JP2911857B2 - 折りたたみ式コンテナ - Google Patents
折りたたみ式コンテナInfo
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- frame
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場や倉庫等で
製品,仕掛品を効率良く搬送するのに使用されるコンテ
ナに係り、特に、折りたたみ、組み立てが簡単に行な
え、かつ保管場所を取らず、しかも高い搬送効率が得ら
れる折りたたみ式コンテナに関する。
製品,仕掛品を効率良く搬送するのに使用されるコンテ
ナに係り、特に、折りたたみ、組み立てが簡単に行な
え、かつ保管場所を取らず、しかも高い搬送効率が得ら
れる折りたたみ式コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、工場や倉庫等で製品や仕掛品を搬
送する際、コンテナが使用される。
送する際、コンテナが使用される。
【0003】従来のコンテナは、図19に示すように、
コンテナ1の底面を金属鋼板からなるベースプレート2
で構成するともに、コンテナ1の前後左右壁を金属製の
パイプからなるフレーム3で構成し、ベースプレート2
に対して各フレーム3をボルト締め固定し、隣接する各
フレーム3も同様にボルト締め等により、連結して所定
の収容容積を有するコンテナ1を組み立てているのが実
情である。
コンテナ1の底面を金属鋼板からなるベースプレート2
で構成するともに、コンテナ1の前後左右壁を金属製の
パイプからなるフレーム3で構成し、ベースプレート2
に対して各フレーム3をボルト締め固定し、隣接する各
フレーム3も同様にボルト締め等により、連結して所定
の収容容積を有するコンテナ1を組み立てているのが実
情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンテナ1においては、組み立てる際、ベースプレート
2に対して各フレーム3をボルト締めした後、隣接する
各フレーム3同士もまたボルト締めを行なうため、組立
作業が非常に面倒である。
コンテナ1においては、組み立てる際、ベースプレート
2に対して各フレーム3をボルト締めした後、隣接する
各フレーム3同士もまたボルト締めを行なうため、組立
作業が非常に面倒である。
【0005】更に、コンテナ1を使用しない場合は、各
フレーム3を連結しているボルトを外し、かつフレーム
3とベースプレート2とを連結しているボルトを解除し
て、ベースプレート2上に各フレームを積み上げて収容
するため、解体作業が非常に面倒であるとともに、保管
スペースを多く必要とし、フレーム3等が乱雑になりや
すい。
フレーム3を連結しているボルトを外し、かつフレーム
3とベースプレート2とを連結しているボルトを解除し
て、ベースプレート2上に各フレームを積み上げて収容
するため、解体作業が非常に面倒であるとともに、保管
スペースを多く必要とし、フレーム3等が乱雑になりや
すい。
【0006】また、ベースプレート2やフレーム3の素
材として、強度のある鋼板や鋼管が使用されるが、屋外
で使用されることが多く、雨風に晒されるため、錆びや
すく、耐久性の面でも問題があった。
材として、強度のある鋼板や鋼管が使用されるが、屋外
で使用されることが多く、雨風に晒されるため、錆びや
すく、耐久性の面でも問題があった。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、折りたたみ、組み立てが簡単に行なえ、保
管場所を取らず、かつ高い搬送効率が得られ、しかも耐
久性に優れた折りたたみ式コンテナを提供することを目
的としている。
れたもので、折りたたみ、組み立てが簡単に行なえ、保
管場所を取らず、かつ高い搬送効率が得られ、しかも耐
久性に優れた折りたたみ式コンテナを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る折りたたみ式コンテナは、コンテナ底
面を構成するベースプレートと該ベースプレートのコー
ナー部に立設されるベース支柱とを備えたベースと、コ
ンテナの側壁を構成するとともに、上記ベース支柱に起
倒可能に支持される鋼管製のサイドフレームと、コンテ
ナの前後壁を構成するとともに、ベースプレートのコー
ナー部で折りたたみ可能に支持される鋼管製の前後フレ
ームとから構成され、前後フレームは、ベースプレート
上に2つ折り状態でベースの外形内に収容されるととも
に、サイドフレームは、上記折りたたみ状態の前後フレ
ームと干渉することなく、ベースの外形に沿うように、
ベース支柱に対して、略90°倒された状態で支持され
ることにより、各フレームがベースの外形内に折りたた
み収容されることを特徴とする。
に、本発明に係る折りたたみ式コンテナは、コンテナ底
面を構成するベースプレートと該ベースプレートのコー
ナー部に立設されるベース支柱とを備えたベースと、コ
ンテナの側壁を構成するとともに、上記ベース支柱に起
倒可能に支持される鋼管製のサイドフレームと、コンテ
ナの前後壁を構成するとともに、ベースプレートのコー
ナー部で折りたたみ可能に支持される鋼管製の前後フレ
ームとから構成され、前後フレームは、ベースプレート
上に2つ折り状態でベースの外形内に収容されるととも
に、サイドフレームは、上記折りたたみ状態の前後フレ
ームと干渉することなく、ベースの外形に沿うように、
ベース支柱に対して、略90°倒された状態で支持され
ることにより、各フレームがベースの外形内に折りたた
み収容されることを特徴とする。
【0009】ここで、ベースは、組み付けられる前後フ
レーム、サイドフレームを支持する強度及びコンテナ自
体の重量並びに積載物の重量に耐え得る強度を備えるこ
とが必要であることから、コーナー部に設置されるベー
ス支柱は、その下縁4辺に沿って連結フレームにより連
結され、かつベース支柱の上端は上縁フレームにより連
結されている。
レーム、サイドフレームを支持する強度及びコンテナ自
体の重量並びに積載物の重量に耐え得る強度を備えるこ
とが必要であることから、コーナー部に設置されるベー
ス支柱は、その下縁4辺に沿って連結フレームにより連
結され、かつベース支柱の上端は上縁フレームにより連
結されている。
【0010】更に、コンテナの底面を構成するベースプ
レートがベース支柱に溶接固定されているとともに、こ
のベースプレートは各連結フレームや上縁フレームとパ
イプにより連結しているとともに、上縁フレームには、
折りたたみ状態で複数のコンテナを積み重ねができるよ
うにホルダが設置されていても良い。
レートがベース支柱に溶接固定されているとともに、こ
のベースプレートは各連結フレームや上縁フレームとパ
イプにより連結しているとともに、上縁フレームには、
折りたたみ状態で複数のコンテナを積み重ねができるよ
うにホルダが設置されていても良い。
【0011】次いで、コンテナの側壁を構成するサイド
フレームは、ベース支柱の上部側に取り付けられ、組立
時においてはボルトにより締付固定され、折りたたみ時
には、ボルトを締め、コンテナ内に倒し込み、ベース支
柱に対してほぼ直角状態、すなわち水平状態で保持され
る。
フレームは、ベース支柱の上部側に取り付けられ、組立
時においてはボルトにより締付固定され、折りたたみ時
には、ボルトを締め、コンテナ内に倒し込み、ベース支
柱に対してほぼ直角状態、すなわち水平状態で保持され
る。
【0012】尚、このサイドフレームの上縁側にホルダ
を設置しておけば、組立状態のコンテナを多段に積み上
