JP2009010574A - 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた色変換テーブルを備えた画像形成装置であって、RGBデータをHCBデータに変換するRGB/HCB変換手段と、HCBデータを前記第一RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、当該HCBデータに含まれる色相値を予め指定した一の色相値に単色相化するHCB/RGB変換手段と、を備えた単色相化処理部500又は色変換処理部102を備え、入力したRGBデータを所定の色変換テーブルを参照することによって任意の色相に単色相化されたCMYKデータに変換して出力する構成としてある。
【選択図】 図1
Description
具体的には、図19のブロック図に示すように、画像情報入力部101aによって入力されたRGB形式の画像データは、色変換テーブルを含む色変換処理部102aを介してCMYK形式の画像データに変換され、ガンマ補正部103a及びスクリーン処理部104aにおける各処理を介し、画像情報出力部105aによって出力される。
したがって、カラー画像形成装置の分野においては、原色をいかに忠実に再現するか、ということが優先的な課題となっている。
しかし、ユーザの利用の仕方によっては、常に原色に忠実な出力画像ではなく、白黒などのモノクロームカラーによる出力を望む場合もあり、また、再現の精度よりも高速性を望む場合もある。
具体的に、特許文献1に記載のカラー画像処理方法によれば、対象となる画像データ(RGBデータ)をXYZ値に変換し、さらにこれをxyY値に変換する。そして、xyY値が、黒、青、赤、黄、白系のうちいずれの領域に属するか否かを判定し、その判定結果に応じた単色を出力するようにしている。
また、特許文献2に記載の色調整装置は、色度図における色相軸上を複数に分割し、分割された色相軸の中から選択された色相軸ごとに色相、明度、色彩度を調整することができるようになっている。
また、特許文献1又は特許文献2のいずれの方法によっても、白黒からなる画像の出力は可能だが、他の単色相(例えば、赤、緑、青)でのモノクローム出力は不可能である。したがって、ユーザが所望の色相を選択する余地はなく、不便である。
そして、その処理の結果、得られたRGBデータを、色変換テーブルを参照することによりCMYKデータに変換して出力するようにしてある。
このため、通常のフルカラー画像形成装置により、必要に応じてモノクロームカラーの画像データを容易に生成し、出力させることが可能となる。
特に、本発明において行うHCB/RGB変換に関しては、RGB/HCB変換の逆変換を行う必要がなく、ダイレクトにRGBデータを算出するようにしているため、簡易な演算処理が可能となっている。
また、出力する単色相の画像としては、任意の色相を選択できることから、利便性及び拡張性に優れた画像形成装置を実現することが可能である。
このため、予め単色相用の色変換テーブルを生成しておく必要があるが、これは予め備えられている色変換テーブル上のRGBデータを単色相化し、そのCMYKデータを対応づけることによって、新たな色変換テーブルを生成することで容易に実現可能となっている。
そして、HCBデータに含まれる色相値を一の色相値に置換しつつ、再度、RGBデータ形式のデータに変換する。
次に、これらの処理を通して得られたRGBデータに対し、上記色変換テーブルを参照させることによってCMYKデータを取得したうえで、元のRGBデータを対応づけることによって単色相用の色変換テーブルを生成することができる。
そして、このようにして生成された色変換テーブルを利用することによって、単色相化された出力画像を得ることができるようになる。
また、簡易なアルゴリズムを利用することによって本発明の画像形成装置を実現することができる。
特に、本発明において行うHCB/RGB変換に関しては、RGB/HCB変換の逆変換を行うことなく、RGBデータを算出することができるため、簡易な演算処理が可能となっている。
したがって、ソフト・ハードの両面において、簡易な構成の画像形成装置を実現することができる。
また、出力する単色相の画像としては、任意の色相を選択できることから、利便性及び拡張性に優れた画像形成装置を実現することが可能である。
A’{r’,g’,b’}=Sp*P’{P'r,P'g,P'b}+Sw*W{1,1,1}+Sk*K{0,0,0}(但し、P’{r’,g’,b’}は、色相値H’に対応するところの最大彩度点とする。)
具体的には、三次元で表されるRGB色空間の一部を二次元的にとらえることにより、容易に、かつ、ダイレクトにRGBデータを算出可能となっている。
特に、最大彩度点を用いた三角形の面積を利用した前記式を演算することにより、求めるべきRGBデータ(A’{r’,g’,b’})をより容易に取得することが可能となっている。
したがって、特に、アルゴリズムが簡易な構成の画像形成装置を実現することが可能である。
そして、入力画像に対し、その選択に応じた色変換テーブルを参照させることによって、通常のフルカラー画像や単色相化された画像をフレキシブルに出力させることが可能である。
このため、利便性及び拡張性に優れた画像形成装置を実現することが可能である。
また、本発明の画像処理方法は、請求項6に記載するように、予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理方法であって、前記色変換テーブルを構成するRGBデータを抽出し、HCBデータに変換する第一のステップと、前記第一のステップを介して得られたHCBデータを前記第一のステップで行った変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定された一の色相値に単色相化する第二のステップと、前記第二のステップを介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって、CMYKデータに変換する第三のステップと、前記RGBデータと前記第三のステップを介して得られたCMYKデータとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する第四のステップと、入力したRGBデータを、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換する第五のステップと、を有する方法としてある。
