JP2009002360A - スプール装置、リニアソレノイドバルブ - Google Patents

スプール装置、リニアソレノイドバルブ Download PDF

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Abstract

【課題】排出ポートからの流体の漏れをより低減することができる。
【解決手段】電磁弁20は、スリーブ41の内部空間45に、摺動方向へ移動可能にスプール44が配設され、このスプール44の摺動方向への移動に伴い入力ポート52と出力ポート54とドレーンポート56とでの油量を調節する。そして、このスプール44を摺動方向に移動すると、入力ポート52近傍に形成された壁部41aの当接面42aにスプール44に形成されたシール面62aが面で当接して入力ポート52を閉塞する。一般に、スプール44とスリーブ41との間には摺動クリアランスが設けられており、このクリアランスの間を作動油が流通可能であるが、ここでは、入力ポート52の壁部41aに、摺動方向に直交するシール面62aが当接して入力ポート52からの作動油の流入を防止するのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、スプール装置、リニアソレノイドバルブに関する。
従来、リニアソレノイドバルブとしては、複数の大径ランドを有する第1径部(第1スプール)と複数の中径ランド及び小径ランドとを有する第2径部(第2スプール)とに分けて作製し、この第1径部と第2径部とを収容部材(スリーブ)に挿入するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたリニアソレノイドバルブは、各径部を分割しているため、各々の軸長が短くなり、製造時に曲がりが生じにくく、各スプールとスリーブとの隙間を小さくすることが可能であり作動油の漏れを抑制することができる。
特開2004−278642号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたリニアソレノイドバルブでは、スプールとスリーブの隙間を小さくすることは可能であるが、スプールはスリーブ内を摺動するためこれらの間にクリアランスは必ず必要であることから、例えば排出ポートなどから作動油が漏れてしまうことがあった。例えば、エネルギ消費効率の向上を図るなど、このような作動油の漏れを更に低減することが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、排出ポートからの流体の漏れをより低減することができるスプール装置、リニアソレノイドバルブを提供することを目的とする。
本発明のスプール装置、リニアソレノイドバルブは、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のスプール装置は、
流体が流通する入力ポートと出力ポートと排出ポートとが形成され、流体の流通可能な内部空間が形成されたスリーブと、
前記内部空間を摺動方向に移動可能であり、該摺動方向への移動に伴い前記入力ポートと前記出力ポートと前記排出ポートとでの流体量を調節し、該摺動方向に移動すると前記スリーブの入力ポート側に形成された壁部と当接し前記入力ポートを閉塞する閉塞部が形成されているスプールと、
を備えたものである。
このスプール装置では、流体が流通する入力ポートと出力ポートと排出ポートとが形成されたスリーブの、流体の流通可能な内部空間に、摺動方向へ移動可能にスプールが配設されている。このスプールの摺動方向への移動に伴い入力ポートと出力ポートと排出ポートとでの流体量を調節する。そして、このスプールを摺動方向に移動すると、スリーブに設けられた入力ポート側に形成された壁部に、スプールに形成された閉塞部が当接して入力ポートを閉塞する。一般に、スプールとスリーブとの間には摺動クリアランスが設けられており、このクリアランスの間を流体が流通可能であるが、本発明では、入力ポートの壁部に閉塞部が当接して入力ポートからの流体の流入を防止する。したがって、入力ポートからの流体の流入を防止することにより、排出ポートからの流体の漏れをより低減することができる。ここで、「入力ポート側に形成された壁部」とは、入力ポートの近傍に壁部が形成されていることを含む。
本発明のスプール装置において、前記スプールは、前記スリーブの内壁と接触して摺動する摺動面と異なる面であり、前記壁部に当接するシール面として閉塞部が形成されているものとしてもよい。こうすれば、面で当接することによって入力ポートを閉塞可能であるため、より確実に流体の漏れを防止することができる。このとき、前記スプールは、前記摺動方向に直交するシール面として前記壁部に当接する閉塞部が形成されているものとしてもよい。こうすれば、比較的容易に閉塞部を形成することができ、ひいては排出ポートからの流体の漏れを防止しやすい。
