JP2009006352A - 各種粉末成型装置及び各種粉末圧縮成型方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型条件を数値入力とし、成型条件設定の熟練作業開放、トータル的な品質向上、コストダウンを実現する各種粉末成型装置を提供する。
【解決手段】成型空間を有するダイセットと、成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型する下部サーボモータ14、上部サーボモータ54、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定するタッチパネル式入力部82と、成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる制御部120と、成型時の上下のパンチの成型波形を表示する波形表示器84と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、各種粉末成型装置及び各種粉末圧縮成型方法に関し、詳しくは、顆粒状、又は粉末等の医薬品、健康食品、固形食品、封止剤・防腐剤・セラミック粉末・浴用剤・紛未化粧料・樹脂粉末・粉末冶金等の原料粉では使用用途に合わない、又は二次加工前の圧縮成型品を、高品質に圧縮成型する各種粉末成型装置及び各種粉末圧縮成型方法に関するものである。
従来、顆粒状又は粉末の圧縮成型等は、油圧シリンダー方式、クランク機溝・エキセン機構、トグル機溝・ロータリー打錠機、サーボモータを用いたプレス機等の成型機が主流である。
これらのうち、油圧シリンダー方式は、連続運転時油温の上昇による成型製品の圧縮密度バラツキ、数値制御が困難、オイルポンプのエネルギーコスト高、騒音大等の労働安全衝生上の問題があり、また、油圧ポンプ駆動用オイルの交換時に廃棄処理するが環境影響度が大きいという環境問題もあり、更に、装置が大型になり生産工程中の監視測定機能がなくトレサビリティは不可能であった。加えて、熟練作業者が条件設定せざるを得ず労務コストアップの要因となっていた。
機械プレス方式のパンチ上下駆動にクランク機構・エキセン機構、トグル機構を用いた粉末圧縮成型機は、加圧工程が弾み車(回転エネルギーを慣性として利用)を用い、加圧曲線は円弧曲線で最大加圧点が瞬時のため、停止時間が数値制御による設定不可で成型品の残留空気をコントロールできない点、成形型内に供給する粉体供給密度が供給ホッバー粉末レベル調整、環境による温度・湿度により見掛け比重が均一でなく環境影響が大となる点、機械式プレスは下死点の位置が一定のため、圧縮成型品の硬度(かさ密度、相対密度、圧縮比率)が一定にならない点、パンチとダイ(金型内のカジリ現象)の異状負荷検出装置がないため、金型破損になりランニングコストが高騰する点、圧縮成型工程中に品質の数値的品質判定機能がなく、機外にて取り出し重量と、製品厚さを検査する等の合否判定を行う必要があり人件費がかかりコストアップ要因となる点等々の種々の問題があり、改善策が求められていた。
ロータリー打錠機は、圧縮成型工程が基本的に機械式プレス方式と同じで、粉末供給される上下パンチとダイの一体構造型が回転テーブル上に複数セット配列され、エキセン方式のローラー上を摩擦移動工程で圧縮成型される方法で、機械装置・成形型は非常に高価で大量生産向きであるが、型替へ時間が有資格作業者専門に作業を行っても5〜6時間要し、小ロット受注生産にはコストアップになり対応できなかった。
また、型取り付け回転テーブルが回転エネルギーを慣性として利用し、加圧曲線は円弧曲線で最大加圧点が瞬時のため、停止時間が設定不可で成型品の残留空気をコントロールできない点、成形型内に供給する粉体供給密度が供給ホッバー粉末レベル調整、環境による温度・湿度により見掛け比重が均一でなく環境影響度が大きく、機械式プレスは下死点の位置が一定のため、圧縮成型品の硬度(かさ密度、相対密度、圧縮比率)が一定にならない点、パンチとダイ(金型内のカジリ現象)の異常負荷検出装置がないため、異常負荷時金型破損の要因となり、ランニングコストが高騰する点等々の種々の問題があり、改善策が求められていた。
上記パンチとダイ(金型内のカジリ現象)の異常負荷検出装置がないため、異常負荷時金型破損の要因となる等の従来の事態を詳述すると、次の通りである。すなわち、従来、各種粉末の圧縮成形時、パンチとダイ(金型内のカジリ現象)の上下動作中の異常負荷検出装置がないため、連続生産中において、金型の微細な金属片等が成型製品に混入するトラブルが発生していたことから、成型製品の取り出し後、当該成型製品を金属探知機(1台又は複数台)に通過させて金属片等の混入の有・無を検品確認していた。しかし、金属探知機をもっても検出不可能な微細な金属片等が混入する事態があり、その改善が求められていた。
更に、上下パンチ・ダイ表面に付着する粉体の除去ができないため、成型品外観品質が不良要因となり、対策として離形剤をスプレー処理、潤滑剤として原料粉にステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸リチウム、高級脂肪酸アミド化合物等が配合されていたが、本来目的とする原料粉から判断すると異物混入となり改善を求められていた。
