JP2009000428A - 遊技機の外枠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機内への不正用部材の侵入を防止する不正防止リブの形成が容易であり、遊技機内への不正用部材の侵入をより確実に防止できる遊技機の外枠構造を提供すること。
【解決手段】右側の側枠部3(R)における本体部35の前方側端部301には、前方側端部301の左右方向Wの外側に形成した外側前面部31と、外側前面部31の左右方向Wの内側に形成した内側前面部32と、本体部35とによって、本体枠6の裏面部61から突出する突出部712を収容する凹部33が形成してある。内側前面部32の左右方向Wの外側面には、突出部712の後方側D2に位置する不正防止リブ34が突出形成してある。突出部712を凹部33内に収容して本体枠6を外枠2に閉じた状態において、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341が、突出部712の後方端部715の後方側D2に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、前面側に本体枠を開閉可能に配設してなる遊技機の外枠構造に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機は、四角枠形状を有する外枠の前面側に、遊技盤等の主要部品を取り付けた本体枠を開閉可能に配設してなる。
外枠は、製造、運搬の利便性より木製であることが多い一方、例えば、特許文献1、2においては、外枠をアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の金属から成形することが開示されている。これにより、遊技機の防犯性を高めるだけでなく、遊技盤の保持空間を広くして遊技盤内の遊技領域をさらに拡大することを目的として、外枠の左右方向の厚みを薄くして、遊技機に必要な強度を確保することができる。
特許文献1においては、略矩形状の外枠に内枠を回動可能に軸支してなる遊技機において、外枠を金型によって一体成形し、この外枠の内壁面側に、外枠の内壁面と内枠の外壁面との間に設けられた隙間を埋める不正防止リブを立設することが開示されている。
また、特許文献2においては、中枠(第1の機枠)を外枠(第2の機枠)の開口前面側に開閉自在に収容してなる遊技機において、中枠を外枠に収容したときには、施錠機構の周囲を右収容枠部によって囲むことにより、施錠機構の配設された空間への不正な侵入を防止することが開示されている。
しかしながら、特許文献1においては、外枠の内壁面側に不正防止リブを立設した単純な構造であるため、不正防止リブと内枠との間には、隙間が形成され、この隙間へ、可撓性を有するピアノ線等の不正用部材の侵入を防止するためには十分ではない。また、内枠にも不正防止リブを形成できる旨が開示されているものの、可撓性を有する不正用部材は、任意に折れ曲がって隙間に侵入することが可能であり、この侵入を防止するためには十分ではない。
また、特許文献2においても、中枠と外枠との間に形成された隙間から、可撓性を有する不正用部材の侵入を防止するためには十分ではない。
特開2004−188067号公報 特開2006−320449号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、遊技機内への不正用部材の侵入を防止する不正防止リブの形成が容易であり、遊技機内への不正用部材の侵入をより確実に防止することができる遊技機の外枠構造を提供しようとするものである。
本発明は、前面側に本体枠を開閉可能に配設してなる遊技機の外枠構造において、
上記外枠の側枠部の少なくとも一方は、押出成形により形成してあり、当該側枠部における本体部の前方側端部には、該前方側端部の左右方向の外側に形成した外側前面部と、該外側前面部の左右方向の内側に形成した内側前面部と、上記本体部とによって凹部が形成してあり、
上記内側前面部の左右方向の外側面には、上記本体枠の裏面部から突出する突出部の後方側に位置する不正防止リブが突出形成してあり、
上記突出部を上記外側前面部の左右方向の内側に対向させて上記本体枠を上記外枠に閉じた状態において、上記不正防止リブの左右方向の外側端を、上記突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置させたことを特徴とする遊技機の外枠構造にある(請求項1)。
