JP2009012822A - 建具保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建具の損傷を抑えるとともに積載及び取り出しが容易な建具保持装置を提供する。
【解決手段】建具が載置される載置面及び前記載置面と交差する面であって前記建具に押圧される押圧面を備え、前記建具を立てられた状態に維持する載置台と、前記載置台との間に前記建具を挟んで配置される挟持部材と、前記載置台に端部が固定されたロープと、 前記載置台側にて、前記ロープを掛ける載置台側折返し部と、前記挟持部材に設けられ、前記ロープを掛ける挟持部材側折返し部と、を有し、前記載置台に端部が固定された前記ロープは、前記挟持部材側折返し部から前記載置台側折返し部を経由して前記挟持部材側に引っ張られ、当該挟持部材に固定されることにより前記建具を保持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、建具が立てられた状態で保持される建具保持装置に関する。
窓サッシやドアのような建具を保持する建具保持装置としては、対向する対向フレームを基台に起立配設した搬送用パレットが知られている。このような、搬送用パレットに、建具を保持させる際には、一方の対向フレーム側に建具を寄せて立て掛け、対向フレームとともにベルト等の固定手段にて結束している(例えば、特許文献1参照)。このため、固定した状態では、建具同士又は建具と対向フレームとが重なり合うので、建具に傷が付かないように建具間又は建具と対向フレームとの間に仕切りシートとを介在させている。
特開平11―227771号公報
上記従来の建具保持装置は、固定手段を外して所望の建具を取り出すが、固定手段を外した建具同士は重なり合っているため、所望の建具を取り出すために他の建具を移動させなければならず、さらに建具を取り出す際に仕切りシートが巻き付く畏れがあり作業が煩雑である。また、たとえ仕切りシートがあったとしても移動させる際に建具同士が接触し損傷する畏れもあるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建具の損傷を抑えるとともに積載及び取り出しが容易な建具保持装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具保持装置は、建具が載置される載置面及び前記載置面と交差する面であって前記建具に押圧される押圧面を備え、前記建具を立てられた状態に維持する載置台と、前記載置台との間に前記建具を挟んで配置される挟持部材と、前記載置台に端部が固定されたロープと、前記載置台側にて、前記ロープを掛ける載置台側折返し部と、前記挟持部材に設けられ、前記ロープを掛ける挟持部材側折返し部と、を有し、前記載置台に端部が固定された前記ロープは、前記挟持部材側折返し部から前記載置台側折返し部を経由して前記挟持部材側に引っ張られ、当該挟持部材に固定されることにより前記建具を保持することを特徴とする建具保持装置である。
このような建具保持装置によれば、載置面に載置された建具は、ロープが挟持部材側に引っ張られて挟持部材に固定されることにより挟持部材と載置台とに挟持されるとともに押圧面に押圧されることにより、立てられた状態を維持しつつ載置台に固定される。
また、複数の建具を載置台に固定する際、建具を1つ毎に固定したり、建具をある数量毎に固定することが可能となる為、所望の建具のみを載置台から取り出すこと、また、建具を載置台に載置することが容易である。
また、ロープを挟持部材側に引っ張って挟持部材に固定することとしたので、ロープを引っ張りつつ挟持部材の位置を調整し、適切な位置にてロープを固定するので、ロープが緩み難い適切な位置に挟持部材を移動させて容易にロープを固定することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記挟持部材は、前記押圧面と対向するようにして配置され、前記ロープの端部は前記載置面側に固定され、前記載置台側折返し部は、前記押圧面側に設けられていることが望ましい。
ここで、ロープの端部を載置面側に固定するとは、必ずしも載置面に直接固定する必要はなく、載置台を構成する部位の中で載置面が位置する側に設けられていれば良い。
また、載置台側折返し部は押圧面側に設けられているとは、必ずしも押圧面に直接設けられている必要はなく、載置台を構成する部位の中で押圧面が位置する側に設けられていれば良い。
このような建具保持装置によれば、建具は、一方の端部が固定された載置面及び載置台側折返し部が設けられている押圧面側と、挟持部材とにより2方向に挟持されるので、より確実に保持することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記挟持部材側折返し部は、上下方向において、前記載置面側に固定されるロープの端部の位置と前記載置台側折返し部の位置との間に位置していることが望ましい。
このような建具保持装置によれば、上下方向において、載置面に固定されるロープの端部と、載置台側折返し部にて折返されている部位との間にて、折返す挟持部材側折返し部を有している為、この挟持部材側折返し部があたかも動滑車のごとく作用するので、挟持部材側にて引っ張る力のほぼ2倍の押圧力にて建具を押圧面側に押圧して確実に固定することが可能である。
また、挟持部材側折返し部に生じるロープの張力が上下に分散される為、建具を載置台に固定した状態において不用意に挟持部材が上下にスライド移動することを抑制することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記ロープの前記載置面に固定された端部は、前記建具の一方の面側に配置され、前記載置台側折返し部は前記建具の他方の面側に配置されていることが望ましい。
このような建具保持装置によれば、ロープは建具の一方の面側から他方の面側に渡って掛けられているので、建具を1つずつ確実に保持することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記挟持部材は、複数の前記建具間に架け渡されて配置され、前記ロープの前記載置面に固定された端部及び前記載置台側折返し部は、前記複数の建具のうちの隣接する2つの建具間に設けられていることが望ましい。
このような建具保持装置によれば、複数の建具に架け渡された挟持部材のうちの隣接する2つの建具間にロープが引き回されて張力が作用されるので、張力をいずれの建具にも作用させて複数の建具を確実に保持することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記載置面には、載置される前記建具をガイドする複数のガイド凹部が設けられ、前記載置面側に固定されるロープの端部は、前記ガイド凹部間に固定されていることが望ましい。
ここでいうガイド凹部間とは、ガイド凹部同士の位置関係は特に問わない。例えば、水平方向に隣接して設けられた複数のガイド凹部同士の間などが考えられる。
このような建具保持装置によれば、載置面側に固定されるロープの端部は、載置される建具をガイドする複数のガイド凹部間に固定されているので、建具をガイド凹部に沿わせて載置してもロープ及びロープの固定された端部が障害とならないので、容易に建具を載置することが可能である。
また、建具が載置される載置面及び前記載置面と交差する面であって前記建具に押圧される押圧面を備え、前記建具を立てられた状態に維持する載置台と、前記載置台との間に前記建具を挟んで配置される挟持部材と、前記建具を保持する為のロープと、前記載置台側にて、前記建具を挟むように設けられて前記ロープを掛ける一対の載置台側折返し部と、前記挟持部材に設けられ、前記ロープを掛ける挟持部材側折返し部と、を有し、前挟持部材に掛けられた前記ロープは、前記建具の表裏面側にてそれぞれ前記載置台側折返し部を経由して前記挟持部材側に引っ張られ、当該挟持部材に固定されることにより前記建具を保持することを特徴とする建具保持装置である。
このような建具保持装置によれば、載置面に載置された建具は、ロープが挟持部材側に引っ張られて挟持部材に固定されることにより挟持部材と載置台とに挟持されるとともに押圧面に押圧されることにより、立てられた状態を維持しつつ載置台に固定される。このとき、挟持部材側折返し部があたかも動滑車のごとく作用するので、挟持部材側にて引っ張る力のほぼ2倍の押圧力にて建具を押圧面側に押圧して確実に固定することが可能である。
また、複数の建具を載置台に固定する際、建具を1つ毎に固定することが可能となる為、所望の建具のみを載置台から取り出すこと、また、建具を載置台に載置することが容易である。