従来のサーボモータを用いたプレス機は、上部パンチのみが上下する機構の数値制御によるプレス機が主流で、顆粒状又は粉末の圧縮成型工程で要求する成型製品の圧縮密度が不均一になり、顆拉状又は粉末の圧縮成型等上下から圧縮成型する製品には使用できなかった。
特許文献1には、成形空間を有するダイと、上のパンチ及び下のパンチ、上の駆動源及び下の駆動源と、上の昇降機構、下の昇降機構等を備えた粉体の圧縮成型装置が提案されている。
しかし、この特許文献1の場合、成型品の成型を上下のパンチのトルク制御、位置制御の組み合わせで行うものではなく、また、成型品の製造過程を目視で確認したり、トレサビリティ資料を生成する機能は備えていない。
特開2007−030011号公報
本発明は、従来の生産機ではCNC化(コンピュータニューメリカルコントロール、コンピュータによる数値制御)されていない動力部分にサーボモータを使用し、CNC化することと、各成型条件を数値入力・製品別の設定条件の記録・呼び出し、パソコン等で記録保存・解析、トレサビリティ資料の保存を実現し、成型条件設定の熟練作業開放、トータル的な品質向上、コストダウンを図ることを課題とする。
本発明の各種粉末成型装置は、各種粉末の製品形状に合致した成型空間を有するダイセットと、前記成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型するサーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する入力手段と、前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる制御手段と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、粉体成型時の成型条件を数値制御化して、サーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源により上下のパンチを、一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件下で制御しつつ成型品を得ることができ、医薬品、健康食品、固形食品、封止剤・防腐剤・セラミック粉末・浴用剤・紛未化粧料・樹脂粉末等の各種粉体に対応した広範な成型を実現でき、しかも、全体として最小必要部品で構成されているため、特に小ロット生産性にすぐれ、成型型製作費用が簾価で、有効資源活用に寄与する各種粉末成型装置を提供できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、粉体成型時における上下のパンチの成型波形等を目視確認でき、更に、トレサビィリティ資料も得ることができ熟練作業からの解放にも寄与する各種粉末成型装置を提供できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1、2記載の発明の効果に加え、上下のパンチのパンチ面の清浄さを維持でき、また、成型品の品質向上を実現できる各種粉末成型装置を提供できる。
なお、本発明に係る成型装置は、粉末圧縮成形時の荷重値測定の機構であるため、上下圧縮駆動軸にロードセル(圧縮、引っ張り両用型)を設けて監視測定しているとともに、本装置の実施に際しては、ダイに挿入された上下パンチを引き抜く工程で、パンチとダイの異常負荷をロードセル表示機に数値設定し、設定範囲外の場合は、装置の稼動を停止させて、例えば成型製品への微細な金属片等の混入が惹起したような場合に警報ブザーランプ等で表示しつつ、当該微細な金属片等が混入した製品排出後、再度、金属探知機を通過させて成型製品への金属片等の混入の有・無を確認して金属片類の混入を防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の各種粉末成型装置を使用して、成型条件設定操作が容易であり、医薬品、健康食品、固形食品、封止剤・防腐剤・セラミック粉末・浴用剤・紛未化粧料・樹脂粉末等の各種粉体に対応する成型品を効率よく製造できる各種粉末圧縮成型方法を提供できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果に加え、粉体成型時における上下のパンチの成型波形等を目視確認でき、成型品の品質確認作業の容易化をも図ることができ、更に、トレサビィリティ資料も得ることができ熟練作業からの解放にも寄与する各種粉末圧縮成型方法を提供できる。
請求項6記載の発明によれば、請求項4、5記載の発明の効果に加え、上下におけるパンチのパンチ面の清浄さを維持でき、また、成型品の品質向上を実現できる各種粉末圧縮成型方法を提供できる。
