JP2014026026A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結像光学系として採用される2つのレンズを高精度かつ容易に位置決めし得る光学的情報読取装置を提供する。
【解決手段】結像光学系50として情報コードC側に配置される第1レンズ51と受光センサ28側に配置される第2レンズ52とのうち第1レンズ51(一方のレンズ)には、第2レンズ52(他方のレンズ)を両レンズ51,52の光軸L1,L2が一致するように外周側から支持する支持部54がレンズ本体53に一体に形成されている。また、第1レンズ51および第2レンズ52には、第2レンズ52が支持部54により支持される際に、互いに面接触する接触面55,56がそれぞれ形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置に関するものである。
従来、情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置では、情報コードを安定した距離で読み取るために、受光センサに情報コードからの反射光を結像させるための結像光学系の焦点位置(ベストフォーカス)を一定にする部材として、鏡筒が採用されていた。具体的には、鏡筒の内部に結像光学系が組み付けられた状態で、この鏡筒を受光センサが組み付けられたホルダに固定することで、受光センサに対する結像光学系の焦点位置が一定に維持されていた。
また、結像光学系として2つの結像用のレンズが採用される場合があり、このような2つの結像用のレンズと鏡筒とを採用する光学的情報読取装置として、下記特許文献1に開示される光学情報読取り装置が知られている。この光学情報読取り装置は、結像光学系として2つのレンズ、鏡筒および絞りが採用されており、両レンズが鏡筒を介して支持されることで両レンズの相対位置が規制されている。
特許第2871559号公報
ところで、上述のように結像光学系として2つのレンズを鏡筒により位置決めする構成では、一方のレンズと鏡筒との位置ずれや他方のレンズと鏡筒との位置ずれを抑制するとともに、鏡筒における一方のレンズの支持部位と他方のレンズの支持部位との位置ずれを抑制するため、鏡筒を高精度に加工する必要がある。いずれかの位置ずれによって、一方のレンズの光軸と他方のレンズの光軸とがずれると、結像光学系の焦点位置が変化する等の問題が生じてしまうからである。このため、高い加工精度が要求される鏡筒の低コスト化を図ることができず、結像光学系に関して光学的情報読取装置の低コスト化を図ることが困難であるという問題がある。また、2つのレンズを鏡筒により位置決めする構成では、鏡筒という部品が増えるだけでなく、このような部品点数の増大により両レンズや鏡筒の組み付けに関する時間が増大し、鏡筒のために読取装置自体も大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、結像光学系として採用される2つのレンズを高精度かつ容易に位置決めし得る光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、情報コード(C)からの反射光(Lr)を結像光学系(50,50a〜50e)を介して受光する受光センサ(28)を備え、前記受光センサから出力される信号に基づいて前記情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置(10)であって、前記結像光学系は、情報コード側に配置される第1レンズ(51)と受光センサ側に配置される第2レンズ(52)とを備え、前記第1レンズおよび前記第2レンズのうちいずれか一方のレンズは、他方のレンズを両レンズの光軸(L1,L2)が一致するように外周側から支持する支持部(54)がレンズ本体と一体に形成され、前記一方のレンズおよび前記他方のレンズには、前記他方のレンズが前記支持部により支持される際に、互いに面接触する接触面(55,56)がそれぞれ形成されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、結像光学系として情報コード側に配置される第1レンズと受光センサ側に配置される第2レンズとのうちいずれか一方のレンズには、他方のレンズを両レンズの光軸が一致するように外周側から支持する支持部が一体に形成されている。また、一方のレンズおよび他方のレンズには、他方のレンズが支持部により支持される際に、互いに面接触する接触面がそれぞれ形成されている。
これにより、両レンズの組み付け時には、両レンズの接触面が互いに面接触した状態で、支持部により他方のレンズが外周側、すなわち、光軸に直交する方向から支持されることとなる。このため、両レンズにおける接触箇所が接触面同士の接触箇所と支持部による支持箇所との複数箇所となるので、両レンズの組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズを高精度に位置決めすることができる。特に、一方のレンズにおいて支持部はレンズ本体に一体に形成されるため、支持部とレンズ本体とが位置ずれすることもないので、支持部を用いた両レンズの位置決め精度を向上させることができる。
したがって、鏡筒等の別部品を用いることなく、結像光学系として採用される2つのレンズを高精度かつ容易に位置決めすることができる。
請求項2の発明では、接触面は、光軸を中心に環状に形成されるため、接触面同士が環状に接触するので、接触面同士の接触箇所に作用する力が均等になりやすくなり、接触面同士の接触箇所での両レンズの位置ずれがさらに抑制されて、両レンズの位置決め精度を更に高めることができる。
