JP2009001629A - 共役芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

共役芳香族化合物の製造方法 Download PDF

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Kazuya Inoue
和也 井上
Seiji Oda
精二 小田
Taku Kamikawa
卓 神川
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Abstract

【課題】共役芳香族化合物の有利な製造方法を提供すること。
【解決手段】1又は2個の脱離基が芳香族環に結合している芳香族化合物と、これと同一の芳香族化合物又は、1又は2個の脱離基が芳香族環に結合しているこれとは相異なる芳香族化合物とをニッケル触媒、金属亜鉛及びヨウ化亜鉛の存在下カップリング反応させることを特徴とする共役芳香族化合物の製造方法。
芳香族化合物は、例えば、式(1)
Figure 2009001629

(式中、Arは1価又は2価の請求項4に記載の芳香族環を表わす。Xは、同一又は相異なる脱離基を表し、nは、1又は2である。)
で示される化合物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、共役芳香族化合物の製造方法に関する。
ニッケル触媒と金属亜鉛を用い芳香族ハロゲン化合物をカップリングさせる反応は公知である。非特許文献1には、触媒量の塩化ニッケル、トリフェニルホスフィン及び2,2’−ビピリジルの存在下、亜鉛を還元剤に用いることで芳香族ジハロゲン化合物の重合反応が進行することを報告している。しかしながら、かかる方法においては反応性が低いことや基質の適用範囲が狭い等の問題点があった。
特許文献1には、アルカリ金属又はテトラアルキルアンモニウムの臭化物塩もしくはヨウ化物塩を重合反応に添加することで重合反応速度を上げることができる旨が記載されている。しかし、上記の塩は一般に吸湿性が高く保管法を考慮する必要があり、重合度や反応收率の点においても必ずしも満足いくものではなかった。
かかる状況において、依然として共役芳香族化合物の良好な製造方法の開発が望まれている。
特開2006−28414号 Macromolecules,2004,37,4748−4754
本発明は、共役芳香族化合物の新規な製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、1又は2個の脱離基が芳香族環に結合している芳香族化合物と、これと同一の芳香族化合物又は、1又は2個の脱離基が芳香族環に結合しているこれとは相異なる芳香族化合物とをニッケル触媒、金属亜鉛及びヨウ化亜鉛の存在下カップリング反応させることを特徴とする共役芳香族化合物の製造方法を提供するものである。
本発明で芳香族化合物とは、単一の芳香族化合物の他に、2種類以上の芳香族化合物が混ざったものも含むものである。
芳香族化合物としては、例えば、下記式(1)、式(2)、式(3)及び式(4)で示される化合物等が挙げられる。
式(1)
Figure 2009001629
(式中、Arは1価又は2価の芳香族環を表わし、反応に関与しない置換基で置換されていてもよい。XはC−C単結合を生成しうるn=1又は2の同一又は相異なる脱離基を表す。)
で示される芳香族化合物;
式(2)
Figure 2009001629
(式中、Aは、1つもしくは2つの炭化水素基で置換され、該炭化水素基の炭素数の合計が3〜20であるアミノ基又は炭素数3〜20のアルコキシ基を表わす。ここで、前記炭化水素基及び炭素数3〜20のアルコキシ基は、フッ素原子、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基及びシアノ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基で置換されていてもよい。
は、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基又はシアノ基を表わす。ここで、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基及び炭素数2〜20のアシル基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい。また、Rが複数の場合、Rは同一の基であってもよいし、異なる基であっていてもよい。また、隣接する2つのRが結合して環を形成していてもよい。
は塩素、臭素又はヨウ素原子を表わし、mは1又は2を表わし、kは4−mを表わす。)
で示される芳香族化合物;

式(3)

Figure 2009001629
(式中、A、R、Xは、式(2)で定義したものと同じ意味を表し、jは0〜3の整数を表わす。)
で示される芳香族化合物;