なお、本発明に係る成型方法は、粉末圧縮成形時の荷重値測定の機構であるため、上下圧縮駆動軸にロードセル(圧縮、引っ張り両用型)を設けて監視測定しているとともに、本方法の実施に際しては、ダイに挿入された上下パンチを引き抜く工程で、パンチとダイの異常負荷をロードセル表示機に数値設定し、設定範囲外の場合は、装置の稼動を停止させて、例えば成型製品への微細な金属片等の混入が惹起したような場合に警報ブザーランプ等で表示しつつ、当該微細な金属片等が混入した製品排出後、再度、金属探知機を通過させて成型製品への金属片等の混入の有・無を確認し金属片類の混入を防止することができる。
本発明は、CNC化を実現するとともに、各成型条件を数値入力・製品別の設定条件の記録・呼び出し、パソコン等で記録保存・解析、トレサビリティ資料の保存を実現し、成型条件設定の熟練作業開放、トータル的な品質向上、コストダウンを図る各種粉末成型装置を提供するという目的を有するものである。
本発明は、上記目的を、各種粉末の製品形状に合致した成型空間を有するダイセットと、前記成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型するサーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する入力手段と、前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉体の成型を実行させる制御手段と、前記粉体成型時の上下のパンチに作用する荷重を検出する荷重検出手段と、荷重検出手段の検出信号を基に上下のパンチによる粉体成型時の波形データを生成する波形データ生成部と、この波形データ生成部により生成した粉体成型時の波形を表示する波形表示器と、成型条件のデータ、粉体成型時の波形データを外部の記録媒体用に出力する外部出力データ処理部と、を有する構成により実現した。
以下に本発明の実施例に係る各種粉末成型装置について図面を参照して説明する。
本実施例に係る各種粉末成型装置1は、図1乃至図4に示すように、箱型状で上面を平坦に形成した装置本体2と、この装置本体2の上面から上方に向けて立設した門型支柱3と、装置本体2の上面側に配置した全体として直方体状を呈する全体カバー4と、装置本体2の底部四隅に配置され、この装置本体を床7上で移動可能とする4個のキャリセット5と、装置本体2の傍らに配置した制御盤6と、装置本体2と接続するコンピュータ装置110と、を有している。
本実施例に係る各種粉末成型装置1は、前記装置本体2内から全体カバー4の上部に至る立配置で下から順に成型用の下パンチ11を駆動する下部パンチ駆動部12と、成型に供する粉体100の成型空間30を備えたダイセット31と、成型用の上パンチ51を駆動する上部パンチ駆動部52とを配置している。
また、前記装置本体2の上面に、前記ダイセット31の成型空間30に粉体を供給する粉体供給部71と、成型空間30内での成型動作によって成型された成型品101を側方に排出するシュート10とを配置している。
本実施例に係る各種粉末成型装置1は、更に、上パンチ51のパンチ面の清掃及び成型品101に成型時点で残る残留空気を除去する上部パンチ清掃ユニット91と、下パンチ11のパンチ面の清掃を行う下部パンチ清掃ユニット92と、を具備している。
次に、本実施例に係る各種粉末成型装置1の各要素について詳述する。前記装置本体2の上面には、補強板9で補強した平坦なベースプレート8を水平配置している。前記ベースプレート8、補強板9には下パンチ11の上部が貫通可能な抜き穴を設けている。
前記ダイセット31は、ベースプレート8上に設置するダイ基体32と、垂直方向の成型空間30を備える前記ダイ基体32より小径のダイ33と、このダイ33の上端に水平配置に取り付けたダイプレート34とを一体化するとともに、前記ダイ基体32から垂直上方に向け例えば4本の真直で所定寸法の成型ガイドポール35を立設している。
前記成型ガイドポール35は、前記ダイ33の外側位置で、かつ、前記ダイプレート34を貫いて上方に突出するように配置している。
前記下部パンチ駆動部12は、図2、図4に示すように、装置本体2の下部位置に固定した下部ホルダ13上で前記下パンチ11を上下駆動しこの下パンチ11を前記ダイセット31の成型空間30に出入させるように構成している。
すなわち、下部パンチ駆動部12は、下部ホルダ13の側部に駆動軸を垂直とし、かつ、原動プーリ15を下側として取り付けた駆動源である下部サーボモータ14と、下部ホルダ13の中心部に配置した軸体16により垂直配置に、かつ、回転可能に支持され上方及び下方に突出させたボールネジ(高負荷ボールネジ)17と、下部ホルダ13におけるボールネジ17の外側位置でこの下部ホルダ13からボールネジ17と同方向に突出させた例えば4個の真直なポール受筒18と、を具備している。
