JP3184000U - ロール製品用ラック - Google Patents

ロール製品用ラック Download PDF

Info

Publication number
JP3184000U
JP3184000U JP2013001760U JP2013001760U JP3184000U JP 3184000 U JP3184000 U JP 3184000U JP 2013001760 U JP2013001760 U JP 2013001760U JP 2013001760 U JP2013001760 U JP 2013001760U JP 3184000 U JP3184000 U JP 3184000U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch pipe
branch
roll product
base material
presser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013001760U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 中津井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Zeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeon Corp filed Critical Zeon Corp
Priority to JP2013001760U priority Critical patent/JP3184000U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3184000U publication Critical patent/JP3184000U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract


【課題】 支管の径の異なるロール製品でも共通的に使用することのできるロール製品用ラックを提供する。
【解決手段】支管押え部材40の設置面40aの異なる高さ位置に設置孔41a,41bを形成する。径の太い支管22を保持する場合は、低い位置の設置孔41aを用いて支管押え部材40を支管押え基材34に設置し支管押え面40bの設置位置を高くする。径の細い支管22を保持する場合は、高い位置の設置孔41bを用いて支管押え部材40を支管押え基材34に設置し支管押え面40bの設置位置を低くする。
【選択図】 図5

Description

本考案は、ロール製品用ラックに関し、特に、支管の径の異なるロール製品でも共通的に使用することのできるロール製品用ラックに関する。
ロール形状である程度の重量物であるロール製品を輸送あるいは保管等するための組み立て式ラックとして、例えばロール製品の支管を、パレット上に装着された端壁パネルの一部を利用して保持するように構成されたロール製品用ラックが知られている。ロール製品は、通常、両側に突出している支管端部を端壁パネルに設置されている支管受けに載置し、さらに支管端部が振動等により移動しないように支管押えにて押さえられて、パレット上に収容、保持される。
ロール製品用ラックにおいては、使用しない時はできる限りコンパクトにしておくことが有利であるため、折り畳み式で且つ積み重ね可能なものが一般的に用いられている(例えば特許文献1参照)。
また、1つのロール製品用ラックで異なる軸方向長さのロール製品を輸送あるいは保管等したいという要望もあり、ロール製品の支管を支持する支管受けが設置されている一対の端壁パネルの軸方向位置を移動可能とし、これにより異なる軸方向長さのロール製品を1つのラックで収容できるようにしたロール製品用ラックも提案されている(例えば特許文献2参照)。
特表2003−526579号公報 特開2005−335747号公報
ところで、異なる軸方向長さのロール製品を1つのラックで収容する場合、収容対象のロール製品において、その支管の軸方向長さが異なるだけであれば、前述したように支管受け及び支管押えが設置されている端壁パネルの軸方向の位置をずらせば良いが、ロール製品によっては、支管の長さとともにその径も異なるものもある。ロール製品を安全に収容して搬送等する場合には、支管受けに載置された支管を適切に保持する必要があり、そのために支管受けや支管押えは支管の径に適応した規格、サイズである必要があり、支管の軸方向長さとともに支管の径も異なる場合には、単に端壁パネルの位置をずらしただけでは対応できない。従って、軸方向長さは対応していていも、径のサイズが対応していないために、別のロール製品用ラックを使用しなければならないという状況が生じる場合があった。