本発明のスプール装置において、前記スプールは、前記閉塞部に隣接して形成され、前記スリーブの前記壁部に隣接した摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面が形成されているものとしてもよい。こうすれば、摺動面によって流体の流入を抑制したあと、閉塞部で入力ポートからの流体の流入を防止可能であるため、よりスムースに入力ポートからの流体の流入を抑制して排出ポートからの流体の漏れを低減することができる。
本発明のスプール装置において、前記スプールは、前記入力ポートでの流体量を調節する第1ランドと、前記第1ランドよりも小さい径で形成されており前記第1ランドが入力ポートを閉塞する摺動方向へ移動すると前記排出ポートを開放するよう前記排出ポートでの流体量を調節する第2ランドとを備えているものとしてもよい。こうすれば、入力ポートで流体量を調節する第1ランドが第2ランドよりも大きいため、閉塞部を形成しやすく、ひいては排出ポートからの流体の漏れを防止しやすい。また、入力ポートをより閉塞して出力ポートからの出力をより低減したときに排出ポートからの流体の漏れを防止しやすい。このとき、前記スプールは、前記第1ランドが第1円筒部と該第1円筒部よりも小さな直径の第2円筒部とを備え、該第2円筒部の外周面が前記スリーブの壁部に隣接した摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面であり、前記第1円筒部と前記第2円筒部との繋面が前記閉塞部であるものとしてもよい。なお、前記スリーブの前記壁部に隣接した摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面は、前記第1ランドに形成されているものとしてもよい。
本発明のスプール装置において、前記スリーブは、前記壁部に前記摺動方向に直交する当接面が形成され、前記スプールは、前記閉塞部が前記当接面に当接するものとしてもよい。こうすれば、摺動方向に移動する閉塞部が摺動方向に直交する当接面に当接するため、閉塞部と壁部とをより当接しやすい。
本発明のスプール装置において、前記スリーブは、前記入力ポートにおける前記出力ポート側の内径が前記出力ポート側でない側の内径よりも小さく形成されることにより前記出力ポート側に前記壁部が形成されているものとしてもよい。ここで、前記スリーブは、前記壁部が出力ポート側の入力ポートの壁面に形成されており、前記閉塞部が当接する前記壁部の当接面が前記入力ポートの壁面であるものとしてもよい。こうすれば、閉塞部が当接する壁部をスリーブに比較的容易に形成することができ、ひいては排出ポートからの流体の漏れを防止しやすい。
第1ランド及び第2ランドを備えた本発明のスプール装置において、前記スリーブは、前記第1ランド及び前記第2ランドを収容する第1スリーブと、該第1スリーブと固着された第2スリーブとにより形成されているものとしてもよい。こうすれば、スリーブを別体とすることによりそれぞれの加工精度を高めることが可能であるため、同軸度を高めることができる。また、前記スリーブは、前記壁部と前記閉塞部とが当接する側と異なる第1ランドの端部側で前記第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されているものとしてもよい。こうすれば、壁部と閉塞部とが当接する近傍では第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されていないため、入力ポートの閉塞度を高めることができ、ひいては流体の漏れを防止しやすい。このとき、前記スプールは、前記排出ポート側に前記第2ランドが形成され、前記入力ポート側に前記第1ランドが形成され、前記スリーブに設けられたフィードバック用のフィードバックポート側に該第1ランドよりも小さい径の第3ランドが形成されており、前記スリーブは、前記フィードバックポート側に前記第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されているものとしてもよい。
第1スリーブと第2スリーブとを備えた本発明のスプール装置において、前記スリーブは、前記第1スリーブと前記第2スリーブとのうちいずれか一方には軸方向の端部に立壁部と該立壁部に隣接した位置決め面とが設けられ、他方には軸方向の端部に該立壁部が挿入可能な挿入部と挿入部に隣接した端面とが設けられており、該立壁部が前記挿入部に挿入されると共に、前記端面が前記位置決め面に当接して位置決めされた状態で前記第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されているものとしてもよい。こうすれば、比較的容易に第1スリーブと第2スリーブとを精度よく固着することができる。
