JP2008535453A - シャフトと磁極部材の間に中間スリーブが配置された回転電気機械用ロータ、およびロータの製造方法 - Google Patents

シャフトと磁極部材の間に中間スリーブが配置された回転電気機械用ロータ、およびロータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁極部材とコアの中心を、シャフトの回転軸に十分な精度で合わせることができ、かつ、機械加工時間を短縮し、さらに、より小さな力でシャフトを磁極部材に嵌合できるロータを提供する。
【解決手段】 ロータ12は、中心シャフト14と、シャフト14と同軸上に配置される環状のコア36と、コア36およびコイル34の軸方向の両側に設けられる2つの磁極部材20、22とを備え、シャフト14は、ロータ12の少なくとも1つの部品58、36上の固定用の孔59に、軸方向に力を加えることによって嵌合される、少なくとも1つの駆動部57を備えている。これによって、ロータ12の2つの磁極部材20、22のうち少なくとも1つがシャフト14に固定される。半径方向に各磁極部材20、22と中心シャフトとの間に、中間スリーブ58が配置され、磁極部材20、22が取り付けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば自動車用の、オルタネータ、またはオルタネータスタータ等の回転電気機械用のロータに関する。
本発明は、具体的には、
中心シャフトと、
中心シャフトと同軸上に配置されている環状のコアと、
コアの周囲に半径方向に設けられているコイルと、
コアおよびコイルの軸方向の両側に、2つの磁極部材とを備えるロータであって、
中心シャフトは、半径方向の断面の外縁部が平らでない、少なくとも1つの駆動部を備え、駆動部は、ロータの少なくとも1つの構成部品の固定用の孔に、軸方向に力を加えることによって嵌合され、これによって、少なくともロータの2つの磁極部材が回転可能にシャフトに固定されていることを特徴とする、例えば自動車用のオルタネータ、またはオルタネータスタータ等の回転電気機械用のロータに関する。
この種類のロータとして知られているものに、コアが、軸方向に2つの独立した部分に分割され、各コア部が、磁極部材の1つと一体に形成されているロータがある。
ロータを組み立てる場合、まず、コイルの両側に2つのコア部を配置し、互いに押圧する。このようにして、コアの対向する2つの内側の半径方向の面を互いに押圧し、コアを介して最適な磁束路が得られるよう、2つの面をしっかり当接させる。
なお、片方のコア部を、他方のコア部と角度をつけて配置するには、押圧時に、2つの磁極部材の間に、一時的に指を挟みこむことよって行う。
さらに、2つのコア部は、押圧時に、コイルが半径方向に変形してコアの周囲に固定され、コアと回転方向に一体化するよう、円錐形をしている。
次に、力を加えて、中心シャフトを、磁極部材の孔に嵌合する。孔に嵌合される中心シャフトの駆動部は、磁極部材とシャフトとを回転可能に固定するために、たとえば、丸溝状またはセレーション状に刻み付けした凹凸面を有している。
ロータの他の公知の形態によると、コアは、2つの磁極部材とは別体の、1つの部分から構成されている。まず、コアの周りにコイルを巻き付ける。次に、コアの両端に、磁極部材を軸方向に配置する。さらに、磁極部材の内側の半径方向の面をコアに押圧することによって、コアと各磁極部材との間に最適な磁束路が形成されるよう、磁極部材に、軸方向の力を加える。
磁極部材を応力に晒している間に、力を加えることによって、中心シャフトの駆動部を、磁極部材と中心の管に嵌合する。
フランス国特許公開第2774524号公報 フランス国特許公開第2745445号公報(米国特許第6002219号公報) 米国特許公開第2002−0175589号公報 欧州特許第0454039号公報 フランス国特許公開第2784248号公報 フランス国特許公開第2737063号公報 フランス国特許公開第2710200号公報 国際公開第WO2004/106748号公報
しかしながら、上述の2つの公知の実施の形態によると、中心シャフトの駆動部は、セレーションが存在するため、磁極部材の中心およびコアの中心、あるいはそのいずれかを、十分な精度でシャフトの回転軸に合わせることができない。実際に、各磁極部材の中心に設けられた孔は、半径方向に塑性的に変形し、その変形は一様ではない。これは、セレーションが、磁極部材とコアの中心に設けられた孔を一様に貫通しないためである。
このように、中心が合わない配置を補正するために、ロータの外縁部とシャフトの回転軸とが同心に配置されるよう、磁極部材を取り付けた後、磁極部材の外周面に機械加工を施す必要がある。
この機械加工においては、高熱の削りくずが巻線に付着し、巻線を破損させる恐れがある。
さらに、潤滑剤を使用すると、コイルを傷める恐れがあるため、機械加工では潤滑剤を使用することができない。したがって、この機械加工には、長い時間と、高いコストがかかることとなる。
さらに、磁極部材を、軸方向に互いに押圧するのに力が必要なため、各磁極部材の軸方向の位置を、互いに正確に合わせることができない。
それに加え、一般的に、中心シャフトの駆動部のセレーションは、軸方向に沿って、正確な直線状に配置されておらず、わずかに、シャフトの周囲を取り巻く螺旋状になっているという欠陥がある。したがって、中心シャフトの駆動部を磁極部材に嵌め込み、互いに押圧する際、セレーションが螺旋状をしているため、各磁極部材の孔とシャフトの間に捻り方向の力が生じ、軸方向の力を解除したときに、2つの磁極部材が、互いに対して相対的に回転する原因となる。
このように、磁極部材が相対的に移動してしまうため、磁極部材の位置、特にその歯の部分が、円周方向にずれてしまう。
さらに、中心シャフトを嵌合する前に、磁極部材を互いに押圧すると、その素材が、内側の孔に入り込んでしまうことがある。その結果、磁極部材に設けられた孔の内径が小さくなる。したがって、中心シャフトを磁極部材に嵌合するのに、より大きな力が必要になる。中心シャフトの後端は、スリップリングを取り付けるために、直径が小さくなっているので、中心シャフトが曲がりやすくなる。
上記の問題を解決するために、本発明では、各磁極部材と中心シャフトとの間に、半径方向に、少なくとも1つの中間スリーブを配置し、この中間スリーブ上に磁極部材を取り付け、中心シャフトの駆動部を、中間スリーブまたはコアに設けた固定用の孔に、軸方向に嵌合することを特徴とする、上記の種類のロータを提案するものである
本発明によると、ロータの励磁コイルを取り付ける前に、磁極部材の外周面、すなわち、ロータのツメの外周面に機械加工を施すことができるため、削りくずが飛び散って、励磁コイルが破損してしまう危険性を回避することができる。また、機械加工に潤滑剤を使用できるため、加工用機械の寿命を長くする効果がある。
また、その後ロータを機械加工しなくても、回転電気機械に配置する固定子本体の内周と、当該回転電気機械のロータの外周の間に、隙間を設けることができる。
本発明のある態様によると、特許文献1に記載される通り、磁極部材の外周面に発生する渦電流を断絶するために、機械加工を施すことによって、事前にロータの外周に螺旋状の溝を設けることも可能である。
さらに、スリーブの外周面であれば容易に機械加工ができるため、スリーブの中心を、中心シャフトの軸とより良く一致させることができる。また、中心合わせのためのスリーブに取り付ける前に、磁極部材にも機械加工を施すことができる。
さらに、さまざまな大きさの磁極部材を取り付けるために、1つまたは複数の中間スリーブの外径を標準化することができる。
本発明のある態様によると、中心を合わせるための中間スリーブは、中心シャフトと別体であることを特徴とする。
したがって、本発明によると、従来の技術と同じ中心シャフトを使用することができる上、中間スリーブに中心シャフトを装着するのに必要な力を低減することができため、シャフトの後端部の形状も維持することができる。