具体的には、前述した特許文献2に記載のロール製品用ラックにおいては、支管受けはV字形状の支管受けを使用しているため、多少の支管の径の相違には対応できるが、支管押え(特許文献2においては、支管押え基材及び緩衝材により構成されている)はその配置が決まっているため、載置するロール製品の支管の径が変わると、これを適切に押さえて支持することができなくなっていた。従って、そのようなロール製品用ラックでは、支管の長さとともに支管の径も異なるような複数のロール製品を収容することはできない。
本考案は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、支管の径の異なるロール製品でも共通的に使用することのできるロール製品用ラックを提供することにある。
前記課題を解決するために、本願考案のロール製品用ラックは、パレットと、前記パレット上に対向して立設される一対の枠組み材と、前記一対の枠組み材の対向する位置に各々設置され、収容されるロール製品の支管を受ける一対の支管受けとを有し、前記支管受けは、前記支管が載置される、断面が略V字形状の支管載置部と、前記ロール製品を収容する場合であって前記支管載置部に前記支管を収容する場合、及び、前記ロール製品を取り出す場合であって前記支管載置部から前記支管を取り出す場合においては前記支管載置部の上部開口を開放する位置に配置され、前記ロール製品を収容した場合であって前記支管載置部に前記支管が配置された状態においては前記支管載置部の上部開口を閉塞する位置に保持される支管押え基材と、前記支管押え基材に形成された係合受部に係合部を係合させることにより前記支管押え基材に装着され、前記支管押え基材が前記支管載置部の前記上部開口を閉塞する位置に保持された状態において、下部の支管押え部が前記支管載置部に載置された前記支管の上部に当接し当該支管の移動を規制する支管押え部材とを有し、前記支管受けの前記支管押え部材には、前記支管押え基材の前記係合受部に係合させる前記係合部を変更することにより前記支管の上部に当接し当該支管の移動を規制する前記支管押え部の上下方向の位置が変更されるように、前記支管押え基材の前記係合受部に係合可能な前記係合部が上下に複数形成されていることを特徴とするものである。
好適には、本考案のロール製品用ラックにおいては、前記支管押え基材には、前記係合受部として開口が形成されており、前記支管押え部材には、上下の異なる位置に、前記支管押え基材の前記開口と接続可能な開口が、前記係合部として複数形成されており、
前記支管押え部材は、前記係合部としての前記開口を前記支管押え基材の前記係合受部としての前記開口に接続させた状態で、連通する当該開口にピン状係止部材を貫通させることにより前記支管押え基材に装着されることを特徴とする。
本考案によれば、支管の径の異なるロール製品でも共通的に使用することのできるロール製品用ラックを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係るロール製品用ラックの側面図である。 図2は、図1に示したロール製品用ラックの正面図である。 図3は、図1に示したロール製品用ラックの枠組み材の正面図である。 図4は、図1に示したロール製品用ラックのパレットの平面図である。 図5は、図1に示したロール製品用ラックの支管受け部分の斜視図である。 図6は、図5に示した支管受けの支管押え基材に形成された支管押え部材設置孔41の構成を示す図である。 図7は、図5に示した支管受けの支管押え部材の構造を示す図である。
本考案の一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るロール製品用ラック2は、ロール製品20を収容して搬送又は保管等するために用いるラックである。
ロール製品用ラック2は、下端部にパレット4を有する。パレット4の4つの側部には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用凹部6が形成してある。また、パレット4の上面には、ロール製品用ラック2の底板8が載置される。
図4に示すように、パレット4は、略長方形の平面形状を有する。パレット4の長手方向の両端部には、図1及び図2に示すように、それぞれ枠組み材11がパレット4の上面に対して略垂直に装着される。各枠組み材11は、支管受け13が設置された端壁パネル12の両側に支柱10が固定された構成である。枠組み材11の幅は、パレット4の短手方向幅と略同じである。