げて使用することができる。
を設置しておけば、組立状態のコンテナを多段に積み上
げて使用することができる。
【0013】また、このサイドフレームの両側縁には前
後フレームとの連結手段となるロック受けが設置されて
いる。
後フレームとの連結手段となるロック受けが設置されて
いる。
【0014】次に、前後壁を構成する前後フレームは、
2分割体からなる上下フレームを蝶番により折りたたみ
可能に連結するとともに、下部フレームをベース支柱で
枢着する。
2分割体からなる上下フレームを蝶番により折りたたみ
可能に連結するとともに、下部フレームをベース支柱で
枢着する。
【0015】この下部フレームのヒンジ構造としては、
段部を設けたヒンジ軸の略半部分を下部フレームに溶接
固定し、残る略半部分をベース支柱側に軸受けするよう
にしても良く、また、直線状のヒンジ軸を下部フレーム
の下面に溶接固定し、このヒンジ軸をベース支柱内面に
設けた略U字状をなすヒンジ軸受けに着脱自在に装着す
るようにしても良い。
段部を設けたヒンジ軸の略半部分を下部フレームに溶接
固定し、残る略半部分をベース支柱側に軸受けするよう
にしても良く、また、直線状のヒンジ軸を下部フレーム
の下面に溶接固定し、このヒンジ軸をベース支柱内面に
設けた略U字状をなすヒンジ軸受けに着脱自在に装着す
るようにしても良い。
【0016】そして、この前後フレームには、上部フレ
ーム、下部フレームともサイドフレームに対してロック
固定できるようにロック機構が備わっている。
ーム、下部フレームともサイドフレームに対してロック
固定できるようにロック機構が備わっている。
【0017】例えば、フレームに溶接されたブラケット
内にループ状のロック部材が上下方向回動可能に取り付
けられており、このループ状のロック部材をサイドフレ
ームのロック受けに係合操作することにより、前後フレ
ームとサイドフレームとのロックがなされ、ロック部材
を上方に持ち上げで内側にスライド操作すれば簡単にロ
ック状態が解除される。
内にループ状のロック部材が上下方向回動可能に取り付
けられており、このループ状のロック部材をサイドフレ
ームのロック受けに係合操作することにより、前後フレ
ームとサイドフレームとのロックがなされ、ロック部材
を上方に持ち上げで内側にスライド操作すれば簡単にロ
ック状態が解除される。
【0018】この他に、ロック部材設置箇所の剛性を高
め、かつ操作性を考慮して、棒材を折曲形成して直線状
のスライド部並びに屈曲状のロック部及び把手部を設け
たロック用ロッドを使用し、フレーム側のメインフレー
ムと連結管との間に補強機能を持つサポートプレートを
溶接固定し、このサポートプレートにホルダを更に溶接
し、このホルダ内にロック用ロッドの直線状のスライド
部を挿入し、屈曲状のロック部をサイドフレームのロッ
ク受けに係着するようにしても良く、この場合、ロック
操作及びロックを解除する操作力が直接ロック部分に加
わり、操作性を高めることができる。
め、かつ操作性を考慮して、棒材を折曲形成して直線状
のスライド部並びに屈曲状のロック部及び把手部を設け
たロック用ロッドを使用し、フレーム側のメインフレー
ムと連結管との間に補強機能を持つサポートプレートを
溶接固定し、このサポートプレートにホルダを更に溶接
し、このホルダ内にロック用ロッドの直線状のスライド
部を挿入し、屈曲状のロック部をサイドフレームのロッ
ク受けに係着するようにしても良く、この場合、ロック
操作及びロックを解除する操作力が直接ロック部分に加
わり、操作性を高めることができる。
【0019】更に、上記ホルダの長手方向に沿ってガイ
ド長孔を開設する一方、ガイド長孔の前後端に下方向に
延びる係合部を連設するとともに、ロック用ロッドのス
ライド操作時には、ガイド長孔内を摺動し、ロック時、
及びロック解除時には係合部内に係合する突起をロック
用ロッドのスライド部に突設すれば、ホルダ内でのロッ
ク用ロッドの安定した支持が得られる。
ド長孔を開設する一方、ガイド長孔の前後端に下方向に
延びる係合部を連設するとともに、ロック用ロッドのス
ライド操作時には、ガイド長孔内を摺動し、ロック時、
及びロック解除時には係合部内に係合する突起をロック
用ロッドのスライド部に突設すれば、ホルダ内でのロッ
ク用ロッドの安定した支持が得られる。
【0020】上記前後フレームは中央の蝶番により2つ
折り状態でベースプレート上に折りたたみ状態で収容さ
れるが、このとき、ロック部材が前側フレームと後側フ
レームとで干渉しないようにロック部材の設定位置が適
切位置に設定されるように構成されている。
折り状態でベースプレート上に折りたたみ状態で収容さ
れるが、このとき、ロック部材が前側フレームと後側フ
レームとで干渉しないようにロック部材の設定位置が適
切位置に設定されるように構成されている。
【0021】更に、ベース、サイドフレーム、前後フレ
ームに使用される鋼板、鋼管の素材としては、その表面
に溶融亜鉛メッキ処理が施されていることが特徴であ
る。
ームに使用される鋼板、鋼管の素材としては、その表面
に溶融亜鉛メッキ処理が施されていることが特徴であ
る。
【0022】以上の構成から明らかなように、本発明に
係る折りたたみ式コンテナは、折りたたみ状態とするに
は、前後フレームとサイドフレームとの間のロックを解
除して、ベースプレート上に前後フレームを2つ折り状
態で各折り重ね、その後、サイドフレームの支持ロック
を緩め、折りたたみ状態の前後フレームの上方にサイド
フレームを水平状態に倒した状態でベース支柱で支持す
るという構成であるため、簡単に折りたたみ操作が完了
する。
係る折りたたみ式コンテナは、折りたたみ状態とするに
は、前後フレームとサイドフレームとの間のロックを解
除して、ベースプレート上に前後フレームを2つ折り状
態で各折り重ね、その後、サイドフレームの支持ロック
を緩め、折りたたみ状態の前後フレームの上方にサイド
フレームを水平状態に倒した状態でベース支柱で支持す
るという構成であるため、簡単に折りたたみ操作が完了
する。
【0023】また、コンテナの組み立てには、サイド支
柱を起立させ、ベース支柱に対してボルト等により固定
した後、前後フレームを起立させて、前後フレームをサ
イドフレームに対してロック部材を介してロック固定す
ればコンテナを簡単に組み立てることが可能となる。
柱を起立させ、ベース支柱に対してボルト等により固定
した後、前後フレームを起立させて、前後フレームをサ
イドフレームに対してロック部材を介してロック固定す
ればコンテナを簡単に組み立てることが可能となる。
【0024】更に、特に前後フレームの折りたたみ時、
ロック部材等の突起物等が相互に干渉しないように設定
されているため、各フレームは傾斜することがなく、ほ
ぼ水平状態に折りたたまれ、かつサイドフレームは、前
後フレームとは独立して折りたたみ支持されるため、従
来の積上構造とは異なり、シンプルな折りたたみ状態が
得られる。
ロック部材等の突起物等が相互に干渉しないように設定
されているため、各フレームは傾斜することがなく、ほ
ぼ水平状態に折りたたまれ、かつサイドフレームは、前
後フレームとは独立して折りたたみ支持されるため、従
来の積上構造とは異なり、シンプルな折りたたみ状態が
得られる。
【0025】そして、サイドフレーム上縁に設置したホ
ルダを使用すれば、組立状態のコンテナを複数段積み上
げることが可能であり、また、ベースに設けたホルダを
使用すればコンテナを折りたたんだ状態で複数段に積み
上げることが可能となる。
ルダを使用すれば、組立状態のコンテナを複数段積み上
げることが可能であり、また、ベースに設けたホルダを