式(4)
Figure 2009001629
(式中、a、b及びcは同一又は相異なって、0又は1を表わし、hは5以上の整数を表わす。
Ar、Ar、Ar又はArは、同一又は相異なって、2価の芳香族基を表わす。
ここで、2価の芳香族基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキル基;
フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルコキシ基;
フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリール基;
フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリールオキシ基;及び、
フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数2〜20のアシル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい。
及びYは同一又は相異なって、単結合、−CO−、−SO2−、−C(CH32−、−C(CF32−又はフルオレン−9,9−ジイル基を表わす。
及びZは、同一又は相異なって、−O−又はS−を表わす。Xは塩素、臭素又は沃素原子を表わす。)
で示される芳香族化合物。
本発明によれば、脱離基を有する芳香族化合物をニッケル触媒及び金属亜鉛の存在下でカップリング反応させるにあたり、ヨウ化亜鉛を存在させることで、より優れた収率で高分子量の対応する共役芳香族化合物を提供することができる。また、ヨウ素と金属亜鉛から反応系中でヨウ化亜鉛を発生させる方法を用いることで、試薬の吸湿に特別な配慮をすることなく、簡便に作業が実施できる。したがって、対応する共役芳香族化合物を有利に提供できる。
本発明において、芳香族環とは芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表す。芳香族炭化水素環の例としては、ベンゼン、ナフタレン、フルオレン、アントラセン、フェナントレン及びピレン等が挙げられ、複芳香族複素環の例としては、チオフェン、ピロール、ピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、ベンゾイミダゾール、2,1,3−ベンゾチアジアゾール及びキノキサリン等が挙げられる。
共役芳香族化合物とは、一部又は全部が共役している芳香族化合物のカップリング反応により合成される、完全に共役した化合物、換言すれば、その分子鎖の全長に亘って共役した化合物、又は、部分的に共役した化合物、換言すれば、共役した部分と共役していない部分とをともに含んだ化合物のいずれでもよい。
式(1)で示される芳香族化合物(以下、化合物(1)と略記する)について説明する。
Arは1価又は2価の芳香族環を表わす。1価又は2価の芳香族環としては、ベンゼン、ナフタレン、ビフェニル、フルオレン、フェナントレン、ピレン、チオフェン、ピロール、ピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、ベンゾイミダゾール、2,1,3−ベンゾチアジアゾール、キノキサリン及びナフチリジン等の対応する1価又は2価の芳香族環が挙げられる。かかる芳香族環は、反応に関与しない置換基で置換されていてもよい。
反応に関与しない置換基の例としては、飽和もしくは不飽和の炭素数1〜20の炭化水素を有する基、フッ素原子、ホルミル基、カルボキシル基、シアノ基、ニトロ基又はスルホ基等が挙げられる。ここで、前記炭素数1〜20の炭化水素を有する基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ホルミル基、カルボキシル基、シアノ基、ニトロ基、スルホ基又は下式(W−1)〜(W−12)
Figure 2009001629
からなる群から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。反応に関与しない置換基が複数の場合、同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。また、かかる芳香族環は、酸性又は塩基性の置換基を有する場合にはその塩を形成していてもよく、置換部位が隣接する2つの置換基が結合して環を形成していてもよい。
は脱離基を表わし、塩素、臭素、ヨウ素、などが挙げられ、より好ましくは塩素又は臭素が挙げられる。また、Xが複数の場合、Xは同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。
かかる化合物(1)としては、
クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、4−クロロフルオロベンゼン、3−クロロフルオロベンゼン、2−クロロフルオロベンゼン、3−クロロ安息香酸ナトリウム、2−クロロ安息香酸ナトリウム、4−クロロ安息香酸カリウム、2−クロロ安息香酸カリウム、4−クロロフタル酸ナトリウム、5−クロロイソフタル酸、5−クロロイソフタル酸ナトリウム、2−クロロテレフタル酸、2−クロロテレフタル酸カリウム、4−クロロアニリン塩酸塩、3−クロロアニリン塩酸塩、2−クロロアニリン塩酸塩、4−クロロベンゾニトリル、3−クロロベンゾニトリル、4−クロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、3−クロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、2−クロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、4−クロロベンゼンスルホン酸カリウム、3−クロロベンゼンスルホン酸カリウム、2−クロロベンゼンスルホン酸カリウム、
2−クロロトルエン、2,5−ジメチルクロロベンゼン、2−エチルクロロベンゼン、3−n−プロピルクロロベンゼン、4−イソプロピルクロロベンゼン、5−n−ブチルクロロベンゼン、2−イソブチルクロロベンゼン、3−sec−ブチルクロロベンゼン、4−tert−ブチルクロロベンゼン、5−neo−ペンチルクロロベンゼン、2−n−ヘキシルクロロベンゼン、4−シクロヘキシルクロロベンゼン、4−クロロビフェニル、2−クロロビフェニル、4−ベンジルクロロベンゼン、
4−クロロベンゾトリフルオリド、2−クロロベンゾトリフルオリド、4−クロロベンゾトリクロリド、3−クロロベンゾトリクロリド、2−クロロベンゾトリクロリド、(4−クロロフェニル)アセトニトリル、
4−クロロアニソール、2,3−ジメトキシクロロベンゼン、2,4−ジメトキシクロロベンゼン、2,5−ジメトキシクロロベンゼン、2−エトキシクロロベンゼン、3−n−プロポキシクロロベンゼン、4−イソプロポキシクロロベンゼン、5−n−ブトキシクロロベンゼン、4−tert−ブトキシクロロベンゼン、4−フェノキシクロロベンゼン、4−ベンジルオキシクロロベンゼン、4−(メトキシメチル)クロロベンゼン、4−(n−ブトキシメチル)クロロベンゼン、4−(メトキシメトキシ)クロロベンゼン、4−(ベンジルオキシメトキシ)クロロベンゼン、4−{2−(n−ブトキシ)エトキシ}クロロベンゼン、
3−クロロアセトフェノン、2−クロロアセトフェノン、4−クロロプロピオフェノン、1−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルプロパノン、(4−クロロベンゾイル)シクロヘキサン、4−クロロベンゾフェノン、p−クロロベンザルアセトン、1−(4−クロロフェニル)−3−フェニルプロペン−1−オン、3−(4−クロロフェニル)−1−フェニルプロペン−1−オン、

