JP2009012663A - ラックストロークエンドの衝撃緩和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストロークエンド時にラックエンド及びラックハウジングの間で弾性変形して衝撃力を緩和するラックダンパの耐久性を向上させるラックストロークエンドの衝撃緩和装置を提供する。
【解決手段】ラックダンパ26の一方の端面26aの内周側には、ラックハウジング23のガイド穴23aの直径D2より大きな直径D1の内周側非干渉部27が形成されている。このため、ガイド穴23a及びダンパ収納凹部25の底面25aの境界部のエッジEにラックダンパ26の内周側が接触しない。これにより、ストロークエンド時、ラックダンパ26は、弾性変形する際にラックハウジング23からエッジロード(端部集中荷重)を受けない。
【選択図】図5

Description

本発明は、ステアリング装置などに使用されるラックストロークエンドの衝撃緩和装置の改良に関する。
自動車のステアリング装置には、ステアリングホイールからの回転運動をピニオン&ラック機構によってラック軸の軸方向運動に変換する、所謂ラック・ピニオン形式ステアリング装置が一般に使用されている。このステアリング装置には、ラック軸の端部に固定したラックエンドを、ラック軸を軸方向に移動自在に支持しているラックハウジングに緩く当接させることによってストロークエンドを規制するストロークエンド衝撃緩和装置が設けられている。
この種のストロークエンド衝撃緩和装置として、例えば特許文献1に記載されているものがある。この装置は、ラック軸の端部側外周に弾性変形自在なラックダンパを配置し、ラックエンド及びラックハウジングが衝突するストロークエンドの直前に、ラックエンド及びラックハウジングに当接するラックダンパが弾性変形することで衝撃時の衝撃力を緩和するものである。
実開平6−69061号公報(図5、図7)
ところで、上述した従来の装置は、ラック軸の端部外周に円筒形状のラックダンパを配置しているが、ストロークエンド時に、ラックハウジングのラック軸を支持しているガイド穴のエッジに、弾性変形するラックダンパの内周側が当たって損傷するおそれがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ストロークエンド時にラックエンド及びラックハウジングの間で弾性変形して衝撃力を緩和するラックダンパの耐久性を向上させるとともに、ブーツなどラックダンパの保護部材の追加部品も不要として簡単な構造とし、組付けも容易なラックストロークエンドの衝撃緩和装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るラックストロークエンドの衝撃緩和装置は、ラック軸の端部側外周に弾性変形自在に装着されている筒形状のラックダンパと、前記ラック軸の端部に固定されているラックエンドと、このラックエンドを収容する収納凹部及び前記ラック軸を軸方向に移動自在に支持するガイド穴を設けたラックハウジングとを備え、前記ラックエンド及び前記収納凹部の当接面同士が衝突するストロークエンドの直前に、前記ラックダンパの軸方向の両端面が前記収納凹部の底面と前記ラックエンドとに当接して弾性変形することで衝撃力を緩和するようにした装置において、前記収納凹部の底面に当接して弾性変形する前記ラックダンパの軸方向の一方の端面に、前記収納凹部の底面で開口している前記ガイド穴のエッジに干渉しない内周側非干渉部を設けたことを特徴とするラックストロークエンドの衝撃緩和装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記内周側非干渉部は、前記ラックダンパの軸方向の一方の端面内周に設けられ、前記ガイド穴の直径より大きな外径を有する環状の凹部である。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記ラックエンドに当接する前記ラックダンパの軸方向の他方の端面に、前記内周側非干渉部と同一形状の部位を設けた。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記ラックダンパの軸方向の他方の端面に、ストロークエンド時に互いに衝突する前記ラックエンド及び前記収納凹部の当接面に干渉しない外周側非干渉部を設けた。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記外周側非干渉部は、前記ラックダンパの軸方向の他方の端面外周に設けられた環状の凹部である。
また、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記収納凹部の底面に当接する前記ラックダンパの軸方向の一方の端面に、前記外周側非干渉部と同一形状の部位を設けた。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記ラックダンパの軸方向の端部側が内周側に弾性変形し、軸方向の中央部が外周側に突出しながら弾性変形するように、当該ラックダンパに変形促進部を設けた。
