JP2009008933A - レジストパターンの形成方法及びフォトマスク - Google Patents

レジストパターンの形成方法及びフォトマスク Download PDF

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Abstract

【課題】マスク製造の負荷を増加させること無く、より滑らかなレジストパターンを得る。
【解決手段】先ず、被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するフォトマスクを用意する。このフォトマスクは、透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有し、マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定される。各マスクセルは光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、各マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比によって、各マスクセルを透過する光の強度を決定する。次に、主表面上にレジスト材を塗布した被加工基板の、主表面に直角方向の位置である垂直焦点位置を、最適焦点位置とは異なる位置に合わせる。次に、フォトマスクを透過する光でレジスト膜を露光した後現像して、レジストパターンを得る。
【選択図】図10

Description

この発明は、レジストパターンの形成方法及びフォトマスクに関し、特に微細な三次元構造体の製造に用いられるレジストパターンの形成方法と、このレジストパターンの形成に用いて好適なフォトマスクに関する。
周知の通り、半導体装置の製造における微細加工分野では、リソグラフィ技術が用いられている。一般的なリソグラフィ技術では、フォトマスクパターンの平面的形状を一旦、レジストパターンとして転写し、さらにエッチングプロセスによって、このレジストパターンを被加工基板に転写して、フォトマスクパターンと相似形の被エッチングパターンを得ている。
これに対し、最近、リソグラフィ技術を用いて、被加工基板を立体的にエッチングする試みが提案されている。
例えば、半導体レーザからの信号光を光ファイバによって伝播させ、受光ダイオードで受信する光伝送システムでは、半導体レーザの発振光をレンズで集光し、発振光のファイバ入射面でのスポット径を、光ファイバのコア径に近づけることにより、伝送効率を高めることが行われている。このような用途に用いられる直径250μm程度の微細なレンズ(以下、マイクロレンズと称する。)について、従来の製造方法の一例を簡単に説明する(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
特許文献1に開示された製造方法は、以下の工程を備えている。先ず、マイクロレンズ形成用の被加工基板上にレジスト材を塗布してレジスト膜を形成する。次に、透明のマスク基板上に、光透過領域となるスペースを隔てて、同心円状に設けられた遮光領域としての複数の遮光膜が形成されたフォトマスクを用いてレジスト膜を露光する。次に、露光されたレジスト膜を現像して、レジストパターンを得る。その後、ドライエッチングにより、レジストパターンが被加工基板に転写されて、マイクロレンズが得られる。
ここで用いられるフォトマスクでは、遮光膜の同心円の直径に沿った方向の配列周期が、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さい。従って、フォトマスクを透過する光は、フォトマスクパターンを解像するのに充分なコントラストを有していない。また、同心円の中心点から、同心円の直径に沿って外側に向かうに従い、隣接するスペースの幅、すなわち、遮光膜の間隔が段階的に大きくなっている。
このため、レジスト膜を露光する光強度は、同心円の直径に沿って外側に向かうにつれて、段階的に大きくなる。このフォトマスクを用いて露光したポジ型のレジストを現像すると、直径に沿って外側に向かうにつれて、段階的に膜厚が減少するレジストパターンが形成される。
また、特許文献2には、フォトマスクとして、マスク基板に複数の溝による位相格子を形成し、各溝の深さや幅によって透過光の光強度を段階的に変化させる方法が開示されている。
特開平8−166666号公報 特開2003−177507号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されているフォトマスクでは、遮光膜が同心円状に配置されている。このため、球面レンズを作成する場合のように、中心からの距離が等しい場所のレジスト膜厚を等しくする場合は、遮光膜を同心円状に配置したフォトマスクパターンを用いることによって容易に行うことができるが、そうでない場合は、遮光膜が同心円状に配置されているフォトマスクを適用できない。
一方、上述の特許文献2に開示されているフォトマスクでは、位相格子を構成する各溝の深さを精密に制御することが困難である。このため、透過光の強度がばらつき、従って、レジストパターン形状が大きくばらついてしまうという課題がある。
また、レジスト膜厚方向の分解能は、特許文献1に開示されているフォトマスクでは、スペース幅の最大値及び最小値と、スペース幅の設定単位である最小変化量とに依存し、特許文献2に開示されているフォトマスクでは、位相格子を構成する溝の深さの制御性に依存する。一方、水平方向の分解能は、特許文献1及び特許文献2に開示されているフォトマスクでは、マスクパターンの配列周期に依存する。
水平方向やレジスト膜厚方向の位置精度を高めるためには、フォトマスクの製造にあたり、フォトマスクのスペース幅の最小値をさらに小さくする必要があるが、これは、フォトマスクの製造コストの大幅な上昇を引き起こす。このため、マスクパターン単独で、レジストパターンの位置精度を向上させるには限界がある。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究を行った結果、一辺の長さが、露光装置の光学系の解像限界以下である正方形のマスクセルを最小単位として複数備えていて、各マスクセルが、光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、光透過領域の面積はマスクセルごとに透過する光強度に応じて設定されているフォトマスクを用いて、露光装置の光学系の垂直焦点位置を、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜に焦点が合っている位置からずらして露光することにより、フォトマスク単体で通常の一回露光によって得られる分解能以上のレジストパターンが得られることを見出した。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、マスク製造の負荷を増加させること無く、より滑らかなレジストパターンを得ることが可能な、レジストパターンの形成方法、及びレジストパターンの形成に用いられるフォトマスクを提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明のレジストパターンの形成方法は、以下の工程を備えている。
先ず、マスク準備工程において、被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられるフォトマスクを用意する。このフォトマスクは、透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有していて、各マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定される。さらに、各マスクセルは、それぞれ光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、及び、各マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比によって、各マスクセルを透過する光強度が与えられる。
