JP2009001407A - シート収納装置及びシート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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彰 松島
Minoru Kawanishi
稔 川西
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Abstract

【課題】本発明の目的は、規制板のロックとロック解除の操作及び規制板の移動操作が簡単かつ正確に行えるようにすることである。
【解決手段】シート積載台5上のシートの幅方向端部を規制する移動可能な規制板19,20と、シート積載台5上のシートの給送方向後端を規制する規制板21と、ボード部材23によって規制板19,20,21と連結され、規制板19,20,21をシートサイズに応じた各シート規制位置に移動させる操作レバーユニット22と、連結部材31によって前記ユニット22と連結され、規制板19,20,21を各シート規制位置にロック解除可能にロックするカム34,ロックピン35a,35b等の位置決め手段とを有し、前記ユニット22は、規制板19,20,21をシート規制位置に移動させる操作によって前記位置決め手段によりロックを解除させし、シート規制位置への移動操作を終えると前記位置決め手段によりロックを行わせる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート収納装置及び前記シート収納装置を有するシート給送装置及び画像形成装置に関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置としては、シートを積載収納するシート収納装置や、前記シート収納装置に収納されたシートを画像形成部に給送するシート給送装置を備えたものが知られている。前記シート収納装置としては、シートを積載するシート積載手段と、シート給送方向と直交する幅方向に移動してシートの側端を規制するサイド規制部材と、シート給送方向に移動してシートの後端を規制する後端規制部材を備えたものがある。シートのサイズに合わせてサイド規制部材及び後端規制部材をそれぞれ所定のシート規制位置に移動させることにより、シートの位置決め及び移動規制を行うようにしている。
ところで、従来のシート収納装置における各規制部材の位置決め方法としては、所定位置に形成された差込穴に各規制部材を差し込む差込方式のものが知られている。また、各規制部材のシート規制方向のみをスライド可能に規制して、各所定位置において各規制部材の底部に形成された差込穴にレバー等によって動く位置決め手段を差し込むことによってシート規制方向の位置決めをするスライド方式のものが知られている。
ところが、前述した差込方式のシート収納装置では、シートサイズを変更する場合には、規制部材を一度差込穴から外した後、所定の位置の差込穴に差し込みなおなさければならないため、非常に手間がかかるという問題がある。
これに対し、スライド方式のシート収納装置は、規制部材をスライドさせるだけで、規制部材の位置を変更することができるので、簡単に位置決めを行うことができる。
しかしながら、スライド方式のシート収納装置は、各規制部材をそれぞれ持ってスライドさせなければならないため、規制部材の数だけ操作を行わなければならず、規制部材の操作に手間がかかるという問題がある。
このような問題を解決する手段として、各規制部材と連結した操作部材を操作することで各規制部材を所定のシート規制位置に移動させるように構成した技術が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1では、前記操作部材の他に、各規制部材のロック/解除を行うロック部材を設けて、各シート規制位置において各規制部材を位置決め固定するようにしている。
特開2003−128270
ところが、上記特許文献1の技術では、規制部材を所定のシート規制位置に移動させる際に、ロック部材による規制部材のロック/解除操作と、操作部材による規制部材の移動操作をそれぞれ別々に行う必要がある。このため、規制部材を所定のシート規制位置に移動させる操作が複雑である。