かかる建具保持装置であって、前記載置面及び前記押圧面には、載置される前記建具をガイドする複数のガイド凹部がそれぞれ設けられ、前記載置台側折返し部は、前記載置面又は前記押圧面のいずれか一方の前記ガイド凹部間に設けられていることが望ましい。
ここでいうガイド凹部間とは、ガイド凹部同士の位置関係は特に問わない。例えば、水平方向に並んで設けられたガイド凹部同士の間や、上下方向に間隔をあけて設けられたガイド凹部同士の間などが考えられる。
このような建具保持装置によれば、載置台側折返し部は、載置される建具をガイドする複数のガイド凹部間に設けられているので、建具をガイド凹部に沿わせて載置しても載置台側折返し部が障害とならないので、容易に建具を載置することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記挟持部材は、前記押圧面と対向するようにして配置され、前記載置台側折返し部は、前記載置面側に設けられ、前記挟持部材は、前記挟持部材側折返し部と、前記ロープが固定される挟持部材側固定部とが、上下方向において間隔を隔てて配置され、前記挟持部材側折返し部と前記挟持部材固定部とが近接する方向への移動を規制するための移動規制部を有することが望ましい。
ここで、載置台側折返し部が載置面側に設けられているとは、必ずしも載置面に直接設けられている必要はなく、載置台を構成する部位の中で載置面が位置する側に設けられていれば良い。
このような建具保持装置によれば、載置台側折返し部にて折返されたロープは、挟持部材側折返し部に対して上下方向において間隔を隔てて配置された挟持部材側固定部にて固定されるので、建具固定状態では挟持部材側折返し部と挟持部材側固定部とがロープの張力によって接近することがない。従って、ロープの少なくとも一部は水平方向又は垂直方向に対して傾斜した状態にて固定されることになる。このため、建具は、水平方向及び鉛直方向の2方向から押圧されて保持されるので、より確実の保持することが可能である。このとき、挟持部材側折返し部と前記挟持部材固定部とは移動規制部により互いが近接する方向への移動が規制されているので、ロープの張力が2方向へ作用する状態が保たれるため、ロープが緩むことを防止することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記移動規制部材は、前記建具から離れる方向に移動されつつ折り畳み可能な構成とし、当該移動規制部材が折り畳まれることで前記挟持部材側折返し部と前記挟持部材固定部との互いに近接する方向への移動の規制が解除されることが望ましい。
このような建具保持装置によれば、挟持部材を折り畳むことにより、挟持部材側折返し部と挟持部材固定部とが近接する方向へ移動させることが可能となるので、容易にロープを緩めて建具を取り出すことが可能である。特に、建具を載置台との間で挟持する挟持部材が折り畳まれるので、建具を取り出す際には挟持部材は障害とならず建具を容易に取り出すことが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記挟持部材は、前記移動規制部材が折り畳まれることを防止する解除防止部を有することが望ましい。
このような建具保持装置によれば、挟持部材には、移動規制部材が折り畳まれることを防止する解除防止部が設けられているので、規制が不用意に解除されてロープが緩むことを防止することが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記建具は、前記載置台と前記挟持部材との間に複数挟持され、挟持される複数の前記建具は、各々の前記建具の外周部に設けられた溝部が対向するように配置され、対向する前記溝部にそれぞれ挿入される連結部材にて、隣接する建具同士が直列に連結されることが望ましい。
このような建具保持装置によれば、複数の建具が連結部材により直列に連結されて載置台と前記挟持部材との間に保持されるので、より多くの建具を保持させることが可能である。また、建具同士を連結する連結部材は建具に設けられている溝部に連結部材が挿入されているだけなので、容易に連結したり連結を解除したりすることが可能である。
かかる建具保持装置であって、前記押圧面には、前記建具の端部が差し込まれて当該建具の転倒を防止する転倒防止部材が設けられ、前記転倒防止部材は、前記建具を差し込んだ際に、前記建具の一方の面側に設けられたシール材が非接触状態にて収容される転倒防止凹部を有することが望ましい。
このような建具保持装置によれば、建具を保持させるために押圧面の転倒防止部材に差し込んだとしても、建具に設けられたシール材は転倒防止部材と接触しないので、シール材が損傷を受けることを防止することが可能である。
本発明によれば、建具の損傷を抑えるとともに、積載及び取り出しが容易な建具保持装置を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具保持装置について図面を参照して説明する。
本実施形態では、建具保持装置として、複数の建具としての網戸3を積載してフォークリフト等にて搬送する際に用いる網戸積載用パレットを例に挙げて説明する。
本実施形態の網戸積載用パレット1は、図1〜図3に示すように、網戸3が載置される載置面10a及び載置面10aと交差する面であって、網戸3に押圧される押圧面20aを備えて網戸3を立てられた状態に維持する載置台5と、載置台5との間に網戸3を挟んで配置される挟持部材30と、載置台5に一方の端部が固定されたロープ7と、載置台5側にてロープ7を掛けて(巻き付けられて)折返される載置台側折返し部8と、挟持部材30に設けられてロープ7を掛けて(巻き付けられて)折返される挟持部材側折返し部9とを有している。
本実施形態の網戸積載用パレット1は、載置される複数の網戸3の面が互いに対面するように立てられた状態で平行に配置される。以下の説明では、網戸3の表裏面と直交する方向(面外方向)を前後方向、網戸3の表裏面と平行な水平方向を左右方向、垂直方向を上下方向とする。
載置台5は、網戸3が載置される載置面10aを有する基台10、及び、基台10に着脱自在に設けられ載置面10a上に鉛直に立設されて、載置面10aとほぼ直交する押圧面20aを有する押圧板20と、基台10の前後に2本ずつ設けられ、四隅近傍に各々配置された支柱16と、押圧板20を基台10に立設した際に押圧板20の転倒を防止するために取り外し自在に筋交い状に設けられる棒状の接合部材18とを有している。図1〜図3の網戸積載用パレット1では、基台10の左右方向におけるほぼ中央に押圧板20が設けられており、網戸3は立てられた状態で左右方向の両側からスライドさせて載置することが可能である。
基台10は、フォークリフトのフォーク状の腕部が差し込まれる部位が形成されるように中空の角材が枠組みされたフレーム11と、フレーム11上に設けられ上面が載置面10aとなる載置板12とを有し、載置板12上には網戸3を左右方向に沿ってスライドする際に網戸3の下端をガイドする凹部状の複数のガイド凹部13が設けられている。このガイド凹部13は図2の様にV字状であってもよく、その形状は特に問わない。また複数のガイド凹部13の間にはそれぞれ、ロープ7の一方の端部が固定されている。図1〜図3の例ではフック部材6を介してロープ7の一方の端部7aが基台10(載置面10a)に固定されている。また、ロープ7の一方の端部7aは、基台10の左右の端部と押圧板20との中間又は押圧板20側に偏らせた位置に固定されている。
押圧板20は、基台10の左右方向におけるほぼ中央に設けられて、押圧板20の左右方向両面(表裏面)に押圧面20aが設けられているので、左右方向の両側から網戸3が載置可能となっている。押圧面20aは、上下方向における中央より上側寄り及び下側寄りにそれぞれ、網戸3の端部、すなわち框部分が差し込まれて網戸3の転倒を防止するガイド凹部としての転倒防止凹部22aが設けられた転倒防止部材22を有している。転倒防止部材22は、押圧面20aにおける前後方向のほぼ全域に形成された弾性部材である。転倒防止凹部22aは、押圧板20が基台10上に配置されたときに、ガイド凹部13に沿ってスライドされた網戸3の框部分が差し込まれるように転倒防止部材22に形成されている。
