JP2012021594A - 雄シャフトと雌シャフトの結合構造 - Google Patents

雄シャフトと雌シャフトの結合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な結合強度を確保しつつ、圧入荷重を低減させることを可能にした雄シャフトと雌シャフトの結合構造を提供する。
【解決手段】4箇所のしまりばめ歯71の歯面711は、雌セレーション6の歯61の歯面611に接触して互いに弾性変形し、圧入荷重が生じる。また、4箇所のすきまばめ歯72の歯面721は、雌セレーション6の歯61の歯面611に接触しないため、圧入荷重は生じない。このように、雌セレーション6に雄セレーション7を圧入すると、雌セレーション6及び雄セレーション7が弾性変形して、雌セレーション6及び雄セレーション7の製造誤差を吸収するため、圧入荷重が安定するとともに、必要な結合強度を確保することが容易である。また、圧入される歯数が少ないため、圧入荷重を低減させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は雄シャフトと雌シャフトの結合構造、特に、雄セレーションが形成された雄シャフトと、雌セレーションが形成された雌シャフトの結合構造に関する。
車両の前輪を操舵するステアリング装置では、ステアリングホイールの操作で回転するステアリングシャフトの動きを、自在継手を介してステアリングギヤの入力軸に伝達している。このような自在継手とシャフト(例えば中間シャフト)との結合部には、自在継手の雌セレーションにシャフトの雄セレーションを圧入して、回転トルクを伝達可能に結合する結合構造が採用される場合がある。
特許文献1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造は、雄シャフトまたは雌シャフトのいずれか一方にセレーションを形成し、他方に多角形や凹凸状の非円形形状を形成している。雄シャフトに雌シャフトを圧入すると、セレーションの山が凸状でつぶされて塑性変形するため、円周上に圧入荷重の大きい部位と小さい部位ができ、圧入荷重を低減させることができる。しかし、特許文献1の結合構造は、セレーションの山が凸状でつぶされて塑性変形するため、雄シャフトを雌シャフトから引き抜く方向の引き抜き荷重が低下する恐れがある。
特開2009−63137号公報
本発明は、必要な結合強度を確保しつつ、圧入荷重を低減させることを可能にした雄シャフトと雌シャフトの結合構造を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、外周に雄セレーションが形成された雄シャフト、上記雄シャフトに圧入して外嵌し、上記雄セレーションに回転トルクを伝達可能に係合する雌セレーションが形成された雌シャフト、上記雄セレーションまたは雌セレーションの少なくともいずれか一方に形成され、他方の歯との嵌合が、しまりばめになるしまりばめ歯とすきまばめになるすきまばめ歯が、円周上に交互に形成されていることを特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、上記しまりばめ歯とすきまばめ歯が、円周上に等間隔に形成されていることを特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造である。
第3番目の発明は、第2番目の発明の雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、上記しまりばめ歯とすきまばめ歯が、各々少なくとも180度間隔で形成されていることを特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造である。
第4番目の発明は、第1番目の発明の雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、上記雌シャフトが自在継手のヨークの結合筒部であり、上記雄シャフトが上記結合筒部に圧入されるステアリング装置のシャフトであって、上記しまりばめ歯が上記ヨークの結合アーム部と結合筒部の付け根の応力集中部を回避して配置されていることを特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造である。
第5番目の発明は、外周に雄セレーションが形成された雄シャフト、上記雄シャフトに圧入して外嵌し、上記雄セレーションに回転トルクを伝達可能に係合する雌セレーションが形成された雌シャフト、上記雄セレーションと雌セレーションの嵌合部に、しまりばめとすきまばめが、円周上に交互に形成されていることを特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造である。