本発明の遊技機の外枠構造は、外枠と本体枠との間に形成される隙間から遊技機の内部へ、可撓性を有する種々の不正用部材を侵入させることを確実に防止することができる工夫を行なっている。
具体的には、外枠における不正防止リブは、内側前面部の左右方向の外側面から突出形成してあり、本体枠を外枠に閉じた状態において、不正防止リブの左右方向の外側端は、本体枠における突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置する。
遊技者等が遊技機に不正を行うために、本体枠の裏面と、外枠の側枠部の前方側端部との間から可撓性を有する不正用部材を侵入させるときには、凹部内へ侵入した不正用部材は、遊技機の後方側へ侵入した後、凹部の底部(本体部の部分)によって遊技機の前方側へUターンする(折り返される)。このとき、不正用部材の先端は、不正防止リブに当接して、遊技機の外側方向にさらに折れ曲がる。これにより、不正用部材は、不正防止リブよりも奥(外枠と本体枠の裏面とによって形成される遊技機内の空間)へは侵入することができない。
ところで、内側前面部に不正防止リブが形成されていない場合には、凹部内へ侵入した不正用部材は、遊技機の後方側へ侵入した後、凹部の底部(本体部の部分)によってUターンして(折り返されて)遊技機の前方側へ侵入し、さらに、遊技機内の空間へ侵入することが可能になる。そのため、この場合には、遊技機内の空間への不正用部材の侵入を十分に防止することはできない。
また、不正防止リブの左右方向の外側端が、突出部の後方端部の外側端よりも左右方向の外側に位置する場合には、本体枠の裏面と外枠の側枠部の前方側端部との間から侵入する不正用部材は、突出部に沿って凹部内に侵入した直後に、不正防止リブの前面側端面に当接して折れ曲がり、内側前面部に当接してさらに折れ曲がって、不正防止リブと突出部との間から遊技機内の空間へ侵入することが可能になる。そのため、この場合にも、遊技機内の空間への不正用部材の侵入を十分に防止することはできない。
したがって、上記不正防止リブの左右方向の外側端を、突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置させた本発明の構成によれば、遊技機内への不正用部材の侵入をより確実に防止することができる。
また、本発明においては、少なくとも外枠において不正防止リブを設けた側の側枠部は、押出成形によって形成してあり、外枠の側枠部のほぼ全長に渡って、外側前面部、内側前面部及び不正防止リブを容易に形成することができる。つまり、射出成形によってはスライド構造を用いた特殊な金型を用いないと成形できない上記構造の側枠部であっても、押出成形によれば容易に成形することができる。
それ故、本発明の遊技機の外枠構造によれば、遊技機内への不正用部材の侵入を防止する不正防止リブの形成が容易であり、遊技機内への不正用部材の侵入をより確実に防止することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記不正防止リブの左右方向の外側端を、上記突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置させた状態は、特に、不正用部材の侵入をより確実に防止するためには、不正防止リブの左右方向の外側端を、突出部の後方端部における外側端と内側端との間の厚み部分の後方側に位置させることが好ましい。
また、上記不正防止リブの左右方向の外側端を、上記突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置させた状態は、不正防止リブの左右方向の外側端を、突出部の後方端部の内側端よりも左右方向の内側に位置させた状態とすることもできる。この場合には、不正防止リブの突出量は、1.5〜2.5mmにすることが好ましい。
また、上記突出部は、上記外枠に対して上記本体枠を閉じた状態で施錠することができる施錠装置のベース部材に設けてあり、該ベース部材には、上記外枠において上記凹部を形成した側の側枠部の左右方向の内側面の上下2箇所に設けた被係合片に係合するフック部材が可動可能な状態で設けてあり、上記突出部は、上記被係合片及び上記フック部材の形成箇所に対応して、少なくとも上記側枠部の上下に設けてあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、可撓性を有する不正用部材によって、施錠装置におけるフック部材の被係合片への施錠状態を解除する行為をより確実に防止することができる。これにより、施錠装置を不正に操作して、外枠に対して本体枠を開けることにより、遊技機内における各種部品に不正を働くことを防止することができる。
