JPH1169189A - 色補正装置 - Google Patents

色補正装置

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JPH1169189A
JPH1169189A JP9237809A JP23780997A JPH1169189A JP H1169189 A JPH1169189 A JP H1169189A JP 9237809 A JP9237809 A JP 9237809A JP 23780997 A JP23780997 A JP 23780997A JP H1169189 A JPH1169189 A JP H1169189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ずれが少なく、高精度な色補正を可能にす
る。 【解決手段】 入力画像信号(Lab値)が、補間演算
部204に送られ、L’用、a’用、b’用処理部20
5〜207において、ROM1(201)の頂点出力値
を参照した補間による出力装置の色再現範囲への対応付
けが実施され、画像データ用RAM203に補正データ
(L’、a’、b’)が一時記憶される。その後再び、
補間演算部204に送られ、C用、M用、Y用、K用処
理部208〜211において、出力装置の制御信号への
ROM2(202)の頂点出力値を参照した補間による
変換処理が実施され、出力装置へと転送される。その
際、補間演算に使用される入力空間上の座標(L*a*
b*)には、実際の入出力(LAB−CMYK)の関係
を測定して、このデータを使用して最小2乗法等により
算出したL*a*b*値に対するC、M、Y、Kの値が
予め設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色補正装置に係り、
例えば、入力カラー画像信号から色再現範囲が制限され
た出力装置の制御信号に変換する色補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真、インクジェットプリ
ンタの色再現範囲は、一般にテレビジョンやCRTディ
スプレイ等の色再現範囲に比べて狭いのが一般である。
そこで、入力カラー画像が有する色再現範囲と出力装置
の色再現範囲が異なる場合に対応するために、従来から
種々の色補正方法が提案されている。例えば、特開平4
−40072号公報では、均等色空間やHVC色空間
(明度、色相、彩度に関する情報からなる色空間)上
で、出力先の色再現範囲の外であるか否か判定し、外の
場合、明度と色相が同じである彩度が最大の値に修正し
て出力することを特徴とする色補正方式について提案さ
れている。また、特関昭61−288690号公報で
は、入力系に対して出力系の色再現範囲が異なる場合、
色度図上の白色点を中心として色相を一定として、出力
系の色再現範囲外の点を色再現範囲内の点に圧縮写像す
ることを特徴とするカラー画像処理方法について提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
においては、まず、均等色空間等で、色再現範囲が制限
された出力装置の制御信号に変換する為に色相や明度を
保ちながら彩度を圧縮する場合、例えば、出力装置が再
現できない明度の低いの赤(Red)等や明度の高い青
(Blue)等の色みがなくなってしまったり、代表的
な均等色空間であるCIELAB色空間においては、あ
る色に関しては、マンセル表色系の等色相線が方射状の
直線になっておらず、また、等色相線の曲がり方が一様
でないこともあって、実際に出力してみると、ある色に
関しては色がずれてしまうという問題がある。また、明
度や彩度を一律に白色点等に向かって圧縮する手法や、
色差最小方向に圧縮する手法では、写真等の自然画像に
おいて、ある色に関して、ハイライト部の彩度が高すぎ
てしまったり、高彩度の潰れが生じたりする問題や、同
類の色でも、モニタとハードコピーでは、微妙な色相の
違いで色再現範囲が大きく異なっている場合、色相一定
で色差最小等で圧縮しても、画像によっては、彩度や明
度のマッチングが難しいという問題があった。本発明
は、上記した従来の色補正方法の問題点を解決するため
になされたもので、色ずれが少なく、入出力装置の色再
現能力による各色の特性に対応した入出力装置間の色再
現範囲の好ましい対応付けを含む高精度な色補正を可能
にした色補正装置を提供することを第1の目的とする。
また、比較的簡単な手法で、入出力装置の色再現能力に
よる各色の特性に対応した入出力装置間の色再現範囲の
好ましい対応付けを含む色補正を可能にした色補正装置
を提供することを第2の目的とする。また、カラーマッ
チングに関する特別な知識がないユーザーに対しても、
簡単な手法で、人間の感度や入力画像の特性に適した入
出力装置間の色再現範囲の好ましい対応付けを含む高精