さらに、請求項8記載の発明は、請求項7記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置において、前記変形促進部は、前記ラックダンパの軸方向中央部の内周面に形成した環状の凹みである。
本発明に係るラックストロークエンドの衝撃緩和装置によれば、収納凹部の底面に当接して弾性変形するラックダンパの軸方向の一方の端面に、収納凹部の底面で開口しているガイド穴のエッジに干渉しない内周側非干渉部を設けたことから、ストロークエンド時、弾性変形するラックダンパはラックハウジングからエッジロード(端部集中荷重)を受けないので耐久性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図11は、本発明のラックストロークエンドの衝撃緩和装置を示す図であり、図1は本発明に係るステアリング装置を示す図であり、図2はストロークエンド前の衝撃緩和装置の構造を示す図であり、図3はストロークエンド時の衝撃緩和装置の構造を示す図であり、図4はストロークエンド前の第1実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図5はストロークエンド時の第1実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図6はストロークエンド前の第2実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図7はストロークエンド前の第3実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図8はストロークエンド前の第4実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図9はストロークエンド時の第4実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図10はストロークエンド前の第5実施形態の衝撃緩和装置を示す図であり、図11はストロークエンド時の第5実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。
図1において符号SMはステアリング装置である。このステアリング装置SMは、ステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が伝達される入力軸2aとこの入力軸2aに図示しないトーションバーを介して連結された出力軸2bとを有するステアリングシャフト2を備えている。このステアリングシャフト2は、ステアリングコラム3に回転自在に内装され、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は図示しないトーションバーに連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、2つのヨーク4a,4bとこれらを連結する十字連結部4cとで構成されるユニバーサルジョイント4を介して中間シャフト5に伝達され、さらに、2つのヨーク6a,6bとこれらを連結する十字連結部6cとで構成されるユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。
このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ8を介して左右のタイロッド9に伝達され、これらタイロッド9によって図示しない操舵輪を操舵させる。ここで、ステアリングギヤ8は、ギヤハウジング8a内に、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8bとこのピニオン8bに噛合するラック軸8cとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8bに伝達された回転運動をラック軸8cで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結した減速ギヤ11と、この減速ギヤ11に連結された操舵補助力を発生する電動機としての例えばブラシレスモータで構成される電動モータ12とを備えている。
また、減速ギヤ11のステアリングホイール1側に連接されたハウジング13内に操舵トルクセンサ14が配設されている。この操舵トルクセンサ14は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介挿した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を非接触の磁気センサで検出するように構成されている。
そして、運転者がステアリングホイール1を左右いずれかの方向に操舵すると、操舵トルクセンサ14が検出した操舵トルクに基づく駆動電流により電動モータ12が起動される。これにより、電動モータ12の操舵補助力が減速ギヤ11を介して出力軸2bに伝達されタイロッド9に連結された左右の操舵輪(不図示)が操舵されるようになっている。