本発明のリニアソレノイドバルブは、上述したいずれかに記載のスプール装置と、コイルとヨークと摺動方向へ摺動可能なプランジャとを有し該プランジャの摺動により前記スプールを前記摺動方向へ移動させるソレノイド駆動装置と、を備えたものである。本発明のスプール装置は、排出ポートからの流体の漏れをより低減することができるものであるから、これを備えたリニアソレノイドバルブも同様の効果が得られる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例である電磁弁20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、入力ポート52が閉塞された際の電磁弁20の説明図であり、図3は、第1スリーブ42と第2スリーブ43との組付の一例の説明図であり、図3(a)がスプール44を第1スリーブ42へ挿入した図、図3(b)が第2スリーブ43を第1スリーブ42へ組み付ける図、図3(c)が組付後の図である。実施例の電磁弁20は、例えば車両のオートマチックトランスミッションに組み込まれたクラッチの油圧制御に用いられ、オイルポンプ(図示せず)から圧送されレギュレータバルブ(図示せず)により調圧された油圧(ライン油圧)から最適なクラッチ圧を生成してクラッチCLをダイレクトに制御可能なダイレクト制御用のリニアソレノイドバルブとして構成されいる。この電磁弁20は、初期状態において入力ポート52が開放されているノーマルオープン型のリニアソレノイドバルブとして構成されており、図1に示すように、ソレノイド駆動装置30と、このソレノイド駆動装置30により駆動され入力した油圧を調圧して出力するスプール装置40とを備える。なお、図面では理解の容易のためスプール44、プランジャ36及びシャフト38に網掛け処理を施している。
ソレノイド駆動装置30は、底付き円筒部材としてのヨーク31と、ヨーク31の内周側に配置され絶縁性のボビン32aに絶縁導線が巻回されてなるコイル32と、ヨーク31の開口端部にフランジ外周部が固定されたフランジ部34aとフランジ部34aからコイル32の内周面に沿って軸方向に延伸された円筒部34bとが形成された第1コア34と、ヨーク31の内周面と接触すると共にコイル32の内周面に沿って第1コア34の円筒部34bと所定間隔を隔てた位置まで軸方向に延伸された円筒状の第2コア35と、第2コア35に挿入され第2コア35の内周面及び第1コア34の内周面を軸方向(摺動方向)に摺動可能なプランジャ36と、第1コア34の円筒部34bに挿入されプランジャ36の先端に当接すると共に円筒部34bの内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38とを備える。また、ソレノイド駆動装置30は、コイル32に電気的に接続された端子39が外周部に設けられており、端子39を介してコイル32に給電することができるようになっている。ヨーク31と第1コア34と第2コア35とプランジャ36は、いずれも純度の高い鉄などの強磁性材料により形成されており、第1コア34の円筒部34bの端面と第2コア35の端面との間の空間は、非磁性体として機能するよう形成されている。なお、この空間は、非磁性体として機能させればよいから、ステンレススチールや黄銅などの非磁性金属を設けるものとしても構わない。
こうしたソレノイド駆動装置30では、端子39を介してコイル32に通電すると、ヨーク31,第2コア35,プランジャ36,第1コア34,ヨーク31の順にコイル32の周囲を周回するよう磁束が流れる磁気回路が形成され、これにより第1コア34とプランジャ36との間に吸引力が作用してプランジャ36が吸引される。前述したように、プランジャ36の先端には第1コア34の内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38が当接されているから、プランジャ36の吸引に伴ってシャフト38は前方(図中左方向)に押し出される。
スプール装置40は、一端がソレノイド駆動装置30のヨーク31および第1コア34に取り付けられた略円筒状のスリーブ41と、第1ランド62と第2ランド64と第3ランド66とを有しスリーブ41の内部空間45に挿入され一端がソレノイド駆動装置30のシャフト38の先端に連結されたスプール44と、スリーブ41の他端にネジ止めされたエンドプレート46と、エンドプレート46とスプール44の他端との間に設けられてスプール44をソレノイド駆動装置30側の方向へ付勢するコイルバネ48とを備える。なお、エンドプレート46は、そのネジ位置を調整することにより、コイルバネ48の付勢力を微調整することができるようになっている。
スリーブ41は、貫通孔により内部空間45が軸方向に設けられ、その内部空間45の開口部として、図中のスリーブ41における略中央位置に形成され図示しないオイルポンプから圧送された作動油を入力する入力ポート52と、入力ポート52より先端側(図中の左側)に形成されクラッチCL側に作動油を吐出する出力ポート54と、出力ポート54より先端側(図中の左端側)に形成され作動油を排出するドレーン(排出)ポート56と、入力ポート52より後端側(図中の右側)に形成され出力ポート54から吐出された作動油を外部に形成された油路を介して入力してスプール44をフィードバックするフィードバックポート58とが形成されている。このスリーブ41は、詳しくは後述するが、第1ランド62と第2ランド64とを収容する第1スリーブ42と、第3ランド66を収容する第2スリーブ43とが第1ランド62の後端側で圧入されて固着されている。
