JP2010173716A - 折り畳み式ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の長さのロール製品を収容可能な折り畳み式ラックを提供する。
【解決手段】パレット部100上に仕切り枠受けレール130を配置し、その上に支管受け370を有する移動仕切り枠200を移動自在に配置する。移動仕切り枠200の移動方向に長穴付ガイドレール140を配置し、移動仕切り枠200の底面から延伸するボルトが長穴141を通過して長穴付ガイドレール140のU字溝内部に配置されるナットと嵌合するように構成する。ボルト−ナットを緩めると移動仕切り枠200は自由に移動可能であるが、ボルト−ナットを締め付けると、長穴付ガイドレール140と移動仕切り枠200とが圧接された状態となり、移動仕切り枠200は長穴付ガイドレール140に対して移動不可能な状態となり固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折り畳み式ラックに関し、特に、任意の長さのロール製品を収容し輸送あるいは保管等を行うことが可能なロール製品用の折り畳み式ラックに関する。
従来、ロール製品を輸送あるいは保管等するためのラックとしては、例えばロール製品の支管をパレットの上に設置された側壁パネルの一部を利用して保持する構成のロール製品用ラックが知られている。このロール製品用ラックにおいては、ロール製品を収容しない状態ではラックをできる限りコンパクトなサイズにしておくことが有利なため、折り畳み式でかつ積み重ね可能な構成のものが一般的に用いられている(例えば特許文献1参照)。
一方、ロール製品にも種々の形態のものがあり、また軸方向の長さは様々に異なるものが存在し、異なる長さ(軸方向長さ)のロール製品に対応可能なラックが要望されている。そこで、ロール製品の支管を支える側壁パネルをパレット上に着脱可能にしてその位置を変更できるようにし、同一のラックで複数種類の長さのロール製品に対応できるようにしたラックが開示されている(例えば特許文献2参照)。
特表2003−526579号公報 特開2005−335747号公報
特許文献2に開示されている従来のラックにおいては、側壁パネルをパレットに差し込んだり抜き取ったりして着脱し、その位置を変更するものである。しかしながら、通常、ロール製品は重量のある物品であり、従って、これを支持する側壁パネルも通常はスチール製の頑丈で強固な部材である。従って、この側壁パネルの位置を変更するためには、側壁パネルの両側を各々作業者が保持し、これを抜いたり差したりしなければならなかった。すなわち、側壁パネルの移動は2人掛かり、あるいはもっと多数の作業者でなければできないものであり、面倒で手間のかかる作業だった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、任意の長さのロール製品を収容し輸送あるいは保管等を行うことが可能なロール製品用の折り畳み式ラックであって、収容するロール製品に対応したロール製品の支持部の移動、変更あるいは調整等を、作業者一人でも容易に効率よく行えるような折り畳み式ラックを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の折り畳み式ラックは、パレット部と、被収容物を収容する時は前記パレット部上に対向して立設され、被収容物を収容しない時は各々前記パレット部上に倒置される一対の枠部材と、前記パレット部に設置され、枠部材をスライド移動可能に支持する第1のガイドレールと、前記パレット部に設置され、前記枠部材に圧接されて当該枠部材を移動不能にする状態、又は、前記枠部材と干渉せず当該枠部材を移動可能にする状態となる第2のガイドレールと、前記第2のガイドレールの状態を所望の状態とし、前記枠部材を所望の位置で固定する固定手段とを有する。
好適には、前記第2のガイドレールは、前記枠部材の移動方向に沿って開口が形成されたガイドレールであって、前記固定手段は、前記開口を介して前記第2のガイドレールに係合した係合部材を有し、当該係合部材を介して前記第2のガイドレールと前記枠部材との接触状態を調整することを特徴とする。
また好適には、前記パレット部の前記枠部材がスライド移動する面に、樹脂製の滑り材が配設されていることを特徴とする。
また好適には、前記一対の枠部材の対向する位置に、ロール製品の支管を受ける支管受け部が具備されていることを特徴とする。