請求項3の発明では、結像光学系として情報コード側に配置される第1レンズと受光センサ側に配置される第2レンズとのうちいずれか一方のレンズには、他方のレンズを両レンズの光軸が一致するように外周側から支持する支持部が一体に形成されている。また、一方のレンズおよび他方のレンズには、他方のレンズが支持部により支持される際に、互いに同一平面上に位置する端面がそれぞれ形成されている。
これにより、両レンズの端面を同一平面上に位置させることで第1レンズと第2レンズとが位置決めされた状態で支持部により他方のレンズが支持されるので、両レンズの組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズを高精度に位置決めすることができる。特に、一方のレンズにおいて支持部はレンズ本体に一体に形成されるため、支持部とレンズ本体とが位置ずれすることもないので、支持部を用いた両レンズの位置決め精度を向上させることができる。
したがって、鏡筒等の別部品を用いることなく、結像光学系として採用される2つのレンズを高精度かつ容易に位置決めすることができる。
請求項4の発明では、支持部には、他方のレンズを外周側から接触して支持する支持面が環状に形成されるため、支持部の支持面と他方のレンズとが光軸に直交する方向において環状に接触する。これにより、支持部による支持箇所での接触部位に作用する力が均等になりやすくなり、光軸に直交する方向における両レンズの位置ずれがさらに抑制されて、両レンズの位置決め精度を更に高めることができる。
請求項5の発明では、第1レンズの入射側には、入射する光を絞って不要な光を遮光する絞り部が配置される。
情報コードからの反射光と異なる光を受光センサに受光させないためには、当該反射光が入射する部分を除き受光センサや結像レンズの周りを遮光する必要がある。
そこで、第1レンズの入射側に絞り部を配置することで、この絞り部により入射側から第1レンズに入射しやすい上記異なる光が遮光されるため、上記異なる光の受光センサへの受光を防止することができる。特に、絞り機能と遮光機能を兼ね備えた絞り部が入射側に配置されるので、光軸上に絞り機能を発揮するように配置される部材と、第1レンズの入射側を遮光するように配置される部材とを別途設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、その結果、絞り機能および遮光機能を低コストで実現することができる。
請求項6の発明では、絞り部は、第1レンズの入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されるため、絞り部を低コストで形成でき、その結果、絞り機能および遮光機能をより低コストで実現することができる。
請求項7の発明では、支持部の外周面には、受光センサが固定されるハウジングに係合するための係合部が形成されるため、この係合部をハウジングに係合させることで、ハウジングに対する支持部の位置決め、すなわち、受光センサに対する結像光学系の位置決めを容易かつ確実に実施することができる。
請求項8の発明では、支持部の外周面には、受光センサが固定されるハウジングに締結するための締結部が光軸を中心に形成されるため、この締結部をハウジングに締結してその締結位置を調整することで、ハウジングに対する支持部の位置調整、すなわち、受光センサに対する結像光学系の位置調整を容易かつ確実に実施することができる。
第1実施形態に係る光学的情報読取装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第1実施形態の第1変形例における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第2実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第3実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第3実施形態の変形例における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第4実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第5実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第6実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第7実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第7実施形態の変形例における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。 第8実施形態における結像光学系の詳細構成を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の光学的情報読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る光学的情報読取装置10の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示す光学的情報読取装置10は、梱包箱等の読取対象に付されたバーコードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る携帯型の読取装置として構成されている。この光学的情報読取装置10は、筐体(図示略)の内部に回路部20が収容されてなるものであり、回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像光学系50等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されている。なお、図1では、情報コードCが付された物品Rに向けて照明光Lfを照射する例を概念的に示している。