なお、突出部は、外枠に対向する本体枠の部分の上下方向のほぼ全長に渡って形成することもできる。
上記外枠の両側枠部は、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属によって形成することができる。この場合には、必要な強度を確保して、外枠の側枠部をできるだけ薄く形成することができる。また、この場合には、加熱した熱線等の不正用部材によって、外枠の側枠部を溶かしてしまうことができず、遊技機における防犯性をより高めることができる。さらに、この場合には、外枠による開口領域を容易に拡大することができ、リサイクルにも容易に対応することができる。
また、上記外枠の側枠部は、押出成形による押出方向(上下方向)に向けて貫通する中空部を設けた形状に形成することもできる。この場合には、軽量化を図って、剛性の高い側枠部を容易に形成することができる。
上記外枠の上枠部及び下枠部は、発泡樹脂成形品(樹脂を発泡させて形成した成形品)によって形成することができる。この場合には、車両等によって外枠又は遊技機を運搬する際、又は遊技機をホールにおける島設備へ設置する際等に、上枠部又は下枠部へ釘等を貫通させて当該外枠又は遊技機を固定することができる。そのため、遊技機の運搬、設置等を容易にすることができる。
また、上記発泡樹脂成形品から形成した上枠部は、その下部に、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属から形成した金属製補強材を配設することによって補強することができる。
以下に、本発明の遊技機の外枠構造にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の遊技機1の外枠構造は、図2、図3に示すごとく、パチンコ遊技機において、四角枠形状を有する外枠2の前面側D1に、本体枠6を開閉可能に配設してなる。
外枠2における左右一対の側枠部3は、押出成形により形成してある。また、本例では、図1に示すごとく、右側(遊技機1の前面側D1から見た右側、以下同様。)の側枠部3(R)における本体部35の前方側端部301には、前方側端部301の左右方向Wの外側に形成した外側前面部31と、この外側前面部31の左右方向Wの内側に形成した内側前面部32と、本体部35とによって、本体枠6の裏面部61から突出する突出部712を収容する凹部33が形成してある。
図1、図2に示すごとく、内側前面部32の左右方向Wの外側面には、突出部712の後方側D2に位置する不正防止リブ34が突出形成してある。そして、本例の遊技機1の外枠構造においては、突出部712を凹部33内に収容して(突出部712を外側前面部31の左右方向Wの内側に対向させて)本体枠6を外枠2に閉じた状態において、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341が、突出部712の左右方向Wの外側端716よりも内側に位置している。また、本例の不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341は、突出部712の後方端部715の後方側D2に位置している。
以下に、本例の遊技機1の外枠構造につき、図1〜図9と共に詳説する。
本例において、前方側(前面側)D1とは、遊技機1を正面から見たときの遊技機1の手前側をいい、後方側D2とは、遊技機の奥側をいう。また、矢印Hは、上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは、左右方向(水平方向)を示す。
図2、図3に示すごとく、本例の本体枠6は、遊技領域を形成する遊技盤を取り付けるよう構成してあり、全周において外枠2の前面側D1に対面して、外枠2との間の隙間を閉じるよう構成されている。また、図示は省略するが、本体枠6の前面側D1には、ガラス板を設けて遊技盤の遊技領域が透視できるようにしたガラス扉が開閉可能に配設してある。