4−クロロ安息香酸メチル、2−クロロ安息香酸メチル、3−クロロ安息香酸エチル、4−クロロ安息香酸−n−プロピル、3−クロロ安息香酸−n−ブチル、2−クロロ安息香酸−neo−ペンチル、4−クロロ安息香酸フェニル、p−クロロフェニル酢酸メチル、3−(4−クロロフェニル)プロピオン酸メチル、p−クロロケイ皮酸メチル、
酢酸(4−クロロフェニル)、酢酸(2−クロロフェニル)、プロピオン酸(4−クロロフェニル)、ピバリン酸(4−クロロフェニル)、4−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)クロロベンゼン、酢酸(4−クロロベンジル)、
(4−クロロフェニル)メチルスルホキシド、(4−クロロフェニル)フェニルスルホキシド、(4−クロロフェニル)エチルスルホン、4−クロロベンゼンスルホン酸メチル、3−クロロベンゼンスルホン酸メチル、2−クロロベンゼンスルホン酸メチル、4−クロロベンゼンスルホン酸エチル、4−クロロベンゼンスルホン酸(neo−ペンチル)、3−クロロベンゼンスルホン酸(neo−ペンチル)、2−クロロベンゼンスルホン酸(neo−ペンチル)、4−クロロベンゼンスルホン酸フェニル、3−クロロベンゼンスルホン酸フェニル、2−クロロベンゼンスルホン酸フェニル、
メタンスルホン酸(4−クロロフェニル)、メタンスルホン酸(2−クロロフェニル)、ベンゼンスルホン酸(4−クロロフェニル)、p−トルエンスルホン酸(3−クロロフェニル)、
N,N−ジメチル−4−クロロアニリン塩酸塩、N,N−ジメチル−2−クロロアニリン塩酸塩、N,N−ジエチル−4−クロロアニリン塩酸塩、N,N−ジイソプロピル−4−クロロアニリン塩酸塩、N−フェニル−4−クロロアニリン塩酸塩、N,N−ジフェニル−4−クロロアニリン塩酸塩、2−(4−クロロフェニル)ピリジン、3−(4−クロロフェニル)ピリジン、4−(4−クロロフェニル)ピリジン、1−(4−クロロフェニル)ピロール、2−(4−クロロフェニル)ピロール、3−(4−クロロフェニル)ピロール、N,N−ジメチル−4−クロロベンジルアミン、
N−(4−クロロフェニル)アセトアミド、N−(4−クロロフェニル)−N−メチルアセトアミド、N−(4−クロロフェニル)−N−フェニルアセトアミド、安息香酸(4−クロロフェニル)アミド、N−(4−クロロフェニル)カルバミン酸(tert−ブチル)、N−(4−クロロベンジル)アセトアミド、
4−クロロベンゼンスルホンアミド、4−クロロベンゼンスルホン酸ジメチルアミド、
メタンスルホン酸(4−クロロアニリド)、p−トルエンスルホン酸(4−ベンジルアミド)
1−クロロ−4−(トリメチルシリル)ベンゼン、1−クロロ−4−(tert−ブチルジメチルシリル)ベンゼン、1−クロロ−4−(トリメチルシリルオキシ)ベンゼン、1−クロロ−4−(トリエチルシリルオキシ)ベンゼン、1−クロロ−4−(トリイソプロピルシリルオキシ)ベンゼン、1−クロロ−4−(トリフェニルシリルオキシ)ベンゼン、1−クロロ−4−(フェニルジメチルシリルオキシ)ベンゼン、
4−クロロインダン、4−クロロインデン、1−クロロナフタレン、2−ブロモチオフェン、5−ブロモ−3−ヘキシルチオフェン、2−ブロモ−3−ドデシルチオフェン、5−ブルモ−2,2’−ビチオフェン、5−ブロモ−3−シクロヘキシルチオフェン、2−クロロ−3−オクチルチオフェン、5−クロロ−3−フェニルチオフェン、1−メチル−5−クロロピロール、1−ヘキシル−2−ブロモピロール、1−オクチル−5−クロロピロール、2−クロロピリジン、3−クロロピリジン、5−ブロモピリジン、3−メチル−2−クロロピリジン、3−ヘキシル−5−クロロピリジン、5−クロロ−2,2’−ビピリジン、3,3’−ジメチル−5−クロロ−2,2’−ビピリジン、3,3’−ジオクチル−5−ブロモ−2,2’−ビピリジン、2−クロロピリミジン、5−クロロピリミジン、2−ブロモピリミジン、5−クロロキノリン、8−ブロモキノリン、2−クロロキノリン、1−クロロイソキノリン、4−クロロイソキノリン、8−ブロモイソキノリン、5−ブロモイソキノリン、4−ブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、7−クロロベンゾイミダゾール、4−クロロベンゾイミダゾール、5−クロロキノキサリン、5−クロロ−2,3−ジフェニルキノキサリン、2−ブロモキノキサリン、6−ブロモキノキサリン、
1,3−ジクロロベンゼン、1,4−ジブロモベンゼン、1,4−ジヨードベンゼン、
2,4−ジクロロトルエン、3,5−ジブロモトルエン、2,5−ジヨードトルエン、
1,3−ジクロロ−4−メトキシベンゼン、1,4−ジブロモ−3−メトキシベンゼン、1,4−ジヨード−3−メトキシベンゼン、1,3−ジクロロ−4−アセトキシベンゼン、1,4−ジブロモ−3−アセトキシベンゼン、1,3−ジヨード−4−アセトキシベンゼン、
2,5−ジクロロ−4’−フェノキシベンゾフェノン、1,4−ジブロモ−2−エチルベンゼン、1,4−ジブロモ−2−メトキシベンゼン、ジメチル 2,5−ジブロモテレフタレート、1,4−ジブロモナフタレン、1,1’−ジブロモ−4,4’−ビフェニル、1,4−ジブロモ−2,5−ジヘキシルオキシベンゼン、1−ブロモ−4−クロロベンゼン、1−ブロモ−4−クロロトルエン、1−ブロモ−4−クロロ−2−プロピルベンゼン、2,5−ジブロモ−4’−フェノキシベンゾフェノン、2,5−ジブロモチオフェン、2,5−ジブロモ−3−ヘキシルチオフェン、2,5−ジブロモ−3−ドデシルチオフェン、5,5’−ジブルモ−2,2’−ビチオフェン、2,5−ジブロモ−3−シクロヘキシルチオフェン、2,5−ジクロロ−3−オクチルチオフェン、2,5−ジクロロ−3−フェニルチオフェン、1−メチル−2,5−ジクロロピロール、1−ヘキシル−2,5−ジブロモピロール、1−オクチル−2,5−ジクロロピロール、2,5−ジクロロピリジン、3,5−ジクロロピリジン、2,5−ジブロモピリジン、3−メチル−2,5−ジクロロピリジン、3−ヘキシル−2,5−ジクロロピリジン、5,5’−ジクロロ−2,2’−ビピリジン、3,3’−ジメチル−5,5’−ジクロロ−2,2’−ビピリジン、3,3’−ジオクチル−5,5’−ジブロモ−2,2’−ビピリジン、2,5−ジクロロピリミジン、2,5−ジブロモピリミジン、5,8−ジクロロキノリン、5,8−ジブロモキノリン、2,6−ジクロロキノリン、1,4−ジクロロイソキノリン、5,8−ジブロモイソキノリン、4,7−ジブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、4,7−ジクロロベンゾイミダゾール、5,8−ジクロロキノキサリン、5,8−ジクロロ−2,3−ジフェニルキノキサリン、2,6−ジブロモキノキサリン、
2,7−ジブロモ−9,9−ジヘキシル−9H−フルオレン、2,7−ジブロモ−9,9−ジオクチル−9H−フルオレン、2,7−ジブロモ−9,9−ジドデシル−9H−フルオレン、2,7−ジクロロ−9,9−ジヘキシル−9H−フルオレン、2,7−ジクロロ−9,9−ジオクチル−9H−フルオレン、2,7−ジクロロ−9,9−ジドデシル−9H−フルオレン、2−ブロモ−7−クロロ−9,9−ジヘキシル−9H−フルオレン、2−ブロモ−7−クロロ−9,9−ジオクチル−9H−フルオレン、2−ブロモ−7−クロロ−9,9−ジドデシル−9H−フルオレン
等が挙げられる。
式(2)で示される芳香族化合物(以下、化合物(2)と略記する。)について説明する。
Aは、1つもしくは2つの炭化水素基で置換され、該炭化水素基の炭素数の合計が3〜20であるアミノ基又は炭素数3〜20のアルコキシ基を表わす。
炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、2,2−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコシル基、フェニル基、1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、ブタン−1,4−ジイル基、ペンタン−1,5−ジイル基、ビフェニル−2,2’−ジイル基、o−キシリレン基等の炭素数1〜20の炭化水素基が挙げられる。
1つもしくは2つの炭化水素基で置換され、該炭化水素基の炭素数の合計が3〜20であるアミノ基としては、ジエチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、sec−ブチルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、ジ−tert−ブチルアミノ基、n−ペンチルアミノ基、2,2−ジメチルプロピルアミノ基、n−ヘキシルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基、n−ヘプチルアミノ基、n−オクチルアミノ基、n−ノニルアミノ基、n−デシルアミノ基、n−ウンデシルアミノ基、n−ドデシルアミノ基、n−トリデシルアミノ基、n−テトラデシルアミノ基、n−ペンタデシルアミノ基、n−ヘキサデシルアミノ基、n−ヘプタデシルアミノ基、n−オクタデシルアミノ基、n−ノナデシルアミノ基、n−イコシルアミノ基、ピロリル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、カルバゾリル基、ジヒドロインドリル基、ジヒドロイソインドリル基等が挙げられ、ジエチルアミノ基及びn−ドデシルアミノ基が好ましい。
炭素数3〜20のアルコキシ基としては、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、2,2−ジメチルプロポキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基、n−トリデシルオキシ基、n−テトラデシルオキシ基、n−ペンタデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキシ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−オクタデシルオキシ基、n−ノナデシルオキシ基、n−イコシルオキシ基等の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状の炭素数3〜20のアルコキシ基が挙げられ、イソブトキシ基、2,2−ジメチルプロポキシ基及びシクロヘキシルオキシ基が好ましい。
前記炭化水素基及び炭素数3〜20のアルコキシ基は、フッ素原子、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基及びシアノ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの基で置換されていてもよい。
ここで、炭素数1〜20のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、2,2−メチルプロポキシ基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ウンデシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基、n−トリデシルオキシ基、n−テトラデシルオキシ基、n−ペンタデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキシ基、n−ヘプタデシルオキシ基、n−オクタデシルオキシ基、n−ノナデシルオキシ基、n−イコシルオキシ基等の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状の炭素数1〜20のアルコキシ基が挙げられる。
炭素数6〜20のアリール基としては、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、3−フェナントリル基、2−アントリル基等が挙げられる。炭素数6〜20のアリールオキシ基としては、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、3−フェナントリルオキシ基、2−アントリルオキシ基等の前記炭素数6〜20のアリール基と酸素原子とから構成されるものが挙げられる。
炭素数2〜20のアシル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ベンゾイル基、1−ナフトイル基、2−ナフトイル基等の炭素数2〜20の脂肪族もしくは芳香族アシル基が挙げられる。
なかでも、Aとしては、炭素数3〜20の無置換アルコキシ基が好ましく、イソブトキシ基、2,2−ジメチルプロポキシ基及びシクロヘキシルオキシ基がより好ましい。
は、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基又はシアノ基を表わす。
炭素数1〜20のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、2,2−ジメチルプロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコシル基等の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状の炭素数1〜20のアルキル基が挙げられる。
炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基及び炭素数2〜20のアシル基としては、前記したものと同様のものが挙げられる。
かかる炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基及び炭素数2〜20のアシル基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよく、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基としては、前記したものと同様のものが挙げられる。
が複数の場合、Rは同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。また、置換部位が隣接する2つのRが結合して環を形成していてもよい。
なかでも、Rとしては、水素原子が好ましい。
は塩素、臭素又はヨウ素原子を表わし、塩素原子、臭素原子が好ましい。mは1又は2を表わし、kは4−mを表わす。好ましくは、mは1を表わす。
かかる化合物(2)としては、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸イソプロピル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸イソブチル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−オクチル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸イソプロピル、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸イソブチル、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−オクチル、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、3,5−ジクロロベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸イソプロピル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸イソブチル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−オクチル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸イソプロピル、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸イソブチル、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−オクチル、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、3,5−ジブロモベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−3,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−3,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−3,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−3,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−3,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、
