JP2009012722A - 格納式ルーフ搭載車両のシール構造 - Google Patents

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佳男 藤村
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Abstract

【課題】単純な構造のウェザーストリップによってシール性を特に損なうことなく建付けバラツキを解消しうる格納式ルーフ搭載車両のシール構造を提供する。
【解決手段】開閉自在のルーフ1を折り畳み、バックウインドパネル2に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及び逆方向に回動可能なトランクリッド6の前端部に取付けられ、車内側に膨出するトランクリッド側中空シール部32を有するトランクリッドウェザーストリップ30と、前記バックウインドパネル2の後端部に取付けられ、車外側に膨出するバックウインド側中空シール部42を有するバックウインドウェザーストリップ40を備え、前記トランクリッド6及びルーフ1の閉鎖時、前記トランクリッド側中空シール部32と前記バックウインド側中空シール部42を互いに弾接させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉自在のルーフを折り畳み、トランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両のシール構造に関する。
図5は、開閉自在のルーフ1を折り畳み、ルーフ1の後方に位置するバックウインドパネル2に重ねて車体後方側下部のトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両を示す外観図である。このようなタイプの車両は、一般的にリトラクタブルハードトップ,クーペカブリオレ,クーペコンバーチブルと称されている。
ルーフ1の閉鎖時にはフロントガラス3の上端を固定するヘッダ4にルーフ1の前端が接するようになっている。
そして、バックウインドパネル2の周縁部には、車内側に膨出するバックウインドウェザーストリップ10が取付けられている。このバックウインドウェザーストリップ10は、バックウインドガラス7の端面に接してそのバックウインドガラス7をバックウインドパネル2に固定するとともに、バックウインドパネル2の前部ではルーフ1に弾接するとともに、バックウインドパネル2の側部ではピラーパネル5に弾接し、そして、バックウインドパネル2の後部では、図6で示すように、閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及び逆方向に回動可能なトランクリッド6の前端部にそれぞれ弾接する中空シール部12と、その中空シール部12の外側に形成され、トランクリッド6の前端部より車内側でしかも内側に弾接する中空シール部13を有している。
このような、ルーフ1を折り畳み、後方に位置するバックウインドパネル2に重ねて車体後方側下部のトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両では、ルーフ1とバックウインドパネル2は予め他の工程で一体的に組付けられ、その一体的になったものを車両本体に乗せている。
その際、フロントガラス3固定用のヘッダ4後端とルーフ1前端間の見切り隙と、ルーフ1後端とバックウインドパネル2前端間の見切り隙が重要視されるので、バックウインドパネル2後端とトランクリッド6先端の建付けバラツキが大きくなる場合がある。
建付けバラツキが大きくなると、例えば、図7に示すように、シール切れが生じたり、シール反力の低下によって、中空シール部12とトランクリッド6との間から水が車内側に侵入するといった問題がある。
また、図6に示すように、トランクリッド6の前端がヘミング結合されている場合には、その端部に錆止めとして、不定形剤で塗布後に硬化するペイントシーラーSが塗布されることが多い。
そして、トランクリッド6及びルーフ1の閉鎖時に、中空シール部12がペイントシーラーSに接触すると、摩擦によってペイントシーラーSの塗装が剥がれ、中空シール部12とペイントシーラーSとの間から水が車内側に侵入するおそれもある。
さらに、図8に示すように、バックウインドウェザーストリップが、断面略舌状のリップ部14を有するウェザーストリップ15と、それより外側に設けられた断面略円形状の中空シール部16を有するウェザーストリップ17といった2つに分割されたものもあるが、断面略舌状のリップ部14を使用したものでは、リップ部14の波打ちやシール反力の低下が懸念される。一方、シール反力を大きいものにすれば、トランクリッド6が浮き上がりが発生するおそれがある。
さらにまた、図9に示すように、トランクリッド6側に閉鎖時にバックウインドパネル2に弾接する中空シール部18を有するウェザーストリップ19を設け、バックウインドパネル2の外側にトランクリッド6に弾接する中空シール部20を有するウェザーストリップ21を設けるものもあるが、トランクリッド6の開閉時に中空シール部18がバックウインド7の後端と干渉するといった問題もある。
また、自動車の開閉する二部材間の組付けバラツキの問題を解消するため、各当たり面に設けたウェザーストリップ同士を弾接させるシール構造が開示されているが(例えば、特許文献1)、シール面に植毛部を形成するとともに植毛部を含むシール面の表面に撥水効果を有する表面被膜を形成する必要があるので、コスト高になるとともにウェザーストリップ自体の製造も煩雑である。
特公平3−69734号公報