受光光学系は、受光センサ28、結像光学系50、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ28は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を一次元に配列したラインセンサまたは二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、情報コードに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されている。この受光センサ28は、結像光学系50を介して入射する入射光を受光可能にプリント配線板に実装されている。
結像光学系50は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像するように機能するものである。この結像光学系50の詳細構成については後述する。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コードCにて反射した後、この反射光Lrを結像光学系50で集光し、受光センサ28の受光面28aにコード像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、液晶表示器46、操作部47、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、生成されてメモリ35に入力されると、所定のコード画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述したコード画像情報格納領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理、解析処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ28等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンによって構成されており、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有すると共に、情報処理機能を備えており、メモリ35とともに情報処理装置を構成している。本実施形態では、制御回路40に対し、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、液晶表示器46、操作部47、通信インタフェース48等が接続されている。
これにより、制御回路40は、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、情報コードの読み取りに関する情報を報知するインジケータとして機能する発光部43の点灯・消灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、当該光学的情報読取装置10の読取作業者に伝達し得る振動を発生可能なバイブレータ45の駆動制御、液晶表示器46の表示制御、操作部47から入力される操作信号に応じた光学的情報読取装置10の動作の制御、外部装置とのシリアル通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。
次に、本発明の特徴的部分である結像光学系50の詳細構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、第1実施形態における結像光学系50の詳細構成を示す断面図である。なお、図2および後述する図3〜図9では、図面左側が情報コードC側(入射側)であり、図面右側が受光センサ28側(出射側)である。
図2に示すように、結像光学系50は、情報コードC側に配置される第1レンズ51と、受光センサ28側に配置される第2レンズ52との2つの結像用のレンズを備えている。なお、本実施形態では、第1レンズ51は、特許請求の範囲に記載の「一方のレンズ」の一例に相当し、第2レンズ52は、特許請求の範囲に記載の「他方のレンズ」の一例に相当し得る。
第1レンズ51は、レンズ本体53と支持部54とを備えており、レンズ本体53は、情報コードCからの反射光Lrを集光して第2レンズ52に向けて出射するように機能するレンズである。支持部54は、レンズ本体53の外周縁に対して環状に連結するようにレンズ本体53と一体に形成されている。支持部54は、その内周面54aの中心軸がレンズ本体53の光軸L1に一致するように、円筒状に形成されている。なお、内周面54aは、特許請求の範囲に記載の「支持面」の一例に相当し得る。
また、第1レンズ51のうち内周面54a近傍には、第2レンズ52との組み付け時に第2レンズ52に対して環状に面接触する接触面55が、光軸L1を中心として当該光軸L1に直交するように円環状に形成されている。
第2レンズ52は、第1レンズ51にて集光した光をさらに集光して受光センサ28に向けて出射するように機能するレンズである。第2レンズ52は、その外径側の外周面52aが、当該第2レンズ52の光軸L2を中心として円筒面状であって支持部54の内周面54aに対して嵌合可能に形成されている。また、第2レンズ52の入射側には、第1レンズ51との組み付け時に接触面55に対して環状に面接触する接触面56が、光軸L2を中心として当該光軸L2に直交するように円環状に形成されている。なお、内周面54aおよび外周面52aは、その嵌合状態が、接触面55と接触面56とが近づくほどきつくなり接触面55と接触面56とが面接触した状態が最もきつくなるように形成されている。
