JP2009008354A - 空気調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜運転が開始しても、運転が停止したとの誤解を生じさせず、また除霜運転中も衣類乾燥運転の本来の目的である衣類の乾燥を継続して行うことのできる空気調節装置を提供する。
【解決手段】 ハウジングに、蒸発器、凝縮器および圧縮機からなる冷凍サイクルと、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、蒸発器を通過した風を加熱する発熱体と、衣類乾燥運転を行うとき冷風を温めるために該発熱体を駆動する制御装置とが設けられ、衣類乾燥運転中に蒸発器に付いた霜を除去する除霜運転を行う必要が生じたとき、制御装置は、発熱体への通電を継続したままで除霜運転を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、冷凍サイクルの運転によって除湿を行うことのできる床置き型の空気調節装置に関する。
衣類乾燥運転を行うとき、発熱体をオンすると、発熱体周囲の温度が上がる。送風機の駆動により、風が発熱体を通過して吹出口から吹き出すが、このとき冷凍サイクルの運転が行われていると、蒸発器によって風が冷やされ、冷風が発熱体を通過する。そのため、吹き出される風の温度は著しく上がらない。
また、除湿機等の空気調節装置において、除湿運転を行うと、蒸発器に霜が付いて、熱交換能力が低下してくる。この霜を除去するために除霜運転が行われる。
特許文献1に記載された除湿機では、吸い込み口から吸い込む空気の温度からヒータに通電する温度を決定し、その温度を着霜が始まる温度近傍で且つ着霜温度より高く設定している。
特許文献2には、自動運転中に、蒸発器の温度を検知する熱交センサの検知温度に応じてヒータを運転するモードを設けた除湿機が記載されている。
また、特許文献3に記載された除霜運転では、電磁弁により冷媒の流れを変え、高温の冷媒を蒸発器に送って除霜を行う。このとき、室内送風機の運転は停止される。
特許文献4では、冷房運転時に、蒸発器への着霜を検出すると、圧縮機の駆動を停止し、室内送風機の回転を最弱な状態にして蒸発器の除霜を行う空気調和機の除霜装置が記載されている。
特開平11−83118号公報 特開2000−97477号公報 特開平6−241536号公報 特開平9−33146号公報
ところで、除湿された空気を衣類等に直接当てて水分を蒸発させ、衣類の乾燥を行う衣類乾燥運転では、冷凍サイクルの運転以外に、ヒータに通電して風の吹出し温度を上げて、乾燥時間を早めている。一方で、除湿運転を行えば蒸発器に着霜するため、除湿能力を上げるには除霜運転を行わなければならない。室内空気温度が低ければ低いほど、この着霜状態は顕著になり、より頻繁に除霜運転を行う必要が生じてくる。
特許文献1のように、吸い込み口から吸い込む空気の温度からヒータに通電する温度を決定し、その温度を着霜が始まる温度近傍で且つ着霜温度より高く設定すれば、着霜はしにくくなるものの、室内の温度が設定温度(たとえば18℃)よりはるかに低くなれば(10℃以下)、着霜は起こり、除霜運転を行わざるをえない。
特許文献2でも同様に、蒸発器の温度を検知する熱交センサの検知温度に応じてヒータを運転しても、低温時には着霜は避けられず、除霜運転が必要になる。
また、従来の除霜運転では、特許文献3,4にあるように、送風機を停止させるか、あるいは送風機の回転数を下げていた。このように除霜運転が開始された途端に、送風によって発生していた音が急に静かになる。ユーザは、例えばタイマが切れて、運転を停止したものと誤解するおそれがある。そのため、ユーザは、運転を開始させる操作を行おうとするが、操作しても無効とされるので、ユーザに戸惑いを生じさせる。
また、風量を下げることにより、冷えた室内の空気の吸い込みを減らして、除霜を早く終わらせることができる。しかし、ハウジング内に冷凍サイクルが構成される一体型の空気調節装置では、冷風だけでなく、温風も同時に室内に吹き出す。そのため、室内全体を冷房することはできない。閉め切った室内では、逆に室温が上がる場合がある。このような空気調節装置において、除霜運転時に風量を下げることは、温かい空気を利用できず、除霜には逆効果となり、除霜運転が長引く。
本発明は、上記に鑑み、除霜運転が開始しても、運転が停止したとの誤解を生じさせず、また除霜運転中も衣類乾燥運転の本来の目的である衣類の乾燥を継続して行うことのできる除湿機等の空気調節装置の提供を目的とする。
