JP2009006442A - スローアウェイチップおよびこれを装着するスローアウェイ式切削工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】すくい面3と、逃げ面4と、すくい面3と逃げ面4との交差稜線部に形成された切刃5と、工具本体20に設けたチップ座21に当接する着座面6、被拘束面7a、7bとを備えたチップ本体2には、クランプねじ30を挿通するための取り付け穴10が前記着座面6に開口して形成され、前記取り付け穴10が前記クランプねじの頭部の座面31aに当接する内壁面11aを有する係合部11を備え、この係合部の軸心CL11が前記着座面6の法線に対して鋭角に傾斜し、前記軸心CL11を含みかつ前記着座面6に直交する平面で切断した断面で、前記係合部の内壁面11aと前記クランプねじの頭部の座面31aとの接点における接線が前記法線に対して外側に傾斜するようにした。
【選択図】 図4
Description
この種の切削工具の中には、ねじ穴がチップ座の底壁に対する法線に対し所定角度で穿設することによって、スローアウェイチップが、その両隣接側面を、チップ座の両側壁に当接させるとともに、その着座面をチップ座の底壁に着座させてなるものがある。このような構成により、クランプねじによるスローアウェイチップの工具本体に対するクランプ状態を適正に維持するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
請求項1に係る発明は、多角形板形状又は円形板状をなすチップ本体には、すくい面と、逃げ面と、これらすくい面と逃げ面との交差稜線部に形成された切刃と、切削工具の工具本体の所定の位置に設けたチップ座に当接する着座面、被拘束面とが備えられ、該チップ本体を前記チップ座に固定するクランプねじを挿通するための取り付け穴が前記着座面に開口するとともに該チップ本体を貫通して形成され、前記取り付け穴が前記クランプねじの頭部の座面に当接する内壁面を有する係合部を備え、この係合部の内壁面が前記着座面の法線に対して鋭角に傾斜する軸心を中心とした対称形状とされ、前記軸心を含みかつ前記着座面に直交する平面で切断した断面において、前記係合部の内壁面と前記クランプねじの頭部の座面との接点における接線が、前記法線に対して外側に向かって傾斜していることを特徴とするスローアウェイチップである。
請求項2に係るスローアウェイチップによれば、前記係合部の前記着座面側の端部に連なって非係合部を形成することにより、前記係合部をその軸心方向で適切な位置に配することが可能となるとともに、取り付け穴の係合部以外の部分における内壁面とクランプねじの軸部との間の接触が避けられる。さらに、スローアウェイチップを粉末形成法により、該スローアウェイチップの着座面の法線方向に上パンチおよび下パンチを駆動することによって粉末成形体を製作する際において、取り付け穴を成形するコアロッドの抜き出しが可能であり、該プレス成形加工により前記取り付け穴の完成形状を加工することができるため、製作コストの低減がはかられる。
請求項3に係るスローアウェイチップによれば、取り付け穴の係合部以外の部分における内壁面とクランプねじとの間の接触が避けられるため、スローアウェイチップの着座面に対するクランプねじの傾斜角度の設定範囲が拡大する。
請求項4に係るスローアウェイ式切削工具によれば、スローアウェイチップの取り付け穴における係合部の内壁面が、このスローアウェイチップの着座面に対して鋭角に傾斜する軸心まわりに回転対称形状とされていることから、該スローアウェイチップを固定するクランプねじを前記軸心と平行に傾けて工具本体の雌ねじ穴に締着する際において、前記クランプねじは、その頭部の座面が同一円周上で前記係合部の内壁面と当接し、前記同一円周上に加わる力が均一化するため、曲げ応力による折損が防止される。クランプねじにおいては、曲げ応力が緩和されるため、小型化が可能となる。
さらに、前記係合部の内壁面に当接するクランプねじおよびこれがねじ込まれる雌ねじ穴を、前記スローアウェイチップの着座面の法線に対して工具本体の肉厚増加方向へ傾斜させることにより、工具本体の強度向上が可能となり、工具びびりの抑制等により切削性能の向上がはかられる。
2 チップ本体
3 すくい面
4 逃げ面
5 切刃
5a 外周刃
5b 正面刃
6 着座面
7a、7b 被拘束面
10 取り付け穴
11 係合部
11a 係合部の内壁面
12 すくい面側の非係合部
13 着座面側の非係合部
14 逃がし部
20 工具本体
21 チップ座
21a チップ座の底面
21b、21c チップ座の壁面
22 チップ座の底面の雌ねじ穴
30 クランプねじ
31 クランプねじの頭部
31a クランプねじの頭部の座面
32 クランプねじの軸部
CL11 係合部の軸心
Claims (4)
- 多角形板形状又は円形板状をなすチップ本体には、すくい面と、逃げ面と、これらすくい面と逃げ面との交差稜線部に形成された切刃と、切削工具の工具本体の所定の位置に設けたチップ座に当接する着座面、被拘束面とが備えられ、
該チップ本体を前記チップ座に固定するクランプねじを挿通するための取り付け穴が前記着座面に開口するとともに該チップ本体を貫通して形成され、
前記取り付け穴が前記クランプねじの頭部の座面に当接する内壁面を有する係合部を備え、
この係合部の内壁面が前記着座面の法線に対して鋭角に傾斜する軸心を中心とした対称形状とされ、
前記軸心を含みかつ前記着座面に直交する平面で切断した断面において、前記係合部の内壁面と前記クランプねじの頭部の座面との接点における接線が、前記法線に対して外側に向かって傾斜している
ことを特徴とするスローアウェイチップ。 - 前記係合部の前記着座面側の端部に連なって非係合部が形成され、
この係合部が前記着座面に開口するとともに前記着座面に直交する軸心を中心とした対称形状とされている
ことを特徴とする請求項1に記載のスローアウェイチップ。 - 前記係合部又は前記非係合部と前記着座面との交差部には、前記交差部より径大の逃がし部が形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスローアウェイチップ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスローアウェイチップを装着するスローアウェイ式切削工具であって、
該スローアウェイ式切削工具の工具本体には、前記スローアウェイチップを載置するチップ座が切欠き形成され、
前記チップ座が前記スローアウェイチップの着座面に当接する底面と、前記着座面に隣接する少なくとも1つの面に当接する壁面を有し、
前記底面には、前記クランプねじに螺合する雌ねじ穴が設けられ、
この雌ねじ穴がその軸心を前記底面に対して鋭角をなし、かつ前記雌ねじ穴が前記底面から離間するにしたがって、前記壁面に漸次接近するように形成されている
ことを特徴とするスローアウェイ式切削工具。
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JP2007169897A JP2009006442A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | スローアウェイチップおよびこれを装着するスローアウェイ式切削工具 |
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2007
- 2007-06-28 JP JP2007169897A patent/JP2009006442A/ja active Pending
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