このように形成される第1レンズ51および第2レンズ52は、第2レンズ52をその外周面52aにて第1レンズ51の内周面54aに嵌合させるよう押し込み、接触面55と接触面56とを面接触させることで、光軸L1および光軸L2が一致するように組み付けられる。これにより、図2に示す結像光学系50が完成する。
このように両レンズ51,52を組み付けて構成した結像光学系50は、読取口13を介して入射する入射光を第1レンズ51および第2レンズ52により集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像させるように、筐体内に配置される。これにより、情報コードCからの反射光Lrが両レンズ51,52にて集光され受光センサ28にて受光されることとなり、受光センサ28から出力される信号に基づいてデコード処理を実施することで、情報コードCを光学的に読み取ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、結像光学系50として情報コードC側に配置される第1レンズ51と受光センサ28側に配置される第2レンズ52とのうち第1レンズ51(一方のレンズ)には、第2レンズ52(他方のレンズ)を両レンズ51,52の光軸L1,L2が一致するように外周側から支持する支持部54がレンズ本体53に一体に形成されている。また、第1レンズ51および第2レンズ52には、第2レンズ52が支持部54により支持される際に、互いに面接触する接触面55,56がそれぞれ形成されている。
これにより、両レンズ51,52の組み付け時には、両レンズ51,52の接触面55,56が互いに面接触した状態で、支持部54により第2レンズ52が外周側、すなわち、光軸L2に直交する方向から支持されることとなる。このため、両レンズ51,52における接触箇所が接触面55,56同士の接触箇所と支持部54による支持箇所との複数箇所となるので、両レンズ51,52の組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズ51,52を高精度に位置決めすることができる。特に、第1レンズ51において支持部54はレンズ本体53に一体に形成されるため、支持部54とレンズ本体53とが位置ずれすることもないので、支持部54を用いた両レンズ51,52の位置決め精度を向上させることができる。
したがって、鏡筒等の別部品を用いることなく、結像光学系50として採用される2つのレンズ51,52を高精度かつ容易に位置決めすることができる。
また、支持部54には、第2レンズ52を外周側から接触して支持する内周面54aが環状に形成されるため、支持部54の内周面54aと第2レンズ52の外周面52aとが光軸L1,L2に直交する方向において環状に接触する。これにより、支持部54による支持箇所での接触部位に作用する力が均等になりやすくなり、光軸L1,L2に直交する方向における両レンズ51,52の位置ずれがさらに抑制されて、両レンズ51,52の位置決め精度を更に高めることができる。
さらに、両接触面55,56は、光軸L1,L2を中心に環状に形成されるため、接触面55,56同士が環状に接触するので、接触面55,56同士の接触箇所に作用する力が均等になりやすくなり、接触面55,56同士の接触箇所での両レンズ51,52の位置ずれがさらに抑制されて、両レンズ51,52の位置決め精度を更に高めることができる。
特に、接触面55,56は、光軸L1,L2に対して直交するようにそれぞれ形成されているため、両レンズ51,52間の接触方向が、支持部54による光軸L1,L2に沿う方向と、両接触面55,56による光軸L1,L2に直交する方向との2方向となる。このように、両レンズ51,52における接触方向が直交する2方向となるので、両レンズ51,52の組み付け時における位置ずれがより抑制されて、両レンズ51,52を高精度に位置決めすることができる。
図3は、第1実施形態の第1変形例における結像光学系50の詳細構成を示す断面図である。
上述した第1実施形態の第1変形例として、第2レンズ52が支持部54により支持される際に互いに面接触する接触面は、図3に例示する接触面55aおよび接触面56aのように、光軸L1,L2に対して所定の角度で傾斜するように形成されてもよい。これにより、接触面55aと接触面56aとの接触時に両接触面55a,56aが案内面として機能するので、光軸L1,L2の位置合わせを容易に実施することができる。このように光軸L1,L2に対して所定の角度で傾斜する接触面55a,56aは、後述する他の実施形態の結像光学系に適用されてもよい。
[第2実施形態]
次に、本第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態における結像光学系50aの詳細構成を示す断面図である。
本第2実施形態では、受光光学系に関する絞り機能および遮光機能を低コストで実現するため、結像光学系50に代えて結像光学系50aを採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