次に、垂直位置合せ工程において、垂直焦点位置を、最適焦点位置とは異なる位置に合わせる。ここで、垂直焦点位置は、露光装置の光学系の、被加工基板の主表面に対して垂直方向の焦点位置である。また、最適焦点位置は、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜に焦点が合っているときの垂直焦点位置である。
次に、露光工程において、フォトマスクを透過する光で、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜を露光する。
次に、現像工程において、露光後のレジスト膜を現像して、レジストパターンを得る。
上述したレジストパターンの形成方法の実施にあたり、好ましくは、マスク準備工程では、フォトマスクとして、このフォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、素子非形成領域内の、素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備え、及び、補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しいフォトマスクを用意するのが良い。
また、上述したレジストパターンの形成方法の実施にあたり、好ましくは、マスク準備工程では、フォトマスクとして、このフォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、素子非形成領域に管理パターンを備えるフォトマスクを用意するのが良い。管理パターンは、複数のボックスパターンを有し、各ボックスパターンは、それぞれマスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい複数のマスクセルを備え、及び、面積の比がボックスパターンごとに異なる。
現像工程後に、各ボックスパターンに対応する領域のレジストパターンについて、レジストが残存しているか否かを検査することにより、レジストパターンの仕上がり確認を行う。
また、上述した目的を達成するために、この発明のフォトマスクは、被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられ、透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有している。
マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定されている。また、マスクセルは光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備えている。マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比によって、各マスクセルを透過する光強度が与えられる。
フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、素子非形成領域内の、素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備えている。補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい。
また、この発明のフォトマスクの好適な実施形態によれば、フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、及び、素子非形成領域に複数のボックスパターンを有する管理パターンを備えるのが良い。
各ボックスパターンは、それぞれマスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい複数のマスクセルを備え、及び、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比がボックスパターンごとに異なる。
この発明のレジストパターンの形成方法によれば、垂直焦点位置を、レジスト膜に焦点が合っている最適焦点位置とは異なる位置に合わせて露光を行うので、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が変わる領域について、現像後のレジスト膜厚の変化が緩やかになる。この結果、各マスクセルに対応する光強度が、フォトマスク単体で通常の一回露光によって得られるレジストパターンに比べて滑らかなレジストパターンを得ることができる。
また、フォトマスクの素子形成領域に隣接して、補正領域を備える構成にして、補正領域に含まれる各マスクセルと、当該補正領域に隣接する素子形成領域に含まれるマスクセルについて、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい構成にすると、素子形成領域の、素子非形成領域との境界付近での、目標値からのずれを低減することができ、レジストパターン全体としての寸法精度が高まる。
さらに、管理パターンを備えることで、光学顕微鏡等を用いて容易にレジストパターンの仕上がりを確認できる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
なお、参照する図では、平面図について一部ハッチング等を付しているが、所要の領域部分を強調してあるに過ぎず、これらハッチング等は何ら断面を示すものではない。
(フォトマスク)
図1(A)、(B)及び(C)を参照して、被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられるフォトマスクについて説明する。
図1(A)、(B)及び(C)は、フォトマスクを説明するための模式図である。図1(A)は、フォトマスクの一部分の模式的平面図である。図1(B)は、図1(A)のA−A線に沿った面で切った断面を示す図である。図1(C)は、図1(A)のA−A線に沿った方向(X方向)の位置と、透過光の光強度の関係を説明するための図である。図1(C)は、横軸にX方向の位置を取って示し、及び、縦軸に透過光の光強度を取って示している。
フォトマスク10は、石英ガラスなどの透明なマスク基板20の表面に、複数の、同一の大きさの正方形状の単位領域を備えている。以下、この単位領域をマスクセル40と称する。マスクセル40は、互いに直交するX方向(又は行方向)及びY方向(又は列方向)に引かれた直線である複数の仮想格子線46により、マスク基板20の一方の主表面に等間隔に仕切られて設定された領域である。従って、これらマスクセル40は、行列状に配列されている。
マスクセル40は、それぞれ遮光領域42と光透過領域44のいずれか一方又は双方を備えている。遮光領域42のマスク基板20上には、例えば、クロムを蒸着するなどして遮光膜30が形成されている。
マスクセル40の一辺の長さ(以下、マスクピッチと称することもある。)Pは、このフォトマスク10が用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さより小さく設定されている。このため、このフォトマスク10を用いて被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜を露光した場合、フォトマスクのマスクパターンを解像できるだけのコントラストが得られない。