2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸イソプロピル、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸イソブチル、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−オクチル、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、2,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−2,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−2,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−2,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−2,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸イソプロピル、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸イソブチル、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−オクチル、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−ペンタデシル、3,5−ジヨードベンゼンスルホン酸n−イコシル、N,N−ジエチル−3,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−3,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−(2,2−ジメチルプロピル)−3,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−3,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、N−n−イコシル−3,5−ジヨードベンゼンスルホンアミド、
2,4−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジブロモベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジヨードベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジクロロ−5−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジクロロ−4−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジブロモ−5−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジブロモ−4−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジヨード−5−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジヨード−4−メチルベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジクロロ−5−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジクロロ−4−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジブロモ−5−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジブロモ−4−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,4−ジヨード−5−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジヨード−4−メトキシベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、1−(2,5−ジクロロベンゼンスルホニル)ピロリジン等が挙げられる。
なかでも、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸イソブチル、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、N,N−ジエチル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド及びN−n−ドデシル−2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸イソブチル、2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸シクロヘキシル、N,N−ジエチル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミド、N−n−ドデシル−2,5−ジブロモベンゼンスルホンアミドが好ましい。
式(3)で示される芳香族化合物(以下、化合物(3)と略記する。)について説明する。
A、R、Xは、式(2)で定義したものと同じ意味を表す。jは0〜3の整数を表し、好ましくは、jは0を表す。
かかる化合物(3)としては、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジメチル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジエチル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−プロピル)、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジイソプロピル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−ブチル)、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジイソブチル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジシクロヘキシル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−オクチル)、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−ペンタデシル)、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−イコシル)、
N,N,N’,N’−テトラエチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−プロピル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトライソプロピル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−ブチル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトライソブチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(2,2−ジメチルプロピル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−オクチル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−ドデシル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−イコシル)−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N−ジフェニル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、
3,3’−ジメチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、5,5’−ジメチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、6,6’−ジメチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、5,5’−ジメトキシ−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、6,6’−ジメトキシ−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、3,3’−ジフェニル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、3,3’−ジアセチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、5,5’−ジアセチル−4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、
4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジメチル、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジエチル、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−プロピル)、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジイソプロピル、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−ブチル)、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジイソブチル、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジシクロヘキシル、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−オクチル)、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−ペンタデシル)、4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(n−イコシル)、
N,N,N’,N’−テトラエチル−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N,N’,N’−テトラ(n−プロピル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N−ジイソプロピル−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N−ジ(n−ブチル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N−ジイソブチル−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N−ジ(2,2−ジメチルプロピル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N−ジ(n−オクチル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N−ジ(n−ドデシル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N−ジ(n−イコシル)−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド、N,N−ジフェニル−4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホンアミド等が挙げられる。
なかでも、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジイソプロピル、4,4’−ジクロロビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)及び4,4’−ジブロモビフェニル−2,2’−ジスルホン酸ジ(2,2−ジメチルプロピル)が好ましい。
式(4)で示される芳香族化合物(以下、化合物(4)と略記する。)について説明する。
Ar、Ar、Ar又はArは、同一又は相異なって、2価の芳香族基を表わす。2価の芳香族基としては、1,3−フェニレン基、1,4−フェニレン基等の2価の単環性芳香族基;ナフタレン−1,3−ジイル基、ナフタレン−1,4−ジイル基、ナフタレン−1,5−ジイル基、ナフタレン−1,6−ジイル基、ナフタレン−1,7−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基、ナフタレン−2,7−ジイル基等の2価の縮環系芳香族基;ピリジン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,6−ジイル基、キノキサリン−2,6−ジイル基、チオフェン−2,5−ジイル基等の2価のヘテロ芳香族基;などが挙げられる。なかでも、2価の単環性芳香族基及び2価の縮環系芳香族基が好ましく、1,4−フェニレン基、ナフタレン−1,4−ジイル基、ナフタレン−1,5−ジイル基、ナフタレン−2,6−ジイル基及びナフタレン−2,7−ジイル基がより好ましい。
前記2価の芳香族基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキル基;フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルコキシ基;フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリール基;フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリールオキシ基;及び、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数2〜20のアシル基;からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい。
かかる炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基及び炭素数2〜20のアシル基としては、前記したものと同様のものが挙げられる。
及びYは、同一又は相異なって、単結合、−CO−、−SO2−、−C(CH32−、−C(CF32−又はフルオレン−9,9−ジイル基を表わす。
及びZは、同一又は相異なって、−O−又はS−を表わす。Xは塩素、臭素又は沃素原子を表す。
a、b及びcは、同一又は相異なって、0又は1を表わし、hは5以上、より好ましくは10以上の整数を表わす。
化合物(4)としては、例えば、下記に示す化合物が挙げられる。
Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629
かかる化合物(4)は、例えば、日本国特許第2745727号公報等の公知の方法に準じて製造したものを用いてもよいし、市販されているものを用いてもよい。市販されているものとしては、例えば、住友化学株式会社製スミカエクセルPES等が挙げられる。
化合物(4)としては、そのポリスチレン換算の重量平均分子量が2,000以上のものを用いることが好ましく、3,000以上であるものがより好ましい。
化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)を含む芳香族化合物をカップリングさせることにより、対応する共役芳香族化合物を製造することができる。又は、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)のみをカップリングさせることにより、対応する共役芳香族化合物を製造することもできる。さらに、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)と化合物(4)を含む芳香族化合物をカップリングさせることにより、対応する共役芳香族化合物を製造することもできる。以下、かかる共役芳香族化合物及びその製造方法について説明する。
かかる共役芳香族化合物の具体例としては、式(5)、式(6)又は式(7)
Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