度な色補正を可能にした色補正装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、入力カラー画像信号を色再現範囲が制限された出
力装置の制御信号に変換する色補正装置であって、均等
色空間やマンセル空間等の色の性質(明度、色相、彩
度)の情報で色を表すことが可能な任意の色空間におい
て、各色相毎に圧縮する方向や大きさを制御して、出力
装置の色再現範囲内の色へ圧縮する処理と、前記出力装
置の制御信号への変換処理を行う、ことで前記第1の目
的を達成する。請求項2に記載した発明では、入力カラ
ー画像信号を色再現範囲が制限された出力装置の制御信
号に変換する色補正装置であって、均等色空間やマンセ
ル空間等の色の性質(明度、色相、彩度)の情報で色を
表すことが可能な任意の色空間において、各色相毎に、
明度に応じて圧縮する方向を制御して、出力装置の色再
現範囲内の色へ圧縮する処理と、出力装置の制御信号へ
の変換処理を行う、ことで前記第2の目的を達成する。
請求項3に記載した発明では、入力カラー画像信号を色
再現範囲が制限された出力装置の制御信号に変換する色
補正装置であって、均等色空間やマンセル空間等の色の
性質(明度、色相、彩度)の情報で色を表すことが可能
な任意の色空間において、各色相毎に、各色相の最高彩
度に対応する明度を基準として、明度に応じて圧縮する
方向を変えて、色相一定で、出力装置の色再現範囲の色
へ圧縮する処理と、出力装置の制御信号への変換処理を
行う、ことで第3の目的を達成する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の色補正装置におけ
る好適な実施の形態について、図1から図7を参照して
詳細に説明する。図1は、代表的な色空間であるCIE
LAB色空間について説明したものである。この図1図
に示すように、CIELAB色空間を入力色空間とした
場合、CIELAB色空間を同種類の立体図形(ここで
は立方体)に分割する。そして、入力の座標(Lab
値)おける出力値Pを求めるには、前記入力の座標を含
む立方体を選択し、該選択された立方体の8点の予め設
定した頂点上の出力値と前記入力の前記立方体の中にお
ける位置(各頂点からの距離)に基づいて、線形補間を
実施する。ここで、対象の出力が、出力装置の色再現範
囲への圧縮処理後の色信号である場合、出力値Pは、
L、a、bの各値に相当し、4色プリンタの制御信号で
ある場合、出力値は、C、M、Y、K値にそれぞれ相当
する。
【0006】図2は、色補正装置の構成を表したもので
ある。この図2において、201と202は、入力色空
間(CIELAB:範囲は異なる)上の各頂点に対応す
る出力装置の色再現範囲に対応付けした値(L’、a、
b’)と、出力装置の制御信号(C、M、Y、K)を記
憶したROM1、ROM2で、これらの頂点出力値は、
事前に決定して記憶させておく。203は、補正した画
像データをー時記憶しておくRAMである。204は、
補間演算部である。この補間演算部204は、実行時
に、入力信号に基づいて、ROM1(201)を参照し
て、出力装置の色再現範囲に対応付けしたL’、a’、
b’を補間演算により、それぞれ生成するL’の補間演
算を実施する処理部205と、a’の補間演算を実施す
る処理部206と、b’の補間演算を実施する処理部2
07と、ROM2(202)出力装置の制御信号C、
M、Y、Kを参照して、Cの補間演算を実施する処理部
208と、Mの補間演算を実施する処理部209と、Y
の補間演算を実施する処理部210と、Kの補間演算を
実施する処理部211とから構成されている。212
は、全体を制御するCPUである。
【0007】ここで色補正装置の動作について説明す
る。先ず、入力画像信号(Lab値)が、補間演算部2
04に送られ、L’用処理部205、a’用処理部20
6、b’用処理部207において、ROM1(201)
の頂点出力値を参照した補間による出力装置の色再現範
囲への対応付けが実施され、画像データ用RAM203
に補正データ(L’、a’、b’)が一時記憶される。
ここで述べている入力画像信号(Lab値)は、次の数
式1に従って算出される。
【0008】
【数1】L*=116(Y/Y0)1/3 −16 (Y/
Y0>0.008856) a*=500〔(X/X0)1/3 −(Y/YO)1/3
(X0,Y0,Z0は基準反射面の値) b*=200〔(Y/Y0)1/3 −(Z/Z0)1/3
【0009】数式1において、ハードコピーのような物
体色は、L*の0〜100に収まるが、CRTモニタ等
の光源色の入力に対しては、正確には上限が定められな
いので、ROM1(201)にある頂点出力値は、図3
に示すように広い範囲の(仮想の)CIELAB色空間
を入力色空間として設定されている。
【0010】前記した補間演算部204(L’用処理部
205、a’用処理部206、b’用処理部207)に
おいて、補間による出力装置の色再現範囲ヘの対応付け