(第1実施形態)
図2は、ラックアンドピニオン形式ステアリングギヤ8における第1実施形態のラックストロークエンドの衝撃緩和装置20を示すものである。
本実施形態の衝撃緩和装置20は、ラック軸8cの一端(図2の右端部)に固定されているラックエンド21と、このラックエンド21とタイロッド9とを連接するようにタイロッド9の一端(図2の左端部)に固定されているボールジョイント22と、ラック軸8cが軸方向P1に摺動するように支持しているガイド穴23aを設けたラックハウジング23と、ラックハウジング23の一端側(図2の右端部側)に同軸筒状に形成されてラックエンド21が入り込むラックエンド収納凹部24と、このラックエンド収納凹部24の他端側に縮径された内径で同軸筒状に連続して形成されているダンパ収納凹部25とを備えている。
そして、ラックエンド収納凹部24内であってラック軸8cの一端側の外周には、硬質ゴム等からなる円筒形状のラックダンパ26が配置されている。
ラックダンパ26には、図4に示すように、軸方向の一方の端面26aの内周側を環状に取り除くことで環状の段差凹部27が形成されている。この段差凹部の最大直径D1は、ラックハウジング23のガイド穴23aの直径D2より大きく設定されている(D1>D2)。
そして、段差凹部27を形成した一方の端面26aが、ダンパ収納凹部25の底面25a(ラック軸8cの軸方向P1に直交して延在しているダンパ収納凹部25の内面)に当接可能となるように、ラック軸8cの一端側の外周にラックダンパ26が配置されている。
なお、本発明の収納凹部の当接面が、ラックエンド収納凹部24の底面24aに対応し、本発明の収納凹部の底面で開口しているガイド穴が、ダンパ収納凹部25の底面25aで開口しているガイド穴23aに対応し、本発明の環状の凹部が、段差凹部27に対応している。
次に、本実施形態の装置の動作及び効果について、図3及び図5を参照して説明する。
図3に示すようにラックエンド21がラックエンド収納凹部24内に入り込んでいき、ラック軸8cがストロークエンドの位置まで移動すると、ラックエンド収納凹部24の底面24a(ラック軸8cの軸方向P1に直交して延在しているラックエンド収納凹部24の内面)と、ラックエンド21の当接面21a(ラック軸8cの軸方向P1に直交して延在しているラックエンド21の端面)が当接して衝撃力が発生する。その際、ラック軸8cの一端側の外周に配置されているラックダンパ26が、ダンパ収納凹部25の底面25aとラックエンド21の当接面21aに当接して拡径しながら弾性変形することで、ラック軸8cのストロークエンド時の衝撃力が吸収される。
ここで、ラックダンパ26の一方の端面26aの内周側には、ラックハウジング23のガイド穴23aの直径D2より大きな直径D1の段差凹部27が形成されていることから、図5に示すように、ガイド穴23a及びダンパ収納凹部25の底面25aの境界部のエッジEにラックダンパ26の内周側が接触しない。このように、ストロークエンド時、ラックダンパ26は、弾性変形する際にラックハウジング23からエッジロード(端部集中荷重)を受けない。
したがって、本実施形態は、ストロークエンド時にラックエンド21及びラックハウジング23のダンパ収納凹部25の間で弾性変形して衝撃力を緩和するラックダンパ26の耐久性を向上させることができる。
また、ラックダンパ26のブーツなど保護部材の部品が不要であり、一方の端面26aの内周側にガイド穴23aの直径D2より大きな直径D1の段差凹部27を形成するだけの簡単な構造なので、コストの低減化も図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図6は、第2実施形態のラックストロークエンドの衝撃緩和装置の要部を示すものである。
本実施形態の装置のラックダンパ26は、軸方向の一方の端面26aの内周側及び他方の端面26bの内周側のそれぞれに環状の段差凹部27が形成されている。これら段差凹部の最大直径D1は、ラックハウジング23のガイド穴23aの直径D2より大きく設定されている(D1>D2)。
なお、本発明の本発明の環状の凹部が段差凹部27に対応している。
本実施形態によると、ラックダンパ26の軸方向の両端26a,26bの内周側に同一形状の環状の段差凹部27を形成したことから、ラック軸8cの一端側の外周にラックダンパ26を配置する際の軸方向の向きを考えずに装着することができ、組付け性を良好とすることができる。そして、第1実施形態と同様に、ストロークエンド時にガイド穴23a及びダンパ収納凹部25の底面25aの境界部のエッジEにラックダンパ26の内周側が接触しないので、ラックダンパ26の耐久性を向上させることができる。
(第3実施形態)
ここで、ラックダンパ26の構造は、図7に示すように、ラックダンパ26の内周側に、両端面26a,26bに向かうに従い徐々に拡径した環状の面取り部28を形成する構造も考えられる。この際、面取り部28の端面側の最大直径D1は、ラックハウジング23のガイド穴23aの直径D2より大きく設定する(D1>D2)。