図3に示すごとく、本例の本体枠6は、遊技機1の正面(前面側D1)から見て左側端部が、外枠2の左側の側枠部3(L)に軸支されており、遊技機1の正面から見て右側端部の裏面部61(図2参照)には、外枠2に対して閉じた状態を施錠することができる施錠装置7が配設してある。また、本例の施錠装置7は、外枠2に対して本体枠6を閉じた状態で施錠すると共に、本体枠6に対してガラス扉を閉じた状態で施錠することができるよう構成されている。図示は省略するが、施錠装置7におけるキーシリンダー73にキーを挿入して、このキーを一方側に回したときには、外枠2に対する本体枠6の解錠が可能であり、キーを他方側に回したときには、本体枠6に対するガラス扉の解錠が可能である。
また、図2に示すごとく、施錠装置7は、本体枠6の裏面部61に固定したベース部材71と、ベース部材71に固定したキーシリンダー73に挿入したキーの操作を受けて、回動するフック部材72とを有している。フック部材72は、本体枠6の上下方向Hの2箇所に設けてあり、各フック部材72は、連結部材(図示略)によって連結されて、連動するよう構成されている。
本例の本体枠6の裏面部61に設けた突出部712は、施錠装置7のベース部材71に形成してある。
同図に示すごとく、ベース部材71は、本体枠6の裏面部61に固定した固定部711と、この固定部711の左右方向Wの外側の端部において、遊技機1の後方側D2に折曲形成された突出部712と、固定部711の左右方向Wの内側の端部において、遊技機1の後方側D2に折曲形成され、フック部材72を回動可能に支持するための支持板部713とを有している。本例のベース部材71は、その全長に渡って突出部712を形成してなる。そして、本体枠6を外枠2に閉じた状態において、外枠2の右側の側枠部3(R)において、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341と突出部712の後方端部715とは、上下方向H(図3参照)のほぼ全長に渡って対向する。
なお、突出部712は、被係合片37及びフック部材72の形成箇所に対応して、右側の側枠部3(R)の上下にのみ設けることもできる。
次に、本例の外枠2の構造について詳説する。
図5、図6に示すごとく、本例の外枠2における左右の側枠部3(R)、3(L)は、軽量化を図って剛性を高めるために、アルミニウム材料を押出成形してなる。各側枠部3の本体部35は、押出成形による押出方向(上下方向H)に向けて貫通する中空部351を設けた形状に形成してある。
図5に示すごとく、本例の右側の側枠部3(R)の本体部35は、前後に中空部351を有し、中空部351同士を連結板部352によって連結して形成してある。また、連結板部352からは、施錠装置7におけるフック部材72を係合させる被係合片37が、フック部材72の配設位置に対応して、左右方向Wの内側に向けて上下2箇所に設けてある(図7参照)。
図2に示すごとく、右側の側枠部3(R)において、外側前面部31及び内側前面部32は、前方側D1の中空部351の前面から前方側D1に向けて突出形成してある。
図6に示すごとく、本例の左側の側枠部3(L)の本体部は、仕切り板部353によって仕切って、前後に中空部351を形成してなる。左側の側枠部3(L)の本体部35には、外側前面部31が形成されているものの、内側前面部32は形成されていない。
図5、図6に示すごとく、本例の外枠2における上枠部4は、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を発泡剤によって発泡させて成形した上側の発泡樹脂成形品41の下部を、アルミニウムからなる金属製補強材42によって補強してなる。
また、各側枠部3と上枠部4とは、左右の上側角部に設ける上側金具43によって固定される。上側金具43は、上枠部4の上部に配置する上板部分431と、側枠部3の外側面に配置する側板部分432とを90°に屈曲させて形成してある。外枠2における各側枠部3の外側面には、側板部分432を前後において挟持して保持するための断面略C形状の保持部36が形成してある。
そして、側板部分432を保持部36に挿入して保持させた状態で、側板部分432を貫通して配置したビス48を側枠部3に螺合し、かつ、上板部分431及び上側の発泡樹脂成形品41を貫通して配置したビス48を金属製補強材42及び側枠部3に螺合することによって、各側枠部3と上枠部4との固定が行われる。
また、上側金具43の角部430と上側の発泡樹脂成形品41とには、互いに対向する位置に陥没凹部433と陥没凹部411とが形成してある。そして、上側金具43の陥没凹部433の裏面における凸部434と、上側の発泡樹脂成形品41の陥没凹部411とが係合することによって、上側の発泡樹脂成形品41に対する上側金具43の取付強度を向上させることができる。