本発明の雄シャフトと雌シャフトの結合構造は、雄セレーションまたは雌セレーションの少なくともいずれか一方に形成され、他方の歯との嵌合が、しまりばめになるしまりばめ歯とすきまばめになるすきまばめ歯が、円周上に交互に形成されている。従って、雌セレーションに雄セレーションを圧入すると、雌セレーション及び雄セレーションが弾性変形して、雌セレーション及び雄セレーションの製造誤差を吸収するため、圧入荷重が安定するとともに、必要な結合強度を確保することが容易である。また、圧入される歯数が少ないため、圧入荷重を低減させることができる。
本発明の実施例の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を備えたステアリング装置の全体側面図である。 本発明の実施例1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のP部拡大断面である。 (a)は図3のしまりばめ部の拡大断面図、(b)は図3のすきまばめ部の拡大断面図である。 本発明の実施例1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造に作用する力の方向を示す図3相当図である。 本発明の実施例2の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す図3相当図である。 (a)は本発明の実施例3の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す縦断面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 本発明の実施例4の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す図3相当図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例4を説明する。
図1は本発明の実施例の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を備えたステアリング装置の全体側面図、図2は本発明の実施例1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す縦断面図である。図3は図2のA−A断面図、図4は図3のP部拡大断面である。図5(a)は図3のしまりばめ部の拡大断面図、図5(b)は図3のすきまばめ部の拡大断面図である。図6は本発明の実施例1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造に作用する力の方向を示す図3相当図である。
図1に示すように、本発明の実施例の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を備えたステアリング装置は、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール11を装着可能なステアリングシャフト12と、このステアリングシャフト12を挿通したステアリングコラム13と、このステアリングシャフト12に補助トルクを付与する為のアシスト装置(操舵補助部)20と、このステアリングシャフト12の車体前方側(図1の左側)に、図示しないラック/ピニオン機構を介して連結されたステアリングギヤ30とを備える。
ステアリングシャフト12は、雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとを、回転トルクを伝達可能に、かつ軸方向に関して相対移動可能にスプライン嵌合している。従って、上記雌ステアリングシャフト12Aと雄ステアリングシャフト12Bとは、衝突時に、このスプライン嵌合部が相対移動して、全長を縮めることができる。
また、上記ステアリングシャフト12を挿通した筒状のステアリングコラム13は、アウターコラム13Aとインナーコラム13Bとをテレスコピック移動可能に組み合わせている。そのため、ステアリングコラム13は、衝突時に軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。
そして、上記インナーコラム13Bの車体前方側端部を、ギヤハウジング21の車体後方側端部に圧入嵌合して固定している。また、上記雄ステアリングシャフト12Bの車体前方側端部を、このギヤハウジング21の内側に通し、アシスト装置20の図示しない入力軸の車体後方側端部に連結している。
ステアリングコラム13は、その中間部を支持ブラケット14により、ダッシュボードの下面等、車体18の一部に支承している。また、この支持ブラケット14と車体18との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット14に車体前方側に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット14が上記係止部から外れ、車体前方側に移動するようにしている。