使用すればコンテナを折りたたんだ状態で複数段に積み
上げることが可能となる。
【0026】加えて、ベース、各フレームの素材とし
て、溶融亜鉛メッキ処理を施した鋼板、鋼管を使用する
ため、非常に錆びにくい。
て、溶融亜鉛メッキ処理を施した鋼板、鋼管を使用する
ため、非常に錆びにくい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る折りたたみ式
コンテナの実施形態について、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
コンテナの実施形態について、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0028】図1は本発明に係る折りたたみ式コンテナ
の組立状態を示す外観図、図2は同折りたたみ式コンテ
ナの折りたたんだ状態を示す外観図、図3はベースを示
す外観図、図4はベースとサイドフレームとの関係を示
すコンテナの側面図、図5は前後フレームとベース及び
サイドフレームとの関係を示す正面図、図6はサイドフ
レームと前後フレームとのロック機構を示す説明図、図
7乃至図9は本発明に係る折りたたみ式コンテナの折り
たたみ操作を示すもので、図7は前後フレームの折りた
たみ操作を示す斜視図、図8は前後フレームの折りたた
み操作を完了した状態を示す断面図、図9はサイドフレ
ームの折りたたみ操作を示す斜視図である。
の組立状態を示す外観図、図2は同折りたたみ式コンテ
ナの折りたたんだ状態を示す外観図、図3はベースを示
す外観図、図4はベースとサイドフレームとの関係を示
すコンテナの側面図、図5は前後フレームとベース及び
サイドフレームとの関係を示す正面図、図6はサイドフ
レームと前後フレームとのロック機構を示す説明図、図
7乃至図9は本発明に係る折りたたみ式コンテナの折り
たたみ操作を示すもので、図7は前後フレームの折りた
たみ操作を示す斜視図、図8は前後フレームの折りたた
み操作を完了した状態を示す断面図、図9はサイドフレ
ームの折りたたみ操作を示す斜視図である。
【0029】また、図10は本発明に係る折りたたみ式
コンテナを組み立てた状態で多段で使用する説明図、図
11は折りたたんだ状態のコンテナを多段で保管した状
態を示す説明図である。
コンテナを組み立てた状態で多段で使用する説明図、図
11は折りたたんだ状態のコンテナを多段で保管した状
態を示す説明図である。
【0030】更に、図12乃至図18は、本発明に係る
折りたたみ式コンテナの別実施形態を示すもので、図1
2はロック部材及びヒンジ部材の構造を変更した実施形
態を示す前後フレームの正面図、図13はロック部材の
要部を示す斜視図、図14は同ロック部材の操作手順を
示す説明図、図15はロック部材の別態様を示す斜視
図、図16は同ロック部材の操作手順を示す説明図、図
17はヒンジ部材の構成を示すコンテナの内側から見た
要部斜視図、図18は同ヒンジ部材の構成を示す断面図
である。
折りたたみ式コンテナの別実施形態を示すもので、図1
2はロック部材及びヒンジ部材の構造を変更した実施形
態を示す前後フレームの正面図、図13はロック部材の
要部を示す斜視図、図14は同ロック部材の操作手順を
示す説明図、図15はロック部材の別態様を示す斜視
図、図16は同ロック部材の操作手順を示す説明図、図
17はヒンジ部材の構成を示すコンテナの内側から見た
要部斜視図、図18は同ヒンジ部材の構成を示す断面図
である。
【0031】まず、図1,図2において、本発明に係る
折りたたみ式コンテナ10の全体構成について説明する
と、折りたたみ式コンテナ10は、ベース支柱21,ベ
ースプレート22等からなるベース20と、ベース支柱
21に起倒可能に取り付けられ、コンテナ10の側壁を
構成するサイドフレーム30と、ベースプレート22に
折りたたみ可能に枢着され、コンテナ10の前後壁を構
成し、ベースプレート22上に折りたたみ可能な前後フ
レーム40と、各フレーム30,40の連結手段とから
大略構成されている。
折りたたみ式コンテナ10の全体構成について説明する
と、折りたたみ式コンテナ10は、ベース支柱21,ベ
ースプレート22等からなるベース20と、ベース支柱
21に起倒可能に取り付けられ、コンテナ10の側壁を
構成するサイドフレーム30と、ベースプレート22に
折りたたみ可能に枢着され、コンテナ10の前後壁を構
成し、ベースプレート22上に折りたたみ可能な前後フ
レーム40と、各フレーム30,40の連結手段とから
大略構成されている。
【0032】ところで、本発明は、図2に示すコンテナ
の折りたたみ状態から、図1に示す組立状態に簡単に組
み立てることが可能で、また、逆に図1に示す組立状態
から、図2に示す折りたたみ状態に簡単に折りたたむこ
とができることが特徴の一つである。
の折りたたみ状態から、図1に示す組立状態に簡単に組
み立てることが可能で、また、逆に図1に示す組立状態
から、図2に示す折りたたみ状態に簡単に折りたたむこ
とができることが特徴の一つである。
【0033】すなわち、図3乃至図5に基づいて、ベー
ス20、サイドフレーム30、前後フレーム40の各構
成部材の詳細説明について行なう。
ス20、サイドフレーム30、前後フレーム40の各構
成部材の詳細説明について行なう。
【0034】まず、ベース20は、図3に示すように、
コーナー部分に4本のベース支柱21を備え、このベー
ス支柱21にコンテナ10の底面を構成するベースプレ
ート22が溶接固定されており、ベース支柱21の下縁
4辺は下縁フレーム23により連結され、ベースプレー
ト22と下縁フレーム23との間はフォークリフトの爪
の挿入が容易に行なえる寸法に設定されている。
コーナー部分に4本のベース支柱21を備え、このベー
ス支柱21にコンテナ10の底面を構成するベースプレ
ート22が溶接固定されており、ベース支柱21の下縁
4辺は下縁フレーム23により連結され、ベースプレー
ト22と下縁フレーム23との間はフォークリフトの爪
の挿入が容易に行なえる寸法に設定されている。
【0035】更に、コンテナ10の短手側、すなわちサ
イドフレーム30が設置される側には、ベース支柱21
の上部を連結する上縁フレーム24が溶接固定されてお
り、この上縁フレーム24にはそれぞれ2箇所づつにホ
ルダ25が設けられ、このホルダ25は、図11に示す
折りたたみ状態でのコンテナ10の多段積み上げに使用
する。
イドフレーム30が設置される側には、ベース支柱21
の上部を連結する上縁フレーム24が溶接固定されてお
り、この上縁フレーム24にはそれぞれ2箇所づつにホ
ルダ25が設けられ、このホルダ25は、図11に示す
折りたたみ状態でのコンテナ10の多段積み上げに使用
する。
【0036】更に、ベース20は、各フレーム30,4
0の各重量や収納される搬送物の重量に絶え得る十分な
強度を備えていることが好ましいことから、下縁フレー
ム23間、あるいはベースプレート22と下縁フレーム
23,上縁フレーム24間をそれぞれ連結する補強パイ
プ26が適宜配設されており、耐久性に富む構造となっ
ており、ベース20の外形寸法は、1750×1100
×330mmに設定されている。
0の各重量や収納される搬送物の重量に絶え得る十分な
強度を備えていることが好ましいことから、下縁フレー
ム23間、あるいはベースプレート22と下縁フレーム
23,上縁フレーム24間をそれぞれ連結する補強パイ
プ26が適宜配設されており、耐久性に富む構造となっ
ており、ベース20の外形寸法は、1750×1100
×330mmに設定されている。
【0037】次に、図4に基づいて、ベース20のベー