転倒防止凹部22aは、網戸3が差し込まれた際に、網戸3の一方の面側(前後方向一方側、面外方向一方側)に設けられた起毛状のシール材3b(モヘヤ)が転倒防止部材22と非接触状態にて収容される凹部である。具体的には、転倒防止凹部22aは、平面形状が網戸3の進入方向に向かって間隔が狭くなるような2つの傾斜面22b、22cを有する凹部であり、最も奥側(凹部の底面側)の傾斜面の間隔は、網戸3の厚みより狭く形成されている。転倒防止凹部22aを形成する2つの傾斜面22b、22cのうちの一方の傾斜面22cは、他方傾斜面22bより網戸3の表裏面に対する傾斜角度が大きく形成され、最も手前側(凹部の開口側)の位置での網戸3との間隔が他方の傾斜面22bより広くなるように形成されている。そして、傾斜角度が大きい他方の傾斜面22c側に、網戸3の起毛状のシール材3bが設けられている面が向けられて網戸3が転倒防止凹部22aに差し込まれることにより、起毛状のシール材3bと転倒防止部材22との非接触状態が保たれるように構成されている。ここでシール材3bは、起毛状に限らず、ヒレ状をなすゴム製のシール材であっても構わない。
また、押圧板20には、基台10に設けられた複数のガイド凹部13の間に設けられたロープ7の固定部と前後方向の位置を合わせて、ロープ7を掛けて(巻き付けられて)折返される載置台側折返し部8が、上側の転倒防止部材22の下方に設けられている。つまり、載置台側折返し部8は、上下方向に間隔をあけて設けられた転倒防止凹部22a(ガイド凹部)の間の押圧板20部分に設けられている。本実施形態においては、載置台側折返し部8はフック部材にて構成されている。
支柱16は、基台10のフレーム11に固定される中空角材状の支柱台座16aと支柱台座16a内に挿抜可能に差し込まれる支柱本体16bとを有している。支柱本体16bは、上方に持ち上げると基台10の載置面10aに沿うように倒すことができるように回動可能に接合されている。
接合部材18は、基台10の前端及び後端にそれぞれ設けられており、左右方向における端部側に、接合部材18の一方の端部が回動自在に固定されている。そして、押圧板20が基台10に取り付けられた後に接合部材18の他方の端部を押圧板20の上方側と係合させて押圧板20を支持する。接合部材18と押圧板20とは着脱自在に係合されているので、押圧板20を基台10から取り外す際には、接合部材18は押圧板20との係合が解かれ、載置面10aに沿うように倒すことができるように構成されている。
このように本実施形態の網戸積載用パレット1の載置台5は、網戸3を積載していない時には、押圧板20を取り外すとともに、支柱本体16b及び接合部材18を倒すことにより、コンパクトに収納することが可能である。
挟持部材30は、板状の部材であり網戸3を載置台5に保持するためのロープ7を掛けて折返される挟持部材側折返し部9と、ロープ7の他端側を固定するための挟持部材側固定部14とを有している。挟持部材30の詳細は後述する。
次に、本網戸積載用パレット1における網戸3の積載方法を説明するが、以下の説明においては、網戸積載用パレット1を簡易な構造にモデル化した図を用いて説明する。モデル化した図では、網戸3の保持に直接関係しない支柱16及び接合部材18を省略し、押圧板20を基台10の端部に設け、左右方向の一方側からのみ網戸3を積載可能な形態としている。
第1実施形態の網戸積載用パレット及び積載方法は、図5、図6に示すように、基台10のガイド凹部13に沿わされて隣接するように載置された2枚の網戸3を1つの挟持部材にて保持するものである。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる2枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に、2枚の網戸3に架け渡されるように当接される。本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体31は、長手方向が上下方向に向けられて当接される。板状の挟持部本体31の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、上側の当接部材32の裏側には、円柱状をなしロープ7を上下方向にわたって掛けられる挟持部材側折返し部9が設けられている。挟持部材側折返し部9の上下に挟持部本体31を貫通する第1貫通孔34と下側の当接部材33の近傍に挟持部本体31を貫通する第2貫通孔35が設けられている。
基台10の載置面10aには、ガイド凹部13に沿って載置される2枚の網戸3の間に位置するように、十分に長いロープ7の一方の端部7aが予め固定されている。つまり、ロープ7の一方の端部7aは、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に固定されている。一方の端部7aが固定されたロープ7は、挟持部材30の下側の第1貫通孔34を通って挟持部材側折返し部9に対して下方から上方にわたって掛けられ折返されるとともに、上側の第1貫通孔34を挿通し載置台側折返し部8にて折返させて第2貫通孔35に挿通させておく。そして、ロープ7は挟持部材30側へは引っ張らずに挟持部材30が基台10の外側に位置するように十分に繰り出しておく(図6)。
そして、2枚の網戸3が隣接するように基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)に網戸3をそれぞれ差し込む。この状態で2枚の網戸3はそれぞれ独立して立たされた状態が維持されている。
その後、挟持部材30を持ち上げつつロープ7を引っ張る。このとき、ロープ7が引っ張られることにより挟持部材30に設けられている上下の当接部材32、33が網戸3の縁部に当接される。さらに、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30が網戸3の縁部に沿って移動しなくなるように挟持部材30の位置を調節する。具体的には、挟持部材側折返し部9の高さ位置(上下方向位置)が、フック部材6(ロープ7の端部7aが固定される箇所)の高さ位置と載置台側折返し部8の高さ位置との間に位置するように配置する。この位置にて、ロープ7を挟持部本体31と挟持部材側折返し部9との間の狭小部に巻き付けて縛ることによりロープ7を固定する。ここでは、挟持部本体31と挟持部材側折返し部9との間の狭小部が、挟持部材側固定部14に相当する。
基台10のガイド凹部13に沿わされて隣接するように載置された2枚の網戸3を保持する変形例の一例として、図7、図8に示すような形態も考えられる。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる2枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に、2枚の網戸3に架け渡されるように当接される。本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体31は、長手方向が上下方向に向けられて当接される。板状の挟持部本体31の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、下側の当接部材33の裏側には、円柱状をなしロープ7を上下方向にわたって掛ける挟持部材側折返し部9が設けられている。挟持部材側折返し部9の直ぐ上に挟持部本体31を貫通する第1貫通孔34と上側の当接部材32に直ぐ下に挟持部本体31を貫通する第2貫通孔35が設けられている。
基台10の載置面10aには、ガイド凹部13に沿って載置される2枚の網戸3の間に位置するように、十分に長いロープ7の一方の端部7aが予め固定されている。一方の端部7aが固定されたロープ7は、挟持部材30の下方側を通って挟持部材側折返し部9に対して下方から上方にわたって掛けられて折返されるとともに、第1貫通孔34を挿通し載置台側折返し部8にて折返させて第2貫通孔35に挿通させておく。そして、ロープ7は挟持部材30側へは引っ張らずに挟持部材30が基台10の外側に位置するように十分に繰り出しておく(図8)。
そして、2枚の網戸3が隣接するように基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)に網戸3をそれぞれ差し込む。この状態で2枚の網戸3はそれぞれ独立して立たされた状態が維持されている。
その後、挟持部材30を持ち上げつつロープ7を引っ張る。このとき、ロープ7が引っ張られることにより挟持部材30に設けられている上下の当接部材32、33が網戸3の縁部に当接される。さらに、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30が網戸3の縁部に沿って移動しなくなるように挟持部材30の位置を調節する。具体的には、挟持部材側折返し部9の高さ位置(上下方向位置)が、フック部材6(ロープ7の端部7aが固定される箇所)の高さ位置と載置台側折返し部8の高さ位置との間に位置するように配置する。この位置にて、ロープ7を挟持部本体31と挟持部材側折返し部9との間の狭小部に巻き付けて縛ることによりロープ7を固定する。ここでは、挟持部本体31と挟持部材側折返し部9との間の狭小部が、挟持部材側固定部14に相当する。