本発明は、ハウジングに、蒸発器、凝縮器および圧縮機からなる冷凍サイクルと、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、蒸発器に付いた霜を除去する除霜運転を行う制御装置とが設けられ、制御装置は、衣類乾燥運転中に除霜運転を行う必要が生じたとき、発熱体への通電を継続したままで除霜運転を行うものである。
衣類乾燥モードにおける冷凍サイクルの運転中、蒸発器に着霜すると、制御装置は、これを検知して除霜運転を開始する。圧縮機が止まり、除湿運転から送風運転に切り換わるが、送風機と発熱体は駆動したままであるため、吹き出し口からは温風が吐き出され、衣類の乾燥が促進される。
また、凝縮器を冷却するための第2送風機が設けられ、制御装置は、除霜運転時に第2送風機の回転数を上げずに、発熱体を駆動したまま蒸発器用の送風機だけ回転数を上げる。少なくとも蒸発器に対する風量が多くなれば、衣類に吹き付けられる風量が増えて、衣類の乾燥が促されるとともに、除霜を助け、除霜運転時間の短縮を図ることができる。発熱体を通過する空気量が増えるので、圧縮機の停止による吹き出し口の温度上昇を抑え、ハウジングの損傷を防止する働きもある。
本発明によると、衣類乾燥運転時には、除霜運転中であっても発熱体への通電を継続し、衣類に対して温風を吹き付けることになるので、室温が低い環境下であっても、衣類の乾燥時間を短縮することができる。時に蒸発器を通過する風量を多くすることにより、除霜時間の短縮が図れ、吹き出し口の温度上昇を抑え、ハウジングの損傷を防止できる。
図1は本発明に係る空気調節装置の実施形態である除湿機の構成図である。図1に示すように、除湿機の合成樹脂製ハウジング1は、縦長タイプで前後方向の奥行きが小さい構造とされる。ハウジング1内には、蒸発器2、凝縮器3、圧縮機4がそれぞれ設けられ、これらによって冷凍サイクルが構成される。ハウジング1の内部は、上下に仕切られ、上側に蒸発器2および凝縮器3が配され、下側に圧縮機4が配される。蒸発器2の下方には、ドレンタンク5が配される。ドレンタンク5は、ハウジング1の側面の下部から出し入れ可能とされる。
ハウジング1の前面の上部に第1吹出口6、背面の中央部に吸込口7、その上方に第2吹出口8がそれぞれ形成される。ハウジング1の上面には、操作部と持ち運び用の把手とが設けられ、下面の四隅にはキャスタ9が取り付けられ、容易に移動可能とされる。
ハウジング1の内部には、吸込口7から蒸発器2を通って第1吹出口6に至る冷風路10と、吸込口7から凝縮器3を通って第2吹出口8に至る温風路11とが形成される。冷風路10では、蒸発器2の下流側に第1送風機12が配される。第1送風機12は、蒸発器2を通過した風を第1吹出口6から吹き出す。温風路11では、凝縮器3の下流側に第2送風機13が配される。第2送風機13は、凝縮器3を冷却した風を第2吹出口8から吹き出す。
冷風路10中に、正イオンおよび負イオンを発生するイオン発生装置15が設けられ、冷風とともに正イオンおよび負イオンが室内に放出される。イオン発生装置15は、第1送風機12の下流側に配される。また、冷風路10中に、発熱体としてヒータ16が設けられる。ヒータ16は、第1送風機12の下流側に配され、蒸発器2を通過した風を温める。第1吹出口6にはルーバーが設けられている。ルーバーは、モータによって上下方向に回動される。このルーバーと一体的に縦ルーバーが設けられる。縦ルーバーは、別のモータによって左右方向に回動される。
温風路11は、途中で分岐して、冷風路10に接続される。分岐点は、第2送風機13の下流側に位置し、分岐点に、風の流れ方向を切り替えるダンパー17が設けられる。ダンパー17が回動することにより、温風路11は、冷風路10に対して独立した状態と、冷風路10に接続された状態とに切り替えられる。したがって、送風切換の操作によって、温風が第2吹出口8に向かう流れと、温風を冷風と混合して第1吹出口6に向かう流れとが選択できる。
なお、ダンパー17の回動は、レバー操作によって行われる。あるいはモータによってダンパー17を回動させてもよい。また、ダンパー17の代わりに、切換バルブを用いて、送風切換を行ってもよい。