スプール44は、スリーブ41の内部空間45に挿入される軸状部材として形成されており、スプール装置40の略中央の入力ポート52近傍に配設された第1ランド62と、ドレーンポート56側(先端側)に配設された第2ランド64と、フィードバックポート58側(後端側)に配設された第3ランド66と、第1ランド62と第2ランド64との間を連結し第1,第2ランド62,64の外径よりも小さな外径で且つ互いのランド62,64から中央部に向かうほど小さな外径となるようテーパ状に形成され入力ポート52と出力ポート54とドレーンポート56の各ポート間を連通可能な連通部68と、第1ランド62と第3ランド66との間を連結しスプール44をフィードバックするための連結部69とを備える。中央に位置する第1ランド62の外径(図中A)は、第2ランド64の外径(図中B)や第3ランド66の外径(図中C)よりも大きく形成されている。第1ランド62は、入力ポート52やフィードバックポート58からの作動油の入力量を制御するものであり、第1円柱部材72とこの第1円柱部材72よりも小さな直径(図中D)の第2円柱部材74とを備えている。この第1ランド62には、摺動方向に直交する、第1円柱部材72の端面である閉塞部としてのシール面62aと、このシール面62aに隣接し第1スリーブ42の内壁に沿う第2円柱部材74の外周面である摺動面62bとが形成されている。このシール面62aは、スリーブ41の内壁に接触する摺動面とは異なる面であり、第1円柱部材72と第2円柱部材74とをつなぐ繋面として構成されている。一方、入力ポート52の近傍(第1ランド62の先端側)の第1スリーブ42では、入力ポート52における出力ポート54側の内径が第1ランド62の外径Dに摺動クリアランスを加えた内径に形成され、入力ポート52における出力ポート54でない側(フィードバックポート58側)の内径が第1ランド62の外径Aに摺動クリアランスを加えた内径に形成されている。このように、入力ポート52における出力ポート54側の内径がフィードバックポート58側の内径よりも小さく形成されることにより、入力ポート52の出力ポート54側に壁部41aが形成され、この壁部41aには摺動方向に直交する当接面42aが形成されている。即ち、入力ポート52の出力ポート54側の壁面に当接面42aが形成されている。そして、第1ランド62が摺動方向の先端側へ移動すると、摺動面62bが壁部41aの内壁に接触しながら摺動し、その後シール面62aが壁部41aの当接面42aに面接触する。
ここで、第1スリーブ42と第2スリーブ43との組付について図3を用いて説明する。スプール44では、壁部41aの内径以下として第2ランド64を第1スリーブ42へ挿入させることから、第2ランド64の外径Bが第1ランド62の外径Aよりも小さく形成されている。また、第1ランド62の軸方向の断面積よりも第3ランド66の軸方向の断面積を小さくしてフィードバック力を生じさせることから、第1ランド62の外径Aが第3ランド66の外径Cよりも大きく形成されている。このように、中央に配置される第1ランド62が他のランドよりも大きい外径であることから、電磁弁20では、スリーブ41を第1スリーブ42と第2スリーブ43との2つの部材により構成し、スプール44をスリーブ41の内部空間45に配設するものとした。第2スリーブ43の先端側には、図3(b)に示すように、軸方向に直交する位置決め面43bと、この位置決め面43bの内壁側に立設した円筒状の立壁部43aとが形成されている。また、第1スリーブ42の後端側には、軸方向に直交する端面42cと、端面42cから立壁部43aを挿入可能に第1スリーブ42の内壁側に設けられた挿入部42bとが形成されている。なお、スプール44は、シール面62aより先端側では外径D以下に形成され、シール面62aより後端側では外径A以下に形成されている。一方、スリーブ41の内径は、壁部41aより先端側では内径Dに摺動クリアランスを加えた値以上に形成されており、壁部41aより後端側では内径Aに摺動クリアランスを加えた値以上に形成されている。この第1スリーブ42と第2スリーブ43との組付では、まず、第1スリーブ42の後端側からスプール44を内部空間45に挿入する(図3(a))。第1スリーブ42へスプール44を挿入すると、第1スリーブ42の後端側へ第2スリーブ43を組み付ける(図3(b))。具体的には、第1スリーブ42の後端に設けられた挿入部42bへ第2スリーブ43の先端に設けられた立壁部43aを、端面42cと位置決め面43bとが当接するまで挿入する。すると、第1スリーブ42と第2スリーブ43とが同軸上に位置決めされ、この状態で第1スリーブ42と第2スリーブ43とを固着させるのである(図3(c))。このように、スリーブ41は、入力ポート52の壁部41aに当接するシール面62a側と異なる第1ランド62の端部側で第1スリーブ42と第2スリーブ43とが固着されている。