第2実施形態の網戸積載用パレット1及び積載方法は、図9、図10に示すように、1枚の網戸3を保持するものである。
転倒防止凹部22aに差し込まれる1枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に、網戸3の外周部に設けられている溝部3aに一部を挿入させて挟持部材30が当接される。本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体37が、長手方向が上下方向に向けられている。板状の挟持部本体37の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、上側の当接部材32の上部と下側の当接部材33の下部には当接される網戸3の溝部3aに挿入されるブロック38が設けられている。さらに、当接部材32、33の裏側には、円柱状をなしロープ7を掛ける挟持部材側折返し部9がそれぞれ設けられている。つまり、挟持部材側折返し部9が上下方向に間隔をあけて2箇所設けられている。
基台10には、網戸3の一方の面側(ここでは、前面側)に、十分に長いロープ7の一端が予め固定されている。つまり、ロープ7の一方の端部7aは、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に固定されている。一端が固定されたロープ7は、挟持部材30の下方側から網戸3とは反対側を通されて下側の挟持部材側折返し部9から上側の挟持部材側折返し部9に渡って掛けわたされるとともに、網戸3の他方の面側(ここでは、後面側)に回されて、載置台側折返し部8にて折返されて挟持部本体37側に引き回しておく。そして、ロープ7は引っ張らずに挟持部材30が基台10の外側に位置するように十分に繰り出しておく。
そして、1枚の網戸3を基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22aに網戸3を差し込む。この状態で網戸3は独立して立たされた状態が維持されている。
その後、挟持部材30を持ち上げつつロープ7を挟持部材30側に引っ張る。このとき、ロープ7が引っ張られることにより挟持部材30に設けられている上下の当接部材32、33が網戸3の縁部に当接されるとともに上下のブロック38を網戸3の溝部3aに挿入する。さらに、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30が網戸3の縁部に沿って移動しなくなるように挟持部材30の位置を調節する。具体的には、挟持部材側折返し部9の高さ位置(上下方向位置)が、ロープ7の端部7aの高さ位置と載置台側折返し部8の高さ位置との間に位置するように配置する。この位置にて、ロープ7を挟持部本体37と下側の挟持部材側折返し部9との間の狭小部に巻き付けて縛ることによりロープ7を固定する。
第3実施形態の網戸積載用パレット1及び積載方法は、図11、図12に示すように、基台10のガイド凹部13に沿って前後方向に隣接するように載置された2枚の網戸3を保持するものであるが、載置台側折返し部8が基台10側に設けられている点で第1実施形態の網戸積載用パレット及び積載方法と相違する。第3実施形態の網戸積載用パレット1は、載置台側折返し部8が基台10側のロープ7の固定部近傍に設けられているので、載置台側折返し部8が押圧板20側に設けられている場合より、ロープ7を各部材に掛けたりする作業が楽になる。このため、例えば横幅に対し縦の高さが十分に高く幅方向に作用する圧縮力に対し剛性が低い網戸等を、横に倒した状態にて積載する場合には、載置された状態における網戸3の左右方向長さ(倒す前の縦方向の長さ)が長くなり、第1、2実施形態のようにしてロープ7を押圧板20に設けられた載置台側折返し部8に掛ける作業が煩雑になるが、それと比較して第3実施形態の網戸積載用パレット1の方が作業の負担を軽減することが可能である。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる2枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に、2枚の網戸3に架け渡されるように当接される。本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体50は、長手方向が上下方向に向けられて当接される。板状の挟持部本体50の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、上側の当接部材32の裏側であって上側の当接部材32の下側に位置させて、円柱状をなしロープ7が上下方向にわたって掛けられる挟持部材側折返し部9が設けられている。挟持部材側折返し部9の直ぐ上及び直ぐ下に挟持部本体50を貫通する第1貫通孔34と下側の当接部材33直ぐ上に挟持部本体50を貫通する第2貫通孔35が設けられている。そして、挟持部本体50の上端側に設けられた当接部材32及び第1貫通孔34と下端側に設けられた当接部材33及び第2貫通孔35とは、基台10の端部と基台10におけるロープ7の固定位置との距離と同等の間隔が隔てられており、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて挟持部本体50が折り畳まれるように構成されている。ここで、挟持部本体50の上下の当接部材32、33間の部位が折り畳まれない状態で、挟持部材側折返し部9と挟持部材側固定部14との間に位置する挟持部本体50部分が、挟持部材側折返し部9と挟持部材30側にロープ7を固定する挟持部材側固定部14とが互いに近接する方向への移動を規制するための移動規制部50aに相当し、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて折り畳まれることにより規制が解除される。
基台10の載置面10aには、ガイド凹部13に沿って載置される2枚の網戸3の間に位置するように、十分に長いロープ7の一方の端部7aが予め固定されている。つまり、ロープ7の一方の端部7aは、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に固定されている。一方の端部7aが固定されたロープ7は、上側の当接部材32の上側の第1貫通孔34を挿通されて網戸3とは反対側を通され、挟持部材側折返し部9に掛けられるとともに挟持部材側折返し部9の下側の第1貫通孔34を挿通し基台10に水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に設けられた載置台側折返し部8にて折返させて第2貫通孔35に挿通させておく。そして、ロープ7は挟持部材30側へ引っ張らずに挟持部材30を規制解除部36にて折り畳み、基台10の外側に位置するように十分に繰り出しておく。
そして、2枚の網戸3が隣接するように基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)にそれぞれ差し込む。この状態で2枚の網戸3はそれぞれ独立して立たされた状態が維持されている。
その後、挟持部材30を持ち上げつつロープ7を挟持部材30側へ引っ張る。このとき、ロープ7が引っ張られることにより挟持部材30に設けられている上下の当接部材32、33が網戸3の縁部に当接される。さらに、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30が網戸3の縁部に沿って移動しなくなるように挟持部材30の位置を調節する。そして、挟持部材30は、ロープ7の基台10に固定された端部7aと第2貫通孔35に挿通されている部位7bとの長さが最も短くなる位置に調整される。第3実施形態の場合には、一端が固定されたロープ7は、挟持部材側折返し部9にて折返されて基台10側のロープ7の固定部近傍に設けられている載置台側折返し部8に戻されるため、挟持部本体50の下端が基台10側に近接した位置に調節される。載置台側折返し部8にて折返されたロープ7は、挟持部本体50が折り畳まれることなく移動規制部50aとなった状態にて挟持部本体50に第2貫通孔35近傍にて固定される。このとき、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部本体50に固定されることにより、ロープ7の張力は、挟持部本体50の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体50の規制解除部36より下方側の部位とをいずれも網戸3側に引っ張るように作用して上下の当接部材32、33を網戸3に押圧させる。このため、挟持部本体50の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体50の規制解除部36より下方側の部位とは網戸3から離れる方向には移動しにくくなり、不用意に規制解除部36が折り畳まれることはなく、網戸3は挟持部材30と載置台5とにて確実に保持される。