したがって、ハードウェアの構成にとらわれることなく発明を実施することができるため、汎用性、拡張性に優れた方法として提供し、様々な形態によって本発明を実現化することが可能である。
また、本発明の画像処理プログラムは、請求項8に記載するように、予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理プログラムであって、前記画像形成装置を構成するコンピュータを、前記色変換テーブルを構成するRGBデータを抽出し、HCBデータに変換する第二RGB/HCB変換手段、前記第二RGB/HCB変換手段を介して得られたHCBデータを前記第二RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定した一の色相値に単色相化する第二HCB/RGB変換手段、前記第二HCB/RGB変換手段を介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって、CMYKデータに変換する第一色変換手段、前記RGBデータと前記第一色変換手段を介して得られたCMYKデータとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段、入力したRGBデータを、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換する第二色変換手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
これにより、プリンタのみならず、イメージスキャナや複写機等、コンピュータ機能を備えた様々な画像形成装置にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することができ、汎用性,拡張性に優れた画像処理プログラムとして提供することができる。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、画像情報入力部101,単色相化処理部500,色変換処理部102、ガンマ補正部103、スクリーン処理部104及び画像情報出力部105によって構成される。
以下に本実施形態の画像形成装置を構成する各部の詳細説明を行う。
単色相化処理部500は、画像情報入力部101によって入力された画像データを、所望の色相に単色相化し、後述する色変換処理部102にデータを受け渡すものである。
具体的には、本発明の第一RGB/HCB変換手段及び第一HCB/RGB変換手段によって構成されている。
第一HCB/RGB変換手段は、第一RGB/HCB変換手段により取得したHCBデータに含まれる色相値(H)を、ユーザが指定する任意の色相(H’)に置換して単色相化するとともに、そのHCBデータ(H’CB)を、原画像のデータ形式(RGBデータ)に変換するものである。
特に、本実施形態においては、前記第一RGB/HCB変換手段で用いた変換方式をそのまま逆変換する方式を利用せず、他の演算式によってRGBデータを取得することとしている。
なお、RGBデータからHCBデータへの変換方法(第一RGB/HCB変換手段)及びHCBデータからRGBデータへの変換方法(第一HCB/RGB変換手段)の具体的手法については、後に詳細に説明する。
具体的には、第一HCB/RGB変換手段を介して取得したRGBデータをCMYKデータに変換する。
ガンマ補正部103は、色変換処理部102を介して取得したCMYKデータに対して所定のガンマ特性の補正を行うものであり、スクリーン処理部104は、CMYKの各データが干渉を起こさないように階調度の調整を行うものである。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の単色相化処理部500における単色相化処理を説明するためのフローチャートである。
図2及び前述に示すとおり、単色相化処理部500は、まず、原画像としてのRGBデータを外部のホストコンピュータ等から入力することから始まる(A501)。
入力された原画像のRGBデータは、本発明の第一RGB/HCB変換手段によりRGB/HCB変換が行われ(A502)、HCBデータが生成される(A503)。
図3は、RGB空間を三次元的に表した説明図であり、線分W−Kを直線L(r=g=b)としたものである。
また、図4は、図3に示すRGB空間を直線Lが鉛直になるように回転して表した説明図であり、さらに図5は、これらの図を対角線のW点方向から眺めた場合の説明図である。このようにRGBデータ及びCMYKデータを環状に表すことによって、色相を0°〜360°の範囲の角度(色相角)によって示すことができる。
E={(r+g+b)/3,(r+g+b)/3,(r+g+b)/3}}
そして、任意のRGB値に対応する彩度は、線分EAの長さに相当するため、彩度値Cは次の演算により算出することができる。
C=(EA×EA)0.5=|EA|
但し、EA={r−(r+g+b)/3,g−(r+g+b)/3,b−(r+g+b)/3}とする。
H=ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]*(sign)
但し、F={1,0,0}、Z={1/3,1/3,1/3}、ZF={2/3,-1/3,-1/3}とし、signは、ベクトルEAとベクトルZFの外積と直線Lの方向ベクトル{1,1,1}との内積を算出したときの符号を利用し、例えば、正であれば+1とし、負であれば−1として設定し、あるいは、その逆として設定する。signを乗じているのは、ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]だけで位相角を計算した場合、ベクトルEAがベクトルZFに対し時計回り方向に角度が進んでいても、反時計回り方向に同量で角度が遅れていても同じ値になってしまう不都合が生ずるからであり、色相角の方向を一意的に定義するためである。