なお、本発明の環状の凹部が面取り部28に対応している。
第3実施形態によると、面取り部28の加工を容易に行うことができるとともに、第2実施形態と同様に組付け性を良好としながら、ラックダンパ26の耐久性を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、図8及び図9は、第4実施形態のラックストロークエンドの衝撃緩和装置の要部を示すものである。
本実施形態のラックダンパ26は、軸方向の両端26a,26bの外周側に環状の段差凹部29が形成されている。また、第2実施形態と同様に、軸方向の両端26a,26bの内周側にも、段差凹部29と同形状の環状の段差凹部27が形成されている。なお、本発明の環状の凹部が、段差凹部27,29に対応している。
図8に示すように、本実施形態のラックダンパ26の断面中心を符号Cとすると、軸方向の両端26a,26bの外周及び内周に段差凹部29,27が形成されているラックダンパ26は、ストロークエンド時にダンパ収納凹部25の底面25a及びラックエンド21の当接面21aから作用する軸方向の衝撃荷重F1,F2が略断面中心Cに向かう方向となる。
このように、衝撃荷重F1,F2が略断面中心Cに向けて作用することで弾性変形するラックダンパ26は、軸方向の端部側が外周側、或いは内周側に反り返って変形することがなく、ストロークエンド時にラックエンド収納凹部24の底面24aとラックエンド21の当接面21aとが当接しても、それらの間に挟まるラックダンパ26の部位が存在しない。
したがって、軸方向の端部26bの外周側が、ストロークエンド時のラックエンド収納凹部24の底面24aとラックエンド21の当接面21aとが当接する際に挟み込まれるおそれがないので、さらに耐久性が向上したラックダンパ26を提供することができる。
また、本実施形態のラックダンパ26は、軸方向の両端部26a,26bの内周側に同一形状の段差凹部27形成し、外周側にも同一形状の段差凹部29を形成したことから、ラックダンパ26を軸方向の向きを考えずにラック軸8cの外周に簡単に装着することができ、組付け性を良好とすることができる。
なお、本実施形態では、ラックダンパ26に環状の段差凹部27,29を形成したが、図7で示す第3実施形態のように、両端面26a,26bに向かうに従い徐々に拡径した環状の面取り部を形成した構造であってもよい。
(第5実施形態)
さらに、図10及び図11は、第5実施形態のラックストロークエンドの衝撃緩和装置の要部を示すものである。
本実施形態は、ラック軸8cの外周に当接するラックダンパ26の内周面の軸方向中央部に、環状に凹んだ変形促進部30が形成されている。また、本実施形態のラックダンパ26は、第2,4実施形態と同様に、軸方向の両端26a,26bの内周側にも環状の段差凹部27が形成されている。
本実施形態のラックダンパ26は、内周面の軸方向中央部に変形促進部30が形成されているので、ダンパ収納凹部25の底面25aとラックエンド21の当接面21aとに当接して弾性変形する際には図10に示す曲げモーメントMが作用する。そして、このような曲げモーメントMが作用したラックダンパ26は、軸方向の端部側が内周側に移動し、軸方向の中央部が外周側に突出するように変形していく。
このため、ラックダンパ26の軸方向の端部26bの外周側が、ストロークエンド時のラックエンド収納凹部24の底面24aとラックエンド21の当接面21aとが当接する際に挟み込まれるおそれがないので、さらに耐久性が向上したラックダンパ26を提供することができる。
また、本実施形態のラックダンパ26は、軸方向の両端部26a,26bの内周側に同一形状の段差凹部27形成していることから、ラックダンパ26を軸方向の向きを考えずにラック軸8cの外周に簡単に装着することができ、組付け性を良好とすることができる。
なお、本実施形態もラックダンパ26に環状の段差凹部27を形成したが、図7で示す第3実施形態のように、両端面26a,26bに向かうに従い徐々に拡径した環状の面取り部を形成した構造であってもよい。
また、本実施形態の変形促進部30を、他の実施形態のラックダンパ26の軸方向中央部の内周面に形成してもよい。
さらに、ラック軸8cの一端側の外周に配置されている各実施形態のラックダンパ26は、ラック軸8cの軸方向に移動自在に配置されていても、軸方向に移動不可能に外嵌されていてもよい。
さらに、各実施形態のラックストロークエンドの緩衝緩和装置20を備えたステアリング装置SMは、操舵補助機構10を具備した装置として説明したが、操舵補助機構10を備えていないステアリング装置SMであってもよい。
さらにまた、本発明のラックストロークエンドの緩衝緩和装置を、図1に示したコラムアシスト式電動パワーステアリング装置に適用したが、ピニオンアシスト式電動パワーステアリング装置、或いはラックアシスト式電動パワーステアリング装置に適用してもよい。
