JP2009010105A - ウェーハのレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工効率を低下させることなく、容易、かつ確実にウェーハを割断することを可能とするレーザ光線照射のパターンを提供する。
【解決手段】分割予定ラインに沿ってウェーハ内部にレーザ光線Lを照射する動作を、ウェーハ1の裏面1b側に近接する位置から表面1a側にわたって複数回行い、変質層50と、該変質層50から表面方向に延びるクラック層51とからなる複数の複合層52を、間隔を空けて段階的に形成する(第1のレーザ光線照射工程)。次いで、複数の複合層52の間の非クラック層53にレーザ光線Lを照射し、クラック層51を延伸させて隣接する変質層50に到達させる。少ないレーザ光線照射動作で、割断を可能とするのに十分な変質層50およびクラック層(クラック層51+延伸クラック層54)を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウェーハ等のウェーハに形成された分割予定ラインに沿ってレーザ光線を照射し、ウェーハの内部に分割予定ラインに沿って変質層を形成するレーザ加工方法に関する。
半導体デバイスのチップ製造工程においては、略円盤状の半導体ウェーハの表面に、格子状に配列された分割予定ラインによって複数の矩形状の領域を区画し、これら矩形領域にICやLSI等の電子回路や、MEMS(Micro Electro Mechanical System)と呼ばれる微小電気機械素子を形成した後、ウェーハを分割予定ラインに沿って切断して、矩形領域を半導体チップとして得ている。ウェーハの厚さは、600〜800μm程度が一般的であり、この厚さから、必要に応じて裏面研削して薄化加工される場合もあるが、用途によっては薄化されずに、その程度の厚さの状態でウェーハを分割する場合もある。
ウェーハを切断する手段としては、高速回転させた薄い円盤状のブレードをウェーハに切り込ませるダイシング法が一般的である。このダイシング法は、平坦かつシャープな切断面が得られるなどの利点があるが、チップ間の分割予定ラインの幅が、用いるブレードの厚さ(主に10〜30μm程度)相当以上の寸法を必要とするため、切断代が比較的大きく、ウェーハ1枚当たりのチップ個数をなるべく多く得て生産性を向上させる面では不利である。
一方、近年では、透過性のレーザ光線を分割予定ラインに沿ってウェーハ内部に照射して物理的強度が低下した変質層を形成し、次いでウェーハに外力を与えることにより、分割予定ラインに沿ってウェーハが割断され、個片化したチップを得るといったレーザ法も採用されてきている。このレーザ法では、切断代がダイシング法と比較すると格段に小さく、生産性の面では有利とされている。ところが、上記のように薄化されることなく比較的厚い状態のままのウェーハをレーザ法で分割するにあたり、1本の分割予定ラインについてレーザ光線を1回照射して変質層を一層形成しても、厚さに比して変質層の割合が小さく、円滑に分割されない場合がある。
そこで、1本の分割予定ラインについてレーザ光線を複数段階に照射して多層の変質層を形成し、割断を容易、かつ精密に実施可能とした技術が知られている(特許文献1参照)。また、照射するレーザ光線の波長を、従来の1064nmから、ウェーハ内部への透過性がより良好な1100〜2000nm(好ましくは1300〜1600nm)に変えることにより、変質層を効率よく形成する技術も提案されている。
特開2002−205180公報 特開2006−108459公報
例えば、625μmの厚さのウェーハにレーザ光線を照射して割断する場合には、従来の1064nm波長のレーザ光線では、ウェーハの厚さ方向に概ね18層程度の多層な変質層が必要である。これはすなわち、レーザ光線照射を1本の分割予定ラインについて18回行うことになり、照射回数が多くて加工効率がよいとは言えない。一方、1342nm波長のレーザ光線を使用すれば変質層は8層程度で割断が可能であり、加工効率は改善される。ところが1342nm波長のレーザ光線を照射しても、多層の変質層を厚さ方向に近接して形成することは、実際には困難である。多層の変質層を形成した場合、形成された変質層から、隣接する変質層に向かってクラック層が延びて到達した状態となることにより、円滑な割断が実現できるとされている。したがって多層の変質層を近接して形成することができないと、隣接する変質層へのクラック層の到達が起こりにくく、割断不良が起こりやすい。