が実施されると、全ての入力カラー画像信号が、図4に
示すような出力装置の色再現範囲を囲む色空間内の色
(L’、a’、b’)に補正される。尚、ここで参照す
るROM1(201)内の頂点出力値(L’、a’、
b’)は、同じ色相毎(ピッチは任意)に、明度や彩度
に応じた圧縮方向や大きさを、人間の感覚に合うよう実
際に主観評価実験等で求めて参照データとし、最適化等
を実施して頂点出力値を予め設定している。
【0011】画像データ用RAM203に数画素分の前
記補正データ(L’、a’、b’)が蓄積されると、再
度、補間演算部204に送られ、C用処理部208、M
用処理部209、Y用処理部210、K用処理部211
において、出力装置の制御信号へのROM2(202)
の頂点出力値を参照した補間による変換処理が実施さ
れ、出力装置へと転送される。その際、補間演算に使用
される入力空間上の座標(L*a*b*)には、実際の
入出力(LAB−CMYK)の関係を測定して、このデ
ータを使用して最小2乗法等により算出したL*a*b
*値に対するC、M、Y、Kの値が予め設定してある。
【0012】なお、ここで示した例は、一つの実施例で
あって、例えば、出力装置の色再現範囲に対応付けした
テーブル(201)を、複数種類用意しておき、複数の
圧縮モードに対応したり、直接、入力色空間上の各頂点
に対応する出力装置の色再現範囲に対応付けした値
(L’、a’、b’)の出力装置の制御信号(C、M、
Y、K)を記憶させておく方法等も考えられる(この場
合、補間演算が一回で完了する)。
【0013】次に本発明の色補正装置における第2の実
施の形態について説明する。図5は、第2の実施形態に
おける色補正装置の構成を表したものである。この図5
における501は、510の色変換(圧縮)部におい
て、各色相毎に、明度に応じて、出力装置の色再現範囲
の色へ圧縮処理する演算のパラメータを記憶したROM
1である。502は、入力色空間上の各頂点に対応する
出力装置の制御信号(C、M、Y、K)を記憶したRO
M2で、これらの頂点出力値は、事前に決定して記憶さ
せておく。
【0014】503は、補間演算を行う補間処理部であ
る。補間処理部503は、実行時に、色変換(圧縮)部
510で出力装置の色再現範囲に対応付けされたL’、
a’、b’に基づいて、ROM502を参照して、出力
装置の制御信号C、M、Y、Kを補間演算により、それ
ぞれ生成するC用処理部504と、M用処理部505
と、Y用処理部506、K用処理部507とを備えてい
る。508は、全体を制御するCPUである。また、5
09は、出力装置の最大明度(プリンタの場合は、紙の
色となる)、最小明度に基づいて、入力画像信号の明度
成分(L*)の圧縮処理を実施する明度(L)変換部で
ある。
【0015】次に第2実施形態の動作について説明す
る。先ず、入力画像信号(Lab値)は、明度(L)変
換部509において、例えば、Lwhite、Lbla
ckを出力デバイスの最大明度(white poin
t)及び最小明度(black point)とした次
の数式2に従って入力画像信号の明度成分(L*)の圧
縮処理を実施する。ただし、Lwhiteは出力デバイ
スの最大明度(white point)であり、Lb
lackは、出力デバイスの最小明度(black p
oint)である。
【0016】
【数2】L*=L*×(Lwhite−Lblack)
÷100+Lblack
【0017】この第2実施形態では、一例として、線形
の圧縮を実施しているが、圧縮手段はこの限りではな
い。こうして、明度(L)変換部509で明度圧縮され
た入力画像信号の明度値(L*)は、色度値(a*b
*)と共に色変換(圧縮)部510に送られ、次の数式
3に従って明度、色相、彩度の情報に変換される。
【0018】
【数3】 明度:L 彩度:C=(a2 +b2 0.5 色相:H=atan2(b,a)×180/π ただし、a=b=0のとき、H=0、H<0のとき、H
=360+H
【0019】ここで、色変換(圧縮)部510は、RO
MIにある色変換(圧縮)パラメータを使用して、この
明度L、色相H、彩度Cの情報から、出力装置の色再現
範囲内の色(L’、a’、b’)への変換を実施して、
補間演算部503に変換したデータ(L’、a’、
b’)を送る。具体的には、この色変換(圧縮)パラメ
ータは、例えば、数式4に示すような明度L、彩度Cを
変数とした関数の定数(k、l、m、n、o、p、q、
r、s、t)であり、色相毎に設定(主観評価実験等で
決定)されている。
【0020】
【数4】 L’=L+LXk+aX1+bxm a’=a+LXo+aXp+bxq b’=b+Lxr+a×s+bxt
【0021】補間演算部503では、C用処理部50
4、M用処理部505、Y用処理部506、K用処理部
507において、出力装置の制御信号へのROM2(5
02)の頂点出力値を参照した補間による変換処理が実
施され、出力装置へと転送される。その際、補間演算に