基台10のガイド凹部13に沿って前後方向に隣接するように載置された2枚の網戸3を保持する変形例の一例として、図13、図14に示すような形態も考えられる。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる2枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に、2枚の網戸3に架け渡されるように当接される。本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体50は、長手方向が上下方向に向けられて当接される。板状の挟持部本体50の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、下側の当接部材33の裏側には、円柱状をなしロープ7を上下方向にわたって掛ける挟持部材側折返し部9が設けられている。挟持部材側折返し部9の直ぐ上及び直ぐ下に挟持部本体50を貫通する第1貫通孔34と上側の当接部材32に直ぐ下に挟持部本体50を貫通する第2貫通孔35が設けられている。そして、挟持部本体50の上端側に設けられた当接部材32及び第2貫通孔35と下端側に設けられた当接部材33及び第1貫通孔34とは、基台10の端部と基台10におけるロープ7の固定位置との距離と同等の間隔が隔てられており、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間にて挟持部本体50が折り畳まれるように構成されている。ここで、挟持部本体50の上下の当接部材32、33間の部位が折り畳まれない状態で、挟持部材側折返し部9と挟持部材側固定部14との間に位置する挟持部本体50部分が、挟持部材側折返し部9と挟持部材30側にロープ7を固定する挟持部材側固定部14とが互いに近接する方向への移動を規制するための移動規制部50aに相当し、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間にて折れ曲がる部位が規制解除部36に相当する。
基台10の載置面10aには、ガイド凹部13に沿って載置される2枚の網戸3の間に位置するように、十分に長いロープ7の一方の端部7aが予め固定されている。つまり、ロープ7の一方の端部7aは、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に固定されている。一方の端部7aが固定されたロープ7は、下側の当接部材33の下の第1貫通孔34を挿通されて網戸3とは反対側を通され、挟持部材側折返し部9に掛けられるとともに挟持部材側折返し部9の上の第1貫通孔34を挿通し基台10に水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に設けられた載置台側折返し部8にて折返させて第2貫通孔35に挿通させておく。そして、ロープ7は挟持部材30側へ引っ張らずに挟持部材30を規制解除部36にて折り畳み、基台10の外側に位置するように十分に繰り出しておく。
そして、2枚の網戸3が隣接するように基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)にそれぞれ差し込む。この状態で2枚の網戸3はそれぞれ独立して立たされた状態が維持されている。
その後、挟持部材30を持ち上げつつロープ7を挟持部材30側へ引っ張る。このとき、ロープ7が引っ張られることにより挟持部材30に設けられている上下の当接部材32、33が網戸3の縁部に当接される。さらに、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30が網戸3の縁部に沿って移動しなくなるように挟持部材30の位置を調節する。そして、挟持部材30は、ロープ7の基台10に固定された端部7aと第2貫通孔35に挿通されている部位7bとの長さが最も短くなる位置に調整される。第3実施形態の場合には、一端が固定されたロープ7は、挟持部材側折返し部9にて折返されて基台10側のロープ7の固定部近傍に設けられている載置台側折返し部8に戻されるため、挟持部本体50の下端が基台10側に近接した位置に調節される。載置台側折返し部8にて折返されたロープ7は、挟持部本体50が折り畳まれることなく移動規制部50aとなった状態にて第2貫通孔35に挿通され、挟持部本体50に第2貫通孔35近傍にて固定される。このとき、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部本体50に固定されることにより、ロープ7の張力は、挟持部本体50の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体50の規制解除部36より下方側の部位とをいずれも網戸3側に引っ張るように作用して上下の当接部材32、33を網戸3に押圧させる。このため、挟持部本体50の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体50の規制解除部36より下方側の部位とは網戸3から離れる方向には移動しにくくなり、不用意に規制解除部36が折り畳まれることはなく、網戸3は挟持部材30と載置台5とにて確実に保持される。ここで、第3実施形態では、載置台側折返し部8をロープ7が基台10側に固定された位置近傍に設けたフック材としたが、図15、図16に示すように、ロープ7の固定されている端部7a側に当該ロープ7を結んでループ部7eを形成し、このループ部7eにてロープ7を折返させても良い。
第4実施形態の網戸積載用パレット1及び積載方法は、図17、図18に示すように、1枚の網戸3を保持するものであるが、載置台側折返し部8が基台10側に設けられている点で第2実施形態の網戸積載用パレット及び積載方法と相違する。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる1枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に当接される。ここで、本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体52が、長手方向が上下方向に向けられている。板状の挟持部本体52の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、上側の当接部材32の裏側には、円柱状をなしロープ7を前後方向に掛けて折返すための挟持部材側折返し部9が設けられている。また、下側の当接部材33の上側には、挟持部材30が当接された際に網戸3の表裏面側にそれぞれロープ7が挿入されて固定される固定部としてのスリット52aが設けられている。
挟持部本体52の上端側に設けられた当接部材32と下端側に設けられた当接部材33とは、基台10の端部と基台10におけるロープ7の固定位置との距離と同等の間隔が隔てられており、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて折り畳まれるように構成されている。ここで、挟持部本体52が折り畳まれない状態にあるときに、挟持部材側折返し部9とロープ7の固定部としてのスリット52aが設けられた部位との互いに近接する方向への移動を規制するための移動規制部52bは、挟持部本体52の上下の当接部材32、33間の部位が相当する。また、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて折り畳まれることにより規制が解除される。載置台折返し部8は、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に設けられている。
1枚の網戸3を基台10のガイド凹部13に沿わせて載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)に差し込む。この状態で網戸3は独立して立たされた状態が維持されている。
第4実施形態の網戸積載用パレット1は、挟持部材30の下端側に設けられている一方のスリット(ここでは前方側のスリット)52aにロープ7の一方の端部を挿入して仮固定し、網戸3の一方の面側(ここでは前面側)に設けられている載置台側折返し部8にて折返させ、網戸3の端部に挟持部材30を広げた状態にて上下の当接部材32、33を当接させ、挟持部材30の上端側に設けられている挟持部材側折返し部9に掛けて網戸3の他方の面側(ここでは後面側)に設けられている載置台側折返し部8にて折返させた後、挟持部材30の下端側に設けられている他方のスリット(ここでは後方側のスリット)52aにロープ7の他方の端部を挿入して仮固定する。