特に、ロック部材による規制部材のロック解除の操作せずに、操作部材による規制部材の移動操作を行ってしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、規制部材のロックとロック解除の操作、及び規制部材の移動操作が簡単かつ正確に行えるようにすることである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、シートを積載するシート積載手段と、シート給送方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、前記シート積載手段に積載されたシートの幅方向端部に当接してシートの幅方向の位置を規制するサイド規制部材と、シート給送方向に移動可能に設けられ、前記シート積載手段に積載されたシートの給送方向後端に当接してシートの給送方向の位置を規制する後端規制部材と、第一連結部材によって前記サイド規制部材及び前記後端規制部材と連結され、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材をシートサイズに応じた各シート規制位置に移動させる操作部材と、第二連結部材によって前記操作部材と連結され、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材を各シート規制位置にロック解除可能にロックする位置決め手段と、を有し、前記操作部材は、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材をシート規制位置に移動させる操作によって前記位置決め手段によりロックを解除させ、シート規制位置への移動操作を終えると前記位置決め手段によりロックを行わせることを特徴とする。
本発明によれば、操作部材を操作するだけで、規制部材のロックとロック解除、及び規制部材の移動が行える。したがって、規制部材のロックとロック解除の操作、及び規制部材の移動操作が簡単かつ正確に行え、装置の操作性が向上する。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、以下の実施の形態では、シート収納装置を有するデッキタイプのシート給送装置、及びこのシート給送装置を備えた画像形成装置を例示している。図1はデッキタイプのシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。図2はシート給送装置のドアを開いた状態説明図である。図3はドアを閉じた外観斜視説明図である。図4はシート収納装置の斜視説明図である。
まず、図1を参照して画像形成装置の全体構成について説明する。図1において、1は画像形成装置本体、2は画像形成装置本体1に取り付けられたデッキタイプのシート給送装置(以下、「給送デッキ」という)である。また、1Aは画像形成装置本体1に設けられ、電子写真方式により画像形成を行う画像形成部である。この画像形成部1Aはトナー像を形成する感光体ドラム14、感光体ドラム14に画信号に応じた光を照射するレーザースキャナ12、感光体ドラム14に形成されたトナー像をシートSに転写する転写ローラ15等を備えている。
そして、上記構成の画像形成部1Aにおいて、画像形成動作が開始されると、まずレーザースキャナ12により画信号に応じた光が感光体ドラム14に照射され、この光照射によって感光体ドラム上に潜像が形成される。次に、前記潜像をトナーカートリッジ13に収納されたトナーで現像することにより、感光体ドラム14上にトナー画像(可視像)が形成される。
一方、前記のようなトナー画像形成動作に並行して後述する給送デッキ2からシートSが給送される。このシートSは、搬送ローラ11及びレジストローラ11aによって感光体ドラム14に形成された画像と同期をとって感光体ドラム14と転写ローラ15とにより構成される転写部に搬送される。そして、この転写部において、転写ローラ15へバイアスを印加することによってトナー画像がシートSへ転写される。
前述したようにトナー画像が転写されたシートSは、この後、定着手段16へ搬送され、この定着手段16において加熱されることによりトナー画像が定着される。トナー画像が定着されたシートは、排出ローラ17によって装置上部の排出部18へ排出される。
次に前記給送デッキ2の構成について説明する。図1〜図3に示すように、給送デッキ2は、シート収納装置3と、給送ローラ7と、リタード分離方式の分離ローラ対8,9と、搬送ローラ10を備えている。シート収納装置3は、シートSを収納するシート収納庫3a内に昇降自在に設けられ、シートSを積載するシート積載手段であるシート積載台5を備えている。また、シート収納装置3は、後述する規制板19,20,21(図4参照)等を備えている。給送ローラ7は、シート積載台5に積載されたシートSの最上位シートS1を送り出すシート給送手段である。分離ローラ対8,9は、給送ローラ7により送り出されたシートSを給送方向に回転するフィードローラ8と、トルクリミッタを介してフィードローラ8によって給送されるシートSを戻す方向へ所定のトルクで回転するリタードローラ9により構成されている。搬送ローラ10は、分離ローラ対8,9によって1枚ずつに分離給送されたシートSを画像形成装置本体1に搬送する。
