JP2009005582A - 液体調味料の製造方法 - Google Patents

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詰 昌 幸 橋
Eri Aotani
谷 会 里 青
Kahoru Harada
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Abstract

【課題】液体調味料のうま味と「魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁」等の新たな有効活用を図ることができる液体調味料の製造方法の提供。
【解決手段】液体調味料の製造方法は、熱水の中に節類1を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁や魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液を含有させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体調味料の製造方法に係り、特に、液体調味料のうま味と「魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁」又は「魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液」の新たな有効活用を図ることができる液体調味料の製造方法に関する。
従来、液体調味料は、熱水の中に節類、例えば、鰹節を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造している。
一方、液体調味料の市場にあっては、コストをかけずに、従来のものより、うま味のある味を得たいという要求がある。
本発明は、上記の点を考慮してなされた液体調味料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の液体調味料の製造方法は、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれているものである。
また、請求項2記載の液体調味料の製造方法は、 熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれているものである。
また、請求項3記載の液体調味料の製造方法は、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液と魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれているものである。
請求項1記載の液体調味料の製造方法によれば、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれているため、従来の「熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して抽出して得られた液体調味料」に比べ、うま味を有する。これは、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁に多く含まれる水溶性タンパク、ペプチドに起因すると考察される。加えて、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁にも、うま味成分であるアミノ酸、イノシン酸等も含まれているため、原料である節類の使用量の低減化を図ることができ、更に、「魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁」の新たな有効活用をも図ることができる。
また、請求項2記載の液体調味料の製造方法によれば、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれているため、従来の「熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して抽出して得られた液体調味料」に比べ、うま味を有する。これは、魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液に多く含まれる水溶性タンパク、ペプチドに起因すると考察される。加えて、魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液にも、うま味成分であるアミノ酸、イノシン酸等も含まれているため、原料である節類の使用量の低減化を図ることができ、更に、「魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液」の新たな有効活用をも図ることができる。
また、請求項3記載の液体調味料の製造方法によれば、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液と魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれているため、従来の「熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して抽出して得られた液体調味料」に比べ、うま味を有する。これは、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁及び魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液に多く含まれる水溶性タンパク、ペプチドに起因すると考察される。加えて、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁及び魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液にも、うま味成分であるアミノ酸、イノシン酸等も含まれているため、原料である節類の使用量の低減化を図ることができ、更に、「魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁」及び「魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液」の新たな有効活用をも図ることができる。
本発明の液体調味料の製造方法の一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、熱水の中に節類1を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して抽出して製造する液体調味料の製造方法を示している。
節類1には、鰹節、鯖節、鰯節、宗田節、うるめ節、メジ節、煮干、アゴ節、及びそれらの節削り、節類生産過程で生じる副産物、又は、これらの混合物から選ばれた少なくとも1種を用いるが、本実施例では、例えば、鰹節である。
2は、節類1を、例えば、粒径が2mm〜5mm程度に粉砕する粉砕機で、3は、節類1を煮出す釜である。釜3内の熱水の温度は、例えば、約80℃〜約100℃で、より好ましくは、約99℃〜約100℃で、約20分〜約30分程度加熱される。
加熱後、煮出した液から、フィルター(図示せず)を使用して、固形分を除去して抽出し、抽出後、熱を加えて殺菌処理した後、液体調味料を容器(図示せず)に充填するようにしている。なお、1’は、粉砕機2で粉砕された節類である。
釜3内の熱水には、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれている。例えば、前記熱水の水と煮汁の割合は、例えば、重量比で水11に対し煮汁5の割合である。
即ち、鰹、鯖、鮪、鰯、鯵等を用い煮熟し、煮熟後、焙乾する魚節の製造工程にあっては、煮汁が生じる。例えば、鰹節の製造工程は、図2に示すように、魚鰹の頭部、内臓を切り取り、三枚におろす(生切り工程・・・図2のA参照)。煮熟工程の前に容器4内に鰹を整然と並べる(籠立て工程)。容器4を釜5に入れて煮る(煮熟工程・・・図2のB参照)。煮熟工程の後、水槽(図示せず)の中で骨や皮等を除く(骨抜き工程)。その後、燻して乾燥させる(焙乾工程・・・図2のC参照)。その後、「カビ付け」して鰹節1を得る。
上記した「魚節の製造における煮熟工程Bで生じる煮汁」は、フィルター(図示せず)を使用して、固形分を除去して精製すると共に、例えば、減圧濃縮により濃縮(煮汁のBrix 濃度は、例えば、60〜70重量%である。)されたものである。
本実施例の鰹による「液体調味料の製造方法」によって得られた液体調味料と従来の「熱水の中に節類(鰹)を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造した液体調味料」のBrix 濃度を同じにして、比較した官能結果を図3に示した。
図3は、先味(飲食物を口に含んでいる間に感じる風味)、後味(飲食物を嚥下した後に残る風味)、コク味(「塩味・苦味・酸味・甘味・うま味」の味で表現できない味質の一つで、深みのある濃い味わい)について、10名のパネラーによって行い、評価は、従来の液体調味料と同等であれば、「3」、「4」は3に比べ 「やや優る」、「5」は3に比べ「優る」、「2」は3に比べ「やや劣る」、「1」は3に比べ「劣る」とした。
その結果、先味の平均点が4.7、後味の平均点が3.7、コク味の平均 点が4.8と、何れも、従来品より良好で、うま味において増強効果が得られた 。
従って、この実施例の「液体調味料の製造方法」によれば、熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、前記熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれているため、従来の「熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して抽出して得られた液体調味料」に比べ、うま味を有する。
これは、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁に多く含まれる水溶性タンパク、ペプチドに起因すると考察される。
加えて、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁にも、旨み成分であるアミノ酸、イノシン酸等も含まれているため、原料である節類の使用量の低減化を図ることができ、
更に、「魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁」の新たな有効活用をも図ることができる。
上述した実施例においては、「熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれている」としたが、本願発明にあっては、これに限らず、魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁の代わりに、「魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液」としても良く、また、「熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液と魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれている」ようにしても、上述した実施例と同様な効果を有する。
なお、「魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液」とは、例えば、まぐろの缶詰にあっては、冷凍されたまぐろの頭と内臓を除いた部分を缶詰に使用するもので、該部分を洗浄し、洗浄後、蒸煮工程で蒸す際、まぐろと蒸気が接触して生じる蒸煮液である。
図1は、本発明の一実施例の製造工程の概略的図である。 図2は、図1の釜の水に含まれる煮汁を製造する工程の概略的図である。 図3は、官能結果の表である。
符号の説明
1 節類

Claims (3)

  1. 熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、
    前記熱水に魚節の製造における煮熟工程で生じる煮汁が含まれている
    ことを特徴とする液体調味料の製造方法の製造方法。
  2. 熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、
    前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれている
    ことを特徴とする液体調味料の製造方法。
  3. 熱水の中に節類を入れて煮出し、煮出した後、煮出した液から、固形分を除去して液体を抽出して製造する液体調味料の製造方法であって、
    前記熱水に魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液と魚の缶詰製造における蒸煮工程で生じる蒸煮液が含まれている
    ことを特徴とする液体調味料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020018283A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 池田食研株式会社 海産物系濃厚だしの製造方法

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