本発明によれば、任意の長さのロール製品を収容し輸送あるいは保管等を行うことが可能なロール製品用の折り畳み式ラックであって、収容するロール製品に対応したロール製品の支持部の移動、変更あるいは調整等を、作業者一人でも容易に効率よく行えるような折り畳み式ラックを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の折り畳み式ラックの全体構成を示す図であり、(a)は折り畳み式ラックの平面図(上面図)であり、(b)は折り畳み式ラックの長手方向の側面図であり、(c)は折り畳み式ラックの短手方向の側面図である。 図2は、図1(b)のAの箇所の詳細図である。 図3は、図1(a)のBの箇所における断面図である。 図4は、図1(a)のCの箇所の詳細図である。 図5は、図1(a)のDの箇所における断面図である。 図6は、図5に示した固定部の構成を示す図であり、(a)は固定部の断面図であり、(b)はひし型ナットの状態を説明するための図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態においては、ロール製品を収容し搬送あるいは保管等を行うための折り畳み式ラックであって、任意の長さのロール製品を収容可能な折り畳み式ラックについて説明する。
図1に示すように、折り畳み式ラック1は、パレット部100と、パレット部100の上面に対向配置される一対の移動仕切り枠(枠部材)200を有する。
パレット部100は、折り畳み式ラック1の基台である。パレット部100は、略長方形の平面形状を有し、少なくとも長手方向の側面には、フォークリフトの爪部(フォーク)が差し込まれるリフト用開口101が形成されている。本実施形態においてパレット部100は、ステンレスやアルミニウム等の金属の角材、角筒パイプあるいは断面がU字あるいはL字の棒状部材が溶接等により連結されて形成されているものとするが、樹脂成型により製造された樹脂パレットを有する構成であってもよい。
パレット部100の長方形形状の4隅位置には、支柱部111とガイド板部115を一体的に形成したコーナ金具110が配設されている。
支柱部111は、パレット部100の鉛直方向の主要構成部材であるとともに、折り畳み式ラック1が折り畳まれて段積みされる際の支柱として使用される。従って支柱部111は、折り畳み式ラック1が折り畳まれた状態において、すなわち、後述するように移動仕切り枠200の妻枠310が折り畳まれた状態において、折り畳み式ラック1の中で最も背の高い部材となるように形成されている。支柱部111の下面には、折り畳み式ラック1を段積みする際に下の折り畳み式ラック1の支柱部111の上端部113が挿入あるいは係止可能な凹部が下向きに形成された段積金具112が設置されている。
ガイド板部115は、パレット部100の長手方向の両側面の両端部に配設される板部材であって、移動仕切り枠200の移動を案内する部材である。ガイド板部115は、図2に示すように、パレット部100の上に摺動可能に設置される移動仕切り枠200の基枠210の上面と略同じ高さで、長手方向には移動仕切り枠200の移動範囲を含む長さに設置される。
ガイド板部115の上側の面、すなわち、移動仕切り枠200の基枠210の側面に沿って配置される範囲には、ガイド板部115の略全範囲にわたる細長い開口であるガイド孔116が形成されている。ガイド孔116には、移動仕切り枠200の基枠210の側面の両端部に設置されている2つの滑り用ボルト・ナット221、及び、その間に設置されている補強材係止用ボルト・ナット222が摺動可能に嵌合される。これにより、移動仕切り枠200の基枠210は、パレット部100と連結した状態とされるとともに、パレット部100の上面に対して平行な状態が常に維持されることとなる。また、移動仕切り枠200の滑り用ボルト・ナット221の移動範囲がガイド板部115のガイド孔116の範囲に制限されることにより、移動仕切り枠200の移動範囲が規定される。
パレット部100の上面には、図1(a)に示すように、移動仕切り枠200を移動自在に支持する仕切り枠受けレール(第1のガイドレール)130、及び、移動仕切り枠200を任意の位置に固定するための長穴付ガイドレール(第2のガイドレール)140が設置される。仕切り枠受けレール130及び長穴付ガイドレール140は、対向配置される一対の移動仕切り枠200に対応してパレット部100の長手方向の両端部に各々設置される。
仕切り枠受けレール130は、パレット部100の短手方向の両端及び中央に、各々パレット部100の長手方向に沿って設置される。すなわち、仕切り枠受けレール130は、パレット部100の長手方向の両端部に各々3本設置される。また、長穴付ガイドレール140は、3本の仕切り枠受けレール130の略中間の位置に、各々パレット部100の長手方向に沿って設置される。すなわち、長穴付ガイドレール140は、パレット部100の長手方向の両岸部に各々2本設置される。従って、1基の移動仕切り枠200は、両端部及び中央の仕切り枠受けレール130、及び、3本の仕切り枠受けレール130の略中央に配される2本の長穴付ガイドレール140により移動可能に支持されることとなる。