図4に示すように、シート積載台5は、ワイヤ4a,4b,4c,4dにより吊り下げられている。シート積載台5は、このワイヤ4a,4b,4c,4dをワイヤ巻取り軸6によって巻取り、或は巻き出すことにより、シートの積載方向である上下方向に移動(昇降)するようになっている。
さらに、給送デッキ2は、図2及び図3に示すように、シート収納装置3へシートSを積載収納するための開閉可能なドア2Aを備えている。そして、ドア2Aが開かれると、これを検知した制御部(不図示)によりワイヤ巻取り軸6が正方向に回転されてワイヤ4a,4b,4c,4dが巻き出され、シート積載台5は図2に示すように最下部位置まで下降するようになっている。一方、シート収納装置3へのシートSの積載収納が終了して、図3に示すように、ドア2Aが閉じられると、これを検知した制御部(不図示)によりワイヤ巻取り軸6が逆方向に回転されてワイヤ4a,4b,4c,4dが巻き込まれ、シート積載台5は上昇する。
そして、この後、このシート積載台5の高さは制御部により、シート面検知手段(不図示)からの信号に基づき、積載されたシートSの最上位のシートS1が給送位置を維持するよう制御される。この給送位置とは、給送ローラ10によってシートが給送され、給送されたシートが分離ローラ対8,9のニップにスムーズに進入できる位置である。
一方、図4において、19は基準側サイド規制板であり、20は非基準側サイド規制板である。これらサイド規制板19,20は、シート給送方向と直交する幅方向に移動可能に設けられている。サイド規制板19,20は、シート積載台5に積載されたシートの幅方向端部に当接してシートの幅方向の位置を規制するサイド規制部材である。非基準側サイド規制板20は、幅寄せ板(不図示)を備えている。シート積載台5上のシートSは、シート積載台5上に対向して設けられた基準側サイド規制板19と非基準側サイド規制板20によって幅方向の位置が規制される。なお、非基準側サイド規制板20に設けられた幅寄せ板には、弾性部材としてのバネが付勢され、これによりシートを基準側サイド規制板19に押し付ける構造になっている。
また、21は後端規制板である。後端規制板21は、シート給送方向に移動可能に設けられている。後端規制板21は、シート積載台5に積載されたシートの給送方向後端に当接してシートの給送方向の位置を規制する後端規制部材である。後端規制板21は、ドア2Aから見てシート収納方向の奥側(シート給送方向下流側)に設けられている。
さらに、22は操作部材としての操作レバーユニットである。操作レバーユニット22は、シート積載台5の周囲の一辺に移動可能に設けられている。ここでは、図2に示すように、操作レバーユニット22は、開閉可能なドア2A側に設けられている。この操作レバーユニット22をユーザーが移動させると、サイド規制板19,20及び後端規制板21は、この操作レバーユニット22に連動して移動するようになっている。即ち、操作レバーユニット22を操作することにより、サイド規制板19,20及び後端規制板21をシートサイズに応じた各シート規制位置に移動させることができる。これにより、シート積載台5上に積載収納できるシートのサイズを変更することができる。なお、ここでは、シート積載台5にはレターサイズ、A4サイズ、リーガルサイズの3種類のシートが積載されるようになっている。また、図2及び図4に示すように、シート収納装置3には、夫々のシートのサイズに応じた指標Mが設けられている。その指標Mに操作レバーユニット22の位置を合わせることにより、収納したいサイズのシートに応じた位置にサイド規制板19,20及び後端規制板21を位置させることができる。
図5はシート積載台5の下に設けられた各規制板19,20,21を動作させるための機構を示す説明図である。
図5において、23は第一連結部材としてのボード部材である。このボード部材23は斜めに形成されたスリット部24cを介して操作レバーユニット22と係合している。このスリット部24cにより操作レバーユニット22を、例えば図5に示す矢印a方向に移動させると、ボード部材23は操作レバーユニット22の移動方向と直交する矢印b方向に移動するようになっている。このボード部材23には、サイド規制板19,20及び後端規制板21が連結されている。以下、説明する。
ボード部材23には後端規制板21が接続されている。前述したように操作レバーユニット22の操作に応じてボード部材23が矢印b方向に移動すると、これに連動して後端規制板21がスリット(不図示)に沿って矢印b方向(シート給送方向と逆方向)に移動するようになっている。
また、ボード部材23には基準側サイド規制板19及び非基準側サイド規制板20と係合するスリット部24a,24bが設けられている。これによりボード部材23が移動すると、このスリット部24a,24bの形状に合わせて対向して設けられた2つのサイド規制板19,20が図5に示す矢印c,d方向に対称的に移動するようになっている。