つまり、S={(EA*ZF)/|(EA*ZF)|}.{WK/|WK|}として、
H=Cos-1{(EA.ZF)/(|EA|x|ZF|)}xS
によって色相角を求めても良い(但し、a*bはベクトルaとベクトルbの外積を意味し、a.bはベクトルaとベクトルbの内積を意味し、|a|はベクトルaの大きさを意味する)。
また、任意点が直線L上に位置するときは、暫定的に予め定めた既定色相値を割り当てることとしてもよい。
B=EI.EI^(.5)=|EI|
以上のようにして、任意のRGBデータに対応するHCBデータを算出することができる。
具体的には、図8に示すように、所望色選択部801と所望色相値算出部802によって各々以下の処理を行う。
所望色選択部801は、図9に示すような、色相が徐々に変化し全色相が表示された色相環や所定のパッチ画像等をディスプレイ等に表示しておき、これをユーザがマウス等のポインティングデバイスによって選択する。なお、図9に示す色相環は、モノクローム表示となっているが、実際には、有彩色のフルカラー表示で示される。
また、上述とは異なり、所望のRGB値をユーザが直接入力することによりRGB値を読み込ませても良い。
そして、所望色相値算出部802は、上記RGB値を、ステップA502と同様の手段(第一RGB/HCB変換手段)によりHCBデータに変換することにより、その中から所望の色相値(H’)を抽出することができる。
そして、ステップA506で得た画像データ(H'CB)に対して、HCB/RGB変換を行うことによって(A507)、原画像と同一のデータ形式(RGBデータ)で、かつ、単色相化された画像データ(R’G’B’)が得られることとなる(A508)。
つまり、ステップA504乃至ステップA508を行うことによって、本発明の第一HCB/RGB変換手段が実行されることとなる。
まず、図10に示すように、原画像を構成する各RGB値(図10の例では点AのRGB値)とその同色相における最大彩度点PのRGB値を抽出し、そのHCB値を予め計算しておく。
図10は、RGB三次元空間上において、任意の点Aを含む色相の最大彩度点(点P)と、点P、点W及び点Kからなる色相面(三角形)を示した説明図であり、図11は、図10を線分KW(直線L)が鉛直になるように表した説明図である。
P=(A−Min[A])/Max[(A−Min[A])]
(但し、Min[A]は、{r,g,b}の内で最小の値、Max[A]は、{r,g,b}の内で最大の値、A−Min[A]は、点Aの各要素からMin[A]を引く事を意味する)
具体的には、図12に示すように、点Aを含む色相面(三角形WPK)を設定した後、図13に示すように三角形WPKのみを抽出し、その後、図14に示すように、三角形WPKを構成する小三角形KAW、PAK、WAPを設定する。
そして、設定した各三角形の面積値を△WPK、△KAW、△PAK、△WAPとしたときの面積比率Sp、Sw、Skを次式により求めておく。
Sp=△KAW/△WPK
Sw=△PAK/△WPK
Sk=△WAP/△WPK
例えば、二次元平面上で、ベクトルOA{a,b}、ベクトルOB{c,d}を想定した場合の三角形OABの面積Sは、以下の計算式によって求めることができる。
S=(1/2)|ad−bc|
(但し、|a|はベクトルaの絶対値を意味する)
しかも、色相値Hは同じであるから、CB値のみを考慮して計算すればよいので、演算結果を容易に求めることができる。
一方、△WPKは、上述と同様の方法によって算出してもよく、また、△KAW、△PAK、△WAPの和を求めることによって求めてもよい。
A’{r’,g’,b’}=Sp*P’{P'r,P'g,P'b}+Sw*W{1,1,1}+Sk*K{0,0,0}(但し、点P’は、色相値H’に対応するところの最大彩度点とする。)
また、従来のフルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換処理部(色変換テーブル)をそのまま利用することができるため、特に改造等は不要であり、また、簡単なプログラムの変更によって、本発明を実現することができる。
したがって、容易、かつ、低コストに本発明の画像形成装置を提供することが可能である。
さらに、ユーザは、任意の色相値を指定することができるため、利便性をさらに向上させることができ、拡張性にも優れた画像形成装置を提供することが可能である。
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について図15及び図16を参照しつつ説明する。
図15は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図15に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第一実施形態とほぼ同様の構成となっているが、予め単色相用に加工された色変換処理部102(色変換テーブル)を備えることを特徴としている。
このため、入力したRGB画像データは、この単色相用の色変換テーブルを参照することにより、単色相化処理とCMYKデータへの変換処理とを同時に処理することが可能となる。
なお、第二RGB/HCB変換手段の具体的手法については、本発明の第一RGB/HCB変換手段とほぼ同様であるため、詳細な説明は割愛する。
特に、第二HCB/RGB変換手段は、前述の第二RGB/HCB変換手段の逆変換を用いずに、他の演算式によりRGBデータを求めることを特徴としているが、これについても前述の第一HCB/RGB変換手段と同様であるため詳細な説明は割愛する。
色変換テーブル生成手段は、第一色変換手段を介して得られたCMYKデータと、その元となるRGBデータとを対応づけて、新たな色変換テーブルを生成するものである。
そして、生成された色変換テーブルを参照することにより、入力画像データ(RGB)は、単色相化されたCMYKデータに変換される(本発明の第二色変換手段)。