隣接する変質層を近接して形成することが困難な理由としては、一旦形成された変質層と、この変質層から延びるクラック層の近辺では、結晶レベルでの歪みや欠陥層が形成されており、その部分にレーザ光線を照射しても良好に集光されないため多光子吸収が十分になされないからと推測されている。このため、先に形成した第1の変質層に隣接する第2の変質層を形成する場合は、第1の変質層から延びるクラック層からある程度離間させて形成することを余儀なくされ、結果として、第1の変質層から延びるクラック層が第2の変質層に到達していない状態となって、割断不良が起こりやすくなる。
よって本発明は、加工効率を低下させることなく、容易、かつ確実にウェーハを割断することができるウェーハのレーザ加工方法を提供することを目的としている。
本発明は、レーザ光線を、ウェーハに形成された分割予定ラインに沿って、該ウェーハの一面側からウェーハ内部に照射するレーザ光線照射動作を複数回にわたって行うにあたり、該動作を行う都度、レーザ光線の焦点位置を入射方向に段階的に変化させ、これによってウェーハの内部に、分割予定ラインに沿った複数の変質層を、ウェーハの厚さ方向に複数層形成するウェーハのレーザ加工方法であって、保持台に、ウェーハの他面を合わせ、かつ、一面を露出させて保持するウェーハ保持工程と、上記レーザ光線照射動作を、保持台に保持したウェーハの他面側から一面側にわたって複数回行うことにより、変質層と、該変質層から一面方向に延びるクラック層とからなる複数の複合層を、入射方向に間隔を空けて段階的に形成する第1のレーザ光線照射工程と、第1のレーザ光線照射工程で形成された複数の複合層の間に、レーザ光線の焦点位置を合わせてレーザ光線を照射し、これによってクラック層を一面方向に延伸させて該方向に隣接する変質層に到達させる第2のレーザ光線照射工程とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、第1のレーザ光線照射工程によってウェーハ内部に形成された複数の複合層(変質層+クラック層)の間には、クラック層が存在していないが、クラック層から延びる結晶欠陥などの影響によりレーザ光線を照射しても多光子吸収はなされず、変質層は形成されにくい。しかし、レーザ光線の照射によってすでに存在する変質層から延びるクラック層を延伸させる作用が見込まれる。第2のレーザ光線照射工程ではこの非クラック層にレーザ光線を照射し、クラック層を隣接する複合層の変質層に延伸させる。これによってクラック層を変質層に到達させることができる。このため、ウェーハの割断を行った際には、その割断を、容易、かつ円滑に行うことができ、割断不良を招くことがない。また、本発明では第2のレーザ光線照射工程を行うことによって、第1のレーザ光線照射工程によって形成する変質層の数を低減することができ、双方の工程によるレーザ光線照射の総回数も、従来の割断可能なレーザ光線照射回数より低減させることができる。このため、加工効率の低下も抑えられる。
なお、第2のレーザ光線照射工程においては、複合層の間の全ての非クラック層にレーザ光線を照射する必要はなく、適宜に選択した非クラック層に照射しても割断は可能である。このように第2のレーザ光線照射工程で全ての非クラック層にレーザ光線を照射しない場合には、加工効率をより向上させることができる。
本発明では、ウェーハ内部に照射するレーザ光線の波長は、1100〜2000nm、好ましくは1300〜1600nmに設定することが、ウェーハ内部への透過性がより良好であり、加工効率を一層向上させることができる観点から好適である。
本発明によれば、第1のレーザ光線照射工程で形成された複数の複合層(変質層+クラック層)の間にレーザ光線の焦点位置を合わせてレーザ光線を照射する(第2のレーザ光線照射工程)ことにより、クラック層を、隣接する複合層の変質層に延伸させて到達させることができ、これにより、加工効率を低下させることなく、容易、かつ確実にウェーハを割断することができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明する。