また、上記ギヤハウジング21の上端部も、上記車体18の一部に支承している。また、本実施例の場合には、チルト機構及びテレスコピック機構を設けることにより、上記ステアリングホイール11の車体前後方向位置、及び、高さ位置の調節を自在としている。このようなチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本発明の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
上記ギヤハウジング21の車体前方側端面から突出した出力軸23は、自在継手(上側自在継手)41を介して、中間シャフト15の後端部に連結している。また、この中間シャフト15の前端部に、別の自在継手(下側自在継手)42を介して、ステアリングギヤ30のピニオン軸(以下軸と呼ぶ)16を連結している。中間シャフト15は、雄中間シャフト(雄シャフト)15Aの車体前方側に、雌中間シャフト(雌シャフト)15Bの車体後方側が外嵌し、回転トルクを伝達可能に、かつ、軸方向に関して相対移動可能に嵌合している。
図示しないピニオンが、軸16の下端(車体前方側端部)に形成されている。また、図示しないラックが、このピニオンに噛み合っており、ステアリングホイール11の回転が、タイロッド31を移動させて、図示しない車輪を操舵する。
アシスト装置20のギヤハウジング21には、電動モータ26のケース261が固定され、この電動モータ26の図示しない回転軸にウォームが結合されている。出力軸23には図示しないウォームホイールが取り付けられ、このウォームホイールに電動モータ26の回転軸のウォームが噛合っている。
また、出力軸23の中間部の周囲には、図示しないトルクセンサが設けられている。上記ステアリングホイール11からステアリングシャフト12に加えられるトルクの方向と大きさを、トルクセンサで検出し、この検出値に応じて、電動モータ26を駆動し、ウォームとウォームホイールから成る減速機構を介して、出力軸23に、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。補助トルクを発生させるアシスト装置は、電動式に限定されるものではなく、油圧式のアシスト装置でもよい。
図2から図6は、本発明の実施例1の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示し、図1の自在継手42の一方のヨーク5と雌中間シャフト15Bとの結合部に適用した例を示す。本発明の雄シャフトと雌シャフトの結合構造は、図1の自在継手41と雄中間シャフト15Aとの結合部や、自在継手41と出力軸23との結合部に適用してもよい。
図2及び図3に示すように、ヨーク5の右側(図2の右側)には二股状の結合アーム部51、51が形成され、この結合アーム部51、51に形成された軸受孔511、511に、軸受を介して挿入された図示しない十字軸を介して、他方の図示しないヨーク5と結合されている。
ヨーク5の左側(図2の左側)には略円筒状の結合筒部52が形成され、この結合筒部52の内周面に形成された雌セレーション6に、図2の左側から、結合筒部52の軸方向に平行に雌中間シャフト15Bを圧入する。そして、雌中間シャフト15Bの外周面に形成された雄セレーション7を、雌セレーション6にセレーション係合させて、回転トルクを伝達可能に構成している。
図3から図5に示すように、雌セレーション6、雄セレーション7は歯数が24枚に形成されている。雌セレーション6の24枚の歯61は、全て同一のBPD(ビトウインピン直径)で成形される。これに対し、雄セレーション7は、OPD(オーバーピン外径)を大きく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がしまりばめになる3枚のしまりばめ歯71が、雄セレーション7の円周上に、90度間隔に4箇所形成されている。また、OPD(オーバーピン外径)を小さく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がすきまばめになる3枚のすきまばめ歯72が、3枚のしまりばめ歯71の間に、90度間隔に4箇所形成されている。
従って、図5(a)に示すように、4箇所のしまりばめ歯71の歯面711、711は、雌セレーション6の歯61の歯面611、611に接触して互いに弾性変形し、圧入荷重が生じる。また、図5(b)に示すように、4箇所のすきまばめ歯72の歯面721、721は、雌セレーション6の歯61の歯面611、611に接触しないため、圧入荷重は生じない。
この結果、図6に示すように、しまりばめ歯71が雌セレーション6の歯61に係合する4箇所では、雌セレーション6は矢印F1に示すように半径方向外側に押されて弾性変形し、雄セレーション7は矢印F2に示すように半径方向内側に押されて弾性変形する。また、すきまばめ歯72が雌セレーション6の歯61に係合する4箇所では、雌セレーション6は矢印F3に示すように円周方向両側から引っ張られて、半径方向内側に弾性変形し、雄セレーション7は矢印F4に示すように円周方向両側から押されて、半径方向外側に弾性変形する。