なお、ガンマ補正部103及びスクリーン処理部104は、前述の第一実施形態と同様であるため、詳細な説明は割愛する。
図16は、本実施形態に係る画像形成装置の色変換処理部102における単色相化処理を説明するためのフローチャートである。
図16に示すとおり、本実施形態に係る色変換処理部102の処理は、前述の第一実施形態とほぼ同様の手順となっているが、本実施形態においては、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている三次元色変換テーブル上の格子点における入力データ(RGBデータ)を抽出することから始まる(B501)点で異なる。
抽出されたRGBデータは、第二RGB/HCB変換手段によってRGB/HCB変換が行われ(B502)、HCBデータが生成される(B503)。
次に、ユーザは、所望の色相を選択することで、その色相値を具体的に算出し、単色相化にかかる一の色相(H’)を予め指定する(B504)。
また、ステップB506で得た画像データ(H'CB)に対して、HCB/RGB変換を行うことによって(B507)、原画像と同一のデータ形式(RGBデータ)で、かつ、単色相化された画像データ(R’G’B’)を得ることができる(B508)。
つまり、ステップB504乃至ステップB508を行うことによって、本発明の第二HCB/RGB変換手段が実行されることとなる。
なお、第二HCB/RGB変換手段についての詳細については、第一実施形態における説明を参照されたい。
次に、ステップB510で得たCMYKデータを、そのRGBデータと対応づけることによって、新たな色変換テーブルが生成される(B511)。
したがって、前述の第一実施形態と同様の効果を発揮することができるのは勿論のこと、出力処理の迅速化が可能となり、さらに利便性の高い画像形成装置を実現することができる。
次に、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置について図17を参照しつつ説明する。
図17は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図17に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第二実施形態とほぼ同様の構成となっているが、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換処理部102aとは別個に、単色相用の色変換処理部102を、本発明の色変換テーブル格納手段によって予め格納している点で異なる。
また、切換スイッチ201を備えており、入力画像データの色変換処理のために参照する各色変換処理部(色変換テーブル)を、任意に選択可能とすることで本発明の参照テーブル選択手段を構成している点も特徴的なものとなっている。
次に、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置について図18を参照しつつ説明する。
図18は、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図18に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第三実施形態とほぼ同様の構成となっているが、色変換処理部102が、単色相化されたカラーテーブル群202の中から任意の色変換テーブルをダウンロードできる点で異なる。
例えば、本発明の画像形成装置は、第一データ変換手段において、RGBデータをHCBデータ以外の他のデータ形式(例えば、HSV、HSL、HLS、HSI等)に変換し、また、その逆変換を利用する構成であってもよい。
これにより、さらに実施形態の範囲が広がり、さらに拡張性を向上させることが可能となる。
102 色変換処理部(単色相)
102a 色変換処理部(フルカラー)
105 画像情報出力部
500 単色相化処理部
201 切換スイッチ
202 カラーテーブル群
Claims (8)
- 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置であって、
入力したRGBデータを、HCBデータに変換する第一RGB/HCB変換手段と、
前記第一RGB/HCB変換手段を介して得られたHCBデータを前記第一RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、当該HCBデータに含まれる色相値を予め指定した一の色相値に単色相化する第一HCB/RGB変換手段と、
前記第一HCB/RGB変換手段を介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって単色相化されたCMYKデータに変換する色変換手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置であって、
前記色変換テーブルを構成するRGBデータを抽出し、HCBデータに変換する第二RGB/HCBデータ変換手段と、
前記第二RGB/HCB変換手段を介して得られたHCBデータを前記第二RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定した一の色相値に単色相化する第二HCB/RGB変換手段と、
前記第二HCB/RGB変換手段を介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって、CMYKデータに変換する第一色変換手段と、
前記RGBデータと前記第一色変換手段を介して得られたCMYKデータとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、
入力したRGBデータを、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換する第二色変換手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一HCB/RGB変換手段及び第二HCB/RGB変換手段は、