図3に示す枠組み材11の支柱10の下端部10aは、図4に示すパレット4の四隅にそれぞれ形成してある一対の差込孔70a,70bのいずれかに挿入され、端壁パネル12を含む枠組み材11がパレット4の上に垂直方向に着脱自在に取り付けられる。
パレット4の上面の四隅には、それぞれコーナー金具50が設置してある。図4に示すように、各コーナー金具50は、四隅に位置する一対の差込孔70a,70bを囲むように形成してある。差込孔70a,70bのうち、四隅側の差込孔70aに対応する位置の外側(パレット4の長手方向の外側)には、折り畳み時用連結ロッド受け部52が形成されている。折り畳み時用連結ロッド受け部52には、後述するように、使用前又は使用後の連結ロッド60の端部が差し込まれるようになっている。
各コーナー金具50のパレット4の上面からの高さは、パレット4から一対の枠組み材11を取り外して、底板8の上面に横置きにして折り畳んだ状態の厚みよりも高くなるように規定されている。また、コーナー金具50の上には、別のロール製品用ラック2のパレット4の底部が載せられるように構成してある。
図1〜図3に示すように、枠組み材11の支柱10の上部には、連結ロッド60の両端部が着脱自在に取り付けられる組み立て時用連結ロッド受け部62が形成してある。連結ロッド60は、ロール製品用ラック2が組み立てられた状態において、対向する一対の枠組み材11の対向する各支柱10の上部外側を連結する部材であり、組み立て時用連結ロッド受け部62は、ロール製品用ラック2が組み立てられた時にその連結ロッド60の端部が嵌入される構成部である。
連結ロッド60は、軸方向長さを可変に構成してある。すなわち、連結ロッド60は、図示しないが、真っ直ぐな角パイプで構成してある連結パイプと、その連結パイプの一端に固定してあるL字状の第1棒材と、連結パイプの他端の内部に入り込み、連結パイプに対して軸方向移動自在に取り付けられるL字状の第2棒材とを有する。連結パイプの他端内部に入り込んでいる第2棒材には、その長手方向に沿って、例えば2カ所に取り付け孔が形成してある。連結パイプの他端からの第2棒材の突出長さを調節し、いずれかの取り付け孔を選択してボルト等により第2棒材を連結パイプの他端に接続することで、連結ロッド60の長さを調節することができる。
図1は、図3に示す端壁パネル12の支柱10の下端10aが、図4に示すパレット4の四隅に形成してある内側の差込孔70bに挿入された形態を示している。短く調節された連結ロッド60は、各端部が支柱10の組み立て時用連結ロッド受け部62の内部に嵌合され、対向する支柱10を相互に上端部で連結している。
枠組み材11の支柱10の高さは、ロール製品用ラック2の内部に収容されるロール製品20の直径よりも大きく設定される。図2、図3及び図5に示すように、端壁パネル12の上端部中央には、ロール製品20の軸方向両端部から飛び出ている支管22の荷重を受ける支管受け13が設置されている。支管受け13は、支管22が実際に載置される受け溝14を有する。また、各端壁パネル12の外側下方には、パネル両側の支柱10を連結するように補強用棒材16が配置してあり端壁パネル12を補強している。
図5に示すように、支管受け13において、枠組み材11の端壁パネル12の上端縁及び受け溝14の周囲縁には、フランジ部30が形成してあり、それらの縁を補強している。受け溝14の底は、断面が略V字形状の凹部になっており、その部分には、緩衝材32が装着してある。緩衝材32は、例えばゴム材で構成され、ロール製品20の支管22の下部が直接に接触し、その荷重を受けることになる。
受け溝14の底から下方に位置する補強用棒材16の中央上部には、軸方向ストッパ部材18が固定してある。軸方向ストッパ部材18の上端部は、受け溝14の中間部付近に達するように構成されており、ロール製品20がロール製品用ラック2に収容された場合に、受け溝14に載置された支管22の端部に接触し、支管22が受け溝14から外側に飛び出し移動することを制限する。また、軸方向ストッパ部材18は、図示のごとく最上部が外側に傾斜あるいは外側に湾曲した形状に構成されており、受け溝14にロール製品20の支管22を載置する場合に、支管22が軸方向の適切な位置に案内される構成となっている。なお、ストッパ部材18の内側(支管に接触する側)にも、緩衝材32を装着しても良い。
受け溝14の上部開口端には、受け溝14を開閉するとともに、支管22の上方移動を制限する支管押え部材40が設置された支管押え基材34が、端壁パネル12に対して回動軸36を中心として矢印A方向に回動自在に装着してある。支管押え基材34は、受け溝14の上部開口端の幅よりも長い細長い形状を持ち、端壁パネル12に対して回動軸36を中心として矢印A方向に回動することで、受け溝14の上部開口端を開閉するようになっている。