また、図5、図6に示すごとく、上側の発泡樹脂成形品41の上面の端部には、上側金具43の上板部分431を配置する段差状面412が形成してある。上側金具43の上板部分431を段差状面412に配置したときには、この上板部分431の上面と上側の発泡樹脂成形品41の上面とがほぼ面一状態になる。
なお、左側の上側金具43には、本体枠6の上側を軸支する軸支部435が形成してある(図6参照)。
図7に示すごとく、本例の外枠2における下枠部5は、下側の発泡樹脂成形品51の上面に、樹脂製の幕板部材54を配置し、この幕板部材54の左右の端部に設けた下側金具53に左右の側枠部3を固定して形成する。具体的には、下側金具53は、側枠部3の内側面に対面配置する側板部分532と、側板部分532の上端から内側に折り返した上板部分531と、側板部分532の下端から内側に折り返した下板部分533とを備えた形状を有している。
各側枠部3を貫通するビス57を、各下側金具53の側板部分532に螺合し、下側の発泡樹脂成形品51を貫通するビス58を、各下側金具53の下板部分533に螺合することによって、側枠部3と下側の発泡樹脂成形品51との固定が行われる。
図7、図4に示すごとく、下側金具53における上板部分531と下板部分533との間に、幕板部材54の左右の端部541を挟持することにより、この幕板部材54を下側の発泡樹脂成形品51の上面に配置し、かつ、上板部分531を貫通する木ねじ591を幕板部材54に螺合すると共に、幕板部材54の裏面に設けられた取付部(図示略)を貫通する木ねじ592を下側の発泡樹脂成形品51に螺合することによって、幕板部材54を外枠2に取り付ける。図4は、幕板部材54を外枠2に取り付ける前の状態を示す。
なお、左側の下側金具53には、本体枠6の下側を軸支する軸支部535が形成してある。
また、本例の上枠部4の上側の発泡樹脂成形品41の上面には、シボ加工が行ってある。これにより、下枠部5をコンベヤや回転ローラ等で構成された遊技機組付装置に載置し、上枠部4の上方に押当て部材を押し当てて、外枠2を遊技機組付装置上を移動させる際に、シボ加工によって生じる摩擦力によって上枠部4と押当て部材とを滑り難くして適切に移動させることができる。
また、上枠部4及び下枠部5を、発泡樹脂成形品41、51を用いて形成したことにより、車両等によって外枠2又は遊技機1を運搬する際、又は遊技機1をホールにおける島設備へ設置する際等に、上枠部4又は下枠部5へ釘等を貫通させて当該外枠2又は遊技機1を固定することができる。そのため、遊技機1の運搬、設置等を容易にすることができる。
本例の遊技機1の外枠構造は、外枠2と本体枠6との間に形成される隙間から遊技機1の内部へ、可撓性を有する種々の不正用部材8を侵入させることを確実に防止することができる工夫を行なっている。
具体的には、図1に示すごとく、外枠2における不正防止リブ34は、内側前面部32の左右方向Wの外側面から突出形成してあり、本体枠6を外枠2に閉じた状態において、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341は、本体枠6に設けた施錠装置7のベース部材71における突出部712の後方端部715における外側端716と内側端717との間の厚み部分の後方側D2に位置している。
同図に示すごとく、遊技者等が遊技機1に不正を行うために、本体枠6の裏面部61と、外枠2の右側の側枠部3(R)の前方側端部301との間から可撓性を有する不正用部材8を侵入させるときには、凹部33内へ侵入した不正用部材8は、遊技機1の後方側D2へ侵入した後、凹部33の底部331によって遊技機1の前方側D1へUターンする(折り返される)。このとき、不正用部材8の先端81は、不正防止リブ34に当接して左右方向Wの外側W1へさらに折れ曲がる。これにより、不正用部材8は、不正防止リブ34よりも奥(外枠2と本体枠6の裏面部61とによって形成される遊技機1内の空間)へは侵入することができない。また、不正用部材8は、施錠装置7まで到達することができず、この施錠装置7に不正を働くことができない。
ところで、図8に示すごとく、内側前面部32に不正防止リブ34が形成されていない場合には、凹部33内へ侵入した不正用部材8の先端81Xは、遊技機1の後方側D2へ侵入した後、凹部33の底部331によってUターンして(折り返されて)遊技機1の前方側D1へ侵入し、さらに、遊技機1内の空間へ侵入することが可能になる。そのため、この場合には、遊技機1内の空間への不正用部材8の侵入を防止することはできない。そして、不正用部材8は、施錠装置7まで到達することが可能になり、この施錠装置7に不正を働くことを十分に防止することができない。