そして、冷凍サイクルの運転を制御する制御装置20が設けられる。図2に示すように、マイクロコンピュータからなる制御装置20には、室内の湿度を検出する湿度検知器21、室温を検出する温度検知器22、蒸発器2の温度を検出する蒸発器温度検知器23、ヒータ16の近傍の温度を検出するヒータ温度検知器24、ドレンタンク5の満水を検出する満水検知装置25、ハウジング1に加わった振動を検出する振動検知器26がそれぞれ接続される。また、各送風機12、13のモータを駆動するためのモータ駆動回路27、圧縮機4を駆動するための圧縮機駆動回路28、ヒータ16に通電するためのヒータ駆動回路29、イオン発生装置15に高電圧を印加するための高圧ユニット駆動回路30、ルーバーのモータを駆動するためのルーバー駆動回路31がそれぞれ接続される。
湿度検知器21および温度検知器22は、吸込口7の近傍に配され、室内から吸い込んだ空気の温度や湿度を検出する。蒸発器温度検知器23は、蒸発器2の表面温度を検出する。ヒータ温度検知器24は、ヒータ16よりも下流側で第1吹出口6の近傍に配される。ヒータ温度検知器24がヒータ16を通過した風の温度を検出することにより、ヒータ16の近傍の温度が間接的に検出される。
満水検知装置25は、ドレンタンク5の水位に応じて上下するフロート32と、フロート32と一体的に設けられた磁石33と、磁気を検出するホールセンサ等の磁気センサ34とからなる。フロート32と磁石33はドレンタンク5内に配され、磁石33は支軸を挟んでフロート32に対向して設けられ、両者はシーソーのように動く。磁気センサ34は、ドレンタンク5の上方に設けられ、磁石33と対向するように配される。
ドレンタンク5が満水になると、磁石33が磁気センサ34から離れ、磁気センサ34がオフ信号を出力することにより、満水が検知される。また、ドレンタンク5がハウジング1から取り出されたとき、磁石33は磁気センサ34から離れ、ドレンタンク5がハウジング1に装着されると、磁石33は磁気センサ34に近接する。これにより、ドレンタンク5の有無を検知することができる。すなわち、満水検知装置25は、ドレンタンク5の有無を検出するドレンタンク検知器を兼用している。
振動検知器26は、球および球の動きに応じてオンオフするスイッチからなる一般的な感震器とされる。振動検知器26は、ハウジング1内の上部に配される。
そして、制御装置20は、選択された運転モードにしたがって、これらの検知器から入力された情報に基づき各駆動回路を駆動制御する。運転モードとして、冷風運転、衣類乾燥運転、自動除湿運転、連続運転、送風運転が選択可能とされる。運転モードの選択は、操作部の運転切換ボタンを操作することにより行われる。
また、送風切換の操作により、クールモードとドライモードとが選択できる。クールモードでは、温風路11と冷風路10とはそれぞれ独立しており、第1吹出口6から冷風が吹き出され、第2吹出口8から温風が吹き出される。ドライモードでは、温風路11が冷風路10に連通して、第1吹出口6から冷風と温風とが同時に吹き出され、第2吹出口8からわずかに温風が吹き出される。なお、モータによってダンパー17を回動させる場合、運転モードに応じてクールモードあるいはドライモードを自動的に切り替えることができる。
冷風運転では、クールモードを選択する。第1送風機12により、室内の空気が吸込口7からフィルタを通して吸い込まれる。冷風路10を流れる空気は、蒸発器2で冷却され、空気中の水分が結露して、除湿される。結露した水分は、ドレンタンク5に集められる。除湿された乾燥空気は冷風となって、第1吹出口6から吹き出される。また、第2送風機13により、吸込口7からフィルタを通して吸い込まれた空気は、温風路11を流れ、凝縮器3で加熱されて温風となって、第2吹出口8から吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
衣類乾燥運転では、ドライモードを選択して、ヒータ16を作動させる。吸込口7から吸い込まれた室内の空気は、蒸発器2により除湿され、冷風となる。凝縮器3によって温められた空気は、温風路11から冷風路10に流れる。乾燥した冷風は、ヒータ16の作動により温められ、温風と混合されて、より高温になった風が第1吹出口6から吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
自動除湿運転では、ドライモードを選択する。風の流れは衣類乾燥運転時と同じである。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。また、室温および室内の湿度に応じて、冷凍サイクルの運転が制御され、除湿運転と送風運転とが切り替えられる。すなわち、湿度が規定値以上のときは除湿運転が行われ、規定値未満になると、冷凍サイクルの運転が停止されて送風運転が行われる。この規定値は、室温によって異なり、室温が標準温度以下のとき、規定値は標準湿度に設定され、室温が標準温度より高いとき、規定値は標準湿度より低い湿度、例えば55%に設定される。なお、標準温度は、27℃あるいは28℃とされる。標準湿度は、60%とされる。