支管押え部材40は、支管押え基材34の長手方向の略中央部に設置され、受け溝14に載置されたロール製品20の支管22の上方移動を制限する。支管押え部材40は、図7に示すように、設置面40aと、設置面40aに略垂直に形成された支管押え面40bとを有する断面L字状の部材である。
設置面40aは、支管押え基材34の外側面に接面されて支管押え部材40を支管押え基材34に設置する面である。
支管押え面40bは、設置面40aが支管押え基材34の外側面に接面されて支管押え部材40が支管押え基材34に設置された場合に、設置面40aの下縁から水平に、すなわちロール製品20が載置された場合に支管22の上周面に平行に、ロール製品用ラック2の内側方向に延伸する面である。支管押え面40bの下面には、ロール製品20が載置された場合に支管22の上部に接触し、支管22が受け溝14から上方に移動することを制限する緩衝材42がビス43により固定してある。緩衝材42は、緩衝材32と同様の材質である。
支管押え部材40の設置面40aには、異なる高さ位置に各々2つの設置孔41a,41bが形成されている。また、これら各2つの設置孔41a,41bは図示のごとく、支管押え部材40(支管押え基材34)の長手方向に対して、相対的に設置孔41bが内側(上下方向に対して上側)で設置孔41aが外側(上下方向に対して下側)に形成されている。支管押え部材40は、設置孔41a又は設置孔41bのいずれかを用いて、ボルトあるいはビス等の螺子手段により支管押え基材34の外側側面に設置される。
そのために、支管押え基材34の外側側面中央部には、図6に示すように、支管押え部材設置孔35が形成されている。支管押え部材設置孔35は、計4つのボルト用孔あるいは螺子穴により構成される。これら4つの支管押え部材設置孔35の長手方向の配置は、支管押え部材40の設置面40aにおける設置孔41a,41bの長手方向の配置と同じである。そして、支管押え部材設置孔35においては、外側の2つの支管押え部材設置孔35aか、内側の2つの支管押え部材設置孔35bかのいずれかが用いられて、支管押え部材40が支管押え基材34に設置される。
すなわち、支管押え部材40の外側の設置孔41a(係合部)に螺子手段(ピン状係止手段)が嵌挿された場合、支管押え基材34の外側の支管押え部材設置孔35a(係合受部)においてこれを受け、支管押え部材40が支管押え基材34に設置される。また、支管押え部材40の内側の設置孔41b(係合部)に螺子手段(ピン状係止手段)が嵌挿された場合、支管押え基材34の内側の支管押え部材設置孔35b(係合受部)においてこれを受け、支管押え部材40が支管押え基材34に設置される。
図7を参照して前述したように、支管押え部材40側の設置孔41においては、設置孔41aと設置孔41bとで高さ方向の位置が異なるので、設置孔41aと設置孔41bのいずれの設置孔41に螺子手段を嵌挿して支管押え部材40を支管押え基材34に設置するかによって、支管押え部材40の設置高さが異なることになる。
すなわち、支管押え部材40の設置面40aの外側(上下方向に対して下側)の設置孔41aに螺子手段が嵌挿されて支管押え部材40が支管押え基材34に設置された場合には、支管押え部材40の支管押え面40bの設置位置は高くなり、受け溝14及び支管押え面40bにより規定されるロール製品20の支管22の保持空間、換言すれば受け溝14及び支管押え面40bに内接する管の径は大きくなる。その結果、ロール製品用ラック2は、相対的に径の太い支管22を有するロール製品20を収容できることとなる。
一方、支管押え部材40の設置面40aの内側(上下方向に対して上側)の設置孔41bに螺子手段が嵌挿されて支管押え部材40が支管押え基材34に設置された場合には、支管押え部材40の支管押え面40bの設置位置は低くなり、受け溝14及び支管押え面40bにより規定されるロール製品20の支管22の保持空間、換言すれば受け溝14及び支管押え面40bに内接する管の径は小さくなる。その結果、ロール製品用ラック2は、相対的に径の細い支管22を有するロール製品20を収容することとなる。
支管押え基材34の回動先端側には、止め金具受け部38が固定してある。この止め金具受け部38には、枠組み材11の端壁パネル12に設置されている止め金具39が着脱自在に連結される。止め金具39が止め金具受け部38に連結された状態では、支管押え基材34が受け溝14の上部開口端を閉じており、支管押え基材34の両端とも端壁パネル12に固定され、矢印A方向への回動移動が制限され、ロール製品20の支管22は支管押え部材40により抑えられて受け溝14内にしっかりと固定される。