[1]半導体ウェーハ
図1の符号1は、厚さが600〜800μm程度と比較的厚さ寸法が大きい円盤状の半導体ウェーハを示している。このウェーハ1の表面には格子状の分割予定ライン2によって複数の矩形状の半導体チップ(デバイス)3が区画されており、これら半導体チップ3の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。ウェーハ1の周面の所定箇所には、半導体の結晶方位を示すV字状の切欠き(ノッチ)4が形成されている。
ウェーハ1は、本発明の一実施形態のレーザ加工方法により、分割予定ライン2に沿って内部にレーザ光線が照射されて変質層が形成され、この変質層を割断して各半導体チップ3に個片化される。一実施形態のレーザ加工方法は、図2に示すレーザ加工装置を用いて好適に実施される。
[2]レーザ加工装置による変質層の形成
上記ウェーハ1は、レーザ加工装置10が備える水平なチャックテーブル11上に、半導体チップ3が形成された表面側を上に向けて保持される(ウェーハ保持工程)。チャックテーブル11の上方には、レーザ光線を垂直下向きに照射するレーザヘッド21が配設されている。チャックテーブル11は、装置10の基台12上において水平なX軸方向およびY軸方向に移動自在に設けられたXY移動テーブル13に設置されており、このXY移動テーブル13がX軸方向やY軸方向に移動することにより、レーザヘッド21から分割予定ライン2にレーザ光線が照射される。
XY移動テーブル13は、基台12上にX軸方向に移動自在に設けられたX軸ベース30と、このX軸ベース30上にY軸方向に移動自在に設けられたY軸ベース40との組み合わせで構成されている。X軸ベース30は、基台12上に固定されたX軸方向に延びる一対の平行なガイドレール31に摺動自在に取り付けられており、モータ32でボールねじ33を作動させるX軸駆動機構34によってX軸方向に移動させられる。一方、Y軸ベース40は、X軸ベース30上に固定されたY軸方向に延びる一対の平行なガイドレール41に摺動自在に取り付けられており、モータ42でボールねじ43を作動させるY軸駆動機構44によってY軸方向に移動させられる。
チャックテーブル11は、ワーク(この場合、ウェーハ1)を真空作用により吸着して保持する一般周知の真空チャック式のものであって、Y軸ベース40上に回転自在に支持されており、図示せぬ回転駆動機構によって一方向または両方向に回転させられる。そしてチャックテーブル11は、X軸ベース30およびY軸ベース40の移動に伴って、X軸方向やY軸方向に移動させられる。
チャックテーブル11上に保持されたウェーハ1は、チャックテーブル11を回転させることにより、一方向に延びる各分割予定ライン2がX軸方向と平行とされ、これに直交する他方向に延びる各分割予定ライン2がY軸方向と平行とされ、その状態が、チャックテーブル11が停止することで固定される。そしてこの状態を保持して、XY移動テーブル13のX軸ベース30とY軸ベース40とを適宜に移動させながら、レーザヘッド21から照射されるレーザ光線が分割予定ライン2に沿って表面側からウェーハ1の内部に照射される。本実施形態では、ウェーハ1の内部にレーザ光線の焦点位置を設定し、その焦点位置に変質層を形成する。
レーザヘッド21はチャックテーブル11上に向かってY軸方向に延びるケーシング22の先端に設けられている。このケーシング22は、基台11の上面に立設されたコラム14に、鉛直方向(Z軸方向)に沿って上下動自在に設けられており、コラム14内に収容された図示せぬ上下駆動機構によって上下動させられる。
レーザヘッド21には、YAGレーザ発振器、あるいはYVO4レーザ発振器からなるパルスレーザ発振器が接続されており、このレーザ発振器で発振されたレーザが、レーザヘッド21から鉛直下向きにレーザ光線として照射されるようになっている。レーザ発振器で発振されるレーザは、ウェーハ内部への透過性が良好で変質層を確実に形成し、もって割断を容易とする種類とされ、例えば出力1〜5W、波長が1100〜2000nm、好ましくは1300〜1600nmの特性を有するものが好適に用いられる。