ス支柱21に起倒可能に支持されるサイドフレーム30
並びにサイドフレーム30とベース20との関係につい
て説明する。
ス支柱21に起倒可能に支持されるサイドフレーム30
並びにサイドフレーム30とベース20との関係につい
て説明する。
【0038】サイドフレーム30は、幅×高さ、110
0×1170mmの外形を備えるように、メインフレー
ム31とメインフレーム31を補強するために、連結管
32a,連結板32bが縦方向及び横方向に溶接固定さ
れている。
0×1170mmの外形を備えるように、メインフレー
ム31とメインフレーム31を補強するために、連結管
32a,連結板32bが縦方向及び横方向に溶接固定さ
れている。
【0039】また、メインフレーム31の上縁には、図
10に示すように組立状態のコンテナ10を多段に積み
上げる際に使用するホルダ33がメインフレーム31の
上縁左右2箇所に取り付けられているとともに、メイン
フレーム31の両側上下に後述するがロック受け34が
溶接固定されている。
10に示すように組立状態のコンテナ10を多段に積み
上げる際に使用するホルダ33がメインフレーム31の
上縁左右2箇所に取り付けられているとともに、メイン
フレーム31の両側上下に後述するがロック受け34が
溶接固定されている。
【0040】そして、このサイドフレーム30をベース
20のベース支柱21に対して支持する構造としては、
メインフレーム31の両側に角柱状の脚部35が設けら
れており、この脚部35は、ベース支柱21内に嵌まり
込み、ボルト36を締め付けることにより、ベース支柱
21の内面にサイドフレーム30の脚部35が圧接固定
され、サイドフレーム30は起立状態で支持でき、この
ボルト36を緩めることにより、このボルト36を基点
として、サイドフレーム30を略90°内側へ倒し込
み、水平状態に支持することができる。
20のベース支柱21に対して支持する構造としては、
メインフレーム31の両側に角柱状の脚部35が設けら
れており、この脚部35は、ベース支柱21内に嵌まり
込み、ボルト36を締め付けることにより、ベース支柱
21の内面にサイドフレーム30の脚部35が圧接固定
され、サイドフレーム30は起立状態で支持でき、この
ボルト36を緩めることにより、このボルト36を基点
として、サイドフレーム30を略90°内側へ倒し込
み、水平状態に支持することができる。
【0041】次に、図5に基づいて、前後フレーム40
の構成について説明する。
の構成について説明する。
【0042】前後フレーム40は、上部フレーム40a
と下部フレーム40bとの二分割構成であり、蝶番41
を介して各フレーム40a,40bは二つ折り可能であ
り、各フレーム40a,40bは、幅×高さ、1750
×670mmの外形を備えた鋼管からなるメインフレー
ム42と上下方向に伸びる連結管43とから構成されて
おり、下部フレーム40bは下縁両側に設けたヒンジ軸
44を基に回動可能に枢着されており、ヒンジ軸44、
蝶番41により上部フレーム40a,下部フレーム40
bは2つ折り状態でベースプレート22上に載置され
る。
と下部フレーム40bとの二分割構成であり、蝶番41
を介して各フレーム40a,40bは二つ折り可能であ
り、各フレーム40a,40bは、幅×高さ、1750
×670mmの外形を備えた鋼管からなるメインフレー
ム42と上下方向に伸びる連結管43とから構成されて
おり、下部フレーム40bは下縁両側に設けたヒンジ軸
44を基に回動可能に枢着されており、ヒンジ軸44、
蝶番41により上部フレーム40a,下部フレーム40
bは2つ折り状態でベースプレート22上に載置され
る。
【0043】そして、前後フレーム40は、図5に示す
ように、組立状態においてはサイドフレーム30にロッ
クされているが、前後フレーム40の上部フレーム40
a,下部フレーム40bの左右側にロック部材45が設
置されている。
ように、組立状態においてはサイドフレーム30にロッ
クされているが、前後フレーム40の上部フレーム40
a,下部フレーム40bの左右側にロック部材45が設
置されている。
【0044】尚、このロック部材45の設置箇所は、前
後フレーム40を折りたたみ操作する際、ベース20の
外形内に収まるように相互に干渉することがないよう
に、ロック部材45の設置箇所が配慮されている。
後フレーム40を折りたたみ操作する際、ベース20の
外形内に収まるように相互に干渉することがないよう
に、ロック部材45の設置箇所が配慮されている。
【0045】このロック部材45は、前後フレーム40
に溶接固定されるブラケット46と、このブラケット4
6の軸孔46a内に挿通されるロック用ループ47とか
ら構成されており、このロック用ループ47は図6中矢
印で示す上下方向に回動可能で、かつ左右方向にスライ
ド可能である。
に溶接固定されるブラケット46と、このブラケット4
6の軸孔46a内に挿通されるロック用ループ47とか
ら構成されており、このロック用ループ47は図6中矢
印で示す上下方向に回動可能で、かつ左右方向にスライ
ド可能である。
【0046】更に、サイドフレーム30に対して前後フ
レーム40をロックした状態では、図6に示すように、
ロック用ループ47がサイドフレーム30のロック受け
34に係合しており、かつロック用ループ47の傾斜部
48がロック受け34の下縁を締め付けることにより、
前後フレーム40はサイドフレーム30に対して堅固な
ロック状態を維持している。
レーム40をロックした状態では、図6に示すように、
ロック用ループ47がサイドフレーム30のロック受け
34に係合しており、かつロック用ループ47の傾斜部
48がロック受け34の下縁を締め付けることにより、
前後フレーム40はサイドフレーム30に対して堅固な
ロック状態を維持している。
【0047】上記ロック部材45のロック状態を解除す
るには、ロック用ループ47を回動操作してロック受け
34の下縁とロック用ループ47の傾斜部48との係合
を解除して、ロック用ループ47を図中左側方向にスラ
イド操作すれば、ロック部材45とロック受け34との
係合が解除され、サイドフレーム30に対して前後フレ
ーム40の連結が解除される。
るには、ロック用ループ47を回動操作してロック受け
34の下縁とロック用ループ47の傾斜部48との係合
を解除して、ロック用ループ47を図中左側方向にスラ
イド操作すれば、ロック部材45とロック受け34との
係合が解除され、サイドフレーム30に対して前後フレ
ーム40の連結が解除される。
【0048】次に、図7乃至図9に基づいて、本発明に
係る折りたたみ式コンテナ10の折りたたみ作業につい
て説明すると、まず、上述したようにサイドフレーム3
0に対して前後フレーム40の連結をロック部材45の
操作により解除した後、図7に示すように、前後フレー
ム40を、ヒンジ軸44,蝶番41を介して二つ折り状
態にして、ベースプレート22上に折りたたむ。
係る折りたたみ式コンテナ10の折りたたみ作業につい
て説明すると、まず、上述したようにサイドフレーム3
0に対して前後フレーム40の連結をロック部材45の
操作により解除した後、図7に示すように、前後フレー
ム40を、ヒンジ軸44,蝶番41を介して二つ折り状
態にして、ベースプレート22上に折りたたむ。
【0049】そして、図8は、ベースプレート22上に
の上部フレーム40a,下部フレーム40bをそれぞれ
折りたたんだ状態を示しているが、このとき、上述した
ように、ロック部材45の設置ポイントをそれぞれ左右
側ずらした状態に調整しているため、前後フレーム40