更に、前記下部パンチ駆動部12は、前記ボールネジ17のネジに噛合するネジを内周に設けたネジ受筒19と、このネジ受筒19の上端を固定支持するとともに前記ボールネジ17を貫通させた保持板20と、保持板20により上端部が固定支持されて下方に突出し、前記ポール受筒18を貫き前記下部ホルダ13内まで嵌入させた例えば4個の真直なリニアポール21と、前記保持板20上に固定配置されボールネジ17を内装する連結体22と、この連結体22上に配置した荷重検出手段であるロードセル23と、このロードセル23上に固定配置され、前記下パンチ11の下部を保持して下パンチ11に作用する荷重を前記ロードセル23に伝達可能とするとともに、下パンチ11の上部側を前記成型空間30側に臨ませるバケット24と、前記ボールネジ17の下部に取り付けたタイミングプーリ25と、前記原動プーリ15と前記タイミングプーリ25とに掛け渡したタイミングベルト26と、前記下部ホルダ13と保持板20とにわたって内部のポール受筒18、リニアポール21等を包囲するように取り付けた伸縮自在なジャバラ27と、を具備している。
前記上部パンチ駆動部52は、図1、図2、図3、図4に示すように、前記門型支柱3の上部位置に固定した上部ホルダ53の下方で前記上パンチ51を上下駆動しこの上パンチ51を前記ダイセット31の成型空間30に上方から出入させるように構成している。
すなわち、上部パンチ駆動部52は、上部ホルダ53の側部に駆動軸を垂直とし、かつ、原動プーリ55を上側として取り付けた駆動源である上部サーボモータ54と、上部ホルダ53の中心部に配置した軸体56により垂直配置に、かつ、回転可能に支持され上方及び下方に突出させたボールネジ57と、上部ホルダ53におけるボールネジ(高負荷ボールネジ)57の外側位置でこの上部ホルダ53からボールネジ57と同方向に突出させた例えば4個の真直なポール受筒58と、を具備している。
更に、前記上部パンチ駆動部52は、前記ボールネジ57のネジに噛合するネジを内周に設けたネジ受筒59と、このネジ受筒59の下端を固定支持するとともに前記ボールネジ57を貫通させた保持板60と、保持板60により下端部が固定支持されて上方に突出し、前記ポール受筒58を貫き前記上部ホルダ53内まで嵌入させた例えば4個の真直なリニアポール61と、前記保持板60の下面に固定配置されボールネジ57を内装する連結体62と、この連結体62の下側に配置した荷重検出手段であるロードセル63と、このロードセル63の下側に固定配置され前記上パンチ51を着脱可能に保持して上パンチ51に作用する荷重を前記ロードセル63に伝達させる上部パンチホルダ64と、上部パンチホルダ64により支持した前記成型ガイドポール35が垂直上下方向に出入する成型ガイド板65と、前記ボールネジ57の上部に取り付けたタイミングプーリ66と、前記原動プーリ55と前記タイミングプーリ66とに掛け渡したタイミングベルト67と、前記上部ホルダ53と保持板60とにわたって内部のポール受筒58、リニアポール61等を包囲するように取り付けた伸縮自在なジャバラ68と、を具備している。
前記制御盤6は、図1に示すように、箱型状に構成した筺体81に、タッチパネル式入力部82、電源スイッチ等の押しボタン部83、粉体100の成型時の成型波形等を表示する波形表示器84、外部出力端子(例えばRS232C方式)85等を組み込んでいる。
前記粉体供給部71は、図2に示すように、前記粉体100を収納する粉収納ホッパー72、粉体100を搬送する搬送スクリュー73及び搬送スクリュー73を駆動する駆動モータ74を具備するホッパー部75と、粉フィーダ用モータ76、スクリュー式進退機構部77及び供給フィーダ78を備えるフィーダ部79と、を具備している。
すなわち、前記粉体供給部71は、ホッパー部75からの粉体100を供給フィーダ78により受け入れ、供給フィーダ78が前記ベースプレート8、ダイプレート34上を移動し成型空間30内に粉体100を所定量投入するように構成している。
前記上部パンチ清掃ユニット91は、図1、図3に概略示すように、成型品101と上パンチ51のパンチ面との間に介在させる通気性に優れたロールペーパ又はロールスクリーン等のクリーニング帯材93を巻き込み収納した繰り出しロール94と、クリーニング帯材93を巻き取る巻き取りロール95と、この巻き取りロール95を回転駆動する巻き取りモータ96と、を有している。
この上部パンチ清掃ユニット91は、圧縮成型後、毎回又は複数回に1回前記クリーニング帯材93を自動的に巻き取ることによって、粉体100の圧縮成型時に上パンチ51のパンチ面に付着する微量の粉体100を除去し、また、成型品101に接触して粉体充填時の残留空気を素早く抜き取り、残留空気のバラツキを解消でき、成型品101の品質向上と生産効率向上に大きく寄与するものである。
下部パンチ清掃ユニット92は、下パンチ11のパンチ面に対して、圧縮成型後、成型品101の取り出し時にブラシ又はラバー等でパンチ面を拭いて粉体100を除去しバキューム吸引して外部に排出するように構成し、下パンチ11のパンチ面の清浄さを維持するものである。
本実施例において、各要素の具体的仕様の一部を挙げると、前記上パンチ51、下パンチ11の加圧力は最大12t、前記ロードセル23、63の耐荷重は20t、前記下部サーボモータ14、上部サーボモータ54の出力は3.5kW、ボールネジ17、57の直径63mm等である。
次に、本実施例に係る各種粉末成型装置1の制御系について、図5を参照して説明する。