そこで、本発明の目的は、単純な構造のウェザーストリップによってシール性を特に損なうことなく建付けバラツキを解消しうる格納式ルーフ搭載車両のシール構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、開閉自在のルーフ(1)を折り畳み、バックウインドパネル(2)に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッド(6)の前端部に取付けられ、車内側に膨出するトランクリッド側中空シール部(32,52)を有するトランクリッドウェザーストリップ(30,50)と、前記バックウインドパネル(2)の後端部に取付けられ、車外側に膨出するバックウインド側中空シール部(42,62,82)を有するバックウインドウェザーストリップ(40,60,80)を備え、前記トランクリッド(6)及びルーフ(1)の閉鎖時、前記トランクリッド側中空シール部(32,52)と前記バックウインド側中空シール部(42,62,82)を互いに弾接させるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記バックウインド側中空シール部(42,62,82)が、前記バックウインドパネル(2)に接着剤等による固定手段で固定されているバックウインドガラス(7)の端面に接してそのバックウインドガラス(7)と前記バックウインドパネル(2)間のシール性を確保するとともに、前記バックウインドガラス(7)の外面に沿って後側に延長される方向(Z)に配設されたシール面(42c,62c,82c)を有し、そのシール面(42c,62c,82c)に、前記トランクリッド側中空シール部(32,52)を弾接させることを特徴とする。
さらに本発明は、前記バックウインド側中空シール部(42,62,82)は、断面略矩形状であることを特徴とする。
さらにまた本発明は、前記バックウインドウェザーストリップ(40,60,80)が取付けられたバックウインドパネル(2)のさらに後側には、前記トランクリッド(6)及びルーフ(1)の閉鎖時、トランクリッド(6)のトランクリッド側中空シール部(32,52)より車内側の位置に弾接する中空シール部(43,63,87)を有する第二ウェザーストリップ(40,60,85)が取付けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記第二ウェザーストリップ(40,60)は、前記バックウインドウェザーストリップ(40,60)と一体成形されていることを特徴とする。
また本発明は、前記トランクリッド(6)の前端はヘミング結合されるとともにその端部にはペイントシーラー(S)が塗布されたものであり、前記トランクリッドウェザーストリップ(30,50)は、前記ペイントシーラー(S)を覆い隠すように前記トランクリッド(6)に対して取付けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記トランクリッド(6)は閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその逆方向にも回動可能でもあり、その回動時、前記トランクリッド側中空シール部(32,52)と前記バックウインド側中空シール部(42,62,82)は互いに弾接することを特徴とする。
なお、上記の括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
本発明によれば、トランクリッドを閉鎖状態から前側を後方に起立させる方向に回動させて、開閉自在のルーフを折り畳み、バックウインドパネルに重ねてトランク内に格納するタイプの格納式ルーフ搭載車両において、前記トランクリッド及びルーフの閉鎖時には、トランクリッドに取付けられたトランクリッドウェザーストリップのトランクリッド側中空シール部と、バックウインドパネルに取付けられたバックウインドウェザーストリップのバックウインド側中空シール部とが弾接し、両中空シール部同士が撓むようにしているので、バックウインドパネル後端とトランクリッド先端との間の建付けバラツキのうち、車両上下方向のバラツキを、双方の中空シール部のラップ量を拡大することにより容易に解消することができる。
また、両中空シール部同士が撓むように弾接させるので、中空シール部が、パネルあるいは板状のものも含め中空ではない(中実)シール部に弾接する場合と比較してシール反力が増大することを防止することができ、トランクリッドの浮き上がりも改善される。
また本発明によれば、前記バックウインド側中空シール部は、例えば、断面略矩形状であり、そのシール面は、バックウインドガラスの外面に沿って後側に延長される方向に配設されているので、バックウインドパネル後端とトランクリッド先端との間の建付けバラツキのうち、車両前後方向のバラツキを容易に解消することができる。
さらに本発明によれば、両中空シール部同士の弾接に加えて、その後側では、第二ウェザーストリップの中空シール部が、トランクリッド側中空シール部より車内側の位置に弾接するといった二重シール構造になっているので、水密性に優れる。
さらにまた本発明によれば、ヘミング結合されたトランクリッドの前端において、その端部に塗布されたペイントシーラーは、トランクリッドウェザーストリップによって覆い隠されているので、トランクリッド及びルーフの閉鎖時、バックウインド側中空シール部がペイントシーラーに弾接することによって塗装が剥がれるといった問題はない。