(式中、Ar、R及びj、k、mは、前記したと同じ意味を表わす。)
で示される繰り返し単位(以下、繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)、繰り返し単位(7)と略記する。)を平均2〜10000個含む共役芳香族化合物、前記繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)のみからなり、かかる繰り返し単位を平均2〜10000個含む共役芳香族化合物、前記繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)と式(8)
Figure 2009001629
(式中、Ar、Ar、Ar、Ar、Y、Y、Z、Z、a、b、c及びhは前記と同じ意味を表わす。
ここで、2価の芳香族基は、前記したものと同じものが挙げられる。)
で示されるセグメント(以下、セグメント(8)と略記する。)とを含む共役高分子等が挙げられる。
繰り返し単位(5)を含む共役芳香族化合物は、繰り返し単位(5)以外の繰り返し単位やセグメントを含んでいてもよい。

繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)とを含む共役芳香族化合物は、繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)のみからなる共役芳香族化合物であってもよいし、繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)に加えて、繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)以外の繰り返し単位やセグメントを含んでいてもよい。
芳香族化合物が式(1)においてn=2の場合、得られる共役芳香族化合物は重合体となり、そのときポリスチレン換算の重量平均分子量は、通常1,000〜2,000,000となる。芳香族化合物が式(1)で示される化合物のみで、n=1の場合、得られる共役芳香族化合物は、二量体となる。
繰り返し単位(6)の具体例としては、下記式(6a)〜(6e)で示される繰り返し単位が挙げられる。
Figure 2009001629
繰り返し単位(7)の具体例としては、下記式(7a)〜(7d)で示される繰り返し単位が挙げられる。
Figure 2009001629
セグメント(8)の具体例としては、下記式(8a)〜(8x)で示されるセグメントが挙げられる。なお、下記式中、hは上記と同一の意味を表わし、hは5以上が好ましく、より好ましくは10以上である。かかるセグメント(8)のポリスチレン換算の重量平均分子量は、通常2,000以上であり、好ましくは3,000以上である。
Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629