また、止め金具39が止め金具受け部38から外された状態では、支管押え基材34は、矢印A方向への回動移動が可能になり、支管22は、すなわちロール製品20は、ロール製品用ラック2から取り外し可能となる。
このような構成のロール製品用ラック2の使用形態について説明する。
ロール製品用ラック2を使用してロール製品20を搬送又は保管する場合には、まず、パレット4の上に折り畳まれた枠組み材11を、パレット4の上で立設させ、図3に示す枠組み材11の支柱10の下端10aを、パレット4の四隅に形成してある差込孔70a,70bのいずれかに差し込む。いずれの差込孔70a,70bに、支柱10の下端10aを差し込むかは、ロール製品20の支管22の軸方向の長さによる。
例えばロール製品20の支管22の軸方向の長さが短い場合には、一対の枠組み材11の支柱10の下端10aは、全て内側の差込孔70bの中に差し込む。そうすれば、一対の端壁パネル12の間のX軸方向の間隔は短くなり、支管受け13は、軸方向長さが短いロール製品20の支管22を保持するために都合が良くなる。
また、ロール製品20の支管22の軸方向の長さが長い場合には、一対の枠組み材11の支柱10の下端10aは、全て外側の差込孔70aの中に差し込む。そうすれば、一対の端壁パネル12の間のX軸方向の間隔は長くなり、支管受け13は、軸方向長さが長手ロール製品20の支管22を保持するために都合が良くなる。
なお、一対の枠組み材11の内の一方の支柱10の下端10aは、外側の差込孔70aの中に差し込み、他方の支柱10の下端10aは、内側の差込孔70bの中に差し込んでも良い。その場合には、支管受け13は、中間の軸方向長さのロール製品20の支管22を保持するために都合が良くなる。
また、これに合わせて支管押え部材40の支管押え基材34に対する設置位置を調整する。すなわち、支管押え部材40の設置面40aの設置孔41a,41bのいずれかに螺子手段を嵌挿し、これを支管押え基材34の支管押え部材設置孔35a,35bのいずれか対応する孔に挿入しナットにより係留しあるいは螺子止めし、支管押え部材40を支管押え基材34に対して固定設置する。いずれの設置孔41a,41bを用いて支管押え部材40を支管押え基材34に設置するかは、ロール製品20の径の太さによる。
例えばロール製品20の径が太い場合は、支管押え部材40は設置面40aの設置孔41aを支管押え基材34の支管押え部材設置孔35aと係合させて支管押え部材40を支管押え基材34に設置する。そのようにすれば受け溝14及び支管押え面40bで規定される空間の内接円の径は大きくなり、支管受け13は、支管22の径の太いロール製品20の支管22を保持するために都合が良くなる。
また、ロール製品20の径が細い場合は、支管押え部材40は設置面40aの設置孔41bを支管押え基材34の支管押え部材設置孔35bと係合させて支管押え部材40を支管押え基材34に設置する。そのようにすれば受け溝14及び支管押え面40bで規定される空間の内接円の径は小さくなり、支管受け13は、支管22の径の細いロール製品20の支管22を保持するために都合が良くなる。
なお、ロール製品用ラック2の使用にあたり支管押え部材40の設置位置を変更する必要のない場合は、この作業は不要である。
連結ロッド60は、折り畳んだ状態で、パレット4の側部にある折り畳み時用受け部52に着脱自在に取り付けられている。ロール製品用ラック2の使用時には、折り畳み時用連結ロッド受け部52から連結ロッド60を取り出し、支柱10の上部にある組み立て時用連結ロッド受け部62に掛け渡すことで、ロール製品用ラック2の組み立てが完了する。
ロール製品用ラック2にロール製品20を収容するには、各支管受け13の支管押え基材34を回動させて受け溝14の上部開口端を解放した状態で、ロール製品20をロール製品用ラック2の上から下ろし、支管22を受け溝14の内部に落とし込む。その後、支管押え基材34を回動させ、受け溝14を閉じ、止め金具39と止め金具受け部38とを連結する。それによりロール製品20はロール製品用ラック2に固定される。
ロール製品用ラック2からロール製品20を取り出す際には、各支管受け13の支管押え基材34を回動させて受け溝14の上部開口端を解放した状態で、ロール製品20の支管22を受け溝14から上に吊り上げ、ロール製品20をロール製品用ラック2の上方に引き上げれば良い。
