JP2010211003A - 鏡筒装置及び撮像ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、レンズ体を適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することのできる鏡筒装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一つのレンズ体5a,5b,5cと、レンズ体5a,5b,5cが内装される筒状のレンズバレル6とを備え、レンズバレル6は、内装されたレンズ体5aの一方の面側の外周端部を支持するレンズ支持部16が一端部に形成されるとともに、内装されたレンズ体5bの他方の面側の外周端部に対して全体的又は部分的に対向するレンズ規制部17が他端部に形成され、レンズ規制部17がレンズバレル6の他端部を加熱した状態でレンズ体5b側に押圧することで形成された鏡筒装置1において、レンズ体5bは、レンズ規制部17と対向する位置にレンズ規制部17に押圧される被押圧部13a,13bが二つ以上突設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラ等に搭載される撮像ユニット用の鏡筒装置及びこれを備えた撮像ユニットに関する。
従来から、カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラに搭載される撮像ユニット用の鏡筒装置として、筒状のレンズバレルと、レンズバレル内に配置される複数のレンズ体とを備えたものが知られている。
この種の鏡筒装置は、複数のレンズ体がレンズバレルの軸心方向(光軸方向)に並んで配置されており、各レンズ体の光軸や焦点等が適正な配置になるように、各レンズ体が位置決めされた上でレンズバレル内に固定されている。これにより、鏡筒装置は、撮像ユニットに組み込まれた状態で、複数のレンズ体を介して被写体の像を撮像素子の撮像面に良好な状態で導くことができるようになっている。
ところで、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラの薄型化や小型化に伴って鏡筒装置に対する小型化の要求があり、かかる要求を満足させる鏡筒装置として、例えば、レンズバレル内に複数のレンズ体を配置した上で、両端にある二つのレンズ体を挟み込んで複数のレンズ体を保持するように構成されたもの提供されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる鏡筒装置は、レンズバレルの端部を加熱した状態(軟化させた状態)でプレスする(熱かしめする)ことで、レンズバレル内のレンズ体の外周端部と対向するレンズ規制部が形成されており、レンズ体の外周端部をレンズ規制部で押さえることで、レンズバレルの軸心方向におけるレンズ体の位置ずれを防止するようになっている。なお、この種の鏡筒装置は、一般的に、レンズバレル内にレンズ体を配置した状態で、レンズバレルの内周とレンズ体の外周とが接触するようになっており、これによって、レンズバレルの径方向におけるレンズ体の位置ずれが防止されている。
このように、上記構成の鏡筒装置は、組み立て時にレンズバレルの端部を熱かしめすることでレンズ体の移動(位置ずれ)を規制するレンズ規制部が形成されているため、レンズバレルに対してレンズ体を保持するための部材を取り付ける必要性がない分、レンズ体の軸心方向での長さを短くすることができ、薄型或いは小型のカメラ付き携帯電話やデジタルカメラに好適であるとされている。
特開2003−222776号公報
ところで、上記構成の鏡筒装置は、熱かしめすることでレンズ規制部を形成するようにしているため、レンズ体を適正な配置で位置決めできない場合があり、撮像ユニットに組み込んだときに、解像度の劣化した像が撮像素子に導かれてしまうといった問題がある。
すなわち、熱かしめは、軟化させたレンズバレルの端部をプレス(押圧)することでレンズ規制部を形成するようにしているが、レンズバレルの端部が軟化した状態でプレスを解除すると、その部分が解放されてしまい、硬化してレンズ規制部になったときにレンズ体の外周端部を押圧した状態にならない場合があり、レンズ体を適正な配置で保持できない場合があった。