を折りたたんだ状態では、ベース20の外形寸法内に前
後フレーム40は収容されている。
の上部フレーム40a,下部フレーム40bをそれぞれ
折りたたんだ状態を示しているが、このとき、上述した
ように、ロック部材45の設置ポイントをそれぞれ左右
側ずらした状態に調整しているため、前後フレーム40
を折りたたんだ状態では、ベース20の外形寸法内に前
後フレーム40は収容されている。
【0050】その後、図9に示すように、ボルト36を
緩めて、サイドフレーム30のメインフレーム31両側
下部に設けた脚部35とベース支柱21との固定を解除
して、サイドフレーム30を上方に持ち上げて、ボルト
36を基に図示するように矢印方向に倒し込めば、サイ
ドフレーム30は水平位置で支持され、図2に示す折り
たたみ状態にすることができる。
緩めて、サイドフレーム30のメインフレーム31両側
下部に設けた脚部35とベース支柱21との固定を解除
して、サイドフレーム30を上方に持ち上げて、ボルト
36を基に図示するように矢印方向に倒し込めば、サイ
ドフレーム30は水平位置で支持され、図2に示す折り
たたみ状態にすることができる。
【0051】このように、本発明に係る折りたたみ式コ
ンテナ10によれば、ロック部材45を操作して、サイ
ドフレーム30に対する前後フレーム40の連結を解除
して、ベースプレート22上に前後フレーム40を二つ
折り状態で折りたたみ操作した後、その後、ボルト36
を緩めてサイドフレームを水平状態となるように折りた
たみ操作すれば良いため、簡単な操作で折りたたみ作業
を完了することができる。
ンテナ10によれば、ロック部材45を操作して、サイ
ドフレーム30に対する前後フレーム40の連結を解除
して、ベースプレート22上に前後フレーム40を二つ
折り状態で折りたたみ操作した後、その後、ボルト36
を緩めてサイドフレームを水平状態となるように折りた
たみ操作すれば良いため、簡単な操作で折りたたみ作業
を完了することができる。
【0052】また、コンテナ10の組立操作については
この逆の操作を行なえば良く、サイドフレーム30を起
立させ、ボルト36締めすることにより、ベース支柱2
1に対してサイドフレーム30を強固に起立固定した
後、前後フレーム40を起立操作させて、ロック部材4
5を操作することにより、簡単に組み立てることができ
る。
この逆の操作を行なえば良く、サイドフレーム30を起
立させ、ボルト36締めすることにより、ベース支柱2
1に対してサイドフレーム30を強固に起立固定した
後、前後フレーム40を起立操作させて、ロック部材4
5を操作することにより、簡単に組み立てることができ
る。
【0053】従って、本発明に係る折りたたみ式コンテ
ナは、組立作業、折りたたみ作業が極めて簡単な作業で
行なえるという有利さがある。
ナは、組立作業、折りたたみ作業が極めて簡単な作業で
行なえるという有利さがある。
【0054】加えて、本発明に係る折りたたみコンテナ
10は、各フレーム30,40を積み上げる方式ではな
く、ベースプレート22上に前後フレーム40をベース
20の外形内におさまるように折りたたみ収納するとと
もに、ベース支柱21に対してサイドフレーム30を水
平状態に倒し込んだ状態で支持して折りたたみ状態とす
るものであるから、従来のフレーム積上式に比べ、簡単
かつコンパクトな折りたたみ状態が得られ、作業性がア
ップする。
10は、各フレーム30,40を積み上げる方式ではな
く、ベースプレート22上に前後フレーム40をベース
20の外形内におさまるように折りたたみ収納するとと
もに、ベース支柱21に対してサイドフレーム30を水
平状態に倒し込んだ状態で支持して折りたたみ状態とす
るものであるから、従来のフレーム積上式に比べ、簡単
かつコンパクトな折りたたみ状態が得られ、作業性がア
ップする。
【0055】また、図10に示すように、本発明に係る
折りたたみ式コンテナ10を図1に示す組立状態の時、
サイドフレーム30のメインフレーム31上縁に設けた
ホルダ33上に別途コンテナ10の下縁フレーム23を
支持させれば、より多くの搬送物を搬送することがで
き、搬送効率が飛躍的に向上する。
折りたたみ式コンテナ10を図1に示す組立状態の時、
サイドフレーム30のメインフレーム31上縁に設けた
ホルダ33上に別途コンテナ10の下縁フレーム23を
支持させれば、より多くの搬送物を搬送することがで
き、搬送効率が飛躍的に向上する。
【0056】更に、図11に示すように、本発明は各フ
レーム30,40を折りたたんだ状態でベース20の外
形内に収容できるようにしたから、ベース20のホルダ
25に別のコンテナ10の下縁フレーム23を載せれ
ば、折りたたんだ状態のコンテナ10を複数段積み上げ
ることが可能となり、コンテナ10自体の搬送効率を高
めることができ、かつコンテナ10の保管スペースも少
なくて済むという有利さがある。
レーム30,40を折りたたんだ状態でベース20の外
形内に収容できるようにしたから、ベース20のホルダ
25に別のコンテナ10の下縁フレーム23を載せれ
ば、折りたたんだ状態のコンテナ10を複数段積み上げ
ることが可能となり、コンテナ10自体の搬送効率を高
めることができ、かつコンテナ10の保管スペースも少
なくて済むという有利さがある。
【0057】加えて、ベース20並びにサイドフレーム
30、前後フレーム40の各構成部材として溶融亜鉛メ
ッキ処理が表面に施された鋼管,鋼板を使用している関
係で、従来のものに比べ錆びづらく、特に、これらの折
りたたみ式コンテナ10が屋外で使用されることが多い
ことを考慮すれば、本発明に係る折りたたみ式コンテナ
10の耐久性が極めて高く、実用性に富んでいることが
容易に理解できる。
30、前後フレーム40の各構成部材として溶融亜鉛メ
ッキ処理が表面に施された鋼管,鋼板を使用している関
係で、従来のものに比べ錆びづらく、特に、これらの折
りたたみ式コンテナ10が屋外で使用されることが多い
ことを考慮すれば、本発明に係る折りたたみ式コンテナ
10の耐久性が極めて高く、実用性に富んでいることが
容易に理解できる。
【0058】次に、図12乃至図18は本発明に係る折
りたたみ式コンテナ10の別実施形態を示すもので、新
たなロック部材50並びにヒンジ部材60が設置されて
いる。
りたたみ式コンテナ10の別実施形態を示すもので、新
たなロック部材50並びにヒンジ部材60が設置されて
いる。
【0059】ロック部材50は、図12乃至図14に示
すように、前後フレーム40の上部フレーム40a,下
部フレーム40bの両側縁とサイドフレーム30との間
をロック並びにロック解除を行なうものであり、本実施
形態では、ロック部分の強度を高め、かつロック時の操
作力をロック部材50に直接伝達させることにより、操
作性を向上させたものであり、このロック部材50は、
メインフレーム42と連結管43との間に橋掛け固定さ
れる薄板状のサポートプレート51と、このサポートプ
レート51上に溶接固定される半円中空状のホルダ52
と、ホルダ52内にスライド可能に挿通されるロック用
ロッド53とから大略構成されている。
すように、前後フレーム40の上部フレーム40a,下
部フレーム40bの両側縁とサイドフレーム30との間
をロック並びにロック解除を行なうものであり、本実施
形態では、ロック部分の強度を高め、かつロック時の操
作力をロック部材50に直接伝達させることにより、操
作性を向上させたものであり、このロック部材50は、
メインフレーム42と連結管43との間に橋掛け固定さ
れる薄板状のサポートプレート51と、このサポートプ
レート51上に溶接固定される半円中空状のホルダ52