マスクセル40中の、光透過領域44の面積が大きいほど、当該マスクセル40を透過する光強度が大きくなる。すなわち、マスクセル40の面積に対する光透過領域44の面積の比により、マスクセル40を透過する光強度が与えられる。従って、マスクセル40が、フォトマスク10を透過する光強度を制御する基本単位になる。光透過領域の幅がD1の第1領域41aと光透過領域の幅がD2(>D1)の第2領域41bでは、第2領域41bにおける透過光の光強度が、第1領域41aにおける光強度に比べて大きくなる(図1(C))。
ここで、複数のマスクセルのうち、列方向に連続して配列されたマスクセルが、遮光領域を有している場合には、これら遮光領域は列方向に順次に接続して連続的に設けられている。また、複数のマスクセルのうち、行方向に連続して配列されたマスクセルが、光透過領域及び遮光領域を有している場合には、これら遮光領域は行方向に順次に不接続に設けられている。
なお、図1(A)は、光透過領域44と遮光領域42の双方が設定されているマスクセル40が、Y方向の仮想二分線48で二分され、仮想二分線48の一方の側(図中、仮想二分線の右側)に光透過領域44が設定され、他方の側(図中、仮想二分線の左側)に遮光領域42が設定されている例を示している。このように各マスクセルについて、光透過領域44が仮想二分線48に対して同じ側に設定されているのが良い。これは、以下の理由による。
目標とされるレジスト形状が、連続的に膜厚が変化する曲面状の場合、レジスト膜厚の変化が緩やかな領域では、同一の光強度のマスクセル40が連続して設定されることがある。各マスクセル40について、仮想二分線48に対して、同じ側に光透過領域44が設定される構成にすると、Y方向に連続して設けられる同一の光強度のマスクセル40については、遮光領域は、一つの矩形として構成される。マスクパターンを構成する矩形の数の増減に応じて、マスクパターンの生成に必要なデータ量も増減する。従って、各マスクセル40の遮光膜30を、一括して一つの矩形として形成すると、マスクパターンの生成に必要なデータ量を削減することができる。この結果、フォトマスクの製造にかかる時間を短縮するとともに、コストを削減することができる。
図1(A)及び(B)では、全てのマスクセル40について光透過領域44と遮光領域42が設定されている例を示しているが、この例に限定されない。すなわち、フォトマスクは、光透過領域44だけが設定された、すなわち遮光領域がないマスクセル、あるいは、マスクセル40に遮光領域42だけが設定された、すなわち光透過領域がないマスクセルを備える構成でもよい。
例として、露光装置の露光波長λが365nmであり、縮小投影倍率が5倍のi線ステッパを用いる場合について説明する。
露光光学系の解像性能は、投影レンズの開口数NA及びコヒーレンスファクタσに依存する。表1は、光学コントラストMの、ピッチ(Pitch)、開口数NA及びコヒーレンスファクタσに対する依存性を示している。ここで、光透過領域(スペース)44の幅D、及び、遮光領域(ライン)42の幅Wの比は、1:1としている。ピッチは、マスクピッチPをレジスト面に射影した長さに相当する。縮小投影倍率が5倍の場合、ピッチは、マスクピッチPの1/5になる。
Figure 2009008933
光学コントラストMは、M=(Imax−Imin)/(Imax+Imin)で表される。フォトマスクを透過する光の光強度は正弦波的に変化し、その1周期内の光強度の最大値がImaxであり、最小値がIminである。
一般に、露光光学系の解像力は、λ/NAに比例する。よって、波長が短いほど、あるいは、開口数NAが大きくなるほど、光学コントラストMが0となるピッチ、すなわち、フォトマスクのマスクパターンを解像できるだけのコントラストが得られないピッチが小さくなる。例えば、開口数NAが0.5であり、コヒーレンスファクタσが0.5の場合は、レジストにおけるピッチが480nm(マスクピッチPが2.4μm)以下になると、ウェハ上に投影される透過光の光強度の光学コントラストMが0になる。ただし、光学コントラストMは0に限定されず、わずかに光学コントラストMが発生したとしても、光学コントラストMが与えるレジストへの影響が、許容できる範囲内であれば良い。例えば、開口数NAが0.5であり、コヒーレンスファクタσが0.5である場合は、ピッチを500nmにすると、光学コントラストMは、0.03となるが、この場合の光学コントラストMがレジストに与える影響は、許容できる。
上述したように、マスクピッチPの上限は、露光光学系により光学コントラストMが0となる大きさに依存して決められる。一方、マスクピッチPが短いほど、水平方向の分解能は高くなる。しかしながら、フォトマスクとして製造できる、光透過領域44の幅Dや、遮光領域42の幅Wを小さくすることは技術的に困難である。このため、光透過領域44の幅D、及び、遮光領域42の幅Wの最小値を固定して、マスクセル40の一辺の長さPを小さくすると、光強度の可変幅が小さくなる。
例えば、レジストにおけるピッチが480nmであるときに、使用できるマスク製造技術でのレジストにおける最小寸法が150nmであるとする。なお、以下の説明において、特に言及する場合を除いて、寸法としてレジストにおける寸法に換算したものを用いている。フォトマスクにおける寸法は、レジストにおける寸法に縮小投影倍率、ここでは5倍を乗ずれば良い。このとき、スペース幅、すなわち、レジストにおける寸法に換算した光透過領域の幅は、150〜330nmに設定できる。
一方、ピッチが400nmであるときに、使用できるマスク製造技術での最小寸法が同じく150nmであるとする。このとき、設定できるスペース幅は、150〜250nmになる。
スペース幅を1nm刻みで制御した場合の光の階調数は、ピッチが480nmのとき181であり、ピッチが400nmのとき101になる。ピッチが小さいと、光の階調数、すなわち、光強度の分解能が低下する。また、セル内における開口面積比は、ピッチが480nmのとき31〜69%であり、ピッチが400nmのとき38〜63%である。つまり、ピッチが小さいと、光強度の可変幅が狭くなる。
高精度のマスク製造技術を用いれば、すなわち、マスク製造技術での最小寸法を小さくすれば、同等の階調数のまま、レジストにおけるピッチを小さくすることができる。例えば、ピッチを300nmとし、レジストにおける最小寸法を70nmとすれば、設定できるスペース幅は70〜230nmとなり、1nm刻みで制御した場合の階調数として161が得られる。しかしながら、最小寸法を小さくすることは、マスクコストの増加を引き起こす。従って、レジストにおけるピッチは対象パターン、露光光学系、マスク製造技術における最小寸法、マスクコストを考慮して最適な条件を選択する必要がある。対象とするレジストの大きさが数+から数百μmと十分大きい場合、レジストにおけるピッチは400〜500nmが好適である。
上述した、レジストパターン形成用のフォトマスクによれば、マスクセルごとに、透過する光強度を設定できる。
以下の説明では、露光装置としてi線ステッパ(例えば、Nikon社製、商品名NSR−i11D)を用い、露光条件をNA=0.5、σ=0.5、縮小投影倍率を5倍としたときの例について説明する。レジストとして、ポジ型のレジスト材(例えば、JSR社製の商品名IX410)を用いる。この場合、マスクセルの一辺の長さが480nm以下のとき、フォトマスクパターンは解像されないので、当該フォトマスクは、マスクセルごとに異なる光強度の光を透過させる、いわゆるグレイマスクとして機能させることができる。そこで、ピッチを480nmとしたときの例について説明する。
なお、以下の説明では、ポジ型のレジスト材を用いる例について説明するが、ネガ型のレジスト材を用いても良い。
図2は、最適焦点位置における光強度分布を示す特性図である。図2は、レジスト膜上での光強度分布をシミュレーションにより求めた結果を示している。図2では、横軸にX方向の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸に光強度(任意単位)を取って示す。
