JP2011249730A - Ledユニット - Google Patents

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【課題】基板の伸縮、或いはLEDの実装ズレなどを吸収することができるLEDユニットを提供する。
【解決手段】基板と、前記基板の一方の面に実装されるLEDと、前記LEDの光放出側に配置されるレンズと、前記基板、前記LED、及び前記レンズを収容するとともに前記レンズを露出する開口部を有するカバーと、を備えて構成されるLEDユニットにおいて、電線を圧接するための圧接端子を前記基板の一端に固定するとともに、前記圧接端子を前記カバーに固定し、且つ、前記レンズ及び前記LEDを一体に固定するとともに、前記レンズ及び前記カバーの開口部を形成する縁部の間にクリアランスを設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車の乗員室内の天井に配置されてマップランプとして利用される、LEDユニットに関する。
従来のLEDユニット49は、図11に示すように、ケース50、レンズ51、基板52、熱伝導シート53、及び放熱板54を備える。放熱板54はアルミ製であって、ベース部55と、ベース部55に垂直な複数の平板状のフィンから成る。熱伝導シート53は金属フィラーを含有するシリコーンゲルである。基板52はアルミ製の放熱性基板であって、その上にはLED56、定電流回路(図示せず)、コネクタ57などが実装される。コネクタ57には給電用の端子(図示せず)が接続される。基板52上には回路(図示せず)が形成されており、コネクタ57を介して供給された電力がLED56へ供給される。また基板52の両側部には基板52の一部を欠いて形成された係合部位58が形成される。LED56は白色発光する表面実装型LEDランプである。レンズ51は凸レンズであって、その縁部に2個の位置決め部59を備える。ケース50は放熱性のPBT樹脂製であって、レンズ用を露出する開口部60を備える。なお、ケース50の下面側は開口しており、その平面視形状は、放熱板54のベース部55の平面視形状よりもわずかに大きい形状である。
放熱板54の上に、熱伝導シート53と、LED56が実装された基板52と、レンズ51とを順に重ね、最後に、ケース50及び放熱板54が、基板52及びレンズ51を挟持するようにケース50を被せることによって、従来のLEDユニット49が組み立てられる。このとき、レンズ51の位置決め部59が基板52の係合部位58へ係合してLED56の直上にレンズ51が配置されるように、レンズ51が基板52に対して位置決めされている。さらに、レンズ51は、開口部60を形成する縁部との間にクリアランスを有することなく露出している。
特開2007−35788号公報
ところで、上記従来技術にあっては、レンズ51の位置決め部59を基板52の係合部位58に係合している。すなわち、レンズ51の位置決めが、LED56がマウントされた基板52を基準にして行われる。さらに、このとき、レンズ51及び開口部60を形成する縁部の間にはクリアランスが形成されていない。
したがって、基板52の伸縮、或いはLED56の実装ズレなどを吸収することができず、基板52にストレスが生じてしまうという問題点を有している。さらに、基板52の伸縮、或いはLED56の実装ズレなどが生じると、レンズ51及びLED56の中心にズレが生じてしまうという問題点を有している。
このように、基板52に生じたストレスを吸収できない場合、基板52が破損してしまう恐れがある。また、レンズ51及びLED56の中心にズレが生じると、LED56の光を集光できずに光量が落ちてしまい、更にLED56のターゲットエリアにもズレが生じてしまう。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、基板の伸縮、或いはLEDの実装ズレなどを吸収することができるLEDユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のLEDユニットは、基板と、前記基板の一方の面に実装されるLEDと、前記LEDの光放出側に配置されるレンズと、前記基板、前記LED、及び前記レンズを収容するとともに前記レンズを露出する開口部を有するカバーと、を備えて構成されるLEDユニットにおいて、電線を圧接するための圧接端子を前記基板の一端に固定するとともに、前記圧接端子を前記カバーに固定し、且つ、前記レンズ及び前記LEDを一体に固定するとともに、前記レンズ及び前記カバーの開口部を形成する縁部の間にクリアランスを設けたことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、基板にLEDを実装するとともにLEDの光放出側にレンズを配置し、基板、LED、及びレンズをカバー内に収容することでLEDユニットが組み立てられる。