また、自動除湿運転では、室温が標準温度よりも低いとき、風量が増大するように各送風機12、13が駆動される。すなわち、低温、例えば15℃以下になったとき、自動的に風量が増える。これにより、低温時の除湿能力が高まる。
連続運転では、クールモードかドライモードのいずれかを選択する。湿度に関係なく連続した除湿運転が行われる。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
送風運転では、クールモードかドライモードのいずれかを選択する。冷凍サイクルの運転は行われず、各送風機12、13だけが駆動される。
制御装置20は、イオン発生装置15を駆動して、正イオンおよび負イオンを発生させて室内に放出する、イオン運転を行う。イオン運転は、上記の各運転に対して任意で行われる。すなわち、イオン運転ボタンが操作されたときに、イオン運転が行われる。
イオン発生装置15は、イオン発生素子と、これに高電圧を印加する高圧ユニット駆動回路30とを有する。制御装置20が高圧ユニット駆動回路30を駆動すると、イオン発生素子に高電圧が印加され、イオン発生素子から正イオンおよび負イオンが発生する。正イオンおよび負イオンは、冷風路10を流れる風によって第1吹出口6から吹き出される。
また、冷凍サイクルの運転において、制御装置20は、室温に応じて圧縮機4の駆動を制御する。室温が第1温度未満、例えば約5℃未満になると、圧縮機4が停止され、除湿した水の凍結を防止する。室温が第2温度以上、例えば約40℃以上になると、冷凍サイクルの運転が停止され、装置に無理がかからないようにして、装置を保護する。室温が第3温度以上、例えば約35℃以上のとき、圧縮機4を駆動したまま、送風機12、13が高回転され、圧縮機4の温度を下げるようにする。
さらに、制御装置20は、蒸発器2への着霜を検知したとき、除霜運転も行う。着霜の検知としては、所定の霜付き条件を満たしたときに着霜と判断する。例えば、室温が設定温度以下、例えば19℃以下になったとき、あるいは、蒸発器2の表面温度が所定温度以下、例えば0℃以下になったときである。制御装置20は、温度検知器22や蒸発器温度検知器23からの出力により、この条件を満たしたことを検知したとき、除霜運転を行う。
除霜運転を開始すると、制御装置20は、圧縮機4を停止させ、各送風機12、13を駆動する。各送風機12、13に対して、それぞれモータ駆動回路27が設けられ、各送風機12、13は独立して駆動される。図3に示すように、制御装置20は、除霜運転開始前に行っていた冷風運転等の除湿運転時に設定された風量を維持するように、各モータ駆動回路27を制御する。これにより、各送風機12、13は、除湿運転時と同じ回転数で駆動される。
除霜運転中は、圧縮機4が停止しているため、衣類乾燥運転においては、室温の風が第1吹出口6から吹き出され、衣類に吹き付けられている。また、除霜運転になる条件としては室温が低い場合であり、低温の風が吹き出されていることになり、衣類乾燥にとっては、決して良い条件とは言えない。
そこで、衣類乾燥運転では、除湿運転中はヒータ16が作動しているが、除霜運転中であっても通電を継続させる。こうすることにより、衣類乾燥運転中に除霜運転に入ってしまった場合の乾燥時間のロスを補い、温風を吹き出すことで、逆に乾燥時間の短縮につながる。
制御装置20は、除霜運転の開始から一定時間経過したとき、除霜運転を終了する。あるいは、蒸発器温度検知器23によって検出した蒸発器2の表面温度が所定温度に達したら、除霜運転を終了する。除霜運転が終了すると、切り替え前に行われていた除湿運転が再開される。
他の除霜運転としては、図4に示すように、蒸発器2の下流側に設けられた第1送風機12のみを、除湿運転時に設定された風量よりも多い風量で除霜運転を行うことである。制御装置20は、除霜運転を開始するとき、モータ駆動回路27を制御して、第1送風機12の回転数を上げる。