ここでは、垂直焦点位置を、最適焦点位置に合わせている。垂直焦点位置は、露光装置の光学系の焦点位置であって、被加工基板の主表面に垂直方向の位置である。最適焦点位置は、露光装置の縮小投影レンズの光学系、レジスト膜の厚み及び屈折率等によって定まる位置であって、垂直焦点位置が最適焦点位置に一致しているとき、光学系の焦点が合っているという。
ここでX<0の領域では、スペース幅を240nmとし、また、X≧0の領域では、スペース幅を250nmとする。このとき、X=0近傍において、オーバーシュート及びアンダーシュートが発生しているが、X<0のスペース幅が240nmの領域では、0.23の光強度でほぼ一定であり、及びX≧0のスペース幅が250nmの領域では、0.25の光強度でほぼ一定であり、従って、光強度分布は、ステップ関数的に変化している。
次に、垂直焦点位置を、最適焦点位置からずらした場合を考える。図3は、垂直焦点位置を最適焦点位置からずらしたときの光分布を示す特性図であって、図2と同様にシミュレーションにより得られた結果を示している。図3では、横軸にX方向の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸に光強度(任意単位)を取って示している。図3は、焦点位置を、最適焦点位置から2、4及び6μmずらした場合の光強度分布をそれぞれ曲線I、II及びIIIで示している。
垂直焦点位置を最適焦点位置からずらすと、ずれの大きさ(以下、デフォーカス量と称することもある。)が2μm(曲線I)から6μm(曲線III)へと大きくなるにつれて、X=0近傍においてX座標に対する光強度変化の傾きが小さくなる。すなわち、光強度分布がステップ形状から崩れて、光透過領域の幅が変わる部分において、光強度変化が滑らかになる。
(第1実施形態)
第1実施形態のレジストパターンの形成方法について、被加工基板を加工してレンズを形成する例について説明する。ここで、形成するレンズは、半径25μm及びサグ3.5μmのレンズとする。ここで、サグは、弦から図った曲線の高さhを示す。
図4は、被加工基板を加工してレンズを形成するためのレジストパターンを模式的に示す断面図である。被加工基板100としてシリコン基板上にレジストパターン210が形成されている。ここで、被加工基板100の主表面100aに垂直な方向をZ方向とし、及び、主表面100aをXY平面としている。図4は、XZ平面での断面の切り口を示している。ここで、レンズ中心をX座標及びY座標の原点とする。
被加工基板100をエッチングにより加工してレンズを形成する場合、被加工基板100上に形成されるレジストパターン210は、形成されるレンズの形状に対応して、レンズと同様の形状に形成される。エッチングによりこのレジストパターン210の形状が被加工基板100に転写されて、レンズが形成される。
ピッチを480nmとして、スペース幅Wを150nmから330nmまで10nm刻みで変化させる場合は、光強度及び現像後のレジスト膜厚は19段階に変化させることができる。
上述のレジスト材を膜厚3.5μmで被加工基板上に塗布してレジスト膜を形成し、このレジスト膜に対して290ミリ秒(ms)の露光及び現像を行えば、スペース幅330nmから150nmの間で、現像後のレジスト膜厚はほぼ線形の特性を示す。図5は、レジスト膜厚のスペース幅依存性を示す特性図である。図5は、横軸にスペース幅W(単位:nm)を取って示し、及び、縦軸にレジスト膜厚を膜厚3.5μmの場合を1として規格化した、規格化レジスト膜厚を取って示している。
先ず、マスク準備工程S10において、図1を参照して説明したフォトマスクを準備する。
マスク準備工程S10では、先ず、目標とするレンズの形状に対応するレジストパターンを、X方向及びY方向に等しい間隔(ここでは480nm間隔)で引いた複数の仮想格子線により、レジストセルに分割する。レジストセルは、正方形状であり、かつX方向及びY方向に行列状に配列される。
次に、各レジストセルの中央でのレジスト膜厚を得るのに必要な強度でレジスト膜を露光できるようにするために、対応するマスクセルのスペース幅を、図5に示す関係を用いて求める。
スペース幅は、19段階で調整できるので、目標とする規格化レジスト膜厚が0.053未満であれば、スペース幅を330nmとし、0.053以上0.105未満であれば、320nmとし、0.105以上0.158未満であれば310nmとし、以下同様に各レジストセルに対応するマスクセルのスペース幅Dを定める。
図6は、X方向に配列されたマスクセルについてスペース幅の分布を示す図である。図6は、横軸にX座標(μm)を取って示し、及び縦軸に対応するマスクセルのスペース幅(nm)を取って示している。ここでは、X座標が0以上の領域について、マスクセルのスペース幅を示している。
マスク準備工程S10に続いて、垂直位置合せ工程S20を行う。垂直位置合せ工程S20では、垂直焦点位置を最適焦点位置とは異なる位置に合わせる。
図7を参照して、最適焦点位置を求める方法について説明する。図7(A)及び(B)は、最適焦点位置を求める方法について説明するための図である。図7(A)は、最適焦点位置を求める方法を模式的に示している。
先ず、基準焦点位置を定める。基準焦点位置は、露光装置の光学系等によって定まる露光装置固有の位置である。この位置は、露光装置の仕様により定めても良いし、他の製造工程でこの露光装置を使用している場合は、他の製造工程で得られた値を用いても良い。ここで定められた基準焦点位置をZ軸の原点とする。
次に、焦点位置決定用マスクを用意する位置決定用マスク準備工程S5を行う。焦点位置決定用マスク310は、透明なマスク基板320の表面に、露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも大きい配列周期P0で配列された、複数の帯状の遮光膜330を備えている。
位置決定用マスク準備工程S5に続いて、レジスト幅測定工程S7を行う。この工程S7では、焦点位置決定用マスク310を用いて、複数の垂直焦点位置について、主表面100a上にレジスト膜200を形成した被加工基板100に対する、露光、現像、及び、現像後の帯状のレジスト残部の幅の測定を行う。このとき、被加工基板100上に形成するレジスト膜200の材質及び厚みは、マイクロレンズの製造に用いるのと同じ条件とする。
ここで、用いられる露光装置の構成、及びレジスト膜厚3.5μmの条件では、遮光領域の幅W及びその間隔Dがともに、1.0μm程度のパターンを解像可能である。ただし、現像後のレジストの帯状のパターン(以下、ラインパターンとも称する。)が倒れる、いわゆるパターン倒れを防ぐために、アスペクト比を2〜2.5とするのが妥当である。そこで、ここでは、遮光領域の幅W0及びその間隔D0をともに1.5μmとする。
現像により得られたレジスト残部のラインパターンの幅を、例えば、測長走査型電子顕微鏡(CD−SEM:Critical Dimension−Scanning Electron Mircroscope)で測定する。
次に、最適焦点位置取得工程S9を行う。この工程S9では、垂直焦点位置とレジスト残部の幅との関係から、最適焦点位置及び露光工程における揺らぎを考慮した焦点深度を求める。
図7(B)は、垂直焦点位置(Z方向の焦点位置)とレジスト幅の関係を示す図である。ここでは、被加工基板100の主表面100aを基準焦点位置、すなわちZ軸の座標原点とし、縮小投影レンズ400に向かう方向をZ軸の正の方向とする。
ラインパターンの幅が極大となる垂直焦点位置が、最適焦点位置Zとなる。ここでは、Z=+2.0μmのときに、レジスト幅が極大Lmaxとなり、遮光領域の幅Wの1.5μmに対応するレジスト幅が得られる。なお、レジスト材として、ネガ型のレジストを用いる場合は、垂直焦点位置が最適焦点位置Zにある場合に、レジスト幅が極小となる。