このとき、レンズはカバーの開口部から露出している。さらに、LED及びレンズは一体に固定されており、これによってレンズ及びLEDは共に移動することになる。また、レンズ及びカバーの開口部を形成する縁部の間にクリアランスを形成し、したがってLED及びレンズは、このクリアランスの範囲内で動くことができる。さらに、基板の一端に設けられた圧接端子はカバーに固定されている。
請求項2記載の本発明のLEDユニットは、請求項1に記載のLEDユニットにおいて、前記レンズの内側に、前記LEDを挟持して前記レンズ及び前記LEDの中心合わせをする複数のリブを設け、且つ、前記カバーの内側に、前記基板の他方の面を係止して前記レンズ及び前記LEDの移動を抑える係止片を設けるとともに、前記基板の一方の面に配置された前記レンズが前記カバーに当接することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、LEDはレンズの内側に設けられた複数のリブによって確実に挟持される。これによってレンズ及びLEDの位置を決定し、レンズ及びLEDの中心合わせを正確に行っている。すなわち、レンズの位置決めはLEDを基準にして行われる。また、カバーに設けられた係止片及びカバーが基板及びレンズを挟持することによって、基板及びレンズが係止片に対して垂直に移動することを抑えるとともに、基板及びレンズが係止片に沿う方向に摺動することを可能にしている。このとき、LED及びレンズは一体に移動する。
請求項3記載の本発明のLEDユニットは、請求項1〜2の何れか一項に記載のLEDユニットにおいて、前記圧接端子を前記基板の長手方向の一端に固定し、前記LED及び前記レンズを前記基板の長手方向の他端に固定することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、圧接端子とLED及びレンズとが、基板上において離間した位置に固定される。
請求項1に記載された本発明によれば、LED及びレンズは一体に固定されており、これによってレンズ及びLEDは共に移動することになる。更に、本発明によれば、レンズ及びカバーの開口部を形成する縁部の間にクリアランスを形成していて、レンズはこのクリアランスの範囲内で動くことができる。このとき、基板の一端に設けられた圧接端子はカバーに固定されている。したがって、LED及びレンズが一体に移動可能であるため、例えば、基板の伸縮、圧接端子の実装ズレ、或いはLEDの実装ズレなどが生じても、これらのズレを吸収し、基板にストレスが生じないという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、LEDは、レンズの内側に設けられた複数のリブによって確実に挟持される。これによってレンズ及びLEDの位置を決定し、レンズ及びLEDの中心合わせを正確に行っている。すなわち、レンズの位置決めはLEDを基準にして行われる。また、カバーに設けられた係止片及びカバーが基板及びレンズを挟持することによって、基板及びレンズが係止片に対して垂直に移動することを抑えるとともに、基板及びレンズが係止片に沿う方向に摺動することを可能にしている。このとき、LED及びレンズは一体に移動する。したがって、例えば、基板の伸縮、圧接端子の実装ズレ、或いはLEDの実装ズレなどが生じても、これらのズレを吸収し、常に、レンズ及びLEDの中心を合わせることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、圧接端子とLED及びレンズとが、基板上において離間した位置に固定される。したがって、圧接時、圧接端子に加わる衝撃がLEDに伝達することを抑えることができ、ひいては、例えばLEDの実装ズレを減らすことができるという効果を奏する。さらに、LEDの破損を低減できるという効果を奏する。