仕切り枠受けレール130及び長穴付ガイドレール140を設置する範囲、すなわち仕切り枠受けレール130及び長穴付ガイドレール140の長さは、パレット部100の両端部の各々において、移動仕切り枠200を移動させる範囲である。従ってその範囲は、折り畳み式ラック1において収容しようとするロール製品の長さによって決められる。
仕切り枠受けレール130は、通常、金属製の棒状部材であるが、金属製の棒状部材の表面に滑り樹脂板を貼着した構成であることが好ましい。図5に示すように、この仕切り枠受けレール130に対して、移動仕切り枠200の底面に設置された後述する摺動凸部230が当接する状態で、移動仕切り枠200が載置される。滑り樹脂板を介在させることにより、移動仕切り枠200の摺動凸部230は、低い摩擦抵抗でスムースに仕切り枠受けレール130上を摺動(スライド移動)することができる。また、摺動に際して金属同士が擦れ合って金属粉等が生じるのを防ぐことができる。
長穴付ガイドレール140は、図1(a)、図3及び図6に示すように、その長手方向に長穴141が形成された断面U字の金属製棒状部材である。長穴付ガイドレール140に対しては、図6に示すように、移動仕切り枠200の中間支柱215から延伸するボルト(レバー付ボルト241)が、長穴141を通過してU字溝内部に配置されるナット(ひし形ナット242)と嵌合するように構成される。このような構成においては、ボルト−ナットが緩められた状態ではナット242は長穴付ガイドレール140のU字溝内部を自由に移動可能であり、移動仕切り枠200は長穴付ガイドレール140に対して自由に移動可能である。一方、ボルト−ナットが締め付けられると、その締め付けられる力がナット242を介して長穴付ガイドレール140に作用し、長穴付ガイドレール140と移動仕切り枠200とが圧接された状態となり、移動仕切り枠200は長穴付ガイドレール140に対して移動不可能な状態となる。すなわち、移動仕切り枠200の位置が固定されることになる。長穴付ガイドレール140は、このような作用により移動仕切り枠200の位置を固定するガイドレールである。
移動仕切り枠200は、ロール製品の両端部においてロール製品の支管を支持することによりロール製品を保持する。折り畳み式ラック1においては、図1(a)に示すように、同一構成の2つの移動仕切り枠200が、パレット部100の長手方向両端部に、その長手方向に移動可能に設置されている。各移動仕切り枠200は、前述したようにパレット部100の長手方向の両端部に設置される仕切り枠受けレール130に支持されて設置される。
移動仕切り枠200は、基枠210と、基枠210上に傾倒可能に立設される妻枠(立設枠)310を有する。
基枠210は、図1(a)に示すように、パレット部100の短手方向を長手方向とする長方形形状の枠部材である。
基枠210は、パレット部100の内部側にパレット部100の短手方向に配置される内側枠211、内側枠211の対辺としてパレット部100の外側に配置される外側枠212、基枠210の短手方向(パレット部100の長手方向)の両側に配置されて内側枠211と外側枠212の両端部を各々連結する2本の側部枠213、基枠210の長手方向の中央部で内側枠211と外側枠212とを連結する中央支柱214、及び、中央支柱214と両側の側部枠213の略中央部に配置されて内側枠211と外側枠212とを連結する2本の中間支柱215を有する。
基枠210の4箇所の各角部、及び、内側枠211及び外側枠212の中央部の計6箇所(図1(a)の図面左側に小円Eで囲んだ箇所)の底面には、移動仕切り枠200を仕切り枠受けレール130上にスライド移動可能に載置する摺動凸部230(図5参照)が形成されている。
摺動凸部230は、図5に示すように、基枠210の枠部材に埋設されたポップナット231に対して、ボルト232により摺動部材233を固定することにより形成される。摺動部材233としては、金属材料でもよいし、樹脂であってもよく、金属の表面に樹脂を貼着させたものでもよい。
移動仕切り枠200は、基枠210の6箇所の摺動凸部230がパレット部100の上面に設置された3本の仕切り枠受けレール130上に載置されることにより、パレット部100上にスライド移動可能に設置される。
また、図4に示すように、基枠210の2本の中間支柱215の略中央部には、移動仕切り枠200をパレット部100に対して固定する固定部(固定手段)240が設置されている。