また、ここでは、レジスト幅が最大値Lmaxから、±5%の範囲内となる焦点位置を、焦点位置の許容範囲(焦点深度)とする。この場合、最適焦点位置Zから±2μmの範囲、すなわち、0μm<Z<+4μmが焦点深度となる。なお、焦点深度は要求される精度に基づいて定めれば良く、設定に応じて±5%よりも狭い範囲にすることも、広い範囲にすることも可能である。
ここで、露光装置の光学系のレンズ収差、被加工基板及びレジストの凹凸、露光装置の垂直位置の設定精度などの露光工程における揺らぎにより、被加工基板の水平位置によっては、焦点位置が設定した位置からずれる。レンズ収差、被加工基板及びレジストの凹凸、露光装置の垂直位置の設定精度のそれぞれは、±0.1〜±0.5μm程度の精度を有しているが、これらが組み合わされた場合、焦点位置が最適焦点位置から1μm程度ずれて、焦点位置を焦点深度内に設定したときであっても、被加工基板の位置によっては、焦点位置が焦点深度から外れる恐れがある。
そこで、通常、焦点位置は、上記の焦点深度について露光工程における揺らぎを考慮した焦点深度(以下、補正焦点深度)の範囲内に設定される。
例えば、焦点深度が±2μmで、露光工程における揺らぎが±1μmの場合、補正焦点深度は、±1(=2−1)μmになる。この補正焦点深度の範囲内であれば、露光工程における揺らぎがあっても、露光領域が全て焦点深度内に収まる。
ここでは、垂直位置を変えて焦点深度を実測により求めて、別途得られている露光工程における揺らぎを考慮して補正焦点深度を求める例について説明したが、この例に限定されない。例えば、それぞれの垂直焦点位置について、水平位置を変えて露光を行って、被加工基板全面についてレジスト幅を測定した結果から、補正焦点深度を実測により求めてもよい。
次に、上述したフォトマスクを用いて、垂直焦点位置を最適焦点位置とは異なる位置に合わせて、露光及び現像を行う。ここで、垂直焦点位置は、最適焦点位置から少なくとも補正焦点深度よりも離れた位置、より好適には、補正焦点深度の2〜10倍程度離れた位置に合わせるのが良い。なお、垂直焦点位置と最適焦点位置の間の距離の大きさであるデフォーカス量は、シミュレーション又は実測により、好適な値を選択することができる。以下、デフォーカス量を選択する方法について説明する。
図8(A)、(B)、(C)及び(D)は、垂直焦点位置を変えた場合のレジスト膜厚を示す図であって、横軸にX軸上の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸にレジスト膜厚(単位:μm)を取って示している。それぞれ、現像後のレジスト膜厚を曲線Iで示し、目標とするレンズ形状に対応するレジスト膜厚を曲線IIで示している。
また、図9(A)、(B)、(C)及び(D)は、垂直焦点位置を変えた場合の、現像後のレジスト膜厚の目標値との差分を示す図であって、横軸にX軸上の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸に露光後のレジスト膜厚の目標値との差分(単位:μm)を取って示す。
なお、図8及び図9は、図6で示される領域と同じ領域を示している。
図8(A)及び図9(A)は、垂直焦点位置が2μm、すなわち、垂直焦点位置が最適焦点位置にあるときの分布を示している。この場合、光透過領域の幅が変わる部分において、光強度分布にオーバーシュート又はアンダーシュートが見られるが、光透過領域の幅を反映したステップ状の光強度変化が認められる。
図8(B)及び図9(B)は、垂直焦点位置、すなわちZ座標が0μmのときの光強度分布及び目標値との差分を示す。図8(C)及び図9(C)は、垂直焦点位置が−2μmのときの光強度分布及び目標値との差分を示す。また、図8(D)及び図9(D)は、垂直焦点位置が−4μmのときの光強度分布及び目標値との差分を示す。
垂直焦点位置が、最適焦点位置から離れるに従って、すなわちデフォーカス量が大きくなるに従って、光透過領域の幅が変わる部分において、光強度の変化が滑らかになり、X座標が20μmよりも小さい領域では、目標値に対する差分も小さくなる。一方、X座標が20μmよりも大きい領域、すなわちレンズ端部において、デフォーカス量が大きくなるに従って、設定した光強度との差異が大きくなる。
図10に、垂直焦点位置と、現像後のレジスト膜厚の目標値からの差分の二乗和の関係を示す。図10(A)、(B)及び(C)では、横軸に垂直焦点位置を取って示し、及び、縦軸に目標値からの差分の二乗和を取って示している。図10(A)は、Xが0〜25μmの範囲、すなわち、レンズ中央から端の部分までの全体について示す。図10(B)は、Xが0〜20μmの範囲、すなわち、レンズ端の部分(以下、レンズ下部と称することもある。)を除いた中央付近の部分(以下、レンズ上部と称することもある。)について示す。図10(C)は、Xが20〜25μmの範囲、すなわち、レンズ下部について示している。
図10(B)に示されるように、レンズ上部(Xが0〜20μmの範囲)については、垂直焦点位置が+2〜4μm付近、つまり最適焦点位置Z付近で、差分が極大となり、垂直焦点位置が−4μm付近と+10μm付近で極小となる。
また、図10(C)に示されるように、レンズ下部(Xが20〜25μmの範囲)については、垂直焦点位置が最適焦点位置ZであるZ=+2μm付近で差分が極小となる。
このように、レンズ上部とレンズ下部とで差分が極小となる焦点位置が異なるが、レンズ全体としては、図10(A)に示されるように、0μm付近、すなわち、垂直焦点位置を、最適焦点位置Z(Z=+2μm)から、補正焦点深度1μmの2倍の2μmだけ負の方向に離れた状態で差分の二乗和が最も小さくなる。この場合、差分の二乗和が最小となるときのデフォーカス量として2μmを選択して、垂直焦点位置を0μm(=Z−2μm)に合わせれば良い。このときの二乗和はおよそ1.04であり、垂直焦点位置が最適焦点位置Zに合わせられたときの二乗和の1.14に比べて10%程度小さくなる。
なお、被加工基板の主表面をZ軸の原点である基準焦点位置に合わせて、この原点を基準として垂直焦点位置を変化させるには、被加工基板の主表面と、垂直焦点位置との相対的な位置関係を設定すれば良い。すなわち、露光装置の焦点位置を固定して、被加工基板をZ軸に沿って移動させることで、垂直焦点位置を設定しても良いし、被加工基板のZ軸に沿った位置を固定して、露光装置の光学系を調節して焦点位置を移動させることで、垂直焦点位置を設定しても良い。
この発明のレジストパターンの形成方法によれば、フォトマスクパターンを解像するのに最適な最適焦点位置とは異なる位置に合わせて露光を行うので、各マスクセルに対応する光強度が、フォトマスク単体で通常の一回露光で得られる光の階調に比べて滑らかになる。この結果、フォトマスクパターンを解像するのに最適な最適焦点位置に合わせて露光するのに比べて、滑らかな、より目標形状に近いレジストパターンを得ることができる。
(第2実施形態)
レンズ全体としては、第1実施形態で示したように、Z=0μmのときに、目標値からの差分の二乗和が最小となる。
しかし、曲率半径が大きいレンズ上部(図10(B)参照。)と、曲率半径が小さいレンズ下部(図10(C)参照。)とでは、目標値からの差分の二乗和が極小となる焦点位置が異なっている。
レンズ上部(0<X<20)では、最適焦点位置Z(=+2μm)から、補正焦点深度(±1μm)の6〜8倍程度離したとき(Z=−4、+10μm)、目標値からの差分の二乗和が極小となる。
一方、レンズ下部(20<X<25)では、最適焦点位置Z(=+2μm)のときに極小となり、最適焦点位置Zから離れるに従って、目標値からの差分の二乗和は増大する。
これは、垂直焦点位置を、最適焦点位置Zから離すと、レンズ端部の後退の影響が大きくなることを示している。
そこで、第2実施形態では、例えば、焦点位置を、レンズ上部に対して目標値からの差分の二乗和が最小となる位置(Z=−4μm)とし、レンズ下部については、補正パターンを設ける。