また、レンズバレル及びレンズ体は、一般的に異なった材質(熱膨張係数の異なる材質)で形成されるため、使用環境(特に温度)の変化に伴う熱膨張でレンズ規制部とレンズ体との相対的な位置ずれが生じる結果、レンズ体の位置決めが不十分になり、レンズ体に位置ずれ(ガタツキ)が発生する場合があった。
従って、上記構成の鏡筒装置は、レンズ体の位置ずれによって、鏡筒装置(レンズ体)を通過した像の解像度が劣化するといった問題があった。
そこで、本発明は、レンズ体を適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することのできる鏡筒装置、及びこれを備えた撮像ユニットを提供することを課題とする。
本発明に係る鏡筒装置は、少なくとも一つのレンズ体と、該レンズ体が内装される筒状のレンズバレルとを備え、該レンズバレルは、内装されたレンズ体の一方の面側の外周端部を全体的又は部分的に支持するレンズ支持部が一端部に形成されるとともに、内装されたレンズ体の他方の面側の外周端部に対して全体的又は部分的に対向するレンズ規制部が他端部に形成され、該レンズ規制部がレンズバレルの他端部を加熱した状態でレンズ体側に押圧することで形成された鏡筒装置において、前記レンズ体は、前記レンズ規制部と対向する位置に前記レンズ規制部に押圧される被押圧部が二つ以上突設されていることを特徴とする。
上記構成の鏡筒装置によれば、レンズ体の被押圧部がレンズ規制部に常時押圧された状態になるため、構造が複雑化したり、他の部品を用いたりすることなく、レンズ体の軸心方向の位置ずれ(ガタツキ)の発生を防止することができる。具体的には、レンズ規制部を形成する際に、レンズ体の被押圧部をレンズ規制部となる部位からずれた位置に配置した状態でレンズ規制部を形成し、その後に被押圧部がレンズ規制部と対向した位置になるようにレンズ体を移動(例えば、光軸回りで回転)させることで、突出した被押圧部がレンズ規制部を押し上げようとする結果、レンズ規制部の反力がレンズ体に作用することになる。従って、レンズ体のレンズ規制部と対向する位置にレンズ規制部に押圧される被押圧部が二つ以上突設されることで、レンズ体が常時押圧された状態になり、レンズ体の軸心方向の位置ずれ(ガタツキ)の発生を防止することができる。これにより、上記構成の鏡筒装置は、レンズ体を適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することができる。
本発明の一態様として、前記レンズ体を複数備え、該複数のレンズ体は、レンズバレルの軸心方向に並んで配置され、該複数のレンズ体のうちの両端にある二つのレンズ体の一方のレンズ体に前記被押圧部が突設され、該二つのレンズ体の何れか一方のレンズ体は、他のレンズ体を内嵌可能で且つレンズバレルに内嵌可能な筒状部を備えていることが好ましい。複数のレンズ体は、同質材料で構成されるため、上述のようにすれば、熱膨張の差の影響を受けることなく、各レンズ体が互い位置決めし合うことになり、レンズ体の中心位置の位置精度を向上させることができる。
本発明の他態様として、前記レンズ体を複数備え、該複数のレンズ体は、レンズバレルの軸心方向に並んで配置され、該複数のレンズ体のうちの両端にある二つのレンズ体の一方のレンズ体に前記被押圧部が突設され、前記レンズ支持部からレンズ規制部までの距離が、前記レンズ支持部から前記一方のレンズ体のレンズ面までの距離よりも短く設定されていることが好ましい。このようにすれば、レンズバレルの軸心方向の長さを短くすることができるため、鏡筒装置の寸法を短くする(鏡筒装置のサイズを小さくする)ことができる。
本発明の撮像ユニットは、上記何れかの鏡筒装置と、該鏡筒装置を保持するホルダーと、該ホルダーに保持された前記鏡筒装置の光軸に撮像中心を対応させた状態で配置された撮像素子とを備えていることを特徴とする。上記構成の撮像ユニットによれば、上記何れかの鏡筒装置を備えているため、解像度を低下させることなく被写体の像を撮像素子に導くことができ、良好な撮像が可能となる。
以上のように、本発明に係る鏡筒装置及び撮像ユニットによれば、レンズ体を適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に示す如く、本実施形態に係る撮像ユニット1は、鏡筒装置2と、鏡筒装置2を保持するホルダー3と、ホルダー3に保持された鏡筒装置2の光軸に撮像中心を対応させた状態で配置された撮像素子4とを備えている。
鏡筒装置2は、図1及び図2に示す如く、少なくとも一つのレンズ体5a,5b,5cと、レンズ体5a,5b,5cが内装される筒状のレンズバレル6とを備えている。