と、ホルダ52内にスライド可能に挿通されるロック用
ロッド53とから大略構成されている。
【0060】更に詳しくは、このロック用ロッド53
は、ホルダ52内に挿通される直線状のスライド部54
の一端側にストッパー55が形成され、他端側は2段階
で屈曲形成され、ロック部56並びに把手部57が形成
されている。尚、このロック用ロッド53を受ける構成
としては上述実施形態同様、サイドフレーム30に固定
されるロック受け34を準用する。
は、ホルダ52内に挿通される直線状のスライド部54
の一端側にストッパー55が形成され、他端側は2段階
で屈曲形成され、ロック部56並びに把手部57が形成
されている。尚、このロック用ロッド53を受ける構成
としては上述実施形態同様、サイドフレーム30に固定
されるロック受け34を準用する。
【0061】図12は前後フレーム40とサイドフレー
ム30とがこのロック部材50のロック機構によりロッ
ク状態であるが、このロック状態を解除するには、図1
4に示すように、ロック用ロッド53の把手部57を上
方に持ち上げた後、ロック用ロッド53をホルダ52側
にスライド操作させれば、ロック用ロッド53とサイド
フレーム30のロック受け34との係合を容易に解除す
ることができる。
ム30とがこのロック部材50のロック機構によりロッ
ク状態であるが、このロック状態を解除するには、図1
4に示すように、ロック用ロッド53の把手部57を上
方に持ち上げた後、ロック用ロッド53をホルダ52側
にスライド操作させれば、ロック用ロッド53とサイド
フレーム30のロック受け34との係合を容易に解除す
ることができる。
【0062】このように本実施形態におけるロック部材
50は、サポートプレート51により補強され、ロック
部分の剛性が強化されているとともに、上述実施形態の
ロック用ループ47に比べ、手で掴んで回動操作及びス
ライド操作を行なう必要がなく、把手部57を上方に押
し上げ、かつロック用ロッド53を横方向に押圧すれば
良く、ロック操作及びロック解除操作を簡素化できる利
点がある。
50は、サポートプレート51により補強され、ロック
部分の剛性が強化されているとともに、上述実施形態の
ロック用ループ47に比べ、手で掴んで回動操作及びス
ライド操作を行なう必要がなく、把手部57を上方に押
し上げ、かつロック用ロッド53を横方向に押圧すれば
良く、ロック操作及びロック解除操作を簡素化できる利
点がある。
【0063】また、図15,図16は上述したロック部
材50に更に改良を加えた変形態様を示すもので、ホル
ダ52の長手方向に沿ってガイド長孔58が開設されて
いるとともに、このガイド長孔58の前後端側に下方向
に延びる切欠きを延設することにより、係合部58a,
58bが形成されている。一方、ロック用ロッド53の
スライド部54に突起59が溶接等により固着されてお
り、この突起59がガイド長孔58内をスライドし、か
つ係合部58a,58b内に係着されることにより、よ
り確実なロック作用が期待できるとともに、ロックを解
除した際、ロック用ロッド53がホルダ52内を不用意
にスライド動作することがなく、ロック用ロッド53を
安定して保持できる。
材50に更に改良を加えた変形態様を示すもので、ホル
ダ52の長手方向に沿ってガイド長孔58が開設されて
いるとともに、このガイド長孔58の前後端側に下方向
に延びる切欠きを延設することにより、係合部58a,
58bが形成されている。一方、ロック用ロッド53の
スライド部54に突起59が溶接等により固着されてお
り、この突起59がガイド長孔58内をスライドし、か
つ係合部58a,58b内に係着されることにより、よ
り確実なロック作用が期待できるとともに、ロックを解
除した際、ロック用ロッド53がホルダ52内を不用意
にスライド動作することがなく、ロック用ロッド53を
安定して保持できる。
【0064】更に、図16を基にロック解除作業手順に
ついて説明すると、図16(a)は前後フレーム40と
サイドフレーム30とがロックされた状態を示してお
り、このとき、ロック部56がロック受け34内に係着
しているとともに、突起59がガイド長孔58の前端側
に形成した係合部58a内に係合しており、ロック用ロ
ッド53はホルダ52内に強固に保持されている。
ついて説明すると、図16(a)は前後フレーム40と
サイドフレーム30とがロックされた状態を示してお
り、このとき、ロック部56がロック受け34内に係着
しているとともに、突起59がガイド長孔58の前端側
に形成した係合部58a内に係合しており、ロック用ロ
ッド53はホルダ52内に強固に保持されている。
【0065】そして、ロック解除を行なうには、把手部
57を上方に引き上げれば、ロック用ロッド53のロッ
ク部56とロック受け34との係合並びに突起59と係
合部58aとの係合が解除され、ロック用ロッド53の
スライド部54はホルダ52内でスライド可能な状態と
なり、図16(b)中矢印方向に力を加えれば、ロック
用ロッド53の突起59がガイド長孔58内を摺動する
ため、ロック状態を解除できる。
57を上方に引き上げれば、ロック用ロッド53のロッ
ク部56とロック受け34との係合並びに突起59と係
合部58aとの係合が解除され、ロック用ロッド53の
スライド部54はホルダ52内でスライド可能な状態と
なり、図16(b)中矢印方向に力を加えれば、ロック
用ロッド53の突起59がガイド長孔58内を摺動する
ため、ロック状態を解除できる。
【0066】更に、図16(c)に示すように、ロック
を解除した状態で把手部57を引き下げれば、ロック用
ロッド53の突起59がガイド長孔58の後端側に設け
た係合部58b内に係合し、ロック用ロッド53がホル
ダ52内で保持されるため、ロック用ロッド53がホル
ダ52内で保持されるため、ロック用ロッド53が不用
意にスライド挙動することがなく、安全面において優れ
たものとなる。
を解除した状態で把手部57を引き下げれば、ロック用
ロッド53の突起59がガイド長孔58の後端側に設け
た係合部58b内に係合し、ロック用ロッド53がホル
ダ52内で保持されるため、ロック用ロッド53がホル
ダ52内で保持されるため、ロック用ロッド53が不用
意にスライド挙動することがなく、安全面において優れ
たものとなる。
【0067】次いで、図17,図18はヒンジ部材60
の改良構造を示すもので、上述実施形態では段部を設け
たヒンジ軸44を使用していたが、この改良構造では、
前後フレーム40における下部フレーム40bの下側両
側縁に直線状のヒンジ軸61の略半部分を溶接固定する
とともに、残る略半部分をベース支柱21の内面に取り
付けられた略U字状をなすヒンジ軸受け62内に取外し
自在に装着し、この軸受け62でヒンジ軸61を回動自
在に支持するというものである。
の改良構造を示すもので、上述実施形態では段部を設け
たヒンジ軸44を使用していたが、この改良構造では、
前後フレーム40における下部フレーム40bの下側両
側縁に直線状のヒンジ軸61の略半部分を溶接固定する
とともに、残る略半部分をベース支柱21の内面に取り
付けられた略U字状をなすヒンジ軸受け62内に取外し
自在に装着し、この軸受け62でヒンジ軸61を回動自
在に支持するというものである。
【0068】この構造の利点は、直線状のヒンジ軸61
がベース支柱21の幅寸法内に収まっており、ベースプ
レート22側に突出することがないため、収納物と干渉
することがなく、荷物の取り出し等に不便を感じること
がないとともに、軸受け62は上方を開口した略U字状
をなしているため、前後フレーム40を上方に持ち上げ