例えば、同じ風量設定「強」の場合でも、除霜運転では、除湿運転時に設定された「風量7」よりも多い「風量8」で運転制御する。同様に風量設定「中」の場合、除霜運転では、除湿運転時に設定された「風量4」よりも多い「風量5」で運転制御する。また、風量設定「弱」の場合、除霜運転では、除湿運転時に設定された「風量1」よりも多い「風量2」で運転制御する。いずれの場合も、凝縮器用の第2送風機の風量は、除湿運転と除霜運転とで変わらない。
こうすることによって、蒸発器2を通過する風量が増加する。蒸発器2に対する風量が多くなれば、衣類に吹き付けられる風量が増えて、衣類の乾燥が促されるとともに、除霜を助け、除霜運転時間を短縮し、より早く本来の除湿運転に復帰させることができる。ヒータ16を通過する空気量が増えるので、圧縮機4の停止による第1吹出口6の温度上昇を抑え、ハウジング1の損傷を防止する働きもある。このような制御を行うことは、除湿機のような一体型の空気調節装置において、衣類乾燥と除霜をより効率よく行うことができる。
冷凍サイクルの運転中、室内の空気が除湿されて、ドレンタンク5に水が溜まっていく。ドレンタンク5の水位が一定水位になると、制御装置20は、満水検知装置25からの出力信号によって満水を検知する。すなわち、水位の上昇に伴って、フロート32が上がると、磁石33が下がる。満水になると、磁気センサ34は磁石33の磁気を検出できなくなり、磁気センサ34はオフ信号を出力する。
制御装置20は、満水になったことを検知すると、冷凍サイクルの運転を停止するとともに、各送風機12、13の駆動を停止する満水停止を実行する。ドレンタンク5がハウジング1から取り出された後、空になったドレンタンク5が装着されると、満水検知装置25の磁気センサ34は、ドレンタンク5内の磁石33の磁気を検出する。磁気センサ34がオン信号を出力すると、制御装置20は、ドレンタンク5が装着されたことを検知して、運転待機状態となる。なお、排水後のドレンタンク5が装着されたとき、満水停止前の運転を自動的に再開するような制御を行ってもよい。
また、ハウジング1に振動が加わったり、ハウジング1が転倒したりしたとき、振動検知器26は、この動きを検出して、オン信号を出力する。制御装置20は、振動検知器26の出力に基づいて振動の程度を判断する。軽微な振動の場合、振動検知器26からの出力は、一瞬のオン信号であったり、短時間のオン信号であったりする。一方、強い振動や転倒の場合、振動検知器26からの出力は、連続したオン信号、あるいは長時間のオン信号である。制御装置20は、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていると、異常な振動であると判断し、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていないと、軽微な振動であるから異常ではないと判断する。このように、最初に振動が検知されたときから制御を開始するまでの間に所定時間のタイムラグが設けられる。このタイムラグ時間は、振動検知器26からのオン信号が入力された時点から判断する時点までの時間である。
そして、制御装置20は、異常振動であると判断したとき、即座に全ての運転を停止して、電源をオフする異常停止を実行する。このとき、制御装置20も動作を停止する。異常停止の復帰には、運転ボタンを2回操作するといった特殊操作を要する。特殊操作が行われると、電源がオンし、制御装置20が立ち上がって、運転の制御が行われる。
異常停止後、すぐに運転を開始するとき、振動検知器26自身が揺れていて、オン信号を出力する場合がある。この場合に特殊操作が行われたとき、制御装置20は、振動検知器26からの入力を一定時間受け付けない。一定時間の間に、振動検知器26がオン信号を出力しても、制御装置20は、この信号を無視し、異常停止を行わない。一定時間経過すると、運転が開始される。したがって、異常停止が繰り返されず、すぐに運転を開始することができる。
ところで、ドレンタンク5が満水になったとき、ハウジング1からドレンタンク5が取り出されて、排水される。そして、空になったドレンタンク5がハウジング1に装着される。この着脱のとき、ハウジング1に衝撃が加わって、ハウジング1が揺れる。振動検出器26は、この振動を検出してしまう。
そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水になったことを検知したとき、振動の検知による制御を禁止する。すなわち、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5が着脱されるので、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