前記各種粉末成型装置1は、各種の粉体成型用の成型プログラムを組み込んだプログラムメモリ121と、全体の制御を実行する制御部120と、を具備し、前記制御部120により前記粉体供給部71、上部パンチ清掃ユニット91、下部パンチ清掃ユニット92の動作制御を行い、また、前記制御部120により制御盤6のタッチパネル式入力部82、波形表示器84の動作制御を行い、押しボタン部83からの信号を取り込むように構成している。
また、前記制御部120により、前記タッチパネル式入力部82からオペレータによって入力される粉体100に関する種々の成型条件を記憶する成型条件記憶部122と、前記下部サーボモータ14、上部サーボモータ54を成型プログラム及び成型条件に基づいて制御するサーボモータ制御部123との動作制御を行うように構成している。
前記成型条件となるデータとしては、成型モード、下パンチ11、上パンチ51の上下の移動量(mm)、成型時の荷重(t又はkN)、移動速度、時間、変位曲線等のデータを挙げることができる。
本実施例においては、成型モードとして図7乃至図10に示す4種の成型モード1,2,3,4を採用するものとし、オペレータは成型モード1,2,3の場合には併せて下パンチ11、上パンチ51に関するトルク制御のための設定トルク値をも設定する。
前記各種粉末成型装置1は、前記ロードセル23、63の出力信号を基に成型動作時の下パンチ11、上パンチ51の変位量、荷重(加圧力等)、時間を演算する演算処理部124と、この演算処理部124の演算結果に基づき下パンチ11、上パンチ51の成型動作時の状態を示す波形(又は波型)データ等を生成し前記波形表示器84に送って表示させる波形データ生成部125と、前記成型条件、演算処理部124の演算結果、波形データ等を収集する外部出力データ処理部126と、この外部出力データ処理部126からの出力データを前記外部出力端子85に送出する出力用インターフェース127と、を具備している。
前記各種粉末成型装置1に対して、接続ケーブル111を介してコンピュータ装置110を接続している。
コンピュータ装置110は、公知のように、動作プログラム等を格納したハードディスク112、CPU113、表示部114、キーボード115、マウス116を具備している。また、コンピュータ装置110は、例えばCD−R、DVD−R等の記録媒体118に文字、画像データ等を書き込む媒体処理部117、入力インターフェース119を備えている。
次に、図6、図7乃至図10を参照し、本実施例に係る各種粉末成型装置1による粉体100の圧縮成型方法について場合を分けて説明する。
オペレータは、前記タッチパネル式入力部82から、成型モード(成型モード1,2,3,4のいずれか)、下パンチ11、上パンチ51の上下の移動量、成型時の荷重、移動速度等の成型条件を入力(ステップS1)した後、各種粉末成型装置1の成型動作を開始させる。前記成型条件は、制御部120の制御の基に成型条件記憶部122に記憶される。
前記装置本体2においては、まず、前記成型プログラム及び前記成型条件のデータに基づく制御部120の制御の基に、図7に示すように、前記下パンチ11の上端が前記成型空間30内まで上昇する(ステップS2)。
次に、前記粉体供給部71のホッパー部75、フィーダ部79の動作で、成型空間30内に粉体100が投入された後(ステップS3)、上パンチ51の先端が図7に示すように成型空間30内まで下降するとともに下パンチ11の上端が成型空間30内を所定の位置まで上昇し(ステップS4)、成型動作が開始される。
次に、前記成型プログラムに基づいて、オペレータが設定した成型モードに従った成型過程が行われる(ステップS5)。
すなわち、オペレータが成型モード1を設定した場合には、下パンチ11位置制御、上パンチ51トルク制御の態様で成型過程が行われる(ステップS6)。図7に示すように、下パンチ11を所定の位置に維持したまま上パンチ51を設定トルクで駆動し粉体100の上面側から圧縮成型して成型品101を成型する(ステップS7)。
この後、上パンチ51が成型空間30の上方へ上昇するとともに(ステップS8)、下パンチ11もその上端を成型空間30の上面まで上昇させ(ステップS9)成型品101を排出する(ステップS10)。この後、下パンチ11は初期位置まで下降する(ステップS11)。
前記成型品101、上パンチ51に対する上部パンチ清掃ユニット91の清掃過程、下パンチ11に対する下部パンチ清掃ユニット92による清掃過程は既述した通りである。
オペレータが成型モード2を設定した場合には、前記ステップ2乃至4の処理過程の後に、下パンチ11トルク制御、上パンチ51位置制御の態様で成型過程が行われる(ステップS12)。
すなわち、図8に示すように、上パンチ51を所定の位置に維持したまま下パンチ11を設定トルクで駆動し粉体100の下面側から圧縮成型して成型品101を成型する(ステップS13)。
この後、前記上パンチ51が成型空間30の上方へ上昇するとともに(ステップS14)、下パンチ11もその上端を成型空間30の上面まで上昇させ(ステップS15)成型品101を排出する(ステップS16)。この後、下パンチ11は初期位置まで下降する(ステップS17)。