他の形態によると、各磁極部材にはコア部が設けられ、このコア部が、中心を合わせるためのスリーブに嵌合する。ここで、コア部と嵌合するスリーブは、中心シャフトから突出し、表面が平らである。各スリーブは、中心シャフトの平らでない駆動部の延長線上に設けられ、駆動部は、スリーブ部とは軸方向にずれた位置に設けられる。
この場合、中心シャフトの2つのスリーブのうち、第1のスリーブの外径は、中心シャフトの第2のスリーブの外径よりも大きくなっている。なお、それと嵌合する、コアの第1の部分とコアの第2の部分の内径も同様である。
このように、直径に段差をつけることによって、中心シャフトの平らでない部分を、対象のコア部に力を加えて嵌合することができ、これにより、中心シャフトの最も外径が小さいスリーブ部と、それに対応する平らでない駆動部とが、コア部の内径が最も大きい部分を通過する。
磁極部材の外側の直径を、事前に機械加工できるよう、中心シャフトの平らでない部分の軸方向の長さは、短くなっている。
ロータの他の特徴として、次のことが挙げられる。これらは、それぞれ独立して、または組み合わせて適用することができる。
対応する磁極部材が、中心シャフトと同軸上に配置されるよう、中間スリーブは、中心シャフトと同軸上に配置される円筒状の表面を有し、円筒状の表面は、各磁極部材に対応し、その対応する各磁極部材に設けられた補完的な円筒状の中心孔に嵌合されている。
中間スリーブは、コアとシャフトとの間に配置されている。
コアは、少なくとも部分的に、磁極部材の1つと一体に形成されている。
コアは、少なくとも2つの軸方向に独立した部分から構成され、コアの各部分は、隣接する磁極部材と一体に形成されている。
コアと磁極部材とは、独立した部品である。
ロータは、スリーブを1つ備えている。
ロータは、スリーブを複数備えている。
シャフトは、直接コアに嵌合されている。
ロータは、少なくとも2つのスリーブを備え、各スリーブは、1つの磁極部材と対応づけられ、コアの軸方向の両側に配置されている。
スリーブは、コアと一体に形成され、1つのハブを形成している。
ロータは、中心シャフトに沿って、磁極部材の互いの軸方向の位置を合わせるための手段を備えている。
各磁極部材は、コアの外側の半径方向の面と軸方向に当接する、内側の半径方向の面を備えている。
各コア部は、互いに軸方向に当接する、内側の半径方向の面を備えている。
ロータは、中心シャフトの軸を中心に回転するよう、磁極部材を中間スリーブに接続する手段を備えている。
磁極部材と中間スリーブとは、溶接により互いに固定されている。
磁極部材と中間スリーブとは、圧接により互いに固定されている。
磁極部材またはスリーブは、他の部分と圧接するための円弧状の面取り部を備えている。
スリーブは、強磁性の素材で製造されている。
また本発明は、下記のステップから構成される、上記のロータを製造する方法をも提案するものである。
コアを取り付けるステップと、
コイルを取り付けるステップと、
各磁極部材を取り付けるステップと、
各磁極部材の中心が、中心シャフトの中心と合うように調整するステップと、
磁極部材の軸方向の互いの位置を調整するステップからなっている。
この方法は、中間スリーブに対応する1つまたは複数の磁極部材を取り付ける前に、中間スリーブを取り付けるステップを含むことを特徴としている。
ある態様では、中間スリーブは、磁極部材とは別体として構成され、取付けのステップでは、軸方向に力を加えて駆動部を、中間スリーブの孔に嵌合する。
本発明の別の態様による方法は、
中心を調整するステップは、各磁極部材と嵌合可能な、1つまたは複数の円筒状の表面を形成するために、スリーブを機械加工する第1の作業を含み、
スリーブを機械加工する作業は、スリーブを取り付けるステップの後に実施され、
各磁極部材を取り付けるステップは、スリーブの対応する円筒状の表面を、各磁極部材の孔に嵌合する作業からなり、
各磁極部材の中心を調整するステップは、各磁極部材の孔を機械加工する、第2の作業を含み、
各磁極部材の中心を調整するステップは、各磁極部材の外側の円筒状表面を機械加工する、第3の作業を含み、
各磁極部材の軸方向の位置を調整するステップは、磁極部材の内側の半径方向の面を機械加工する、第1の作業を含み、
軸方向の位置を調整するステップは、各磁極部材を取り付けるステップの前に、コアの外側の半径方向の面を機械加工する、第2の作業を含み、
コアの外側の半径方向の面を機械加工する第2の作業は、コアを取り付けるステップの後に実施し、
コアを取り付けるステップは、磁極部材を取り付けるステップと同時に実施され、
中間スリーブを取り付けるステップは、コアを取り付けるステップと同時に実施され、シャフトの駆動部をコアの孔に、軸方向に嵌合することからなり、
シャフトとの回転および平行移動に関して、各磁極部材を対応する中間スリーブと一体化する最後のステップを含んでいる。
本発明に係るその他の特徴および効果を、図面を参照して以下に説明する。
以下の説明では、同等の部分、類似の部分、または同一の部分に対しては、同じ符号を使用する。
また、以下の説明では、軸方向および半径方向は、それぞれ、図1の矢印「A」および「R」で示す。
さらに、コアの中心に向かう半径方向の面を「内側の面」と呼び、その逆の方向に向いている面を「外側の面」と呼ぶものとする。
したがって、内側および外側の半径方向の面とは、コアの軸方向の端面を指す。
同様に、シャフトの回転軸に向かう軸方向の面を「内側の面」と呼び、その逆の方向を向いている面を「外側の面」と呼ぶものとする。
図1は、従来の回転電気機械を示す図である。この場合、オルタネータモードで機能する熱機関を備える自動車用の多相型内部換気装置を備えるオルタネータである。当然のことながら、オルタネータは、反転可能であってもよく、特に、特許文献2に開示されているような自動車の熱機関を始動するための、電気モータモードで動作するオルタネータスタータであってもよい。
この機械が、オルタネータモードで動作すると、他のオルタネータと同様に、機械的エネルギーが電気的エネルギーに変換される。他方、この機械が、電気モータモード、特に自動車の熱機関を始動するためのスタータモードで動作すると、電気的エネルギーが機械的エネルギーに変換される。
この機械は、基本的に、カバー10と、その内部に配置され、回転できるよう中心シャフト14(ロータシャフトという)と一体化されたロータ12と、ロータ12の周囲に配置された固定子16から構成されている。固定子16は、金属板を重ね合わせた本体から構成されている。この本体には、たとえば、半分閉じられた形状の窪みが設けられ、この窪みに固定子コイル18が取り付けられている。この固定子コイル18により、固定子16の軸方向の各面に、コイル端部が形成されている。
固定子コイル18は、たとえば、スター結線またはデルタ結線により接続された、三相の巻線から構成され、その出力は、ブリッジ整流器(図示せず)に接続されている。ブリッジ整流器は、MOSFET型のダイオードやトランジスタ等の整流素子から構成されている。特に、機械が反転可能である場合、たとえば、特許文献2に説明されているようなオルタネータスタータから構成されている。
巻線は、絶縁膜で覆った、電気伝導性を有する連続的なワイヤから構成され、固定子16の本体上の対応する窪みに取り付けられている。
図示していない変形例では、巻線は、固定子16の本体の窪みをよりよく埋めるよう、たとえば溶接等によって互いに接続された、ピン等の棒状の伝導体から構成されている。
図示していない別の変形例によると、リップルと磁気ノイズを低減するために、固定子コイル18は、複合型固定子巻線装置を構成する、2組の三相巻線から構成されている。ここで巻線は、たとえば、特許文献3、特許文献4、特許文献5に示されているように、電気的に30°ずらしてある。この場合、ブリッジ整流器は2つ設けられ、三相巻線のスター結線、およびデルタ結線、あるいはそのいずれかのすべての組み合わせが可能である。
また、ある変形例によると、固定子の巻線は、五相である。