れば、ベースから簡単に取り外すことができるように工
夫されている。
がベース支柱21の幅寸法内に収まっており、ベースプ
レート22側に突出することがないため、収納物と干渉
することがなく、荷物の取り出し等に不便を感じること
がないとともに、軸受け62は上方を開口した略U字状
をなしているため、前後フレーム40を上方に持ち上げ
れば、ベースから簡単に取り外すことができるように工
夫されている。
【0069】尚、このヒンジ軸受け62はヒンジ軸61
が外側に脱落しないように、内側脚部62aに比べ、外
側脚部62bが10mm長く設定されている。
が外側に脱落しないように、内側脚部62aに比べ、外
側脚部62bが10mm長く設定されている。
【0070】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
載する格別の作用効果を有する。
【0071】(1)請求項1記載の発明によれば、コン
テナを組み立てる場合には、ベース支柱に対してサイド
フレームを起立操作後、ベース支柱に対してサイドフレ
ームを支持固定した後、前後フレームを起立操作させ、
前後フレームをサイドフレームに対してロック部材によ
りロック操作することにより、簡単にコンテナを組み立
てることができ、コンテナを折りたたむ場合には、各フ
レームを連結するロック部材を解除して、ベースプレー
ト上に前後フレームを折りたたみ収容した後、サイドフ
レームとベース支柱との固定を解除して、ベース支柱に
対してサイドフレームを略水平方向に折りたためば、サ
イドフレームの折りたたみ操作が完了するものであり、
コンテナの組み立て及び折りたたみが簡単に行なえると
いう効果を有する。
テナを組み立てる場合には、ベース支柱に対してサイド
フレームを起立操作後、ベース支柱に対してサイドフレ
ームを支持固定した後、前後フレームを起立操作させ、
前後フレームをサイドフレームに対してロック部材によ
りロック操作することにより、簡単にコンテナを組み立
てることができ、コンテナを折りたたむ場合には、各フ
レームを連結するロック部材を解除して、ベースプレー
ト上に前後フレームを折りたたみ収容した後、サイドフ
レームとベース支柱との固定を解除して、ベース支柱に
対してサイドフレームを略水平方向に折りたためば、サ
イドフレームの折りたたみ操作が完了するものであり、
コンテナの組み立て及び折りたたみが簡単に行なえると
いう効果を有する。
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】(2)請求項1記載の発明によれば、ホル
ダの長手方向に沿ってガイド長孔を開設する一方、ガイ
ド長孔の前後端に下方向に延びる係合部を延設するとと
もに、ロック用ロッドのスライド操作時には、ガイド長
孔内を摺動し、ロック、及びロック解除時には係合部内
に係合する突起をロック用ロッドのスライド部に突設す
るという構成であるため、ロック時、及びロック解除
時、ホルダ内にロック用ロッドを安定的に支持でき、ロ
ック強度がより強化されるとともに、アンロック時、ロ
ッドが不用意にスライドすることがなく、フレームやロ
ッドの損傷を未然に防止できるという効果を有する。
ダの長手方向に沿ってガイド長孔を開設する一方、ガイ
ド長孔の前後端に下方向に延びる係合部を延設するとと
もに、ロック用ロッドのスライド操作時には、ガイド長
孔内を摺動し、ロック、及びロック解除時には係合部内
に係合する突起をロック用ロッドのスライド部に突設す
るという構成であるため、ロック時、及びロック解除
時、ホルダ内にロック用ロッドを安定的に支持でき、ロ
ック強度がより強化されるとともに、アンロック時、ロ
ッドが不用意にスライドすることがなく、フレームやロ
ッドの損傷を未然に防止できるという効果を有する。
【0079】(3)請求項2記載の発明によれば、前後
フレームの下部フレームの下側両側をベース支柱にヒン
ジ部材を介して枢着し、このヒンジ部材として、下部フ
レームに溶接固定される直線状のヒンジ軸と、このヒン
ジ軸を受けるヒンジ軸受けがベース支柱の内面に上方に
開口するU字状の軸受けとして形成されており、ヒンジ
軸の設定位置がベース支柱の幅寸法内であることから、
ヒンジ軸が荷物収容空間側に突出することがなく、荷物
との干渉が防止できるとともに、軸受けが上方に開口し
た構成であるから、フレームを上方に持ち上げれば簡単
に前後フレームを取り外すことができ、操作性を高める
ことができるという効果を有する。
フレームの下部フレームの下側両側をベース支柱にヒン
ジ部材を介して枢着し、このヒンジ部材として、下部フ
レームに溶接固定される直線状のヒンジ軸と、このヒン
ジ軸を受けるヒンジ軸受けがベース支柱の内面に上方に
開口するU字状の軸受けとして形成されており、ヒンジ
軸の設定位置がベース支柱の幅寸法内であることから、
ヒンジ軸が荷物収容空間側に突出することがなく、荷物
との干渉が防止できるとともに、軸受けが上方に開口し
た構成であるから、フレームを上方に持ち上げれば簡単
に前後フレームを取り外すことができ、操作性を高める
ことができるという効果を有する。
【図1】本発明に係る折りたたみ式コンテナの一実施形
態を示すコンテナの組立状態を示す外観図。
態を示すコンテナの組立状態を示す外観図。
【図2】同コンテナの折りたたみ状態を示す外観図。
【図3】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおけるベ
ースを示す斜視図。
ースを示す斜視図。
【図4】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおけるサ
イドフレームとベースとを示す側面図。
イドフレームとベースとを示す側面図。
【図5】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおける前
後フレームを示す正面図。
後フレームを示す正面図。
【図6】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおけるサ
イドフレームと前後フレームとのロック構造を示す説明
図。
イドフレームと前後フレームとのロック構造を示す説明
図。
【図7】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおける前
後フレームの折りたたみ操作を示す説明図。
後フレームの折りたたみ操作を示す説明図。
【図8】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおける前
後フレームの折りたたんだ状態を示す断面図。
後フレームの折りたたんだ状態を示す断面図。
【図9】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおけるサ
イドフレームの折りたたみ操作を示す説明図。
イドフレームの折りたたみ操作を示す説明図。
【図10】本発明に係る折りたたみ式コンテナの使用形
態を示す説明図。
態を示す説明図。
【図11】本発明に係る折りたたみ式コンテナにおける
保管状態を示す説明図。
保管状態を示す説明図。
【図12】本発明に係る折りたたみ式コンテナの別実施
形態における前後フレームを示す正面図。
形態における前後フレームを示す正面図。
【図13】図12に示す前後フレームに設置されるロッ
ク部材の構成を示す要部斜視図。
ク部材の構成を示す要部斜視図。
【図14】図13に示すロック部材の操作を示す説明
図。
図。
【図15】図12に示す前後フレームに設置されるロッ
ク部材の変形態様を示す要部斜視図。