レーザヘッド21からのレーザ光線の照射位置は、ケーシング22の一側方にアーム23を介して取り付けられた顕微鏡24の撮像に基づいて制御される。この顕微鏡24は、ケーシング22の上下動に伴いレーザヘッド21とともに上下動して焦点調整がなされる。チャックテーブル11に保持されたウェーハ1は、レーザ光線照射に先立ち、顕微鏡24の下方に移動させられて顕微鏡24により表面のパターン画像が撮像される。そして撮像されたウェーハ表面のパターン画像は、図示せぬ画像処理手段に取り込まれ、この画像処理手段によって切断すべき分割予定ライン2が検出される。さらに、この画像処理手段により検出された分割予定ライン2のデータに基づき、チャックテーブル11およびXY移動テーブル13の移動動作や、レーザヘッド21からのレーザ光線照射といった動作が制御される。なお、顕微鏡24として赤外線顕微鏡を用いれば、裏面側を露出させてウェーハ1をチャックテーブル11上に保持し、この状態で顕微鏡24によりウェーハ1の裏面から内部を透過して表面のパターン画像を撮像して、分割予定ライン2を認識することもできる。これによりウェーハ1の裏面側からレーザ光を照射することも可能である。
上記レーザ加工装置10では、X軸ベース30をX軸方向に移動させながらレーザヘッド21から分割予定ライン2にレーザ光線を照射することにより、X軸方向と平行な分割予定ライン2に沿ってウェーハ内部に変質層が形成される。また、Y軸ベース40をY軸方向に移動させながらレーザヘッド21から分割予定ライン2にレーザ光線を照射することにより、Y軸方向と平行な分割予定ライン2に沿ってウェーハ内部に変質層が形成される。レーザ光線を照射する際には、ウェーハ内部に焦点位置を合わせて変質層を形成するために、ケーシング22を上下動させてレーザヘッド21の上下位置を調整し、レーザ光線の焦点位置がウェーハ内部の目的高さに設定される。
上記のようにして、X軸方向およびY軸方向と平行な全ての分割予定ライン2に沿ってレーザ光線が照射されてウェーハ内部に変質層が形成されるが、本実施形態では、1本の分割予定ライン2に対するレーザ光線照射動作を、複数回にわたって行い、かつ、この動作を繰り返す都度、レーザ光線の焦点位置を、ウェーハ1の、チャックテーブル11に近接する裏面近傍部分から表面側にわたって段階的に変化させて、図3に示すように、変質層50を複数層形成する(第1のレーザ光線照射工程)。さらにこの工程の後には、複数の変質層50の間にレーザ光線を照射する(第2のレーザ光線照射工程)。以下に、これら工程について詳述する。
[2−1]第1のレーザ光線照射工程
図4(a)に示すように、1本の分割予定ライン2の、ウェーハ1の内部における裏面1bに近接した高さ位置にレーザ光線Lの焦点位置を合わせ、その分割予定ライン2に沿って水平にレーザ光線Lを照射して、変質層50(第1の変質層50a)を形成する。変質層50aが形成されるに伴い、この変質層50aからは上方の表面側に延びる多数のクラックからなるクラック層51が形成される。ここでは、第1の変質層50aと、この第1の変質層50aから派生したクラック層51とを複合層(第1の複合層52A)52と称する。
次いで図4(b)に示すように、第1の複合層52Aの上方(ウェーハの表面1a側)に、間隔を空けて段階的にレーザ光線Lを照射して、複数の複合層52を形成する。この場合、複合層52を5層(第1〜第5の複合層52A,52B,52C,52D,52E)形成しており、これら複合層52(52A〜52E)は、第1〜第5の変質層50a,50b,50c,50d,50eにクラック層51が派生してなるものである。また、各複合層52の間隔は均等であって、その間隔は必ず確保され、そのためのレーザ光線の焦点位置の厚さ方向の間隔は、例えば20μm程度とされる。第1のレーザ光線照射工程において複合層52の直上に照射するレーザ光線の焦点位置は、直下の複合層52のクラック層51よりも上方に設定され、したがって複合層52間にはクラック層51が存在しない非クラック層53が設けられる。なお、複合層52はウェーハ1の厚さ全域にわたっては形成せず、最も表面側の複合層52と表面1aとの間には所定の間隔を空けておく。これは、表面1aに形成された半導体チップ3をレーザ光線で損傷させないためである。