情報コードCの読取精度を向上させるためには、情報コードCからの反射光Lrと異なる光を受光センサ28に受光させないように構成する必要がある。この反射光Lrと異なる光としては、読取口13から筐体内に入射する他の光や、筐体内に配置される発光素子等の光がある。そうすると、情報コードCからの反射光Lrと異なる光を受光センサ28に受光させないためには、当該反射光Lrが入射する部分を除き受光センサ28や結像光学系の周りを遮光する必要がある。
そこで、図4に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系50aは、上述した結像光学系50に対して、第1レンズ51の入射側に、入射する光を絞って不要な光を遮光する絞り部57が配置されるように構成されている。この絞り部57は、第1レンズ51の入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されている。そして、結像光学系50aの外周側および受光センサ28は、ともに組み付けられた図略のハウジングにより、第1レンズ51の入射側を除き遮光されている。
このように、上記ハウジングに組み付けられた状態で第1レンズ51の入射側に絞り部57を配置するように結像光学系50aを構成することで、この絞り部57により入射側から第1レンズ51に入射しやすい上記異なる光が遮光されるため、上記異なる光の受光センサ28への受光を防止することができる。特に、絞り機能と遮光機能を兼ね備えた絞り部57が入射側に配置されるので、光軸上に絞り機能を発揮するように配置される部材と、第1レンズ51の入射側を遮光するように配置される部材とを別途設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、その結果、絞り機能および遮光機能を低コストで実現することができる。
特に、絞り部57は、第1レンズ51の入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されるため、絞り部57を低コストで形成でき、その結果、絞り機能および遮光機能をより低コストで実現することができる。
なお、絞り部57は、第1レンズ51の入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されることに限らず、例えば、絞り用の穴が形成された遮光性の板部材を第1レンズ51の入射側に配置することで形成されてもよい。また、絞り部57は、後述する他の実施形態の結像光学系に適用されてもよい。
[第3実施形態]
次に、本第3実施形態に係る光学的情報読取装置について、図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態における結像光学系50bの詳細構成を示す断面図である。
本第3実施形態では、受光センサ28に対する結像光学系の位置決めを制御するため、結像光学系50に代えて結像光学系50bを採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系50bは、受光センサ28とともにハウジング11に固定されるように構成されている。ハウジング11の内面には、結像光学系50bを位置決めするための係合溝11aが複数形成されている。そして、支持部54の外周面54bには、ハウジング11の各係合溝11aに係合することでハウジング11に対する位置決め機能を発揮する係合突起58が同数形成されている。各係合突起58は、各係合溝11aへの係合時に受光センサ28に対する結像光学系50bの相対位置が一義的に定まるように、外周面54b上にそれぞれ配置されている。なお、係合突起58は、特許請求の範囲に記載の「係合部」の一例に相当し得る。
これにより、各係合突起58をハウジング11の対応する係合溝11aにそれぞれ係合させることで、ハウジング11に対する支持部54の位置決め、すなわち、受光センサ28に対する結像光学系50bの位置決めを容易かつ確実に実施することができる。
図6は、第3実施形態の変形例における結像光学系50bの詳細構成を示す断面図である。
上述した第3実施形態の変形例として、支持部54の外周面54bに、係合突起58に代えてハウジング11に係合するための係合部を複数形成してもよい。このような係合部としては、具体的には、図6に例示するように、支持部54の外周面54bに、係合突起58に代えて凹状に凹む係合溝58aを複数形成することができる。
この場合には、各係合溝58aにハウジング11の内面に形成される凸状の突起部11bがそれぞれ係合することで、ハウジング11に対する支持部54の位置決め、すなわち、受光センサ28に対する結像光学系50bの位置決めを容易かつ確実に実施することができる。この場合、各係合溝58aは、特許請求の範囲に記載の「係合部」の一例に相当し得る。
[第4実施形態]
次に、本第4実施形態に係る光学的情報読取装置について、図7を参照して説明する。図7は、第4実施形態における結像光学系50cの詳細構成を示す断面図である。
本第4実施形態では、受光センサ28に対する結像光学系の相対位置を調整するため、結像光学系50bに代えて結像光学系50cを採用する点が、上記第3実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第3実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系50cは、外周面54bにフォーカス調整用の雄ねじ部59が光軸L1を中心に形成されている。そして、ハウジング11の内面には、雄ねじ部59が螺合(締結)する雌ねじ部11cが形成されている。なお、雄ねじ部59は、特許請求の範囲に記載の「締結部」の一例に相当し得る。