こうして構成された実施例の電磁弁20の動作、特に初期状態から入力ポート52を閉塞する際の動作について説明する。図4は、出力ポート54の油圧及びドレーンポート56から排出される消費流量とコイル32の電流との関係の一例を示す説明図である。コイル32に通電されていない初期位置では、図1に示すように、スプール44はコイルバネ48の付勢力によりソレノイド駆動装置30側にあるから、連通部68により入力ポート52と出力ポート54とが連通し、入力ポート52に入力された作動油が出力ポート54から出力され、クラッチCLに作用する油圧が高い状態にある。このとき、入力ポート52に入力された作動油の一部は、摺動クリアランスや図示しないノッチなどを介してドレーンポート56から排出される。次に、コイル32に通電すると、コイル32に印加される電流の大きさに応じた吸引力で第1コア34にプランジャ36が吸引され、これに伴ってシャフト38が先端側(図1の左方向)に押し出されることによりスプール44がコイルバネ48側へ移動する。この際、スプール44は、プランジャ36の推力(吸引力)とコイルバネ48の付勢力と出力ポート54からフィードバックポート58へ入力される作動油の圧力によりスプール44に作用するフィードバック力とが丁度釣り合う位置で停止し、電流が大きくなるほどスプール44がコイルバネ48側に移動し、入力ポート52の開口面積を狭めると共にドレーンポート56の開口面積を広げる。このとき、入力ポート52は徐々に閉鎖されることから、入力ポート52からの入力が徐々に減少し、これに伴い出力ポート54からの出力も減少する。一方、ドレーンポート56は徐々に開放されるため、ドレーンポート56から排出される作動油の消費流量は略一定の値となる。
続いて、シール面62aが壁部41aの当接面42aに当接する直前では、入力ポート52からの入力が少なくなり、ドレーンポート56から排出される消費流量も減少する(図4(b))。そして、スプール44が最も先端側に移動すると、シール面62aが壁部41aの当接面42aへ面で当接し、ランド62により入力ポート52が完全に塞がれると共に(図4(c))出力ポート54とドレーンポート56とが連通する(図2参照)。これにより、クラッチCLに作用している油圧は値0となり、且つドレーンポート56から排出される消費流量も値0となる。ここで、シール面62aが形成されず、シール面62aと壁部41aとが当接しないものを考える。この場合、スリーブ41とスプール44とには摺動クリアランスが設けられており、第1ランド62が入力ポート52を閉塞した状態であっても、このクリアランスを通して入力ポート52から作動油が常に供給される。そして、開放されたドレーンポート56から常に作動油が排出され、消費流量は略一定の値を維持する(図4(a)の点線参照)。これに対して、本実施例の電磁弁20では、シール面62aと壁部41aとが当接して入力ポート52からの入力を防止することにより、ドレーンポート56から排出される消費流量を値0とするのである。このため、例えば車両などにおいて、入力ポート52へ供給するオイルポンプを駆動するエンジンやモータなどの回転数を低減することが可能である。
以上詳述した本実施例の電磁弁20によれば、スリーブ41の内部空間45に、摺動方向へ移動可能にスプール44が配設され、このスプール44の摺動方向への移動に伴い入力ポート52と出力ポート54とドレーンポート56とでの油量を調節する。そして、このスプール44を摺動方向に移動すると、入力ポート52に形成された壁部41aの当接面42aに、スプール44に形成されたシール面62aが面で当接して入力ポート52を閉塞する。一般に、スプール44とスリーブ41との間には摺動クリアランスが設けられており、このクリアランスの間を作動油が流通可能であるが、ここでは、入力ポート52の壁部41aに、摺動方向に直交するシール面62aが当接して入力ポート52からの作動油の流入を防止するのである。したがって、入力ポート52からの作動油の流入を面接触により確実に防止することにより、ドレーンポート56からの作動油の漏れを防止することができる。また、オイルポンプを駆動するエンジンやモータなどの回転数を低減することが可能であるため、エネルギ消費量をより抑制することができる。更に、シール面62aは摺動方向に直交する面であるため、比較的容易に形成することができ、ひいてはドレーンポート56からの作動油の漏れを防止しやすい。