第2実施形態では、レンズ非形成領域に補正パターンを設けたフォトマスクを用いる点が第1実施形態と異なっていて、それ以外の点については第1実施形態と同様なので重複する説明を省略する。補正パターンは、レンズ形成領域の周囲に設けられる。
図11は、第2実施形態のフォトマスクを説明するための模式図である。フォトマスク11が備えるマスクセルは、素子形成領域としてレンズ形成領域14と、素子非形成領域として、レンズ形成領域14以外の領域であるレンズ非形成領域16とに分類される。補正領域18は、レンズ非形成領域16内の、レンズ形成領域14に隣接する領域に備えられている。
補正領域18に含まれるマスクセル(以下、補正パターンと称することもある。)は、隣接するレンズ形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい。
例えば、レンズ非形成領域のマスクセルが、遮光領域を備えないパターンの場合、垂直焦点位置が最適焦点位置からずれることによって、レンズ形成領域の外周囲付近は、レンズ非形成領域のマスクセルを透過する光により、設定した光強度よりも強い光で露光される。このため、設定した光強度との差異が大きくなる。そこでレンズ形成領域の周囲に補正パターンを設けることで、レンズ形成領域の外周囲付近でも、設定した光強度との差異が小さくなり、理想的な形状に近づく。
なお、この補正パターンの個数は、デフォーカス量等に応じて好適な値にすればよい。デフォーカス量が小さければ、補正パターンの幅は狭くすることができる。一方、デフォーカス量が大きければ、レンズ形成領域に影響を与えるレンズ非形成領域の範囲が拡がるので、補正パターンの幅を広げるのが良い。
図12は、X方向に配列されたマスクセルについてスペース幅の分布を示す図である。図12は、横軸にX座標(μm)を取って示し、及び、縦軸に対応するマスクセルのスペース幅(nm)を取って示している。ここでは、XY平面におけるレンズ中心を原点とするX軸上の、X座標が0以上の領域について、マスクセルのスペース幅を示している。レンズ形成領域の外側(図中、Aで示す部分)に補正パターンを備えている。
図13及び図14を参照して、補正パターンの個数を変えた場合の光強度分布について説明する。
図13(A)、(B)及び(C)は、補正パターンの個数を変えた場合のレジスト膜厚を示す図であって、横軸にX軸上の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸にレジスト膜厚(単位:μm)を取って示している。それぞれ、現像後のレジスト膜厚を曲線Iで示し、目標とするレンズ形状に対応するレジスト膜厚を曲線IIで示している。
また、図14(A)、(B)及び(C)は、補正パターンの個数を変えた場合の、現像後のレジスト膜厚の目標値との差分を示す図であって、横軸にX軸上の位置(単位:μm)を取って示し、及び、縦軸に露光後のレジスト膜厚の目標値との差分(単位:μm)を取って示す。
図13及び図14は、垂直焦点位置が−4μm、すなわち、垂直焦点位置が、レンズ上部において目標値からの差分の二乗和が極小となる位置のときの分布を示している。
図13(A)及び図14(A)は、補正パターンの個数を4個としている。図13(B)及び図14(B)は、補正パターンの個数を6個としている。また、図13(C)及び図14(C)は、補正パターンの個数を8個としている。
図14(A)に示されるように、垂直焦点位置が−4μmの場合、補正パターンの個数が4個のときは、第1実施形態の補正パターンを備えない構成の最大0.3μm程度の差に比べて、目標形状との差が小さくなり0.2μm程度になっている。
さらに補正パターンの個数を増やして6個にすると、目標形状との差がさらに小さくなり、最大でも0.05μm程度となる(図14(B))。
なお、さらに補正パターンの個数を増やして8個にすると、目標形状との差が6個の場合に比べて大きくなり、0.1μm程度になる。これは、例えば、以下のような原因が考えられる(図14(C))。
露光の際の散乱光により周辺領域のレジスト層には、対応するマスクセルを透過する光よりも多くの光が当たる場合があり、マスクパターンの設計の際には、この散乱光の寄与も考慮する。このとき、補正パターンの個数を多く設定すると、散乱光が減るため、レンズ下部においては、予定していた光強度で露光されない。
このため、補正パターンを8個にすると、レンズ下部において、目標値よりもレジスト膜が厚くなる。
なお、露光及び現像後の基板検査において、レジストの有無により基板検査が行われるために、レンズ形成領域14にレジストが残存し、レンズ非形成領域16のレジストは、全て除去されているのが好ましい。このため、補正パターンの幅は、できるだけ細くするのが良い。
図15に、垂直焦点位置と、現像後のレジスト膜厚の目標値からの差分の二乗和の関係を示す。図15は、補正パターンの個数を4、6、7及び8個とした場合について、垂直焦点位置を変えたときの、目標値からの差分の二乗和を示している。図15は、横軸に垂直焦点位置を取って示し、及び、縦軸に目標値からの差分の二乗和を取って示している。図15では、補正パターンの個数が4、6、7及び8個の場合を、それぞれ曲線I、II、III及びIVで示している。
垂直焦点位置が−4μmで、図にIIで示す補正パターンの個数が6のとき、差分の二乗和は0.1以下となり、第1実施形態の最小値の1.04と比較すると10分の1程度に小さくなっている。
このように、フォトマスクの素子形成領域の周囲に補正パターンを備える構成にすると、素子形成領域の、素子非形成領域との境界付近での、目標値からのずれを低減することができ、レジストパターン全体としての寸法精度が高まる。
(第3実施形態)
通常の、半導体製造工程においては、遮光領域と光透過領域を交互に備えるラインアンドスペースパターンを管理パターンとして、その寸法によって仕上がり状態を管理するのが一般的である。管理精度を高めるためには、その工程で用いられる最も微細なパターンと同程度の寸法であることが望ましい。
しかし、本発明の各実施形態で用いるパターンのピッチは、露光装置の光学系の解像限界以下の大きさであるため、このピッチで形成したラインアンドスペースパターンは、全く解像しない。従って、ラインアンドスペースパターンを、寸法による管理を行うための管理パターンとして用いることができない。そこで、ここでは、管理パターンとして複数のボックス(BOX)パターンを備えるフォトマスクを用いる。
図16は、第3実施形態のフォトマスクを説明するための模式図である。フォトマスク12が備えるマスクセルは、素子形成領域としてのレンズ形成領域14と、素子非形成領域としてのレンズ非形成領域16とに分類される。管理パターン70は、レンズ非形成領域16に形成される。管理パターンは、露光領域の外周付近12a、又はレンズ形成領域14間など、設定に応じて複数設けることができる。
図17は、管理パターンの概略図である。1つの管理パターン70は、複数のBOXパターン71、72、73、74、75及び76を備えている。各BOXパターン71〜76は、光学顕微鏡による目視確認が行いやすい大きさのパターンとして形成され、例えば、一辺が10〜100μmの正方形状である。BOXパターン71〜76の内部は、図1を参照して説明したフォトマスク、すなわち、グレイマスクと同じピッチのラインアンドスペースパターンが配置されている。スペース幅は、各BOXパターン内では一定であり、BOXパターンごとに異なるスペース幅を有している。
スペース幅は、大きい方から順に5種類程度を選択するのが良い。また、管理パターンには、リファレンスとして遮光領域を備えないBOXパターンを備えるのが良い。
マスクセルの一辺の長さ、すなわちピッチが480nm、最小寸法が150nm及び最小寸法刻み幅が10nmのとき、管理パターンは、スペース幅が330、320、310、300、290nmの5種類のBOXパターン(72、73、74、75及び76)と、リファレンスとして全て光透過領域のBOXパターン71とを備える。