ク部材の変形態様を示す要部斜視図。
【図16】図15に示すロック部材の操作を示す説明
図。
図。
【図17】図12に示す前後フレームに設置されるヒン
ジ部材を示す要部斜視図。
ジ部材を示す要部斜視図。
【図18】図17に示すヒンジ部材の構成を示す断面
図。
図。
【図19】従来のコンテナを示す斜視図。
10 折りたたみ式コンテナ 20 ベース 21 ベース支柱 22 ベースプレート 25 ホルダ 30 サイドフレーム 33 ホルダ 34 ロック受け 40 前後フレーム 40a 上部フレーム 40b 下部フレーム 41 蝶番 45 ロック部材 47 ロック用ループ 50 ロック部材 51 サポートプレート 52 ホルダ 53 ロック用ロッド 54 スライド部 55 ストッパ 56 ロック部 57 把手部 58 ガイド長孔 58a,58b 係合部 59 突起 60 ヒンジ部材 61 ヒンジ軸 62 ヒンジ軸受け
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 19/06 - 19/12
Claims (2)
- 【請求項1】 コンテナ底面を構成するベースプレート
(22)と該ベースプレート(22)のコーナー部に立
設されるベース支柱(21)とを備えたベース(20)
と、コンテナの側壁を構成するとともに、上記ベース支
柱(21)に起倒可能に支持される鋼管製のサイドフレ
ーム(30)と、コンテナの前後壁を構成するととも
に、ベースプレート(22)のコーナー部で折りたたみ
可能に支持される鋼管製の前後フレーム(40)とから
構成され、前後フレーム(40)は、ベースプレート
(22)上に2つ折り状態でベース(20)の外形内に
収容されるとともに、サイドフレーム(30)は、上記
折りたたみ状態の前後フレーム(40)と干渉すること
なく、ベース(30)の外形に沿うように、ベース支柱
(21)に対して、略90°倒された状態で支持される
ことにより、各フレーム(30,40)がベース(2
0)の外形内に折りたたみ収容され、前記サイドフレー
ム(30)と前後フレーム(40)は、ロック部材(4
5,50)のロック操作及びロック解除操作により相互
に連結及び連結解除されるとともに、前記ロック部材
(50)は、メインフレーム(42)と連結管(43)
との間に橋掛け固定されるサポートプレート(51)に
ホルダ(52)が溶接固定され、このホルダ(52)内
にロック用ロッド(53)がスライド可能に挿通される
とともに、このロック用ロッド(53)に2段階で屈曲
形成したロック部(56)と把手部(57)をサイドフ
レーム(30)に設けたロック受け(34)を挾み込む
ように係着することにより、サイドフレーム(30)に
対して前後フレーム(40)をロックし、前記ホルダ
(52)の長手方向に沿ってガイド長孔(58)が開設
されるとともに、ガイド長孔(58)の前後端に下方向
に延びる係合部(58a,58b)が延設され、ロック
用ロッド(53)のスライド部(54)にロック部(5
6)と略平行状に突起(59)が突設され、ロック用ロ
ッド(53)のスライド部(54)をスライド操作する
際、上記突起(59)はガイド長孔(58)内を摺動
し、ロック時、及びロック解除時にはガイド長孔(5
8)の前後端側の係合部(58a,58b)内に突起
(59)が係合することにより、ロック用ロッド(5
3)がホルダ(52)内で保持されることを特徴とする
折りたたみ式コンテナ。 - 【請求項2】 コンテナ底面を構成するベースプレート
(22)と該ベースプレート(22)のコーナー部に立
設されるベース支柱(21)とを備えたベース(20)
と、コンテナの側壁を構成するとともに、上記ベース支
柱(21)に起倒可能に支持される鋼管製のサイドフレ
ーム(30)と、コンテナの前後壁を構成するととも
に、ベースプレート(22)のコーナー部で折りたたみ
可能に支持される鋼管製の前後フレーム(40)とから
構成され、前後フレーム(40)は、ベースプレート
(22)上に2つ折り状態でベース(20)の外形内に
収容されるとともに、サイドフレーム(30)は、上記
折りたたみ状態の前後フレーム(40)と干渉すること
なく、ベース(30)の外形に沿うように、ベース支柱
(21)に対して、略90°倒された状態で支持される
ことにより、各フレーム(30,40)がベース(2
0)の外形内に折りたたみ収容され、前記前後フレーム
(40)の下部フレーム(40b)の両側下縁にヒンジ
軸(61)が形成されており、このヒンジ軸(61)を
受けるヒンジ軸受け(62)がベース支柱(21)の内
面に固定され、ヒンジ軸(61)がヒンジ軸受け(6
2)内に取外し自在に装着されるとともに、ヒンジ軸
(61)は、ベース支柱(21)の幅寸法内に収まるよ
うに設定されていることを特徴とする折りたたみ式コン
テナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26220797A JP2911857B2 (ja) | 1996-10-09 | 1997-09-26 | 折りたたみ式コンテナ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26859696 | 1996-10-09 | ||
JP8-268596 | 1996-10-09 | ||
JP26220797A JP2911857B2 (ja) | 1996-10-09 | 1997-09-26 | 折りたたみ式コンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10167269A JPH10167269A (ja) | 1998-06-23 |
JP2911857B2 true JP2911857B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=26545445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26220797A Expired - Fee Related JP2911857B2 (ja) | 1996-10-09 | 1997-09-26 | 折りたたみ式コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911857B2 (ja) |
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JP2002068187A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Toshiba Logistics Corp | ボックスパレット |
CN103204304B (zh) * | 2012-01-17 | 2015-08-12 | 中国国际海运集装箱(集团)股份有限公司 | 锁具以及使用该锁具的可拆卸式托盘箱 |
FI128927B (en) * | 2019-04-26 | 2021-03-31 | Hartwall K Oy Ab | Container |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26220797A patent/JP2911857B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10167269A (ja) | 1998-06-23 |
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