本発明のLEDユニットの組み立て分解斜視図である。 本発明のLEDユニットにおける基板、圧接端子、LED、及び抵抗により構成される、放熱板を除く基板組み立て品の分解斜視図である。 本発明のLEDユニットにおける、放熱板を除く基板組み立て品の実装工程を表す図であって、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本発明のLEDユニットにおける、放熱板を除く基板組み立て品の完成斜視図である。 本発明のLEDユニットにおける放熱板及び基板組み立て品を組み付けるときの斜視図である。 本発明の基板組み立て品の回路図である。 本発明のLEDユニットに電線を接続し、電線カバーを組み付けた状態の斜視図であって、(a)は上面斜視図、(b)は下面斜視図である。 本発明のLEDユニットに電線を接続し、電線カバーを外した状態の上面図である。 図8の断面図であって、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図である。 本発明のLEDユニットが使用される一例を示した車両の側面図である。 従来技術におけるLEDユニットの組み立て分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のLEDユニットの組み立て分解斜視図であり、図2は本発明のLEDユニットにおける基板、圧接端子、LED、及び抵抗により構成される、放熱板を除く基板組み立て品の分解斜視図であり、図3は本発明のLEDユニットにおける、放熱板を除く基板組み立て品の実装工程を表す図であって、(a)は上面図、(b)は側面図であり、図4は本発明のLEDユニットにおける、放熱板を除く基板組み立て品の完成斜視図であり、図5は本発明のLEDユニットにおける放熱板及び基板組み立て品を組み付けるときの斜視図であり、図6は本発明の基板組み立て品の回路図であり、図7は本発明のLEDユニットに電線を接続し、電線カバーを組み付けた状態の斜視図であって、(a)は上面斜視図、(b)は下面斜視図であり、図8は本発明のLEDユニットに電線を接続し、電線カバーを外した状態の上面図であり、図9は図8の断面図であって、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図であり、図10は本発明のLEDユニットが使用される一例を示した車両の側面図である。
図1において、LEDユニット1は、基板組み立て品2と、基板組み立て品2の下方に固定された後述するLED7(図2参照)を覆うレンズ3と、基板組み立て品2及びレンズ3を上方から挿入して収容するカバー4とを備えて構成されている。
基板組み立て品2は、基板5と、後述する電線40(図7参照)に接続する圧接端子6と、基板5の一面に配置され所望の色を発光するLED7(図2参照)と、基板5のLED7と同じ面に配置される抵抗8(図2参照)と、基板5のLED7及び抵抗8が配置されていない側の面に配置される放熱板9とを備えて構成されている。なお、本実施形態における基板5は、柔軟性があり大きく変形させることが可能なフレキシブルプリント基板としても良い。
レンズ3は、基板5に固定されたLED7の光放出側に配置される。レンズ3は、基板5に対して垂直下方に形成されて上面視略長方形を成す壁部10と、壁部10の短辺から内側に突出しLED7を挟持する一対の第一リブ11と、壁部10の長辺から内側に突出しLED7を挟持する一対の第二リブ12と、壁部10の下方に位置してLED7から放出される光を集光する凸型の集光レンズ部13とを有している。壁部10の上面には、基板5に当接する突起部14を設ける。第一リブ11を壁部10と同じ高さで形成し、第二リブ12を第一リブ11の略半分の高さで形成する。なお、第一リブ11及び第二リブ12は、同じ高さで形成しても良い。集光レンズ部13は、透明な材料で形成されている。