ロール製品用ラック2を使用した後にこれを折り畳む場合は、まず、連結ロッド60が枠組み材11の支柱10に形成してある組み立て時用連結ロッド受け部62から連結ロッド60を外し、パレット4のコーナー金具50の外面に形成してある折り畳み時用受け部52に取り付ける。その後、枠組み材11をパレット4から取り外し、パレット4の上に横置きに折り重ねる(折り畳む)。
パレット4上に折り畳まれた一対の枠組み材11の高さは、コーナー金具50の高さよりも低いので、パレット4の上に一対の枠組み材11を折り畳んで載せたままで、コーナー金具50の上に、折り畳んだ状態の別のロール製品用ラック2のパレット4の底部を載せることができる。したがって、使用前あるいは使用後のラックの保管のために場所を取らず、省スペースが図られる。
上述したように、本実施形態のロール製品用ラック2では、軸方向長さが異なるロール製品20をロール製品用ラック2に取り付ける場合には、パレット4に対して枠組み材11が取り付けられる軸方向位置をずらして、一対の枠組み材11をパレット4に取り付け、その後に、連結ロッド60で枠組み材相互を連結すれば良い。したがって、異なる軸方向長さのロール製品20でも1種類のロール製品用ラック2で輸送あるいは保管可能になる。
また、本実施形態のロール製品用ラック2では、支管22の径の太さが異なるロール製品20をロール製品用ラック2に取り付ける場合には、支管押え部材40の高さ方向の位置をずらして、支管押え部材40を支管押え基材34に設置すれば良い。したがって、支管22の軸径の異なるロール製品20でも1種類のロール製品用ラック2で輸送あるいは保管可能になる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、図4に示すパレット4の各コーナー部に形成される差込孔70a,70bの数は、特に限定されず、各コーナー部でX軸方向に沿って3つ以上であっても良い。
また、図7に示す支管押え部材40の設置孔41の高さ方向のセットの数も、特に限定されず、高さ方向に沿って3セット以上の異なる高さの設置孔41があって良い。そのようにすれば、3種類以上の異なる支管径のロール製品に対応可能となる。
また、図6に示した支管押え基材34に形成する支管押え部材設置孔35においては、支管押え部材40の設置孔41に対応させて孔の位置を変える必要はなく、1セット分の支管押え部材設置孔35であっても良い。その場合は、支管押え部材40に形成する各高さの設置孔41の水平方向(長手方向)の位置は、いずれも同じ位置に形成する必要がある。
また、ロール製品用ラック2を構成するパレット4及び端壁パネル12の材質は特に限定されないが、ロール製品20の荷重を受ける部分は、スチールやステンレスなどの金属で構成することが好ましい。
さらに、本考案において、ロール製品20としては、特に限定されず、例えば磁気テープ、液晶用フィルム、金属箔、各種フィルムシート、織物などが支管の回りに巻回してあるものなどが例示される。支管22は、中実棒材あるいは中空パイプでも良く、その材質は、特に限定されず、金属でもプラスチックなどでも良い。支管22が中空パイプである場合には、支管22の両端部は、キャップにより閉塞してあっても良い。
2…ロール製品用ラック
4…パレット
8…底板
10…支柱
11…枠組み材
12…端壁パネル
13…支管受け
14…受け溝
20…ロール製品
22…支管
30…フランジ部
32,42… 緩衝材
34…開閉部材
35…支管押え部材設置孔
40…支管押え部材
41…設置孔
50…コーナー金具
52…折り畳み時用受け部
60…連結ロッド
62…組み立て時用連結ロッド受け部
70a,70b…差込孔

Claims (2)

  1. パレットと、
    前記パレット上に対向して立設される一対の枠組み材と、
    前記一対の枠組み材の対向する位置に各々設置され、収容されるロール製品の支管を受ける一対の支管受けとを有し、
    前記支管受けは、
    前記支管が載置される、断面が略V字形状の支管載置部と、
    前記ロール製品を収容する場合であって前記支管載置部に前記支管を収容する場合、及び、前記ロール製品を取り出す場合であって前記支管載置部から前記支管を取り出す場合においては前記支管載置部の上部開口を開放する位置に配置され、前記ロール製品を収容した場合であって前記支管載置部に前記支管が配置された状態においては前記支管載置部の上部開口を閉塞する位置に保持される支管押え基材と、
    前記支管押え基材に形成された係合受部に係合部を係合させることにより前記支管押え基材に装着され、前記支管押え基材が前記支管載置部の前記上部開口を閉塞する位置に保持された状態において、下部の支管押え部が前記支管載置部に載置された前記支管の上部に当接し当該支管の移動を規制する支管押え部材とを有し、