その後、前後のスリット52aにそれぞれ仮固定されているロープ7を外し、ロープ7の両端側を同時に引っ張りつつ挟持部材30が折り畳まれないように移動させ、挟持部材30を基台10上に位置させる。
そして、網戸3の前後面側にてそれぞれ引き出されているロープ7を引っ張って、挟持部材側折返し部9にて折返させながらスリット52aに再び挿入してロープ7を固定する。このとき、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部本体52に固定されることにより、ロープ7の張力は、挟持部本体52の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体52の規制解除部36より下方側の部位とをいずれも網戸3側に引っ張るように作用して上下の当接部材32、33を網戸3に押圧させる。このため、挟持部本体52の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体52の規制解除部36より下方側の部位とは網戸3から離れる方向には移動しにくくなり、不用意に規制解除部36が折り畳まれることはなく、網戸3は挟持部材30と載置台5とにて確実に保持される。
載置台側折返し部8が基台10側に設けられている載置台に載置された1枚の網戸3を保持する変形例の一例として、図19、図20に示すような形態も考えられる。
挟持部材30は、転倒防止凹部22aに差し込まれる1枚の網戸3の、押圧板20とは反対側の端部側に当接される。ここで、本実施形態の挟持部材30が有する長方形の板状をなす樹脂製の挟持部本体52が、長手方向が上下方向に向けられている。板状の挟持部本体52の上端側及び下端側には、網戸3に当接される側に弾性を有する当接部材32、33が設けられている。また、下側の当接部材33の裏側には、円柱状をなしロープ7を前後方向に掛けて折返すための挟持部材側折返し部9が設けられている。また、上側の当接部材32の下側には、挟持部材30が当接された際に網戸3の表裏面側にそれぞれロープ7が挿入されて固定される固定部としてのスリット52aが設けられている。
挟持部本体52の上端側に設けられた当接部材32と下端側に設けられた当接部材33とは、基台10の端部と基台10におけるロープ7の固定位置との距離と同等の間隔が隔てられており、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて折り畳まれるように構成されている。ここで、挟持部本体52が折り畳まれない状態にあるときに、挟持部材側折返し部9とロープ7の固定部としてのスリット52aが設けられた部位との互いに近接する方向への移動を規制するための移動規制部52bは、挟持部本体52の上下の当接部材32、33間の部位が相当する。また、上端側の当接部材32と下端側の当接部材33との中間の規制解除部36にて折り畳まれることにより規制が解除される。載置台折返し部8は、水平方向に並んで設けられたガイド凹部13の間に設けられている。
1枚の網戸3を基台10のガイド凹部13に沿わせて載置させ、押圧板20に設けられた転倒防止部材22の転倒防止凹部22a(図4)に差し込む。この状態で網戸3は独立して立たされた状態が維持されている。
第4実施形態の網戸積載用パレット1は、挟持部材30の上端側に設けられている一方のスリット(ここでは前方側のスリット)52aにロープ7の一方の端部を挿入して仮固定し、網戸3の一方の面側(ここでは前面側)に設けられている載置台側折返し部8にて折返させ、網戸3の端部に挟持部材30を広げた状態にて上下の当接部材32、33を当接させ、挟持部材30の下端側に設けられている挟持部材側折返し部9に掛けて網戸3の他方の面側(ここでは後面側)に設けられている載置台側折返し部8にて折返させた後、他方のスリット(ここでは後方側のスリット)52aにロープ7の他方の端部を挿入して仮固定する。
その後、前後のスリット52aにそれぞれ仮固定されているロープ7を外し、ロープ7の両端側を同時に引っ張りつつ挟持部材30が折り畳まれないように移動させ、挟持部材30を基台10上に配置させる。
そして、1枚の網戸3を基台10のガイド凹部13に沿って載置させ、網戸3の前後面側にてそれぞれ引き出されているロープ7を引っ張って、挟持部材側折返し部9にて折返させながらスリット52aに再び挿入してロープ7を固定する。このとき、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部本体52に固定されることにより、ロープ7の張力は、挟持部本体52の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体52の規制解除部36より下方側の部位とをいずれも網戸3側に引っ張るように作用して上下の当接部材32、33を網戸3に押圧させる。このため、挟持部本体52の規制解除部36より上方側の部位と、挟持部本体52の規制解除部36より下方側の部位とは網戸3から離れる方向には移動しにくくなり、不用意に規制解除部36が折り畳まれることはなく、網戸3は挟持部材30と載置台5とにて確実に保持される。
上記第3実施形態と第4実施形態では、挟持部材30を上下の当接部材32、33の中間にて折り畳まれる構成とし、上の当接部材32の直ぐ下と、下の当接部材33の直ぐ上にロープ7を通して挟持部材30を網戸3側に引っ張ることにより挟持部本体50、52が折り畳まれずロープ7が緩み難い構成としたが、これに限るものではない。例えば、ロープ7が上の当接部材32の上側と、下の当接部材33の下側とを通さなければならない場合には、挟持部本体50、52は折り畳まれ易くなってしまうが、このような場合には、図21に示すような解除防止部54を備えた構成としても良い。解除防止部54は、挟持部本体50、52を幅方向に延出させて形成し、挟持部本体50、52とともに、上下の当接部材32、33の中間にて折り畳まれるとともに、挟持部本体50、52が開かれた状態では、挟持部本体50、52と交差する方向に折り曲げることが可能である。このため、解除防止部54を挟持部本体50、52に対して折り曲げた状態では、解除防止部54と挟持部本体50、52との水平断面がL字状となり、挟持部本体50、52が規制解除部36にて折り畳まれることを防止することが可能である。また、解除防止部54を挟持部本体50,52とほぼ同一平面を形成するように移動させると、規制解除部36にて折り畳むことが可能となる。
上記各実施形態の網戸積載用パレット1によれば、載置面10aに載置された網戸3は、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部材30に固定されることにより挟持部材30と載置台5とに挟持されるとともに押圧面20aに押圧されることにより、立てられた状態を維持しつつ載置台5に固定される。このとき、挟持部材側折返し部9から載置台側折返し部8を経由しているロープ7は、挟持部材側折返し部9及び載置台側折返し部8にて移動自在に折返されているので、挟持部材30側に引っ張った際の張力がバランス良くロープ7に作用され、網戸3を載置台5側に押圧させて確実に固定することが可能である。
また、載置台側折返し部8はあたかも定滑車のごとく作用するので、バランスよくロープ7を掛けることが可能である。
さらに、網戸3は載置台5にて立てられた状態が維持されるので、ロープ7の固定を解いて緩めたとしても、網戸3が倒れることはないため、網戸3の損傷を抑えることが可能である。また、ロープ7を緩めても網戸3は立てられているので、所望の網戸3のみを載置台5から取り出すこと、また、網戸3を載置台5に載置することが容易である。
また、ロープ7を挟持部材30側に引っ張って挟持部材30に固定することとし、ロープ7を引っ張りつつ挟持部材30の位置を調整し、適切な位置にてロープ7を固定するので、ロープ7が緩み難い適切な位置にて容易にロープ7を固定することが可能である。
また、網戸3は、一方の端部7aが固定された載置面10a及び載置台側折返し部8が設けられている押圧面20aと挟持部材30とにより2方向に押圧されるので、より確実に保持することが可能である。