このように、操作レバーユニット22を操作すると、後端規制板21及び2つのサイド規制板19,20が、それぞれ移動するように構成されている。これにより、2つのサイド規制板19,20及び後端規制板21の移動を簡単に行うことができる。
前記ボード部材23には2つのサイド規制板19,20と給送デッキ2のフレーム(不図示)との間に位置するアーム部材25a,25bが設けられている。この突き当て部材であるアーム部材25a,25bは、ボード部材23が移動する際、2つのサイド規制板19,20と給送デッキ本体を構成するフレーム(不図示)との間を移動するように構成されている。このアーム部材25a,25bは、ボード部材23に連動して、サイド規制板19,20のシート当接面とは反対側の裏面に当接してサイド規制板19,20の裏面側への撓みを規制する突き当て部材である。
また、図6に示すように、非基準側サイド規制板20のシートと当接するシート当接面の反対側である裏面上部には、アーム部材25aに設けられた突起251と当接する当接部を構成するリブ27が設けられている。なお、図示はしないが、基準側サイド規制板19の裏面上部にも同様なリブが設けられている。また、アーム部材25bにも同様に突起が設けられている。
前記リブ27は、基準側サイド規制板19と共に非基準側サイド規制板20がボード部材23の移動に伴ってシートを規制する位置に移動したとき、ボード部材23と共に移動したアーム部材25aの突起251と当接するように構成された当接部である。そして、アーム部材25aとリブ27(の突出した段部)とが当接することにより、2つのサイド規制板19,20が、それぞれアーム部材25a,25bにより裏側から支えられる。
これにより、シートを多量に積載した場合でも、2つのサイド規制板19,20が裏面側に向って撓むことはなくなる。この結果、2つのサイド規制板19,20の上部においても正確なシートの位置決めを行うことができる。
ここでは、リブ27の当接部は、図6に示す各シート規制位置にてアーム部材25aの突起251と当接する形状(段部)を有している。図6(a)はレターサイズ(LTR)のシートを規制する位置、図6(b)はA4サイズのシートを規制する位置、図6(c)はリーガルサイズ(LGL)のシートを規制する位置を示している。図6に示すように、各シート規制位置にて、アーム部材25aの突起251がリブ27の当接部と当接し、サイド規制板20が、アーム部材25aにより裏側から支えられる。なお、サイド規制板19側もサイド規制板20側と同様に支えられる。
また、後端規制板21内には、各シート規制位置において後端規制板21をロック解除可能にロックする位置決め手段が設けられている。この位置決め手段は、後述する第二連結部材によって操作レバーユニット22と連結されている。そして、操作レバーユニット22に設けられた操作レバー30(図5参照)を回動させることで、後端規制板21のロックと、ロック解除とができるようになっている。なお、サイド規制板19,20はボード部材23によって後端規制板21と連結されている。そのため、位置決め手段は、後端規制板21と共にサイド規制板19,20も各シート規制位置にロック解除可能にロックする。
図7は、操作レバーユニット22の構成を示した説明図である。操作レバーユニット22は、シート積載台5の一辺に沿った移動方向と同方向に回動可能な操作レバー30を有している。この操作レバー30は、操作レバープレート102上に回動可能に設けられている。この操作レバー30を、例えば図7(a)の図中矢印j方向に回動させると、操作レバー30とギア嵌合するピニオン部材103が図中矢印k方向に回動し、ピニオン部材103に設けられたピン104によってスライド部材101が動作するようになっている。このときスライド部材101は操作レバープレート102に対して図中上下方向に規制されており、ピニオン部材103の回動によって図中矢印n方向にスライドするようになっている。また、図7(b)のように操作レバー30を図中矢印l方向に回動させた場合、ピニオン部材103は図中矢印m方向に回転し、このときもスライド部材101は図7(a)のときと同様に図中矢印n方向にスライドする。
ここで、シート収納装置における第二連結部材と後端規制板の位置決め手段について説明する。図8はシート収納装置の構成を示す斜視図である。図9は後端規制板21の位置決め手段の構成を示す説明図である。
図8及び図9において、31は位置決め手段と操作レバーユニット22を連結するための第二連結部材である。この連結部材31は、連結部材31に形成されたスリット部32を介して操作レバーユニット22と係合している。操作レバーユニット22がどの位置に移動していても、操作レバー30を回動させると、連結部材31はスライド部材101、ピニオン部材103を介して、図9の矢印b方向に移動するようになっている。また図8において、33は弾性部材であり、操作レバー30を回動させる力を取り除くと、連結部材31が矢印bと反対方向に動き、操作レバー30は回動前のホームポジション(図7の二点鎖線位置)に戻るようになっている。