一般的に、オルタネータは多相型であり、ブリッジ整流器は、特に、自動車のバッテリー(図示せず)を充電し、自動車の車載システムの負荷を電気消費素子に供給するために、固定子16の巻線によって生成される交流を直流に整流する。
図示の例では、ロータ12は、たとえば、特許文献3および特許文献4に記載されるような、2つの磁極部材20、22から構成されている、ツメを備えたロータとして製造される。ここで、磁極部材20、22は、軸方向に並置され、ツメ26の外周には、それぞれ、横方向の環状のフランジ24が設けられている。
各ツメ26は、フランジ24の平面の、横方向に配置された移行部28を備えている。移行部28は、その外縁まで、全体的に軸方向に配置される歯30によって広がっている。
歯30の外側の面32と、固定子16の本体の内周面との間には、環状の隙間が存在する。
歯30は、全体的に、台形または三角形をしており、その軸は、向き合う磁極部材20、22のフランジ24の方向を向いている。磁極部材20、22の歯30が互い違いに配置されるよう、磁極部材20、22の一方の歯30は、他方の磁極部材20、22の、隣接する2つの歯30の間の空間に配置されている。
励磁コイル34は、磁極部材20、22それぞれのフランジ24の間に、軸方向に配置されている。また、励磁コイル34は、ロータ12における円筒形の環状コア36の部分に保持されている。環状のコア36は、中心に孔37を有し、シャフト14と同軸上に配置されている。コア36は、軸方向に独立した2つの部分から構成され、各コア36は、図1に示すように、それぞれ対応する磁極部材20、22と一体に形成されている。
図示されていない変形例によると、中心のコア36は、コア36の軸方向の両側に配置されている磁極部材20、22とは別体の、1つの部材から構成されている。
以下の説明では、「コイル」は、別途明記してある場合を除き、固定子コイル18ではなく、励磁コイル34を指す。
すなわち、コイル34は、磁極部材20、22のツメ26と中心コア36の間に、半径方向に形成される空間に配置されている。
磁極部材20、22およびコア36は、強磁性の材料から製造され、その同軸上を、同じく強磁性の材料から製造されるロータの中心シャフト14が貫通していることが好ましい。このために、各磁極部材20、22は、フランジ24を軸方向に貫通する中心孔38を有し、その延長線上には、該当する側のコア36の孔37が設けられている。
図1において、励磁コイル34のワイヤは、電気的な絶縁体(図示せず)からなる支持部の周りに巻きつけられている。なお、この絶縁体は、コア36の外周に、力を加えることにより取り付けられる。
この支持部の断面は、コイル34を磁極部材20、22のフランジ24から絶縁するために、ほぼU字形をしている。
図示しない、コア36が単一の部材からなる変形例によると、コイル34のワイヤは、コア36に固定された絶縁体上に巻きつけられ、磁極部材20、22のフランジ24および歯30に接触しないように調整されている。
励磁コイル34が活性化されると、すなわち、電気が供給されると、強磁性の材料からなる磁極部材20、22およびコア36は帯磁し、磁極部材20、22の歯30を備えるツメ26に磁極が形成され、ロータ12は誘導ロータとして機能する。
誘導ロータ12は、シャフト14が回転すると誘導される誘導交流電流を、固定子16に生成する。
ロータ12のシャフト14の前端には、プーリ40が設けられている。プーリ40は、オルタネータと自動車の熱機関の間に設けられた少なくとも1つのベルト(図示せず)によって運動を伝達する装置に帰属している。また、シャフト14の後端には、ロータ12の励磁コイル34の端に、ワイヤ(図示せず)で接続された、スリップリング42が保持されている。
一般的に、44で示されたブラシ保持部に設けられたブラシは、スリップリング42上を摺動して、コイル34に電流を供給するよう配置されている。ブラシ保持部44は、電圧調整器(図示せず)に接続されている。
カバー10は、ここでは前側の軸受46と後ろ側の軸受48の2つの部分から構成されている。前側の軸受46は、プーリ40に隣接して配置されている。後ろ側の軸受48には、ブラシ保持部44と、通常、ブリッジ整流器および電圧調整器が設けられている。軸受46、48は、空洞状で、ロータ12のシャフト14を回転可能なように取り付けられるよう、それぞれの中心に、玉軸受50、52を備えている。
オルタネータは、冷却装置も備えている。
たとえば、図1に示すように、空気を循環させてオルタネータを冷却できるよう、軸受46、48には、孔が開けられている。このために、ロータ12の、軸方向の少なくとも片方の端部に、空気を循環させるためのファンが取り付けられている。図示の例では、第1のファン54がロータ12の前面に配置され、より強力な第2のファン56が、ロータ12の背面に配置されている。各ファン54、56には、複数の羽根58、60が、フランジ24の半径方向の外側の面に固定されている。
図示されていない変形例によると、オルタネータは、熱を移動する液体によっても冷却可能である。この場合、カバー10には、熱を移動する液体を流すために、適切な循環路が設けられる。
なお、ここで説明する実施の形態では、ロータ12の各磁極部材20、22には、それぞれ歯30が8つ設けられており、したがって、8対の磁極が形成されている。したがって、特許文献6に記載されている通り、三相の巻線を1セット、または三相の巻線を2セット有する固定子16の本体には、窪みが48個設けられている。また、特許文献3および特許文献4に開示された解決策では、窪みが96個設けられている。当然のことながら、ロータ12には、用途に応じて、異なる数の磁極対を設けることができる。たとえば、他の変形例として、ロータの各磁極部材には、6対の磁極が形成される6つの歯を設け、固定子には、36または72の窪みを設けることができる。
図示しない変形例においては、公知のように、たとえば、特許文献5に開示される通り、ロータ12の固定子16の周囲の、2つの隣接する歯30の間に特定の数の永久磁石を設けることによって、機械の性能、特に、能力と効率を改善することができる。なお、永久磁石は、ロータ上の磁極の数以下の個数だけ設け、ロータの軸に対して対称となるよう配置されている。たとえば、磁極が8対ある場合には、4、6、または8対の永久磁石を設ける。
シャフト14は、公知の通り、半径方向に、平らでない駆動部57を備えている。駆動部57は、図1に示す通り、軸方向にセレーションを有した、凹凸のある部分で、磁極部材20、22とコア36とを固定し、駆動するために設けられている。したがって、磁極部材20、22およびコア36は、力を加えて、より硬いシャフト14に嵌合する。このように、力を加えて、シャフト14を、磁極部材20、22とコア36に回転可能に固定すると、磁極部材20、22の中心の孔と、コア36には、シャフト14のセレーションによって、溝が形成される。
上述した通り、ロータ12を上記のような設計にすると、ロータ12を製造する際に問題が生じる。
したがって、本発明は、図2〜図6に示すロータ12を提案するものである。ロータ12は、半径方向に各磁極部材20、22と中心シャフト14の間に配置された、少なくとも1つの中間スリーブ58を備え、この中間スリーブ58の上に、磁極部材20、22が取り付けられている。
図2〜図5では、駆動部57は、シャフト14とは別体の中間スリーブ58に設けられた固定孔59に、力を加えることによって嵌合される。
図6に示す実施の形態によると、シャフトは、コアに設けられた固定用の孔に、軸方向に力を加えることによって嵌合され、中間スリーブは、シャフトから突出した形で形成され、固定用の孔に対して、軸方向にずれた位置に配置されている。
図2〜図5において、中間スリーブ58は、中心シャフト14の平らでない駆動部57と、少なくとも1つの磁極部材20、22の固定用の孔38との間に、半径方向に配置されている。中間スリーブは、後述する通り、シャフト14と同軸上に配置された、円筒状の表面60を有している。中間スリーブ58は、対応する磁極部材20、22の中心に設けられた円筒状の孔38、138に嵌合し、磁極部材20、22を、シャフト14と同軸上に配置る役割を果たす。