また本発明によれば、トランクリッドは、閉鎖状態から前側を後方に起立させる方向及びその逆方向に回動可能であるのに加えて、閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその起立の状態から後側を後方に倒す逆方向にも回動可能であり、このようなタイプの車両においては、バックウインドパネル後端とトランクリッド先端との間の建付けバラツキによる影響は大きいが、トランクリッドが閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその逆方向に回動する時にも、両中空シール部同士を弾接するようにしてバラツキを解消するようにしたので、特にこのようにトランクリッドが回動する車両に対して有効である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。従来例と同一の部分には同一符号を付した。図1は本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す断面図であり、図5のA−A線拡大断面図に相当する。また、図2は、図1に示す格納式ルーフ搭載車両のシール構造においてトランクリッド閉鎖時の状態を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係る発明は、開閉自在のルーフ1を折り畳み、バックウインドパネル2に重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両において、バックインドパネル2の後端とトランクリッド6の前端間の見切り隙の部分のシール構造に関するものであり、車両の外観は従来例で示したもの(図5)と同様である。
図1で示すように、トランクリッド6の前端部には、トランクリッドウェザーストリップ30が取付けられ、バックウインドパネル2の後端部には、トランクリッド6及びルーフ1の閉鎖時にトランクリッドウェザーストリップ30に弾接するバックウインドウェザーストリップ40が取付けられている。なお、トランクリッドウェザーストリップ30はトランクリッド6の全周縁に沿って取付けられ、一方、バックウインドウェザーストリップ40もバックウインドパネル2の全周縁に沿って取付けられている。
トランクリッドウェザーストリップ30は、トランクリッド6の前端部の車内側に両面テープTによって取付けられた板状の取付基部31と、その取付基部31の前側に一体成形され、車内側に膨出する断面略円形状のトランクリッド側中空シール部32を有している。
トランクリッド6は、その閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向(図1のXa方向)及びその起立の状態から前側を前方に倒す逆方向(図1のXb方向)に正逆回動可能であるとともに、その閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向(図1のYa方向)及びその起立の状態から後側を後方に倒す逆方向(図1のYb方向)にも正逆回動可能であるようにされている。すなわち、トランクリッド6はルーフ1を折り畳みトランク内に格納する場合には、閉鎖状態から前側を後方に起立させてトランクの前側からルーフ1及びバックウインドパネル2を格納することができ、通常の荷物をトランクに入れる場合には、閉鎖状態から後側を前方に起立させてトランクの後側から荷物を格納することができるようになっている。このようにトランクリッド6を正逆回動させる機構は様々であるが、例えばトランクリッド6の両側面略中央部にヒンジ(図示しない)を配設することによって容易に達成しうる。
また、トランクリッド6の前端はヘミング結合されるとともにその端部には錆止め用にペイントシーラーSが塗布されていて、そのペイントシーラーSが塗布された部分は、トランクリッドウェザーストリップ30の取付基部31によって覆い隠されている。すなわち、ペイントシーラーSとの間に隙間を形成するようしてトランクリッドウェザーストリップ30の取付基部31が取付けられている。
一方、バックウインドウェザーストリップ40は、取付基部41と、取付基部41に一体成形されたバックウインド側中空シール部42と、及び第二中空シール部43を有している。
取付基部41は、バックウインドパネル2の周縁部に沿って設けられたフランジFに取付けられる断面略U字形状のU字部41aと、そのU字部41aからバックウインドガラス7側に延びる板状の板状部41bと、その板状部41bの先端から延設されバックウインドガラス7の内側とバックウインドパネル2側に弾接する上下のリップ部41c,リップ部41dからなる。なお、U字部41aの内側には、フランジFを保持するために複数(4個)のリップが突設されるとともに、U字部41aの剛性を上げるため芯材(図示しない)が埋設されている。
バックウインド側中空シール部42は、2つの立設壁42a,42bとそれら立設壁42a,42bの上端同士を接続する水平壁42cとからなる断面略矩形状であり、取付基部41の板状部41bの略中央部から車外側に膨出するように一体成形されている。バックウインド側中空シール部42のバックウインドガラス7側の立設壁42aは、バックウインドパネル2に接着剤等による固定手段(図示しない)で固定されているバックウインドガラス7の端面に接してそのバックウインドガラス7とバックウインドパネル2間のシール性を確保している。また、バックウインド側中空シール部42の水平壁42cは、バックウインドガラス7の外面に沿って後側に延長される方向(図1のZ方向)に配設され、表面側はトランクリッド6の閉鎖時、図2に示すように、トランクリッド側中空シール部32を弾接させるシール面として機能する。
なお、バックウインド側中空シール部42は、バックウインドガラス7の全周端面に接しバックウインドガラス7全体を支持してバックウインドパネル2に固定している。