レンズ体5a,5b,5cは、要求される解像度や光学特性に応じて、一つ或いはそれ以上の数で設けられる。本実施形態に係る鏡筒装置2は、レンズ体5a,5b,5cを複数備えている。複数のレンズ体5a,5b,5cは、レンズバレル6の軸心方向に並んで配置されている。すなわち、複数のレンズ体5a,5b,5cは、レンズバレル6内で、光軸を一致させた状態で一列に配置されている。
このため、本実施形態に係る鏡筒装置2は、複数のレンズ体5a,5b,5cのうち、両端にある二つのレンズ体5a,5bの一方のレンズ体(以下、このレンズ体を第一レンズ体という)5aがレンズバレル6内で最も一端側(後述するレンズ支持部16側)に位置し、他方のレンズ体(以下、このレンズ体を第二レンズ体という)5bが、レンズバレル6の最も他端側(後述するレンズ規制部17a,17b側)に位置している。
従って、レンズ体5a,5bを二つのみ備える場合には、第一レンズ体5aと第二レンズ体5bとが隣り合わせで配置され、レンズ体5a,5b,5cを三つ以上備える場合には、第一レンズ体5a及び第二レンズ体5b以外のレンズ体5cは、第一レンズ体5aと第二レンズ体5bとの間に介設されることになる。本実施形態に係る鏡筒装置2は、レンズ体5a,5b,5cを三つ備えており、そのため、第一レンズ体5aと第二レンズ体5bとの間に残りの一つのレンズ体(以下、このレンズ体を第三レンズ体という)5cが介設されている。
第一レンズ体5aは、図2に示す如く、光軸を中心とする円形領域が像(光)を透過させるレンズ部(以下、第一レンズ部という)7として形成されている。そして、第一レンズ体5aは、第一レンズ部7を包囲する外周端部がレンズ支持部16と対向するように形成されている。すなわち、第一レンズ体5aは、外周端部がレンズ支持部16に支持されるように形成されている。
そして、第一レンズ部7は、レンズバレル6の一端側から露呈する一方の面が像(光)を入射させるレンズ面8になっている。本実施形態に係る第一レンズ体5aは、第一レンズ部7の一方の面(レンズ面8)が凸面に形成される一方、第一レンズ部7の他方の面が略平面に形成されている。本実施形態に係る第一レンズ体5aは、一方の面(レンズ面8)側における第一レンズ部7と外周端部との間が、第一レンズ部7から外周端部に向けて径が拡大してテーパー状に形成されている。そして、第一レンズ体5aは、光軸回りの外径(レンズ支持部16に支持される外周の径)が第二レンズ体5cの後述する筒状部11の内径に対応しており、筒状部11に対して同心で嵌め込めるようになっている。
第二レンズ体5bは、光軸を中心とする円形領域が像(光)を透過させるレンズ部(以下、第二レンズ部という)9として形成されている。そして、第二レンズ体5bは、第二レンズ部9を包囲する外周端部がレンズ規制部17a,17bと対向するように形成されている。そして、第二レンズ部9は、レンズバレル6の他端側から露呈する他方の面が像(光)を出射させるレンズ面10になっている。
本実施形態に係る第二レンズ体5bは、第二レンズ部9の一方の面(レンズ内表面)が凹面に形成される一方、第二レンズ部9の他方の面(レンズ面又はレンズ外表面)10が凸面に形成されている。すなわち、第二レンズ体5bは、第二レンズ部9の他方の面10側が膨出するように形成されている。なお、本実施形態に係る第二レンズ体5bは、他方の面10側において第二レンズ部9の中央部が僅かに窪むように形成されている。
そして、本実施形態に係る第二レンズ体5bは、他のレンズ体5a,5c(第一レンズ体5a及び第三レンズ体5c)を内嵌可能で且つレンズバレル6に内嵌可能な筒状部11を備えている。すなわち、本実施形態に係る第二レンズ体5bは、第二レンズ部9の光軸と同心をなすように、一方の面の外周端部に一端が接続された筒状部11を備えている。筒状部11は、第一レンズ体5a及び第二レンズ体5bの外周が略密接(すきまばめ程度)するように内径が設定されている。また、第二レンズ体5bの外周面は、レンズバレル6に対して、レンズの軸心の位置合わせ及び第二レンズ体5bの摺動性(挿入性)を考慮し、外径が軸心方向の途中位置で最大径になるように太鼓状に形成されている。すなわち、第二レンズ体5bの外周面は、第二レンズ部9側にある一端から他端に向けて外径が拡大するとともに、他端から一端に向けて外径が拡大しており、軸心方向の途中位置で第二レンズ体5bの最も外径の大きな大径部12が形成されている。