更に、ロープ7の端部7aや載置台側折返し部8が、ガイド凹部13間や転倒防止凹部(ガイド凹部)22a間に設けられているので、網戸(建具)3をガイド凹部13や転倒防止凹部(ガイド凹部)22aに沿わせて載置しても載置台側折返し部8が障害とならないので、容易に建具を載置することが可能である。更に、ガイド凹部間のスペースを利用して載置台折返し部8を設けている為、効率よく(より多くの数量の)網戸3を載置することが可能である。
このとき、載置台側折返し部8を押圧板20側に設ける場合(実施形態1、2)は、挟持部材側折返し部9の高さ位置(上下方向位置)が、ロープ7の端部7aの高さ位置と載置台側折返し部8の高さ位置との間に位置するように配置することで、挟持部材側折返し部9に生じるロープの張力が上下に分散される為、網戸(建具)3を載置台に固定した状態において不用意に挟持部材30が上下にスライド移動することを抑制することが可能である。また、載置台側折返し部8を載置面10a(載置台5)側に設ける場合(実施形態3、4)は、挟持部材側折返し部9の高さ位置(上下方向位置)が、ロープ7の端部7aの高さ位置と載置台側折返し部8の高さ位置との間に位置するように配置することで、ロープ7は緩み難くより確実に網戸3を保持することが可能である。
また、網戸3を保持させるために押圧面20aの転倒防止凹部22aに差し込んだとしても、網戸3に設けられたシール材3bは転倒防止凹部22aと接触しないので、シール材3bが損傷を受けることを防止することが可能である。
また、第1〜第3実施形態の網戸積載用パレット1によれば、挟持部材30は、ロープ7の固定された一方の端部7aと、載置台側折返し部8にて折返されている部位との間にて、折返される挟持部材側折返し部9を有し、この挟持部材側折返し部9があたかも動滑車のごとく作用するので、挟持部材30側にて引っ張る力のほぼ2倍の押圧力を作用させて確実に固定することが可能である。
また、第3及び第4実施形態の網戸積載用パレット1によれば、網戸3から離れる方向に移動されつつ折り畳まれて挟持部材側折返し部9と挟持部材固定部との互いに近接する方向への移動の規制を解除する規制解除部36は挟持部材30の中央側に設けられているので、規制解除部36を網戸3側に引っ張る力を作用させると、規制させた状態を維持させることが可能である。このため、上下方向において、挟持部材側折返し部9と挟持部材固定部との外側にそれぞれ網戸3に当接される当接部材32、33を設けることにより、挟持部材側折返し部9と挟持部材固定部とに作用するロープ7の張力が規制解除部36を網戸3側に引っ張るように作用させることが可能であり、ロープ7が容易に緩まない構造を実現することが可能である。
また、移動規制部50a、52bの中央側に設けられた規制解除部36を網戸3から離れる方向に移動させつつ折り畳むことにより、挟持部材側折返し部9と挟持部材固定部との近接する方向へ移動させることが可能となるので、規制解除部36を操作して容易にロープ7を緩め、網戸3を取り出すことが可能である。特に、網戸3を載置台5との間で挟持する挟持部材30が折り畳まれるので、網戸3を取り出す際には挟持部材は障害とならず網戸3を容易に取り出すことが可能である。
また、第2及び第4実施形態の網戸積載用パレット1によれば、ロープ7は網戸の一方の面側から他方の面側に渡って掛けられているので、1枚の網戸3を確実に保持することが可能である。
また、第1及び第3実施形態の網戸積載用パレット1によれば、複数の網戸3に架け渡された挟持部材30のうちの隣接する2つの網戸3間にロープ7が引き回されて張力が作用されるので、張力をいずれの網戸3にも作用させて複数の網戸3を確実に保持することが可能である。
また、第3実施形態の網戸積載用パレット1によれば、載置台側折返し部8がロープ7の固定されている端部7aに近接させて設けられているので、ロープ7を引っ張った際には挟持部材側折返し部9が、挟持部材30が当接される網戸3の縁部において載置台側折返し部8及びロープ7の固定されている端部7aに最も近い位置、すなわち載置台側折返し部8及びロープ7の固定されている部位に対するほぼ水平位置に移動する。そして、挟持部材側折返し部9にて折返されたロープ7は、挟持部材30が当接される網戸3の上下方向において間隔を隔てて配置された挟持部材側固定部14にて固定されるので、ロープ7は傾斜した状態にて固定されることになる。このため、網戸3は、水平方向及び鉛直方向と傾斜した方向との2方向から押圧されて保持されるので、より確実の保持することが可能である。このとき、挟持部材側折返し部9と前記挟持部材側固定部14とは移動規制部50aにより互いが近接する方向への移動が規制されているので、ロープ7の張力が2方向へ作用する状態が保たれるため、ロープ7が緩むことを防止することが可能である。
また、第4実施形態の網戸積載用パレット1によれば、載置面10aに載置され網戸3は、ロープ7が挟持部材30側に引っ張られて挟持部材30に固定されることにより挟持部材30と載置台5とに挟持されるとともに押圧面20aに押圧されることにより、立てられた状態を維持しつつ網戸3を載置台5に固定することが可能である。このとき、挟持部材側折返し部9から網戸3の表裏面側にてそれぞれ載置台側折返し部8を経由しているロープ7は、挟持部材側折返し部9及び載置台側折返し部8にて折返されているので、挟持部材30側に引っ張った際の張力がバランス良くロープ7に作用されるので、網戸3を載置台5側に押圧させて確実に固定することが可能である。
また、網戸3は転倒防止部材22により載置台5にて立てられた状態が維持されるので、ロープ7の固定を解いて緩めたとしても、網戸3が倒れることはないため、網戸3の損傷を抑えることが可能である。また、ロープ7を緩めても立てられているので、所望の網戸3のみを載置台5から取り出すこと、また、網戸3を載置台5に載置することが容易である。
上記各実施形態においては、載置面10aを基台10の表面及び押圧面20aを押圧板20の表面として説明したが、これに限るものではない。例えば、基台10の表面に断面が波形状をなす板材が敷かれており、波形状の板材の凹部をガイド凹部とする場合には、波形状の板材の表面が載置面となる。また、押圧板20の代わりに、基台上に立接されたパイプでなるフレームにブロック材が設けられており、このブロック材に建具が当接される場合には、このブロック材の表面が押圧面となる。
上記実施形態においては、挟持部材30を、矩形状をなす網戸3の一辺にのみに当接させた例について説明したが、図22に示すように、網戸3の角部にて二辺に当接される挟持部材を用いて網戸3を保持する構成としてもよい。また、挟持部材30は、載置台5に網戸3が載置された状態における網戸3の上端(つまり、載置面10aと対向する側の端面)に当接させて配置してもよい。
また、押圧面20a側に載置台側折返し部8を設けた場合の実施例においては、上下方向に間隔をあけて設けられた転倒防止凹部(ガイド凹部)22aの間に載置台折返し部8を設けたがこれに限らず、水平方向に並んで設けられた転倒防止凹部(ガイド凹部)22aの間に設けても良い。
上記実施形態においては、基台10に対し押圧板20を1枚備えた載置台5を用いた例について説明したが、図23に示すように、載置する建具のサイズに合わせて複数の押圧板20を備えた載置台5を用いても良い。さらに、建具のサイズが小さい場合には、建具を基台10載置する際に押圧板20に向かう方向において複数の建具を直列に配置しても良い。このとき、直列に配置する建具が、例えば網戸3のように外周部に溝部3aを備えている場合には、図24に示すように、異なる網戸3が有する対向する溝部3a同士に、溝部3aの幅より僅かに厚い弾性を有する連結部材56を介在させることにより連結して載置すると、網戸3をより安定させて保持させることが可能である。このように、複数の網戸3が連結部材56により直列に連結されて載置台5と挟持部材30との間に保持されるので、より多くの網戸3を保持させることが可能である。また、網戸3同士を連結する連結部材56は網戸3に設けられている溝部3aに連結部材56が挿入されているだけなので、容易に連結して載置し、また、個々の網戸3を容易に分離させることが可能である。また、幅寸法(図1における左右方向)の異なる複数種類の網戸3(建具)を載置台5に並列的に(つまり、図2における前後方向に並べて)載置する場合において、網戸3の左右寸法の違いにより挟持部材30との間に隙間が生じる網戸に対して連結部材56を取り付けることで、その隙間を埋めることもできる。
また、ロープ7の端部を押圧板20側に固定し、載置台側折返し部8を載置面10a側に設けても構わない。この場合、まず、ロープ7の端部を押圧板20に固定した後、挟持部材側折返し部9に掛けられて折返し、折返されたロープ7を載置台側折返し部8に掛けて折返し、折返されたロープ7を挟持部材30に固定する。