RGB三次元空間における任意の点AのRGBデータ(A{r,g,b})に関し、前記第一データ変換手段を介して得られたHCBデータに含まれる色相値Hにおける最大彩度点Pと白点Wと黒点Kとを各頂点とする三角形WPKを形成し、この三角形WPKと、前記点Aと前記各頂点のうちの2点とによって形成される3つの三角形(KAW、PAK、WAP)との面積的な分割比率(Sp、Sw、Sk)を算出したうえで、次式を演算することによって、前記第一データ変換手段を介して得られたHCBデータに含まれる色相値Hを、予め指定した一の色相値H’に置換するとともに、所定のRGBデータ(A’{r’,g’,b’})に変換することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
A’{r’,g’,b’}=Sp*P’{P'r,P'g,P'b}+Sw*W{1,1,1}+Sk*K{0,0,0}(但し、P’{P'r,P'g,P'b}は、色相値H’に対応するところの最大彩度点とする。) - 前記色変換テーブル生成手段によって生成された一以上の他の色変換テーブルを予め格納する色変換テーブル格納手段と、
入力操作に応じて、前記所定の色変換テーブル又は前記一以上の他の色変換テーブルの中のいずれか一の参照テーブルを選択する参照テーブル選択手段と、を備え、
前記第二色変換手段は、
入力した画像データを、選択された前記一の参照テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換することを特徴とする請求項2又は3の画像形成装置。 - 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理方法であって、
入力したRGBデータを、HCBデータに変換する第一のステップと、
前記第一のステップを介して得られたHCBデータを前記第一のステップで行った変換の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定した一の色相値に単色相化する第二のステップと、
前記第二のステップを介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって単色相化されたCMYKデータに変換する第三のステップと、を有する画像処理方法。 - 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理方法であって、
前記色変換テーブルを構成するRGBデータを抽出し、HCBデータに変換する第一のステップと、
前記第一のステップを介して得られたHCBデータを前記第一のステップで行った変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定された一の色相値に単色相化する第二のステップと、
前記第二のステップを介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって、CMYKデータに変換する第三のステップと、
前記RGBデータと前記第三のステップを介して得られたCMYKデータとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する第四のステップと、
入力したRGBデータを、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換する第五のステップと、を有する画像処理方法。 - 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理プログラムであって、
前記画像形成装置を構成するコンピュータを、
入力したRGBデータを、HCBデータに変換する第一RGB/HCB変換手段、
前記第一RGB/HCB変換手段を介して得られたHCBデータを前記第一RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定した一の色相値に単色相化する第一HCB/RGB変換手段、
前記第一HCB/RGB変換手段を介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって単色相化されたCMYKデータに変換する色変換手段、として機能させるための画像処理プログラム。 - 予め入力RGBデータと出力CMYKデータとが対応づけられた三次元の色変換テーブルを備え、当該色変換テーブルを参照することによってRGBデータをCMYKデータに変換し出力を行う画像形成装置によって、所定の入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理プログラムであって、
前記画像形成装置を構成するコンピュータを、
前記色変換テーブルを構成するRGBデータを抽出し、HCBデータに変換する第二RGB/HCB変換手段、
前記第二RGB/HCB変換手段を介して得られたHCBデータを前記第二RGB/HCB変換手段における変換手段の逆変換とは異なる他の手段によりRGBデータに変換するとともに、予め指定した一の色相値に単色相化する第二HCB/RGB変換手段、
前記第二HCB/RGB変換手段を介して得られたRGBデータを、前記色変換テーブルを参照することによって、CMYKデータに変換する第一色変換手段、
前記RGBデータと前記第一色変換手段を介して得られたCMYKデータとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段、
入力したRGBデータを、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、単色相化されたCMYKデータに変換する第二色変換手段、として機能させるための画像処理プログラム。
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JP2007168655A JP4528805B2 (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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