これにより、結像光学系50cの雄ねじ部59をハウジング11の雌ねじ部11cに締結してその締結位置を調整することで、ハウジング11に対する支持部54の光軸に沿う方向の位置調整、すなわち、受光センサ28に対する結像光学系50cの位置調整を容易かつ確実に実施することができる。
[第5実施形態]
次に、本第5実施形態に係る光学的情報読取装置について、図8を参照して説明する。図8は、第5実施形態における結像光学系50dの詳細構成を示す断面図である。
本第5実施形態では、受光センサ28に対する結像光学系の位置調整を容易にするため、結像光学系50cに代えて結像光学系50dを採用する点が、上記第4実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第4実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
雄ねじ部59と雌ねじ部11cとの締結位置を調整するためには、ハウジング11に対して結像光学系をねじ込むように回転させる必要がある。
そこで、本実施形態の結像光学系50dでは、図8に示すように、フォーカス調整用治具60の係合部61に係合可能な係合突起51aが、第1レンズ51の入射側に形成される。
これにより、係合部61を係合突起51aに係合させた状態でフォーカス調整用治具60を回転させることで結像光学系50dを回転させることができるため、フォーカス調整用治具60を用いて受光センサ28に対する結像光学系50dの光軸に沿う方向の位置調整を容易かつ確実に実施することができる。
なお、第1レンズ51の入射側に形成されるフォーカス調整用治具60に係合容易な係合部として、係合突起51aが形成されることに限らず、例えば、凹状の溝部が形成されてもよい。このように形成される溝部にフォーカス調整用治具60の係合突起(図示略)を係合させることで、フォーカス調整用治具60の回転にあわせて結像光学系50dを容易に回転させることができる。
[第6実施形態]
次に、本第6実施形態に係る光学的情報読取装置について、図9を参照して説明する。図9は、第6実施形態における結像光学系50eの詳細構成を示す断面図である。
本第6実施形態では、結像光学系50に代えて結像光学系50eを採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系50eは、第1レンズ51の支持部54を廃止するとともに支持部54を第2レンズ52に設け、第2レンズ52の支持部54により第1レンズ51を外周側から支持するように構成されている。この場合、第2レンズ52は、レンズ本体52bと支持部54とにより構成される。
このようにしても、両レンズ51,52における接触箇所が接触面55,56同士の接触箇所と支持部54による支持箇所との複数箇所となるので、両レンズ51,52の組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズ51,52を高精度に位置決めすることができる。また、上述した他の実施形態においても、支持部54を第2レンズ52に設けることができ、同様の作用効果を奏する。なお、この場合、第2レンズ52が特許請求の範囲に記載の「一方のレンズ」の一例に相当し、第1レンズ51が特許請求の範囲に記載の「他方のレンズ」の一例に相当し得る。
[第7実施形態]
次に、本第7実施形態に係る光学的情報読取装置について、図10を参照して説明する。図10は、第7実施形態における結像光学系70の詳細構成を示す断面図である。
本第7実施形態では、結像光学系50に代えて結像光学系70を採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系70は、情報コードC側に配置される第1レンズ71と、受光センサ28側に配置される第2レンズ72との2つの結像用のレンズを備えている。なお、本実施形態では、第1レンズ71は、特許請求の範囲に記載の「一方のレンズ」の一例に相当し、第2レンズ72は、特許請求の範囲に記載の「他方のレンズ」の一例に相当し得る。
第1レンズ71は、レンズ本体73と支持部74とを備えており、レンズ本体73は、情報コードCからの反射光Lrを集光して第2レンズ72に向けて出射するように機能するレンズである。支持部74は、レンズ本体73の外周縁に対して環状に連結するようにレンズ本体73と一体に形成されている。支持部74は、その内周面74aの中心軸がレンズ本体73の光軸L1に一致するように、円筒状に形成されている。また、支持部74の出射側の端面74bが、光軸L1を中心として当該光軸L1に直交するように円環状に形成されている。なお、内周面74aは、特許請求の範囲に記載の「支持面」の一例に相当し得る。
第2レンズ72は、レンズ本体75と円筒部76とを備えており、レンズ本体75は、第1レンズ71にて集光した光をさらに集光して受光センサ28に向けて出射するように機能するレンズである。円筒部76は、レンズ本体75の外周縁に対して環状に連結するようにレンズ本体75と一体に形成されている。円筒部76は、その外径側の外周面76aが、レンズ本体75の光軸L2を中心として円筒面状であって支持部74の内周面74aに対して嵌合可能に形成されている。
また、円筒部76の出射側の端面76bが、光軸L2を中心として当該光軸L2に直交するように円環状であって、円筒部76が支持部74により支持される際に、支持部74の端面74bと同一平面上に位置するように形成されている。また、レンズ本体75の入射側の端面は、端面76bと端面74bとが同一平面上に位置するとき、その内縁75aにて第1レンズ71の出射側に環状に点接触または部分接触するように形成されている。なお、内周面74aおよび外周面76aは、その嵌合状態が、端面74bと端面76bとが近づくほどきつくなり端面74bと端面76bとが同一平面上に位置した状態が最もきつくなるように形成されている。