そして、本実施形態に係る鏡筒装置2は、図2及び図3に示す如く、レンズバレル6の他端開口から外部に露呈するレンズ体5bのレンズ面10(像を透過させる領域)側であって、そのレンズ面10(第二レンズ部9)を包囲する環状領域内に部分的に突出した被押圧部13a,13bが二つ以上形成されている。すなわち、レンズバレル6の他端開口から露呈するレンズ体5bは、レンズ規制部17a,17bと対向する位置に、レンズ規制部17a,17bに押圧される(押圧された)二つ以上の被押圧部13a,13bが突設されている。
本実施形態に係る鏡筒装置2は、上述の如く、複数(三つ)のレンズ体5a,5b,5cを備えているため、レンズバレル6の最も他端側にある第二レンズ体5bに被押圧部13a,13bが二つ以上設けられている。すなわち、第二レンズ体5bは、レンズ規制部17a,17bと対向する外周端部に二つ以上の被押圧部13a,13bが突設されている。
本実施形態において、二つ以上の被押圧部13a,13bは、第二レンズ体5bの周方向に間隔をあけて(等間隔で)形成されている。各被押圧部13a,13bは、レンズ体(第二レンズ体)5bの周方向の少なくとも何れか一方の端部が周方向にテーパー状に形成されている。例えば、各被押圧部13a,13bは、第二レンズ体5bの周方向にある両端部の少なくとも何れか一方の端部(本実施形態においては一端部)であって、レンズ規制部17a,17b側に向く面が周方向の中央側から先下りした傾斜面に形成されている。
図2に戻り、第三レンズ体5cは、光軸を中心とする円形領域が像(光)を透過させるレンズ部(以下、第三レンズ部という)14として形成されている。本実施形態に係る第三レンズ体5cは、第三レンズ部14の一方の面が凹面に形成される一方、第三レンズ部14の他方の面が凸面に形成されている。すなわち、第三レンズ体5cは、第三レンズ部14の他方の面側が膨出するように形成されている。そして、第三レンズ体5cは、光軸回りの外径が第二レンズ体5bの筒状部11の内径に対応しており、筒状部11に対して同心で嵌め込めるようになっている。
そして、これらのレンズ体5a,5b,5cは、それぞれの一方の面をレンズバレル6の一端側に向けた状態で、レンズバレル6の他端側から一端側に向けて第二レンズ体5b、第三レンズ体5c、第一レンズ体5aの順で配置されている。すなわち、第二レンズ体5bの筒状部11内に、第一レンズ部7側にある筒状部11の一端から他端側に向けて、第三レンズ体5c、第一レンズ体5aの順で嵌め込まれている。この状態で、第一レンズ体5a及び第三レンズ体5cは、第二レンズ体5b(筒状部11)との接触で径方向の移動が規制された状態になっている。
また、第三レンズ体5cは、第一レンズ体5aと第二レンズ体5bとに挟まれた状態になり、第一レンズ体5a及び第二レンズ体5bの移動(光軸方向の移動)が規制されることで、光軸方向の移動も規制された状態になる。なお、図に示す鏡筒装置2は、第一レンズ体5aと第三レンズ体5cとの間に環状の遮光プレート15が挟まれており、第一レンズ体5aから入射した不要な像(光)を遮光プレート15で遮り、必要な光(像)だけを遮光プレート15の開口(採番しない)を介して第三レンズ体5c及び第二レンズ体5bに入射させるようになっている。
そして、これらのレンズ体5a,5b,5cは、例えばプラスチック樹脂であるシクロオレフィンポリマー等の同質の材料で形成されているため、使用環境(主として温度)が変化しても、熱膨張に差がないことから、筒状部11の内周と第一レンズ体5a及び第二レンズ体5bの外周との間に隙間が形成されず、これらの径方向の移動が規制される。
なお、本実施形態において、各レンズ体5a,5b,5cのレンズ部7,9,14の一方の面は、何れも同方向に向く面(レンズバレル6の一端側に向く面)を意味し、各レンズ体5a,5b,5cのレンズ部7,9,14の他方の面は、何れも同方向に向く面(レンズバレル6の他端側に向く面)を意味している。
そして、筒状部11に嵌め込まれた第三レンズ部14は、全体が筒状部11内に位置し、筒状部11に嵌め込まれた第一レンズ体5aは、外周端部の一部が筒状部11の他端から外側に突出した状態になっている。
レンズバレル6は、内装されたレンズ体5aの一方の面側の外周端部を全体的又は部分的に支持するレンズ支持部16が一端部に形成されるとともに、内装されたレンズ体5bの他方の面側の外周端部を全体的又は部分的に押さえるレンズ規制部17a,17bが他端部に形成されている。