カバー4は、基板組み立て品2及びレンズ3を上方から収容するため、上方が開口した略直方体形状をしている。カバー4における長手方向の一方には、上面視略長方形の収容空間15を設ける。収容空間15は、下方に底板部16を有し、底板部16の略中央が円形に開口しており、レンズ3の集光レンズ部13を露出する開口部17を形成している。収容空間15には、レンズ3と、基板組み立て品2における基板5の後述する本体部25(図2参照)及び放熱板9が収容される。このとき、開口部17からレンズ3の集光レンズ部13が露出している。また、収容空間15の幅方向に向かい合う側面に、内側方向に向かって突出する一対の係止片18を設ける。係止片18は弾性を有している。係止片18は、上方から下方に向かう斜辺部19、及び底板部16に平行な底辺部20を有している。基板組み立て品2における基板5の後述する本体部25及び放熱板9が係止片18の弾性を利用して斜辺部19を下方に摺動すると、基板5の後述する本体部25及び放熱板9は、係止片18の底辺部20によって上方への移動を制限される。このとき、レンズ3は係止片18に触れることなく下方へ移動する。また、カバー4における長手方向の他方には、基板組み立て品2における基板5の後述する先端部26(図2参照)を収容する先端部収容溝21を、カバー4の長手方向に向かって形成する。先端部収容溝21は平行に四つ設ける(基板5の後述する先端部26の数と同数)。また、先端部収容溝21間及び先端部収容溝21の幅方向の縁から立設した電線位置決め片22を設ける。電線位置決め片22は、カバー4の底から立設しており、内側に、後述する電線40を通す電線通し用の切り欠き23を先端部収容溝21の長手方向に沿って四つ(後述する電線40と同数)設ける。電線通し用の切り欠き23は、電線位置決め片22のカバー4から離れた側の縁からカバー4に向かって電線位置決め片22を切り欠いて形成されている。電線位置決め片22は、電線通し用の切り欠き23に後述する電線40を通して、電線40をカバー4の表面上に位置決めする。さらに、先端部収容溝21に直角に交わる方向(電線位置決め片22に対向する方向)に、四つの電線収容溝24を設ける。電線収容溝24は、後述する電線40を収容するように、凹状に形成する。
図2において、基板組み立て品2の基板5は平板状であって、略長方形形状の本体部25及び本体部25の一辺から櫛歯状に突出して形成される先端部26を有している。櫛歯状の先端部26は、第一先端部27、第二先端部28、第三先端部29、及び第四先端部30を有している。第一先端部27、第二先端部28、第三先端部29、及び第四先端部30は各々長さが異なっており、最も短いものを第一先端部27とし、二番目に短いものを第二先端部28とし、三番目に短いものを第三先端部29とし、最も長いものを第四先端部30とする。第一先端部27、第二先端部28、第三先端部29、及び第四先端部30の先端には、圧接端子6を半田付けする半田付け部31を設ける。また、基板5の本体部25における、第一先端部27、第二先端部28、及び第三先端部29の根本側には、抵抗8を半田付けする半田付け部32を設け、更に、半田付け部32に隣接して、LED7を半田付けする半田付け部33を設ける。半田付け部31、32、33には、後述するリフロー炉にて半田付けするために、半田ペーストが印刷されている。
基板組み立て品2の圧接端子6は、基板5の先端部26の数に対応して四個設ける。圧接端子6は、長方形で平板状の基部34と、基部34の短辺から基部34に対して垂直に立設する第一固定部35と、第一固定部35が形成される辺に隣接する長辺から基部34に対して垂直に立設する第二固定部36と、第一固定部35及び第二固定部36の反対側に向かって基部34に対して垂直に立設する一対の圧接刃37とを有している。基部34は、基板5の第一先端部27、第二先端部28、第三先端部29、及び第四先端部30における半田付け部31に半田付けされる。第一固定部35及び第二固定部36をチャック等の治具で掴むことで圧接端子6の移動を行い、その後、圧接端子6は第一先端部27、第二先端部28、第三先端部29、及び第四先端部30に各々実装される。一対の圧接刃37は、基部34から離れた側の縁から基部34に向かって圧接刃37を切り欠いた切り欠き38を有する。圧接刃37は、切り欠き38内に後述する電線40を挿入して、切り欠き38の内縁部で電線40の被覆部(参照符号なし)を切り欠いて、電線40の芯線(参照符号なし)と接触することで、電線40を圧接する。このように、圧接刃37と電線40とが圧接することで、圧接端子6は電線40と接続する。このような圧接には、後述する圧接パンチ42などの工具を使用する。
基板組み立て品2のLED7は、一般に公知のものが使用されている。本実施形態においては、赤色、緑色、及び青色の割合を調整して所望の色を発光させるRGB型のLEDが使用されている。LED7は、基板5の本体部25に設けた半田付け部33に半田付けされる。