[2−2]第2のレーザ光線照射工程
図4(c)に示すように、ウェーハ1の裏面1bに最も近接した複合層52Aと、その上の複合層52Bとの間の非クラック層53に、レーザ光線Lの焦点位置を合わせて照射する。これによって、変質層50aの形成時に形成されたクラック層51は上方に延伸し、延伸クラック層54が上方の変質層50bに到達する。このような非クラック層53へのレーザ光線Lの照射を、図4(d)に示すように複合層52の間の非クラック層53に対して行う。同図の場合は、複合層52C,52Dの間の非クラック層53にはあえてレーザ光線は照射していないが、全ての複合層52の間の非クラック層53にレーザ光線を照射してもよい。
このようにして1本の分割予定ライン2に複数の複合層52が形成され、かつ、これら複合層52の間の非クラック層53にレーザ光線Lが適宜照射されて、クラック層51が、隣接する変質層50に到達することにより、この後のウェーハ割断作業を容易、かつ確実に行うことができる。
例えば、直径:150mm、厚さ:400μm程度で、半導体チップ3のサイズが1.5mm程度のウェーハに対して、上記と同様に第1および第2のレーザ光線照射工程を行って5層の複合層52を形成し、かつ3層の延伸クラック層54を形成することにより、ウェーハを割断しやすくなる。この時のレーザ光線の照射条件は、レーザ光線の波長が1342nmのパルスレーザで、繰り返し周波数は150kHz、レーザ光線の集光レンズのNA(開口数)は0.8、チャックテーブル11の移動速度(XYテーブル13による加工送り速度)は300mm/secである。
非クラック層53へのレーザ光線照射は1回でもよいが、XYテーブル13の往復動作で複数回にわたり重ねて行ってもよい。また、第1のレーザ光線照射工程での変質層50の形成のためのレーザ光線の波長と、第2のレーザ光線照射工程で非クラック層53に照射するレーザ光線の波長は同一であってよいが、異なる波長であってもよい。特に変質層50を形成するためのレーザ光線はパルスレーザであることが好ましく、一方、非クラック層53に照射するレーザ光線はパルスレーザの他、CW(Continuous Wave)レーザであってもよい。さらに、非クラック層53に照射するレーザ光線の集光レンズのNA(開口数)は、変質層50を形成するためのレーザ光線のものと同じか、もしくは小さい方が好ましい。
以上のようにして、X軸方向およびY軸方向に延びる全ての分割予定ライン2に対して複数層の複合層(変質層50+クラック層51)52を形成し、次に、複合層52間の全ての非クラック層53、あるいは適宜に選択した非クラック層53にレーザ光線Lを照射して延伸クラック層54を形成したら、ウェーハ1をチャックテーブル11から取り外し、次のウェーハ割断工程に移る。
ウェーハ1の割断は、図5に示すように、周囲にダイシングフレーム61が貼り付けられたダイシングテープ62にウェーハ1の裏面側を貼着する。図中破線は、複合層(変質層50+クラック層51)52および延伸クラック層54が内部に形成されている分割予定ライン2を示している。ウェーハ1は、ダイシングテープ62およびダイシングフレーム61を介して、ブレーキング装置等の外力付与装置にセットされ、ダイシングテープ62にテンションを付与するなどの外力を付与されることにより、分割予定ライン2が割断され、各半導体チップ3に個片化される。
[3]一実施形態の作用効果
上記一実施形態によれば、第1のレーザ光線照射工程によってウェーハ内部に形成された複数の複合層(変質層50+クラック層51)52の間には、クラック層が存在していない非クラック層53となっているが、この部分はクラック層51から延びる結晶欠陥などの影響によりレーザ光線を照射しても多光子吸収はなされず、変質層は形成されにくい。しかし、レーザ光線の照射によってすでに存在する変質層50から延びるクラック層51を延伸させる作用が見込まれる。第2のレーザ光線照射工程ではこの非クラック層53にレーザ光線を照射することにより、クラック層51を、隣接する変質層50に延伸させている。これによって第1のレーザ光線照射工程で形成されたクラック層51が、隣接する変質層50に到達し、このため、ウェーハ1の割断を、容易、かつ円滑に行うことができ、割断不良を招くことがないといった効果が奏される。