本実施形態にレンズバレル6のレンズ支持部16は、環状に形成されており、レンズ体5aの一方の面側の外周端部の全周を支持するように構成されている。
そして、本実施形態に係るレンズバレル6は、一端部に絞り部18が形成されている。絞り部18は、レンズバレル6の一端開口縁部の全周から内側に延出して円環状に形成されており、その中央部(レンズバレル6の軸心を中心にした中央部)に形成される開口で絞り用の開口19が構成されている。
そして、本実施形態において、絞り部18がレンズバレル6と一体的に形成されるに伴い、レンズ支持部16は、絞り部18の内面(レンズバレル6の内側に向く面)で構成されている。従って、本実施形態に係るレンズ支持部16は、絞り用の開口19回りにある円環状の面で構成されている。
そして、第一レンズ体5aの第一レンズ部7と外周端部との間がテーパー状に形成されるのに伴い、本実施形態に係る絞り部18の内面は、第一レンズ体5aの形状に対応するように、レンズ支持部16と絞り用の開口19を画定するエッジとの間が、レンズバレル6の内部側に向けて径が拡大したテーパー状の穴を画定している。これにより、レンズバレル6に内装された第一レンズ体5aが絞り部18と干渉することなく、第一レンズ部7が絞り用の開口19から露呈するようになっている。
そして、本実施形態に係る鏡筒装置2は、第二レンズ体5bが筒状部11を備え、その筒状部11に第一レンズ体5a及び第三レンズ体5cが嵌め込まれるため、レンズバレル6の内径は第二レンズ体5bの筒状部11の外径に対応するよう設定されている。具体的には、第二レンズ体5bの筒状部11は、大径部(軸心方向の一部)12が最大径になるように形成されているため、レンズバレル6の内径は、筒状部11の最大径(大径部12の外径)に対応するように軸心方向において同径に設定されている。これにより、第二レンズ体5bの筒状部11全体がレンズバレル6内に収容され、この状態で筒状部11の最大径となる一部(大径部12)が全周に亘ってレンズバレル6の内周に接触するようになっている。
本実施形態に係るレンズ規制部17a,17bは、図3に示す如く、周方向に間隔をあけて二つ以上(図3においては二つ)設けられており、レンズ体5bの他方の面の外周端部に対して部分的に対向するようになっている。図2に戻り、レンズ規制部17a,17bは、レンズバレル6内にレンズ体5a,5b,5cを配置した状態で、レンズバレル6の他端部を熱かしめすることによって形成されている。すなわち、レンズ規制部17a,17bは、鏡筒装置2の組み立て時に、レンズバレル6の他端部を加熱した状態(軟化させた状態)でレンズ体5b側に押圧することで、レンズバレル6の他端部が内側に傾倒して形成されたものである。そのため、熱かしめする前(レンズ規制部17a,17bが形成される前)において、レンズバレル6は、他端部が軸心方向に延びており、他端開口から露呈するレンズ体5bの外周端部(第二レンズ体5bの外周端部)よりも外側に位置するように形成されている。
そして、本実施形態に係る鏡筒装置2は、上述の如くレンズバレル6の他端部を熱かしめしてレンズ規制部17a,17bを形成することを前提に、組み立て時において、第二レンズ部9の被押圧部13a,13bがレンズバレル6のレンズ規制部17a,17bとなる部位からずれた位置になる(周方向に間隔をあけて形成されるレンズ規制部17a,17b間に位置する)ように、第二レンズ体5bをレンズバレル6内に配置した状態で熱かしめしてレンズ規制部17a,17bを形成した後、第二レンズ体5bを光軸回りで回転させることで、被押圧部13a,13bがレンズ規制部17a,17bと対向した配置にされている。これにより、レンズ体5bの被押圧部13a,13bがレンズ規制部17a,17bに常時押圧された状態になるため、レンズ体5a,5b,5cの軸心方向の位置ずれ(ガタツキ)の発生を防止できるようになっている。
具体的には、レンズ規制部17a,17bからずれた位置にある被押圧部13a,13bがレンズ規制部17a,17bと対向した位置になると、突出した被押圧部13a,13bがレンズ規制部17a,17bを押し上げようとする結果、レンズ規制部17a,17bの反力がレンズ体5a,5b,5cに作用することになるため、本実施形態に係る鏡筒装置2は、レンズ体5a,5b,5cが常時押圧された状態になり、レンズ体5a,5b,5cの軸心方向の位置ずれ(ガタツキ)の発生が防止される。
図1に戻り、ホルダー3は、筒状に形成されており、鏡筒装置2が同心又は略同心で螺合されるようになっている。すなわち、ホルダー3の内周面に雌ネジ20が形成されるとともに、鏡筒装置2(レンズバレル6)の外周に雄ネジ21が形成されており、ホルダー3は、鏡筒装置2を螺合することで保持でき、また、鏡筒装置2を回転させることで、内部にあるレンズ体5a,5b,5cからなるレンズ集合体の焦点が撮像素子4の撮像面上に位置するように調整可能になっている。ホルダー3は、撮像素子4を支持するベース22に対して直接的又は間接的に固定されている。
撮像素子4は、いわゆるCCDで、プレート状のベース22に対して直接的又は間接的に支持されている。そして、撮像素子4の撮像面の前方には、ガラス板23及びフィルター24が配置されており、鏡筒装置2(レンズ体5a,5b,5c)を透過した光(像)がフィルター24、ガラス板23の順で通過して撮像素子4に導かれるようになっている。
以上のように、本実施形態に係る鏡筒装置2によれば、第二レンズ体5bのレンズ規制部17a,17bと対向する位置に、レンズ規制部17a,17bに押圧される被押圧部13a,13bが二つ以上突設されているため、被押圧部13a,13bがレンズ規制得17a,17bに常時押圧されることになり、構造が複雑化したり、他の部品を用いたりすることなく、レンズ体5a,5b,5cの軸心方向の位置ずれ(ガタツキ)の発生を防止することができる。また、使用環境に変化があっても、レンズ体5a,5b,5cを適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係る鏡筒装置2は、レンズ体5a,5b,5cが同質の材料で形成されており、第二レンズ体5bが他のレンズ体5a,5cを内嵌可能で且つレンズバレル6に内嵌可能な筒状部11を備えているため、熱膨張の差の影響を受けることなく、各レンズ体5a,5b,5cが互い位置決めし合うことになり、レンズ体5a,5b,5cの中心位置の位置精度を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る鏡筒装置2は、レンズ支持部16からレンズ規制部17a,17bまでの距離が、レンズ支持部16から第二レンズ体5bのレンズ面10までの距離よりも短く設定されているため、レンズバレル6の軸心方向の長さを短くすることができる結果、鏡筒装置2の寸法を短くする(鏡筒装置2のサイズを小さくする)ことができる。
そして、本実施形態の撮像ユニット1は、上記構成の鏡筒装置2と、鏡筒装置2を保持するホルダー3と、ホルダー3に保持された鏡筒装置2の光軸に撮像中心を対応させた状態で配置された撮像素子4とを備えているため、使用環境に変化があってもレンズ体5a,5b,5cの位置ずれの発生を防止できるため、解像度を低下させることなく被写体の像を撮像素子4に導くことができ、良好な撮像を行うことができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、レンズ体5a,5b,5cを複数備えるようにしたが、これに限定されるものではなく、要求される解像度や光学特性に応じてレンズ体を一つ備えたり二つ以上備えたりしてもよい。
上記実施形態において、レンズ支持部16を絞り部18と一体的に形成するようにしたが、例えば、レンズ支持部16を熱かしめで形成するようにしてもよい。この場合、レンズバレル6の一端開口から露呈するレンズ体5aに対しても被押圧部を設けるようにしてもよい。すなわち、レンズ体5a,5b,5cを複数備える場合には、第二レンズ体5bに被押圧部13a,13bを形成するとともに第一レンズ体5aに対してレンズ支持部16に押圧される被押圧部を形成してもよいし、レンズ体を一つ備える場合には、その一つのレンズ体の他方の面側に被押圧部13a,13bを形成するとともに、一方の面側にレンズ支持部16に押圧される被押圧部を形成するようにしてもよい。
上記実施形態において、複数のレンズ体5a,5b,5cを備えることを前提に、第二レンズ体5bに筒状部11を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、複数のレンズ体5a,5b,5cのそれぞれの外周面をレンズバレル6の内周面に接触させ、径方向でのレンズ体5a,5b,5cの移動を規制できるように支持するようにしてもよい。また、複数のレンズ体5a,5b,5cを備える場合、各レンズ体5a,5b,5cの構成(形態)や配置順等は上記実施形態で説明したものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