また、図1に示すごとく、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341Y(図1中、破線で示す。)が、突出部712の後方端部715の外側端716よりも左右方向Wの外側に位置する場合には、本体枠6の裏面部61と外枠2の側枠部3の前方側端部301との間から侵入する不正用部材8の先端81Yは、突出部712に沿って凹部33内に侵入した直後に、不正防止リブ34の前面側端面に当接して折れ曲がり、内側前面部32に当接してさらに折れ曲がって、不正防止リブ34と突出部712との間から遊技機1内の空間へ侵入することが可能になる。そのため、この場合にも、遊技機1内の空間への不正用部材8の侵入を防止することはできず、不正用部材8によって施錠装置7に不正を働くことを十分に防止することができない。
なお、図1、図8において、左右方向Wの外側をW1によって示す。
したがって、図1に示すごとく、上記不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341を、突出部712の後方端部715の後方側D2に位置させた本例の構成によれば、遊技機1内への不正用部材8の侵入をより確実に防止できることがわかる。
また、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341(図8中、破線で示す。)が、突出部712の後方端部715の内側端717よりも左右方向Wの内側に位置する場合にも、遊技機1内への不正用部材8の侵入を防止することが可能である。ただし、この場合、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341と、突出部712の後方端部715における内側端717との間に隙間が発生し、不正用部材8の侵入が可能になることもあり得る。そのため、図1に示したように、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341は、突出部712の後方端部715における外側端716と内側端717との間の厚み部分の後方側D2に位置させることが好ましい。
また、本例においては、外枠2の一対の側枠部3は、押出成形によって形成してある。そして、右側の側枠部3(R)においては、そのほぼ全長に渡って、外側前面部31、内側前面部32及び不正防止リブ34を容易に形成することができ、左側の側枠部3(L)においては、そのほぼ全長に渡って、外側前面部31を容易に形成することができる。
また、本例においては、遊技者等が外側前面部31と本体枠6の裏面部61との間に不正用部材8を挿入し易くするために、本体枠6を左右方向Wの内側へ押す際には、本体枠6の裏面部61から突出する突出部712が、内側前面部32に当接することができる。そのため、本体枠6を大きく左右方向Wの内側へずらすことができず、防犯性を高めることができる。
それ故、本例の遊技機1の外枠構造によれば、遊技機1内への不正用部材8の侵入を防止する不正防止リブ34の形成が容易であり、遊技機1内への不正用部材8の侵入をより確実に防止することができる。
また、図9に示すごとく、上記遊技機1の外枠構造は、左側の側枠部3(L)に採用することもできる。この場合において、左側(遊技機1の前面側D1から見た左側)の側枠部3(L)における本体部35の前方側端部301には、前方側端部301の左右方向Wの外側に形成した外側前面部31と、この外側前面部31の左右方向Wの内側に形成した内側前面部32と、本体部35とによって凹部33を形成する。また、内側前面部32の左右方向Wの外側面には、突出部712の後方側D2に位置する不正防止リブ34を突出形成する。この不正防止リブ34は、内側前面部32の前方側端部から形成することができる。
この場合にも、突出部712を外側前面部31の左右方向Wの内側に対向させて本体枠6を外枠2に閉じた状態において、不正防止リブ34の左右方向Wの外側端341は、突出部712の後方端部715の後方側D2に位置させる。また、本体枠6の裏面部61の枠部611は、外側前面部31の左右方向Wの内側に配置することができる。なお、図9における符号Oは、本体枠6の回転中心を示す。