また、第2のレーザ光線照射工程を行うことによって、第1のレーザ光線照射工程によって形成する変質層50の数を低減することができ、双方の工程によるレーザ光線照射の総回数も、従来の割断可能なレーザ光線照射回数より低減させることができる。このため、加工効率の低下も抑えられる。さらに、複合層52の間の全ての非クラック層53にレーザ光線を照射する必要はなく、適宜に選択した非クラック層53に照射しても割断は可能であり、このように第2のレーザ光線照射工程で全ての非クラック層53にレーザ光線を照射しない場合には、加工効率をより向上させることができる。
次に、本発明の実施例を説明して本発明の効果を実証する。なお、以下の実施例および比較例で作成したウェーハ試料は、それぞれ10枚ずつである。
[実施例1]
直径が150mmで厚さが400μmの素材段階のシリコンウェーハを試料とした。このウェーハは、格子状の分割予定ラインによって形成したチップ領域に電子回路を設けるといったデバイスパターンを表面に形成していない、いわゆる「ミラーウェーハ」である。このウェーハを、図2に示したものと同様のレーザ加工装置のチャックテーブルに表面側を上にしてセットした。そしてこのウェーハに、1.5mm間隔の仮想の分割予定ラインを設定し、全ての仮想分割予定ラインに、5層の複合層(変質層+クラック層)を、裏面に近接する位置から20μmの間隔をおいて段階的に形成し、次いで、複合層の間の4つの非クラック層のうちの3つに対してレーザ光線を照射し、延伸クラック層を形成した。すなわち、1本の分割予定ラインに対して、レーザ光線照射動作を8回行った。なお、レーザ光線はパルスレーザであり、照射の条件は以下の通りとした。
・光源…LD励起QスイッチNd:YVO4レーザ
・波長…1342nm
・繰り返し周波数 …150kHz
・出力…出力1.2W(最も表面側の複合層を形成する際は0.6W)
・レーザ光線の集光レンズのNA(開口数)…0.8
・チャックテーブルの移動速度(加工送り速度)…300mm/sec
・パルス幅:105ns
・集光スポット径:φ1.5μm
[実施例2]
実施例1と同様のミラーウェーハの表面に、1.5mmの間隔で格子状の分割予定ラインを実際に形成し、さらに分割予定ラインで区画されたチップ領域に適宜な電子回路を形成して、デバイスパターンが形成された「パターンウェーハ」を試料として得た。このウェーハに対して、実施例1と全く同様にしてレーザ光線を照射し、全ての分割予定ラインの内部に、5層の複合層(変質層+クラック層)+3層の延伸非クラック層を形成した。
[比較例1]
実施例1と同様のミラーウェーハに対して、複合層を形成するレーザ光線の出力を0.8W(最も表面側の複合層を形成する際は0.5W)、形成する複合層を8層、複合層の間にはレーザ光線を照射しないという条件とし、この他は実施例1と同様の条件で、分割予定ラインに8層の複合層のみを形成した。
[比較例2]
実施例2と同様のパターンウェーハに対して、比較例1と全く同様の条件でレーザ光線を照射し、分割予定ラインに8層の複合層のみを形成した。
[比較例3]
実施例1と同様のミラーウェーハに対して、複合層を形成するレーザ光線の出力を1.2W(最も表面側の複合層を形成する際は0.6W)、形成する複合層を5層、複合層の間にはレーザ光線を照射しないという条件とし、この他は実施例1と同様の条件で、分割予定ラインに5層の複合層のみを形成した。
[比較例4]
実施例2と同様のパターンウェーハに対して、比較例3と全く同様の条件でレーザ光線を照射し、分割予定ラインに5層の複合層のみを形成した。
[割断試験]
実施例1,2および比較例1〜4の各ウェーハ10枚ずつを、図5に示すようにしてダイシングテープに貼着し、ブレーキング装置にセットして外力を付与してウェーハの割断を試みた。割断状況の結果は以下の通りであった。なお、割断率とは、1枚のウェーハに形成された半導体チップが全て分割して個片化された状況を100%としている。また、割断面を観察した結果を付記した。