使用される入力空間上の座標(L*a*b*)には、実
際の入出力(LAB−CMYK)の関係を測定して、こ
のデータを使用して最小2乗法等により算出したL*a
*b*値に対するC、M、Y、Kの値が予め設定してあ
る。
【0022】次に本発明の色補正装置における第3の実
施の形態について説明する。図6は、第3の実施形態に
おける色補正装置の構成を表したものである。この図6
に示すブロック構成図において、601は、出力装置に
おける色再現範囲のデータ(明度、色相に対する最大彩
度)を記憶したROM1である。602は、入力色空間
上の各項点に対応する出力装置の制御信号(C、M、
Y、K)を記憶したROM2で、これらの頂点出力値
は、事前に決定して記憶させておく。
【0023】603は、補間演算を行う補間処理部部で
ある。この補間処理部603は、出力装置の色再現範囲
に対応付けされたL’、a、b’に基づいて、ROM6
02を参照して、出力装置の制御信号C、M、Y、Kを
補間演算により、それぞれ生成するC用処理部604
と、M用処理部605と、Y用処理部606と、K用処
理部607を備えている。608は、全体を制御するC
PUである。
【0024】また、609は、出力装置の最大明度(プ
リンタの場合は、紙の色となる)、最小明度に基づい
て、入力画像信号の明度成分(L*)の圧縮処理や、こ
の明度圧縮後も色再現範囲外になってしまう入力に対し
て、色再現範囲の色に圧縮する為に、明度の補正(後
述)を実施する明度(L)変換部である。610は、色
再現範囲データ601を参照して、入力データ(L*a
*b*)が色再現範囲の内部であるか否かを判定した
り、色再現範囲外の入力データ(L*a*b*)に対し
て、明度一定や色差最小の色再現範囲データを提供する
色再現範囲内外判定部である。
【0025】次に第3の実施形態における動作について
説明する。先ず、入力画像信号(Lab値)は、明度
(L)変換部609において、前記したと同様に、入力
画像信号の明度成分(L*)の圧縮処理が実施される。
こうして明度(L)変換部609で明度圧縮された入力
画像信号の明度値(L*)は、色度値(a*b*)と共
に色再現範囲内外判定部610に送られ、明度、色相、
彩度の情報に変換される。
【0026】ここで、色再現範囲内外判定部610は、
ROM1にある色再現範囲のデータ(明度、色相に対す
る最大彩度)を使用して、入力データが色再現範囲の内
部であるか否かを判定し、内部である場合は、そのまま
補間演算部603に変換したデータ(L、a、b)を送
り、外部である場合は、明度(L)変換部609におい
て、その色相と明度に応じた明度補正を実施し、補正さ
れた明度に対応する色再現範囲のデータ(601)が、
出力装置の色再現範囲に対応付けされた色(L’、
a’、b’)となり、補間演算部603に送られる。
【0027】具体的には、図7に示すように、色再現範
囲外のデータは、各色相の最高彩度に対応する明度より
明度が高い色に対しては、色相一定で、明度が高くなる
に従い、色差最小の方向から明度−定の方向へ圧縮する
方向を明度に応じて制御し、各色相の最高彩度に対応す
る明度より明度が低い色に対しては、色相一定で、明度
が低くなるに従い、明度一定の方向から色差最小の方向
へ圧縮する方向を明度に応じて制御して、出力装置の色
再現範囲の色へ圧縮することになる。式で表すと、例え
ば、次の数式5で表すことができる。
【0028】
【数5】 L’=gamutL(H、Lk) a’=gamuta(H、Lk) b’=gamutb(H、Lk) L>Lkのとき、 Lk=LEmin+(LEmin−Lconst)×
(LSmax−L)/(LW−LSmax) L<Lkのとき、 Lk=Lconst+(Lconst−LEmin)×
(L−LSmax)/(LSmax−L B)
【0029】ただし、gamutL(H、L)、gam
ut a(H、L)、gamuLb(H、L)は、任意
の色相H、明度Lにおける出力装置の色再現範囲(最も
彩度の高い色)のLab値である。L Smaxは、各
色相の最高彩度に対応する明度Lである。L Emin
は、入力と色差最小の出力装置の色再現範囲のLである L constは、入力と明度一定の出力装置の色再現
範囲のL(=L)である。L Wは、出力装置の最高明
度である。L Bは、出力装置の最低明度である。
【0030】補間演算部603では、C用処理部60
4、M用処理部605、Y用処理部606、K用処理部
607において、出力装置の制御信号へのROM2(6
02)の頂点出力値を参照した補間による変換処理が実
施され、出力装置へと転送される。その際、補間演算に
使用される入力空間上の座標(L*a*b*)には、実
際の入出力(LAB−CMYK)の関係を測定して、こ
のデータを使用して最小2乗法等により算出したL*a
*b*値に対するC、M、Y、Kの値が予め設定してあ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載した色補正装置によれ