この場合においても、上記遊技機1の外枠構造と同様の作用効果を得ることができる。
上述した遊技機1の外枠構造は、アレンジボール遊技機、遊技球を遊技媒体に使用するスロットマシン等のパチンコ遊技機以外の遊技機に採用することもできる。
また、遊技機1の外枠構造は、外枠2の枠部のすべて(一対の側枠部3、上枠部4、下枠部5)に採用することもできる。また、施錠装置7が取り付けられる右側の側枠部3(R)のみに採用することもできる。
また、上記本体枠6の裏面部61に設ける突出部712を、施錠装置7のベース部材71に一体的に形成することにより、ベース部材71を利用して容易に形成することができる。また、ベース部材71は、板金から形成されているため熱に強く、防犯に適している。また、不正行為がされ易い施錠装置7に上記外枠構造を採用することにより、防犯性を高めることができる。
なお、突出部712は、施錠装置7のベース部材71に一体的に形成するだけでなく、本体枠6の裏面部61から一体的に、又は本体枠6の裏面部61に施錠装置7とは異なる別部材を別途取り付けることにより形成することもできる。
また、上記側枠部3は、押出成形により全長に渡って同一断面形状に形成されるが、この同一断面形状は、必要に応じて適宜加工を施すことにより、断面変化部を有していることができる。
また、上記上側の発泡樹脂成形品41及び下側の発泡樹脂成形品51は、ポリ乳酸等の樹脂と植物繊維とをコンパウンドしたプラスチックにより成形することもできる。
実施例における、外枠における右側の側枠部の前方側端部の周辺を拡大して示す断面説明図。 実施例における、外枠における右側の側枠部の周辺を拡大して示す断面説明図。 実施例における、外枠を正面から見た状態で示す説明図。 実施例における、外枠を示す斜視図。 実施例における、外枠における上枠部と右側の側枠部との固定部分を示す分解斜視図。 実施例における、外枠における上枠部と左側の側枠部との固定部分を示す分解斜視図。 実施例における、外枠における下枠部と左右の側枠部との固定部分を示す分解斜視図。 実施例における、従来の右側の側枠部の前方側端部の周辺を拡大して示す断面説明図。 実施例における、外枠における左側の側枠部に不正防止リブを形成した場合の前方側端部の周辺を拡大して示す断面説明図。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 側枠部
3(R) 右側の側枠部
3(L) 左側の側枠部
301 前方側端部
31 外側前面部
32 内側前面部
33 凹部
331 底部
34 不正防止リブ
341 外側端
37 被係合片
4 上枠部
41 上側の発泡樹脂成形品
42 金属製補強材
43 上側金具
5 下枠部
51 下側の発泡樹脂成形品
53 下側金具
54 幕板部材
6 本体枠
61 裏面部
7 施錠装置
71 ベース部(ベース部材)
712 突出部
715 後方端部
72 フック部材
8 不正用部材
D1 前方側(前面側)
D2 後方側
W 左右方向
H 上下方向

Claims (2)

  1. 前面側に本体枠を開閉可能に配設してなる遊技機の外枠構造において、
    上記外枠の側枠部の少なくとも一方は、押出成形により形成してあり、当該側枠部における本体部の前方側端部には、該前方側端部の左右方向の外側に形成した外側前面部と、該外側前面部の左右方向の内側に形成した内側前面部と、上記本体部とによって凹部が形成してあり、
    上記内側前面部の左右方向の外側面には、上記本体枠の裏面部から突出する突出部の後方側に位置する不正防止リブが突出形成してあり、
    上記突出部を上記外側前面部の左右方向の内側に対向させて上記本体枠を上記外枠に閉じた状態において、上記不正防止リブの左右方向の外側端を、上記突出部の後方端部の左右方向の外側端よりも内側に位置させたことを特徴とする遊技機の外枠構造。
  2. 請求項1において、上記突出部は、上記外枠に対して上記本体枠を閉じた状態で施錠することができる施錠装置のベース部材に設けてあり、該ベース部材には、上記外枠において上記凹部を形成した側の側枠部の左右方向の内側面の上下2箇所に設けた被係合片に係合するフック部材が可動可能な状態で設けてあり、
    上記突出部は、上記被係合片及び上記フック部材の形成箇所に対応して、少なくとも上記側枠部の上下に設けてあることを特徴とする遊技機の外枠構造。
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