管理パターン70と同じ構成のパターンを備える管理マスクを用いて、露光感度を得る感度測定工程S3を行う。感度測定工程S3では、異なる複数の露光時間に対して、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜に対する、露光及び現像を行う。その後、BOXパターンに対応する領域のレジストパターンについて、各露光時間に対してレジスト膜が残存しているか否かを検査し、露光時間と露光後のレジスト膜が残存しているか否かとの関係から、露光感度を得る。
例えば、この管理パターン70について、目標露光量を与える露光時間290ミリ秒と、その±5ミリ秒の露光時間である285、295ミリ秒におけるレジスト残膜を、予め測定しておく。図18は、管理パターンにおけるレジスト残膜の露光量依存性を示す図である。
図18(A)は、露光時間が285ミリ秒におけるレジスト残膜を示し、図18(B)は、露光時間が290ミリ秒におけるレジスト残膜を示し、及び、図18(C)は、露光時間が295ミリ秒におけるレジスト残膜を示している。
例えば露光時間が285ミリ秒のときは、スペース幅が330nmのBOXパターン82aまでが、レジストが全て除去された状態であるレジスト抜けとなり(図18(A))、290ミリ秒のときは、スペース幅が330及び320nmのBOXパターン82b及び83bがレジスト抜けし(図18(B))、及び、295ミリ秒のときは、スペース幅が330、320及び310nmのBOXパターン82c、83c及び84cがレジスト抜けする(図18(C))。
フォトマスクに管理パターン70を設けておけば、現像後に、管理パターンに対応するレジストパターンの目視検査を行い、スペース幅330nmのBOXパターンがレジスト抜けし、かつ、スペース幅300nmのBOXパターンがレジスト抜けせずにレジストが残存している場合に、目標露光量である290ミリ秒±5ミリ秒の露光がなされたものと判定できる。このように、BOXパターンに対応する領域のレジストパターンについて、レジストが残存しているか否かを検査することにより、レジストパターンの仕上がり確認を行う。
上述の管理パターンの構成の場合、目標露光量の290ミリ秒に対して、±5ミリ秒、すなわち、約1.7%の感度で検出可能である。なお、さらに高感度が要求される場合は、例えばスペース幅を10nmから1/2の5nm刻みにすれば、感度を2倍程度に高めることができる。
ここで、BOXパターンに対応するレジストパターンの検査に、光学顕微鏡を用いる例について説明したが、BOXパターンの大きさによっては肉眼で行っても良い。
なお、第3実施形態では、フォトマスクが管理パターン70を備える構成について説明したが、図11を参照して説明した第2実施形態のフォトマスクと同様に、さらに補正パターンを備える構成としても良い。
また、上述した各実施形態では、露光装置としてi線ステッパ(波長365nm)を用いる例について説明したが、光源としてKrFレーザ(波長248nm)又はArFレーザ(波長193nm)を備える露光装置を用いても良い。
フォトマスクを説明するための模式図である。 最適焦点位置における光強度分布を示す特性図である。 最適焦点位置からずれた場合の光強度分布を示す特性図である。 レンズを形成するためのレジストパターンを示す模式図である。 レジスト膜厚のスペース幅依存性を示す特性図である。 フォトマスクのスペース幅の分布を示す図である。 最適焦点位置を求める方法を説明するための図である。 垂直焦点位置を変えた場合のレジスト膜厚について説明するための図である。 目標とレジスト膜厚との差分を示す図である。 垂直焦点位置と、目標値からの差分の二乗和の関係を示す図である。 第2実施形態のフォトマスクを説明するための模式図である。 第2実施形態のフォトマスクのスペース幅の分布を示す図である。 補正パターンの個数を変えた場合のレジスト膜厚について説明するための図である。 目標とレジスト膜厚との差分を示す図である。 垂直焦点位置と、目標値からの差分の二乗和の関係を示す。 第3実施形態のフォトマスクを説明するための模式図である。 管理パターンの概略図を示す図である。 管理パターンにおけるレジスト残膜の露光量依存性を示す図である。
符号の説明
10、11、12 フォトマスク
14 レンズ形成領域
16 レンズ非形成領域
18 補正領域
20、320 マスク基板
30、330 遮光膜
40 マスクセル
41a 第1領域
41b 第2領域
42 遮光領域
44 光透過領域
46 仮想格子線
48 仮想二分線
70、80a、80b、80c 管理パターン
71、72、73、74、75、76 BOXパターン
81a、82a、83a、84a、85a、86a BOXパターン
81b、82b、83b、84b、85b、86b BOXパターン
81c、82c、83c、84c、85c、86c BOXパターン
100 被加工基板
100a 主表面
200 レジスト膜
210 レジストパターン
310 焦点位置決定用マスク
400 縮小投影レンズ

Claims (16)

  1. 被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられるフォトマスクであって、
    透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有し、
    前記各マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定され、
    前記各マスクセルは、それぞれ光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、及び、
    前記各マスクセルの面積に対する前記光透過領域の面積の比によって、前記各マスクセルを透過する光強度が与えられる
    当該フォトマスクを用意するマスク準備工程と、
    前記露光装置の光学系の、前記被加工基板の前記主表面に対して垂直方向の垂直焦点位置を、前記被加工基板の前記主表面上に形成されたレジスト膜に焦点が合っている位置である最適焦点位置とは異なる位置に合わせる垂直位置合せ工程と、
    前記フォトマスクを透過する光で前記レジスト膜を露光する露光工程と、
    露光後の前記レジスト膜を現像して、レジストパターンを得る現像工程と
    を備えることを特徴とするレジストパターンの形成方法。
  2. 前記露光工程の前に、
    透明なマスク基板の表面に、前記露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも大きい配列周期で配列された、複数の帯状の遮光膜を備える焦点位置決定用マスクを用意する位置決定用マスク準備工程と、
    複数の前記垂直焦点位置について、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜に対する、露光及び現像と、現像後の帯状のレジスト残部の幅の測定を行うレジスト幅測定工程と、
    前記垂直焦点位置と前記レジスト残部の幅との関係から、前記最適焦点位置、及び露光工程における揺らぎを考慮した焦点深度を求める最適焦点位置取得工程と
    を行うことを特徴とする請求項1に記載のレジストパターンの形成方法。
  3. 前記最適焦点位置取得工程では、
    前記レジスト残部の幅が極大又は極小となる前記垂直焦点位置を、前記最適焦点位置に合わせる
    ことを特徴とする請求項2に記載のレジストパターンの形成方法。
  4. 前記垂直位置合せ工程では、
    前記垂直焦点位置を、前記最適焦点位置から、少なくとも前記揺らぎを考慮した焦点深度の大きさだけ離れた位置に合わせる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のレジストパターンの形成方法。