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Figure 2009001629

Figure 2009001629

Figure 2009001629
繰り返し単位(6)とセグメント(8)とを含む共役芳香族化合物としては、例えば、前記式(6a)〜(6e)で示される繰り返し単位のうちのいずれか一つの繰り返し単位と前記式(8a)〜(8x)で示されるセグメントのうちのいずれか一つのセグメントとを含む共役芳香族化合物が挙げられる。具体的には、下記式(I)〜(VI)で示される共役芳香族化合物が挙げられる。ここで、下記式中、hは上記と同一の意味を表わし、pは2以上の整数を表わす。
Figure 2009001629

Figure 2009001629
繰り返し単位(7)とセグメント(8)とを含む共役芳香族化合物としては、例えば、前記式(7a)〜(7d)で示される繰り返し単位のうちのいずれか一つの繰り返し単位と前記式(8a)〜(8x)で示されるセグメントのうちのいずれか一つのセグメントとを含む共役芳香族化合物が挙げられる。具体的には、下記(VII)〜(IX)で示される共役芳香族化合物が挙げられる。ここで、下記式中、nは上記と同一の意味を表わし、pは2以上の整数を表わす。

Figure 2009001629

Figure 2009001629
繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)を含む共役芳香族化合物は、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)をそれぞれ含む芳香族化合物をカップリングさせることにより製造することができる。繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)のみからなる共役芳香族化合物は、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)のみをカップリングさせることにより製造することができる。
繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)とを含む共役芳香族化合物は、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)と化合物(4)を含む芳香族化合物をカップリングさせることにより製造することができる。また、化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)のみをカップリングさせた後、化合物(4)を加えてさらにカップリングさせることにより、繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)とセグメント(8)とを含む共役芳香族化合物を製造することもできる。