ここで、図1に示すように、駆動部57には、凹凸が設けられていて、平らでない。凹凸は、図1のように、ギザギザの凹凸条からなっている。
図2に示す本発明の第1の実施の形態においては、ロータ12は、図1に示すロータ12と類似している。すなわち、ロータ12は、中心シャフト14と、コア36の軸方向の両側に設けられた2つの磁極部材20、22と、コア36の周りに半径方向に配置された励磁コイル34とから構成されている。
しかしながら、このロータ12は、中間スリーブ58を備えている。中間スリーブ58の中心には、固定用の孔59が設けられている。なお、スリーブ58の固定用の孔59には、シャフト14の駆動部57が、力を加えて嵌合されている。
駆動部57は、刻み付けしたセレーション状の凹凸部を有している。
スリーブ58は、ここでは、軸方向に配置された、スリーブ58の円筒状の外周表面となる円筒状の表面60を有している。本発明によると、円筒状の表面60は、後述する通り、シャフト14の回転軸と同軸上に配置され、磁極部材20、22に嵌合するよう設計されている。
本発明のこの実施例によると、スリーブ58は、コア36にも嵌合し、半径方向にシャフト14とコア36の間に配置されている。ここで、コア36は、2つの部分、すなわち、2つの片方の部材から構成され、各部分は、それぞれ、磁極部材20、22と一体に形成されている。
このために、円筒状の表面60の半径方向の断面は、磁極部材20、22の中心の孔38の半径方向の断面に嵌る形状をしている。具体的には、表面60の半径方向の断面は円形をしており、軸方向に配置された、中心の孔38を形成する磁極部材20、22の内周面に密接に当接している。したがって、中心の孔38は、シャフト14と同軸上に位置している。
スリーブ58の円筒状の表面60は、磁極部材20、22の中心に設けられたそれぞれの孔38と、したがって、ここでは、2つの片方の部材から構成され、磁極部材20、22と一体に形成されたコア36の中央の孔に嵌合している。これにより、スリーブ58は、シャフト14の駆動部57と、半径方向に磁極部材20、22の間に配置されている。ここで、スリーブ58は、半径方向に駆動部57とコア36との間にも配置されている。
より厳密には、図2および図3では、図1と同様に、駆動部57は2つ設けられ、それぞれ、軸方向の長さが異なっている。すなわち、前側の駆動部は、後ろ側の駆動部よりも長くなっている。
前側の駆動部57の軸方向の前端は、前側の磁極部材20とスリーブ58の前端から、軸方向にはみ出している。この前側の駆動部57の後端部は、後ろ側に向かって、片側のコア36の内側の半径方向の面62の位置辺りまで延びている。この片側のコア36は、前側の磁極部材20から突き出ており、その内側の半径方向の面62は、この片側のコア36と、前側の磁極部材20の軸方向の後端面を構成している。
図1と同様に、後ろ側の駆動部57の後端部は、シャフト14上に設けられた環114の肩の辺りまで延びている。なお、この環114は、スリップリング42に隣接している。すなわち、シャフト14の後端部に隣接して設けられている。
当然のことながら、変形例として、後ろ側の駆動部57を省略してもよい。これはすべて、伝達されるトルクによる。
スリーブ58の後端部は、環114の肩の部分に当接している。より厳密には、環114の前面に当接している。スリーブ58の前端部は、図1の環状の補強部150に当接するよう設計されている。補強部150は、スリーブ58の前端部と、軸受50の間に軸方向に設けられている。
したがって、スリーブ58は、環114の肩と、補強部150との間に、軸方向に締め付けるようにして取り付けられ、磁極部材20、22の応力を軽減するよう設計されている。
この例示的な実施の形態において、シャフト14の前端部は、以下に説明する方法で、スリーブ58に嵌合される。環114は、シャフトが、スリーブ58に対して相対的に、軸方向にずれてしまうことを制限するものであり、ここでは、その外径は、図2および図3に示す、管状のスリーブ58の外径よりも小さくしてある。
スリーブ58の軸方向の長さは、少なくとも、コア36の軸方向の長さと、各磁極部材20、22の固定用の孔38の軸方向の長さを足した長さに等しい。ここで、スリーブ58の軸方向の各端部は、対応する磁極部材20、22のフランジ24の外側の半径方向の面と同じ、半径方向の平面上に配置されている。
なお、補強部150は、ある変形例によると、前側の磁極部材20のフランジ24の内側の周辺に当接させることが可能である。
ここで、スリーブ58は、単一の部材から構成されている。しかしながら、ロータ12に複数のスリーブ58を設け、シャフト14の片方の端から、他の端まで、並べて配置することも可能である。
スリーブ58は、強磁性の材料、好ましくは磁極部材20、22およびコア36と同じ材料で製造するのが有利である。
ロータ12は、磁極部材20、22を互いに、シャフト14に沿って軸方向に位置合わせするための手段を備えている。
第1の実施の形態によると、磁極部材20、22は、対向する片側のコア36それぞれの半径方向の内側の面62、64により、軸方向の位置が合わされる。内側の面62、64は、磁極部材20の軸方向の後端と、磁極部材22の軸方向の前端の境界面を、それぞれ構成する。磁極部材20、22をシャフト14に取り付けると、対向する片側のコア36の半径方向の内側の面62、64は、互いに当接するため、磁極部材20、22の軸方向の位置を合わせることができる。
なお、各磁極部材20、22のそれぞれ軸方向の後端面および軸方向の前端面は、面取り加工が施されており、スリーブ58を取り付けやすくなっている。この面取り部は、連続的であると有利である。
ある変形例によると、磁極部材20、22には、取り付け用の面取りが施されていない。
さらに、ロータ12は、磁極部材20、22を、回転可能に中間スリーブ58に接続する手段を備えている。なお、ここでは、中間スリーブ58は、シャフト14の駆動部57に回転可能に接続されている。
ここで(図2〜図4)、各磁極部材20、22のそれぞれ軸方向の後端および軸方向の前端には、接続用の面取り部66が設けられている。
したがって、図2および図3に示すように、各磁極部材20、22には、面取り部が2箇所設けられている。すなわち、接続用の面取り部66と、連続的な取り付け用面取り部である。
したがって、各磁極部材20、22の中心に設けられた孔38の外側にある、円形の縁を構成する、少なくとも1つの円弧部に、接続用の面取り部66が設けられている。
図4に示すように、接続用面取り部66は、スリーブ58の変形した材料を圧接することにより、スリーブ58と嵌合する。このために、スリーブ58は、特に圧接加工に適した軟鉄等の延性のある強磁性の材料で製造することが有利である。スリーブ58の硬度は、強磁性の材料で作られた中心シャフト14よりも低くなければならない。
さらに、各面取り部66は、2つの半径方向の端面68で区切られた、ほぼ半円状の2つの環状の部分から構成されている。これにより、磁極部材20、22がシャフト14を中心に回転するように、磁極部材20、22がスリーブ58に固定される。したがって、各磁極部材20、22が回転するように、磁極部材20、22をスリーブ58に固定するには、各面取り部66は、各磁極部材20、22の中心の孔38の円周全体にわたって設けるのではなく、中心の孔38の円周を構成する円弧上に限定して、配置することが重要である。
各環状の面取り部66は、スリーブ58の材料により埋められる。これは、圧接加工によって、面取り部66に形成された空洞部に、材料が入り込むことにより実現される。
ある変形例では、面取り部66は、2つを越える部分、たとえば、3つまたは4つの部分から構成されている。
圧接加工を行うことにより、軸方向の固定が可能となる。言い換えると、磁極部材20、22を、スリーブ58に固定することが可能となる。
図示されていない本発明の変形例によると、接続用の面取り部は、スリーブ58の材料が流れ込む窪みで代用、もしくは補完される。したがって、面取り部66の円周上の長さは、用途によって異なる。特に、各面取り部の間に窪みがあるかどうかによって異なる。