次に、後端規制板21の位置決め手段の構成について説明する。図9に示すように、前記連結部材31は後端規制板21内に設けられている位置決め手段としてのカム34及びこのカム34を介して上下2つのロックピン35a,35bに連結されている。さらに各ロックピン35a,35bの先端部の天板部と底板部には、後端規制板21の移動範囲の各シート規制位置に、このロックピン35a,35bが嵌合可能な嵌合部(不図示)が形成されている。すなわち、位置決め手段は、後端規制板21の移動範囲のシート規制位置において、シート積載方向の上下位置に設けられた嵌合部に嵌合解除可能に嵌合する。そして、操作レバー30を操作して連結部材31が図9の矢印b方向に移動すると、カム34が図9の矢印f方向に回転し、カム34に連結された上下のロックピン35a,35bがそれぞれ図9の矢印g,h方向に移動する。これにより、ロックピン35a,35bと天板部及び底板部に形成された嵌合部である穴(不図示)との嵌合が外れ、ロックが解除される。
また、後端規制板21には、回転軸36が回転可能に設けられている。この回転軸36の両端には、それぞれピニオンギア37a,37bが設けられている。さらに、後端規制板21は、シート積載方向の上下各位置の天板部と底板部に、前記ピニオンギア37a,37bと噛み合うようにラック部38a,38bが設けられている。それぞれラック部38a,38bは、シート搬送方向において同位相、同形状に設けられている。同様に、ピニオンギア37a,37bも、前記2つのラック部38a,38bと噛み合い可能に同軸かつ同位相に設けられている。この後端規制板21の上下に設けられたラック部38a,38bとピニオンギア37a,37bにより、後端規制板21は上下方向で撓み無く平行に移動可能となる。
これにより、上下に設けられたロックピン35a,35bは、操作レバー30を操作することで天板部と底板部に形成された穴(不図示)とのロック/解除が上下で位相ズレすることなく可能となる。また、後端規制板21はシートを多量に積載した場合でも撓むことはなくなる。この結果、後端規制板21の上部においても正確なシートの位置決めを行うことができる。
次に、積載するシートのサイズを変更する際の3つの規制板19,20,21の動作について説明する。ここでは、積載するシートをレターサイズ(幅215.9mm ×長さ279.4mm)から、A4サイズ(幅210mm×長さ297mm)、リーガルサイズ(幅215.9mm ×長さ355.6mm)に変更する際の動作について説明する。なお、シートのサイズは例示であって、これらに限定されるものではない。また、規制板をセットするシート規制位置も3つに限定されるものではない。これらは必要に応じて適宜設定すれば良い。
既述した図5は、レターサイズのシートを積載する時の3つの規制板19,20,21のそれぞれのシート規制位置を示している。なお、この場合、シート給送位置から後端規制板21までの位置は約279.4mm、サイド規制板19,20間の距離は約216mmに設定されている。
ここで、ユーザーは、A4サイズのシートを積載したい場合、シート積載台の一辺に沿って操作レバーユニット22を図5の矢印a方向に移動させるよう操作する。この操作の際に、操作レバー30が図5の矢印e方向に回動されて後端規制板21のロック状態が解除され、この状態で操作レバーユニット22が矢印a方向に移動されて、図10(a)に示すA4サイズのシート規制位置に移動される。このように操作レバーユニット22を移動させると、後端規制板21は、ボード部材23によって図5の矢印b方向に移動する。なお、このときの後端規制板21の移動量は約17.6mmである。そして、後端規制板21をシート規制位置に合わせ、操作レバー30を離すと、操作レバー30が弾性部材33の力により回動前のホームポジションに戻る。これにより、前述したように予め形成された嵌合穴(不図示)と後端規制板21に形成されたロックピン35a,35bとが嵌合し、A4サイズのシートを積載した場合、シート先端がシート給送位置に位置決めされる。
一方、前記のようにして操作レバーユニット22を図5の矢印a方向に移動させると、後端規制板21と共に、2つのサイド規制板19,20は、ボード部材23に設けられたスリット24a,24bの形状に合わせてA4サイズのシート規制位置に移動する。なお、このようにA4サイズに設定された場合、2つのサイド規制板19,20は共にレターサイズ位置から約3mm内側に移動し、サイド規制板19,20間の距離が約210mmになる。