このように形成される第1レンズ71および第2レンズ72は、内縁75aが第1レンズ71の出射側に接触して端面74bと端面76bとが同一平面上に位置するまで第2レンズ72をその外周面76aにて第1レンズ71の内周面74aに嵌合させるよう押し込むことで、光軸L1および光軸L2が一致するように組み付けられる。これにより、図10に示す結像光学系70が完成する。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、結像光学系70として情報コードC側に配置される第1レンズ71と受光センサ28側に配置される第2レンズ72とのうち第1レンズ71(一方のレンズ)には、第2レンズ72(他方のレンズ)を両レンズ71,72の光軸L1,L2が一致するように外周側から支持する支持部74がレンズ本体73に一体に形成されている。また、第1レンズ71および第2レンズ72には、第2レンズ72が円筒部76にて支持部74により支持される際に、互いに同一平面上に位置する端面74b,76bがそれぞれ形成されている。
これにより、両レンズ71,72の端面74b,76bを同一平面上に位置させることで第1レンズ71と第2レンズ72とが位置決めされた状態で支持部74により第2レンズ72が円筒部76にて支持されるので、両レンズ71,72の組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズ71,72を高精度に位置決めすることができる。特に、第1レンズ71において支持部74はレンズ本体73に一体に形成されるため、支持部74とレンズ本体73とが位置ずれすることもないので、支持部74を用いた両レンズ71,72の位置決め精度を向上させることができる。
したがって、鏡筒等の別部品を用いることなく、結像光学系70として採用される2つのレンズ71,72を高精度かつ容易に位置決めすることができる。
また、支持部74には、円筒部76を外周側から接触して支持する内周面74aが環状に形成されるため、支持部74の内周面74aと円筒部76の外周面74aとが光軸L1,L2に直交する方向において環状に接触する。これにより、支持部74による支持箇所での接触部位に作用する力が均等になりやすくなり、光軸L1,L2に直交する方向における両レンズ71,72の位置ずれがさらに抑制されて、両レンズ71,72の位置決め精度を更に高めることができる。
図11は、第7実施形態の変形例における結像光学系70aの詳細構成を示す断面図である。
上述した第7実施形態の変形例として、上述した結像光学系50aのように、第1レンズ71の入射側に、入射する光を絞って不要な光を遮光する絞り部が配置されるように構成されてもよい。このような絞り部としては、具体的には、図11に例示する絞り部77のように、第1レンズ71の入射側に遮光性材料を印刷することで形成することができる。
このように、第1レンズ71の入射側に絞り部77を配置するように結像光学系70aを構成することで、この絞り部77により入射側から第1レンズ71に入射しやすい上記異なる光が遮光されるため、上記異なる光の受光センサ28への受光を防止することができる。特に、絞り機能と遮光機能を兼ね備えた絞り部77が入射側に配置されるので、光軸上に絞り機能を発揮するように配置される部材と、第1レンズ71の入射側を遮光するように配置される部材とを別途設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、その結果、絞り機能および遮光機能を低コストで実現することができる。
特に、絞り部77は、第1レンズ71の入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されるため、絞り部77を低コストで形成でき、その結果、絞り機能および遮光機能をより低コストで実現することができる。
また、図11に示すように、結像光学系70aでは、第1レンズ71と第2レンズ72とにより囲まれる空間内に、第2の絞り部78が配置されている。これにより、絞り機能および遮光機能をさらに高めることができる。なお、上述した第2の絞り部78は、上記第1〜第6実施形態における結像光学系において、第1レンズ51と第2レンズ52とにより囲まれる空間内に配置されても、絞り機能および遮光機能を発揮することができる。
[第8実施形態]
次に、本第8実施形態に係る光学的情報読取装置について、図12を参照して説明する。図12は、第8実施形態における結像光学系70bの詳細構成を示す断面図である。
本第8実施形態では、結像光学系70に代えて結像光学系70bを採用する点が、上記第6実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第6実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態にて採用される結像光学系70bは、上述した結像光学系70に対して、第1レンズ71において支持部74に代えて円筒部76を採用するとともに、第2レンズ72において円筒部76に代えて支持部74を採用するように構成されている。結像光学系70bでは、支持部74および円筒部76が入射側に円筒状であって同軸状に延出している。そして、第1レンズ71および第2レンズ72は、内縁75aが第1レンズ71の出射側に環状に点接触または部分接触して端面74bと端面76bとが同一平面上に位置するまで第1レンズ71をその外周面76aにて第2レンズ72の内周面74aに嵌合させるよう押し込むことで、光軸L1および光軸L2が一致するように組み付けられる。