図示されていない本発明のある変形例によると、スリーブ58の表面60の、各軸方向の端部の外側の縁に、少なくとも2つの部分または窪みが設けられるよう、構造が反転される。この場合、各磁極部材20、22は、面取り部66または窪みの部分で圧接される。
図2〜図4において、ロータ12の厚さ、すなわち、前側の磁極部材20の前面から、後ろ側の磁極部材22の背面の距離は、スリーブ58によって正確に調整することができる。
図5に示す本発明の他の変形例によると、各磁極部材20、22は、中間スリーブ58に溶接により固定されている。したがって、溶接部69は、連続していることが好ましいが、磁極部材20、22の中心に設けられた孔38の外側の縁の周囲と、対応するスリーブ58との間に設けられている。なお、溶接は、たとえば、TIG溶接またはレーザ溶接などが可能である。
図2および図3における実施の形態と比べると、コア36は、この場合、スリーブ58と一体化されており、その中心部を形成している。
具体的には、この実施例では、図2および図3のスリーブ58とコア36の代替として、ハブ158が設けられている。このハブ158は、前側の中間スリーブ58と、後ろ側の中間スリーブ58に対し、半径方向に突出した中心のコア36から構成されている。
前側のスリーブ58は、前側の磁極部材20の取り付け専用に設けられ、後ろ側のスリーブ58は、後ろ側の磁極部材20の取り付け専用に設けられている。
中間スリーブ58は、コア36の軸方向の両側に、配置されている。
したがって、磁極部材20、22は簡素化され、ここでは、138という参照符号が付された各磁極部材の中心の孔は、各磁極部材のフランジ24にのみ影響するため、図2および図3の中心の孔38よりも、軸方向の長さが短くなっている。
さらに、この実施の形態では、表面60の外径は、図2および図3よりも大きくなっているため、ロータの外径が同じ場合、磁極部材20、22のフランジ24の高さを小さくすることができる。
なお、この実施の形態は、ロータの厚さをより正確に調整できる点に価値がある。
また、2つの磁極部材の距離を正確に決定することができ、磁極部材20、22が、コア36の半径方向の端面70、72と当接しているため、励磁コイル34の磨耗を防止することができる。
さらに、コア36の外周は、たとえば、円筒形、矩形、または多角形等、どのような形にもすることができる。
当然のことながら、図2〜図4では、磁極部材20、22は、溶接によりスリーブ58に固定される。図5は、同様に、磁極部材20、22は、圧接加工によりスリーブ58に固定することができる。
さらに、本発明は、上記のロータ12を製造する方法にも関するものである。
以下、説明を明確化するために、説明するステップと、ステップを構成する作業に符号が振られている。しかしながら、これらのステップや作業は、別途明記されている場合は除き、どのような順序で実施しても構わない。
本発明によると、図2および図3のロータを製造するに際し、各磁極部材20、22を取り付ける前に、中間スリーブ58を取り付ける、第1のステップE1を備えている。
スリーブ58を取り付けるステップE1では、力を加えて、シャフト14の1つまたは複数の駆動部57を、環114が当接するところまで、スリーブ58の固定用の孔59に嵌合する。
ここで、1つまたは複数の駆動部57上に設けられた凹凸部、ここではセレーションによって、中間スリーブ58に溝が形成されるよう、シャフト14は孔59の前側から嵌合する。
なお、図1の場合に比べ、嵌合に必要な力が少なくてすむため、スリップリング42を取り付けるために断面が細くなっている、シャフト14の後端部の形状を維持することができる。ある例示的な実施の形態によると、これらのリング42は、シャフト14の、直径が細くなった後端に嵌合される、集電装置に帰属する。このような集電装置は、たとえば、特許文献7で説明されており、参照可能である。
本発明の製造方法には、さらに、各磁極部材20、22と、シャフト14の回転軸の中心を合わせる第2のステップE2が含まれる。
ステップE2の第1の作業E21は、スリーブ58を取り付ける第1のステップE1の後に実施される。
第1の作業E21において、各磁極部材20、22を取り付ける前に、スリーブ58の表面60が形成される。表面60は、円筒状の表面60の中心が、シャフト14の回転軸と一致するよう、スリーブ58の外側の周囲の面を機械加工することによって得られる。
スリーブ58の固定孔59に、一様でない塑性変形が、シャフト14の、ここでは、刻み付けした凹凸を有する、1つまたは複数の駆動部57の周りで生じたことにより、スリーブ58の表面60の中心が、シャフト14の回転軸と一致しなかった場合に、この作業E21により、修正することができる。
シャフト14とスリーブ58の組み立てにより、さまざまな直径の磁極部材20、22を取り付けられるよう、スリーブ58の直径を標準化できる点にも価値がある。また、図2および図3のスリーブ58は、管から製造しているため、スリーブ58の長さも、用途に応じて簡単に調整できる。
中心を調整する第2のステップE2には、さらに、各磁極部材20、22の中心に設けられた孔38を機械加工する第2の作業E22と、回転電気機械を構成するロータ12と固定子16の間に、正確に隙間を設けるために、各磁極部材20、22の外側の筒状の表面、すなわち、歯40の外側の表面を機械加工する第3の作業E23が含まれる。
上記の2つの作業E22およびE23により、各磁極部材20、22をシャフト14に取り付ける前に、各磁極部材20、22の外側の表面32の中心を、中心に設けられた孔38に合わせるよう調整することができる。したがって、機械加工E22、E23は、コイル34を破損させる危険性を伴わずに実施することができる。さらに、機械加工に潤滑剤を使用することができるため、機械加工がより短時間で済み、コストも低く抑えることができる。
次に、第3のステップE3では、各磁極部材20、22の互いの軸方向の位置を合わせる。この第3のステップE3は、ここでは、対応するコアの片側36の、半径方向の内側の表面を機械加工する作業E31のみからなっている。
この作業E31を行うことで、磁極部材20、22の互いの軸方向の位置を合わせることが可能となる。
第4のステップE4で、コイル34をコア36に取り付け、第5のステップE5で、磁極部材20、22を取り付ける。
第5のステップE5では、コアの各片側36の半径方向の内側の表面62、64が当接するよう、スリーブ58の表面60を、磁極部材20、22の中心の孔38に嵌合する。半径方向の内側の表面62、64を介して、磁極部材20、22の間に確実に磁束路が形成されるよう、磁極部材20、22が互いに押圧される。
この第5のステップE5は、最初の4つのステップ、E1、E2、E3、E4を実施した後に実施する。
最後に、各磁極部材20、22を取り付けるステップE5の後に、最終的な、接続の第6のステップE6を実施する。このステップE6において、シャフト14の軸を中心に回転するよう、磁極部材20、22とスリーブ58とを互いに固定する。言い換えれば、たとえば、溶接または圧接する。
図3において点線で示される、第1の実施の形態のロータ12の第1の変形例によると、コア36は、磁極部材20、22とは独立した、単一の部分から構成されている。
スリーブ58は、半径方向に一方ではシャフト14と各磁極部材20、22との間に、他方ではシャフト14とコア36との間に配置されている。
コア36は、外側に、その軸方向の端を定義する2つの面を半径方向に有し、コア36のそれぞれの外側の面は、各磁極部材20、22のフランジ24の内側の面にそれぞれ押圧される。
この変形例では、半径方向に設けられた各フランジ24の内側の面が、コア36の半径方向の、対向する外側の面に、軸方向に当接することにより、各磁極部材20、22の軸方向の位置を一致させる。
これにしたがって、製造方法も変更される。