また、スプール44は、スリーブ41の壁部41a近傍の摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面62bが形成されているため、摺動面によって作動油の流入を抑制したあと、閉塞部で入力ポート52からの作動油の流入を防止可能であり、よりスムースに入力ポート52からの作動油の流入を抑制してドレーンポート56からの作動油の漏れを低減することができる。更に、入力ポート52で油量を調節する第1ランド62が第2ランド64や第3ランド66よりも大きいため、シール面62aを形成しやすく、ひいてはドレーンポート56からの作動油の漏れを防止しやすい。また、入力ポート52がより閉塞されると共に、ドレーンポート56がより開放される際にドレーンポート56からの作動油の漏れを防止することができる。そして、摺動方向に移動する第1ランド62のシール面62aが摺動方向に直交する当接面42aに当接するため、シール面62aと当接面42aとを当接しやすい。更にまた、スリーブ41は、入力ポート52の出力ポート54側の内径がフィードバックポート58側の内径よりも小さく形成されることにより出力ポート54側に壁部41aが形成されているため、壁部の当接面42aを比較的容易に形成することができる。そして、スリーブ41を別体とすることによりそれぞれの加工精度を高めることが可能であるため、同軸度を高めることができる。そしてまた、壁部41aとシール面62aとが当接する近傍では第1スリーブ42と第2スリーブ43とが固着されていないため、入力ポート52の閉塞度を高めることができ、ひいてはドレーンポート56からの作動油の漏れを防止しやすい。そして更に、第1スリーブ42の立壁部43aが挿入部42bに挿入されると共に、端面42cが位置決め面43bに当接して位置決めされた状態で第1スリーブ42と第2スリーブ43とが固着されるから、比較的容易に第1スリーブ42と第2スリーブ43とを精度よく固着することができる。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施例では、初期状態において入力ポート52が開放されているノーマルオープン型の電磁弁20としたが、図5に示すように、初期状態において入力ポート52が閉塞されているノーマルクローズ型の電磁弁20としてもよい。図5は、別の電磁弁20Bの構成の概略を示す構成図であり、図5(a)が断面図、図5(b)がスリーブ41Bの説明図、図5(c)が第1ランド62の部分拡大図である。なお、上述した実施例と同様の構成には同じ符号を付してその説明を省略する。また、図5(a)では、ソレノイド駆動装置30が駆動し入力ポート52を開放した図を示した。この電磁弁20Bのスリーブ41Bは、略中央位置に入力ポート52が形成され、入力ポート52より後端側(図中の右側)に出力ポート54が形成され、出力ポート54より後端側(図中の右端側)にドレーンポート56が形成され、入力ポート52より先端側(図中の左端側)にフィードバックポート58が形成されている。このスリーブ41Bは、第1ランド62と第2ランド64とを収容する第1スリーブ42Bと、第3ランド66を収容する第2スリーブ43Bとが第1ランド62の先端側で圧入されて固着されている(図5(b)参照)。上述した実施例と同様に、第2スリーブ43Bの後端側且つ内壁側に設けられた立壁部43aを第1スリーブ42Bの先端の内壁側に設けられた挿入部42bに挿入し、端面42cと位置決め面43bとが当接して位置決めした状態で第1スリーブ42Bと第2スリーブ43Bとが固着されている。
こうして構成された電磁弁20Bは、コイル32に通電されていない初期位置では、図6に示すように、シール面62aが壁部41aへ面で当接し、ランド62により入力ポート52が完全に塞がれている(図6(b))。このため、出力ポート54から出力される油圧は値0であり、且つドレーンポート56から排出される消費流量も値0である。このため、例えば車両などにおいて、入力ポート52へ供給するオイルポンプを駆動するエンジンやモータなどの回転数を低減することが可能である。次に、コイル32に通電すると、コイル32に印加される電流の大きさに応じてスプール44が先端側へ移動する(図6(c))。このとき、入力ポート52は徐々に開放されるから、入力ポート52からの入力が徐々に増加し、これに伴い出力ポート54からの出力も増加する。一方、ドレーンポート56は徐々に閉塞されるが入力ポート52からの入力も増加するため、ドレーンポート56から排出される作動油の消費流量は略一定の値となる(図6(a))。このように、電磁弁20Bにおいても、上述した実施例と同様の効果が得られる。
上述した実施例では、シール面62aと、このシール面62aが当接する壁部41aの当接面42aとが摺動方向に直交する面として形成されるものとしたが、図7(a)に示すように、第1ランド162に形成されたシール面162aと第1スリーブ142に形成された壁部141aの当接面142aとが摺動方向に直交しないものとしてもよい。図7は、別の閉塞部及び壁部の説明図であり、図7(a)がシール面162aの説明図、図7(b)が閉塞部262aの説明図、図7(c)が壁部241aの説明図である。図7(a)には、鋭角面に形成されたシール面162aと、これに面接触する壁部141aとを示した。こうしても、入力ポート52からの作動油の流入を面接触により確実に防止することにより、ドレーンポート56からの作動油の漏れを防止することができる。なお、シール面を鈍角面に形成し、これに面接触可能な壁部の当接面を形成するものとしてもよい。