また、上記実施形態においては建具を網戸として説明したが、建具は網戸に限らず、ドアやガラス等の面材が嵌め込まれた障子、面材が嵌め込まれる前の枠組みされた框、障子と躯体等に取り付けられる枠体とを有する建具等であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る網戸積載用パレットの正面図である。 本実施形態に係る網戸積載用パレットの側面図である。 本実施形態に係る網戸積載用パレットの平面図である。 転倒防止凹部材を説明するための平面図である。 第1実施形態の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第1実施形態の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第1実施形態の一変形例の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第1実施形態の一変形例の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第2実施形態の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第2実施形態の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第3実施形態の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第3実施形態の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第3実施形態の第1変形例の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第3実施形態の第1変形例の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第3実施形態の第2変形例を説明するための図である。 第3実施形態の第3変形例を説明するための図である。 第4実施形態の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第4実施形態の網戸積載用パレットを示す正面図である。 第4実施形態の一変形例の網戸積載用パレットを示す斜視図である。 第4実施形態の一変形例の網戸積載用パレットを示す正面図である。 解除防止部の例を示す斜視図である。 挟持部材を網戸の角部に当接させた例を示す正面図である。 複数の押圧板を備えた建具保持装置を示す概念図である。 図3におけるA部の拡大図である。
符号の説明
1 網戸積載用パレット、3 網戸、3a 溝部、3b シール材、5 載置台、
7 ロープ、7a 端部、8 載置台側折返し部、9 挟持部材側折返し部、
10 基台、10a 載置面、13 ガイド凹部、14 挟持部材側固定部、
18 接合部材、20 押圧板、20a 押圧面、22 転倒防止部材、
22a 転倒防止凹部、30 挟持部材、32 当接部材、33 当接部材、
50a 移動規制部、52 挟持部本体、52a スリット、52b 移動規制部、
54 解除防止部、56 連結部材

Claims (13)

  1. 建具が載置される載置面及び前記載置面と交差する面であって前記建具に押圧される押圧面を備え、前記建具を立てられた状態に維持する載置台と、
    前記載置台との間に前記建具を挟んで配置される挟持部材と、
    前記載置台に端部が固定されたロープと、
    前記載置台側にて、前記ロープを掛ける載置台側折返し部と、
    前記挟持部材に設けられ、前記ロープを掛ける挟持部材側折返し部と、
    を有し、
    前記載置台に端部が固定された前記ロープは、前記挟持部材側折返し部から前記載置台側折返し部を経由して前記挟持部材側に引っ張られ、当該挟持部材に固定されることにより前記建具を保持することを特徴とする建具保持装置。
  2. 請求項1に記載の建具保持装置であって、
    前記挟持部材は、前記押圧面と対向するようにして配置され、
    前記ロープの端部は前記載置面側に固定され、
    前記載置台側折返し部は、前記押圧面側に設けられていることを特徴とする建具保持装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建具保持装置であって、
    前記挟持部材側折返し部は、上下方向において、前記載置面側に固定されるロープの端部の位置と前記載置台側折返し部の位置との間に位置していることを特徴とする建具保持装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記ロープの前記載置面に固定された端部は、前記建具の一方の面側に配置され、前記載置台側折返し部は前記建具の他方の面側に配置されていることを特徴とする建具保持装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記挟持部材は、複数の前記建具間に架け渡されて配置され、前記ロープの前記載置面に固定された端部及び前記載置台側折返し部は、前記複数の建具のうちの隣接する2つの建具間に設けられていることを特徴とする建具保持装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記載置面には、載置される前記建具をガイドする複数のガイド凹部が設けられ、
    前記載置面側に固定されるロープの端部は、前記ガイド凹部間に固定されていることを特徴とする建具保持装置。
  7. 建具が載置される載置面及び前記載置面と交差する面であって前記建具に押圧される押圧面を備え、前記建具を立てられた状態に維持する載置台と、
    前記載置台との間に前記建具を挟んで配置される挟持部材と、
    前記建具を保持する為のロープと、
    前記載置台側にて、前記建具を挟むように設けられて前記ロープを掛ける一対の載置台側折返し部と、
    前記挟持部材に設けられ、前記ロープを掛ける挟持部材側折返し部と、
    を有し、
    前記挟持部材に掛けられた前記ロープは、前記建具の表裏面側にてそれぞれ前記載置台側折返し部を経由して前記挟持部材側に引っ張られ、当該挟持部材に固定されることにより前記建具を保持することを特徴とする建具保持装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記載置面及び前記押圧面には、載置される前記建具をガイドする複数のガイド凹部がそれぞれ設けられ、
    前記載置台側折返し部は、前記載置面又は前記押圧面のいずれか一方の前記ガイド凹部間に設けられていることを特徴とする建具保持装置。
  9. 請求項1または請求項8に記載の建具保持装置であって、
    前記挟持部材は、前記押圧面と対向するようにして配置され、
    前記載置台側折返し部は、前記載置面側に設けられ、
    前記挟持部材は、前記挟持部材側折返し部と、前記ロープが固定される挟持部材側固定部とが、上下方向において間隔を隔てて配置され、前記挟持部材側折返し部と前記挟持部材固定部とが近接する方向への移動を規制するための移動規制部を有することを特徴とする建具保持装置。
  10. 請求項9に記載の建具保持装置であって、
    前記移動規制部材は、前記建具から離れる方向に移動されつつ折り畳み可能な構成とし、当該移動規制部材が折り畳まれることで前記挟持部材側折返し部と前記挟持部材固定部との互いに近接する方向への移動の規制が解除されることを特徴とする建具保持装置。
  11. 請求項10に記載の建具保持装置であって、
    前記挟持部材は、前記移動規制部材が折り畳まれることを防止する解除防止部を有することを特徴とする建具保持装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記建具は、前記載置台と前記挟持部材との間に複数挟持され、
    挟持される複数の前記建具は、各々の前記建具の外周部に設けられた溝部が対向するように配置され、対向する前記溝部にそれぞれ挿入される連結部材にて、隣接する建具同士が直列に連結されることを特徴とする建具保持装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の建具保持装置であって、
    前記押圧面には、前記建具の端部が差し込まれて当該建具の転倒を防止する転倒防止部材が設けられ、
    前記転倒防止部材は、前記建具を差し込んだ際に、前記建具の一方の面側に設けられたシール材が非接触状態にて収容される転倒防止凹部を有することを特徴とする建具保持装置。
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