基板組み立て品2の抵抗8も、一般に公知のものが使用されている。抵抗8は、基板5の本体部25における、第一先端部27、第二先端部28、及び第三先端部29の根本側に設けた半田付け部32に、それぞれ半田付けされる。
基板組み立て品2の放熱板9も一般に公知のものが使用されている。放熱板9は、アルミ、銅などの熱伝導率の高い金属や、金属若しくはセラミックス製の樹脂などの放熱性材料で形成されている。放熱板9を使用することによって、LED7の熱を効率よく放熱させることができる。なお、放熱板9の形状は特に限定されず、例えばフィンを複数枚備え、基板5に固定するため平坦な一面を有している。
図3において、上記のように構成された圧接端子6、LED7、及び抵抗8を基板5に実装する工程を説明する。まず、基板5の半田付け部31、32、33が上面になるように、基板5をリフロー用受け治具39に載置する。次に、圧接端子6の第一固定部35及び第二固定部36が上向きになるように、すなわち圧接端子6の圧接刃37が下向きになるように、圧接端子6の基部34を基板の半田付け部31に実装する。このとき、圧接端子6の第一固定部35及び第二固定部36をチャックなどの治具で挟持して移動させることができる。また、LED7を基板5の半田付け部33に実装し、抵抗8を基板5の半田付け部32に実装する。このように、圧接端子6、LED7、及び抵抗8を基板5の所定位置に実装した状態で、リフロー炉にて圧接端子6、LED7、及び抵抗8を基板5に半田付けする。ここまでの状態の組み立て品を図4に示す。最後に、図5に示すように、図4の状態にまで形成された組み立て品の裏側、すなわち本体部25においてLED7及び抵抗8が実装されていない面に、放熱板9を両面テープなどの固定手段で固定することで、基板組み立て品2が完成する。
このように組み立てられた、基板組み立て品2の回路図を図6に示す。図6において、第四先端部30から電力が供給され、第一先端部27を通じて赤色の信号が伝達され、第二先端部28を通じて緑色の信号が伝達され、第三先端部29を通じて青色の信号が伝達される。なお、赤色、緑色、及び青色を適正に制御することによって所望の色をLED7から発光させることが可能になる。
このように組み立てられた基板組み立て品2及びレンズ3をカバー4に収容し、その後、後述する圧接工程によって電線40を圧接端子6の圧接刃37に圧接する。電線40は圧接パンチ42(図9参照)などの工具を使用して、圧接端子6に圧接される。この状態において、図7に示すように、カバー4の上方から電線40を保護するための電線カバー41を被せる。電線カバー41は、カバー4に形成された先端部収容溝21及び電線収容溝24を共に被覆できるように、カバー4に対応した形状をしている。このように、LEDユニット1に電線40及び電線カバー41を取り付けた状態にて、例えば車両の天井などに固定することでLEDユニット1を使用することが出来る。
ここで、図8及び図9を用いて、LEDユニット1に電線40を圧接する工程について説明する。LEDユニット1の圧接端子6の圧接刃37に電線40を挿入した状態で、圧接工程を始める。このとき、図9に示すように、圧接端子6の第一固定部35が、カバー4の挿入孔43に挿入固定されている。同様に、第二固定部36(図示せず)も別の挿入孔(図示せず)に挿入固定されている。さらに、このとき、LED7はレンズ3の内側に形成された第一リブ11及び第二リブ12によって、四方から確実に挟持されている。また、このとき、レンズ3及びカバー4は図9における垂直方向に当接しているが、図9における水平方向にはクリアランス44を形成していることがわかる。すなわち、レンズ3及びカバー4は水平方向には固定されていないことになる。さらに、カバー4に形成された係止片18の底辺部20が、放熱板9の上面を係止しているので、放熱板9及びレンズ3の図9における垂直方向の動きを制止していることがわかる。圧接端子6の圧接刃37及び電線40を圧接する方法は公知の方法でよく、例えば図9(a)に示すように、カバー4の上方から圧接パンチ42などの工具を使用して実施する。
このようにして組み立てられた本発明のLEDユニット1は、図10に示すように、自動車45の乗員室の天井46などに配置され、例えばマップランプ等に利用される。また、別の利用分野として、自動車45のヘッドランプ47又はテールランプ48に利用されても良い。