オペレータが成型モード3を設定した場合には、前記ステップ2乃至4の処理過程の後に、下パンチ11トルク制御、上パンチ51トルク制御の態様で成型過程が行われる(ステップS18)。
すなわち、図9に示すように、下パンチ11、上パンチ51を所定の位置に維持した後、下パンチ11、上パンチ51を各々設定トルクで駆動し粉体100の下面側、上面側から圧縮成型して成型品101を成型する(ステップS19)。
この後、前記上パンチ51が成型空間30の上方へ上昇するとともに(ステップS20)、下パンチ11もその上端を成型空間30の上面まで上昇させ(ステップS21)成型品101を排出する(ステップS22)。この後、下パンチ11は初期位置まで下降する(ステップS23)。
オペレータが成型モード4を設定した場合には、前記ステップ2乃至4の処理過程の後に、下パンチ11位置制御、上パンチ51位置制御の態様で成型過程が行われる(ステップS24)。
すなわち、図10に示すように、下パンチ11、上パンチ51を各々所定の位置まで移動させて粉体100の下面側、上面側を圧縮成型して成型品101を成型する(ステップS25)。
この後、前記上パンチ51が成型空間30の上方へ上昇するとともに(ステップS26)、下パンチ11もその上端を成型空間30の上面まで上昇させ(ステップS27)成型品101を排出する(ステップS28)。この後、下パンチ11は初期位置まで下降する(ステップS29)。
このようにして、本実施例に係る各種粉末成型装置1による粉体100の圧縮成型方法によれば、従来の生産機ではCNC化(コンピュータニューメリカルコントロール、コンピュータによる数値制御)されていない動力部分に既述したように下部サーボモータ14、上部サーボモータ54、ボールネジ17、ボールネジ57を使用するとともに、オペレータ入力で製品別の成型条件を設定して下パンチ11、上パンチ51を位置制御トルク制御の組み合わせの基に上下駆動して、成型品101を製造することができ、成型条件設定の熟練作業開放、トータル的な品質向上、コストダウンを図ることが可能となる。
また、上述したオペレータ入力による成型条件や、前記ロードセル23、63の出力信号に基づいて作成した下パンチ11、上パンチ51の成型動作時の状態を示す波形等が制御盤6の波形表示器84に表示される構成であるため、成型品101の圧縮成型経過を目視で確認することができ、更には、本実施例に係る各種粉末成型装置1からコンピュータ装置110にオペレータ入力による成型条件や、下パンチ11、上パンチ51の成型動作時の状態を示す波形データを送信し、記録媒体118に記録するように構成しているので、これをトレサビリティ資料として成型品101の品質確認等を的確に実行することが可能となる。
更に、本実施例に係る各種粉末成型装置1による粉体100の圧縮成型方法によれば、上部パンチ清掃ユニット91、下部パンチ清掃ユニット92により清掃過程を実行することで、下パンチ11、上パンチ51の清浄さの維持と、成型品101の品質向上、生産効率向上を確実に図ることができる。
更に詳述すると、本実施例に係る各種粉末成型装置1、各種粉末圧縮製造方法によれば、下部サーボモータ14、上部サーボモータ54と、ボールネジ17、57とを用い、タッチパネル式入力部82上に圧縮成型条件及び成型品101の良否判定数値を数値設定するとともに、移動距離、荷重、速度、時間、変位曲線等を波形表示器84に表示し圧縮成型経過を目視で確認することができ、また、各データを記録媒体118に記録し、トレサビリティ資料として品質を確認でき、パソコン等によるシミュレーション研究も可能となる。
また、CNC化され連続製造工程内で、全数の品質規格判定が可能であり、不良項目別カウンター表示機能を付加すれば、不良要因解析が容易で不良率の大幅削減が可能となり、製造コストの削減を図ることができる。
更に、単なる機械式プレス方式でないため、CNC化された微細な数値制御動作が可能であり、品質要求事項である成型品圧縮密度の均一化(残留空気の均一化)が向上し、圧縮成型二次使用時の、加熱溶解温度・速度、液体中の崩壊・分散速度、大気中の昇華速度、多孔質成型の通気性調整、粉末冶金焼結時の寸法安定性等を容易に調整することもできる。
更にまた、本実施例に係る各種粉末成型装置1によれば、小型軽量、少スペース、設置移動容易、振動低減、騒音防止、労働安全衝生上の改善も実現できる。
加えて、前記上部パンチ清掃ユニット91の採用により、上パンチ51の表面に付着する粉末除去を可能とし、離形剤・潤滑剤・滑沢剤等を使用せず、原料粉本来の機能を確保でき、コンタミネーション防止となり成型品要求品質の向上を実現できる。
更に、本実施例に係る各種粉末成型装置1は、全体として最小必要部品で構成されているため、特に小ロット生産性にすぐれ、成形型製作費用が簾価で、有効資源活用の観点から有益な装置である。
本発明は、顆粒状又は粉末等の医薬品、健康食品、固形食品、封止剤・防腐剤・セラミック粉末・浴用剤・紛未化粧料・樹脂粉末等に関する圧縮成型装置圧縮成型方法として広範に適用可能である。