ば、色相毎に、明度や彩度に応じて、圧縮方向や圧縮率
を変える等の入出力装置間の色再現範囲の複雑な対応付
けが実現でき、入力色空間の等色相面が曲がりや、デバ
イス間で色相の微妙な違いで色再現範囲が大きく異なっ
ている場合(CG等の出力)にも対応可能である。請求
項2に記載した色補正装置によれば、比較的簡単な設定
で、色相毎に、明度や彩度に応じて、圧縮方向や圧縮率
を変える等の入出力装置間の色再現範囲の対応付けが実
現できる。請求項3に記載した色補正装置によれば、カ
ラーマッチングに関する特別な知識がないユーザーで
も、人間の感度や入力画像の特性に対応した入出力装置
間の色再現範囲の対応付けを含む色補正を実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるCIELAB
色空間についての説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における色補正装置の
ブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態における色補正装置の
ブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態における色補正装置の
ブロック構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
201 ROM1 202 ROM2 203 画像データ用RAM 204 補間処理部 205 L’用処理部 206 a’用処理部 207 b’用処理部 208 C用処理部 209 M用処理部 210 Y用処理部 211 K用処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/46 Z // B41J 2/525 B41J 3/00 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カラー画像信号を色再現範囲が制限
    された出力装置の制御信号に変換する色補正装置であっ
    て、 均等色空間やマンセル空間等の色の性質(明度、色相、
    彩度)の情報で色を表すことが可能な任意の色空間にお
    いて、各色相毎に圧縮する方向や大きさを制御して、出
    力装置の色再現範囲内の色へ圧縮する処理と、前記出力
    装置の制御信号への変換処理を行う、ことを特徴とする
    色補正装置。
  2. 【請求項2】 入力カラー画像信号を色再現範囲が制限
    された出力装置の制御信号に変換する色補正装置であっ
    て、 均等色空間やマンセル空間等の色の性質(明度、色相、
    彩度)の情報で色を表すことが可能な任意の色空間にお
    いて、各色相毎に、明度に応じて圧縮する方向を制御し
    て、出力装置の色再現範囲内の色へ圧縮する処理と、出
    力装置の制御信号への変換処理を行う、ことを特徴とす
    る色補正装置。
  3. 【請求項3】 入力カラー画像信号を色再現範囲が制限
    された出力装置の制御信号に変換する色補正装置であっ
    て、 均等色空間やマンセル空間等の色の性質(明度、色相、
    彩度)の情報で色を表すことが可能な任意の色空間にお
    いて、各色相毎に、各色相の最高彩度に対応する明度を
    基準として、明度に応じて圧縮する方向を変えて、色相
    一定で、出力装置の色再現範囲の色へ圧縮する処理と、
    出力装置の制御信号への変換処理を行う、ことを特徴と
    する色補正装置。
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US7064864B2 (en) 2000-10-10 2006-06-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method and apparatus for compressing reproducible color gamut
JP2007235664A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Seiko Epson Corp 色変換行列作成装置、色変換行列作成方法、色変換行列作成プログラム、及び画像処理装置
US8031965B2 (en) 2006-08-21 2011-10-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processor, computer readable medium storing image processing program, and image processing method

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