また、第二中空シール部43は、断面略円形状であり、バックウインドパネル2に取付けられた取付基部41の板状部41bよりもさらに後側に取付けられた取付基部41のU字部41aの頂部から車外側に膨出するように一体成形されている。第二中空シール部43は、トランクリッド6及びルーフ1の閉鎖時、図2に示すように、トランクリッド6のトランクリッド側中空シール部32より車内側に位置する取付基部31の後側に弾接するようになっている。
なお、第二中空シール部43は、バックウインドパネル2の後部ではトランクリッド6の前端部に弾接するが、バックウインドパネル2の前部ではルーフ1に弾接するとともに、バックウインドパネル2の側部ではピラーパネル5に弾接する。
このように構成された格納式ルーフ搭載車両のシール構造によれば、ルーフ1が閉鎖された後にトランクリッド6が閉鎖される時、図2で示すように、バックウインドパネル2に取付けられたバックウインドウェザーストリップ40のバックウインド側中空シール部42と、トランクリッド6に取付けられたトランクリッドウェザーストリップ30のトランクリッド側中空シール部32とが弾接し、中空シール部32,42同士が撓むようにしているので、バックウインドパネル2後端とトランクリッド6先端との間の建付けバラツキのうち、車両上下方向のバラツキを、双方の中空シール部32,42のラップ量を拡大することにより容易に解消することができる。
また、中空シール部32,42同士が撓むように弾接させるので、中空シール部が、パネルあるいは板状のものも含め中空ではない(中実)シール部に弾接する場合と比較してシール反力が増大することを防止することができ、トランクリッド6の浮き上がりも改善される。
また、バックウインド側中空シール部42のシール面となる水平壁42cは、バックウインドガラス7の外面に沿って後側に延長される方向に配設されているので、バックウインドパネル2後端とトランクリッド6先端との間の建付けバラツキのうち、車両前後方向のバラツキを容易に解消することができる。
特に、本発明の実施形態に記載したような、トランクリッド6は、閉鎖状態から前側を後方に起立させる方向及びその逆方向に回動可能であるのに加えて、閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその起立の状態から後側を後方に倒す逆方向にも回動可能であり、このようなタイプの車両においては、バックウインドパネル2後端とトランクリッド6先端との間の建付けバラツキによる影響は大きいが、トランクリッド6が閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその逆方向に回動する時にも、両中空シール部32,42同士を弾接させるといった簡単な形状の組合わせによってバラツキを解消するようにしたので、特にこのようにトランクリッド6が回動する車両に対して有効である。
また、中空シール部32,42同士の弾接に加えて、その後側では、第二中空シール部43が、トランクリッド側中空シール部32より車内側に位置する取付基部31の後側に弾接するといった二重シール構造になっているので、水密性に優れる。
また、ヘミング結合されたトランクリッド6の前端において、その端部に塗布された錆止め用のペイントシーラーSは、トランクリッドウェザーストリップ30の取付基部31によって覆い隠されているので、トランクリッド6及びルーフ1の閉鎖時、バックウインド側中空シール部42がペイントシーラーSに弾接することによって塗装が剥がれるといった問題は生じない。
なお、本発明の実施形態では種々の態様が考えられる。例えば、図3で示すように、トランクリッドウェザーストリップ50を、図1で示したような両面テープTではなく、クリップCを利用してトランクリッド6に取付けるようにしたり、あるいは、図1で示したような先端が上方に向けて略90度折れ曲がったフランジFではなく、図3で示すように、水平に延びるフランジFに対しては、バックウインドウェザーストリップ60の取付基部61のU字部61aをその開口部にフランジFが挿入されるような形状としてもよい。また、第二中空シール部63をU字部61aの車外側側壁部から車外側に膨出するように一体成形したり、さらに第二中空シール部63をトランクリッドウェザーストリップ50の取付基部51に対してではなく、トランクリッド6の車内側に直接弾接させるようにしてもよい。また、バックウインド側中空シール部62の立設壁62a,62bの下端同士を接続する取付基部61の板状部61bの部分を省くようにしてもよい。
また、図1で示したバックウインドウェザーストリップ40では、バックウインド側中空シール部42と第二中空シール部は取付基部41を介して一体成形されていたが、図4に示すように、取付基部81とバックウインド側中空シール部82を有するバックウインドウェザーストリップ80と、取付基部86と中空シール部87を有する第二ウェザーストリップ85とに分割するようにしてもよい。
本発明の実施形態では、上述したシール構造を、ルーフ1及びバックウインドパネル2をトランク内へ格納できるようにトランクリッド6を閉鎖状態から前側を後方に起立される方向及びその逆方向に回動自在にするのに加えて、荷物用のトランクとしても使用できるように、トランクリッド6を閉鎖状態から後側を前方に起立される方向及びその逆方向に回動自在にしたタイプの車両に適用した例を示したが、トランクリッド6を閉鎖状態から前側を後方に起立される方向及びその逆方向に回動自在なタイプの車両であれば適用可能である。