本発明の実施例に係る各種粉末成型装置及びコンピュータ装置を示す概略構成図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置の概略断面図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置の概略平面図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置におけるダイセット、下部パンチ駆動部、上部パンチ駆動部の拡大断面図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置の制御系を示すブロック図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置による成型品の製造過程を示すフローチャートである。 本実施例に係る各種粉末成型装置による成型条件1による成型品の製造過程を示す説明図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置による成型条件2による成型品の製造過程を示す説明図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置による成型条件3による成型品の製造過程を示す説明図である。 本実施例に係る各種粉末成型装置による成型条件4による成型品の製造過程を示す説明図である。
符号の説明
1 各種粉末成型装置
2 装置本体
3 門型支柱
4 全体カバー
5 キャリセット
6 制御盤
7 床
8 ベースプレート
9 補強板
10 シュート
11 下パンチ
12 下部パンチ駆動部
13 下部ホルダ
14 下部サーボモータ
15 原動プーリ
16 軸体
17 ボールネジ
18 ポール受筒
19 ネジ受筒
20 保持板
21 リニアポール
22 連結体
23 ロードセル
24 バケット
25 タイミングプーリ
26 タイミングベルト
27 ジャバラ
30 成型空間
31 ダイセット
32 ダイ基体
33 ダイ
34 ダイプレート
35 成型ガイドポール
51 上パンチ
52 上部パンチ駆動部
53 上部ホルダ
54 上部サーボモータ
55 原動プーリ
56 軸体
57 ボールネジ
58 ポール受筒
59 ネジ受筒
60 保持板
61 リニアポール
62 連結体
63 ロードセル
64 上部パンチホルダ
65 成型ガイド板
66 タイミングプーリ
67 タイミングベルト
68 ジャバラ
71 粉体供給部
72 粉収納ホッパー
73 搬送スクリュー
74 駆動モータ
75 ホッパー部
76 粉フィーダ用モータ
77 スクリュー式進退機構部
78 供給フィーダ
79 フィーダ部
81 筺体
82 タッチパネル式入力部
83 押しボタン部
84 波形表示器
85 外部出力端子
91 上部パンチ清掃ユニット
92 下部パンチ清掃ユニット
93 クリーニング帯材
94 繰り出しロール
95 巻き取りロール
96 巻き取りモータ
100 粉体
101 成型品
110 コンピュータ装置
111 接続ケーブル
112 ハードディスク
113 CPU
114 表示部
115 キーボード
116 マウス
117 媒体処理部
118 記録媒体
119 入力インターフェース
120 制御部
121 プログラムメモリ
122 成型条件記憶部
123 サーボモータ制御部
124 演算処理部
125 波形データ生成部
126 外部出力データ処理部
127 出力用インターフェース

Claims (6)

  1. 各種粉末の製品形状に合致した成型空間を有するダイセットと、
    前記成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、
    これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型するサーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する入力手段と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる制御手段と、
    を有することを特徴とする各種粉末成型装置。
  2. 各種粉末の製品形状に合致した成型空間を有するダイセットと、
    前記成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、
    これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型するサーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する入力手段と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉体の成型を実行させる制御手段と、