以上、本発明によれば、LED7及びレンズ3は一体に固定されており、これによってレンズ3及びLED7は共に移動することになる。更に、レンズ3及びカバー4の開口部17を形成する縁部の間にクリアランス44を形成していて、レンズ3はこのクリアランス44の範囲内で動くことができる。このとき、基板5の一端に設けられた圧接端子6はカバー4に固定されている。したがって、LED7及びレンズ3が一体に移動可能であるため、例えば、基板5の伸縮、圧接端子6の実装ズレ、或いはLED7の実装ズレなどが生じても、これらのズレを吸収し、基板5にストレスが生じないという効果を奏する。また、本発明によれば、LED7は、レンズ3の内側に設けられた第一リブ11及び第二リブ12によって確実に挟持される。これによってレンズ3及びLED7の位置を決定し、レンズ3及びLED7の中心合わせを正確に行っている。すなわち、レンズ3の位置決めはLED7を基準にして行われる。また、カバー4に設けられた係止片18及びカバー4が基板5及びレンズ3を挟持することによって、基板5及びレンズ3が係止片18に対して垂直に移動することを抑えるとともに、基板5及びレンズ3が係止片18に沿う方向に摺動することを可能にしている。このとき、LED7及びレンズ3は一体に移動する。したがって、例えば、基板5の伸縮、圧接端子6の実装ズレ、或いはLED7の実装ズレなどが生じても、これらのズレを吸収し、常に、レンズ3及びLED7の中心を合わせることができるという効果を奏する。さらに本発明によれば、圧接端子6とLED7及びレンズ3とが、基板5上において離間した位置に固定される。したがって、圧接時、圧接端子6に加わる衝撃がLED7に伝達することを抑えることができ、ひいては、例えばLED7の実装ズレを減らすことができるという効果を奏する。さらに、LED7の破損を低減できるという効果を奏する。
1、49 LEDユニット
2 基板組み立て品
3、51 レンズ
4 カバー
5 基板
6 圧接端子
7、56 LED
8 抵抗
9、54 放熱板
10 壁部
11 第一リブ
12 第二リブ
13 集光レンズ部
14 突起部
15 収容空間
16 底板部
17、60 開口部
18 係止片
19 斜辺部
20 底辺部
21 先端部収容溝
22 電線位置決め片
23、38 切り欠き
24 電線収容溝
25 本体部
26 先端部
27 第一先端部
28 第二先端部
29 第三先端部
30 第四先端部
31、32、33 半田付け部
34 基部
35 第一固定部
36 第二固定部
37 圧接刃
39 リフロー用受け治具
40 電線
41 電線カバー
42 圧接パンチ
43 挿入孔
44 クリアランス
45 自動車
46 天井
47 ヘッドランプ
48 テールランプ
50 ケース
52 基板
53 熱伝導シート
55 ベース部
57 コネクタ
58 係合部位
59 位置決め部

Claims (3)

  1. 基板と、前記基板の一方の面に実装されるLEDと、前記LEDの光放出側に配置されるレンズと、前記基板、前記LED、及び前記レンズを収容するとともに前記レンズを露出する開口部を有するカバーと、を備えて構成されるLEDユニットにおいて、
    電線を圧接するための圧接端子を前記基板の一端に固定するとともに、前記圧接端子を前記カバーに固定し、且つ、
    前記レンズ及び前記LEDを一体に固定するとともに、前記レンズ及び前記カバーの開口部を形成する縁部の間にクリアランスを設けた
    ことを特徴とするLEDユニット。
  2. 請求項1に記載のLEDユニットにおいて、
    前記レンズの内側に、前記LEDを挟持して前記レンズ及び前記LEDの中心合わせをする複数のリブを設け、且つ、
    前記カバーの内側に、前記基板の他方の面を係止して前記レンズ及び前記LEDの移動を抑える係止片を設けるとともに、前記基板の一方の面に配置された前記レンズが前記カバーに当接する
    ことを特徴とするLEDユニット。
  3. 請求項1〜2何れか一項に記載のLEDユニットにおいて、
    前記圧接端子を前記基板の長手方向の一端に固定し、
    前記LED及び前記レンズを前記基板の長手方向の他端に固定する
    ことを特徴とするLEDユニット。
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