ところで、このような操作レバーユニット22の操作によりボード部材23が移動すると、このボード部材23に取り付けられたアーム部材25a,25bは、フレーム(不図示)とサイド規制板19,20に沿って移動する。
ここで、サイド規制板19,20に設けられたリブ27の当接部の形状は、図6(b)に示すA4サイズ位置では、ボード部材23のスリット24a,24b(図10(a)参照)の形状と同じくレターサイズのときよりも3mmオフセットしている。そのため、サイド規制板19,20が内側に約3mm移動したときも、アーム部材25a,25bとサイド規制板19,20に設けられたリブ27の突出した段部が当接する。なお、このときアーム部材25a,25bの反対側はフレームに常に接している。
これにより、各サイド規制板19,20は、アーム部材25を介してフレームによって裏面側への撓みが規制されるようになる。このため、シートSを挿入した時、シートSの重みでサイド規制板19,20が押されても各サイド規制板19,20が撓むことなく正確にA4サイズのシートを積載することができる。
一方、A4サイズからリーガルサイズに変更する際には、操作レバーユニット22を図10(a)に示す矢印i方向に操作してA4サイズの位置からリーガルサイズの位置に移動させる。そして、このような操作レバーユニット22の操作により、後端規制板21が58.6mm、各サイド規制板19,20が外側に3mm移動する。
そして、このように各サイド規制板19,20を移動させたときも、図6の(c)に示すように、アーム部材25aは非基準側サイド規制板20のリブ27と当接している。このため、シートSの重みで非基準側サイド規制板20が撓むのを防ぐことができ、リーガルサイズのシートも正確に位置決めして積載することができる。
また、このとき操作レバー30は、操作レバーユニット22をどちらの移動方向に移動させても、その移動方向と同方向に回動されてロックが解除されるようになっている。そのため、逆にA4サイズからLTRサイズに変更する際においても、操作レバー30を図図10の矢印i方向とは逆方向に押すことによってロック解除とサイズ変更(移動操作)とを同時に行うことができる。したがって、ユーザーは、意識的にロック解除することなく操作レバー30を変更させたいサイズのシート規制位置に移動させるだけで、各規制板19,20,21をロック解除して移動させることができる。また、シート規制位置への移動を終えると、弾性部材33の力により操作レバー30が回動前のホームポジションに戻るため、各規制板をシート規制位置に確実にロックすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、操作レバーユニット22を操作するだけで、規制板19,20,21のロックとロック解除、及び規制板の移動が行える。したがって、規制板19,20,21のロックとロック解除の操作、及び規制板の移動操作が簡単かつ正確に行え、装置の操作性が向上する。
なお、上述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられるシート収納装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また上述した実施形態では、画像形成装置に取り外し可能に取り付けられたシート給送装置が一体に有するシート収納装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば画像形成装置に引き出し可能或いは取り外し可能に装着されたシート収納装置であっても良く、該シート収納装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
シート収納装置を有するシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 シート給送装置のドアを開いた状態説明図である。 シート給送装置ドアを閉じた外観斜視説明図である。 シート収納装置の斜視説明図である。 シート積載台の下に設けられた各規制板を動作させるための機構を示す説明図である。 シート収納装置のシートサイズ変更時の状態を示す要部断面説明図である。 シート収納装置における操作レバーユニットの構成を示す説明図である。 シート収納装置の斜視説明図である。 後端規制板の位置決め手段の構成を示した説明図である。 シート収納装置のシートサイズ変更時の状態を示す底面説明図である。
符号の説明
M …指標
S …シート
2 …給送デッキ(シート給送装置)
2A …ドア
3 …シート収納装置
5 …シート積載台
7 …給送ローラ
10 …搬送ローラ
19 …基準側サイド規制板
20 …非基準側サイド規制板
21 …後端規制板
22 …操作レバーユニット(操作部材)
23 …ボード部材(第一連結部材)
24a,24b,24c …スリット部