固定部240は、図6(a)に示すように、中間支柱215の表面からレバー付ボルト241が長穴付ガイドレール140の長穴141を通過して長穴付ガイドレール140のU字溝内部に差し込まれ、長穴付ガイドレール140のU字溝内部においてひし形ナット242と嵌合されているものである。ひし形ナット242は、長穴付ガイドレール140のU字溝内部に図6(B)に示すように回転不能に収容されており、レバー付ボルト241が回動された時に、レバー付ボルト241の軸とともに回転することが防止される構成となっている。
このような構成において、レバー付ボルト241とひし形ナット242とが締め付けられると、前述したように、その締め付けられる力がひし形ナット242を介して長穴付ガイドレール140に作用し、長穴付ガイドレール140と移動仕切り枠200とが圧接された状態となる。その結果、移動仕切り枠200は長穴付ガイドレール140に対して移動不可能な状態となる。
なお、長穴付ガイドレール140と中間支柱215との間にはスペーサ243を介在させているので、レバー付ボルト241を締め付け過ぎた場合にも中間支柱215あるいは長穴付ガイドレール140が変形することが防止される。
また、レバー付ボルト241とひし形ナット242とが緩められた状態では、長穴付ガイドレール140と中間支柱215とは実質的に干渉しない状態となり、またひし形ナット242は長穴付ガイドレール140のU字溝内部を自由に移動可能な状態となり、移動仕切り枠200は長穴付ガイドレール140に対して移動可能となる。
なお、レバー付ボルト241を緩めた時には、図5(b)の矢印の方向にひし形ナット242が回転される。ひし形ナット242の回転は長穴付ガイドレール140のU字溝の壁面により制限されるものの、この回転によりひし形ナット242は長穴付ガイドレール140のU字溝内部において溝の方向に沿って移動し易い姿勢とされる。従って、レバー付ボルト241を緩めた時には、移動仕切り枠200は仕切り枠受けレール130及び長穴付ガイドレール140に沿って容易に移動可能な状態となる。
妻枠310は、基枠210と同じくパレット部100の短手方向を長手方向とする略長方形の枠部材であり、基枠210の外側枠212の上に傾倒可能に立設される。妻枠310は、図1(c)に示すように、上枠311、下枠312、側部枠313及び中間支柱315を有する。また、妻枠310の上枠311上部には、支管受け支持枠373を介してロール製品の支管を受ける支管受け370が設置されている。妻枠310の側部枠313は、上枠311との連結位置からさらに上部に延伸して支管受け支持枠373の端部と連結しており、支管受け370を支持する。
支管受け370には、支管を受ける凹部371が形成されている。凹部371を両側で支持する支管受け支持枠373には、凹部371の上方開口を開閉するとともに、凹部371にロール製品の支管を配置した時にその支管の上部を押える支管押え372が設置されている。
支管押え372は、棒状の部材であって、一方の端部が一方の支管受け支持枠373に回動自在に取り付けられており、他方の端部(自由端)は他方の支管受け支持枠373に設置された係止手段に係止されるようになっている。従って、凹部371にロール製品の支管をセットする場合には、支管押え372の自由端側の係止は解除され、凹部371の上方開口は開いた状態とされる。そして、凹部371にロール製品の支管をセットしたら、支管押え372を凹部371の上部を塞ぐように回動させ、自由端側を他方の支管受け支持枠373に設置された係止手段により係止する。これにより、凹部371の上部が閉塞した状態となるとともに、支管押え372によりロール製品の上部が移動不能に押えられた状態とされ、ロール製品の支管は支管受け370により確実に支持される。
なお、凹部371の内面には、必要に応じてゴム等の緩衝部材が設けられる。
基枠210と妻枠310とは、基枠210の外側枠212と妻枠310の下枠312とが上下に並び重ねられて配置され、その内側の接触辺を回転軸として妻枠310が基枠210に対して回動可能なように蝶番218により連結されている(図1(a)及び図2参照)。これにより、妻枠310は、基枠210の外側枠212の上に立設された状態と、折り畳み式ラック1の内側に向けて基枠210の上に傾倒された状態、すなわち折り畳まれた状態とに変形可能となる。