芳香族化合物中の化合物(1)、化合物(2)又は化合物(3)の含量を適宜調整することにより、得られる共役芳香族化合物中の繰り返し単位(5)、繰り返し単位(6)又は繰り返し単位(7)の含量を調整することができる。
カップリング反応は、ニッケル触媒の存在下に実施される。ニッケル触媒の使用量が少ないと、分子量の小さい或いは低収率で共役芳香族化合物が得られやすく、また、使用量が多いと、分子量の大きい或いは高収率で共役芳香族化合物が得られやすい。ニッケル触媒の使用量は、芳香族化合物1モルに対して、通常0.001モル以上1モル未満である。ここで、芳香族化合物とは、化合物(1)、化合物(2)、化合物(3)又は化合物(4)等のカップリング反応に関与する芳香族化合物を意味する。
ニッケル触媒は、ニッケル化合物と配位子を混合することにより得られる。ニッケル化合物としては、例えば、ハロゲン化ニッケル(例えば、フッ化ニッケル、塩化ニッケル、臭化ニッケル、ヨウ化ニッケル等)、ニッケルカルボン酸塩(例えば、ギ酸ニッケル、酢酸ニッケル、2−エチルヘキサン酸ニッケル、シクロブタン酸ニッケル、シュウ酸ニッケル、ステアリン酸ニッケル、ナフテン酸ニッケル、クエン酸ニッケル等)、次亜リン酸ニッケル、硫酸ニッケル、炭酸ニッケル、硝酸ニッケル、ニッケルアセチルアセトナート、(ジメトキシエタン)塩化ニッケル等が挙げられ、ハロゲン化ニッケルが好ましい。
配位子としてはトリフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸トリエチル等の含リン単座配位子、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン等の含リン二座配位子、2,2’−ビピリジン、1,10−フェナントロリン、メチレンビスオキサゾリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン等の含窒素二座配位子、1,5−シクロオクタジエン、trans−スチルベン、1,4−ベンゾキノン、1,5−ジフェニル−1,4−ペンタジエン−3−オン等のπ配位子等が挙げられるが、含リン単座配位子、含リン二座配位子及び含窒素二座配位子が好ましく、含窒素二座配位子がより好ましく、中でも2,2’−ビピリジンが特に好ましい。含窒素二座配位子を用いる場合のその使用量は、ニッケル化合物1モルに対して、通常0.5モル以上であり、その上限は特に制限されないが、多すぎると、重合反応後の後処理が面倒になり、また経済的にも不利になるため、実用的には0.5〜10モル、好ましくは0.5〜2モルである。
ニッケル触媒は、予め調製して単離したものを用いてもよいし、その場で調製して重合反応を行なってもよい。
カップリング反応を行なう際の還元剤としては、金属亜鉛が用いられる。金属亜鉛は、通常粉末状又は削り状のものが用いられる。金属亜鉛の使用量は、芳香族化合物1モルに対して、通常1モル以上であり、その上限は特に制限されないが、多すぎると、カップリング反応後の後処理が面倒になり、また経済的にも不利になるため、実用的には10モル以下、好ましくは5モル以下である。
カップリング反応は、通常溶媒の存在下に実施される。溶媒としては、芳香族化合物及び生成する共役芳香族化合物が溶解し得る溶媒であればよい。かかる溶媒の具体例としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル溶媒;ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等の非プロトン性極性溶媒;ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒等が挙げられる。かかる溶媒は、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。なかでも、エーテル溶媒及び非プロトン性極性溶媒が好ましく、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン及びN,N−ジメチルアセトアミドがより好ましい。溶媒の使用量は、多すぎると、分子量の小さい或いは低収率で共役芳香族化合物が得られやすく、少なすぎると、反応混合物の性状が悪くなりやすいため、芳香族化合物に対して、通常1〜200重量倍、好ましくは5〜100重量倍である。
本発明においては、カップリング反応を実施する際に、ヨウ化亜鉛を添加することで、高分子量の共役芳香族化合物を得ることができる。ヨウ化亜鉛の使用量は通常、金属亜鉛1モルに対し、0.001〜0.05モルである。かかるヨウ化亜鉛の使用量が前記割合より少ない場合は、カップリング反応を十分に活性化することができず、好ましくない。またかかるヨウ化亜鉛の使用量が前記割合よりも多くてもそれ以上の反応活性化効果は少なく、経済的に不利である。ヨウ化亜鉛を加える順序は特に制限されない。
また、ヨウ化亜鉛を用いる代わりにヨウ素を用い、前記溶媒中金属亜鉛と混合することによりヨウ化亜鉛を発生させ、カップリング反応に使用することができる。この場合のヨウ素の使用量は、発生するヨウ化亜鉛が前記割合内となればよく、通常、金属亜鉛1モルに対し、0.001〜0.05モルである。ヨウ素と金属亜鉛との反応は、前記溶媒の存在下で実施する。反応の完結は、反応溶液のヨウ素由来の褐色が無色に変化することで確認できる。反応温度は通常−80〜150℃であり、好ましくは−30〜100℃である。反応時間は、通常5分〜12時間である。混合順序は特に制限されない。
カップリング反応は、通常、窒素ガス等の不活性ガスの雰囲気下で実施される。
反応温度は、通常0〜250℃であり、好ましくは30〜100℃である。反応時間は、通常0.5〜48時間である。
カップリング反応終了後、生成した共役芳香族化合物を溶解しにくい溶媒と反応混合物を混合して共役芳香族化合物を析出させ、析出した共役芳香族化合物を濾過により、反応混合物から分離することにより、共役芳香族化合物を取り出すことができる。生成した共役芳香族化合物を溶解しない溶媒もしくは溶解しにくい溶媒と反応混合物を混合した後、塩酸等の酸の水溶液を加え、析出した共役芳香族化合物を濾過により、反応混合物から分離してもよい。得られた共役芳香族化合物の分子量や構造は、ゲル浸透クロマトグラフィ、NMR、ガスクロマトグラフィ等の通常の分析手段により分析することができる。生成した共役芳香族化合物を溶解しない溶媒もしくは溶解しにくい溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、アセトニトリル等が挙げられ、水及びメタノールが好ましい。なお、抽出、分液、再結晶、カラムクロマトグラフィ等の精製操作によって共役芳香族化合物の精製を実施することも可能である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例1〜3に記載の共役芳香族化合物の分子量は、ポリスチレン換算の分子量であり、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて、下記条件で測定した。
GPC測定装置 SHIMADZU社製 CTO−10A
カラム TOSOH社製 TSK−GELを接続
カラム温度 40℃
移動相溶媒 DMAc(LiBrを10mmol/dmになるように添加)
溶媒流量 0.5mL/min