本発明の実施形態に係る格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 図1に示す格納式ルーフ搭載車両のシール構造においてトランクリッド閉鎖時の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別の格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別の格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 格納式ルーフ搭載車両を示す外観図である。 従来例に係る格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 図6に示す格納式ルーフ搭載車両のシール構造において建付けバラツキが生じた状態を示す断面図である。 従来例に係る別の格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。 従来例に係るさらに別の格納式ルーフ搭載車両のシール構造を示す、図5のA−A線拡大断面図である。
符号の説明
1 ルーフ
2 バックウインドパネル
3 フロントガラス
4 ヘッダ
5 ピラーパネル
6 トランクリッド
7 バックウインドガラス
10 バックウインドウェザーストリップ
12 中空シール部
13 中空シール部
14 リップ部
15 ウェザーストリップ
16 中空シール部
17 ウェザーストリップ
18 中空シール部
19 ウェザーストリップ
20 中空シール部
21 ウェザーストリップ
30 トランクリッドウェザーストリップ
31 取付基部
32 トランクリッド側中空シール部
40 バックウインドウェザーストリップ
41 取付基部
41a U字部
41b 板状部
41c リップ部
41d リップ部
42 バックウインド側中空シール部
42a 立設壁
42b 立設壁
42c 水平壁
43 第二中空シール部
50 トランクリッドウェザーストリップ
51 取付基部
52 トランクリッド側中空シール部
60 バックウインドウェザーストリップ
61 取付基部
61a U字部
61b 板状部
61c リップ部
61d リップ部
62 バックウインド側中空シール部
62a 立設壁
62b 立設壁
62c 水平壁
63 第二中空シール部
80 バックウインドウェザーストリップ
81 取付基部
82 バックウインド側中空シール部
82a 立設壁
82b 立設壁
82c 水平壁
85 第二ウェザーストリップ
86 取付基部
87 中空シール部
C クリップ
F フランジ
S ペイントシーラー
T 両面テープ

Claims (7)

  1. 開閉自在のルーフを折り畳み、バックウインドパネルに重ねてトランク内に格納することのできる格納式ルーフ搭載車両であって、
    閉鎖状態から前側を後方に起立させる正方向及びその逆方向に回動可能なトランクリッドの前端部に取付けられ、車内側に膨出するトランクリッド側中空シール部を有するトランクリッドウェザーストリップと、
    前記バックウインドパネルの後端部に取付けられ、車外側に膨出するバックウインド側中空シール部を有するバックウインドウェザーストリップを備え、
    前記トランクリッド及びルーフの閉鎖時、前記トランクリッド側中空シール部と前記バックウインド側中空シール部を互いに弾接させるようにしたことを特徴とする格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  2. 前記バックウインド側中空シール部は、前記バックウインドパネルに接着剤等による固定手段で固定されているバックウインドガラスの端面に接してそのバックウインドガラスと前記バックウインドパネル間のシール性を確保するとともに、前記バックウインドガラスの外面に沿って後側に延長される方向に配設されたシール面を有し、そのシール面に、前記トランクリッド側中空シール部を弾接させることを特徴とする請求項1に記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  3. 前記バックウインド側中空シール部は、断面略矩形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  4. 前記バックウインドウェザーストリップが取付けられたバックウインドパネルのさらに後側には、前記トランクリッド及びルーフの閉鎖時、トランクリッドのトランクリッド側中空シール部より車内側の位置に弾接する中空シール部を有する第二ウェザーストリップが取付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  5. 前記第二ウェザーストリップは、前記バックウインドウェザーストリップと一体成形されていることを特徴とする請求項4に記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  6. 前記トランクリッドの前端はヘミング結合されるとともにその端部にはペイントシーラーが塗布されたものであり、前記トランクリッドウェザーストリップは、前記ペイントシーラーを覆い隠すように前記トランクリッドに対して取付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
  7. 前記トランクリッドは閉鎖状態から後側を前方に起立させる正方向及びその逆方向にも回動可能でもあり、その回動時、前記トランクリッド側中空シール部と前記バックウインド側中空シール部は互いに弾接することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の格納式ルーフ搭載車両のシール構造。
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