    前記粉体成型時の上下のパンチに作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
    荷重検出手段の検出信号を基に上下のパンチによる粉体成型時の波形データを生成する波形データ生成部と、
    この波形データ生成部により生成した粉体成型時の波形を表示する波形表示器と、
    成型条件のデータ、粉体成型時の波形データを外部の記録媒体用に出力する外部出力データ処理部と、
    を有することを特徴とする各種粉末成型装置。
  3. 各種粉末の製品形状に合致した成型空間を有するダイセットと、
    前記成型空間に出入り可能に配置した上下のパンチと、
    これら上下のパンチを各々昇降駆動して前記成型空間内で各種粉末を圧縮成型するサーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源と、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する入力手段と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉体の成型を実行させる制御手段と、
    前記粉体成型時の上下のパンチに作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
    荷重検出手段の検出信号を基に上下のパンチによる粉体成型時の波形データを生成する波形データ生成部と、
    この波形データ生成部により生成した粉体成型時の波形を表示する波形表示器と、
    成型条件のデータ、粉体成型時の波形データを外部の記録媒体用に出力する外部出力データ処理部と、
    成型終了時前記上のパンチのパンチ面、成型品の上面を通気性を有する部材により清掃する上部パンチ清掃ユニットと、
    成型終了時前記下のパンチのパンチ面を清掃する下上部パンチ清掃ユニットと、
    を有することを特徴とする各種粉末成型装置。
  4. ダイセットに設けた各種粉末の製品形状に合致した成型空間に粉末を入れて、サーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源により駆動される上下のパンチにより粉末を圧縮成型して成型品を製造する各種粉末圧縮成型方法であって、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する過程と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる過程と、
    を有することを特徴とする各種粉末圧縮成型方法。
  5. ダイセットに設けた各種粉末の製品形状に合致した成型空間に粉末を入れて、サーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源により駆動される上下のパンチにより粉末を圧縮成型して成型品を製造する各種粉末圧縮成型方法であって、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する過程と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる過程と、
    前記粉体成型時の上下のパンチに作用する荷重を検出する過程と、
    検出した荷重データを基に上下のパンチによる粉体成型時の波形データを生成する過程と、
    生成した粉体成型時の波形を波形表示器に表示する過程と、
    成型条件のデータ、粉体成型時の波形データを外部の記録媒体用に出力する過程と、
    を有することを特徴とする各種粉末圧縮成型方法。
  6. ダイセットに設けた各種粉末の製品形状に合致した成型空間に粉末を入れて、サーボモータ、ボールネジ機構を用いた上下の駆動源により駆動される上下のパンチにより粉末を圧縮成型して成型品を製造する各種粉末圧縮成型方法であって、
    前記上下のパンチによる成型時の位置制御又はトルク制御の組み合わせからなる成型モード、移動距離、荷重、速度、充填量、時間、変位等を含む成型条件を設定する過程と、
    前記成型条件に応じて前記上下のパンチの一方を位置制御、他方をトルク制御、又は双方をトルク制御若しくは双方を位置制御の条件となるように上下の駆動源を制御して成型空間内の粉末の成型を実行させる過程と、
    前記粉体成型時の上下のパンチに作用する荷重を検出する過程と、
    検出した荷重データを基に上下のパンチによる粉体成型時の波形データを生成する過程と、
    生成した粉体成型時の波形を波形表示器に表示する過程と、
    成型条件のデータ、粉体成型時の波形データを外部の記録媒体用に出力する過程と、
    成型終了時上のパンチのパンチ面、成型品の上面を通気性を有する部材により清掃する過程と、
    成型終了時前記下のパンチのパンチ面を清掃する過程と、
    を有することを特徴とする各種粉末圧縮成型方法。
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