    前記支管受けの前記支管押え部材には、前記支管押え基材の前記係合受部に係合させる前記係合部を変更することにより前記支管の上部に当接し当該支管の移動を規制する前記支管押え部の上下方向の位置が変更されるように、前記支管押え基材の前記係合受部に係合可能な前記係合部が上下に複数形成されていることを特徴とするロール製品用ラック。
  2. 前記支管押え基材には、前記係合受部として開口が形成されており、
    前記支管押え部材には、上下の異なる位置に、前記支管押え基材の前記開口と接続可能な開口が、前記係合部として複数形成されており、
    前記支管押え部材は、前記係合部としての前記開口を前記支管押え基材の前記係合受部としての前記開口に接続させた状態で、連通する当該開口にピン状係止部材を貫通させることにより前記支管押え基材に装着されることを特徴とする請求項1に記載のロール製品用ラック。
JP2013001760U 2013-03-29 2013-03-29 ロール製品用ラック Expired - Fee Related JP3184000U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001760U JP3184000U (ja) 2013-03-29 2013-03-29 ロール製品用ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001760U JP3184000U (ja) 2013-03-29 2013-03-29 ロール製品用ラック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3184000U true JP3184000U (ja) 2013-06-06

Family

ID=50427912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013001760U Expired - Fee Related JP3184000U (ja) 2013-03-29 2013-03-29 ロール製品用ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3184000U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101611095B1 (ko) 접철식 파레트의 적층 연결유닛
WO2007143908A1 (fr) Caisse-palette repliable et procédé de repliage d'une caisse-palette
JP6547334B2 (ja) ロール製品用ラック
KR200431994Y1 (ko) 부품 운반용 카트
JP2875783B2 (ja) ロール部材用パレット
JP2010105691A (ja) 折り畳み式ラック
KR100829160B1 (ko) 부품 운반용 카트
JP3184000U (ja) ロール製品用ラック
JP2009023692A (ja) 折りたゝみ式通函
JP6064428B2 (ja) ロール製品用ラック
US20120168436A1 (en) Collapsible storage container
JP7481756B2 (ja) 幅と高さ調節が可能なパレット用組立式棚構造物
JP6753172B2 (ja) 折り畳み式ラック
JP2008068690A (ja) 荷物載せ台
KR101541468B1 (ko) 회수용 박스 파렛트
JP2021120287A (ja) ロール製品用ラック
JP2005335747A (ja) ロール製品用ラック
JPH0511156Y2 (ja)
JP3200355U (ja) ロール製品用コンテナ
JP4373302B2 (ja) 平台車
KR101641906B1 (ko) 안정 고정 크레이트
JP3183113U (ja) ロール製品用組み立て式コンテナ
JP2010173716A (ja) 折り畳み式ラック
JP3175354U (ja) ロール製品用ラック
JP3197861U (ja) ロール製品用ラック

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3184000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees