JP2009000037A - コンバインの排藁搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る排藁搬送装置の実施の一形態である排藁搬送装置16を具備するコンバインは、フィードチェン9の駆動軸の回転数を検知する回転数センサ51を具備し、排藁搬送装置16は、モータ40により駆動されるとともに、モータ40への出力電圧を、前記検知される回転数に応じてコントローラ50により変更するものである。
【選択図】図3
Description
また、排藁搬送装置に対する駆動力を、扱胴に対してフィードチェンとは反対側位置に位置させた伝動軸を介して、前記排藁搬送装置の搬送途中位置、もしくは搬送終端位置から入力することとした排藁搬送装置の構成技術は公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2に開示された構成では、上記の如く扱胴終端部に動力伝達機構を設けることがなく、係る場所への藁の堆積を防止できる。しかし、扱胴から排藁搬送装置に動力を伝達する構成であると、排藁量が多くなり排藁搬送装置の負荷が増加した場合、扱胴の回転数も低下するため、脱穀性能が低下する。また、排藁搬送チェーンで詰まりが生じた場合には、扱胴等も一緒に逆回転して詰まりを除去するため、大きな力が必要となっていた。
なお、以下において、図中における矢印Aの指す方向を前とし、前後方向を規定する。また、係る前後方向と水平方向に直交する方向を左右方向と規定する。
また、排藁処理装置17には、前述の如く、排藁カッターや拡散コンベヤ等の処理装置を具備し、フィードチェン9を介して搬送される排藁を受け継いでこれらの処理装置へ搬送する排藁搬送装置16(排藁搬送チェーン18)を具備する。排藁処理装置17には、処理室カバー30が開閉可能に設けられ、処理室カバー30の閉鎖により排藁処理装置17の上方を被覆する構成である。
処理室カバー30は、排藁処理装置17の上方を被覆するカバー部材である。排藁処理装置17の上方を除く部分は機体フレーム2等により覆われる。図3に示す如く、排藁処理装置17内の右側には、機体フレーム2に支持される支持フレーム32が配設される。支持フレーム32の前後両端部には、ブラケット33・33が固設され、ブラケット33・33には回動支軸34・34がそれぞれ回動自在に設けられる。処理室カバー30は、後端が幅広の略台形状とした板状部材を、左右方向のフレーム部材と前後方向のフレーム部材とを合わせた排藁支持フレーム35により支持される。排藁支持フレーム35の後部は、一対の左右フレーム36・36等により構成され、左右フレーム36・36の右端部に回動支軸34・34が設けられる。
以上の如く構成される排藁搬送チェーン18と、補助搬送ベルト19と、は略平行に一体的に連結固定して配置され、支持フレーム38に支持される。
なお、本実施例では、モータ40は、電気式のモータとしモータ40の出力軸41に減速ケースを接続する構成としたが、減速ケース付きのギアードモータで構成しても良く、正逆回転可能なモータ、かつ、十分な出力トルクを得られる構成であれば本実施例のものには限定されない。
なお、フィードチェン9の搬送速度を検知する手段として、本実施例では上記の如く駆動軸の回転数を検知して、搬送速度を予測する方法としたが、フィードチェン9の搬送速度と同調されるコンバインの走行速度から搬送速度を予測する方法でも、同じく搬送部8の搬送速度を検知する方法でも良く、フィードチェンの搬送速度を検知又は予測可能な構成であれば本実施例のものには限定されない。
このように構成することにより、排藁搬送速度の無段階の調整が可能となり、フィードチェン9の搬送速度と、排藁搬送装置16の搬送速度とを同調させることが可能となり、フィードチェン9から排藁搬送装置16への排藁の受け渡しをスムーズにできる。また、エンジン(不図示)から排藁搬送装置16への動力伝達機構を設ける必要がなくなり、該エンジンの動力低減を防止でき、従来扱胴終端部に設けられていた動力伝達機構が不要となり、係る場所への藁の堆積を防止できる。さらに、排藁搬送装置16に詰まり等が生じたときに、逆回転にすることによって容易に詰まりを排出除去することができる。
このように構成することにより、排藁搬送装置16始端部近傍の空間を利用でき、係る箇所に配設されるモータ40のメンテナンスが容易になり、メンテナンス性を向上できる。
このように構成することにより、回動支軸34・34近傍にモータ40を配設することにより処理室カバー30全体の重心を回動支軸34・34側に配置でき、処理室カバー30を開けて排藁処理装置17を開放する際の操作性を向上できる。また、排藁搬送装置16始端側の空間が大きく、排藁の詰まりが生じたときなどの係る箇所のメンテナンスが容易になる。
なお、本実施例に係る排藁搬送装置60を具備するコンバインの構成は前述の実施例1に係る構成と略同じであり、その他の構成についても実施例1と同一箇所についての説明は省略する。
そして、伝達軸62の他方には、スプロケット68が固設され、このスプロケット68と、排藁駆動軸69の一端に固設されるスプロケット70と、にはチェーン71が巻回される。排藁駆動軸69の他端にはベベルギア72が配設され、ベベルギア72の他端側には排藁入力軸73が接続される。この排藁入力軸73の他端は、補助搬送ベルト19に巻回されるスプロケットの内の一つのスプロケット47に固設される。
さらに、図7及び図8に示す如く、テンションアーム67は左右フレーム36に対して回動可能に構成され、テンションアーム67の中途部に、バネ(不図示)がテンションアームの長手方向と直交する方向に二つ設けられる。該バネのうちの一方は、機体フレーム2と連結され、テンションアーム67を初期位置に付勢するものであり、該バネのうちの他方は、図示せぬ操作ワイヤ、セクタギア等を介してクラッチモータ81に接続される。クラッチモータ81は、コントローラ80と接続され、コントローラ80からの制御信号を受けて前記セクタギア、操作ワイヤ、バネを介してテンションアーム67を引っ張り、テンションプーリ65がベルト66からの動力の伝達を受けない位置に移動させる、いわゆるベルトテンション式のクラッチを構成し、これを動力断接手段とするものである。なお、コントローラ80の構成は前述の実施例1に係るコントローラ50と略同じである。また、動力断接手段は、クラッチモータ81の代わりにシリンダ等を用いることも可能である。また、ベルトテンション式クラッチの代わりに電磁クラッチ等を用いることも可能であり限定するものではない。
そして、コントローラ80よりクラッチモータ81に制御信号を送ることにより、テンションプーリ65がベルト66からの伝達を受けない位置に移動されることによって、エンジンから排藁搬送装置60への動力を切断することが可能である(図7参照)。また、処理室カバー30を開放することにより、テンションアーム67が上方へ回動し、テンションプーリ65がベルト66から動力の伝達を受けない位置に移動することによって、エンジンから排藁搬送装置60への動力を切断する構成である(図8参照)。
フィードチェン9の駆動軸の回転数を検知する回転数センサ51を具備し、排藁搬送装置60は、エンジンの出力を処理胴22に伝達し、処理胴22と排藁搬送装置60との間に、処理胴入力軸22aからの動力伝達機構と、動力断接手段を設けるとともに、排藁搬送装置60にモータ40を付設して、前記検知される回転数に応じて前記動力断接手段による動力の断接、及びモータ40への出力電圧を、コントローラ80により変更するものである。
このように構成することにより、フィードチェンの搬送速度に適した排藁搬送速度を実現できる。また、扱胴終端部の動力伝達機構が不要となり、係る場所への藁の堆積を防止できる。
このように構成することにより、回動支軸34・34近傍にモータ40を配設することにより処理室カバー30全体の重心を回動支軸34・34側に配置でき、処理室カバー30を開けて排藁処理装置17を開放する際の操作性を向上できる。また、排藁搬送装置60始端側の空間が大きく、排藁の詰まりが生じたときなどの係る箇所のメンテナンスが容易になる。
16 排藁搬送装置
18 排藁搬送チェーン
19 補助搬送ベルト
40 モータ
41 出力軸
50 コントローラ
51 回転数センサ
Claims (5)
- 脱穀装置により脱穀された後の排藁をフィードチェンより受け継いで排藁処理装置に搬送するコンバインの排藁搬送装置であって、
前記コンバインは、前記フィードチェンの搬送速度を検知する手段を具備し、
前記排藁搬送装置を、モータにより駆動するとともに、
該モータの出力を、前記フィードチェンの搬送速度に応じて変更する手段を設ける、
ことを特徴とするコンバインの排藁搬送装置。 - 前記モータを、前記排藁搬送装置の始端側に配設する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁搬送装置。 - 前記モータを、前記排藁搬送装置の終端側に配設する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁搬送装置。 - 扱胴により脱穀された後の排藁をフィードチェンより受け継いで搬送するコンバインの排藁搬送装置であって、
前記コンバインは、前記フィードチェンの搬送速度を検知する手段を具備し、
エンジンの出力を処理胴に伝達し、該処理胴と前記排藁搬送装置との間に動力伝達機構と動力断接手段を設けるとともに、前記排藁搬送装置にモータを付設して駆動可能に構成し、
前記フィードチェンの搬送速度に応じて、前記排藁搬送装置を、モータまたは処理胴からの動力の、何れか一方又は両方により駆動する、
ことを特徴とするコンバインの排藁搬送装置。 - 前記モータを、前記排藁搬送装置の終端側に配設する、
ことを特徴とする請求項4に記載のコンバインの排藁搬送装置。
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