このように、雌セレーション6に雄セレーション7を圧入すると、雌セレーション6及び雄セレーション7が弾性変形して、雌セレーション6及び雄セレーション7の製造誤差を吸収するため、圧入荷重が安定するとともに、必要な結合強度を確保することが容易である。また、圧入される歯数が少ないため、圧入荷重を低減させることができる。
次に本発明の実施例2について説明する。図7は本発明の実施例2の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す図3相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、しまりばめ歯71及びすきまばめ歯72を、120度間隔で3箇所形成した例である。すなわち、図7に示すように、実施例2は実施例1と同様に、雌セレーション6、雄セレーション7は歯数が24枚に形成されている。雌セレーション6の24枚の歯61は、全て同一のBPD(ビトウインピン直径)で成形される。これに対し、雄セレーション7は、OPD(オーバーピン外径)を大きく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がしまりばめになる4枚のしまりばめ歯71が、雄セレーション7の円周上に、120度間隔に3箇所形成されている。また、OPD(オーバーピン外径)を小さく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がすきまばめになる4枚のすきまばめ歯72が、4枚のしまりばめ歯71の間に、120度間隔に3箇所形成されている。
従って、3箇所のしまりばめ歯71は、雌セレーション6の歯61に接触して互いに弾性変形し、圧入荷重が生じる。また、3箇所のすきまばめ歯72は、雌セレーション6の歯61に接触しないため、圧入荷重は生じない。
このように、雌セレーション6に雄セレーション7を圧入すると、雌セレーション6及び雄セレーション7が弾性変形して、雌セレーション6及び雄セレーション7の製造誤差を吸収するため、圧入荷重が安定するとともに、必要な結合強度を確保することが容易である。また、圧入される歯数が少ないため、圧入荷重を低減させることができる。
次に本発明の実施例3について説明する。図8(a)は本発明の実施例3の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す縦断面図、図8(b)は図8(a)のB−B断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、応力集中部を回避した位置にしまりばめ歯71を配置した例である。すなわち、ヨーク5に回転トルクが作用すると、結合筒部52と結合アーム部51、51との付け根に、図8に示すように、応力集中部P1、P2、P3、P4ができ、この応力集中部P1、P2、P3、P4に亀裂が入って破断する。
実施例3では実施例1と同様に、雌セレーション6、雄セレーション7は歯数が24枚に形成されている。また、実施例1と同様に、雌セレーション6の24枚の歯61は、全て同一のBPD(ビトウインピン直径)で成形される。雄セレーション7は、OPD(オーバーピン外径)を大きく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がしまりばめになる3枚のしまりばめ歯71が、雄セレーション7の円周上に、応力集中部P1、P2、P3、P4を回避して、90度間隔に4箇所形成されている。また、OPD(オーバーピン外径)を小さく成形して、雌セレーション6の歯61との嵌合がすきまばめになる3枚のすきまばめ歯72が、3枚のしまりばめ歯71の間に、90度間隔に4箇所形成されている。
従って、4箇所のしまりばめ歯71は、雌セレーション6の歯61に接触して互いに弾性変形し、圧入荷重が生じる。また、、応力集中部P1、P2、P3、P4に配置された4箇所のすきまばめ歯72は、雌セレーション6の歯61に接触しないため、圧入荷重は生じない。従って、回転トルクによる応力集中部P1、P2、P3、P4に圧入荷重が加わらないため、ヨーク5の耐久性が向上する。
次に本発明の実施例4について説明する。図9は本発明の実施例4の雄シャフトと雌シャフトの結合構造を示す図3相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4は、しまりばめ歯71を120度間隔で3箇所形成するとともに、すきまばめ円弧状部を、しまりばめ歯71の間に形成した例である。すなわち、図9に示すように、雌セレーション6は、全て同一のBPD(ビトウインピン直径)で、5枚の歯61が、雌セレーション6の円周上に、120度間隔に3箇所形成されている。また、雌セレーション6には、5枚の歯61の間に、円弧状部(欠け歯部)62が120度間隔に3箇所形成されている。