  5. 前記垂直位置合せ工程では、
    前記垂直焦点位置を、前記最適焦点位置から、前記揺らぎを考慮した焦点深度の大きさの2〜10倍離れた位置に合わせる
    ことを特徴とする請求項4に記載のレジストパターンの形成方法。
  6. 前記マスク準備工程では、
    前記フォトマスクとして、
    該フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、
    前記素子非形成領域内の、前記素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備え、及び
    該補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、前記素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい
    フォトマスクを用意する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレジストパターンの形成方法。
  7. 前記マスク準備工程では、
    前記フォトマスクとして、
    前記素子非形成領域に含まれるマスクセルであって、前記補正領域に含まれないマスクセルは、光透過領域と遮光領域のいずれか一方を備える
    フォトマスクを用意する
    ことを特徴とする請求項6に記載のレジストパターンの形成方法。
  8. 前記マスク準備工程では、
    前記フォトマスクとして、
    該フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、及び、該素子非形成領域に管理パターンを備えるフォトマスクであって、
    該管理パターンは複数のボックスパターンを有し、
    前記ボックスパターンのそれぞれは、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい複数のマスクセルを備え、及び
    前記面積の比が、前記ボックスパターンごとに異なる
    当該フォトマスクを用意し、
    前記現像工程後に、得られたレジストパターンの前記各ボックスパターンに対応する領域について、レジストが残存しているか否かを検査することにより、レジストパターンの仕上がり確認を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレジストパターンの形成方法。
  9. 前記露光工程の前に、
    前記管理パターンと同じ構成のパターンを備える管理マスクを用いて、異なる複数の露光時間に対して、被加工基板の主表面上に形成されたレジスト膜に対する、露光及び現像を行い、及び
    現像により得られたレジストパターンの前記ボックスパターンに対応する領域について、露光時間とレジスト膜が残存しているか否かとの関係から、露光感度を得る感度測定工程を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のレジストパターンの形成方法。
  10. 前記マスク準備工程では、
    前記フォトマスクとして、
    前記素子非形成領域内の、前記素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備え、及び
    該補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、前記素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい
    フォトマスクを用意する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のレジストパターンの形成方法。
  11. 前記マスク準備工程では、
    前記フォトマスクとして、
    前記素子非形成領域に含まれるマスクセルであって、前記補正領域及び管理パターンに含まれないマスクセルは、光透過領域及び遮光領域のいずれか一方を備える
    フォトマスクを用意する
    ことを特徴とする請求項10に記載のレジストパターンの形成方法。
  12. 被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられるフォトマスクであって、
    透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有し、
    前記各マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定され、
    前記各マスクセルは、それぞれ光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、
    前記各マスクセルの面積に対する前記光透過領域の面積の比によって、前記各マスクセルを透過する光強度が与えられ、
    当該フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、
    前記素子非形成領域内の、前記素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備え、及び
    該補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、前記素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい
    ことを特徴とするフォトマスク。
  13. 前記素子非形成領域に含まれるマスクセルであって、前記補正領域に含まれないマスクセルは、光透過領域と遮光領域のいずれか一方を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載のフォトマスク。
  14. 被加工基板の主表面上に、膜厚が不均一なレジストパターンを形成するにあたって用いられるフォトマスクであって、
    透明なマスク基板の表面に行列状に配列された複数の正方形のマスクセルを有し、
    前記各マスクセルの一辺の長さは、当該フォトマスクが用いられる露光装置の光学系の解像限界となる長さよりも小さく設定され、
    前記各マスクセルは、それぞれ光透過領域と遮光領域のいずれか一方又は双方を備え、
    前記各マスクセルの面積に対する前記光透過領域の面積の比によって、前記各マスクセルを透過する光強度が与えられ、
    当該フォトマスクが有する各マスクセルが、素子形成領域と、素子非形成領域とに分類され、
    該素子非形成領域に管理パターンを備え、
    該管理パターンは複数のボックスパターンを有し、
    前記ボックスパターンのそれぞれは、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい複数のマスクセルを備え、及び
    前記面積の比が前記ボックスパターンごとに異なる
    ことを特徴とするフォトマスク。
  15. 前記素子非形成領域内の、前記素子形成領域に隣接する領域に補正領域を備え、及び
    該補正領域に含まれる各マスクセルは、当該補正領域に隣接する、前記素子形成領域に含まれるマスクセルと、マスクセルの面積に対する光透過領域の面積の比が等しい
    ことを特徴とする請求項14に記載のフォトマスク。
  16. 前記素子非形成領域に含まれるマスクセルであって、前記補正領域及び管理パターンに含まれないマスクセルは、光透過領域と遮光領域のいずれか一方を備える
    ことを特徴とする請求項15に記載のフォトマスク。
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