・割断率
実施例1(ミラーウェーハ) … 割断率:100%
実施例2(パターンウェーハ) … 割断率:100%
比較例1(ミラーウェーハ) … 割断率: 90%
比較例2(パターンウェーハ) ※実施せず
比較例3(ミラーウェーハ) … 割断率:100%
比較例4(パターンウェーハ) … 10枚中2,3枚に2%程度の割れ残り発生
・割断面の状態
変質層が5層の実施例1,2および比較例3,4の割断面はほぼ同様であり、変質層と結晶層(非クラック層)の交互の縞模様が明確に観察された。これは、ウェーハ厚さに対する変質層の数が比較的少なく、変質層の間隔が大きかったためとみられる。一方、変質層が8層の比較例1,2では、変質層の数が多いことから隣接する変質層どうしがかなり近接し、連続しているように見えた。
上記の結果によれば、本発明に基づく実施例1,2は割断率が100%と良好な結果を示した。一方、実施例1,2において行った変質層間へのレーザ光線照射を省略した比較例3,4では、比較的割断されやすいミラーウェーハ(比較例3)では割断率が100%であったものの、割断されにくいパターンウェーハ(比較例4)は100%を得られなかった。これにより、変質層間の非クラック層にレーザ光線を照射してクラック層を変質層に到達させることによる本発明の効果が実証された。また、比較例1,2のうち、ミラーウェーハは割断率が90%であり、変質層が比較的密に形成されることによる割断率の低下が認められた。なお、比較例2のパターンウェーハはミラーウェーハよりも割断されにくいものであることから、割断率が90%を超えることは望めず、したがって割断は実施しなかった。
本発明の一実施形態によって複数の半導体チップに個片化される半導体ウェーハの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る方法を好適に実施し得るレーザ加工装置の全体斜視図である。 分割予定ラインに沿ってウェーハ内部に複数層の変質層を形成した状態を模式的に示す透視斜視図である。 一実施形態に係る方法を(a)〜(d)の順に示すウェーハの断面拡大図である。 分割予定ラインにレーザ光線を照射したウェーハを割断するために該ウェーハをダイシングテープに貼着した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…半導体ウェーハ
1a…ウェーハの表面(一面)
1b…ウェーハの裏面(他面)
2…分割予定ライン
3…半導体チップ
10…レーザ加工装置
11…チャックテーブル(保持台)
50…変質層
51…クラック層
54…延伸クラック層
52…複合層
53…非クラック層
L…レーザ光線

Claims (2)

  1. レーザ光線を、ウェーハに形成された分割予定ラインに沿って、該ウェーハの一面側からウェーハ内部に照射するレーザ光線照射動作を複数回にわたって行うにあたり、該動作を行う都度、レーザ光線の焦点位置を入射方向に段階的に変化させ、これによってウェーハの内部に、分割予定ラインに沿った複数の変質層を、ウェーハの厚さ方向に複数層形成するウェーハのレーザ加工方法であって、
    保持台に、ウェーハの他面を合わせ、かつ、一面を露出させて保持するウェーハ保持工程と、
    前記レーザ光線照射動作を、前記保持台に保持したウェーハの前記他面側から前記一面側にわたって複数回行うことにより、前記変質層と、該変質層から一面方向に延びるクラック層とからなる複数の複合層を、入射方向に間隔を空けて段階的に形成する第1のレーザ光線照射工程と、
    第1のレーザ光線照射工程で形成された複数の前記複合層の間に、レーザ光線の焦点位置を合わせてレーザ光線を照射し、これによって前記クラック層を前記一面方向に延伸させて該方向に隣接する前記変質層に到達させる第2のレーザ光線照射工程と
    を備えることを特徴とするウェーハのレーザ加工方法。
  2. 前記レーザ光線の波長が1100〜2000nmに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のウェーハのレーザ加工方法。
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