型の円形状に落ち込んだ段差部32を有している。固定部材23において、段差部32の外周縁上には凸形状の突起部33が設けられる。突起部33は、少なくとも、当該固定部材23の段差部32の外周縁上に略等間隔に3箇所に設けられる。これを突起部33a〜33cとする。
この例では突起部33a〜33cが120°置きに段差部32の外周縁上に設けられ、レンズ21の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材23の段差部32の外周縁上の凸形状の突起部33a〜33cとが当接される。段差部32の平坦部位は、レンズ21の縁部を受け止めるレンズ縁部受止面IIIとなされている。固定部材23には樹脂成形部品や炭素繊維含有の樹脂成形部品等が使用される。
図8は、レンズ固定構造2の構成例を補足する断面図である。この実施例では、鏡筒22に挿入されるレンズ21(光学部材)等は一様な傾斜形状を形成しており、レンズ21の傾斜面Iを固定部材23の突起部33で押し支えるという、面を点で押さえる点接触保持構造を採っている。
図8に示すレンズ固定構造2によれば、鏡筒22に対して、光軸0と垂直方向に位置規制された固定部材23を用いて、それが押し込まれた時に光軸中心へ力が働く方向に傾斜面Iを持ったレンズ21を固定し、光軸0と同時にそれと垂直方向の遊びを抑制する。
上述の鏡筒22には、レンズ21及び固定部材23を収納する凹状の穴部24が設けられる。ここに穴部24の内径をφ1とし、レンズ21及び/又は固定部材23の外径をφ2としたとき、この例では、穴部24の内径φ1と、レンズ21及び/又は固定部材23の外径φ2とが略等しく設定される。
この例で、レンズ21の凸型の台錐形状と固定部材23の凸形状の突起部33a〜33cとがレンズ21の光軸0を中心にして回転対称となっている。このように構成すると、鏡筒22の幾何学中心軸がレンズ21の光軸0に一致する位置で落ち着くようになる。
図9は、図8の波線円内図に示したレンズ21、鏡筒22及び固定部材23の当接例を示す拡大図であり、3部品が固定された部分を拡大した図である。
図9に示すレンズ21、鏡筒1及び固定部材23の当接例によれば、鏡筒22内において、レンズ21の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材23の凸形状の突起部33a等とが当接される。突起部33aの凸形状には、例えば、球状又は半球状が採用される。
図中、突起部33aは段差部32の外周部の内側寄りに立設され、その頭部は半球体状を有している。レンズ21の台錐形状の傾斜面Iは、突起部33aの半球状(球状等)の一点に接触するようになされる。このように構成すると、突起部33aが傾斜面Iを点で支えるようになる。この例では、第1の実施例と異なり、突起部33aと、他の2つの突起部33b,33cの合計3点でレンズ21を支持する3点接触保持構造を採ることができるようになる。
次に、本発明に係る第2のレンズ固定方法について説明する。図10A〜Cは、レンズ固定例を示す工程図である。
この実施例では、開口部31を有した環状の固定部材23を使用して鏡筒22の内部にレンズ21を固定する場合を前提とする。
まず、図10Aに示す鏡筒22と、図10Bに示すレンズ21と、図10Cに示す固定部材23とを準備する。
レンズ21に関しては、第1の実施例と同様にして固定部材23の開口部31と対峙する部分を除く、当該固定部材23と当接するレンズ21の側に、凸型に突出する台錐形状の傾斜面Iを形成する。レンズ21の材質及び形成方法は、第1の実施例と同様であるためその説明を省略する。また、鏡筒22に関しても第1の実施例と同様であるためその説明を省略する。
固定部材23に関しては、部材本体の中央に開口部31を形成し、この開口部31を除くレンズ21と当接する固定部材23の側に凹型の円形状に落ち込む段差部32を形成すると共に、当該段差部32の外周縁上に凸形状の突起部33a〜33cを形成する。例えば、樹脂成形部材の本体中央に開口部31を形成し、この開口部31を除くレンズ21と当接する側に、凹型に落ち込む段差部32を形成し、その外周縁部に突起部33a〜33cを植え込み等により形成する。
もちろん、固定部材23を象ったコア及びキャビティから成る金型を作成し、当該金型に所望の樹脂部材を封入して当該固定部材23に開口部31、段差部32、その外周縁部に突起部33a〜33cを形成するようにしてもよい。その際の固定部材23の凸形状用の突起部33a等の凸量は、コア面の削り出し等を伴わないので、第1の実施例に比べて金型の仕様を容易に補正・変更できる。
そして、レンズ21、鏡筒22及び、固定部材23が準備できたら、図10Bに示すレンズ21の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材23の段差部外周縁上の凸形状の突起部33とが当接するように組み合わせて、図10Aに示す鏡筒22の内部に当該レンズ21及び固定部材23を収納する。このとき、3点の突起部33a〜33cは、積極的にレンズ21の傾斜面Iに突き当るようになる。3箇所固定であれば、レンズ21の押えの安定化が図れる。これにより、図6に示した第2のレンズ固定構造2を提供することができる。
このように、第2の実施例としてのレンズ固定構造2及びレンズ固定方法によれば、レンズ21を鏡筒22の内部に収納する場合に、上述したように、凸形状の突起部33a等が段差部外周縁上に略等間隔(120°置き)に、3箇所ほど設けられた環状の固定部材23が使用され、レンズ21の凸型の台錐形状の傾斜面Iと、固定部材23の段差部外周縁上の凸形状の突起部33a〜33cとが3点接触する安定化構造を採ることができ、鏡筒22の内部におけるレンズ21の姿勢を精度良く保持できるようになる。
しかも、第1の実施例と同様にして、レンズ21の光軸0を鏡筒22の幾何学中心軸に自己整合的に合わせ込むことができ、従来方式のレンズ固定構造に比べて撮像素子に対する光軸ズレ(映像ズレ)を防止できるようになる。なお、第2の実施例では、レンズ21を支持するポイントが3カ所でその位置が明確になっているので、第1の実施例に比べて位置決め調整が容易にできるようになる。これにより、高信頼度のレンズ組み込み部品を提供することができ、当該部品を実装したカメラの信頼性の向上に寄与するところが大きい。