実施例5及び比較例4に記載の共役芳香族化合物の収量は、ガスクロマトグラフィー(GPC)を用いて、内部標準法(内部標準物質:ビフェニル)により求めた。測定条件を下記に示す。
下記条件で測定した。
GC測定装置 SHIMADZU社製 GC−2010
カラム J&W社製 DB−1(膜厚0.25μm、長さ30m、内径0.2mm)を接続
注入モード スプリット(スプリット比63)
気化室温度 250℃
検出器(FID)温度 250℃
測定カラム温度 100℃で10分保持後、10℃/分で260度まで昇温
(実施例1)
冷却装置を備えた冷却装置を備えたガラス製反応容器に、窒素雰囲気下、室温で、亜鉛粉末2.11g、ヨウ素82mg及びN−メチル−2−ピロリドン40mLを加え、室温で0.5時間攪拌し、反応させた。反応溶液の色は、褐色から無色透明へと変化した。続いて(2,2’−ビピリジン)臭化ニッケル3.03g及び2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2’−ジメチルプロピル)4.00gを加え、50℃で1時間、その後、60℃で3時間重合反応を行い、下記
Figure 2009001629
で示される繰り返し単位のみからなる共役芳香族化合物を含む反応混合物を得た。得られた共役芳香族化合物のMwは134,000、Mnは36,000であった。
(実施例2)
実施例1において、亜鉛粉末とヨウ素の使用量をそれぞれ2.16g、167mgに変えた以外は実施例1と同様に実施した。得られた共役芳香族化合物のMwは140,000、Mnは39,000であった。
(比較例1)
実施例1において、ヨウ素を使用しないこと以外は実施例1と同様に実施した。得られた共役芳香族化合物のMwは115,000、Mnは31,000であった。
(実施例3)
冷却装置を備えた冷却装置を備えたガラス製反応容器に、窒素雰囲気下、室温で、亜鉛粉末2.12g、ヨウ化亜鉛103mg及びN−メチル−2−ピロリドン20mLを加え、室温で0.5時間攪拌し、反応させた。反応溶液の色は、褐色から無色透明へと変化した。続いて(2,2’−ビピリジン)臭化ニッケル3.04g及び2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2’−ジメチルプロピル)4.00g、下記式
Figure 2009001629
で示されるスミカエクセルPES 5200P(住友化学株式会社製;Mw=94,000、Mn=40,000:上記分析条件で測定)1.98g及びN−メチル−2−ピロリドン20mLを加え、50℃で1時間、その後、60℃で2時間重合反応を行い、下記
Figure 2009001629
で示される繰り返し単位と下記
Figure 2009001629
で示されるセグメントとを含む共役芳香族化合物を含む反応混合物を得た。得られた共役芳香族化合物のMwは175,000、Mnは51,000であった。
(実施例4)
実施例3において、ヨウ化亜鉛の代わりにヨウ素82mgを使用した以外は実施例1と同様に実施した。得られた共役芳香族化合物のMwは179,000、Mnは52,000であった。
(比較例2)
実施例3において、ヨウ化亜鉛の代わりにヨウ化ナトリウム91mgを使用した以外は実施例3と同様に実施した。得られた共役芳香族化合物のMwは146,000、Mnは43,000であった。
(比較例3)
実施例3において、ヨウ化亜鉛の代わりにヨウ化テトラブチルアンモニウム239mgを使用した以外は実施例3と同様に実施した。得られた共役芳香族化合物のMwは104,000、Mnは35,000であった。
(実施例5)
冷却装置を備えたガラス製反応容器に、窒素雰囲気下、室温で、亜鉛粉末200mg、ヨウ素8mg及びN−メチル−2−ピロリドン5mlを入れ、室温で15分攪拌した。その後、室温で4−クロロトルエン194mgを加えて、50℃に昇温後、(2,2’−ビピリジン)臭化ニッケル43mgを加えて、50℃で30分攪拌した。GC分析から、4,4’−ジメチルビフェニルが68mg得られた。
(比較例4)
冷却装置を備えたガラス製反応容器に、窒素雰囲気下、室温で、亜鉛粉末200mg、4−クロロトルエン194mg及びN−メチル−2−ピロリドン5mlを入れ、50℃に昇温後、(2,2’−ビピリジン)臭化ニッケル43mgを加えて、50℃で30分攪拌した。GC分析から、4,4’−ジメチルビフェニルが53mg得られた。

Claims (9)

  1. 1又は2個の脱離基が芳香族環に結合している芳香族化合物と、これと同一の芳香族化合物又は、1又は2個の脱離基が芳香族環に結合しているこれとは相異なる芳香族化合物とをニッケル触媒、金属亜鉛及びヨウ化亜鉛の存在下カップリング反応させることを特徴とする共役芳香族化合物の製造方法。
  2. ヨウ化亜鉛を、ヨウ素と金属亜鉛から反応系中で発生させることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. ヨウ化亜鉛の使用量が、金属亜鉛1モルに対して、0.001〜0.05モルである請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 芳香族化合物の芳香族環が、反応に関与しない1又は複数の置換基で置換されてもよいベンゼン、ナフタレン、フルオレン、アントラセン、フェナントレン、チオフェン、ピロール、ピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、ベンゾイミダゾール、2,1,3−ベンゾチアジアゾール及びキノキサリンから選ばれるものである請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 芳香族化合物が、式(1)
    Figure 2009001629
    (式中、Arは1価又は2価の請求項4に記載の芳香族環を表わす。Xは、同一又は相異なる脱離基を表し、nは、1又は2である。)
    で示される化合物である請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 芳香族化合物が、式(2)
    Figure 2009001629
    (式中、Aは、1つもしくは2つの同一もしくは異なる炭素数3〜20の炭化水素基で置換されたアミノ基又は炭素数3〜20のアルコキシ基を表わす。ここで、該炭化水素基及びアルコキシ基は、フッ素原子、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基及びシアノ基からなる群から選ばれる少なくとも1つの基で置換されていてもよい。
    は、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基、炭素数2〜20のアシル基又はシアノ基を表わす。ここで、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数6〜20のアリールオキシ基及び炭素数2〜20のアシル基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい。また、Rが複数の場合、Rは同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。また、置換部位が隣接する2つのRが結合して環を形成していてもよい。
    は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表わし、mは1又は2を表わし、kは4−mを表わす。)
    で示される化合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 芳香族化合物が、式(3)

    Figure 2009001629
    (式中、A、R、Xは、請求項6の式(2)で定義したものと同じ意味を表し、jは0〜3の整数を表わす。)
    で示される化合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  8. 芳香族化合物が、式(1)、式(2)又は式(3)で示される化合物と、式(4)
    Figure 2009001629
    (式中、a、b及びcは同一又は相異なって、0又は1を表わし、hは5以上の整数を表わす。
    Ar、Ar、Ar又はArは、同一又は相異なって、2価の芳香族基を表わす。
    ここで、2価の芳香族基は、フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキル基;
    フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルコキシ基;
    フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリール基;
    フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数6〜20のアリールオキシ基;及び、
    フッ素原子、シアノ基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基及び炭素数6〜20のアリールオキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい炭素数2〜20のアシル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基で置換されていてもよい。
    及びYは、同一又は相異なって、単結合、−CO−、−SO2−、−C(CH32−、−C(CF32−又はフルオレン−9,9−ジイル基を表わす。
    及びZは、同一又は相異なって、−O−又はS−を表わす。Xは塩素、臭素又は沃素原子を表わす。)
    で示される化合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  9. 芳香族化合物が、式(1)、式(2)又は式(3)で示される化合物のみからなるものである請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
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