妻枠310の側部枠313の外側面には、図1(b)及び図2に示すように、細長い薄板状の倒れ防止補強材320が設置されている。倒れ防止補強材320は、一方の端部が妻枠310の側部枠313に回動自在に取り付けられており、自由端となる他方の端部には係止溝321が形成されている。図2に示すように、妻枠310を基枠210上に立設した状態において倒れ防止補強材320の係止溝321は、基枠210の側面に設置され、パレット部100のコーナ金具110のガイド板部115のガイド孔116を介して外部に突出している補強材係止用ボルト・ナット222に係合するようになっている。そして、妻枠310の倒れ防止補強材320の係止溝321が基枠210の補強材係止用ボルト・ナット222に係合した状態においては、倒れ防止補強材320が支持部材となって妻枠310が基枠210上に立設された状態が強固に維持される。換言すれば、妻枠310が基枠210に対して回動する事態、すなわち倒れる事態が防止される。
本実施形態において倒れ防止補強材320の妻枠310の側部枠313に対する取り付け位置は、図2に示すように、立設している側部枠313の外側となっている。すなわち、側部枠313の外部に図示せぬ軸回転可能な支持手段が設けられており、これに倒れ防止補強材320の一方の端部の回転軸が支持される形態となっている。
このような構成としておくことにより、妻枠310を基枠210の上に傾倒した時に、倒れ防止補強材320がコーナ金具110のガイド板部115等と干渉するのを防ぐことができ、折り畳み式ラック1をコンパクトに安定した状態に折り畳むことができる。
また、図3に示すように、妻枠310の中間支柱315の外側及び基枠210の外側枠212の対応する位置には、妻枠310の下枠312の外側が基枠210の外側枠212の外側から内側に倒れないようにこれを係止する係止具350が設置されている。本実施形態において係止具350は、基枠210の外側枠212の外面に設置されたフック250に矩形リングを係止して妻枠310側に引っ張り係止するキャッチクリップである。倒れ防止補強材320と同様にこのキャッチクリップ350においても、妻枠310は、倒れることなく基枠210上に立設された状態が強固に維持される。
このような構成の折り畳み式ラック1の使用方法について説明する。
まず、折り畳み式ラック1にロール製品を収容する方法について説明する。
例えば図1(c)に示すように移動仕切り枠200が設置されている場合に移動仕切り枠200の位置を移動するためには、まず、移動仕切り枠200の固定部240のレバー付ボルト241(図3〜図6参照)を緩め、移動仕切り枠200の基枠210の中間支柱215が長穴付ガイドレール140に圧接している状態を解除する。これにより、移動仕切り枠200は仕切り枠受けレール130上をパレット部100の長手方向に移動可能となる。すなわち、作業者が移動仕切り枠200に押すあるいは引く等の力を加えることにより、移動仕切り枠200の基枠210の摺動凸部230が仕切り枠受けレール130の上をスライド移動し、移動仕切り枠200が移動される。
移動仕切り枠200を、収容するロール製品の長さに対応した適切な位置に移動したら、固定部240のレバー付ボルト241を締め付ける。その結果、移動仕切り枠200の基枠210の中間支柱215が長穴付ガイドレール140に圧接することとなり、移動仕切り枠200はパレット部100に固定される。
対向する2個の移動仕切り枠200の位置をこのようにして決定し、移動仕切り枠200の位置に固定したら、ロール製品を支管受け370(図1(c)参照)に載置し、支管押え372を閉じる。これにより、ロール製品は折り畳み式ラック1に収容され、搬送可能な状態となる。
次に、折り畳み式ラック1に収容したロール製品を取り出し、さらに折り畳み式ラック1を折り畳む方法について説明する。
まず、支管受け370の支管を押えた状態を解除することにより、ロール製品は取り出し可能となる。
ロール製品を取り出したら、移動仕切り枠200のキャッチクリップ350による妻枠310と基枠210との係止を解除する。また、倒れ防止補強材320の補強材係止用ボルト・ナット222との嵌合を解除する。その結果、妻枠310は基枠210に対して蝶番218により回動自在となるので、妻枠310を内側に、すなわち基枠210の側に倒し、最終的に基枠210の上に略重ねた状態とする。
なお、妻枠310を倒す前に、移動仕切り枠200全体の位置を折り畳み式ラック1の両端部に移動させる等しておいてもよい。その方法は、前述した移動仕切り枠200の移動方法と同じである。
このようにして対向する2つの移動仕切り枠200の妻枠310を内側に傾倒することにより、折り畳み式ラック1の折り畳みは完了する。
このように、本実施形態の折り畳み式ラック1においては、収容しようとするロール製品の長さに応じた任意の位置に、移動仕切り枠200の位置、すなわち、支管受け370の位置を変更することができるので、1つのコンテナで任意の長さのロール製品に対応することができる。