上述した実施例では、閉塞部としてのシール面62aと、第1スリーブ42の壁部41aの面とが接触して入力ポート52からの作動油の流入を防止するものとしたが、図7(b)に示すように、鋭角面の先端を閉塞部262aとした第1ランド262とし、壁部41aにこの閉塞部262aが線接触して入力ポート52からの作動油の流入を防止するものとしてもよい。こうしても、入力ポート52からの作動油の流入を防止することにより、ドレーンポート56からの作動油の漏れをより抑制することができる。
上述した実施例では、入力ポート52における出力ポート54側の壁面に設けられた壁部41aの当接面42aに、スプール44のシール面62aが当接するものとしたが、例えば、図7(c)に示すように、入力ポート52の壁面241bと異なる面に壁部241aの当接面242aを設け、この当接面242aにスプール44のシール面62aが当接するものとしてもよい。即ち、壁部241aは、入力ポート52の近傍に設けられるものとしてもよく、入力ポート52の壁面241bから出力ポート54側にずれた位置に設けるものとしてもよい。こうしても、入力ポート52からの作動油の流入を防止することにより、ドレーンポート56からの作動油の漏れを防止することができる。また、上述した実施例では、当接面42aが摺動方向に直交する面として形成されるものとしたが、これに限定されず、摺動方向に対して所定角度をもった面としてもよい。なお、図7(a)〜(c)に示したシール面の態様を適宜可能な範囲で当接面に適用してもよいし、図7(a)〜(c)に示した当接面の態様を適宜可能な範囲でシール面に適用してもよい。
上述した実施例では、第1スリーブ42の内側に形成された挿入部42bに、第2スリーブ43の内周面側に設けられた立壁部43aが挿入されて第1スリーブ42と第2スリーブ43とが組み付けられたスプール装置40としたが(図3参照)、図8(a)に示すように、第1スリーブ342の外周面側に設けられた挿入部342bへ、第2スリーブ343の外周側に設けられた立壁部343aが挿入され、立壁部343aの内側に設けられた位置決め面343bと端面342cとが当接して第1スリーブ342と第2スリーブ343とが組み付けられたスプール装置340としてもよい。また、図8(b)に示すように、第1スリーブ442の外周面側に設けられた挿入部442bへ、第2スリーブ443の外周側に設けられた立壁部443aが挿入され、立壁部443aの内側に設けられた位置決め面443bと端面442cとが当接して第1スリーブ442と第2スリーブ443とが組み付けられたノーマルクローズ型のスプール装置440としてもよい。あるいは、第1スリーブ側に立壁部と位置決め面とを設け、第2スリーブ側に挿入部と端面とを設けて第1スリーブと第2スリーブとを組み付けるものとしても構わない。
上述した実施例では、第1ランド62の後端側(図1の右側)で第1スリーブ42と第2スリーブ43とを固着するものとしたが、これ以外の部位で第1スリーブ42と第2スリーブ43とを分割し、固着するものとしてもよい。例えば、第1ランド62の先端側(図1の左側)で第1スリーブ42と第2スリーブ43とが分割されて固着されるものとしてもよい。なお、作動油の漏れを考慮すると、シール面62aと壁部41aとが当接する近傍で第1スリーブ42と第2スリーブ43とが固着されていないものとする方が好ましい。
上述した実施例では、電磁弁20は、クラッチCLをダイレクトに制御可能なダイレクト制御用のリニアソレノイドバルブとして構成されているものとしたが、パイロット制御用リニアソレノイドバルブとして構成されたものに本発明を適用してもよい。
本発明は、電磁弁の製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例である電磁弁20の構成の概略を示す構成図である。 入力ポート52が閉塞された際の電磁弁20の説明図である。 第1スリーブ42と第2スリーブ43との組付の一例の説明図であり、図3(a)がスプール44を第1スリーブ42へ挿入した図、図3(b)が第2スリーブ43を第1スリーブ42へ組み付ける図、図3(c)が組付後の図である。 出力ポート54の油圧及びドレーンポート56から排出される消費流量とコイル32の電流との関係の一例を示す説明図である。 別の電磁弁20Bの構成の概略を示す構成図であり、図5(a)が断面図、図5(b)がスリーブ41Bの説明図、図5(c)が第1ランド62の部分拡大図である。 出力ポート54の油圧及びドレーンポート56から排出される消費流量とコイル32の電流との関係の一例を示す説明図である。 別の閉塞部及び壁部の説明図であり、図7(a)がシール面162aの説明図、図7(b)が閉塞部262aの説明図、図7(c)が壁部241aの説明図である。 別のスプール装置の説明図であり、図8(a)がノーマルオープン型の図、図8(b)がノーマルクローズ型の図である。
符号の説明