雄セレーション7は、OPD(オーバーピン外径)を大きく成形して、雌セレーション6の5枚の歯61との嵌合がしまりばめになる4枚のしまりばめ歯71が、雄セレーション7の円周上に、120度間隔に3箇所形成されている。また、雄セレーション7には、円弧状部62との嵌合がすきまばめになるすきまばめ円弧状部(欠け歯部)73が、4枚のしまりばめ歯71の間に、120度間隔に3箇所形成されている。
従って、3箇所のしまりばめ歯71は、雌セレーション6の歯61に接触して互いに弾性変形し、圧入荷重が生じる。また、3箇所のすきまばめ円弧状部(欠け歯部)73は、雌セレーション6の円弧状部(欠け歯部)62に接触しないため、圧入荷重は生じない。
このように、雌セレーション6に雄セレーション7を圧入すると、雌セレーション6及び雄セレーション7が弾性変形して、雌セレーション6及び雄セレーション7の製造誤差を吸収するため、圧入荷重が安定するとともに、必要な結合強度を確保することが容易である。また、圧入される歯数が少ないため、圧入荷重を低減させることができる。
上記実施例では、しまりばめ歯及びすきまばめ歯を、各々90度間隔で4箇所、または、各々120度間隔で3箇所形成しているが、各々180度間隔で2箇所以上形成すればよい。また、上記実施例では、雄セレーション7にしまりばめ歯とすきまばめ歯を、円周上に交互に形成しているが、雌セレーション6にしまりばめ歯とすきまばめ歯を、円周上に交互に形成してもよい。また、雄セレーション7と雌セレーション6の両方に、しまりばめ歯とすきまばめ歯を、円周上に交互に形成してもよい。
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
12A 雌ステアリングシャフト
12B 雄ステアリングシャフト
13 ステアリングコラム
13A アウターコラム
13B インナーコラム
14 支持ブラケット
15 中間シャフト
15A 雄中間シャフト
15B 雌中間シャフト
16 軸(ピニオン軸)
18 車体
20 アシスト装置
21 ギヤハウジング
23 出力軸
26 電動モータ
261 ケース
30 ステアリングギヤ
31 タイロッド
41 自在継手(上側自在継手)
42 自在継手(下側自在継手)
5 ヨーク
51 結合アーム部
511 軸受孔
52 結合筒部
6 雌セレーション
61 歯
611 歯面
62 円弧状部(欠け歯部)
7 雄セレーション
71 しまりばめ歯
711 歯面
72 すきまばめ歯
721 歯面
73 すきまばめ円弧状部(欠け歯部)

Claims (5)

  1. 外周に雄セレーションが形成された雄シャフト、
    上記雄シャフトに圧入して外嵌し、上記雄セレーションに回転トルクを伝達可能に係合する雌セレーションが形成された雌シャフト、
    上記雄セレーションまたは雌セレーションの少なくともいずれか一方に形成され、他方の歯との嵌合が、しまりばめになるしまりばめ歯とすきまばめになるすきまばめ歯が、円周上に交互に形成されていること
    を特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造。
  2. 請求項1に記載された雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、
    上記しまりばめ歯とすきまばめ歯が、円周上に等間隔に形成されていること
    を特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造。
  3. 請求項2に記載された雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、
    上記しまりばめ歯とすきまばめ歯が、各々少なくとも180度間隔で形成されていること
    を特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造。
  4. 請求項1に記載された雄シャフトと雌シャフトの結合構造において、
    上記雌シャフトが自在継手のヨークの結合筒部であり、
    上記雄シャフトが上記結合筒部に圧入されるステアリング装置のシャフトであって、
    上記しまりばめ歯が上記ヨークの結合アーム部と結合筒部の付け根の応力集中部を回避して配置されていること
    を特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造。
  5. 外周に雄セレーションが形成された雄シャフト、
    上記雄シャフトに圧入して外嵌し、上記雄セレーションに回転トルクを伝達可能に係合する雌セレーションが形成された雌シャフト、
    上記雄セレーションと雌セレーションの嵌合部に、しまりばめとすきまばめが、円周上に交互に形成されていること
    を特徴とする雄シャフトと雌シャフトの結合構造。
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