このようにしても、両レンズ71,72の端面74b,76bを同一平面上に位置させることで第1レンズ71と第2レンズ72とが位置決めされた状態で支持部74により第1レンズ71が円筒部76にて支持されるので、両レンズ71,72の組み付け時における位置ずれが抑制されて、両レンズ71,72を高精度に位置決めすることができる。なお、この場合、第2レンズ72が特許請求の範囲に記載の「一方のレンズ」の一例に相当し、第1レンズ71が特許請求の範囲に記載の「他方のレンズ」の一例に相当し得る。
また、図12に示すように、結像光学系70bでは、第1レンズ71の入射側に上述した絞り部77が配置されている。これにより、上述した結像光学系70aと同様に、絞り機能および遮光機能を低コストで実現することができる。特に、第1レンズ71と第2レンズ72とにより囲まれる空間内に、上述した第2の絞り部78が配置されているため、絞り機能および遮光機能をさらに高めることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)支持部54,74は、円筒状に形成されることに限らず、例えば、複数の支持片から構成されて、支持すべき他方のレンズを外周側から支持可能に形成されてもよい。
(2)上記第1〜6実施形態において、接触面55,56は、光軸L1,L2を中心にそれぞれ環状に形成されることに限らず、支持部54により他方のレンズが支持される際に、少なくとも一部にて互いに面接触するように形成されてもよい。
(3)上記第7,8実施形態において、受光センサ28に対する結像光学系の位置決めを制御することを目的に、上述した係合突起58およびハウジング11の係合溝11aの構成(図5参照)、または、係合溝58aおよびハウジング11の突起部11bの構成(図6参照)を採用してもよい。また、上記第7,8実施形態において、受光センサ28に対する結像光学系の相対位置を調整することを目的に、上述した雄ねじ部59および雌ねじ部11cの構成(図7参照)を採用してもよい。
10…光学的情報読取装置
28…受光センサ
50,50a〜50e,70,70a,70b…結像光学系
51,71…第1レンズ
52,72…第2レンズ
53…レンズ本体
54,74…支持部
54a,74a…内周面(支持面)
55,56…接触面
57,77…絞り部
58…係合突起(係合部)
58a…係合溝(係合部)
59…雄ねじ部(締結部)
74b,76b…端面
L1,L2…光軸
Lr…反射光

Claims (8)

  1. 情報コードからの反射光を結像光学系を介して受光する受光センサを備え、前記受光センサから出力される信号に基づいて前記情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記結像光学系は、情報コード側に配置される第1レンズと受光センサ側に配置される第2レンズとを備え、
    前記第1レンズおよび前記第2レンズのうちいずれか一方のレンズは、他方のレンズを両レンズの光軸が一致するように外周側から支持する支持部がレンズ本体と一体に形成され、
    前記一方のレンズおよび前記他方のレンズには、前記他方のレンズが前記支持部により支持される際に、互いに面接触する接触面がそれぞれ形成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記接触面は、前記光軸を中心に環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 情報コードからの反射光を結像光学系を介して受光する受光センサを備え、前記受光センサから出力される信号に基づいて前記情報コードを光学的に読み取る光学的情報読取装置であって、
    前記結像光学系は、情報コード側に配置される第1レンズと受光センサ側に配置される第2レンズとを備え、
    前記第1レンズおよび前記第2レンズのうちいずれか一方のレンズは、他方のレンズを両レンズの光軸が一致するように外周側から支持する支持部がレンズ本体と一体に形成され、
    前記一方のレンズおよび前記他方のレンズには、前記他方のレンズが前記支持部により支持される際に、互いに同一平面上に位置する端面がそれぞれ形成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  4. 前記支持部には、前記他方のレンズを外周側から接触して支持する支持面が環状に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記第1レンズの入射側には、入射する光を絞って不要な光を遮光する絞り部が配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  6. 前記絞り部は、前記第1レンズの入射側に遮光性材料が印刷されることで形成されることを特徴とする請求項5に記載の光学的情報読取装置。
  7. 前記結像光学系は、前記受光センサが固定されるハウジングに収容され、
    前記支持部の外周面には、前記ハウジングに係合するための係合部が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  8. 前記結像光学系は、前記受光センサが固定されるハウジングに収容され、
    前記支持部の外周面には、前記ハウジングに締結するための締結部が前記光軸を中心に形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
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