20,20B 電磁弁、30 ソレノイド駆動装置、31 ヨーク、32 コイル、32a ボビン、34 第1コア、34a フランジ部、34b 円筒部、35 第2コア、36 プランジャ、38 シャフト、39 端子、40,340,440 スプール装置、41,41B スリーブ、41a,141a,241a 壁部、42,42B,142,342,442 第1スリーブ、42a,142a,242a 当接面、42b,342b、442b 挿入部、42c,342c、442c 端面、43,43B,343,443 第2スリーブ、43a,343a,443a 立壁部、43b,343b,443b 位置決め面、44 スプール、45 内部空間、46 エンドプレート、48 コイルバネ、52 入力ポート、54 出力ポート、56 ドレーンポート、58 フィードバックポート、62,162,262 第1ランド、62a,162a シール面、62b 摺動面、64 第2ランド、66 第3ランド、68 連通部、69 連結部、72 第1円柱部材、74 第2円柱部材、262a 閉塞部。

Claims (12)

  1. 流体が流通する入力ポートと出力ポートと排出ポートとが形成され、流体の流通可能な内部空間が形成されたスリーブと、
    前記内部空間を摺動方向に移動可能であり、該摺動方向への移動に伴い前記入力ポートと前記出力ポートと前記排出ポートとでの流体量を調節し、該摺動方向に移動すると前記スリーブの入力ポート側に形成された壁部と当接し前記入力ポートを閉塞する閉塞部が形成されているスプールと、
    を備えたスプール装置。
  2. 前記スプールは、前記スリーブの内壁と接触して摺動する摺動面と異なる面であり、前記壁部に当接するシール面として閉塞部が形成されている、請求項1に記載のスプール装置。
  3. 前記スプールは、前記壁部に当接する閉塞部が前記摺動方向に直交する面として形成されている、請求項2に記載のスプール装置。
  4. 前記スプールは、前記閉塞部に隣接して形成され、前記スリーブの前記壁部に隣接した摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスプール装置。
  5. 前記スプールは、前記入力ポートでの流体量を調節する第1ランドと、前記第1ランドよりも小さい径で形成されており前記第1ランドが入力ポートを閉塞する摺動方向へ移動すると前記排出ポートを開放するよう前記排出ポートでの流体量を調節する第2ランドとを備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のスプール装置。
  6. 前記スプールは、前記第1ランドが第1円筒部と該第1円筒部よりも小さな直径の第2円筒部とを備え、該第2円筒部の外周面が前記スリーブの壁部に隣接した摺動方向の内壁に接触して摺動する摺動面であり、前記第1円筒部と前記第2円筒部との繋面が前記閉塞部である、請求項5に記載のスプール装置。
  7. 前記スリーブは、前記壁部に前記摺動方向に直交する当接面が形成され、
    前記スプールは、前記閉塞部が前記当接面に当接する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のスプール装置。
  8. 前記スリーブは、前記入力ポートにおける前記出力ポート側の内径が前記出力ポート側でない側の内径よりも小さく形成されることにより前記出力ポート側に前記壁部が形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のスプール装置。
  9. 前記スリーブは、前記第1ランド及び前記第2ランドを収容する第1スリーブと、該第1スリーブと固着された第2スリーブとにより形成されている、請求項5に記載のスプール装置。
  10. 前記スリーブは、前記壁部と前記閉塞部とが当接する側と異なる第1ランドの端部側で前記第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されている、請求項9に記載のスプール装置。
  11. 前記スリーブは、前記第1スリーブと前記第2スリーブとのうちいずれか一方には軸方向の端部に立壁部と該立壁部に隣接した位置決め面とが設けられ、他方には軸方向の端部に該立壁部が挿入可能な挿入部と挿入部に隣接した端面とが設けられており、該立壁部が前記挿入部に挿入されると共に、前記端面が前記位置決め面に当接して位置決めされた状態で前記第1スリーブと前記第2スリーブとが固着されている、請求項9又は10に記載のスプール装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のスプール装置と、
    コイルとヨークと摺動方向へ摺動可能なプランジャとを有し該プランジャの摺動により前記スプールを前記摺動方向へ移動させるソレノイド駆動装置と、
    を備えたリニアソレノイドバルブ。
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