したがって、コイル34をコア36に簡単に嵌合した後、第5のステップE5は、さらに、コア36をシャフト14に取り付けているときに、スリーブ58をコア36に取り付けるステップE51と、各磁極部材20、22を取り付けるステップE52に分解される。
コア36を取り付けるステップE51は、スリーブ58を取り付ける第1のステップE1の後、そして各磁極部材20、22を取り付ける第5のステップE52の前に実施することが好ましい。
さらに、軸方向の位置を調整する第3のステップE3において、コアの片側36の内側の面62、64を機械加工する作業E31は、各フランジ24の内側の面を機械加工する作業で置き換えられる。
さらに、各磁極部材20、22の互いの位置を、正確に軸方向に揃えるために、位置を調整する第3のステップE3には、コア36の外側の半径方向の面を機械加工する第2の作業E32が含まれる。
次に、最初の5つのステップE1、E51、E2、E3、E4を実施した後、各磁極部材20、22を取り付けるステップE52を実施する。磁極部材20、22は、スリーブ58の周囲の表面60の端部の位置で、コア34のそれぞれの側に、軸方向に取り付けられる。スリーブ58の周囲の表面60の端部は、磁極部材20、22を受容するよう、円筒状の表面を有している
図5に示す、本発明の第2の実施の形態によると、シャフト14は、中心部がコア36により形成されるハブ158に直接取り付けられる。
ここで、ロータ12は、上述の通り、2つの中間スリーブ58を備える。この中間スリーブ58は、コア36の軸方向の両側に配置され、コア36と一体形成され、ここにシャフト14の1つまたは複数の駆動部57が嵌合される。
コア36の外側の直径は、各スリーブ58の表面60の外側の直径よりも大きい。したがって、コア36は、スリーブ58から半径方向に飛び出し、コア36の軸方向の端部を定義する2つの外側の半径方向の面70、72を有する。
各スリーブ58の表面60は、対応する磁極部材20、22の中心の孔138に嵌合されるため、それぞれ磁極部材20、22の前側と後ろ側の端部を定義する、磁極部材20、22のフランジ24の内側の半径方向の面74は、コア36に対向する、突出した外側の半径方向の面70、72に当接する。したがって、磁極部材20、22の互いの軸方向の位置が揃えられる。
言い換えると、コア36を構成するハブ158の軸方向の端部の、外側の円筒状の面上に、表面60を簡単に機械加工することができる。
図5に示す実施の形態によると、各磁極部材20、22は、対応する中間スリーブ58に、溶接69により、固定される。このために、各磁極部材20、22のフランジ24の外側の半径方向の面と、対応するスリーブ58の外側の半径方向の面に、それぞれ2つの面取り部76、78が設けられる。
図4に示す変形例によると、各磁極部材20、22とスリーブ58の間は、圧接により固定される。
本発明の第2の実施の形態に適応させるために、上記の製造方法は変更される。
すなわち、第5のステップE5は、さらに、コア36をシャフト14に取り付けると同時にスリーブ58をコア36に取り付けるステップE51と、各磁極部材20、22を取り付けるステップE52に分解される。
しかしながら、スリーブ58とコア36は、ハブ158という単一の部分を形成しているため、コアを取り付けるステップE51は、スリーブを取り付ける第1のステップE1と同時に実施される。
したがって、コアを取り付けるステップE51は、各磁極部材20、22を取り付ける第5のステップの前に実施される。
さらに、軸方向の位置を調整する第3のステップE3において、コア36の内側の面62、64を機械加工する作業E31は、ここでは、各フランジ24の内側の面を機械加工する作業で置き換えられる。
さらに、片方の磁極部材の軸方向の位置を、他の磁極部材の位置に正確にあわせることを可能にするために、位置調整の第3のステップE3には、コア36の半径方向の各外側の面を機械加工する第2の作業E32が含まれる。
コア36を機械加工する第2の作業E32は、コア36を取り付けるステップE52の後、実施するほうが有利である。これは、スリーブ58に力を加えて、コア36に取り付ける時に、コア36のそれぞれの面が変形する可能性があるためである。したがって、磁極部材20、22の軸方向の位置を正確に合わせるため、そして磁極部材20、22とコア36が最適な状態で接触するよう、コア36は、スリーブ58に取り付けた後、機械加工するのが好ましい。
次に、最初の5つのステップE1、E51、E2、E3、E4を行った後に、各磁極部材20、22を取り付けるステップE52を行う。コア36の両側の、磁極部材20、22を受容できるよう、表面が円筒状になっているスリーブ58の周辺の表面60の端部に、磁極部材20、22を軸方向に嵌合する。
図示されていないロータ12の変形例によると、コア36および2つのスリーブ58は、それぞれ独立した要素として構成される。したがって、シャフト14は、コア36に直接嵌合され、シャフト14の駆動部57を、コア36の軸方向の両側に位置するスリーブ58に、力を加えることによって嵌合する。
ある実施の形態によると、シャフト14は、スリーブ58に嵌合する2つの駆動部57の間に、平らな部分を有する。この平らな部分は、コア36の中心合わせをするための装置として機能し、シャフトの平らな部分の外側の表面は、コア36の内側の孔により定義される、コア36の内側の表面に緊密に当接する。
なお、駆動部57の軸方向の長さは、図2、図3、および図5の実施の形態よりも短くなっているため、これらの図にくらべ、スリーブ58の変形が小さく抑えられている。
この変形例を実施する方法は、第1の第2の変型版を実施する方法と類似している。しかしながら、ここでは、スリーブ58を取り付ける第1のステップE1を実施する前に、コア36を取り付けるステップE51を実施する。これは、コア36は、第1の実施の形態のようにスリーブ58に取り付けるのではなく、シャフト14に直接取り付けられるためである。
図6に示す第3の実施の形態では、中心シャフト14の2つの駆動部157、257の軸方向の長さは、上記の変形例および図2ならびに図3よりも短くなっており、ツメ型のロータ12のコアは、2つの部分36a、36bから構成される。
各コア部36a、36bにそれぞれ対応して、スリーブ258、358が設けられる。
スリーブ258、358の外側は平らで、中心シャフト14と一体化されている。したがって、スリーブ258、358は、シャフト14から突出した形になっており、駆動部157、257と同様に、それぞれ直径が異なっている。
各駆動部157、257は、それぞれスリーブ258、358の、軸方向の延長線上にある。
駆動部157は、環114に隣接して設けられている。
駆動部257の外側の直径は、スリーブ258の外側の直径とほぼ等しい。
スリーブ258の外側の直径は、駆動部157の外側の直径よりも小さい。
スリーブ358の外側の直径は、駆動部257の外側の直径よりも小さく、したがって、スリーブ258と駆動部157の直径よりも小さい。
したがって、シャフト14の直径は、階段状になっている。
コア部36a、36bの内側の孔も、直径が階段状になっている。
各コア部の内部には、それぞれ、シャフト14の駆動部157、257および対応する258、358と嵌合するよう、直径が異なる2つの部分を備えている。
図6に示すように、コア部36bの第1の部分は、第2の部分よりも、内径が小さい。この第1の部分の中心は、スリーブ358の外周の平らな部分と緊密に当接するよう設計されている、中心合わせ用の円筒状の孔とされている。スリーブ358は、これによって、コア部36bと磁極部材20の中心合わせをする。コア部36bの第2の部分の軸方向の長さは、第1の部分よりも短く、コア部36bよりも硬い駆動部257と嵌合するよう設計されている。これにより、力を加えてシャフト14を駆動部36bに挿入することで、駆動部257により、第2の部分に溝が形成され、シャフト14は、回転可能に磁極部材20に固定される。したがって、第2の部分の中心は、固定用の孔により定義される。