また、移動仕切り枠200がスライド移動により位置を変更可能に構成されているので、移動仕切り枠200の移動は容易に行え、作業者一人でも簡単に行うことができる。
また、移動仕切り枠200は、ガイド板115によりパレット部100の長手方向にのみ移動するように案内されているので、その点においても移動仕切り枠200の移動は一層簡単に行うことができる。
また、移動仕切り枠200の固定及び固定の解除は、固定部240のレバー付ボルト241を締め付ける、あるいは、緩めるだけで行えるので、非常に簡単に行うことができる。
また、折り畳み式ラック1は、不要な時は折り畳んで段積みしておくことができるので、コンテナの回送や保管を効率よく行える。
また、折り畳み式ラック1の折り畳みは、倒れ防止補強材320とキャッチクリップ350の係止を解除するのみで行え、非常に簡単に行える。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、前述した実施形態における移動仕切り枠200の基枠210及び妻枠310の各枠部材や支持部材の配置、構成及び数等は任意でよい。
また、固定部240、倒れ防止補強材320及びキャッチクリップ350等の構成も、本実施の形態に限られるものではなく任意でよい。
また、ロール製品としては、特に限定されず、例えば磁気テープ、液晶用フィルム、金属箔、各種フィルムシート、織物などの、支管の回りに巻回してあるものなどが例示される。
また、本発明の折り畳み式ラックは、コンテナ等の内部に収容する内部ラックとして実現してもよい。そのような形態においては、そのコンテナも本発明の範囲である。
本発明は、例えば磁気テープ、液晶用フィルム、金属箔、各種フィルムシート、織物などのロール製品の収容、保管、搬送等が必要な種々の分野において利用可能である。
1…折り畳み式ラック
100…パレット部
101…リフト用開口
110…コーナ金具
111…支柱部
112…段積金具
113…上端部
115…ガイド板部
116…ガイド孔
130…仕切り枠受けレール
140…長穴付ガイドレール
141…長穴
200…移動仕切り枠
210…基枠
211…内側枠
212…外側枠
213…側部枠
214…中央支柱
215…中間支柱
218…蝶番
221…滑り用ボルト・ナット
222…補強材係止用ボルト・ナット
230…摺動凸部
231…ポップナット
232…ボルト
233…摺動部材
240…固定部
241…レバー付ボルト
242…ひし形ナット
243…スペーサ
250…フック
310…妻枠(立設枠)
311…上枠
312…下枠
313…側部枠
315…中間支柱
320…倒れ防止補強材
321…係止溝
350…キャッチクリップ(係止具)
370…支管受け
371…凹部
372…支管押え

Claims (4)

  1. パレット部と、
    被収容物を収容する時は前記パレット部上に対向して立設され、被収容物を収容しない時は各々前記パレット部上に倒置される一対の枠部材と、
    前記パレット部に設置され、枠部材をスライド移動可能に支持する第1のガイドレールと、
    前記パレット部に設置され、前記枠部材に圧接されて当該枠部材を移動不能にする状態、又は、前記枠部材と干渉せず当該枠部材を移動可能にする状態となる第2のガイドレールと、
    前記第2のガイドレールの状態を所望の状態とし、前記枠部材を所望の位置で固定する固定手段と
    を有する折り畳み式ラック。
  2. 前記第2のガイドレールは、前記枠部材の移動方向に沿って開口が形成されたガイドレールであって、前記固定手段は、前記開口を介して前記第2のガイドレールに係合した係合部材を有し、当該係合部材を介して前記第2のガイドレールと前記枠部材との接触状態を調整することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式ラック。
  3. 前記パレット部の前記枠部材がスライド移動する面に、樹脂製の滑り材が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式ラック。
  4. 前記一対の枠部材の対向する位置に、ロール製品の支管を受ける支管受け部が具備されていることを特徴とするロール製品用の前記請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳み式ラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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