なお、単一のカメラで撮影した映像(図15A参照)に代わり、映像アプリケーションとして、図16Aに示したような複数のカメラ#1〜#3等を用いて、それぞれの映像を繋ぎ合わせて利用するような場合が想定される。例えば、図16Aに示したように3台のカメラ#1〜#3を使用してそれぞれの映像をソフト上で接続して、広角仕様のカメラに見立てる場合である。この場合、第1及び第2の実施例に係るレンズ固定構造1や2等を採ることによって、映像と映像の連続性を確保できるようになる。これにより、映像ズレの許容レベルが数段厳しくなった場合であっても、レンズ固定構造1や2等によって十分対処することが可能となる。
この発明は、デジタルカメラや、ビデオカメラ、携帯電話機、車載用のカメラ等のカメラモジュール用のレンズユニットに適用して極めて好適である。
本発明に係る第1の実施例としてのレンズ固定構造1の構成例を示す一部破砕の斜視図である。 その固定部材13の構成例を示す斜視図である。 レンズ固定構造1の構成例を補足する断面図である。 図3の波線円内図に示したレンズ11、鏡筒12及び固定部材13の当接例を示す拡大図である。 (A)〜(C)は、レンズ固定例を示す工程図である。 本発明に係る第2の実施例としてのレンズ固定構造2の構成例を示す一部破砕の斜視図である。 固定部材23の構成例を示す斜視図である。 レンズ固定構造2の構成例を補足する断面図である。 図8の波線円内図に示したレンズ21、鏡筒22及び固定部材23の当接例を示す拡大図である。 (A)〜(C)は、レンズ固定例を示す工程図である。 従来例に係るレンズ固定構造10の構成例を示す断面図である。 固定部材43の構成例を示す斜視図である。 図11の波線円内図に示したレンズ41、鏡筒42及び固定部材43の当接例を示す拡大図である。 レンズ固定構造10に係るレンズ41の光軸ズレを説明する断面図である。 (A)及び(B)は、光軸ズレの影響例(その1)を示す被写体映像の概念図である。 (A)及び(B)は、光軸ズレの影響例(その2)を示す被写体映像の概念図である。
符号の説明
1,2・・・レンズ固定構造、11,21・・・レンズ、12,22・・・鏡筒、13,23・・・固定部材、12a,31・・・開口部、14,24・・・穴部、32・・・段差部、33,33a〜33c・・・突起部

Claims (7)

  1. レンズと、
    前記レンズを収納する鏡筒と、
    開口部を有して前記鏡筒内にレンズを固定する環状の固定部材とを備え、
    前記レンズは、
    前記固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接する側が凸型の台錐形状に突出した傾斜面を有しており、
    前記固定部材は、
    当該開口部を除く前記レンズと当接する側が凹型の台錐形状に落ち込んだ傾斜面を有しており、
    前記レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、前記固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とが当接されることを特徴とするレンズ固定構造。
  2. 前記レンズの凸型の台錐形状と前記固定部材の凹型の台錐形状とが前記レンズの光軸を中心にして回転対称となっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ固定構造。
  3. 前記鏡筒には、前記レンズ及び前記固定部材を収納する凹状の穴部が設けられ、
    前記穴部の内径と、
    前記レンズ及び/又は前記固定部材の外径とが略等しく設定されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ固定構造。
  4. 開口部を有した環状の固定部材を使用して鏡筒内にレンズを固定する方法であって、
    前記固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接するレンズの側に凸型に突出する台錐形状の傾斜面を形成する工程と、
    当該開口部を除く前記レンズと当接する固定部材の側に凹型に落ち込む台錐形状の傾斜面を形成する工程と、
    前記レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、前記固定部材の凹型の台錐形状の傾斜面とが当接するように当該レンズを鏡筒内に収納する工程とを有することを特徴とするレンズ固定方法。
  5. レンズと、
    前記レンズを収納する鏡筒と、
    開口部を有して前記鏡筒内にレンズを固定する環状の固定部材とを備え、
    前記レンズは、
    前記開口部と対峙する部分を除く前記固定部材と当接する側が凸型の台錐形状に突出した傾斜面を有しており、
    前記固定部材は、
    前記開口部を除く前記レンズと当接する側が凹型の円形状に落ち込んだ段差部を有し、かつ、当該段差部の外周縁上には凸状の突起部が設けられ、
    前記レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、前記固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とが当接されることを特徴とするレンズ固定構造。
  6. 前記固定部材の凸状の突起部は、
    少なくとも、当該固定部材の段差部外周縁上に略等間隔に3箇所に設けられることを特徴とする請求項5に記載のレンズ固定構造。
  7. 開口部を有した環状の固定部材を使用して鏡筒内にレンズを固定する方法であって、
    前記固定部材の開口部と対峙する部分を除く当該固定部材と当接するレンズの側に凸型に突出する台錐形状の傾斜面を形成する工程と、
    当該開口部を除く前記レンズと当接する固定部材の側に凹型の円形状に落ち込む段差部を形成すると共に、当該段差部外周縁上に凸状の突起部を形成する工程と、
    前記レンズの凸型の台錐形状の傾斜面と、前記固定部材の段差部外周縁上の凸状の突起部とが当接するように当該レンズを鏡筒内に収納する工程とを有することを特徴とするレンズ固定方法。
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