同様に、駆動部36aにも、それぞれ内径が異なる2つの部分が内側に存在する。これらの部分は、それぞれ第3の部分、第4の部分と呼ぶものとする。第3の部分は、第4の部分よりも、内径が小さい。第3の部分の中心は、スリーブ258の平らな外周面に緊密に当接するよう設計されている、中心合わせ用の円筒形の孔により定義される。なお、これによって、スリーブ258は、コア部36aと、磁極部材22の中心合わせをする。コア部36aの第4の部分の軸方向の長さは、第3の部分よりも短く、コア部36aよりも硬い駆動部157と嵌合するよう設計されている。これにより、力を加えてシャフト14を駆動部36aに挿入することで、駆動部157により、第4の部分に溝が形成され、シャフト14は、回転可能に磁極部材22に固定される。したがって、第4の部分の内部は、固定用の孔により定義される。
したがって、第1の部分の内径は、第2の部分より小さく、第3の部分にほぼ等しくなっている。また、第3の部分の内径は、第4の部分よりも小さい。
上記ならびに図6により、各中間スリーブ258、358の外周の表面は、中心シャフト14と同軸上に配置された円筒形をしており、それぞれ磁極部材20、22に対応し、対応する磁極部材20、22に設けられた、補完する円筒形の中心孔に嵌合する。これによって、各中間スリーブ258、358に対応する磁極部材20、22が、シャフト14と同軸上に配置される。
各中間スリーブ258、358は、半径方向にコア部36a、36bとシャフト14との間に配置されている。
図6において、第2の部分は、コア部36bの内側の端面62からはみ出しており、第4の部分は、コア部36aの外側の端面からはみ出している。
なお、シャフト14の前側の端部には、溝300が設けられている。
この溝300は、ある態様によると、連続的である。
磁極部材20の外側の面を圧接する作業において、磁極部材20を構成する材料が、この溝300に入り込み、磁極部材20、22は、最終的に、環114と、磁極部材20の材料301により固定されている。
したがって、スリーブ258および358、ならびに磁極部材20、22には、事前に機械加工が施される。
スリーブ258、358を取り付けるステップE1は、スリーブ258、358を備えた単体のシャフトを製造する過程で構成される。
なお、ステップE2の第1の作業E21は、単体のシャフト14が備えるスリーブ258、358の外周に機械加工を施す過程から構成されるため、中心を調整する第2のステップをより簡単に実施することができる。ステップE22、E23、E3、E4は、上記の通り実施される。
なお、特許文献1に説明されている通り、磁極部材の外周面に発生する渦電流を断絶するために、ステップE23で、ロータ12の外周の表面に、螺旋状の溝302が形成される。なお、他の実施の形態にも、このステップは適用することができる。
ステップE5は、コア部36a、36bの内側の面が互いに当接した状態で押圧され、確実に磁束路が形成されるよう、磁極部材20、22の中心の孔にスリーブ258、358を嵌合する過程から構成される。
スリーブ358と駆動部257は、問題なく磁極部材22の中心に設けられた円筒形の孔を通る上、力を加えて磁極部材20、22の第2および第4の部分に駆動部を嵌合する前に、スリーブ258と磁極部材22が同じ中心位置で当接しているため、このステップは容易に行うことができる。
その後、溝300の圧接が行われるが、環114が磁極部材22に当接するため、ステップE6も簡素化される。
説明の必要上、ここではロータ12は、オルタネータ内に配置されるものとした。しかしながら、ロータ12の用途は、これに限ったものではない。
従来の方法によって製造されたロータの場合、磁極部材をシャフトの駆動部に直接取り付けるのに、非常に大きな力が必要であった。その結果、2つの磁極部材の間の軸方向の距離の調整が不十分にしか行えず、隙間に大きな許容範囲を設けておく必要があった。
本発明によると、磁極部材20、22を対応する中間スリーブ58に取り付けるのに必要な力は、この許容範囲を実質的に小さくするのに十分な範囲で減少させることができる。
したがって、従来技術によるロータ12では、コイル34の軸方向のそれぞれの端と、各磁極部材20、22のフランジ24の間に、大きな空間を設けておく必要があった。本発明に係るロータ12においては、磁極部材20、22の互いの軸方向の位置を、より正確に調整することができる。したがって、2つの磁極部材20、22の間に、より長いコイル34を設けることができるため、オルタネータの能力を高めることができる。
本発明による、ロータ12の2つの磁極部材20、22の間の軸方向の距離の精度は、従来技術によるロータに比べて優れている。したがって、特に、図5に示す実施の形態の文脈において、コア36の外周と、磁極部材20、22のツメの間に設けられる空間に、最もよく適したコイル34を設けることができる。
さらに、固定子16本体の軸方向の長さを、2つの磁極部材20、22の間の、軸方向の距離にあわせて、より正確に調整することができる。
同様に、2つの磁極部材20、22の間の軸方向の距離をより正確に調整できるため、本発明に係るロータ12によれば、オルタネータを軸方向に大型化することなく、ロータ12の両端により強力なファンを配置することができる。これによって、図1における後ろ側のファン56は、変形例として、たとえば、引用特許文献8に説明されるような、2つのファンを重ねた換気装置にすることができる。2つのファンを重ね合わせたこの換気装置は、特に、この固定子コイル18が、上述の通り、デルタ結線され、それぞれ30°ずれており、それぞれブリッジ整流器に接続される、2つの三相巻線から構成される場合、固定子コイル18のコイル端部を適切に冷却することができる。この構成と、歯30の間に永久磁石を取り付けることを組み合わせることによって、対の数をロータの磁極の対の数以下にすることが可能な場合、用途に応じて、オルタネータの特性曲線(1分あたりのオルタネータ回転数による電流の強さ)を適切に調整することができる。
また、オルタネータを、軸方向に小型化できる点でも有利である。
さらに、コアの外径と、ロータの外径を、より正確に調整できる。
一般的にいって、オルタネータの能力を、より正確に調整でき、損失を低減させることができる。
本発明によれば、ロータ12のシャフト14を変更しないで使用できるため、標準的なシャフト14を使用することができる。
同様に、コア36も、大幅に変更されるわけではない。
当然のことながら、全ての組み合わせが可能である。したがって、図5では、ハブ158の内部の孔を図6のような構成とし、図6のシャフト14に嵌合する4つの部分を備えるようにすることも可能である。
溝300を材料でできた帯状の部分で区切り、環状の部分から構成するようにしてもよい。この場合、圧接加工後、これらの各部分には、磁極部材の材料が入り込み、図3および図4のように、回転可能なように固定される。
なお、環114は、なんらかの手段によってシャフトの移動が調整できれば、必ずしも設ける必要はない。
また、駆動部57、157、257は、たとえば、複数の突起部など、別の形状をしていてもかまわない。
図1は、従来技術によるロータを備えたオルタネータを示す、軸方向の断面図である。 図2は、本発明に係るロータを示す、軸方向の断面図である。 図3は、圧接により、ロータの磁極部材が中間的スリーブに固定された磁極部材を示す、図2と同じ視点による図である。 図4は、図2のロータの端部の側面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態を示す、軸方向の断面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態を示す、軸方向の断面図である。
符号の説明
10 カバー
12 ロータ
14 中心シャフト
16 固定子
18 固定子コイル
20、22 磁極部材
24 フランジ
26 ツメ
28 移行部
30 歯
32 外側の面
34 励磁コイル
38、138 孔
36、36a、36b コア