25a,25b …アーム部材
27 …リブ
30 …操作レバー
31 …連結部材(第二連結部材)
33 …弾性部材
34 …カム
35a,35b …ロックピン
36 …回転軸
37a,37b …ピニオンギア
38a,38b …ラック部
4a,4b,4c,4d …ワイヤ
101 …スライド部材
103 …ピニオン部材
104 …ピン
251 …突起

Claims (9)

  1. シートを積載するシート積載手段と、
    シート給送方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、前記シート積載手段に積載されたシートの幅方向端部に当接してシートの幅方向の位置を規制するサイド規制部材と、
    シート給送方向に移動可能に設けられ、前記シート積載手段に積載されたシートの給送方向後端に当接してシートの給送方向の位置を規制する後端規制部材と、
    第一連結部材によって前記サイド規制部材及び前記後端規制部材と連結され、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材をシートサイズに応じた各シート規制位置に移動させる操作部材と、
    第二連結部材によって前記操作部材と連結され、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材を各シート規制位置にロック解除可能にロックする位置決め手段と、を有し、
    前記操作部材は、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材をシート規制位置に移動させる操作によって前記位置決め手段によりロックを解除させ、シート規制位置への移動操作を終えると前記位置決め手段によりロックを行わせることを特徴とするシート収納装置。
  2. 前記操作部材は、移動方向と同方向に回動可能な操作レバーを有し、
    前記操作レバーは、前記サイド規制部材及び前記後端規制部材をシート規制位置から移動させる操作によって前記移動方向と同方向に回動して前記位置決め手段によるロックを解除させ、シート規制位置への移動を終えると回動前のホームポジションに戻って前記位置決め手段によりロックを行わせることを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  3. 前記位置決め手段は、前記後端規制部材に設けられ、前記後端規制部材の移動範囲のシート規制位置において、シート積載方向の上下位置に設けられた嵌合部に嵌合解除可能に嵌合することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート収納装置。
  4. 前記操作部材は、前記シート積載手段の給送方向下流側の一辺に移動可能に設けられ、シート規制位置から移動させると前記位置決め手段が前記嵌合部から嵌合解除され、シート規制位置に合わせると前記位置決め手段が前記嵌合部に嵌合することを特徴とする請求項3に記載のシート収納装置。
  5. 前記後端規制板は、シート積載方向の上下位置において、シート給送方向に同位相に設けられた2つの同形状のラック部と、前記2つのラック部と噛み合い可能に設けられた同軸かつ同位相の2つのギアと、を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  6. 前記第一連結部材に連動し、前記サイド規制部材のシート当接面とは反対側の裏面に当接して前記サイド規制部材の裏面側への撓みを規制する突き当て部材と、
    前記サイド規制部材の裏面に設けられ、前記サイド規制部材が前記シートに当接する方向に移動した際、前記第一連結部材と連動する突き当て部材と当接するように構成された当接部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  7. シート収納装置と、前記シート収納装置に収納されたシートを給送するシート給送手段とを備えたシート給送装置において、
    前記シート収納装置は請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート収納装置であることを特徴とするシート給送装置。
  8. 前記シート収納装置にシートを積載収納するために開閉可能なドアを設け、前記ドア側に前記操作部材を設けたことを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送するシート給送装置とを備えた画像形成装置において、
    前記シート給送装置は請求項7又は8に記載のシート給送装置であることを特徴とする画像形成装置。
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