上記実施形態において、レンズ支持部16からレンズ規制部17a,17bまでの距離を、レンズ支持部16からレンズ体5bのレンズ面10までの距離よりも短くなるように設定し、レンズ体5bのレンズ面10がレンズ規制部17a,17bよりも外側に位置するように構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、レンズ体5a,5b,5cの全てがレンズバレル6内(レンズ支持部16とレンズ規制部17a,17bとの間)位置するようにしてもよい。但し、このようにすると、レンズ規制部17a,17bがレンズ体5a,5b,5c(レンズ面10)よりも外側に形成されるため、その分、レンズバレル6の長さが長くなるので、鏡筒装置2の小型化を図るには、上記実施形態のようにすることが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、筒状部11を第二レンズ体5bに設けるようにしたが、例えば、第一レンズ体5aに筒状部を設け、この筒状部に第二レンズ体5b及び第三レンズ体5cを嵌め込むようにしてもよい。
本発明の鏡筒装置及び撮像ユニットは、使用環境に影響を受けることなくレンズ体を適正な位置で保持することができ、光学特性の低下を抑制することができるという優れた効果を有し、カメラ機能を備えた携帯電話機、デジタルカメラ、監視用カメラ、車載カメラ等の分野で有用である。
本発明の一実施形態に係る撮像ユニットの断面図。 同実施形態に係る撮像ユニットに搭載される鏡筒装置の断面図。 同実施形態に係る撮像ユニットに搭載される鏡筒装置の平面図。
1 撮像ユニット
2 鏡筒装置
3 ホルダー
4 撮像素子
5a 第一レンズ体(レンズ体)
5b 第二レンズ体(レンズ体)
5c 第三レンズ体(レンズ体)
6 レンズバレル
7 第一レンズ部
8 レンズ面
9 第二レンズ部
10 レンズ面
11 筒状部
12 大径部
13a,13b 被押圧部
14 第三レンズ部
15 遮光プレート
16 レンズ支持部
17a,17b レンズ規制部
18 絞り部
19 絞り用の開口
20 雌ネジ
21 雄ネジ
22 ベース
23 ガラス板
24 フィルター

Claims (4)

  1. 少なくとも一つのレンズ体と、該レンズ体が内装される筒状のレンズバレルとを備え、該レンズバレルは、内装されたレンズ体の一方の面側の外周端部を全体的又は部分的に支持するレンズ支持部が一端部に形成されるとともに、内装されたレンズ体の他方の面側の外周端部に対して全体的又は部分的に対向するレンズ規制部が他端部に形成され、該レンズ規制部がレンズバレルの他端部を加熱した状態でレンズ体側に押圧することで形成された鏡筒装置において、前記レンズ体は、前記レンズ規制部と対向する位置に前記レンズ規制部に押圧される被押圧部が二つ以上突設されていることを特徴とする鏡筒装置。
  2. 前記レンズ体を複数備え、該複数のレンズ体は、レンズバレルの軸線方向に並んで配置され、該複数のレンズ体のうちの両端にある二つのレンズ体の一方のレンズ体に前記被押圧部が突設され、該二つのレンズ体の何れか一方のレンズ体は、他のレンズ体を内嵌可能で且つレンズバレルに内嵌可能な筒状部を備えている請求項1に記載の鏡筒装置。
  3. 前記レンズ体を複数備え、該複数のレンズ体は、レンズバレルの軸線方向に並んで配置され、該複数のレンズ体のうちの両端にある二つのレンズ体の一方のレンズ体に前記被押圧部が突設され、前記レンズ支持部からレンズ規制部までの距離が、前記レンズ支持部から前記一方のレンズ体のレンズ面までの距離よりも短く設定されている請求項1又は2に記載の鏡筒装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の鏡筒装置と、該鏡筒装置を保持するホルダーと、該ホルダーに保持された前記鏡筒装置の光軸に撮像中心を対応させた状態で配置された撮像素子とを備えていることを特徴とする撮像ユニット。
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