このように、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5の着脱が行われる。このとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、この振動は無視され、異常停止が回避される。したがって、ドレンタンク5の着脱の度に特殊操作を行って、運転を復帰させる必要がなくなり、利便性の向上を図れる。
また、満水になったドレンタンク5を取り出した後、空のドレンタンク5が装着される。このときにも、ハウジング1が振動して、制御装置20は、異常振動と判断するおそれがある。そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水を検知した後、一定水位より低い水位を検知したとき、所定時間だけ振動の検知による制御を禁止する。すなわち、満水停止中に、ドレンタンク5が装着されたとき、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
このように、空にしたドレンタンク5を装着したとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、所定の時間だけ、この振動は無視され、異常停止が回避される。この所定時間は、ドレンタンク5を装着したときに発生する振動が検知されない程度にまで収まる時間に設定する。したがって、不要な異常停止をなくすことができ、利便性の向上を図れる。
また、運転ボタンの操作により、冷風運転、衣類乾燥運転、自動除湿運転、連続運転のいずれかの除湿運転が停止された後、再運転を行うとき、制御装置20は、圧縮機4の駆動を規制する。すなわち、除湿運転の停止後、再運転のために運転ボタンが操作されたとき、一定時間、例えば3分間だけ圧縮機4を駆動せず、送風機12、13だけを駆動する。一定時間が経過すると、圧縮機4が駆動され、冷凍サイクルの運転が開始される。また、電源プラグを差し込んだ直後に、運転ボタンを操作したときにも、同様の制御が行われる。これによって、圧縮機4に負荷がかからず、装置の保護を図れる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気調節装置として、除湿機以外に、移動自在な床置き型であればよく、一体型空気調和機、クーラ、冷風機があげられる。
上記の除湿機では、2つの送風機にそれぞれモータが設けられ、独立して駆動されるが、1つのモータで2つの送風機を駆動する方式としてもよい。この場合、2つの送風機の回転数は同じとなる。ここで、第1送風機とモータとの間に変速機を介装することにより、第1送風機の回転数と第2送風機の回転数とを変えられる。したがって、第1送風機の回転数だけ上げることができる。また、着霜の検知として、蒸発器の表面状態を光センサや超音波センサにより直接的に検出して、霜の付着を検知してもよい。
本発明の除湿機の概略構成を示す図 除湿機の制御ブロック図 除霜運転における風量の設定テーブルを示す図 他の形態の除霜運転における風量の設定テーブルを示す図
符号の説明
1 ハウジング
2 蒸発器
3 凝縮器
4 圧縮機
5 ドレンタンク
6 第1吹出口
7 吸込口
8 第2吹出口
12 第1送風機
13 第2送風機
15 イオン発生装置
16 ヒータ
20 制御装置

Claims (3)

  1. ハウジングに、蒸発器、凝縮器および圧縮機からなる冷凍サイクルと、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、蒸発器を通過した風を加熱する発熱体と、衣類乾燥運転を行うとき冷風を温めるために該発熱体を駆動する制御装置とが設けられ、衣類乾燥運転中に蒸発器に付いた霜を除去する除霜運転を行う必要が生じたとき、制御装置は、発熱体への通電を継続したままで除霜運転を行うことを特徴とする空気調節装置。
  2. 前記除霜運転は、前記圧縮機を停止したまま蒸発器用の送風機の回転数を維持することを特徴とする請求項1に記載の空気調節装置。
  3. 凝縮器を冷却するための第2送風機が設けられ、前記制御装置は、除霜運転時に第2送風機の回転数を上げずに、発熱体への通電を継続したまま蒸発器用の送風機だけ回転数を上げることを特徴とする請求項1記載の空気調節装置。
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