本発明に係るステアリング装置を示す図である。 ストロークエンド前の衝撃緩和装置の構造を示す図である。 ストロークエンド時の衝撃緩和装置の構造を示す図である。 ストロークエンド前の第1実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド時の第1実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド前の第2実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド前の第3実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド前の第4実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド時の第4実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド前の第5実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。 ストロークエンド時の第5実施形態の衝撃緩和装置を示す図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、2a…入力軸、2b…出力軸、3…ステアリングコラム、4…ユニバーサルジョイント、4a,4b…ヨーク、4c…十字連結部、5…中間シャフト、6…ユニバーサルジョイント、6a,6b…ヨーク、6c…十字連結部、7…ピニオンシャフト、8…ステアリングギヤ、8a…ギヤハウジング、8b…ピニオン、8c…ラック軸、9…タイロッド、10…操舵補助機構、11…減速ギヤ、12…電動モータ、13…ハウジング、14…操舵トルクセンサ、20…衝撃緩和装置、21…ラックエンド、21a…当接面、22…ボールジョイント、23…ラックハウジング、23a…ガイド穴、24…ラックエンド収納凹部、24a…底面、25…ダンパ収納凹部、25a…底面、25b…内周面、26…ラックダンパ、26a…軸方向の一方の端面、26b…軸方向の他方の端面、27,29…環状の段差凹部、28…環状の面取り部、30…変形促進部、C…ラックダンパの断面中心、D1…段差凹部の最大直径、D2…ガイド穴の直径、E…エッジ、M…曲げモーメント、P1…ラック軸の軸方向、SM…ステアリング装置

Claims (8)

  1. ラック軸の端部側外周に弾性変形自在に装着されている筒形状のラックダンパと、前記ラック軸の端部に固定されているラックエンドと、このラックエンドを収容する収納凹部及び前記ラック軸を軸方向に移動自在に支持するガイド穴を設けたラックハウジングとを備え、前記ラックエンド及び前記収納凹部の当接面同士が衝突するストロークエンドの直前に、前記ラックダンパの軸方向の両端面が前記収納凹部の底面と前記ラックエンドとに当接して弾性変形することで衝撃力を緩和するようにした装置において、
    前記収納凹部の底面に当接して弾性変形する前記ラックダンパの軸方向の一方の端面に、前記収納凹部の底面で開口している前記ガイド穴のエッジに干渉しない内周側非干渉部を設けたことを特徴とするラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  2. 前記内周側非干渉部は、前記ラックダンパの軸方向の一方の端面内周に設けられ、前記ガイド穴の直径より大きな外径を有する環状の凹部であることを特徴とする請求項1記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  3. 前記ラックエンドに当接する前記ラックダンパの軸方向の他方の端面に、前記内周側非干渉部と同一形状の部位を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  4. 前記ラックダンパの軸方向の他方の端面に、ストロークエンド時に互いに衝突する前記ラックエンド及び前記収納凹部の当接面に干渉しない外周側非干渉部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  5. 前記外周側非干渉部は、前記ラックダンパの軸方向の他方の端面外周に設けられた環状の凹部であることを特徴とする請求項4記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  6. 前記収納凹部の底面に当接する前記ラックダンパの軸方向の一方の端面に、前記外周側非干渉部と同一形状の部位を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  7. 前記ラックダンパの軸方向の端部側が内周側に弾性変形し、軸方向の中央部が外周側に突出しながら弾性変形するように、当該ラックダンパに変形促進部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
  8. 前記変形促進部は、前記ラックダンパの軸方向中央部の内周面に形成した環状の凹みであることを特徴とする請求項7記載のラックストロークエンドの衝撃緩和装置。
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