38、138 円筒状の孔
40 プーリ
42 スリップリング
44 ブラシ保持部
46、 48 軸受
50、52 玉軸受
54、 56 ファン
57、 157、 257 駆動部
58、258、358 中間スリーブ
59 孔
60 円筒状の表面
62、 64 内側の半径方向の面
66、76、78 面取り部
68 半径方向の端面
69 溶接
70、72 外側の半径方向の面
74 内側の半径方向の面
114 環
150 補強部
158 ハブ
300 溝
301 材料
302 螺旋状の溝
E1 スリーブを取り付けるステップを取り付けるステップ
E2 磁極部材とシャフトの中心を合わせるステップ
E21 スリーブを機械加工する第1の作業
E22 各磁極部材の孔を機械加工する第2の作業
E23 歯の外側の表面を機械加工する第3の作業
E3 磁極部材の互いの軸方向の位置を調整するステップ
E31 コアの片側の内側の面を機械加工する作業
E32 コアの半径方向の外面を機械加工する作業
E4 コイルを取り付けるステップ
E5、E52 磁極部材を取り付けるステップ
E51 スリーブをコアに取り付けるステップ

Claims (20)

  1. 中心シャフト(14)と、
    中心シャフト(14)と同軸上に配置されている環状のコア(36)と、
    コア(36)の周囲に半径方向に設けられているコイル(34)と、
    コア(36)およびコイル(34)の軸方向の両側に設けられている2つの磁極部材(20、22)とを備える電気機械用のロータ(12)において、
    中心シャフト(14)は、半径方向の断面の外縁部が平らでない、少なくとも1つの駆動部(57、157、257)を備え、駆動部(57、157、257)は、ロータ(12)の少なくとも1つの構成部品(58、36)の固定用の孔(59)に、軸方向に力を加えることによって嵌合され、これによって、少なくともロータ(12)の2つの磁極部材(20、22)が回転可能にシャフト(14)に固定され、
    さらに、半径方向に各磁極部材(20、22)と中心シャフト(14)との間に、中間スリーブ(58、258、358)を備え、磁極部材(20、22)は、中間スリーブ(58、258、358)に取り付けられ、中心シャフト(14)の駆動部(57)は、中間スリーブ(58)またはコア(36)に設けられた固定用の孔(59)に、軸方向に嵌合されていることを特徴とする電気機械用のロータ(12)。
  2. 中間スリーブ(58)は、中心シャフト(14)と同軸上に円筒状の表面(60)を有し、円筒状の表面(60)は、各磁極部材(20、22)に対応し、対応する各磁極部材(20、22)に設けられた補完的な円筒状の中心孔(38、138)に嵌合されることにより、磁極部材(20、22)の位置が、シャフト(14)と同軸上に合わせられていることを特徴とする、請求項1記載のロータ(12)。
  3. 中間スリーブ(58)は、半径方向にコア(36)と中心シャフト(14)との間に配置されていることを特徴とする、請求項2記載のロータ(12)。
  4. コア(36)は、少なくとも部分的に、磁極部材(20、22)の1つと一体に形成されていることを特徴とする、請求項3記載のロータ(12)。
  5. コア(36)は、軸方向に独立した、少なくとも2つの部分から構成され、コア(36)の各部分は、隣接する磁極部材(20、22)と一体に形成されているていことを特徴とする、請求項3記載のロータ(12)。
  6. コア(36)と磁極部材(20、22)とは、別体であることを特徴とする、請求項3記載のロータ(12)。
  7. 1つのスリーブ(58)を備えていることを特徴とする、請求項1記載のロータ(12)。
  8. 複数のスリーブ(58)を備えていることを特徴とする、請求項1記載のロータ(12)。
  9. 中心シャフト(14)は、直接コア(36)に嵌合されていることを特徴とする、請求項2記載のロータ(12)。
  10. 少なくとも2つのスリーブ(58)を備え、各スリーブ(58)は、1つの磁極部材(20、22)に対応し、コア(36)の軸方向の両側に配置されていることを特徴とする、請求項9記載のロータ(12)。
  11. スリーブ(58)は、コア(36)と一体に形成され、1つのハブ(158)を形成していることを特徴とする、請求項10記載のロータ(12)。
  12. 中心シャフト(14)に沿って、磁極部材(20、22)の互いの軸方向の位置を合わせるための手段(62、64、70、72、74)を備えていることを特徴とする、請求項1記載のロータ(12)。
  13. 各磁極部材(20、22)は、コア(36)の外側の半径方向の面(70、72)と軸方向に当接する、内側の半径方向の面(74)を備えていることを特徴とする、請求項12記載のロータ(12)。
  14. 中心シャフト(14)の軸を中心に回転するよう、磁極部材(20、22)を中間スリーブ(58)に接続する手段を備えていることを特徴とする、請求項1記載のロータ(12)。
  15. 磁極部材(20、22)と中間スリーブ(58)とは、溶接により互いに固定されていることを特徴とする、請求項14記載のロータ(12)。
  16. 磁極部材(20、22)と中間スリーブ(58)とは、圧接により互いに固定されていることを特徴とする、請求項14記載のロータ(12)。
  17. 中心シャフト(14)と、
    中心シャフト(14)と同軸上に配置される環状のコア(36)と、
    コア(36)の半径方向の周囲に設けられるコイル(34)と、
    コア(36)およびコイル(34)の軸方向の両側に設けられる2つの磁極部材(20、22)とを備える電気機械用のロータ(12)であって、
    シャフト(14)は、半径方向の断面の外縁部が平らでない、少なくとも1つの駆動部(57、157、257)を備え、駆動部(57、157、257)は、ロータ(12)の少なくとも1つの構成部品(58、36)の固定用の孔(59)に、軸方向に力を加えることによって嵌合され、これによって、少なくともロータ(12)の2つの磁極部材(20、22)が回転可能にシャフト(14)に固定され、
    さらに、半径方向に各磁極部材(20、22)と中心シャフト(14)との間に、中間スリーブ(58、258、358)を備え、磁極部材(20、22)は、中間スリーブ(58、258、358)に取り付けられ、シャフト(14)の駆動部(57)は、中間スリーブ(58)またはコア(36)に設けられた固定用の孔(59)に、軸方向に嵌合されることを特徴とする、電気機械用のロータ(12)を製造する方法であって、
    コア(36)を取り付けるステップ(E51)と、
    コイル(34)を取り付けるステップ(E4)と、
    各磁極部材(20、22)を取り付けるステップ(E5、E52)と、
    各磁極部材(20、22)の中心が、中心シャフト(14)の中心と合うように調整するステップ(E2)と、
    磁極部材(20、22)の互いの軸方向の位置を調整するステップ(E3)から構成され、
    さらに、中間スリーブ(58)に対応する1つまたは複数の磁極部材(20、22)を取り付けるステップ(E5、E52)の前に、中間スリーブ(58)を取り付けるステップ(E1)を含むことを特徴とする、ロータ(12)を製造する方法。
  18. 取付けのステップ(E5、E52)は、駆動部(57)を、中間スリーブ(58)の孔(59)に軸方向に力を加えて嵌合することを特徴とする、請求項17記載の方法。
  19. 中心を調整するステップ(E2)は、各磁極部材(20、22)と嵌合可能な、1つまたは複数の円筒状の表面(60)を形成するために、スリーブ(58)を機械加工する第1の作業(E21)を含むことを特徴とする、請求項18記載の方法。
  20. スリーブ(58)を機械加工する作業(E21)は、スリーブ(58)を取り付けるステップ(E1)の後に実施されることを特徴とする、請求項19記載の方法。
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